JP2005292396A - 投射レンズユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】熱膨張、収縮による変化に対して確実にシールし、塵埃等の侵入防いで映像品位の劣化を防止する。
【解決手段】筒体部内に1又は複数枚のレンズ11が取り付けられて、光源側の画像等をスクリーン面上へ拡大投影する投射レンズユニットである。光源の熱による温度の変化に伴って筒体部が膨張収縮する際に変化する隙間を、その変化を許容して密封するOリング17を備えた。筒体部が、レンズ11を支持する内鏡筒12と、内鏡筒12を摺動可能に支持する外鏡筒13とからなると共に、外鏡筒13を光源側に連結するカプラユニット4を備え、Oリング17が、内鏡筒12および外鏡筒13の隙間と、外鏡筒13およびカプラユニット4の隙間とに設けられ、各隙間が温度の変化に伴って変化するのを許容して筒体部内を密封する。
【選択図】 図1
【解決手段】筒体部内に1又は複数枚のレンズ11が取り付けられて、光源側の画像等をスクリーン面上へ拡大投影する投射レンズユニットである。光源の熱による温度の変化に伴って筒体部が膨張収縮する際に変化する隙間を、その変化を許容して密封するOリング17を備えた。筒体部が、レンズ11を支持する内鏡筒12と、内鏡筒12を摺動可能に支持する外鏡筒13とからなると共に、外鏡筒13を光源側に連結するカプラユニット4を備え、Oリング17が、内鏡筒12および外鏡筒13の隙間と、外鏡筒13およびカプラユニット4の隙間とに設けられ、各隙間が温度の変化に伴って変化するのを許容して筒体部内を密封する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、背面投射型映像表示装置に用いて好適な投射レンズユニットに関し、特に光源の発する熱による膨張収縮に伴う塵埃等の侵入を解消した投射レンズユニットに関するものである。
近年、プロジェクションディスプレイにおいては、高輝度化及び高コントラスト化が要求されている。たとえばハイビジョン(HDTV)画像のような画像の高精細化に伴い、家庭用に設置される、いわゆるリアプロジェクションTVにおいては、高輝度の映像を出すために、光源の発熱量が増大する。たとえば、CRT投射管の蛍光管面の温度は、光源の発熱量の増大化に伴って90℃程度まで温度が上昇することがあるが、この場合、電源をOFFにすると常温に戻るため、約70℃の温度変化があり得る。
このように、大きな温度変化があると、各部品が熱膨張及び収縮を起こし、鏡筒内部と外部において空気の流動が発生する。この空気流動と共に塵埃等の流動が起きる。そして、長期間使用されると、何度も熱膨張及び収縮を繰り返して、各部品間に存在する隙間が広がったり狭まったりを繰り返して、内外側間で空気が流動することになる。
ところが、長期間使用されて、何度も熱膨張及び収縮を繰り返し、各部品間に存在する隙間が広がったり狭まったりして空気が流動すると、家庭内の塵埃等が鏡筒の隙間等から内部に侵入することがある。仮に、塵埃等が侵入すると、その塵埃等がレンズ表面に付着し、映像に悪影響をもたらしてしまう。たとえば、コントラストを著しく低下させたり、明るさ(輝度)を低下させたりして、映像品位を劣化させてしまう。
この場合、外側に面するレンズはクリーニングが容易なため問題ないが、内部に面するレンズ面は、クリーニングが容易でないため問題となる。
また、反射型の映像表示デバイスであるDMD(Digital Micromirror Device)を用いたリアプロジェクションTVや液晶の応用である透過型LCD及び反射型のLCOS(Liquid Crystal on Silicon)を用いたリアプロジェクションTVにおいても、光学エンジン内部は約60℃になる。このため、上述の場合と同様に、熱膨張収縮によって塵埃等が内部に侵入し、画像品位の低下を招いてしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、熱膨張収縮による塵埃等の侵入を防止できる投射レンズユニットを提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために第1の発明に係る投射レンズユニットは、筒体部内に1又は複数枚のレンズが取り付けられて、光源側の画像等をスクリーン面上へ拡大投影する投射レンズユニットにおいて、上記光源の熱による温度の変化に伴って上記筒体部が膨張収縮する際に変化する隙間を、その変化を許容して密封するシール部材を備えたことを特徴とする。
