JP2005289484A - 食品の包装方法及び包装装置 - Google Patents

食品の包装方法及び包装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 おにぎりの袋包装を能率的に行なう。
【解決する手段】 ターンテーブル1に三角おにぎり401を投入し、包装シート200に対し、下方からおにぎりを当てる工程、突出しブロック5によって包装シートと一緒におにぎりを突き出す突出し工程、該突出し中に、包装シートでおにぎりを包む包み工程、シート耳部を折り重ねて袋300の襠部302を形成する工程、襠部を溶着する工程、袋の開口縁を封止する工程を、自動的に行なう。
【選択図】 図1

Description

本発明は、おにぎり等の食品の包装方法及び包装装置に関するものである。
コンビニエンスストアで販売されている「三角おにぎり」の包装形態には、図26に示す如く、包装シート(200)によって、三角おにぎり(401)をその形状に沿わせて包んだもの(特許文献1)と、図27に示す如く、包装袋(300)におにぎり(401)を収容したものとがある。
前者の包装形態は、図19、図20に示す如く、外フィルム(201)と内フィルム(205)との間にシート状海苔(206)を挟んで形成した包装シート(200)を使用することにより、おにぎり(401)と外気の両方からシート状海苔(206)を遮断でき、該海苔を乾燥状態に保って風味や食感を損なわない。又、外フィルム(201)にカットテープ(203)を施して分断可能部(202)を形成しておくことにより、おにぎりの包装を簡単に解くことができ、包装を解くと自然にシート状海苔(206)がおにぎりに被さる様になっており、食するのに便利である。
又、前者の場合、自動包装装置によって高能率におにぎりを包装でき、包装コストを下げることができる。
図27の後者の包装形態は、近時の高級志向から生まれたもので、おにぎりの形状がそのまま包装形態に表れる前者に比べて、おにぎりを大きく見せる効果もある。
但し、包装袋(300)は1枚もののシートで形成されており、海苔はおにぎりに直接に巻かれるため、食するまでに海苔は湿ってしまい、海苔の風味や食感が損なわれる。
又、後者は、包装袋(300)へのおにぎりの投入は手作業で行っているため、袋詰め作業の能率が上らず、コスト高となる問題があった。
更に後者は、包装を解く際に、袋の開口封止部(303)に施されたV字状の切込み(306)を挟んで、袋の封止部(303)に両手の親指f1、f2が当たる様に袋を支持し、切込み(306)から包装袋を裂く。このときおにぎり(401)を手で保持しておくことが出来ないため、包装袋(300)が2つに裂けたとたん、袋からおにぎり(401)が落下してしまうことがある。落下したおにぎり(401)は原形を留めないほどに崩れて、食することが出来なくなる。
特開2003−192075号公報
本発明は上記問題を解決すると共に、食品の形状に対して汎用性のある食品の包装方法、包装装置を提供するものである。
本発明の食品の包装方法は、交換可能に配備されたターンテーブル(1)外周の食品収容孔(11)に包装すべき食品(400)を投入する工程、
略矩形の包装シート(200)をターンテーブルの食品収容孔(11)の所定の停止位置の上方に供給する包装シート供給工程、
ターンテーブル(1)上の食品(400)を突上げ部材(33)によって突き上げる突上げ途上で食品(400)に包装シートの一端側を被せる工程、
突出しブロック(5)によって食品を包装シート(200)と一緒に横方向に突き出す突出し工程、
食品(400)の突出し中に包装シート(200)の余り側を食品(400)に折り被せて包装シートによって食品(400)を包む包み工程、
シート耳部折重ね装置(6)によって、食品(400)からはみ出した包装シートの長手方向に沿う両端耳部を、突出しブロック(5)の側面上に折り重ねる包装シート耳部折重ね工程、
食品(400)の突出し端にて、突出しブロック(5)が食品(400)を保持している状態で、溶着装置(8)によって包装シート耳部の折重なり部を溶着して包装シートを一端開口の袋(300)に形成する溶着工程、
袋(300)の開口(301)を溶着等によって閉じる封止工程を含む。
本発明の食品の包装装置は、外周に等間隔に食品収容孔(11)が開設され、間欠回転して食品(400)を突上げステーションS3に搬送するターンテーブル(1)と、
矩形の包装シート(200)を、その一端側が食品(400)の突上げ移行路に侵入する様に供給する包装シート供給装置(4)と、
包装シート供給位置にて水平状態で待機する包装シート(200)に対し、該シートの下方から食品(400)を突き上げ、食品(400)の上面に包装シートの一端側を被せ、他端側を垂下させる食品突上げ部材(33)と、
下流側が解放された収容部(51)を有し、該収容部(51)に食品(400)を収容して該食品(400)を案内板(61)を滑らせて下流側に移動させ、包装シート(200)の垂下部を案内板(61)と食品(400)の間に引き込んで食品(400)の下面にも該シートを被せる突出しブロック(5)と、
食品(400)からはみ出した包装シートの長手方向に沿う両端耳部を、食品の突き出し移行中に、突出しブロック(5)の側面上に折り重ねるシート耳部折重ね装置(6)と、
食品(400)の突出し端に配備され、突出しブロック(5)が食品(400)を保持している状態で、包装シート(200)の耳部の重なり部を溶着する溶着装置(8)と、
袋(300)の開口(301)を溶着等によって閉じる封止装置(9)
とを有し、
ターンテーブル(1)及び突出しブロック(5)は、包装すべき形状に対応する食品収容孔(11)、収容部(51)を有するものに交換可能である。
包装装置によって、おにぎり等の食品の包装を自動的に行なうことができ、包装能率が向上して、包装食品の生産性を高めることができる。
袋包装であるから、高級志向を満たし、又、食品を大きく見せることができる。
ターンテーブル(1)及び突出しブロック(5)を、包装すべき形状に対応する食品収容孔(11)、収容部(51)を有するものに交換することによって、三角おにぎり、短い棒状飯、稲荷寿司等、食品の形状が異なる場合でも包装が可能であり、食品の形状に対して汎用性がある。
又、包装食品の包装を下記の手順で解けば、袋から食品を落下させることを防止できる。
一方の手で、包装袋(300)の分断可能部(202)から片方を、袋の上から食品を軽く掴む様にして保持する。他方の手で分断可能部(202)先端を摘んで引っ張る。分断可能部(202)から外フィルム(201)が二分される。
外フィルム(201)を裂いた手で、フリー状態の包装袋(300)の片側を引っ張って、食品(400)を部分的に露出させる。
その裂いた手で、食品(400)の露出部分を保持し、他方の手で包装袋(300)の残りの部分を外側に引っ張る。
食品から包装袋(300)が完全に取り除かれ、食品(400)を食することができる。 包装を解く際に、常に食品(400)を手で保持しておくことができ、従来の様に、包装袋(300)を2つに裂いたとたん食品が袋から落下してしまうことを防止できる。
包装すべき食品
図22に示す如く、実施例で包装する食品(400)は、三角おにぎり(401)であって、おにぎり(401)は、かやくご飯の塊或いは白米の塊であり、内部に具が入っていても可い。
包装袋
