JP2005290215A - エポキシ樹脂組成物、コイル体及びインダクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐ヒートショック性に優れた硬化物を形成可能なエポキシ樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】 上記課題を解決する本発明のエポキシ樹脂組成物は、可撓性エポキシ樹脂及びカルボジイミド樹脂を含有するものである。これにより、広範な温度範囲において、硬化物の加熱冷却に伴う膨張収縮に起因した応力を緩和することができる。その結果、本発明のエポキシ樹脂組成物は、耐ヒートショック性に優れた硬化物の形成が可能となる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、エポキシ樹脂組成物、コイル体及びインダクタに関する。
従来、エポキシ樹脂組成物は、接着剤、塗料、電子材料などの分野を中心として広く使用されている。かかるエポキシ樹脂組成物は、例えば、主剤であるエポキシ樹脂と、無機酸などの硬化剤と、フェノール系樹脂と、から構成される(例えば、特許文献1参照)。
また、耐熱性、耐薬品性及び接着強度等の向上を意図して、100重量部のポリカルボジイミド樹脂と、1重量部以上のエポキシ樹脂とからなるフィルム状接着剤組成物が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−239427号公報 特開平5−320611号公報
しかしながら、上記従来のエポキシ樹脂組成物から得た硬化物を用いて、例えば、−50〜150℃の温度範囲でヒートサイクル試験を行うと、加熱冷却に伴う膨張収縮に起因したヒートショックにより硬化物にクラックが発生する。さらに、かかるエポキシ樹脂組成物を接着剤として用いた場合には、ヒートショックによりその接着面が剥離するという問題も生ずる。このため、耐ヒートショック性に優れた硬化物を得ることが可能なエポキシ樹脂組成物の開発が望まれている。
本発明は、このような実情にかんがみてなされたものであり、耐ヒートショック性に十分優れた硬化物を形成可能なエポキシ樹脂組成物、並びにこれを用いて形成されたコイル体及びインダクタを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、エポキシ樹脂組成物の構成成分として特定の樹脂を組み合わせて含有せしめることで上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明のエポキシ樹脂組成物は、可撓性エポキシ樹脂及びカルボジイミド樹脂を含有することを特徴とする。
本発明によれば、エポキシ樹脂組成物に可撓性エポキシ樹脂及びカルボジイミド樹脂を含有することで、該組成物の硬化物のDMA(動的熱機械分析装置)分析から得られるtanδ(損失弾性率/貯蔵弾性率)の転移幅が従来に比して広くなる。このため、広範な温度範囲において、硬化物の加熱冷却に伴う膨張収縮に起因した応力を緩和することができる。その結果、本発明のエポキシ樹脂組成物は耐ヒートショック性に優れた硬化物の形成が可能になり、かかる硬化物はクラックの発生が抑制される。
ここで、本発明における「tanδの転移幅」とは、図6のDMA分析によって得られるtanδの温度依存性を示すグラフにおいて、A点とB点との温度差(℃)をいう。なお、図6の横軸は温度(℃)を示し、縦軸はtanδを示す。ここで、図6中、A点は温度の増加に伴い実質的にtanδが上昇傾向を示し始める点を意味し、B点は温度の増加に伴い実質的にtanδが下降傾向を示さなくなる点を意味する。なお、図6中、C点はtanδが2以上の極大値(D点、E点)を有する場合にA点及びB点が意味するものと同様の点であるが、上述のA点及びB点には含まれない。
