JP2005283719A - 望遠レンズ及び望遠レンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 デジタルカメラに最適な高い解像力を維持しやすく、至近距離まで十分に性能が維持可能な望遠レンズとそれを備えたレンズ交換式のデジタルカメラに最適な望遠レンズ装置。
【解決手段】 物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、正屈折力の第3レンズ群G3と、負屈折力の第4レンズ群G4を有し、明るさ絞りSが第2レンズ群G2と第4レンズ群G4の間に配置され、第2レンズ群G2が正レンズと負レンズを有し、無限遠物点から至近距離物点へのフォーカシングに際し、各レンズ群同士の間隔が変化するように、第2レンズ群G2を光軸方向に移動させ、第3レンズ群G3を物体側に移動させ、明るさ絞りSは第3レンズ群G3と一体に移動する望遠レンズ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、望遠レンズ及び望遠レンズ装置に関するものであり、特に、デジタルカメラに最適なインナーフォーカス式の望遠レンズと、レンズ交換式のデジタルカメラに最適な望遠レンズ装置に関するものである。
従来、銀塩写真用の一眼レフレックスカメラに用いられる交換レンズとして、インナーフォーカス式の望遠レンズが多く提案されている。そして、光学系の全長を一定に保ちながら、内部のレンズのみを移動させて、無限遠から至近距離までのフォーカスを行うこの種の望遠レンズとしては、従来から様々な構成のものが提案されている。
例えば、特許文献1及び特許文献2の従来の望遠レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを有して構成されている。そして、この望遠レンズは、第2レンズ群あるいは第3レンズ群を移動させることでフォーカスするようになされている。また、正の屈折力を有する第1レンズ群は、2枚の正レンズと1枚の負レンズとで構成されている。
しかし、これらの特許文献1又は特許文献2に記載の望遠レンズは、何れも軸上色収差を十分に補正しながら、至近距離での性能を維持することが困難であり、性能の維持可能な限界が倍率で0.1倍程度である。
また、特許文献3には、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群とで構成されている望遠レンズが開示されている。この望遠レンズは、負の屈折力を有する第2レンズ群、及び、負の屈折力を有する第4レンズ群を介してフォーカスするように構成されており、より至近距離での性能の維持が可能となるように改良されている。
しかし、この望遠レンズは、まだ近距離での球面収差の変動が大きい。また、光学系全体にディストーションの補正が不十分である。
また、この他に、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7のものがあり、何れも正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、第2レンズ群を動かして焦点合わせを行っている光学系が開示されている。しかしながら、撮影倍率や最至近距離、撮像面の大きさに対する口径、性能面等で、特に以下に説明するデジタルカメラ用としては十分でないところがある。
近年のデジタルカメラの発展により、レンズ交換が可能なデジタルカメラが商品化されてきている。このようなデジタルカメラでは、交換レンズとして銀塩用の光学系をそのまま用いることが多い。
しかし、撮像素子の技術改良により、より画素数の多い撮像素子を用いたデジタルカメラが登場している。これらの高精細な撮像素子に対応するためには、光学系にもより高解像度が求められるようになってきている。このため、このような高精細な撮像素子を用いたデジタルカメラでは、従来の銀塩用一眼レフレックスカメラに用いられてきた光学系を望遠レンズに用いるのでは、十分な解像力を得ることができなくなる。
また、デジタルカメラを使用する新しいユーザーの登場によって、求められる性能への要求もより一層高くなってきている。例えば、デイストーションの低減や色収差の低減、さらには、より至近距離での性能の維持等が求められている。この点においても、従来の一眼レフレックスカメラに用いられてきた光学系を望遠レンズに用いるのでは不十分である。
特開昭55−147606号公報 特開2000−89103号公報 特開昭61−215513号公報 特開平9−15991号公報 特開2000−258685号公報 特許第3445554号公報 特開平6−201988号公報
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、デジタルカメラに最適な高い解像力を維持しやすく、至近距離まで十分に性能が維持可能な望遠レンズを提供することである。また、レンズ交換式のデジタルカメラに最適な望遠レンズ装置を提供することを目的とする。さらには、大口径比若しくはインナーフォーカス式の望遠レンズ、望遠レンズ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の第1の望遠レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群を有し、