上記おにぎり(401)を収容する包装袋(1)は、図19乃至図21に示す矩形のシート(200)によって形成される。
包装シート(200)は、透明外フィルム(201)と半透明内フィルム(205)との間に長方形のシート状食品(207)を挟み、外フィルム(201)と内フィルム(205)の外周部を溶着(208)して形成される。
包装シート(200)を長さ方向の中央部で略U字状に屈曲し、シート間に上記三角おにぎり(401)を挟み込んだ状態で、包装シートの長手方向に沿う両側縁及び包装シートの両端おにぎり(401)から十分に余裕のある状態にはみ出す。
包装シート(200)の長手方向に沿う両側縁がおにぎり(401)からはみ出して余裕分を、耳部と呼ぶ。
外フィルム(201)は、幅方向の中央部に、該フィルムを全長に亘って長さ方向に裂くことのできる分断可能部(202)を有している。
実施例の分断可能部(202)は、カットテープ(203)によって形成される。
カットテープ(203)は、煙草の箱を覆っているフィルム包装を解く際に実施されて公知のものであって、細帯テープを外フィルム(202)に接着し、該細幅テープの一端を引っ張ると外フィルム(202)をテープ幅で裂くことができる。
内フィルム(205)は、 同じ形状の長方形の2枚のフィルム片(205a)(205a)を、互いの長手方向に沿う内側縁を5〜10mmの重なり幅で重ねて形成される。
シート状食品(207)は、実施例ではシート状海苔(206)である。シート状海苔(206)は、外フィルム(201)よりも小さく、おにぎり(401)に被さる程度の大きさである。
おにぎりの包装手順
図22aに示す如く、外フィルム(201)を上側、内フィルム(205)を下側して水平状態で待機している包装シート(200)の一端側に、横向き姿勢のおにぎり(401)を突き上げて、おにぎり(401)の三角上面に包装シート(200)を被せる。このとき、図22bに示す如く、包装シート(200)の幅中心がおにぎり(401)の幅中心に揃い、おにぎり底縁が包装シート(200)の長さ中心からおにぎりの厚みの1/2ずれた位置となる様に、包装シート(200)をおにぎり(401)に被せ、包装シートの他端側は垂下させる。
図22cに示す如く、包装シート(200)の垂下した部分をおにぎり(401)の三角下面に被さる様に折り畳む。これによって、略U字状に屈曲して両端の位置が揃った包装シートにおにぎり(401)が挟まれた状態となる。
図22dに示す如く、おにぎり(401)からはみ出た包装シート(200)の両耳部の中央部を内側に折り込む。
図22eに示す如く、包装シート(200)の上側の耳部(200a)を下向きに折り畳み、次に図22fに示す如く、下側の耳部(200b)を上向きに折り畳んで、耳部(200a)(200b)を折り重ねて溶着(304)して襠部(302)を形成し、一端が開口(301)した袋(300)を形成する。
図22gに示す如く、袋開口(301)を溶着して封止部(303)を形成する。但し、包装シート(200)を構成する外フィルム(201)のカットテープ(203)部分及び内フィルム(205)のフィルム片(205a)(205a)の内端重なり部は溶着しない。
包装装置の概略
図1に示す如く、包装装置は、予め型成形した三角おにぎり(401)を間欠送りする第1ターンテーブル(1)と、
該第1ターンテーブル(1)の後記する突上げステーションS3の上方に前記包装シート(200)を供給する包装シート供給装置(4)と、
供給された包装シート(200)に対し、該シートの下方からおにぎり(401)を突き上げておにぎり(401)の上面に包装シートの一端側を被せ、他端側を垂下させる食品突上げ部材(33)と、
おにぎり(401)を収容して該おにぎり(401)を案内板(61)上で滑らせて下流側に移動させ、包装シート(200)の垂下部を案内板(61)とおにぎり(401)との間に引き込んでおにぎり(401)の下面にも該シートを被せる突出しブロック(5)と、
おにぎり(401)の突出し移行路中に、おにぎり(401)からはみ出した包装シートの耳部を、突出しブロック(5)の側面上に折り重ねるシート耳部折重ね装置(6)と、
おにぎり(401)の突出し端に配備され、突出しブロック(5)がおにぎり(401)を保持している状態で、包装シート(200)の耳部の重なり部を溶着する溶着装置(8)と、
袋(300)の開口(301)を溶着等によって閉じる封止装置(9)とによって構成される。
次に、上記包装装置の個々の構成について説明する。
第1ターンテーブル
第1ターンテーブル(1)は、外周寄りに複数個(実施例では8個)のおにぎり収容孔(11)が等間隔に開設されている。
収容孔(11)は、第1ターンテーブル(1)の上下面に開口して三角おにぎり(401)に対応して三角形に形成され、1つの三角頂部を該ターンテーブルの回転中心側に向けている。
図3に示す如く、各収容孔(11)の下部開口縁は内側に少し張り出して、おにぎりの落下を防止するエッジ(12)を形成している。
第1ターンテーブル(1)は、間欠回転駆動装置(図示せず)に連繋した回転軸(13)に着脱可能に取り付けられている。
第1ターンテーブル(1)の上面中央に段付き貫通孔(14)が開設され、該段部を貫通させた複数のボルト(15)を回転軸(13)に螺合して、該ターンテーブル(1)を回転軸(13)に固定している。
段付き貫通孔(14)にキャップ(16)を嵌め込んで、ボルト(17)にて回転軸(13)に固定している。
図2に示す如く、第1ターンテーブル(1)は1/2円弧に2等分されている。これは後記する包装シート供給装置(4)が、ターンテーブル(1)の上方に部分的に被さっていても、該ターンテーブル(1)の取り外しを可能にするためである。
第1ターンテーブル(1)には、該テーブルの回転方向に、3つのおにぎり投入ステーションS1、S1、S1、厚み揃えステーションS2、おにぎり突上げステーションS3が設定される。
3つのおにぎり投入ステーションS1、S1、S1の中央部のステーションの対向位置に、おにぎり突上げステーションS3が位置している。
3つのおにぎり投入ステーションS1、S1、S1、を包囲する様に円弧状の作業台(2)が配備される。該作業台(2)は、3つのおにぎり投入ステーションS1、S1、S1に位置するおにぎり収容孔(11)の開口底面を塞ぐ塞ぎ板(21)を具えている。
作業台(2)は定位置に固定され、第1ターンテーブル(1)が回転しても作業台(2)及び塞ぎ板(21)は定位置のままである。
作業者が手作業で三角おにぎり(401)を第1ターンテーブル(1)の収容孔(11)に投入する際に、作業台(2)に三角おにぎり(401)を載せておくことができる。
図3に示す如く、厚み揃えステーションS2には、厚み揃え装置(3)が配備される。厚み揃え装置(3)は、第1ターンテーブル(1)を挟んで一対の押し部材(31)(32)が対向して接近離間可能に配備して構成される。両押し部材(31)(32)は昇降駆動装置(図示せず)に連繋され、ターンテーブル(1)の収容孔(11)が、厚み揃えステーションS2に停止するタイミングに合わせて接近し、下方の押し部材(32)は収容孔(11)の開口底を塞ぎ、上方の押し部材(31)は、収容孔(11)に一定深さだけ侵入して、収容孔(11)の三角おにぎり(401)の厚みを一定に揃える。
第1ターンテーブル(1)が回転中は、両押し部材(31)(32)は第1ターンテーブル(1)から離間している。
包装シート供給装置