また、本発明者は、以下の知見を得ている。すなわち、上記特許文献1に記載のエポキシ樹脂組成物においては、その硬化物のDMA分析から得られるtanδの転移幅は、例えば、50〜100℃と比較的狭いものである。また、汎用のエポキシ樹脂とカルボジイミド樹脂とを含有するエポキシ樹脂組成物、並びに可撓性エポキシ樹脂とカルボジイミド樹脂以外の樹脂とを含有するエポキシ樹脂組成物においても同様に、十分なtanδの転移幅が得られない。これに対し、本発明の可撓性エポキシ樹脂及びカルボジイミド樹脂を含有するエポキシ樹脂組成物においては、広範な温度範囲(例えば、約100〜210℃)を有するtanδの転移幅が実現される。以上の知見から、エポキシ樹脂組成物は、その硬化物のDMA分析から得られるtanδの転移幅が比較的狭いと、耐ヒートショック性が不十分になると推察される。
ここで、可撓性エポキシ樹脂としては、例えば、当該エポキシ樹脂を構成する分子鎖のなかで最長の分子鎖を有する主鎖の末端にグリシジルエーテル基を有し、当該グリシジルエーテル基にオキシアルキレン基、アルキレン基、シロキサン基、エチレン性不飽和二重結合基、チオール基、ウレタン基、アゾ基、イミン基、カルボニル基及びアシル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基が結合したエポキシ樹脂が挙げられる。
また、可撓性エポキシ樹脂は、可撓性エポキシ樹脂が下記一般式(1)で表される樹脂を含有することが好ましく、下記一般式(2)で表される樹脂を含有することがより好ましい。
Figure 2005290215
ここで、Rは2価の有機基を示し、R及びRは2価の有機基を示し、かつ、R及びRの少なくとも一方が、オキシアルキレン基、アルキレン基、シロキサン基、シアノ基を含んでいてもよいエチレン基、ブタジエン基、チオール基、ウレタン基、アゾ基、イミン基、カルボニル基及びアシル基からなる群より選択される1種以上の基を含む。
Figure 2005290215
ここで、上記一般式(2)中、Rは2価の有機基を示し、Aは炭素数が1〜8のアルキレン基を示し、nは1〜3の整数を示す。
上記一般式(1)で表される可撓性エポキシ樹脂を用いると、上述した効果が一層顕著となり、さらに上記一般式(2)で表される可撓性エポキシ樹脂を用いると、上述した効果が特に顕著となる。
本発明においては、前記可撓性エポキシ樹脂100質量部に対して、前記カルボジイミド樹脂を30〜70質量部含有することが好ましい。このような構成を採用することで、上述した効果を顕著に発現することができる。
本発明の樹脂組成物は、接着剤として使用することができる。かかる接着剤は上述した樹脂組成物からなるものであるため、該接着剤から得た硬化物は広範な温度範囲で膨張収縮に起因した応力が緩和される。これにより、かかる接着剤は、耐ヒートショック性に優れた硬化物の形成が可能になるので、かかる硬化物のクラックの発生や接着面の剥離を抑制することができる。したがって、本発明の樹脂組成物からなる接着剤は、優れた接着性を有することができる。一方、上記従来のエポキシ樹脂組成物を接着剤として使用すると、狭い温度範囲でしか応力緩和がされず、ヒートショック時の接着面の剥離等の問題が生ずる可能性がある。
本発明はまた、磁性材料からなる本体コアと、該本体コアに捲回された巻線と、を備えるコイル体の少なくとも一部が、加水分解性基を有する熱硬化性樹脂と、多孔質フィラ−と、を含有する樹脂組成物からなる硬化物で被覆されていることを特徴とするコイル体を提供する。かかる硬化物は上述した本発明の樹脂組成物から得られるものであるため、加熱冷却に伴う膨張収縮に起因した応力が十分に緩和されている。したがって、本発明のコイル体は、その被覆面に剥離やクラックが抑制された強固な硬化物を形成することができる。なお、本発明のコイル体としては、例えば、コイル部品が挙げられ、この場合の本体コアは磁心となる。ここで、「硬化物」とは、本発明の樹脂組成物を硬化させて得られる固体材料を意味し、その形状は特に限定されず、膜状であっても、板状であってもよい。
本発明はさらに、磁性材料からなる有底筒体と、該有底筒体内に収容されたコイル体と、磁性材料からなる蓋体と、可撓性エポキシ樹脂と、カルボジイミド樹脂と、を含有するエポキシ樹脂組成物の硬化物とを備え、上記有底筒体及び前記蓋体が、上記硬化物で接着されていることを特徴とするインダクタを提供する。