上記構成により、光源の熱によって筒体部が膨張収縮して隙間が広がったり狭まったりした場合は、シール部材がその変化を許容して隙間を密封する。
第2の発明に係る投射レンズユニットは、上記筒体部が、上記レンズを支持する内鏡筒と、当該内鏡筒を摺動可能に支持する外鏡筒とからなると共に、当該外鏡筒を上記光源側に連結するカプラユニットを備え、上記シール部材が、上記内鏡筒および外鏡筒の隙間と、上記外鏡筒および上記カプラユニットの隙間とに設けられ、各隙間が温度の変化に伴って変化するのを許容して上記筒体部内を密封することを特徴とする。
上記構成により、上記内鏡筒および外鏡筒の隙間に上記記シール部材を設けることにより、熱膨張収縮によりこれら内鏡筒と外鏡筒の隙間が広がったり狭まったりしても、上記シール部材が上記隙間を常に密封して、塵埃等の侵入を防止する。
第3の発明に係る投射レンズユニットは、光源側の画像等をスクリーン面上へ拡大投影する投射レンズユニットにおいて、上記光源側に取り付けられ内蔵された反射ミラーによって光路を折り曲げる光路折り曲げユニットと、当該光路折り曲げユニットに一体的に取り付けられた前群鏡筒とを備え、上記光路折り曲げユニットの反射ミラー装着部と、上記光路折り曲げユニット及び前群鏡筒の嵌合部とに、上記温度変化に伴う隙間の変化を許容して密封するシール部材を備えたことを特徴とする。
上記構成により、上記光路折り曲げユニットの反射ミラー装着部にシール部材を設けることにより、この部分で熱膨張収縮により隙間が広がったり狭まったりしても、上記シール部材が上記隙間を常に密封して、塵埃等の侵入を防止する。上記光路折り曲げユニット及び前群鏡筒の嵌合部も同様に、シール部材を設けることにより、この部分で熱膨張収縮により隙間が広がったり狭まったりしても、上記シール部材が上記隙間を常に密封して、塵埃等の侵入を防止する。
以上のように、上記シール部材が隙間を密封して、塵埃等の侵入を防止するため、長期間に亘って高輝度、高コントラストな高精細の画像を提供することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る投射レンズユニットの実施形態を図面を参照しながら詳述する。
以下、本発明の第1実施形態に係る投射レンズユニットの実施形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は投射レンズユニットを示す側面断面図、図2は投射レンズユニットをレンズ側から示す分解斜視図、図3は投射レンズユニットをCRT投射管側から示す分解斜視図である。
プロジェクター等の場合は、CRT投射管1側で作成された画像が投射レンズユニット2で拡大され、スクリーン(図示せず)に投影される。
CRT投射管1は作成された画像を投射するための装置である。CRT投射管1の前面(図1中の左側面)は平坦面状に形成され、この前面に後述するカプラユニット4が取り付けられる。
投射レンズユニット2は、CRT投射管1側で作成された画像をスクリーンに焦点を合わせて投影するための部材である。この投射レンズユニット2は、カプラユニット4と、レンズユニット本体5とから構成されている。
カプラユニット4は、レンズユニット本体5をCRT投射管1に固定するための部材である。このカプラユニット4は、外枠部6と、像面湾曲補正ユニット7とから構成されている。外枠部6は、肉厚の四角板状に形成され、その一端部(図1中の右側)がCRT投射管1の前面に当接されている。
像面湾曲補正ユニット7は、凹エレメント8及び冷却液を備えて構成されている。この凹エレメント8の周縁部には、CRT投射管1からの映像光(CRT投射管1の逆R面に映し出される映像の光)のみを通してその外側の不要光を除去するための遮光板9が取り付けられている。
レンズユニット本体5は、CRT投射管1からの光を直接に制御してCRT投射管1側で作成された画像をスクリーンに投影させるための部材である。このレンズユニット本体5は、レンズ11と、内鏡筒12と、外鏡筒13とから構成されている。
