JP2009212004A - 磁気検出式入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部の第1,第2操作のどちらも磁気センサを用いて検出でき、かつ、操作部の操作の誤検出を防止できる磁気検出式入力装置の提供。
【解決手段】操作部2の矢印P方向のプッシュ操作時、駆動部9は第1挿入部10の底部10eで第1操作検出用傾動体12を押し傾動させ、これに伴う第1操作検出用磁石14の矢印A方向の移動を第1操作検出用磁気センサ16が検出し、この間第2挿入部11の第1操作時逃げ部11fは第2操作検出用傾動体13を傾動させるのを避ける。操作部2の矢印S1又はS2方向のスライド操作時、駆動部9は第2挿入部11の内側面11d又は11cで第2操作検出用傾動体13を押し傾動させ、これに伴う第2操作検出用磁石15の矢印B1又はB2方向の移動を第2操作検出用磁気センサ17が検出し、この間第1挿入部10の第2操作時逃げ部10f又は10gは第1操作検出用傾動体12を傾動させるのを避ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、操作体の操作を磁気センサにより電気信号に変換して出力する磁気検出式入力装置に関する。
従来の磁気検出式入力装置としては、プッシュ操作型、スライド操作型、傾動操作型の入力装置がある。
プッシュ操作型入力装置は、プッシュ操作可能な操作部と、この操作部のプッシュ操作に伴って移動する磁石と、この磁石の移動を検出して電気信号に変換する磁気センサとを備えている(特許文献1参照)。スライド操作型入力装置は、スライド操作可能な操作部と、この操作部のスライド操作に伴って移動する磁石と、この磁石の移動を検出して電気信号に変換する磁気センサとを備えている(特許文献2参照)。傾動操作型入力装置は、傾動操作可能な操作部と、この操作部の傾動操作に伴って移動する磁石と、この磁石の移動を検出して電気信号に変換する磁気センサとを備えている(特許文献2参照)。
特開2007−18805公報 特開2001−351488公報
ところで、磁気検出式ではない入力装置の種類の中には、プッシュ操作とスライド操作とが可能な操作部を備えたものや、プッシュ操作と傾動操作とが可能な操作部を備えたもの、つまり、プッシュ操作からなる第1操作と、この第1操作の方向に交差する方向への第2操作とが可能な操作部を備えたものがある。操作部の第1操作(プッシュ操作)を検出する手段としてはスイッチ素子が一般的である。第2操作としてのスライド操作を検出する手段としてはスイッチ素子、可変抵抗器等がある。また、第2操作としての傾動操作を検出する手段としては、ロータリエンコーダ、ポテンショメータ等がある。
磁気検出式入力装置に対しては、磁気検出式ではない入力装置と同様に第1,第2操作の両方が可能な操作部を備えるとともに、第1,第2操作のどちらも磁気センサを用いて検出できることが要望されている。
前記要望を実現するために本願の発明者は、図6に示す磁気検出式入力装置を考えた。図6は本発明者が本発明に想到する前に考えた磁気検出式入力装置を示す図である。
図6において、30はケースであり、2は操作部である。操作部2は、頭部2aと、この頭部2aの中央から延びてケース30に挿入された茎部2bを有し、頭部2aを茎部2bの軸方向(矢印P方向)に押圧して行うプッシュ操作である第1操作と、この第1操作の方向に交差する方向(矢印S1方向、矢印S2方向)への第2操作であるスライド操作とが可能となるようにケース30に支持されている。
ケース30に対する操作部2の支持構造の詳細について説明する。ケース30の内側壁には一対のガイド溝1a,1bが設けられている。ガイド溝1aは矢印S1方向に凹んでいて、ガイド溝1bは矢印S2方向に凹んでいる。これら一対のガイド溝1a,1bにはスライド体5が、矢印S1,S2方向に摺動可能に挿入されているとともに、矢印S1方向または矢印S2方向に移動させられたスライド体5を初期位置(図2に示す位置)に復帰させる復帰バネ6,7がそれぞれ配置されている。スライド体5の中央には、矢印S1方向および矢印S2方向に直交して延びた筒状部5aが形成されている。この筒状部5aに操作部2の茎部2bが軸方向に摺動可能に挿入されている。操作部2の茎部2bの外周側であって頭部2aと筒状部5aとの間には、操作部2をプッシュ操作後に初期位置(図2に示す位置)に復帰させる復帰バネ8が装着されている。このように一対のガイド溝1a,1b、スライド体5および復帰バネ6,7,8から構成された支持構造によって、操作部2は矢印P方向のプッシュ操作(第1操作)と矢印S1方向および矢印S2方向のスライド操作(第2操作)とが可能にケース30に支持されている。
