JP2005291371A - 自動変速機のインヒビタスイッチ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 位置センサの体格小型化、配設自由度向上及び検出不良防止と、スプールのこじり変形防止とを実現する自動変速機のインヒビタスイッチ構造の提供。
【解決手段】 レンジセレクタのセレクト位置に対応した位置へ回動する回動部材10、回動部材10に固設され、回動部材10の回動中心Oに対する偏心距離が第一距離の第一駆動部材50、第一駆動部材50が係合し回動部材10の回動位置に対応した位置へ駆動されるスプール41を有し、スプール41の移動位置に従って自動変速機のレンジを切り換えるマニュアルバルブ30、回動部材10に固設され、回動部材10の回動中心Oに対する偏心距離が第一距離より短い第二距離の第二駆動部材90、第二駆動部材90が係合し回動部材10の回動位置に対応した位置へ駆動される可動部材71を有し、可動部材71の移動位置に基づきセレクト位置を検出する位置センサ60を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動変速機のインヒビタスイッチ構造に関する。
従来、セレクトレバー等のレンジセレクタのセレクト位置に応じてマニュアルバルブが作動することでレンジが切り換わる自動変速機において、レンジセレクタのセレクト位置を検出するためのインヒビタスイッチ構造が提案されている(特許文献1,2参照)。
特許文献1のインヒビタスイッチ構造では、セレクトレバーのセレクト位置に対応した位置へ回動するプレートに固定の円形部をマニュアルバルブのスプールに固定のホルダに係合させ、当該ホルダに位置センサの可動ピンを係合させている。これにより、プレートの回動位置に対応した位置へスプールが駆動されて自動変速機のレンジが切り換わると共に、プレートの回動位置に対応した位置へ可動ピンが駆動されてセレクトレバーのセレクト位置が位置センサにより検出される。
特許文献2のインヒビタスイッチ構造では、マニュアルバルブのスプールに固定のバルブピンをセレクトレバーのセレクト位置に対応した位置へ回動するプレートに係合させ、当該プレートの伝導領域に位置センサの接触部を摺接させている。これにより、プレートの回動位置に対応した位置へスプールが駆動されて自動変速機のレンジが切り換わると共に、伝導領域に対する接触部の摺接位置がプレートの回動位置に対応した位置へ移動してセレクトレバーのセレクト位置が位置センサにより検出される。
米国特許第6098482号明細書 米国特許第5325083号明細書
特許文献1のインヒビタスイッチ構造では、スプールに固定のホルダに対し円形部と可動ピンとを係合させているため、それら円形部及び可動ピンからホルダが受ける力によってスプールがこじり変形し易い。また、円形部と可動ピンとを同じホルダに係合させているため、プレートの単位回動角度当たりの移動量が円形部と可動ピンとで等しくなっている。レンジを確実に切り換えるには、スプールを駆動する円形部の移動量をある程度大きく設定する必要があるため、単位角度当たりの移動量が円形部と等しくなる可動ピンの移動方向において位置センサの体格が増大してしまう。さらに、スプールの端部に固定のホルダに可動ピンを係合させているため、位置センサの配設位置が制限されている。またさらに、ホルダのU字状溝に円形部を、またホルダの長孔に可動ピンをそれぞれ挿入して係合させるようにしているため、U字状溝と円形部との間並びに長孔と可動ピンとの間にそれぞれクリアランスが形成される。そのため、所定レンジの実現状態から当該レンジの実現前とは逆の方向へプレートが回動するときには、まず円形部がU字状溝との間のクリアランス分移動してU字状溝に係合し、続いてスプールと共にホルダが長孔と可動ピンとの間のクリアランス分移動して可動ピンに係合した後、可動ピンが移動を開始する。したがって、マニュアルバルブによるレンジの切換開始時と、位置センサにより検出されるセレクト位置の切換開始時との間に大きなずれが生じてしまう。