図1に示す如く、包装シート供給装置(4)は、前記包装シート(200)を積み重ねて収容するストッカー(41)と、該ストッカー(41)の下方と前記おにぎり突上げステーションS3の上方との間に無端状に張設された複数のベルト(42)と、ストッカー(41)の下方に昇降可能に配備された吸引筺(43)とによって構成されている公知の装置である。
吸引筺(43)がベルト(42)をかわして上昇し、吸引筺(43)上面の複数の孔(44)に作用させた吸引力によってストッカー(41)内の最下部の包装シート(200)を吸引し、吸引筺(43)の下降によって該包装シート(200)をストッカー(41)から引き出してベルト(42)上に載置して、シートに対する吸引を解除する。
包装シート(200)がベルト(42)に載置されたタイミングに合わせて、ベルト(42)が周回し、包装シート(200)を前記おにぎり突上げステーションS3の真上に搬送する。
このとき、包装シート(200)の一端側がおにぎり突上げステーションS3位置のおにぎり収容孔(11)の真上に位置し、他端は、第1ターンテーブル(1)から離れる方向に向く様に、包装シート(200)が供給される。
ストッカー(41)には、包装シート(200)の内フィルム(205)が下、外フィルム(201)が上になる様に収容される。
従って、包装シート(200)は、おにぎり突上げステーションS3にて、内フィルム(205)を下側にして待機する。
ストッカー(41)には、吸引筺(43)によって吸着された最下部の包装シート(200)以外のシートの落下を防止する公知の落下防止手段(図示せず)が設けられている。
包装シート供給装置(4)の周回ベルト(42)は、第1ターンテープルの上面に接近した高さに位置し、包装シート(200)をターンテーブル(1)の上面に近い位置に供給できる。
シート耳部折重ね装置
図1に示す如く、前記第1ターンテーブル(1)から離れた位置に第2ターンテーブル(7)が配備される。
第2ターンテーブル(7)には、第1ターンテーブル(1)のおにぎり突上げステーションS3に最も近い位置に溶着ステーションS4が設定され、該溶着ステーションS4からターンテーブルの回転方向へ、封止ステーションS5、ラベル貼りステーションS6、排出ステーションS7が順に設定される。
おにぎり突上げステーションS3と溶着ステーションS4との間に、シート耳部折重ね装置(6)が配備される。
シート耳部折重ね装置(6)は、前記突上げ部材(33)によって、第1ターンテーブル(1)の収容孔(11)から上方へ突き上げられたおにぎり(401)を、溶着ステーションS4側(下流側)へ突き出す突出しブロック(5)と、おにぎりの第2ターンテーブル(7)側への突出し移動を案内する案内板(61)と、案内板(61)の上方に突出しブロック(5)の上下方向の厚みよりも僅か大きな間隔を存して案内板(61)と平行に配備された補助案内板(62)と、補助案内板(62)の上方に該板と平行に配備され突出しブロック(5)をスライド可能に支持した取付板(54)と、案内板(61)と補助案内板(62)との間にて、おにぎり(401)の移行路の両側に配備された第1、第2、第3の3つ定規板(63)(64)(65)によって構成される。
図3、図4に示す如く、案内板(61)及び補助案内板(62)は、突上げ部材(33)の突き上げ移行路に対応して開口部が形成され、案内板(61)の開口部の第2ターンテーブル(7)側の端縁(61a)は、該突き上げ移行路に近接している。
取付板(54)の上流端は、おにぎり突上げステーションS3を越えて第1ターンテーブル(1)の回転中心側へ延びている。
取付板(54)は、おにぎり突上げステーションS3から溶着ステーションS4へ延びる平行ガイド軸(55)(55)の両端を支持している。
上記ガイド軸(55)上に、スライドブロック(53)を介して突出しブロック(5)がスライド可能に配備される。突出しブロック(5)は、スライドブロック(53)に対してボルト止め等により着脱可能に取り付けられている。
図5に示す如く、突出しブロック(5)にスライド駆動装置(56)が連繋される。
スライド駆動装置(56)は、前記ガイド軸(55)と平行に配備したネジ軸(56a)をスライドブロック(53)に貫通螺合させ、該ネジ軸(56a)にサーボモータ等の回転駆動装置(56b)を連繋して構成され、ネジ軸(56a)の正、逆回転によるネジ推力で、スライドブロック(53)、即ち突出しブロック(5)をスライド移動させる。
図5、図15に示す如く、突出しブロック(5)は、おにぎり(401)の厚みに対応する厚みの4角形の扁平ブロックに、おにぎりを収容するための三角形の収容部(51)を開設して形成されている。収容部(51)は、上下方向及び第2ターンテーブル(7)側に開口している。
突出しブロック(5)の突出し方向に沿う両側面(50)(50)には、後記する袋(300)の襠部(302)を溶着するための浅い凹み部(52)が形成されている。
凹み部(52)は、下流側の短い縦溝(52a)と該縦溝の中央部から上流側に長く延びる横溝(52b)とによって略T字状を呈している。
突出しブロック(5)の収容部(51)の両側の厚みY1は、図16に示し、後記の如く、おにぎり(401)に対する袋(300)の左右の余裕分Y2に対応する。
突出しブロック(5)は、前記突上げ部材(33)の突上げ移行路に接近して、該移行路より第1ターンテーブル(1)回転中心側に待機しており、前記ネジ軸(56a)が正回転すると、該突上げ移行路を横切って、案内板(61)に沿って下流側に移動する。
補助案内板(62)は突出しブロック(5)の移行路部分が開口しており、該開口には、前記取付板(54)に両端を支持してワイヤー状、或いは帯状のガイド部材(59)が張設されている。
上記ガイド部材(59)の高さは、突出しブロック(5)の上面高さに揃っており、ガイド部材自体に伸縮性があり、或いはガイド部材の一端をバネ(図示せず)を介して引っ張っている。
図15に示す如く、ガイド部材(59)は、前記突出しブロック(5)の上面が摺接する程度の高さに張設され、スライドブロック(53)に開設した孔(53a)を余裕のある状態に貫通している。
図7、図8に示す如く、案内板(61)と補助案内板(62)との間にて、おにぎり(401)の移行路の両側に、夫々おにぎりの移行方向に第1、第2、第3の3枚の定規板(63)(64)(65)が第1ターンテーブル(1)側から第2ターンテーブル(7)側へ(上流側から下流側へ)順に配備される。
図7に示す如く、上流側の第1定規板(63)は、該板(63)の下縁から外側に延びた取付板(63b)によって案内板(61)に固定される。
図8aに示す如く、第1定規板(63)の上縁と前記補助案内板(62)との間、及び第1定規板(63)の下縁と案内板(61)との間には、夫々おにぎり(401)に被さった包装シート(200)の上下の耳部(200a)(200b)が通過できる隙間x1、x1が形成される。
図8fに示す如く、第1定規板(63)の上流端は少し外側に屈曲し、図8bに示す如く、該屈曲部の上下端は、包装シート(200)の耳部(200a)(200b)を前記隙間x1、x1に案内するための傾斜案内縁(63a)(63a)が形成されている。
次の第2定規板(64)は、該板の上縁から外側に延びた取付板(64b)によって補助案内板(62)に固定されている。第2定規板(64)の下端縁と案内板(61)との間に、包装シート(200)の下側耳部(200b)が通過できる隙間x2が形成される。