操作部2の茎部2bの頭部2a側とは反対側の端部には、操作部2と共に矢印P方向、矢印S1方向および矢印S2方向に移動する駆動部31が設けられている。ケース30の底部1c側に位置する駆動部31の面には、第1,第2操作検出用磁石14,15がスライド操作の方向に並んで設けられている。ケース30の底部1cには、第1操作検出用磁石14の移動を検出して電気信号に変換する第1操作検出用磁気センサ16と、第2操作検出用磁石15の移動を検出して電気信号に変換する第2操作検出用磁気センサ17とが設けられている。操作部2がプッシュ操作もスライド操作もされていない状態において、第1操作検出用磁石14は第1操作検出用磁石14に対向して位置し、第2操作検出用磁気センサ17は第2操作検出用磁石15に対向して位置する。
このように構成された磁気検出式入力装置では、プッシュ操作時とスライド操作時のどちらのときでも、第1,第2操作検出用磁石14,15の両方が移動するため、操作部2の操作を誤検出するおそれがある。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、所定方向への操作である第1操作と、この第1操作の方向に交差する方向への第2操作との両操作が可能な操作部を備え、第1,第2操作のどちらも磁気センサを用いて検出でき、かつ、操作部の操作の誤検出を防止できる磁気検出式入力装置を提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明の磁気検出式入力装置は、所定方向への操作である第1操作と、この第1操作の方向に交差する方向への第2操作とが可能な操作部と、前記操作部の前記第1操作に伴って移動する第1操作検出用磁石と、前記操作部の前記第2操作に伴って移動する第2操作検出用磁石と、前記第1操作検出用磁石の移動を検出して電気信号に変換する第1操作検出用磁気センサと、前記第2操作検出用磁石の移動を検出して電気信号に変換する第2操作検出用磁気センサと、を備えた磁気検出式入力装置であって、前記操作部と共に前記第1,第2操作の方向に移動する駆動部と、前記駆動部により駆動される被駆動部が一端に設けられ他端に前記第1操作検出用磁石が設けられ、それら一端と他端の間の部分で傾動可能に支持された第1操作検出用傾動体と、前記駆動部により駆動される被駆動部が一端に設けられ他端に前記第2操作検出用磁石が設けられ、それら一端と他端の間の部分で傾動可能に支持された第2操作検出用傾動体とをさらに備え、前記駆動部には、前記第1操作検出用傾動体の被駆動部が挿入された第1挿入部と、前記第2操作検出用傾動体の被駆動部が挿入された第2挿入部とが設けられ、前記第1挿入部は、前記第1操作のときに前記第1操作検出用傾動体の被駆動部を押し動かす第1操作時押圧部と、前記第2操作のときに前記第1操作検出用傾動体の被駆動部を移動させることを避ける第2操作時逃げ部とを有し、前記第2挿入部は、前記第2操作のときに前記第2操作検出用傾動体の被駆動部を押し動かす第2操作時押圧部と、前記第1操作のときに前記第2操作検出用傾動体の被駆動部を移動させることを避ける第1操作時逃げ部とを有することを特徴とする。
このように構成された本発明の磁気検出式入力装置は次のように動作する。
操作部の第1操作時、駆動部は操作部と共に移動し、第1挿入部の第1操作時押圧部によって第1操作検出用傾動体の被駆動部を押し動かす。これにより、第1操作検出用傾動体が傾動して第1操作検出用磁石が第1操作検出用磁気センサに対して移動する。この第1操作検出用磁石の移動は第1操作検出用磁気センサに検出されて電気信号に変換される。この間、駆動部は第2挿入部の第1操作時逃げ部によって第2操作検出用傾動体の被駆動部を移動させるのを避ける。このため、第2操作検出用磁気センサにより第2操作検出用磁石の移動が検出されることはない。
操作部の第2操作時、駆動部は操作部と共に移動し第2挿入部の第2操作時押圧部によって第2操作検出用傾動体の被駆動部を押し動かす。これにより、第2操作検出用傾動体が傾動して第2操作検出用磁石が第2操作検出用磁気センサに対して移動する。この第2操作検出用磁石の移動は第2操作検出用磁気センサに検出されて電気信号に変換される。この間、駆動部は第1挿入部の第2操作時逃げ部によって第1操作検出用傾動体の被駆動部を移動させるのを避ける。このため、第1操作検出用磁気センサにより第1操作検出用磁石の移動が検出されることはない。