特許文献2のインヒビタスイッチ構造では、回動するプレートの伝導領域が位置センサの接触部から離間し易いため、伝導領域と接触部との間の電気的接触不良ひいては位置センサによる検出不良が生じ易い。また、プレートのカム溝にバルブピンを挿入して係合させるようにしているため、カム溝とバルブピンとの間にクリアランスが形成される。そのため、所定レンジの実現状態から当該レンジの実現前とは逆の方向へプレートが回動するときには、プレートがカム溝とバルブピンとの間のクリアランス分回動してバルブピンに係合した後、バルブピンが移動を開始する。したがって、マニュアルバルブによるレンジの切換開始時と、位置センサにより検出されるセレクト位置の切換開始時との間に大きなずれが生じてしまう。
本発明の目的は、上述した問題を解決する自動変速機のインヒビタスイッチ構造を提供することにある。
請求項1に記載の発明によると、レンジセレクタのセレクト位置に対応した位置へ回動する回動部材には、マニュアルバルブのスプールを駆動する第一駆動部材と、位置センサの可動部材を駆動する第二駆動部材とが固設される。ここで、回動部材の回動中心に対する第一駆動部材の偏心距離は第一距離であり、回動部材の回動中心に対する第二駆動部材の偏心距離は第一距離より短い第二距離である。そのため、回動部材の単位回動角度当たりの移動量については、第二駆動部材の方が第一駆動部材より小さくなる。したがって、レンジを確実に切り換えるべく第一駆動部材の移動量をある程度大きく設定しても、第二駆動部材の移動量を小さく抑えることができるので、第二駆動部材が係合する可動部材の移動方向において位置センサの体格が小さくなる。
また、請求項1に記載の発明によると、第二距離が上述の条件を満たす限りにおいて第二駆動部材を回動部材の様々な箇所に固設することができるので、可動部材に第二駆動部材が係合する位置センサの配設自由度が高くなる。
さらに、請求項1に記載の発明によると、回動部材に固設された第二駆動部材が位置センサの可動部材に係合するので、可動部材の駆動を目的として当該可動部材をマニュアルバルブのスプールに係合させる必要はない。これによりスプールは、それに係合する第一駆動部材からは直に力を受けるが、可動部材からは直に力を受けなくなるので、こじり変形を防止され得る。
またさらに、請求項1に記載の発明によると、回動部材に固設された第二駆動部材が位置センサの可動部材に機械的に係合するので、可動部材からの第二駆動部材の離脱を防止し易い。したがって、可動部材の移動位置に基づいてレンジセレクタのセレクト位置を検出する位置センサでは、検出不良が生じ難くなる。
請求項2に記載の発明によると、マニュアルバルブのスプールにおいて第一駆動部材が挿入される第一挿入孔と第一駆動部材との間には、スプールの移動方向における最大寸法が第一寸法となるクリアランス(以下、第一クリアランスという)が形成される。また、位置センサの可動部材において第二駆動部材が挿入される第二挿入孔と第二駆動部材との間には、可動部材の移動方向における最大寸法が第二寸法となるクリアランス(以下、第二クリアランスという)が形成される。ここで、第一寸法及び第二寸法をそれぞれδ,δとし、上述した第一距離及び第二距離をそれぞれr,rとしたとき、δ/r=δ/rが成立する。このような発明において、所定レンジの実現状態から当該レンジの実現前とは逆の方向へ回動部材が回動するときには、第一駆動部材が第一クリアランスの最大寸法分移動する間に、第二駆動部材が第二クリアランスの最大寸法分移動する。したがって、第一駆動部材と第二駆動部材とがそれぞれ対応する第一挿入孔と第二挿入孔とにほぼ同時に係合した後、スプールと可動部材とがほぼ同時に移動を開始する。したがって、マニュアルバルブによるレンジの切換開始時と、位置センサにより検出されるセレクト位置の切換開始時との間にずれが生じ難い。
請求項3に記載の発明によると、第二駆動部材は、回動部材の回動中心と第一駆動部材との間に配設されるので、インヒビタスイッチ構造の体格を回動部材の径方向において小さくすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態による自動変速機のインヒビタスイッチ構造2を図1,2に示す。本実施形態のインヒビタスイッチ構造2が適用される自動変速機は、油圧回路から印加される油圧に従って係合又は解放される複数の摩擦要素を備え、各摩擦要素の係合及び解放の組み合わせに従ってレンジが切り換わるものである。ここで自動変速機のレンジとしては、駐車(P)レンジ、後進(R)レンジ、中立(N)レンジ及び前進(D)レンジが用意されている。そして、このような自動変速機に適用されるインヒビタスイッチ構造2は、ディテントプレート10、ディテントスプリング20、マニュアルバルブ30、バルブ側駆動ピン50、位置センサ60及びセンサ側駆動ピン90を備えている。