レンズ11は、設計に応じて凹レンズ又は凸レンズが、単体で又は複数枚組み合わされて構成されている。ここでは、内側レンズ11A、中間レンズ11B及び外側レンズ11Cの3枚のレンズを組み合わせて構成されている。
内鏡筒12は、各レンズ11を設計位置に合わせて正確に支持するための部材である。内鏡筒12の内側面にはレンズ支持部14が設定間隔毎に設けられ、各レンズ11を設定位置で正確に支持している。内鏡筒12の外周には、外鏡筒13に支持された状態で外鏡筒13から出没する際に摺接する摺接部15が設けられている。内鏡筒12は、摺接部15で外鏡筒13に支持されている。摺接部15は、内鏡筒12の先端側に設けられた先端側摺接部15Aと、内鏡筒12の基端側に設けられた基端側摺接部15Bとから構成されている。基端側摺接部15Bは、外鏡筒13の内側面との摺接面の中央部にリング溝16が設けられている。このリング溝16内にはOリング17が設けられている。このOリング17は、光源の熱による温度の変化に伴って内鏡筒12と外鏡筒13とがそれぞれ熱膨張収縮する際にこれらの間に生じる隙間の変化を許容して密封するためのシール部材である。Oリング17は、リング溝16に嵌合された状態で、外鏡筒13の当接面に弾性的に当接して、内鏡筒12と外鏡筒13との隙間をシールする。Oリング17は、温度依存性の低い材料で構成されている。具体的には、常温から90℃程度の高温までの間で、その弾力性を一定に保つことができる合成樹脂材で構成されている。この合成樹脂材としては、例えば柔らかいシリコン系ゴムを用いる。これにより、光源の熱によって内鏡筒12と外鏡筒13とが熱膨張、収縮をして隙間が広がったり狭まったりした場合は、Oリング17が弾性変形してその隙間の変化に追従して隙間を密封するようになっている。
内鏡筒12は、フォーカスロックネジ18で外鏡筒13に固定されている。このフォーカスロックネジ18を外すだけで、内鏡筒12を外鏡筒13から取り外して、別の設計の内鏡筒12に取り替えることができるようになっている。また、同一の外鏡筒13に種々の内鏡筒12を付け替えることで、CRT投射管1に種々の設計のレンズユニット本体5を取り付けることができる。さらに、内鏡筒12の外周には、フォーカスロックネジ18がねじ込まれるナット部19が、外鏡筒13の内周面に接触する位置まで延出して設けられている。内鏡筒12は外鏡筒13にのみ支持され、カプラユニット4には接触していない。
外鏡筒13は、カプラユニット4に固定された状態で内鏡筒12を収納して摺動可能に支持するための部材である。外鏡筒13の内周面には内鏡筒12の摺接部15と摺接する内鏡筒支持部21が設けられている。これにより、外鏡筒13は、内鏡筒12を支持して、その出没動を許容している。外鏡筒13は、脚部22を介してカプラユニット4に固定されている。
外鏡筒13の基端部(カプラユニット4側端部)には、Oリング24が設けられている。外鏡筒13の基端面には、リング溝25が設けられ、このリング溝25にOリング24が取り付けられている。このOリング24は、リング溝25に嵌合された状態で、カプラユニット4の当接面に弾性的に当接して、外鏡筒13とカプラユニット4との隙間をシールする。Oリング24は、温度依存性の低い材料で構成されている。具体的には、常温から90℃程度の高温までの間で、その弾力性を一定に保つことができる合成樹脂材で構成されている。これにより、光源の熱によって外鏡筒13とカプラユニット4とが熱膨張、収縮をして隙間が広がったり狭まったりした場合は、Oリング24が弾性変形してその隙間の変化に追従して隙間を密封するようになっている。
[動作]
以上の構成の投射レンズユニット2では、Oリング17,24が次のように作用する。
以上の構成の投射レンズユニット2では、Oリング17,24が次のように作用する。
電源入力によってCRT投射管1側で作成された映像光が投射レンズユニット2を通ってスクリーンに投影される。このとき、電源入力によりCRT投射管面が発熱し、次第に周囲を加熱していく。これにより、内鏡筒12と、外鏡筒13と、カプラユニット4とがそれぞれ加熱されて、それぞれの形状等に応じて熱膨張する。また、電源をオフすれば、放熱して常温まで冷やされて収縮する。これにより、内鏡筒12と外鏡筒13との間及び、外鏡筒13とカプラユニット4との間がそれぞれずれて、隙間が広がったり狭まったりする。