本発明は、前述のように動作することから、第1,第2操作を第1,第2操作検出用磁気センサにより確実に区別して検出することができる。つまり、本発明によれば「所定方向への操作である第1操作と、この第1操作の方向に交差する方向への第2操作とが可能な操作部を備え、第1,第2操作のどちらも磁気センサを用いて検出でき、かつ、操作の誤検出を防止できる磁気検出式入力装置」を提供することができる。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る磁気検出式入力装置について、図1〜4を用いて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る磁気検出式入力装置の上面図である。図2は図1のII−II断面図である。図3は本発明の第1実施形態に係る磁気検出式入力装置の、図2のIII−III位置における断面図である。図4は本発明の第1実施形態に係る磁気検出式入力装置の、図2のIV−IV位置における断面図である。
図1において、前述の図6と同じく1はケースであり2は操作部である。操作部2は、頭部2aと、この頭部2aの中央から延びてケース1に挿入された茎部2bを有し、頭部2aを茎部2bの軸方向(矢印P方向)に押圧して行うプッシュ操作である第1操作と、この第1操作の方向に交差する方向(矢印S1方向、矢印S2方向)への第2操作であるスライド操作とが可能となるようにケース1に支持されている。
ケース1に対する操作部2の支持構造の詳細についても「発明が解決しようとする課題」の欄での説明と重複するが説明する。ケース1の内側壁には一対のガイド溝1a,1bが設けられている。ガイド溝1aは矢印S1方向に凹んでいて、ガイド溝1bは矢印S2方向に凹んでいる。これら一対のガイド溝1a,1bにはスライド体5が、矢印S1,S2方向に摺動可能に挿入されているとともに、矢印S1方向または矢印S2方向に移動させられたスライド体5を初期位置(図2に示す位置)に復帰させる復帰バネ6,7がそれぞれ配置されている。スライド体5の中央には、矢印S1方向および矢印S2方向に直交して延びた筒状部5aが形成されている。この筒状部5aに操作部2の茎部2bが軸方向に摺動可能に挿入されている。操作部2の茎部2bの外周側であって頭部2aと筒状部5aとの間には、操作部2をプッシュ操作後に初期位置(図2に示す位置)に復帰させる復帰バネ8が装着されている。このように一対のガイド溝1a,1b、スライド体5および復帰バネ6,7,8から構成された支持構造によって、操作部2は矢印P方向のプッシュ操作(第1操作)と矢印S1方向および矢印S2方向のスライド操作(第2操作)とが可能にケース1に支持されている。
第1実施形態に係る磁気検出式入力装置の特徴について説明する。
第1実施形態に係る磁気検出式入力装置は、駆動部9を備えている。この駆動部9は、操作部2の茎部2bの頭部2a側とは反対側の端部に設けられていて、操作部2と共に矢印P方向、矢印S1方向および矢印S2方向に移動するものである。この駆動部9とケース1の底部1cとの間には、第1,第2操作検出用傾動体12,13が配置されている。第1操作検出用傾動体12の一端には、駆動部9により駆動される球状の被駆動部12aが設けられている。第1操作検出用傾動体12の他端には第1操作検出用磁石14Aが設けられている。それら一端と他端の間の部分で、第1操作検出用傾動体12はケース1に傾動可能に支持されている。12bは第1操作検出用傾動体12の一端と他端の間の部分に設けられた、第1操作検出用傾動体12の傾動支点となる軸部であり、ケース1に設けられた軸受1dに保持されている。第2操作検出用傾動体13の一端には、駆動部9により駆動される球状の被駆動部13aが一端に設けられている。第2操作検出用傾動体13の他端には第2操作検出用磁石15が設けられている。それら一端と他端の間の部分で、第2操作検出用傾動体13は傾動可能に支持されている。13bは第2操作検出用傾動体13の一端と他端の部分に設けられた、第2操作検出用傾動体13の傾動支点となる軸部であり、ケース1に設けられた軸受1eに保持されている。
駆動部9には、第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aが挿入された第1挿入部10と、第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aが挿入された第2挿入部11とが設けられている。