平板状のディテントプレート10において板面10a,10bに垂直な回動軸11は自動変速機のケースに軸支されており、ディテントプレート10は回動軸11の中心である回動中心O周りに回動可能となっている。即ち本実施形態では、ディテントプレート10が「回動部材」に相当している。尚、以下の説明では、ディテントプレート10の回動方向のうち、図1,3〜5の時計方向を正転方向X、また図1,3〜5の反時計方向を逆転方向Yというものとする。図6に示すように回動軸11は、リンク機構14を介して「レンジセレクタ」としてのセレクトレバー16に接続されている。セレクトレバー16には、P,R,N,Dの四つのセレクト位置が用意されており、ディテントプレート10はセレクトレバー16のセレクト位置に対応した位置へ回動する。
具体的にディテントプレート10は、セレクトレバー16がセレクト位置Pへ操作されるとき図3に示す位置Pへと回動し、セレクトレバー16がセレクト位置Rへ操作されるとき図1に示す位置Rへと回動する。また、ディテントプレート10は、セレクトレバー16がセレクト位置Nへ操作されるとき図4に示す位置Nへと回動し、セレクトレバー16がセレクト位置Dへ操作されるとき図5に示す位置Dへと回動する。尚、本実施形態では、ディテントプレート10が正転方向Xへ回動するに従って各位置P,R,N,Dがこの順で現れるようになっている。
図1に示すようにディテントプレート10の外周縁には、四つの溝部18が形成されている。
一端部20aを自動変速機のケースに取り付けられているディテントスプリング20の他端部20bは、ディテントプレート10の回動位置に応じていずれかの溝部18に嵌合する(図1,3〜5を参照)。この嵌合作用によりディテントプレート10は、セレクトレバー16が操作されないときに確実に回動停止して、所望の回動位置に定位する。
マニュアルバルブ30は、バルブボディ31及びスプール41を有している。バルブボディ31は筒状に形成され、自動変速機のケースに取り付けられている。バルブボディ31には、軸方向の一端部31a側から他端部31b側へ向かって順にDレンジ圧ポート32、ライン圧ポート33、Rレンジ圧ポート34、ドレン圧ポート35が形成されている。ライン圧ポート33は、ライン圧を生成する油圧ポンプ等のライン圧生成手段に接続されており、当該ライン圧生成手段からライン圧を供給される。Dレンジ圧ポート32は、自動変速機においてDレンジで係合する摩擦要素へ油圧を印加する油圧回路と接続されており、当該油圧回路へ油圧を供給する。Rレンジ圧ポート34は、自動変速機においてRレンジで係合する摩擦要素へ油圧を印加する油圧回路と接続されており、当該油圧回路へ油圧を供給する。ドレン圧ポート35は、大気中に開放されているドレンに接続されており、当該ドレンへ作動油を排出する。本実施形態では、バルブボディ31の端部31aもドレンと接続されており、当該端部31aからドレンへ作動油を排出することができる。
スプール41は、バルブボディ31の内周側に収容されてバルブボディ31に支持されており、軸方向へ往復移動可能となっている。尚、以下の説明では、スプール41の往復移動方向のうち、図1〜5,7の右方向を正方向S、また図1〜5,7の左方向を逆方向Tというものとする。スプール41において、軸方向の一端部41aには第一ランド42が形成されており、当該端部41aより他端部41b側において第二ランド43が形成されている。スプール41の移動位置に従って各ランド42,43とバルブボディ31の周壁部36,37,38,39,40との重なり位置が変化することにより、自動変速機のレンジが切り換わる。
具体的に、スプール41が図3に示す位置Pへ移動するときには、ライン圧ポート33の両側の周壁部37,38に第一ランド42が重なると共に、ドレン圧ポート35のRレンジ圧ポート34とは反対側の周壁部40に第二ランド43が重なる。これによりライン圧ポート33が他の全てのポート32,34,35と非連通となるため、Dレンジ圧ポート32及びRレンジ圧ポート34の双方へライン圧が供給されなくなり、自動変速機においてPレンジが実現される。