これに対して、温度依存性が低く、弾力性が高いOリング17,24が、熱膨張、収縮による変化に追従する。これにより、Oリング17,24が、内鏡筒12と外鏡筒13との間、外鏡筒13とカプラユニット4との間をそれぞれシールして、内鏡筒12内に塵埃等が侵入するのを防止する。
[効果]
以上のように、Oリング17,24が、熱膨張、収縮による変化に追従して、内鏡筒12と外鏡筒13との間、外鏡筒13とカプラユニット4との間をそれぞれシールして、内鏡筒12内に塵埃等が侵入するのを防止するため、内鏡筒12内の各レンズ11の表面に塵埃等が付着することがなくなり、映像品位の劣化を防止することができる。
以上のように、Oリング17,24が、熱膨張、収縮による変化に追従して、内鏡筒12と外鏡筒13との間、外鏡筒13とカプラユニット4との間をそれぞれシールして、内鏡筒12内に塵埃等が侵入するのを防止するため、内鏡筒12内の各レンズ11の表面に塵埃等が付着することがなくなり、映像品位の劣化を防止することができる。
この結果、長期間の使用によっても映像品位を高く維持することができ、投射レンズユニット2に対する信頼性をより一層向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、光路を折り曲げる光路折り曲げユニットを備えたものである。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、光路を折り曲げる光路折り曲げユニットを備えたものである。
本実施形態に係る投射レンズユニットは、光路折り曲げユニット31と、前群鏡筒32とを備えて構成されている。
光路折り曲げユニット31は、後群鏡筒33と、前群鏡筒側筒体部34と、反射ミラー装着部35とから構成されている。後群鏡筒33は、映像表示デバイス(マイクロディスプレイ等)が組み込まれた光源側のユニットが取り付けられる部分である。この後群鏡筒33と前群鏡筒側筒体部34とは、設定された角度(例えば66度)に配設されている。
前群鏡筒側筒体部34は、前群鏡筒32が取り付けられる部分である。前群鏡筒側筒体部34は、円筒状に構成され、前群鏡筒32側端部には、フランジ部36と、リング溝37とが設けられている。
フランジ部36は、前群鏡筒32を固定するための部材である。このフランジ部36は、全体形状が四角形になるように構成され、その4つの角部に、位置決め用突起36Aと固定穴36Bとがそれぞれ設けられている。リング溝37は、Oリング39を嵌合するための溝である。リング溝37は、前群鏡筒側筒体部34の前群鏡筒32側端部にその全周に亘って環状に形成されている。
Oリング39は、光源の熱による温度の変化に伴って光路折り曲げユニット31と前群鏡筒32とがそれぞれ熱膨張収縮する際にこれらの間に生じる隙間の変化を許容して密封するためのシール部材である。Oリング39は、リング溝37に嵌合された状態で、前群鏡筒32の当接面に弾性的に当接して、光路折り曲げユニット31と前群鏡筒32との隙間をシールする。Oリング39は、上記第1実施形態のOリング17,24と同様に、温度依存性の低い材料で構成されている。具体的には、常温から90℃程度の高温までの間で、その弾力性を一定に保つことができる合成樹脂材で構成されている。これにより、光源の熱によって光路折り曲げユニット31と前群鏡筒32とが熱膨張、収縮をして隙間が広がったり狭まったりした場合は、Oリング39が弾性変形してその隙間の変化に追従して隙間を密封するようになっている。
前群鏡筒32には、光路折り曲げユニット31側のフランジ部36に対向する位置に、フランジ部41が設けられている。フランジ部41は、フランジ部36と整合させて四角形状に形成され、各角部に嵌合穴41A、41Bが設けられている。各嵌合穴41A、41Bは、フランジ部36の位置決め用突起36Aと、ネジ42とが嵌合するための穴である。これら位置決め用突起36Aとネジ42がそれぞれ嵌合することで、光路折り曲げユニット31と前群鏡筒32とが互いに整合した状態で固定される。