第1挿入部10は、スライド操作の方向に長い長方形状の穴からなる(図4参照)。第1挿入部10において、その幅方向に対向する内側面10a,10bは第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aに対して摺動可能に位置し、長さ方向に対向する内側面10c,10dはそれぞれ被駆動部12aとの間に間隔をあけて位置する。第1挿入部10の底部10eは被駆動部12aに接触している(図2参照)。底部10eは、プッシュ操作のときに第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aを押し動かす第1操作時押圧部である。内側面10c,10dのそれぞれは被駆動部12aと間隔をあけて位置することによって、スライド操作のときに第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aを移動させることを避ける空間である第2操作時逃げ部10f,10gを、第1挿入部10に形成している。
第2挿入部11は、プッシュ操作方向に凹んだ正方形状の穴からなる(図4参照)。第2挿入部11の内側面11a〜11dはすべて、第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aに対して摺動可能に位置する(図4参照)。第2挿入部11の底部11eは、被駆動部13aとの間に間隔をあけて位置する。内側面11c,11dは、スライド操作のときに第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aを押し動かす第2操作時押圧部である。底部11eは被駆動部13aと間隔をあけて位置することによって、プッシュ操作のときに第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aを移動させることを避ける空間である第1操作時逃げ部11fを、第2挿入部11に形成している。
図1に示すように、第1操作検出用傾動体12において、軸部12bと被駆動部12aとの連結部12cはクランクを形成している。これにより、操作部2の矢印P方向へのプッシュ操作に伴って駆動部9が同方向に直線運動したときに、第1挿入部10の底部10eにより第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aが押し動かされると、第1操作検出用磁石14を矢印A方向に移動させる方向に第1操作検出用傾動体12が傾動するようになっている。
第2操作検出用傾動体13において、軸部13bと被駆動部13aとの連結部13cは直線状である。これにより、操作部2の矢印S1方向へのスライド操作に伴って駆動部9が同方向に直線運動したときに、第2挿入部11の内側面10dにより第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aが押し動かされると、第2操作検出用磁石15を矢印B1方向に移動させる方向に第2操作検出用傾動体13が傾動するようになっている。逆に、操作部2の矢印S2方向へのスライド操作に伴って駆動部9が同方向に直線運動したときに、第2挿入部11の内側面10cにより第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aが押し動かされると、第2操作検出用磁石15を矢印B2方向に移動させる方向に第2操作検出用傾動体13が傾動するようになっている。
ケース1の底部1cには、第1操作検出用磁石14の移動を検出して電気信号に変換する第1操作検出用磁気センサ16と、第2操作検出用磁石15の移動を検出して電気信号に変換する第2操作検出用磁気センサ17とが設けられている。操作部2がプッシュ操作もスライド操作もされていない状態(図2に示す状態)において、第1操作検出用磁石14は第1操作検出用磁石14と対向して位置し、第2操作検出用磁気センサ17は第2操作検出用磁石15に対向して位置する。
このように構成された第1実施形態に係る磁気検出式入力装置は次のように動作する。