有底筒体及び蓋体の接着面は、本発明の接着剤を硬化させた硬化物で構成されている。かかる硬化物は、広範な温度範囲で膨張収縮に起因した応力が緩和されているので、優れた耐ヒートショック性を有することができる。このため、かかる硬化物はクラックの発生や剥離が抑制されるので、有底筒体及び蓋体を十分に密着する。これにより、コイル体を気密封止する。したがって、本発明のインダクタは、インダクタンスの著しい低下が防止される。
本発明によれば、耐ヒートショック性に優れた硬化物を形成可能なエポキシ樹脂組成物を提供することができる。本発明はまた、このエポキシ樹脂組成物を用いて形成されたコイル体及びインダクタを提供することが可能になる。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
(エポキシ樹脂組成物)
本実施形態のエポキシ樹脂組成物は、可撓性エポキシ樹脂及びカルボジイミド樹脂を含有するものである。
まず、可撓性エポキシ樹脂について説明する。可撓性エポキシ樹脂は、上述のように、例えば、当該エポキシ樹脂を構成する分子鎖のなかで最長の分子鎖を有する主鎖の末端にグリシジルエーテル基を有し、当該グリシジルエーテル基にオキシアルキレン基、アルキレン基、シロキサン基、エチレン性不飽和二重結合基、チオール基、ウレタン基、アゾ基、イミン基、カルボニル基及びアシル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基が結合したものである。このようなエポキシ樹脂としては、エーテル型のエポキシ樹脂、ゴム変性エポキシ樹脂、シリコーン変性エポキシ樹脂、エポキシ化ポリオレフィン樹脂、ウレタン変性エポキシ樹脂、ポリチオール系のエポキシ樹脂、ポリエステル系のエポキシ樹脂、アルキレンオキサイド付加型エポキシ樹脂等が挙げられる。
これらの可撓性エポキシ樹脂の中でも、下記一般式(1)で表されるものが好ましく、下記一般式(2)で表されるものがより好ましい。
Figure 2005290215
Figure 2005290215
上記一般式(1)及び(2)中、Rは2価の有機基を示す。Rとしては、下記一般式(3)で示される2価の有機基が好ましい。
−O−Ar−X−Ar−O− …(3)
ここで、Ar及びArは、同一であっても異なっていてもよく、5員環骨格、6員環骨格、ナフタレン骨格又はアントラセン骨格を有する2価の芳香族基を示し、Xは、2価の炭化水素基、スルホニル基、スルフィド基、エーテル基を示す。このように−R−R−R−基が2価の芳香族基を有する場合には、可撓性エポキシ樹脂の主鎖を構成する−R−R−R−基は、当該芳香族基の炭素原子数を除いた炭素原子数が2以上であることが好ましい。一方、かかる−R−R−R−基が2価の芳香族基を有しない場合には、−R−R−R−基を構成する炭素原子数の合計+が4以上(例えば、−R−R−R−基がテトラメチレン基であるもの)であることが好ましい。
Ar及びArの好ましい具体例としては、フェニレン基を代表とする、ナフタレン型、アントラセン型のアリーレン基が挙げられる。
Xの具体例としては、−C(CH−、−CH−、−CH(CH)−、−SO−、−O−、−S−等が挙げられる。
の好適な具体例としては、ビスフェノールA化合物、ビスフェノールF化合物、ビスフェノールS化合物、ビスフェノールAD化合物等から水酸基を除いた残基が挙げられる。
また、R及びRは2価の有機基を示し、かつ、R及びRの少なくとも一方が、オキシアルキレン基、アルキレン基、シロキサン基、シアノ基を含んでいてもよいエチレン基、ブタジエン基、チオール基、ウレタン基、アゾ基(例えば、−N=N−)、イミン基(例えば、−CH=N−)、カルボニル基及びアシル基からなる群より選ばれる1種以上の基を含むものである。
これらの中でR及びRとしては、−(A−O)−又は−(O−A)−で表されるオキシアルキレン基が好ましい。Aは炭素数が1〜8のアルキレン基を示し、nは1〜3の整数を示す。このようなオキシアルキレン基としては、例えば、オキシメチレン基、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、テトラメチレン基、オキシペンチレン基、オキシへキシレン基が挙げられる。これらの中でも、オキシエチレン基、オキシプロピレン基が好ましい。なお、オキシプロピレン基としては、プロピレン基の2級炭素が酸素原子に結合していてもよく、1級炭素が酸素原子に結合していてもよい。