スプール41が図1に示す位置Rへ移動するときには、ライン圧ポート33とDレンジ圧ポート32との間の周壁部37に第一ランド42が重なると共に、ドレン圧ポート35とRレンジ圧ポート34との間の周壁部39に第二ランド43が重なる。これによりライン圧ポート33がRレンジ圧ポート34と連通するため、Rレンジ圧ポート34へライン圧が供給され、自動変速機においてRレンジが実現される。このときDレンジ圧ポート32は、ライン圧ポート33と非連通となり且つバルブボディ31の端部31aを通じてドレンと連通するため、当該Dレンジ圧ポート32にはライン圧が供給されない。
スプール41が図4に示す位置Nへ移動するときには、ライン圧ポート33とDレンジ圧ポート32との間の周壁部37に第一ランド42が重なると共に、ライン圧ポート33とRレンジ圧ポート34との間の周壁部38に第二ランド43が重なる。これによりライン圧ポート33が他の全てのポート32,34,35と非連通となるため、Dレンジ圧ポート32及びRレンジ圧ポート34の双方へライン圧が供給されなくなり、自動変速機においてNレンジが実現される。
スプール41が図5に示す位置Dへ移動するときには、Dレンジ圧ポート32のライン圧ポート33とは反対側の周壁部36に第一ランド42が重なると共に、ライン圧ポート33とRレンジ圧ポート34との間の周壁部38に第二ランド43が重なる。これによりライン圧ポート33がDレンジ圧ポート32と連通するため、Dレンジ圧ポート32へライン圧が供給され、自動変速機においてDレンジが実現される。このときRレンジ圧ポート34は、ライン圧ポート33と非連通となり且つドレン圧ポート35と連通するため、当該Rレンジ圧ポート34にはライン圧が供給されない。
このような本実施形態では、スプール41が正方向Sへ移動するに従って各位置P,R,N,Dがこの順で現れるようになっている。
図1,2に示すようにバルブ側駆動ピン50は、ディテントプレート10に相対変位不能に固設されており、ディテントプレート10と共に回動可能となっている。バルブ側駆動ピン50は、ディテントプレート10の一方の板面10aから円柱状に突出しており、回動中心Oに対して所定距離r(図8参照)だけ偏心している。スプール41の端部41bには、当該スプール41の移動方向において一定幅のバルブ側挿入孔44が形成されており、このバルブ側挿入孔44にバルブ側駆動ピン50が挿入されている。スプール41の移動方向においてバルブ側駆動ピン50とバルブ側挿入孔44の側壁部45,46との間には、最大寸法が所定寸法δとなる微小なクリアランス48が形成される。ディテントプレート10が正転方向Xへ回動するときには、図2に示すようにバルブ側駆動ピン50がバルブ側挿入孔44の正方向S側の側壁部45に係合してスプール41を正方向Sへと押圧駆動する。一方、ディテントプレート10が逆転方向Yへ回動するときには、図7に示すようにバルブ側駆動ピン50がバルブ側挿入孔44の逆方向T側の側壁部46に係合してスプール41を逆方向Tへと押圧駆動する。こうした作動によりスプール41は、ディテントプレート10の回動位置P,R,N,Dにそれぞれ対応した位置P,R,N,Dへと移動する。
以上、本実施形態では、バルブ側駆動ピン50が「第一駆動部材」に相当し、回動中心Oに対する偏心距離rが「第一距離」に相当し、クリアランス48の最大寸法δが「第一寸法」に相当する。
図1,2に示すように位置センサ60は、ハウジング61、可動部材71及び検出回路81を有している。ハウジング61は自動変速機のケースに取り付けられている。可動部材71は、スプール41の軸方向に沿う方向へ往復移動可能にハウジング61に支持されている。尚、以下の説明では、可動部材71の往復移動方向のうち、図1〜5,7の右方向を正方向U、また図1〜5,7の左方向を逆方向Vというものとする。検出回路81は電気回路で構成されており、可動部材71の移動位置に基づいてセレクトレバー16のセレクト位置を予測検出し、その検出結果を表す信号を出力する。具体的に検出回路81は、可動部材71が図3に示す位置Pへ移動するときセレクト位置Pを表す信号を出力し、可動部材71が図1に示す位置Rへ移動するときセレクト位置Rを表す信号を出力する。また、検出回路81は、可動部材71が図4に示す位置Nへ移動するときセレクト位置Nを表す信号を出力し、可動部材71が図5に示す位置Dへ移動するときセレクト位置Dを表す信号を出力する。尚、本実施形態では、可動部材71が正方向Uへ移動するに従って各位置P,R,N,Dがこの順で現れるようになっている。