第2定規板(64)の上流側部分は前記第1定規板(63)の外側に重なり、該重なり部には、包装シート(200)の上側の耳部(200a)が下向きに折れ曲がった状態で通過できる隙間x4が形成されている。
図8dに示す如く、第2定規板(64)の上流端は、上流側が徐々に補助案内板(62)へ接近する様に傾斜した傾斜縁(64a)が形成されている。
第3定規板(65)は、該板の下縁から外側に延びた取付板(65b)によって案内板(61)に固定される。
第3定規板(65)の上流側部分は前記第2定規板(64)の外側に重なり、該重なり部には図8fに示す如く、包装シート(200)の下側の耳部(200a)が突出しブロック(5)の側面に折り曲がった状態で通過できる隙間x5が形成されている。
図8eに示す如く、第3定規板(65)の上流端は、上流側が徐々に案内板(61)に接近する様に傾斜した傾斜縁(65a)が形成されている。
図7、図8fに示す如く、第1定規板(63)の上流側に、軸状の邪魔部材(60)(60)が支持部材(60a)を介して補助案内板(62)又は案内板(61)に固定される。邪魔部材(60)は、案内板(61)と補助案内板(62)の間の中間位置にあり、互いの内端は、おにぎり(401)の移行路に近接している。
上記各定規板(63)(64)(65)及び邪魔部材(60)は、おにぎり(401)の突出し移行路を挟んで反対側の定規板(63)(64)(65)及び邪魔部材(60)に接近離間可能且つ位置決め可能であって、おにぎり(401)を突き出す突出しブロック(5)の大きさに対応した突出し移行路を形成できる。
又、案内板(61)と補助案内板(62)との間隔も、三角おにぎり(401)の設定厚みに対応して調節可能ぶある。
溶着装置
図1に示す如く、前記第2ターンテーブル(7)の外周部には8つの食品保持枠(71)が等間隔に配備され、第2ターンテーブル(7)は、回転駆動装置(図示せず)に連繋され、隣り合う食品保持枠(71)(71)間を1ピッチとして、1ピッチづつ間欠回転する。
図10、図11、図14に示す如く、食品保持枠(71)はコ字状に形成されて開口を第2ターンテーブル(7)の半径方向の外側に向けている。
食品保持枠(71)の上面開口の左右に板バネ(70)(70)が配備されている。
溶着ステーションS4上の食品保持枠(71)は、前記突出しブロック(5)が案内板(61)を越えて第2ターンテーブル(7)上に達したときに、おにぎり(401)を含む突出しブロック(5)を殆んど余裕のない状態に受け入れ可能に形成されている。
食品保持枠(71)の両側板(72)(72)には、突出しブロック(5)の両側面のT字状凹み部(52)に対応してT字状溝孔(73)が開設されている。
食品保持枠(71)の背板(74)には、包装おにぎり排出用の切欠(75)が開設されている。
溶着ステーションS4に停止した食品保持枠(71)の両側板(72)(72)は、前記シート耳部折重ね装置(6)の両第3定規板(65)(65)の延長上にあり、該第3定規板(65)(65)に近接している。
図9乃至図12に示す如く、第2ターンテーブル(7)の各食品保持枠(71)内の略中央に、フランジ付きの押え軸(701)が、第2ターンテーブル(7)を貫通して上下方向にスライド可能に配備されている。
押え軸(701)の上部は、第2ターンテーブル(7)の上面に揃う様に第2ターンテーブル(7)に沈んでおり、下端は球面に形成されている。
ターンテーブル(1)の下方には、溶着ステーションS4から封止ステーションS5に跨って、上記押え軸(701)が摺接可能な円弧状のカム(702)が配備される。
第2ターンテーブル(7)が回転して押え軸(701)が溶着ステーションS4から封止ステーションS5側に移動する際に、該押え軸(701)がカム(702)の谷面(703)から山面(704)に移って持ち上げられる。これによって、後記の如く、袋(300)に入った三角おにぎり(401)が食品保持枠(71)内に収容されたまま、封止ステーションS5に移動する際に、押え軸(701)で横向き三角おにぎり(401)の下面を押し上げることによって、前記バネ(70)(70)と押え軸(701)によって三角おにぎり(401)を袋(300)の外側がら挟んで、遠心力によって三角おにぎり(401)が袋(300)と一緒に外側へ移動することを防止できる。
押え軸(701)がカム(702)を通過すると、自重で元位置に復帰する。
押え軸(701)の上面は、シリコンゴム等、フィルムに対して滑りの悪い材料の層(図示せず)が形成されている。
溶着ステーションS4上に、溶着装置(8)が配備される。
溶着装置(8)は、昇降台(81)上に上記食品保持枠(71)を挟んで2つのスライド板(82)(82)を互いに接近離間可能に対向配備し、両スライド板(82)(82)の下端にヒータブロック(87)(87)を取り付けて構成される。
ヒータブロック(87)(87)には、前記食品保持枠(71)の溝孔(73)及び、突出しブロック(5)側面の凹み部(52)に対応して、T字状に膨らんだヒータ面(88)が形成されている。
上記両スライド板(82)(82)は、互いに位置をずらせて相手スライド板(82)に向けて軸(83)を突設し、該軸(83)を昇降台(81)の二股先端部及び相手スライド板(82)に貫通させている。
両軸(83)(83)の中央部にはラック面(84)(84)が対向して形成され、両ラック面(84)(84)に共通のピニオンギア(85)が噛合している。
昇降台(81)は、図1に示す如く、第2ターンテーブル(7)の回転中心を昇降可能に貫通して設けた昇降軸(76)に連繋されて昇降する。
上記筒状の昇降軸(76)には該軸と一体に昇降可能且つ該軸に対して回転可能な回転軸(77)が貫通配備され、該回転軸(77)に、2組の傘歯車を用いた回転伝達機構(86)を介して前記ピニオンギア(85)が連繋される。
昇降軸(76)にはシリンダ等の昇降駆動装置(図示せず)が、回転軸(77)には回転駆動装置(図示せず)が連繋される。
ピニオンギア(85)の回転により、軸(83)(83)が互いに逆方向にスライドし、スライド板(82)(82)を接近或いは離間させる。
溶着ステーションS4には、押え軸(701)に対する押上げ部材(707)が配備される。実施例の押上げ部材(707)はエアーシリンダ(705)のピストンロッド(706)であって、前記カム(702)の谷面(703)を下方から貫通している。
押上げ部材(707)の上端は、カム(702)の谷面(703)に揃って待機し、後記の如く、袋入り三角おにぎり(401)を食品保持枠(71)内に付き込んだ突出しブロック(5)が袋(300)から抜け出す際に、押上げ部材(707)が少し上昇する。
袋開口封止装置
図9に示す如く、第2ターンテーブル(7)上の封止ステーションS5に封止装置(9)が配備される。封止装置(9)は、後述の如く、溶着ステーションS4にて包装シート(200)の耳部の折り重なり部を溶着して形成した袋(300)の開口(301)を閉じる作業を行うものである。
封止装置(9)は、図11、図12、図13に示す如く、第2ターンテーブル(7)の外側にて、一対の昇降可能な押え板(91)(93)を上下方向に対向して配備し、両押え板(91)(93)に夫々駆動用シリンダ(92)(94)を連繋している。
両押え板(91)(93)は、封止ステーションS5に停止している食品保持枠(71)からはみ出した袋(300)の開口縁を挟んで対向している。