このような可撓性エポキシ樹脂は、例えば、以下のようにして得ることができる。エーテル型の可撓性エポキシ樹脂の製造方法としては、例えば、グリセリン、(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プロピレングリコール等の多価アルコールとエピクリルヒドリンとを反応させてグリシジルエーテルを得、次いで、このグリシジルエーテルに、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールAD、カテコール、レゾルシノール等の多価フェノールを反応させる方法が挙げられる。また、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールAD、カテコール、レゾルシノール等の多価フェノールとグリセリン、(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プロピレングリコール等の多価アルコールとを反応させた後、エピクリルヒドリンを更に反応させてもエーテル型の可撓性エポキシ樹脂を得ることができる。また、エステル型の可撓性エポキシ樹脂の製造方法としては、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸やβ−ヒドロキシナフトエ酸等のヒドロキシカルボン酸とエピクリルヒドリンとを反応させてグリシジルエーテルエステルを得、或いは、フタル酸やテレフタル酸等のポリカルボン酸とエピクリルヒドリンとを反応させてポリグリシジルエステルを得、次いで、これらのエステル化合物のうちの少なくとも1種にビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールAD、カテコール、レゾルシノール等の多価フェノールを反応させる方法が挙げられる。
また、このようにして得られる可撓性エポキシ樹脂としては、下記式(4)又は(5)で表されるものが特に好ましい。
Figure 2005290215
Figure 2005290215
なお、上記式(4)又は(5)で表される可撓性エポキシ樹脂は商業的に入手することも可能であり、上記式(4)で表される可撓性エポキシ樹脂としては、例えば、EP4000S(商品名、旭電化製)が挙げられ、上記式(5)で表される可撓性エポキシ樹脂としては、例えば、ZX−1627(商品名、東都化成製)が挙げられる。
可撓性エポキシ樹脂のエポキシ当量(g/eq)としては、好ましくは200〜600、より好ましくは200〜400、更に好ましくは250〜300である。かかるエポキシ当量が200未満であると、可撓性が不十分となる傾向にあり、一方、600を超えると、硬化性等のハンドリング性が低下する傾向にある。
また、本実施形態にかかるエポキシ樹脂組成物においては、上述した可撓性エポキシ樹脂を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
次に、本実施形態にかかるカルボジイミド樹脂について説明する。
カルボジイミド樹脂は、―R−N=C=N−で示される少なくとも1種の繰り返し単位を含有する単独重合体又は共重合体である。なお、Rは後述するジイソシアネート化合物の−NCO基を除いた残基である。
かかるカルボジイミド樹脂は、例えば、触媒存在下、少なくとも1種のジイソシアネート化合物のイソシアネート基を脱炭酸縮合反応によりカルボジイミド化させることによって得ることができる。ジイソシアネート化合物としては、例えば、脂肪族系ジイソシアネート化合物、脂環式系ジイソシアネート化合物、芳香族系ジイソシアネート化合物、芳香−脂肪族系ジイソシアネート化合物が挙げられる。これらのジイソシアネート化合物は単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