反射ミラー装着部35は、光路を折り曲げるミラー46を装着するための部分である。反射ミラー装着部35には、四角形の開口45が設けられ、この開口45にミラー46が取り付けられる。開口45の周縁部には、四角環状のリング溝47が設けられ、四角環状のOリング49が取り付けられている。このOリング49は、上記Oリング39と同様に、温度依存性の低く、弾力性の高い材料で構成されている。
ミラー46及びOリング49は、板バネ48とミラーカバー50とで固定されている。板バネ48は、ミラー46を面変形しないように弾性支持するための部材である。板バネ48は、平板状の基板の4カ所に、バネ部を切り欠いて形成されている。この板バネ48はその4カ所のバネ部がミラー46に弾性的に当接して支持する。ミラーカバー50は、板バネ48及びOリング49を覆ってOリング49の外側でネジ51によって開口45に固定される。
上記構成により、光源の熱によって光路折り曲げユニット31、前群鏡筒32、ミラーカバー50がそれぞれ熱膨張、収縮すると、それらの間の隙間が広がったり狭まったりするが、Oリング39及びOリング49は、上記第1実施形態と同様に、上記隙間を常に密封して、塵埃等の侵入を防止する。この結果、長期間に亘って高精細の画像を提供することができ、信頼性が向上する。
[変形例]
上記各実施形態で投射レンズユニットの一例を示したが、本発明はこれらの実施形態の例に限るものではなく、塵埃等の侵入を防ぐ必要のある投射レンズユニットすべてに本願発明を適用でき、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
上記各実施形態で投射レンズユニットの一例を示したが、本発明はこれらの実施形態の例に限るものではなく、塵埃等の侵入を防ぐ必要のある投射レンズユニットすべてに本願発明を適用でき、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
1:CRT投射管、2:投射レンズユニット、4:カプラユニット、5:レンズユニット本体、6:外枠部、7:像面湾曲補正ユニット、8:凹エレメント、9:遮光板、11:レンズ、12:内鏡筒、13:外鏡筒、14:レンズ支持部、15:摺接部、16:リング溝、17:Oリング、18:フォーカスロックネジ、19:ナット部、21:内鏡筒支持部、22:脚部、24:Oリング、25:リング溝、31:光路折り曲げユニット、32:前群鏡筒、33:後群鏡筒、34:前群鏡筒側筒体部、35:反射ミラー装着部、36:フランジ部、36A:位置決め用突起、36B:固定穴、37:リング溝、39:Oリング、41:フランジ部、41A、41B:嵌合穴、42:ネジ、45:開口、46:ミラー、47:リング溝、48:板バネ、49:Oリング、50:ミラーカバー、51:ネジ。
Claims (3)
- 筒体部内に1又は複数枚のレンズが取り付けられて、光源側の画像等をスクリーン面上へ拡大投影する投射レンズユニットにおいて、
上記光源の熱による温度の変化に伴って上記筒体部が膨張収縮する際に変化する隙間を、その変化を許容して密封するシール部材を備えたことを特徴とする投射レンズユニット。 - 請求項1に記載の投射レンズユニットにおいて、
上記筒体部が、上記レンズを支持する内鏡筒と、当該内鏡筒を摺動可能に支持する外鏡筒とからなると共に、当該外鏡筒を上記光源側に連結するカプラユニットを備え、
上記シール部材が、上記内鏡筒および外鏡筒の隙間と、上記外鏡筒および上記カプラユニットの隙間とに設けられ、各隙間が温度の変化に伴って変化するのを許容して上記筒体部内を密封することを特徴とする投射レンズユニット。 - 光源側の画像等をスクリーン面上へ拡大投影する投射レンズユニットにおいて、
上記光源側に取り付けられ内蔵された反射ミラーによって光路を折り曲げる光路折り曲げユニットと、当該光路折り曲げユニットに一体的に取り付けられた前群鏡筒とを備え、
上記光路折り曲げユニットの反射ミラー装着部と、上記光路折り曲げユニット及び前群鏡筒の嵌合部とに、上記温度変化に伴う隙間の変化を許容して密封するシール部材を備えたことを特徴とする投射レンズユニット。
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