明るさ絞りが前記第2レンズ群と前記第4レンズ群の間に配置され、
前記第2レンズ群が、正レンズと負レンズを有し、
無限遠物点から至近距離物点へのフォーカシングに際し、各レンズ群同士の間隔が変化するように、前記第2レンズ群を光軸方向に移動させ、前記第3レンズ群を物体側に移動させ、前記明るさ絞りは前記第3レンズ群と一体に移動することを特徴するものである。
以下に、上記本発明の第1の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明する。
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群の構成の望遠レンズで、
○明るさ絞りを第2レンズ群内又は第2レンズ群より物体側に配置すると、特に第3レンズ群と第4レンズ群の径が大きくなる。そのため、無限遠から近距離まで特にコマ収差を安定して小さくするのが難しくなる。また、射出光束が大きくなると、例えば、一眼レフレックスカメラのカメラボディ内で撮像素子とファインダー光学系の光路切り替え機構の構成が難しくなる。
○明るさ絞りを第4レンズ群に配置すると、前玉径が大きくなりやすくなる。また、撮像素子への入射角が大きくなりやすくなる。そのため、撮像素子がCCD等の電子撮像素子の場合、シェーディング等の問題への対応が難しくなる。
○さらに、第2レンズ群に正レンズと負レンズを配置し、無限遠物点から至近距離物点へのフォーカシングに際し、第2レンズ群を光軸方向に移動させ、第3レンズ群を物体側に移動させることにより、無限遠物点から至近距離物点まで安定した結像性能を確保しやすくなる。特に第2レンズ群の構成は、コマ収差や倍率の色収差の変動を小さくする効果がある。また、この場合、第2レンズ群と第3レンズ群を一体のフォーカスカムで制御するように配置することができるため、構造を単純にして鏡枠の径方向の大きさを抑えることが可能となる。望遠レンズを大口径にした場合、元々レンズの径が大きく、さらには鏡枠部材も強度を考慮するため、望遠レンズ装置全体が重くなる。したがって、望遠レンズの径が小さくなれば、望遠レンズ装置の重量の軽減に効果がある。
○明るさ絞りは第3レンズ群と一体に移動することにより、前玉径が大きくなることを防ぐ効果がある。
○以上の作用の相乗効果により、安定した性能の大口径望遠レンズを構成するのが容易になる。
本発明の第2の望遠レンズは、第1の望遠レンズにおいて、前記第1レンズ群と前記第4レンズ群を前記フォーカシングに際し固定としたことを特徴とするものである。
上記本発明の第2の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、第1の望遠レンズの構成の場合、第1レンズ群と第4レンズ群を固定すると、フォーカシング時の全長が一定であり、埃の進入を低減しやすくなる。また、移動するレンズ群を2つに抑えつつ、収差変動を抑えたフォーカシングが可能となる。
本発明の第3の望遠レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群を有し、
明るさ絞りが前記第2レンズ群と前記第4レンズ群の間に配置され、
無限遠物点から至近距離物点へのフォーカシングに際し、各レンズ群同士の間隔が変化するように、前記第2レンズ群を光軸方向に移動させ、前記第3レンズ群を物体側に移動させ、以下の条件式を満足することを特徴とするものである。
0<|ΔG2/ΔG3|<0.3 ・・・(1)
ただし、ΔG2は無限遠合焦時から撮影倍率−0.15倍合焦時の間での第2レンズ群の 最大移動量、
ΔG3は無限遠合焦時から撮影倍率−0.15倍合焦時の間での第3レンズ群の 最大移動量、
である。
以下に、上記本発明の第3の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明する。
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群を有する望遠レンズで、
○明るさ絞りを第2レンズ群内又は第2レンズ群より物体側に配置すると、特に第3レンズ群と第4レンズ群の径が大きくなる。そのため、無限遠から近距離まで特にコマ収差を安定して小さくするのが難しくなる。また、射出光束が大きくなると、例えば、一眼レフレックスカメラのカメラボディ内で撮像素子とファインダー光学系の光路切り替え機構の構成が難しくなる。
○明るさ絞りを第4レンズ群に配置すると、前玉径が大きくなりやすくなる。また、撮像素子への入射角が大きくなりやすくなる。そのため、撮像素子がCCD等の電子撮像素子の場合、シェーディング等の問題への対応が難しくなる。
○条件式(1)の上限の0.3を越えると、第3レンズ群と第2レンズ群の合わせた移動量が大きくなり、光学系が大型し好ましくない。
○条件式(1)の下限の0を越えると、無限遠物点から至近距離物点まで安定したコマ収差の補正が困難になる。
なお、群の移動が往復移動の場合は、ΔG2、ΔG3は移動範囲内での最大移動量となる。
本発明の第4の望遠レンズは、第3の望遠レンズにおいて、条件式(1)に換えて以下の条件式(1)’を満足することを特徴とするものである。