ジイソシアネート化合物としては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’,4”−トリフェニルメチレントリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3’−ジメチルフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、3,3’−ジメチルジフェニル−4,4’−ジイソシアネートが挙げられ、これらの混合物を使用してもよい。
また、硬化触媒としては、例えば、1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド、3−メチル−2−ホスホロン−1−オキシドが挙げられる。
さらに、カルボジイミド樹脂を製造する際に、フェニルイソシアネート、トリルイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネート、メチルイソシアネート等のモノイソシアネート化合物を併用して、カルボジイミド樹脂の末端を封止し分子量を調整してもよい。
このようなカルボジイミド樹脂は商業的に入手することが可能であり、例えば、10M−SP(商品名、日清紡製)が挙げられる。
また、カルボジイミド樹脂のカルボジイミド基は、エポキシ樹脂組成物を硬化させる際に下記式(6)に示す自己架橋反応により3量体を形成することができる。これにより、エポキシ樹脂組成物の硬化物のTgが向上し、高耐熱性を発現することができる。
Figure 2005290215
さらに、カルボジイミド樹脂のカルボジイミド基は、無機材料の活性水素と反応することが可能であるため、電子部品等の部材との密着性が高められる。
カルボジイミド樹脂の含有量は、可撓性エポキシ樹脂100質量部に対して、好ましくは30〜70質量部、より好ましくは30〜50質量部、更に好ましくは40〜50質量部である。カルボジイミド樹脂の含有量が30質量部未満であると、エポキシ樹脂組成物の硬化物の耐熱性が不十分となる傾向にある。一方、かかる含有量が70質量部を超えると、硬化時の過大な発熱による熱応力で接着力が低下する傾向にある。また、同時にエポキシ樹脂組成物のポットライフ等のハンドリング性が低下する可能性がある。
本実施形態に係るエポキシ樹脂組成物は、可撓性エポキシ樹脂とカルボジイミド樹脂とを必須成分とするものであるが、エポキシ樹脂組成物の粘度やポットライフに影響を与えない範囲で、必要に応じて硬化剤、その他添加剤を含有することができる。
硬化剤としては、従来公知の硬化剤を配合することができ、例えば、イミダゾール類(その誘導体を含む)、フェノール類、ジシアンジアミド、アミン類、酸無水物類が挙げられる。これらのうちの少なくとも1種の硬化剤を配合することで、熱硬化性樹脂の硬化反応を促進することができる。
イミダゾール類としては、例えば、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダーゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−メチル−4−エチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−ブチルイミダゾール、1−プロピル−2−イチルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フエニルイミダゾール、1−アジン−2−メチルイミダゾール、1−アジン−2−ウンデシルイミダゾールが挙げられる。フェノール類としては、例えば、ザイロック型フェノール、ジヒドロキシナフタレンが挙げられる。アミン類としては、例えば、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、ジメチルエタノールアミン、ジメチルベンジルアミン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノ)フェノール、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデセンが挙げられる。酸無水物としては、例えば、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水ピロペリット酸が挙げられる。