操作部2の矢印P方向へのプッシュ操作時、駆動部9は操作部2と共に移動して第1挿入部10の底部11e(第1操作時押圧部)により第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aを押し動かす。これにより、第1操作検出用傾動体12が傾動して第1操作検出用磁石14が第1操作検出用磁気センサ16に対して矢印A方向に移動する。この第1操作検出用磁石14の移動は第1操作検出用磁気センサ16に検出されて電気信号に変換される。この間、駆動部9は第2挿入部11の第1操作時逃げ部11fによって第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aを移動させるのを避ける。このため、矢印S1方向および矢印S2方向のどちらにも第2操作検出用磁石15は移動せず、第2操作検出用磁気センサ17により第2操作検出用磁石15の移動が検出されることはない。
操作部2の矢印S1方向へのスライド操作時、駆動部9は操作部2と共に移動して第2挿入部11の内側面11d(第2操作時押圧部)により第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aを押し動かす。これにより、第2操作検出用傾動体13が傾動して第2操作検出用磁石15が第2操作検出用磁気センサ17に対して矢印B1方向に移動する。この第2操作検出用磁石15の移動は第2操作検出用磁気センサ17に検出されて電気信号に変換される。この間、駆動部9は第1挿入部10の第2操作時逃げ部10fによって第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aを移動させるのを避ける。このため、矢印A方向に第1操作検出用磁石14は移動せず、第1操作検出用磁気センサ16により第1操作検出用磁石14の移動が検出されることはない。
操作部2の矢印S2方向へのスライド操作時、駆動部9は操作部2と共に移動して第2挿入部11の内側面11c(第2操作時押圧部)により第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aを押し動かす。これにより、第2操作検出用傾動体13が傾動して第2操作検出用磁石15が第2操作検出用磁気センサ17に対して矢印B2方向に移動する。この第2操作検出用磁石15の移動は第2操作検出用磁気センサ17に検出されて、操作部2の矢印S1方向へのスライド操作時とは別の電気信号に変換される。この間、駆動部9は第1挿入部10の第2操作時逃げ部10gによって第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aを移動させるのを避ける。このため、矢印A方向に第1操作検出用磁石14は移動せず、第1操作検出用磁気センサ16により第1操作検出用磁石14の移動が検出されることはない。
このように動作することから、第1実施形態に係る磁気検出式入力装置は、P方向へのプッシュ操作と、P方向に交差する矢印S1および矢印S2方向へのスライド操作とを、第1,第2操作検出用磁気センサ16,17により確実に区別して検出することができる。つまり、「プッシュ操作と、このプッシュ操作の方向に交差する方向へのスライド操作とが可能な操作部を備え、プッシュ操作およびスライド操作のどちらも磁気センサを用いて検出でき、かつ、プッシュ操作とスライド操作との誤検出を防止できる磁気検出式入力装置」を提供することができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係る磁気検出式入力装置について、図5を用いて説明する。図5は本発明の第2実施形態に係る磁気検出式入力装置の、図2に対応する断面図である。図5に示したものにおいて、図2に示したものと同等ものには図2に付した符号と同じ符号を付してあり、それらの説明は省略してある。
第2実施形態に係る磁気検出式入力装置では、操作部2は頭部2aを茎部2bの軸方向(矢印P方向)に押圧して行うプッシュ操作である第1操作と、この第1操作の方向に交差する方向(矢印L1方向、矢印L2方向)への第2操作である傾動操作とが可能となるようにケース20に支持されている。