0.04<|ΔG2/ΔG3|<0.2 ・・・(1)’ 上記本発明の第4の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、この条件式(1)’は、より好ましい第2レンズ群、第3レンズ群の移動量比を規定したものである。
また、条件式(1)の下限を0.04、さらには0.055としてもよい。
また、条件式(1)の上限を0.2、さらには0.15としてもよい。
本発明の第5の望遠レンズは、第1の望遠レンズにおいて、以下の条件式を満足することを特徴とするものである。
0<|ΔG2/ΔG3|<0.3 ・・・(1)
ただし、ΔG2は無限遠合焦時から撮影倍率−0.15倍合焦時の間での第2レンズ群の 最大移動量、
ΔG3は無限遠合焦時から撮影倍率−0.15倍合焦時の間での第3レンズ群の 最大移動量、
である。
上記本発明の第5の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、第3の望遠レンズについて説明したのと同様である。
また、条件式(1)の下限を0.04、さらには0.055としてもよい。
また、条件式(1)の上限を0.2、さらには0.15としてもよい。
本発明の第6の望遠レンズは、第1〜第5の望遠レンズにおいて、下記条件式を満足することを特徴とするものである。
−0. 1<fa /f2 <0.4 ・・・(2)
ただし、fa は無限遠合焦時の全系の焦点距離、
2 は第2レンズ群の焦点距離、
である。
上記本発明の第6の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、条件式(2)の上限の0.4を越えると、フォーカシング時の第3レンズ群への軸上光束の入射範囲が変化し、性能の維持が難しくなる。また、結果として第3レンズ群のパワーが弱くなり、フォーカシング時の移動量が増え、小型化の効果が小さくなる。条件式(2)の下限の−0.1を越えると、望遠比の確保が難しくなる。
本発明の第7の望遠レンズは、第6の望遠レンズにおいて、条件式(2)に換えて以下の条件式(2)’を満足することを特徴とするものである。
0<fa /f2 <0.3 ・・・(2)’ 上記本発明の第7の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、この条件式(2)’は、より好ましい第2レンズ群の焦点距離を規定したものである。
また、条件式(2)の下限を0、さらには0.04としてもよい。
また、条件式(2)の上限を0.3、さらには0.2としてもよい。
本発明の第8の望遠レンズは、第1〜第7の望遠レンズにおいて、前記第2レンズ群は、物体側から順に正レンズL21と負レンズL22からなる接合レンズで構成されることを特徴するものである。
上記本発明の第8の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、第2レンズ群を薄く構成することにより、光学系全体の大きさをコンパクトにできる。これに加えて、接合レンズとし群内に空気レンズをなくすることにより、高次収差の発生を抑えることができる。又は、偏心精度やフォーカス時の収差変動を緩和することができ、フォーカシング時の収差のコントロールを行いやすくなる。
本発明の第9の望遠レンズは、第1〜第8の望遠レンズにおいて、前記第2レンズ群は、無限遠物点から至近距離物点へのフォーカシングに際し光軸上を像側に移動させることを特徴とするものである。
上記本発明の第9の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔変化を大きくし、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔の変化との差を大きくすることにより、コマ収差や倍率の色収差の補正を効率良く行うのに有利となる。
本発明の第10の望遠レンズは、第1〜第9の望遠レンズにおいて、前記第1レンズ群は、物体側から順に、正レンズ成分E11、正レンズ成分E12、負レンズ成分E13、正レンズ成分E14からなり、光軸上において各レンズ成分間に空気間隔が配置されていることを特徴とするものである。
上記本発明の第10の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、第1レンズ群は、正レンズ成分を3成分もつことにより、第1レンズ群に十分なパワーを持たせることができ、望遠比上有利にできる。そのことに加え、2つの正レンズ成分を物体側に配置することにより、撮影距離による結像性能の変化を小さくできる。これに続けて負レンズ成分、正レンズ成分を配置することにより、軸上色収差と軸外色収差をバランス良く補正することができる。
なお、ここで、1つのレンズ成分とは、空気にて挟まれるレンズ構成を一単位とする。つまり、単レンズ又は接合レンズを意味する。
本発明の第11の望遠レンズは、第10の望遠レンズにおいて、前記第1レンズ群は、物体側から順に、正レンズL11、正レンズL12、負レンズL13、正レンズL14からなり、各レンズは単レンズからなり、光軸上において各レンズ間に空気間隔が配置されていることを特徴とするものである。
上記本発明の第11の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、これは、性能を確保し、かつ、構成枚数とコンパクト性を確保するためにバランスの取れた構成を規定するものである。