硬化剤の含有量は、可撓性エポキシ樹脂100質量部に対して、好ましくは5〜50質量部、より好ましくは5〜40質量部、更に好ましくは5〜30質量部である。硬化剤の含有量が5質量部未満であると、エポキシ樹脂組成物の硬化反応が不十分となり架橋密度が低下する傾向がある。一方、かかる含有量が50質量部を超えると、硬化時の発熱による熱応力の増大で、接着力が低下する可能性がある。
また、添加剤として、必要に応じてシリコーンパウダーを含有してもよい。かかるシリコーンパウダーをエポキシ樹脂組成物に添加することで、エポキシ樹脂組成物の硬化物の加熱時における弾性率(耐熱性)を向上させることができる。ここで、シリコーンパウダーとは、粉体状のシリコーン樹脂を意味する。シリコーンパウダーとしては、シリコーンゴムパウダー、シリコーンレジンパウダーが挙げられ、球状のものが好適に使用される。シリコーンパウダーは商業的に入手することが可能であり、例えば、KMP600(商品名、信越化学工業(株)製)が挙げられる。なお、シリコーンパウダーの配合量は、可撓性エポキシ樹脂100質量部に対して、好ましくは5〜50質量部、より好ましくは10〜40質量部、更に好ましくは20〜30質量部である。また、ブタジエンゴムパウダーやアクリルゴムパウダーをシリコーンパウダーと同様の配合割合で含有してもよい。
(接着剤)
本実施形態にかかる接着剤は、上述したエポキシ樹脂組成物からなるものである。かかる接着剤は可撓性エポキシ樹脂及びカルボジイミド樹脂を含んで構成されることで、該接着剤の硬化物の耐熱性が向上するとともに、従来に比して広範な温度範囲で膨張収縮に起因した応力が緩和される。このため、かかる接着剤から得た硬化物は、優れた耐ヒートショック性を有するので、かかる硬化物のクラックの発生や接着面の剥離を抑制することができる。したがって、電子部品の接着を目的としてかかる接着剤を使用すれば、電子部品の部材間の隙間を十分な密着性をもって気密封止することができる。更に本実施形態の接着剤により、耐熱性に優れ、接着強度の高い高強度、高信頼性の電子部品を提供することができる。
(インダクタ及びコイル体)
次に、インダクタについて説明する。図1は、本実施形態にかかるインダクタの概略斜視図である。図2は、本実施形態にかかるインダクタのI−I方向に沿ってとられた断面図である。本実施形態にかかるインダクタ10は、蓋体1と、有底筒体3と、コイル体5と、接着層7とを備える。蓋体1及び有底筒体3は、磁性材料であるNi−Zn系のフェライト材から構成されている。接着層7は、可撓性エポキシ樹脂及びカルボジイミド樹脂を含有する樹脂組成物からなる接着剤の硬化物で構成されている。接着層7の側面には、蓋体1の外周部が接着している。また、接着層7の底面には、有底筒体3の開口端が接着している。接着層7の膜厚は、特に限定されないが、例えば、1mm程度である。このように、蓋体1及び有底筒体3の開口端は接着層7を介して接着されており、有底筒体3の開口が接着層7及び蓋体1で密封されている。
また、蓋体1と有底筒体3との接着形態としては、特に限定されず、図3に示すように蓋体1と有底筒体3とが当接することなく接着層7を介して接着されていてもよい。この場合、蓋体1の底部と有底筒体3の開口端とが接着層7を介して接着されていてもよく、また、蓋体1の底部と有底筒体3の内周壁とが接着層7を介して接着されていてもよく、さらに、蓋体1の底部と有底筒体3の外周壁とが接着剤層7を介して接着されていてもよい。
図4(a)、(b)は、それぞれ本実施形態にかかるコイル体の例を示す断面図である。図4(a)に示すコイル体5は、絶縁材料が被覆された銅からなる巻線2がドラム型の本体コア4に捲回されたものである。図4(b)に示すコイル体5は、絶縁材料が被覆された銅からなる巻線2が筒状の本体コア4に捲回されたものである。なお、コイル体の構造は、図4(a)、(b)に限定されるものではない。また、巻線2は、これを本体コア4に固定するために上述した本実施形態の樹脂組成物からなる硬化物で被覆されていてもよい。