図1,2に示すようにセンサ側駆動ピン90は、ディテントプレート10に相対変位不能に固設されており、ディテントプレート10と共に回動可能となっている。センサ側駆動ピン90は、ディテントプレート10の一方の板面10aから円柱状に突出しており、回動中心Oに対して所定距離r(図8参照)だけ偏心している。可動部材71には、当該可動部材71の移動方向において一定幅のセンサ側挿入孔74が形成されており、このセンサ側挿入孔74にセンサ側駆動ピン90が挿入されている。可動部材71の移動方向においてセンサ側駆動ピン90とセンサ側挿入孔74の側壁部75,76との間には、最大寸法が所定寸法δとなる微小なクリアランス78が形成される。ディテントプレート10が正転方向Xへ回動するときには、図2に示すようにセンサ側駆動ピン90がセンサ側挿入孔74の正方向U側の側壁部75に係合して可動部材71を正方向Uへと押圧駆動する。一方、ディテントプレート10が逆転方向へ回動するときには、図7に示すようにセンサ側駆動ピン90がセンサ側挿入孔74の逆方向V側の側壁部76に係合して可動部材71を逆方向Vへと押圧駆動する。こうした作動により可動部材71は、ディテントプレート10の回動位置P,R,N,Dにそれぞれ対応した位置P,R,N,Dへと移動する。
以上、本実施形態では、センサ側駆動ピン90が「第二駆動部材」に相当し、回動中心Oに対する偏心距離rが「第二距離」に相当し、クリアランス78の最大寸法δが「第二寸法」に相当する。
このような本実施形態においてセレクトレバー16のセレクト位置が切り換えられると、切換先のセレクト位置に対応した位置へディテントプレート10の回動位置が切り換わる。すると、ディテントプレート10の切換先の回動位置に対応した位置へスプール41の移動位置が切り換わり、当該移動位置に対応したレンジ即ち切換先のセレクト位置に対応したレンジが自動変速機において実現される。それと共に、可動部材71の移動位置がディテントプレート10の切換先の回動位置に対応した位置へと切り換わり、切換先のセレクト位置を表す信号が検出回路81から出力される。
次に、ディテントプレート10の回動中心Oに対する各駆動ピン50,90の偏心距離r,rと、各駆動ピン50,90と対応挿入孔44,74との間のクリアランス48,78の最大寸法δ,δとの設定方法について説明する。
(I)マニュアル弁によりレンジを確実に切り換えるためには、スプール41の各移動位置P,R,N,D間の距離をある程度長くし、スプール41の各ランド42,43とバルブボディ31の各周壁部36,37,38,39,40との重なり部分を大きく取る必要がある。そのため、スプール41に係合するバルブ側駆動ピン50については、ディテントプレート10の単位回動角度θ当たりの移動量θ・rを大きくすることが望ましい。一方、位置センサ60の体格を小さくするためには、可動部材71の移動範囲を小さくする必要があるため、可動部材71に係合するセンサ側駆動ピン90については、ディテントプレート10の単位回動角度θ当たりの移動量θ・rを小さくすることが望ましい。以上より本実施形態では、図8に示す如く回動中心Oに対するセンサ側駆動ピン90の偏心距離rが回動中心Oに対するバルブ側駆動ピン50の偏心距離rより短くなるように、偏心距離r,rを設定している。
(II)セレクトレバー16のセレクト位置が例えば位置Pから位置Rへ切り換えられてRレンジが実現されている状態では、図2に示すように各駆動ピン50,90がそれぞれ対応挿入孔44,74の正方向S,U側の側壁部45,75に係合する。これにより、各駆動ピン50,90と対応挿入孔44,74の逆方向T,V側の側壁部46,76との間にはそれぞれ、最大寸法δ,δのクリアランス48,78が対応要素41,71の移動方向に生じる。この状態で、セレクト位置が位置Rから位置Pへ向かって切り換えられると、ディテントプレート10が逆転方向Yへ回動し、各駆動ピン50,90が逆方向T,V側の側壁部46,76へ向かって移動を開始する。この後において、図7に示すように各駆動ピン50,90が逆方向T,V側の側壁部46,76にほぼ同時に係合するならば、対応要素41,71がほぼ同時に移動を開始するようになり、マニュアルバルブ30によるレンジの切換開始時と、位置センサ60により検出されるセレクト位置の切換開始時との間にずれが生じ難くなる。このような原理は、任意のレンジについてその実現状態からその実現前とは逆の方向へディテントプレート10が回動する場合に当てはまる。