ケース20に対する操作部2の支持構造の詳細について説明する。ケース20の上部には軸受20aが設けられている。この軸受20aに傾動軸体21が矢印L1方向および矢印L2方向に傾動可能に保持されている。傾動軸体21の中央には矢印L1方向および矢印L2方向に交差する方向に貫通した貫通孔21aが形成されている。この貫通孔21aに操作部2の茎部2bが摺動可能に挿入されている。ケース20の上部から突出した傾動軸体21の外周側であってケース20の上部と操作部2の頭部2aと間には、復帰バネ22が装着されている。この復帰バネ22によって操作部2はプッシュ操作後および傾動操作後に初期位置(図5に示す位置)復帰するようになっている。このように軸受20a、傾動軸体21および復帰バネ22から構成された支持構造によって、操作部2は矢印P方向のプッシュ操作(第1操作)と矢印L1方向および矢印L2方向の傾動操作(第2操作)とがケース20に可能に支持されている。
第2実施形態に係る磁気検出式入力装置は、駆動部23を備えている。この駆動部23は、操作部2の茎部2bの頭部2a側とは反対側の端部に設けられていて、操作部2と共に矢印P方向、矢印L1方向および矢印L2方向に移動するものである。
駆動部23には、第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aが挿入された第1挿入部24が設けられている。この第1挿入部24は、スライド操作の方向に延びた長方形状の穴からなる。この第1挿入部24において、その幅方向に対向する内側面は、図示しないが、第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aに対して摺動可能に位置し、長さ方向に対向する内側面24c,24dは、被駆動部12aとの間に間隔をあけて位置する。第1挿入部24の底部24eは、傾動軸体21の傾動中心と同心の円弧状に形成されていて、被駆動部12aに接触している。内側面24c,24dは底部24eが描く円弧の径方向に広がっている。底部24eは、プッシュ操作のときに第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aを押し動かす第1操作時押圧部である。内側面24c,24dは被駆動部12aと間隔をあけて位置することによって、傾動操作のときに第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aを移動させることを避ける空間である第2操作時逃げ部24f,24gを、第1挿入部10に形成している。
このように構成された第2実施形態に係る磁気検出式入力装置は次のように動作する。
操作部2の矢印P方向へのプッシュ操作時、駆動部23は操作部2と共に移動して第1挿入部24の底部24e(第1操作時押圧部)により第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aを押し動かす。これにより、第1操作検出用傾動体12が傾動して第1操作検出用磁石14が第1操作検出用磁気センサ16に対して矢印A方向に移動する。この第1操作検出用磁石14の移動は第1操作検出用磁気センサ16に検出されて電気信号に変換される。この間、駆動部23は第2挿入部11の第1操作時逃げ部11fによって第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aを移動させるのを避ける。このため、矢印S1方向および矢印S2方向のどちらにも第2操作検出用磁石15は移動せず、第2操作検出用磁気センサ17により第2操作検出用磁石15の移動が検出されることはない。
操作部2の矢印L1方向への傾動操作時、駆動部23は操作部2と共に移動して第2挿入部11の内側面11c(第2操作時押圧部)により第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aを押し動かす。これにより、第2操作検出用傾動体13が傾動して第2操作検出用磁石15が第2操作検出用磁気センサ17に対して矢印B2方向に移動する。この第2操作検出用磁石15の移動は第2操作検出用磁気センサ17に検出されて電気信号に変換される。この間、駆動部23は第1挿入部24の第2操作時逃げ部24gによって第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aを移動させるのを避ける。このため、矢印A方向に第1操作検出用磁石14は移動せず、第1操作検出用磁気センサ16により第1操作検出用磁石14の移動が検出されることはない。