このように本実施形態にかかるインダクタ10は、蓋体1及び有抵筒体3が接着層7を介して接着されている。インダクタ10は、接着層7を構成する硬化物の膨張収縮に起因したクラックの発生や接着層7の剥離が十分に抑制されている。したがって、蓋体1及び有底筒体3は十分な密着性をもって接着されているので、インダクタ10のインダクタンスの低下が防止される。
次に、インダクタ10の製造方法を説明する。まず、蓋体1、有底筒体3、コイル体5及び接着剤を準備する。接着剤としては、可撓性エポキシ樹脂とカルボジイミド樹脂とを含有する樹脂組成物を使用する。次いで、有抵筒体3にコイル体5を収容した後、有底筒体3に蓋体1を載置する。次に、蓋体1及び有底筒体3の隙間に接着剤を塗布し、熱硬化させる。これにより、熱硬化された接着剤は、接着層7を形成する。なお、接着剤の塗布には、ディスペンサー等を使用することができる。このようして、インダクタ10が製造される。
上記実施形態においては、インダクタ10の蓋体1及び有底筒体3の接着に本発明の接着剤を使用する場合を説明した。本実施形態の接着剤は、比較的膜厚の厚い接着層7を形成することを目的に使用することもできる。また、本実施形態の接着剤は、インダクタ以外の他の電子部品、例えば、コネクタ、リレー、コンデンサ、スイッチ、トランス等に備えられる各部材の接着に使用することができる。また、半導体素子の封止材料としても適用可能である。さらに、上記実施形態においては、インダクタ10の有底筒体3内に収容されたコイル体5として、当該コイル体の少なくとも一部が上述した本実施形態の樹脂組成物からなる硬化物により被覆されたものを用いてもよい。
以下、実施例及び比較例に基づき本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
(エポキシ樹脂組成物の調製)
可撓性エポキシ樹脂100質量部(EP4000S、旭電化(株)製)、カルボジイミド樹脂(10M−SP、日清紡製)、及び硬化剤25質量部(MY24、味の素ファインテクノ(株)製)を混合容器に秤量して、常温で1分間手混合した後、自公転方式のミキサー(ハイブリッドミキサーHM500、キーエンス製)で30分間混合した。次いで、自公転方式のミキサーで2分間脱泡を行い、実施例1のエポキシ樹脂組成物を得た。
(実施例2〜6及び比較例1)
各材料及び配合量を表1に記載のものに代えたこと以外は、実施例1と同様の方法により実施例2〜6及び比較例1のエポキシ樹脂組成物をそれぞれ調製した。なお、表1中のカルボジイミド樹脂及び硬化剤の配合量は、可撓性エポキシ樹脂の合計100質量部に対する質量(質量部)を意味する。
Figure 2005290215
可撓性エポキシ樹脂:EP4000S、エポキシ当量(g/eq)260、旭電化(株)製、商品名、
可撓性エポキシ樹脂:ZX−1627、エポキシ当量(g/eq)237、東都化成製、商品名、
可撓性エポキシ樹脂:EPU−78−13S、エポキシ当量(g/eq)210、旭電化(株)製、商品名、
カルボジイミド樹脂:10M−SP、日清紡製、商品名、
イミダゾール系潜在性硬化剤:、PN23、味の素ファインテクノ(株)製、商品名。
(Tg、貯蔵弾性率の測定)
以下のようにしてDMA(動的熱機械分析装置)分析により、Tg及び貯蔵弾性率を測定した。まず、アルミ製の容器(φ3cm×高さ1cmm)に、実施例1〜4及び比較例1で得たエポキシ樹脂組成物20gをそれぞれ投入し、130℃/30分で加熱硬化させた。次に、得られた硬化物を40mm×5mm×0.4mmの大きさに切削加工して、DMA測定用サンプルを作製した。次に、得られたDMA測定用の各サンプルについて、DMS6100(セイコーインスツルメンツ社製)を用いて動的粘弾性を測定し硬化物のTg、並びに室温及び175℃における貯蔵弾性率を求めた。測定結果を表2に示す。なお、測定条件は、温度領域30〜250℃、昇温速度5℃/分、荷重64.5gf、引っ張りモードとした。また、このDMA分析から硬化物のtanδの温度依存性についても検討を行った。その結果を図5に示す。なお、図5中、Aは実施例1、Bは実施例2、Cは実施例3、Dは実施例4、Eは比較例1の測定結果をそれぞれ示す。