そこで本実施形態では、所定レンジの実現状態から当該レンジの実現前とは逆の方向へ回動するディテントプレート10の回動角度が所定角度θとなったときに各駆動ピン50,90の移動量θ・r,θ・rがそれぞれ対応クリアランス48,78の最大寸法δ,δと一致するように、インヒビタスイッチ構造2を設計している。即ち本実施形態では、下記(式1)及び(式2)から得られる(式3)が成立するように、偏心距離r,r及び最大寸法δ,δを設定している。尚、偏心距離r,rについては、上記(I)で説明した条件r>rが成立するように設定されることは言うまでもない。
(式1) δ=θ・r
(式2) δ=θ・r
(式3) δ/r=δ/r
以上説明したインヒビタスイッチ構造2では、上記(I)の設定により、ディテントプレート10の単位回動角度θ当たりの移動量についてセンサ側駆動ピン90の方がバルブ側駆動ピン50より小さくなっている。したがって、バルブ側駆動ピン50の移動量をある程度大きく設定しても、センサ側駆動ピン90の移動量を小さく抑えることができるので、センサ側駆動ピン90が係合する可動部材71の移動方向において位置センサ60の体格が小さくなる。
また、インヒビタスイッチ構造2では、ディテントプレート10に固設されたセンサ側駆動ピン90が可動部材71に係合するので、可動部材71の駆動を目的として当該可動部材71をマニュアルバルブ30のスプール41に係合させることはしていない。これによりスプール41は、センサ側駆動ピン90からは直に駆動力を受けるが、可動部材71からは直に力を受けなくなるので、こじり変形を防止される。
さらにインヒビタスイッチ構造2では、ディテントプレート10に固設されたセンサ側駆動ピン90が可動部材71のセンサ側挿入孔74に挿入されて機械的に係合するので、センサ側駆動ピン90が可動部材71から離脱し難い。したがって、可動部材71の移動位置に基づいてセレクトレバー16のセレクト位置を検出する位置センサ60では、可動部材71からのセンサ側駆動ピン90の離脱による検出不良が回避される。
またさらにインヒビタスイッチ構造2では、上記(II)の設定により、所定レンジの実現状態から当該レンジの実現前とは逆の方向へディテントプレート10が回動するとき、バルブ側駆動ピン50がクリアランス48の最大寸法δ分移動する間に、センサ側駆動ピン90がクリアランス78の最大寸法δ分移動する。これにより、バルブ側駆動ピン50とセンサ側駆動ピン90とがそれぞれ対応するバルブ側挿入孔44とセンサ側挿入孔74とにほぼ同時に係合した後、スプール41と可動部材71とがほぼ同時に移動し始める。したがって、マニュアルバルブ30によるレンジの切換開始時と、位置センサ60により検出されるセレクト位置の切換開始時との間にずれが生じ難い。
さらにインヒビタスイッチ構造2では、ディテントプレート10の回動中心Oに対する偏心距離rが上記(I),(II)の条件を満たす限りにおいて、センサ側駆動ピン90をディテントプレート10の様々な箇所に固設することができる。例えば、図1に示すように回動中心Oとバルブ側駆動ピン50との間にセンサ側駆動ピン90を配設してもよいし、図9に示すように回動中心Oを挟んでバルブ側駆動ピン50とは反対側にセンサ側駆動ピン90を配設してもよい。このようにセンサ側駆動ピン90の配設位置をある程度自由に設定することができるので、当該センサ側駆動ピン90が可動部材71に係合する位置センサ60の配設自由度について高めることができる。尚、センサ側駆動ピン90を回動中心Oとバルブ側駆動ピン50との間に配設する場合には、図10に示すように、ディテントプレート10の径方向において当該ディテントプレート10の体格ひいてはインヒビタスイッチ構造2の体格を図9に示す場合に比べて小さくすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態により限定的に解釈されるものではない。
例えば上述の実施形態では、「レンジセレクタ」としてセレクトレバー16が用いられているが、自動変速機のレンジに対応したセレクト位置がボタン等の操作により切り換えられる装置を「レンジセレクタ」として用いてもよい。また、上述の実施形態では、「レンジセレクタ」としてのセレクトレバー16と「回動部材」としてのディテントプレート10との間をリンク機構14を介して機械的に接続しているが、セレクトレバー16とディテントプレート10との間をシフトバイワイヤ方式によって電気的に接続してもよい。
さらに上述の実施形態では、上記(式3)が成立するように偏心距離r,r及び最大寸法δ,δを設定しているが、上記(式3)が成立しないようにしてもよい。