下押え板(91)には、袋(300)の開口縁を受けるゴム板等の弾性板(91a)が装着されている。
上押え板(93)には、弾性板(91a)との対向位置に溝孔(93a)が開設されている。
上押え板(93)の上方に昇降板(95)が配備され、該昇降板(95)に、上押え板(93)の溝孔(93a)に侵入可能な板状ヒータ(96)が突設される。
上押え板(93)は、シリンダ(97)に連繋され独立して昇降する。
押え板(91)の両側に、シリンダ(99)(99)に連繋して押込み部材(98)(98)が進退可能に配備される。
押込み部材(98)(98)は、図9に示す如く、第2ターンテーブル(7)の回転中心と封止ステーションS5を結ぶ仮想線Lに対して、約45°の程度の角度に設けられている。
袋(300)の開口(301)を封止するに際し、押込み部材(98)(98)が前進して袋の襠部(302)の該開口(301)側を押して内側に折り込むことができる。
尚、袋(300)の開口(301)の全長に亘って封止溶着すれば、包装シート(200)の外フィルム(201)を分断可能部(202)にて2分する際、分断し難くなるので少なくとも分断可能部(202)に対応する部分は未溶着とする。
おにぎり排出装置
図9、図14に示す如く、第2ターンテーブル(7)上の排出ステーションS7に、食品保持枠(71)から包装おにぎりを排出する排出装置(100)が配備される。
排出装置(100)は、シリンダ(103)に連結板(102)を介して突出し部材(101)を連結し、シリンダ(103)によって、突出し部材(101)を往復駆動し、突出し部材(101)の先端を食品保持枠(71)の背板(74)の切欠(75)から食品保持枠(71)に侵入させて、食品保持枠(71)に保持されている包装おにぎりを食品保持枠(71)から外側に突き出すのである。
次に、米飯からおにぎりを成形してから、包装シート(200)によっておにぎりを包装して、排出するまでの動作を説明する。
おにぎりの投入
図1、図3に示す如く、第1ターンテーブル(1)の3つの投入ステーションS1、S1、S1にて、手作業にて三角おにぎり(401)を該ターンテーブルのおにぎり収容孔(11)に投入する。
図4に示す如く、第1ターンテーブル(1)の間欠回転により、おにぎり収容孔(11)が厚み揃えステーションS2に位置する毎に、厚み揃え装置(3)の押し部材(31)(32)が互いに接近して収容孔(11)内の三角おにぎり(401)を挟み込み、三角おにぎり(401)の厚みを一定に揃える。
おにぎりに包装シートを被せる動作(図22a乃至cの工程)
図4に示す如く、上記突上げ部材(33)は、包装シート供給装置(4)のベルト(42)(42)の間を通過して上昇する。これによって、ベルト(42)(42)上にて待機している包装シート(200)の下面におにぎり(401)が当たって該シートを持ち上げる。
図3に示す如く、包装シート(200)は一端側が突上げステーションS3上に、他端が第2ターンテーブル(7)側に向く様に待機しているから、上記突上げ部材(33)によるおにぎり(401)の上昇によって、おにぎり(401)の上面に包装シート(200)の上端側が被さり、包装シートの下流側は、おにぎりの第2ターンテーブル(7)側に向く一辺から垂下する(図4、図8a、図22b)。
実施例では図4に示す如く、突上げ部材(33)は、一旦前記シート耳部折重ね装置(6)の案内板(61)よりも高く上昇してから、おにぎり(401)の下面が案内板(61)の高さに揃う位置まで下がる様に設定されている。これは、包装シート(200)の突出しブロック(5)側の縁部を突出しブロック(5)の上面に被せるためである。包装シート(200)の端縁がおにぎりと突き出しブロック(5)の間に挟み込まれると、後記する包装シート(200)の耳部の折り畳みがスムーズに出来ない。
おにぎり(401)が最大上昇したとき、おにぎり(401)はガイド部材(59)を押し上げるが、おにぎり(401)の下面が、案内板(61)の上面高さに揃う様に下降すれば、ガイド部材(59)も元の直線張設状態に復帰し、包装シート(200)のおにぎり(401)の上面に被さった部分の持ち上がりを防止する。
おにぎり(401)の下面が案内板(61)の上面高さに揃っている間に、突出しブロック(5)が第2ターンテーブル(7)側(下流側)に前進する。
突出しブロック(5)の前進によって、該突出しブロック(5)の収容部(51)におにぎり(401)が嵌まり、その状態でおにぎり(401)は案内板(61)を滑って下流側へ搬送される。包装シート(200)のおにぎり(401)から垂れ下がっていた部分は、案内板(61)の端縁(61a)に当たって、おにぎり(401)と案内板(61)との間に引き込まれる。これによって、おにぎり(401)の下面にも包装シート(200)が被さる。
即ち、両端を上流側に向けて略U字状に折り曲った包装シート(200)の間におにぎり(401)が挟まった状態となる(図8b、図22c)。
包装シート耳部を折り重ねる動作(図22d乃至fの工程)
更に、おにぎり(401)が下流側へ前進すると、包装シート(200)の屈曲部の両端はピン状の邪魔部材(60)に当たって、内側、即ち、突出しブロック(5)の側面側に折り込まれる(図8b、図22d)。
更におにぎり(401)が前進すると、図8cに示す如く、包装シート(200)の上下の耳部(200a)(200b)が、第1定規板(63)の上下の隙間x1、x1 に入り込む。
次に、前進途上の包装シート(200)の上側耳部(200a)が、第2定規板(64)の傾斜縁(64a)に当たって下向きに折り畳まれる。折り畳まれた耳部(200a)は、第1定規板(63)と第2定規板(64)との間の隙間x4を通過する。
次に、包装シート(200)の下側耳部(200b)は、第2定規板(64)と案内板(61)との間の隙間x2を通過して第3定規板(65)の傾斜縁(65a)に当たって、第2定規板(64)に被さる様に上向きに折り畳まれる。
折り畳まれた耳部(200b)は、第2定規板(64)と第3定規板(65)との間の隙間x5を通過する。
おにぎり(401)が第2定規板(64)を通過すると、耳部(200a)(200b)どうしが、突出しブロック(5)の側面上にて重なり、包装シート(200)は該フィルム耳部(200a)(200b)の重なり部を襠部(302)とする袋状を呈する。
おにぎり(401)が突出しブロック(5)の収容部(51)に収容され、該おにぎり(401)と突出しブロック(5)に包装シート(200)が袋状に被さったまま、第2ターンテーブル(7)の溶着ステーションS4にて待機している食品保持枠(71)に受け渡される。
袋の両耳部の溶着動作(図22fの工程)
図10に示す如く、溶着装置(8)が下降して、左右のヒータブロック(87)(87)が、食品保持枠(71)の両側板(72)(72)の外側に位置する。
ピニオンギア(85)が回転して両ヒータブロック(87)(87)が互いに接近し、ヒータブロック(87)上のT字状のヒータ面(88)が、食品保持枠(71)の側板(72)の溝孔(73)に侵入して、前記包装シート耳部(200a)(200b)の重なり部を加熱して溶着(304)する。
該シート耳部が重なっている突出しブロック(5)の側面にはヒータ面(88)に対応してT字状凹み部(52)が形成されており、ヒータ面(88)が該凹み部(52)に食い込む様に押圧して、シート耳部をT字状のヒータ面(88)に対応してT字状に強力に溶着(304)できる。