操作部2の矢印L2方向への傾動操作時、駆動部23は操作部2と共に移動して駆動部23は第2挿入部11の内側面11d(第2操作時押圧部)により第2操作検出用傾動体13の被駆動部13aを押し動かす。これにより、第2操作検出用傾動体13が傾動して第2操作検出用磁石15が第2操作検出用磁気センサ17に対して矢印B1方向に移動する。この第2操作検出用磁石15の移動は第2操作検出用磁気センサ17に検出されて、操作部2の矢印L1方向へのスライド操作時とは別の電気信号に変換される。この間、駆動部23は第1挿入部24の第2操作時逃げ部24fによって第1操作検出用傾動体12の被駆動部12aを移動させるのを避ける。このため、矢印A方向に第1操作検出用磁石14は移動せず、第1操作検出用磁気センサ16により第1操作検出用磁石14の移動が検出されることはない。
このように動作することから、第2実施形態に係る磁気検出式入力装置は、P方向へのプッシュ操作と、P方向に交差する矢印L1および矢印L2方向への傾動操作とを、第1,第2操作検出用磁気センサ16,17により確実に区別して検出できる。つまり、「プッシュ操作と、このプッシュ操作の方向に交差する方向への傾動操作とが可能な操作部を備え、プッシュ操作およびスライド操作のどちらも磁気センサを用いて検出でき、かつ、プッシュ操作と傾動操作の誤検出を防止できる磁気検出式入力装置」を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る磁気検出式入力装置の上面図である。 図1のII−II断面図である。 本発明の第1実施形態に係る磁気検出式入力装置の、図2のIII−III位置における断面図である。 本発明の第1実施形態に係る磁気検出式入力装置の、図2のIV−IV位置における断面図である。 本発明の第2実施形態に係る磁気検出式入力装置の、図2に対応する断面図である。 本発明者が本発明に想到する前に考えた磁気検出式入力装置を示す図である。
符号の説明
1 ケース
1a,1b ガイド溝
1c 底部
1d,1e 軸受
2 操作部
2a 頭部
2b 茎部
5 スライド体
5a 筒状部
6,7,8 復帰バネ
9 駆動部
10 第1挿入部
10a〜10d 内側面
10e 底部(第1操作時押圧部)
10f,10g 第2操作時逃げ部
11 第2挿入部
11a〜11d 内側面
11e 底部(第2操作時押圧部)
11f 第1操作時逃げ部
12 第1操作検出用傾動体
12a 被駆動部
12b 軸部
12c 連結部
13 第2操作検出用傾動体
13a 被駆動部
13b 軸部
13c 連結部
14 第1操作検出用磁石
15 第2操作検出用磁石
16 第1操作検出用磁気センサ
17 第2操作検出用磁気センサ

20 ケース
20a 軸受
21 傾動軸体
21a 貫通孔
22 復帰バネ
23 駆動部
24 第1挿入部
24c,24d 内側面
24e 底部(第1操作時押圧部)
24f,24g 第2操作時逃げ部

Claims (1)

  1. 所定方向への操作である第1操作と、この第1操作の方向に交差する方向への第2操作とが可能な操作部と、前記操作部の前記第1操作に伴って移動する第1操作検出用磁石と、前記操作部の前記第2操作に伴って移動する第2操作検出用磁石と、前記第1操作検出用磁石の移動を検出して電気信号に変換する第1操作検出用磁気センサと、前記第2操作検出用磁石の移動を検出して電気信号に変換する第2操作検出用磁気センサと、を備えた磁気検出式入力装置であって、
    前記操作部と共に前記第1,第2操作の方向に移動する駆動部と、
    前記駆動部により駆動される被駆動部が一端に設けられ他端に前記第1操作検出用磁石が設けられ、それら一端と他端の間の部分で傾動可能に支持された第1操作検出用傾動体と、
    前記駆動部により駆動される被駆動部が一端に設けられ他端に前記第2操作検出用磁石が設けられ、それら一端と他端の間の部分で傾動可能に支持された第2操作検出用傾動体とをさらに備え、
    前記駆動部には、前記第1操作検出用傾動体の被駆動部が挿入された第1挿入部と、前記第2操作検出用傾動体の被駆動部が挿入された第2挿入部とが設けられ、
    前記第1挿入部は、前記第1操作のときに前記第1操作検出用傾動体の被駆動部を押し動かす第1操作時押圧部と、前記第2操作のときに前記第1操作検出用傾動体の被駆動部を移動させることを避ける第2操作時逃げ部とを有し、
    前記第2挿入部は、前記第2操作のときに前記第2操作検出用傾動体の被駆動部を押し動かす第2操作時押圧部と、前記第1操作のときに前記第2操作検出用傾動体の被駆動部を移動させることを避ける第1操作時逃げ部とを有する
    ことを特徴とする磁気検出式入力装置。
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