またさらに上述の実施形態では、レンジとしてP,R,N,Dの四種類が用意された自動変速機に本発明を適用した例について説明したが、例えばそれらP,R,N,Dレンジに加えてローレンジ、2速レンジ等が用意された自動変速機に本発明を適用してもよい。
本発明の一実施形態によるインヒビタスイッチ構造を示す部分断面正面図である。 本発明の一実施形態によるインヒビタスイッチ構造の要部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施形態によるインヒビタスイッチ構造の作動を説明するための図であって、図1に対応する部分断面正面図である。 本発明の一実施形態によるインヒビタスイッチ構造の作動を説明するための図であって、図1に対応する部分断面正面図である。 本発明の一実施形態によるインヒビタスイッチ構造の作動を説明するための図であって、図1に対応する部分断面正面図である。 本発明の一実施形態によるインヒビタスイッチ構造のディテントプレートとセレクトレバーとの接続状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態によるインヒビタスイッチ構造の作動を説明するための図であって、図2に対応する平面図である。 本発明の一実施形態による偏心距離の設定方法を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態によるインヒビタスイッチ構造の変形例を示す図であって、図1に相当する部分断面正面図である。 本発明の一実施形態によるインヒビタスイッチ構造の変形例を示す図であって、図1に相当する部分断面正面図である。
符号の説明
2 インヒビタスイッチ構造、10 ディテントプレート(回動部材)、11 回動軸、16 セレクトレバー(レンジセレクタ)、20 ディテントスプリング、30 マニュアルバルブ、31 バルブボディ、41 スプール、44 バルブ側挿入孔(第一挿入孔)、48 クリアランス、50 バルブ側駆動ピン(第一駆動部材)、60 位置センサ、61 ハウジング、71 可動部材、74 センサ側挿入孔(第二挿入孔)、78 クリアランス、81 検出回路、90 センサ側駆動ピン(第二駆動部材)

Claims (3)

  1. レンジセレクタのセレクト位置に対応した位置へ回動する回動部材と、
    前記回動部材に固設されており、前記回動部材の回動中心に対する偏心距離が第一距離である第一駆動部材と、
    前記第一駆動部材が係合し前記回動部材の回動位置に対応した位置へ前記第一駆動部材により駆動されるスプールを有し、前記スプールの移動位置に従って自動変速機のレンジを切り換えるマニュアルバルブと、
    前記回動部材に固設されており、前記回動部材の回動中心に対する偏心距離が前記第一距離より短い第二距離である第二駆動部材と、
    前記第二駆動部材が係合し前記回動部材の回動位置に対応した位置へ前記第二駆動部材により駆動される可動部材を有し、前記可動部材の移動位置に基づいて前記レンジセレクタのセレクト位置を検出する位置センサと、
    を備えることを特徴とする自動変速機のインヒビタスイッチ構造。
  2. 前記スプールにおいて前記第一駆動部材が挿入される第一挿入孔であって、前記スプールの移動方向において前記第一駆動部材との間に形成されるクリアランスの最大寸法が第一寸法である第一挿入孔を前記マニュアルバルブは有し、
    前記可動部材において前記第二駆動部材が挿入される第二挿入孔であって、前記可動部材の移動方向において前記第二駆動部材との間に形成されるクリアランスの最大寸法が第二寸法である第二挿入孔を前記位置センサは有し、
    前記第一寸法をδとし、前記第二寸法をδとし、前記第一距離をrとし、前記第二距離をrとしたとき、δ/r=δ/rが成立することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機のインヒビタスイッチ構造。
  3. 前記第二駆動部材は、前記回動部材の回動中心と前記第一駆動部材との間に配設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機のインヒビタスイッチ構造。
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