包装シート(200)は両耳部が溶着されたことにより、外端が開口した袋(300)に形成される。
袋(300)は、包装シート(200)を突出しブロック(5)に被せた状態で形成されるため、図15に示す突出しブロック(5)のおにぎり収容部(51)の両側の厚みY1が、図16に示す如く、おにぎり(401)に対する袋(300)の左右の余裕分Y2に対応する。
溶着装置(8)のピニオンギア(85)が前記とは逆方向に回転し、ヒータブロック(87)(87)が食品保持枠(71)から離間し、溶着装置(8)は、昇降台(81)の上昇によって食品保持枠(71)より高い位置まで持ち上がる。
突出しブロック(5)は、袋(300)の開口(301)から抜け出して、上流側の待機位置に復帰する。
突出しブロック(5)が袋(300)から脱出する際、図11に示す前記押上げ部材(707)が少し上昇する。これによって、押え軸(701)がカム(702)の山(702)に位置していないにも拘わらず、押上げ部材(707)によって押し上げられて、バネ(70)(70)と押え軸(701)によって三角おにぎり(401)と袋(300)が挟みつけられ、突出しブロック(5)だけが袋(300)からスムーズに脱出できる。
食品保持枠(71)には、袋(300)に収容されたおにぎり(401)が保持され、袋(300)の開口縁は、食品保持枠(71)の外向き開口から外側に突出している。
袋開口の封止動作(図22gの工程)
図12に示す如く、第2ターンテーブル(7)の回転によって、食品保持枠(71)が封止ステーションS5で停止すると、図11に示す如く、左右の押込み部材(98)(98)が食品保持枠(71)側に前進する。押込み部材(98)(98)は、食品保持枠(71)の溝孔(73)を貫通して袋襠部(302)の袋開口側を内側に押して、襠部(302)を凹ませる。
上記状態のまま、封止装置(9)の下押え板(91)が上昇し、上押え板(93)が下降して両押え板(91)(93)によって袋(300)の開口縁を挟む。
上記状態を保持したまま昇降板(95)が下降し、該昇降板(95)上の板状ヒータ(96)が上押え板(93)の溝孔(93a)を貫通して袋(300)の開口縁を熱溶着して封止する。
押込み部材(98)(98)、昇降板(95)、及び上下の押え板(91)(93)が元位置に復帰する。
三角おにぎり(401)が溶着ステーションS4から封止ステーションS5に移動する間に、遠心力によって、三角おにぎり(401)及び袋(300)が、食品保持枠(71)に対して外側に位置ずれすれば、上記袋(300)の開口縁の熱溶着の位置にばらつきが生じる。
実施例の場合、前記の如く、三角おにぎり(401)は、バネ(70)(70)と押え軸(701)に挟まれた状態で、溶着ステーションS4から封止ステーションS5に移動するから、食品保持枠(71)に対して三角おにぎり(401)及び袋(300)が位置ずれすることはない。従って、袋(300)の開口縁の溶着位置は一定する。
ラベル貼とおにぎり排出工程
食品保持枠(71)がラベル貼りステーションS6にて停止している間に、おにぎり製造日等を印した品質表示ラベルを、自動ラベル貼り装置(図示せず)によって、袋(300)の上から貼る。
次に、食品保持枠(71)が排出ステーションS7に停止すると、図14に示す排出装置(100)のシリンダ(103)が作動して、突出し部材(101)を外側に突き出し、突出し部材(101)の先端で包装おにぎりを食品保持枠(71)の外側開口から外側排出する。
第2ターンテーブル(7)の1ピッチ回転毎に、排出ステーションS7上の食品保持枠(71)から包装おにぎりが排出される。
尚、突出し部材(101)が包装おにぎり(401)を突き出してから元位置に復帰する迄の間に、第2ターンテーブル(7)が1ピッチ回転するタイミングであれば、突出し部材(101)の復帰時に、突出し部材(101)が食品保持枠(71)或いは該枠内のおにぎりに衝突してしまう。従って、この場合は、排出装置(100)全体をシリンダ(図示せず)等によって昇降させ、おにぎり(401)の突出し時は、排出装置(100)を下降させ、突出し部材(101)の復帰時には、排出装置(100)を上昇させることにより、突出し部材(101)と食品保持枠(71)或いは該枠内のおにぎりとの衝突を避けることができる。
次に包装おにぎりについて説明する。
包装おにぎり
包装おにぎりは、上記の如く包装されているから、袋(300)を形成している包装シート(200)の外フィルム(201)のカットテープ(203)は、おにぎり(401)の頂部から対辺の中央部を通って、おにぎりの背面に回りこみ、再び頂部へ戻っている。
おにぎり(401)を包装した状態において、包装シート(200)のシート状海苔(206)は、内フィルム(205)によっておにぎり(401)と遮断され、又、外フィルム(201)によって外気と遮断されるため、おにぎり(401)や外気の湿りの影響を受けず、海苔の風味や食感を保つことができる。
おにぎりを食するとき
包装おにぎりの包装を解くには、一方の手で、カットテープ(203)を中心として包装袋(300)の片方を、袋の上からおにぎり(401)を軽く掴む様にして保持する。他方の手でカットテープ(203)の先端を摘んで、該カットテープ(203)の長手方向に沿わせて他端側に引っ張る(図23a参照)。カットテープ(203)は包装袋(300)から分離し、包装袋(300)は二分される。
カットテープ(203)を裂いた手で、袋(300)の端部を外側に引っ張る。
外フィルム(201)の半分と、該半分の外フィルムに溶着された内フィルム(205)の一方のフィルム片(205a)が引っ張り出され、シート状海苔(206)の半分が露出する(図23b)。
該包装袋(300)の片側を引っ張った手で、露出したシート状海苔(206)の上からおにぎり(401)を保持し、他方の手で残された袋半分の端縁を摘んで、外側に引っ張る。
おにぎり(401)から包装袋(300)が完全に取り除かれ、シート状海苔(206)だけが残っておにぎり(401)に被さる。
新鮮なシート状海苔(206)が被さったおにぎり(401)を食することができる。
図23bに示す如く、包装袋(300)の半分がおにぎりきに被さった状態で、該半分の包装袋の上からおにぎりを掴んで食すれば、おにぎりに直接に手が触れることなく、衛生的である。
包装おにぎりは、カットテープ(203)によって包装袋(300)の幅方向の中央部を裂くことができるため、上記の如く、包装を解く際に、常におにぎり(401)を手で保持しておくことができ、従来の様に、包装袋(300)を2つに裂いたとたん、おにぎりが袋から落下してしまうことを防止できる。
他の実施例
図17は、突出しブロック(5)の他の実施例を示しており、おにぎり収容部(51)前面開口の両側の厚みは0又は0に近い。
この場合、図18に示す如く、おにぎり(401)は袋(300)内で左右に動き得る余裕はない。
おにぎり(401)が包装袋(300)の中で殆ど動き得る余裕がないということは、包装袋(300)がおにぎり(401)の形状を保つ保護部材の役割を果たし、包装袋(300)内でおにぎり(401)が壊れることを防止できる。
又、包装袋(300)がおにぎり(401)を殆ど動き得る余裕のない状態に収容した場合、包装おにぎりの嵩張りを最小限にでき、おにぎり陳列ケースの単位面積当たりの包装おにぎりの陳列数を増やすことができる。