(ピール試験)
まず、アルミ製の容器(Φ3cm×高さ1cm)に、実施例1〜4及び比較例1で得たエポキシ樹脂組成物20gをそれぞれ投入し、130℃/30分で硬化させた。次に、得られた硬化物を切断加工し、アルミ箔が片側に接着している幅10mm、厚さ8mmのピール試験用の試験片を作製した。次に、その試験片からアルミ箔を試験片に対して90°の方向に、10mm/分の速度で剥離し、この剥離に要した応力をオートグラフで測定した。測定結果を表2に示す。
(ヒートショック試験)
Ni−Zn系のフェライト材からなる有底筒体上に、円盤状の蓋体を載置した。有底筒体の寸法は10mm角であり、高さは6mmである。次に、蓋体及び有底筒体の隙間に実施例1〜4及び比較例1で得た接着剤をそれぞれ塗布し、150℃/30分で硬化させ評価用サンプルを作製した。次に、得られたサンプルを−50〜150℃の温度範囲で1000サイクルのヒートショック処理を行った。そのヒートショック処理の応力に起因して接着層にクラックの発生の有無を目視で観察し、以下の基準で評価した。評価結果を表2に示す。
○:接着層にクラックが発生しなかったもの。
×:接着層にクラックが発生したもの。
Figure 2005290215
本発明にかかるインダクタの一例を示す概略斜視図である。 本発明にかかるインダクタの一例を示す断面図である。 本発明にかかるインダクタの他の例を示す断面図である。 (a)、(b)は、それぞれ本発明にかかるインダクタのコイル体の例を示す断面図である。 本発明にかかるエポキシ樹脂組成物の硬化物のtanδの温度依存性の一例を示す図である。 本発明におけるtanδの転移幅を説明するための図である。
符号の説明
1…蓋体、3…有底筒体、5…コイル体、7…接着層、10…インダクタ。

Claims (6)

  1. 可撓性エポキシ樹脂及びカルボジイミド樹脂を含有することを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
  2. 前記可撓性エポキシ樹脂が下記一般式(1)で表される樹脂を含有することを特徴とする請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。
    Figure 2005290215
    [式中、Rは2価の有機基を示し、R及びRは2価の有機基を示し、かつ、R及びRの少なくとも一方が、オキシアルキレン基、アルキレン基、シロキサン基、シアノ基を含んでいてもよいエチレン基、ブタジエン基、チオール基、ウレタン基、アゾ基、イミン基、カルボニル基及びアシル基からなる群より選択される1種以上の基を含む。]
  3. 前記可撓性エポキシ樹脂が下記一般式(2)で表される樹脂を含有することを特徴とする請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。
    Figure 2005290215
    [式中、Rは2価の有機基を示し、Aは炭素数が1〜8のアルキレン基を示し、nは1〜3の整数を示す。]
  4. 前記可撓性エポキシ樹脂100質量部に対して、前記カルボジイミド樹脂を30〜70質量部含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のエポキシ樹脂組成物。
  5. 磁性材料からなる本体コアと、該本体コアに捲回された巻線と、を備えるコイル体の少なくとも一部が、加水分解性基を有する熱硬化性樹脂と、多孔質フィラ−と、を含有する樹脂組成物からなる硬化物で被覆されていることを特徴とするコイル体。
  6. 磁性材料からなる有底筒体と、
    該有底筒体内に収容されたコイル体と、
    磁性材料からなる蓋体と、
    可撓性エポキシ樹脂と、カルボジイミド樹脂と、を含有するエポキシ樹脂組成物の硬化物と、
    を備え、
    前記有底筒体及び前記蓋体が、前記硬化物で接着されていることを特徴とするインダクタ。
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