図24、図25は、包装シート(200)の外フィルム(201)の分断可能部(202)の他の実施例を示している。
図24は、カットテープ(203)(203)を2本用いた実施例である。
両カットテープ(203)の外側には短く切込み(204)が施されている。
カットテープ(203)(203)の先端間を摘んで引っ張ると、切込み(204)(204)からフィルムが裂けて、外フィルム(201)を二分できる。
図25は、外フィルム(201)をその長手方向に裂け易い方向性フィルムにて形成し、該フィルムの端部に、小さく切込み(204)(204)を施している。
切込み(204)(204)を摘んで引っ張ると、切込み(204)(204)間の幅でフィルムを裂いて分離できる。
外フィルム(201)の分断可能部(202)は上記以外にも、外フィルムに所謂ミシン目と呼ばれる断続的な切込みを施す等、道具を用ずに外フィルム(201)を二分できれば構成は問わない。
図28は、突上げ部材(33)の突き上げ移行路の左右両側に、包装シート(200)に対する2つの邪魔部材(59a)(59a)を配備した他の実施例を示している。
邪魔部材(59a)は、帯状、軸状に形成され、突上げ部材(33)上のおにぎり(401)の左右に接近し、自由端(59a')が下流側を向く様に案内板(61)に固定して配備されている。邪魔部材(59a)の高さは、案内板(61)の上面よりも低い位置が望ましい。
突上げ部材(33)が型孔(31)内のおにぎり(401)を突き上げて、おにぎり(401)の上面に包装シート(200)を被せて持ち上げる際に、包装シート(200)のおにぎり(401)に被さっている一端側の左右耳部が邪魔部材(59a)(59a)によって押さえられるため、包装シート(200)が上昇端に達するまでに、おにぎり(401)上で位置ずれすることを防止できる。
邪魔部材(59a)を、取付板(54)の上流端の垂下部に固定して取り付けることも可能である。
本発明では、包装袋(300)に収容する食品(400)は、前記三角おにぎり(401)に限らず、棒状飯等、他の形状の飯塊や、扁平円形、扁平四角形等、種々の形状の食品(400)の包装に実施できる。第1ターンテーブル(1)を、包装すべき食品(400)の形状に対応した収容孔(11)を開設したものと取り替えれば可い。この場合、必要に応じて、食品突上げ部材(33)や突出しブロック(5)も交換すればよい。食品突上げ部材(33)は、上端面が収容孔(11)の底開口に対応する形状のものを、突出しブロック(5)は、該ブロックの収容部(51)が食品を安定して収容できる形状のもの交換する。
必要に応じて、厚み揃え装置(3)もその押し部材(31)(32)を、食品の形状に対応するものと交換すればよい。
更に、包装シート(200)の大きさも、食品の大きさに合わせて適宜決めればよい。
実施例の場合、第1ターンテーブル(1)は2分割されているから、包装シート供給装置(4)の一部が第1ターンテーブル(1)に部分的に被さっていても、回転軸(13)から第1ターンテーブル(1)の半分を外し、次に残り半分を反対側に回転させてから外すことができる。
図39は、短い棒状飯(402)を包装する場合の、第1ターンテーブル(1)の横長の収容孔(11)、該収容孔(11)に対応する食品突上げ部材(33)、該棒状飯(402)に対応する収容部(51)を有す突出しブロック(5)の例を示している。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
包装シート(200)内のシート状食品(207)は、シート状海苔(206)に限らず、おぼろ昆布をシート状に形成したもの、鯣を薄くシート状に延ばしたもの等、包装シート(200)を折り畳んで袋(300)に形成するのに支障とならない軟質のシート状食品であれば可い。
図29は、シート耳部折重ね装置(6)の案内板(61)と補助案内板(62)の他の実施例を示している。
補助案内板(62)の上流側両端に、包装シート(200)の上流端を持ち上げる持上げ装置(500)(500)及び2つの板バネ(504)(504)が配備されている。持上げ装置(500)は、制御モータ(501)の回転軸(502)に略L字状アーム(503)を突設して形成される。
図30、図31に示す如く、前記突上げ部材(33)が、第1ターンテーブル(1)の型孔(31)から、おにぎり飯(401)を案内板(61)側に突き上げたタイミングに合わせて、アーム(503)が、突出しブロック(5)の移行路を横切る様に内側に90°回転し、包装シート(200)の上流端を突出しブロック(5)の上面高さよりも僅か上方位置まで持ち上げる。包装シート(200)は、アーム(503)と板バネ(504)(504)との間に挟まれた状態となる。
上記の場合、突上げ部材(33)によって、おにぎり(401)の下面高さが、案内板(61)の上面高さに揃う様に持ち上げても、包装シート(200)の上流端部を突出しブロック(5)の移行路の上方に保持できる。このため、図30の二点鎖線で示す様に、おにぎり(401)の突き上げ位置にて、おにぎり(401)上の包装シート(200)の上流端が垂れ下がることは防止される。これによって突出しブロック(5)がおにぎり(401)を下流側に突き出す際に、おにぎり(401)と突出しブロック(5)との間に包装シートの上流端を噛み込むトラブルを防止できる。
補助案内板(62)には、該案内板の幅中央の溝状開口(62a)に、前記ワイヤー状のガイド部材(59)に代えて、バネ性を有する帯板状のガイド部材(59)が配備されている。
ガイド部材(59)の下面には、おにぎり(401)の突上げ上昇位置から下流側へ、高さ1mm、幅8mm程度の突条(59b)が形成されている。
案内板(61)の上にも、上記ガイド部材(59)の突条(59b)に対向して同様の突条(61b)が形成されている。
突出しブロック(5)によって、おにぎり(401)を下流側に突き出す際、おにぎり(401)に被さった包装シート(200)の上から突条(59b)(61b)がおにぎり(401)を挟みつける様に押圧する。このため、おにぎり(401)の下流側への突出し中に、おにぎり(401)に対して包装シート(200)がずれることを防止できる。
図33aは、包装袋(300)の開口封止部(303)にて、袋の正面側と背面側でずれが生じたまま、溶着封止された状態を示している。この場合、商品としての見栄えが悪くなる。
図33bに示す如く、開口封止部(303)の先端部を全長に亘ってカットすれば、見栄えがよくなる。
図34は、包装袋(300)の開口封止部(303)をカットするカット装置(600)を示している。カット装置(500)は、図1に示す第2ターンテーブル(7)の溶着ステーションS5に対して、第2ターンテーブル(7)の回転方向に1つ隣りのステーションに配備される。
前記説明では、第2ターンテーブル(7)の回転方向に1つ隣りのステーションは、ラベル貼りステーションS6であったが、カット装置(600)を配備する場合、ラベル貼りステーションS6、排出ステーションS7は、第2ターンテーブル(7)の回転方向に夫々1ピッチづつずらせば可い。
図34に示す如く、カット装置(600)は、食品保持枠(71)の停止位置の外側に、固定刃(601)と可動刃(602)を具えている。
可動刃(602)は、シリンダ装置(603)によって昇降する昇降台(604)に取り付けられ、固定刃(601)とすれ違う際に、食品保持枠(71)からはみ出た包装袋(300)の封止部(303)の先端部を全長に亘って切断できる。
昇降台(604)には、可動刃(602)に摺接して押え部材(605)がバネ(606)によって下向き付勢して配備されている。
可動刃(602)が下降して包装袋(300)の封止部(303)を切断する前に、図36に示す如く、押え部材(605)が該封止部(303)を固定刃(601)の上面に押さえつける。これによって封止部(303)を綺麗に切断できる。
固定刃(601)の背面には、上面開口の吸引回収筺(607)が配備され、切断された上記封止部(303)のカット屑(303a)を回収できる。
図37は、固定刃(601)と可動刃(602)に、V字溝列(601a)(602a)を形成して、互いの溝と山がかみ合う様に構成した他の実施例を示している。この場合、図38に示す如く、袋(300)の封止部(303)は、V字状切込み(303a)(303a)が連続した形状に切断でき、切断部の美観が向上する。更に、図25で説明した包装シート(200)の長手方向に裂け易い外フィルム(201)を用いた場合、図25に示す、外フィルム(201)の切込み(204)(204)は不要である。V字状切込み(303a)(303a)が切込み(204)(204)の役割を果たすからである。
外フィルム(201)に切込み(204)(204)を施す工程を省略できる。
尚、本発明は、1枚ものの包装シート(200)によって食品を包装することにも実施可能なのは勿論である。
又、第1ターンテーブル(1)の収容孔(11)への食品(400)の投入は、自動機によつて自動的に行なうことができめのは勿論である。
包装装置の斜面図である。 第1ターンテーブルを回転軸から外した状態の斜面図である。 第1ターンテーブルの断面図である。 食品突上げ部材がおにぎりを突き上げた状態の説明図である。 シート耳部折重ね装置の斜面図である。 シート耳部折重ね装置を他の方向から見た斜面図である。 第1、第2、第3定規板の配列状態を示す斜面図である。 3つの定規板によって包装シートの耳部を折り畳む工程の説明図である。 第2ターンテーブル上の各ステーションの位置関係を示す平面図である。 溶着装置の斜面図である。 封止装置の斜面図である。 同上の側面図である。 封止装置の上下の押え板によって袋の開口縁を挟んだ状態の側面図である。 排出装置の斜面図である。 突出しブロックの斜面図である。 袋内におにぎりを左右に余裕のある状態に収容した包装おにぎりの正面図である。 突出しブロックの他の実施例の斜面図である。 袋内におにぎりを左右に余裕のない状態に収容した包装おにぎりの正面図である。 包装シートの斜面図である。 図19A−A線に沿う断面図である。 包装シートの分解斜面図である。 包装手順の説明図である。 包装を解く手順の説明図である。 包装シートの他の実施例の斜面図である。 包装シートの更に別の実施例の斜面図である。 従来の包装三角おにぎりの斜面図である。 従来の袋包装のおにぎりの斜面図である。 案内板に邪魔部材を設けた他の実施例の斜面図である。 案内板と補助案内板の他の実施例の斜面図である。 持上げ装置によって包装シートの上流端を持ち上げた状態の側面図である。 同上の背面図である。 ガイド部材と案内板の夫々突条によっておにぎりを押圧した状態の背面図である。 a図は、包装袋の開口封止部の正面側と背面側の高さがずれている状態を示す断面図、b図は、開口封止部の先端をカットした状態を示す断面図である。 カット装置の斜面図である。 カット装置の断面図である。 包装袋の開口封止部の先端部をカットしたときのカット装置の断面図である。 固定刃と可動刃の他の実施例の斜面図である。 包装袋の封止部をジクザグに切断した状態の斜面図である。 第1ターンテーブル、食品突上げ部材、突出しブロックの他の実施例の斜面図である。
符号の説明
1 第1ターンテーブル
4 包装シート供給装置
5 突出しブロック
51 収容部
6 シート耳部折重ね装置
61 案内板
63 第1定規板
64 第2定規板
65 第3定規板
8 溶着装置
9 封止装置
600 カット装置

Claims (3)

  1. 交換可能に配備されたターンテーブル(1)の外周部に形成された食品収容孔(11)に包装すべき食品(400)を投入する工程、
    略矩形の包装シート(200)をターンテーブル(1)の食品収容孔(11)の所定の停止位置の上方に供給する包装シート供給工程、
    ターンテーブル(1)上の食品(400)を突上げ部材(33)によって突き上げる途上で食品(400)に包装シート(200)の一端側を被せる工程、
    突出しブロック(5)によって食品を包装シート(200)と一緒に横方向に突き出す突出し工程、
    食品(400)の突出し中に包装シート(200)の余り側を食品(400)に折り被せて包装シートによって食品(400)を包む包み工程、
    シート耳部折重ね装置(6)によって、食品(400)からはみ出した包装シート(200)の長手方向に沿う両端耳部を、突出しブロック(5)の側面上に折り重ねる包装シート耳部折重ね工程、
    食品(400)の突出し端にて、突出しブロック(5)が食品(400)を保持している状態で、溶着装置(8)によって包装シート耳部の折重なり部を溶着して包装シートを一端開口の袋(300)に形成する溶着工程、
    袋(300)の開口(301)を溶着等によって閉じる封止工程
    を含む食品包装方法。
  2. 外周に等間隔に食品収容孔(11)が開設され、間欠回転して食品(400)を突上げステーションS3に搬送するターンテーブル(1)と、
    矩形の包装シート(200)を、その一端側が食品(400)の突上げ移行路に侵入する様に供給する包装シート供給装置(4)と、
    包装シート供給位置にて水平状態で待機する包装シート(200)に対し、該シートの下方から食品(400)を突き上げ、食品(400)の上面に包装シートの一端側を被せ、他端側を垂下させる食品突上げ部材(33)と、
    下流側が解放された収容部(51)を有し、該収容部(51)に食品(400)を収容して該食品(400)を案内板(61)上を滑らせて下流側に移動させ、包装シート(200)の垂下部を案内板(61)と食品(400)の間に引き込んで食品(400)の下面にも該シートを被せる突出しブロック(5)と、
    食品(400)からはみ出した包装シートの長手方向に沿う両端耳部を、食品の突出し移行中に、突出しブロック(5)の側面上に折り重ねるシート耳部折重ね装置(6)と、
    食品(400)の突出し端に配備され、突出しブロック(5)が食品(400)を保持している状態で、包装シート(200)の耳部の重なり部を溶着する溶着装置(8)と、
    袋(300)の開口(301)を溶着等によって閉じる封止装置(9)
    とを有し、
    ターンテーブル(1)及び突出しブロック(5)は、包装すべき食品の形状に対応する食品収容孔(11)、収容部(51)を有するものに交換可能である食品の包装装置。
  3. 封止装置(9)によって封止された部分を挟圧部材によって挟んだ状態で、封止部(303)の先端縁部をその全長に亘ってV字状切り込みが連続する様にカットするカット装置(600)を有する請求項2に記載の食品の包装装置。
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