本発明の第12の望遠レンズは、第1〜第11の望遠レンズにおいて、前記第4レンズ群は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズL41と物体側に凸面を向けた正レンズL42からなり、前記負レンズL41と前記正レンズL42は単レンズからなり、光軸上において前記負レンズL41と前記正レンズL42の間に空気間隔を挟んで配置され、以下の条件式を満足することを特徴とするものである。
0.2<R41r /R42f <0.8 ・・・(3)
ただし、R41r は負レンズL41の像側の面の近軸曲率半径、
42f は正レンズL42の物体側の面の近軸曲率半径、
である。
上記本発明の第12の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、条件式(3)の上限の0.8を越えると、主に球面収差とコマ収差のバランスが取り難くなる。条件式(3)の下限の0.2を越えると、主に像面湾曲とコマ収差のバランスが取り難くなる。
また、条件式(3)の下限を0.27、さらには0.33としてもよい。
また、条件式(3)の上限を0.65、さらには0.5としてもよい。
本発明の第13の望遠レンズは、第1〜第12の望遠レンズにおいて、前記第3レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を持つ正レンズL31と像側に凹面を持つ負レンズL32との接合レンズと、正レンズL33から構成され、光軸上において前記接合レンズの負レンズL32と前記正レンズL33の間に空気間隔を挟み、以下の条件式を満足することを特徴とするものである。
0.5<R32r /R31f <1.5 ・・・(4)
ただし、R32r は負レンズL32の像側の面の近軸曲率半径、
31f は正レンズL31の物体側の面の近軸曲率半径、
である。
上記本発明の第13の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、絞り近傍に位置する第3レンズ群を正レンズ、負レンズ、正レンズの順で構成することにより、少ないレンズ枚数で諸収差を補正することができ、好ましい。これに加え、物体側の正レンズL31と負レンズL32を接合し、条件式(4)を満足することにより、フォーカシング時の移動による主に球面収差とコマ収差の収差変動を抑えやすくなる。
また、条件式(4)の下限を0.6、さらには0.7としてもよい。
また、条件式(4)の上限を1.3、さらには1.1としてもよい。
本発明の第14の望遠レンズは、第1〜第13の望遠レンズにおいて、前記第1レンズ群が下記の条件式(5)を満足する複数の正レンズを有すること特徴とするものである。
νd >80 ・・・(5)
ただし、νd は第1レンズ群中の任意の正レンズのアッベ数である。
上記本発明の第14の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、条件式(5)は、本発明の望遠レンズを構成する第1レンズ群中の正レンズの中の複数の正レンズのアッベ数を規定する条件式である。正の屈折力の第1レンズ群で発生した色収差は拡大されて像面での収差へ影響を及ぼす。そのため、第1レンズ群自体で十分な収差補正が必要となる。そこで、第1レンズ群中の複数の正レンズが条件式(5)を満足することが好ましい。このようにすると、色収差の発生を抑制することができる。条件式(5)の下限値の80を下回ると、色収差の補正が難しくなる。
本発明の第15の望遠レンズは、第14の望遠レンズにおいて、前記条件式(5)を満足する正レンズの中、少なくとも1つの正レンズが以下の条件式(5−1)を満足することを特徴とするものである。
85>νd >80 ・・・(5−1)
上記本発明の第15の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、材質を安価にするため、好ましくは85>νd を満足するとよい。
本発明の第16の望遠レンズは、第14、第15の望遠レンズにおいて、前記第1レンズ群における最も物体側のレンズが、以下の条件式(5−2)を満足するレンズであることを特徴とするものである。
νd11 <80 ・・・(5−2)
ただし、νd11 は第1レンズ群の最も物体側のレンズのアッベ数である。
上記本発明の第16の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、前述の条件式(5)を満足する材質は耐性が強くないものが多く、最も物体側に配置されるレンズは耐性の良い材質を選択するのが好ましい。そのため、条件式(5−2)を満足するとよい。
さらには、その条件式(5−2)の上限値を75としてもよい。
本発明の第17の望遠レンズは、第1〜第16の望遠レンズにおいて、下記の条件式を満足することを特徴とするものである。
−0.5>f4 /fa >−1.7 ・・・(6)
ただし、fa は無限遠合焦時の全系の焦点距離、
4 は第4レンズ群の焦点距離、
である。
上記本発明の第17の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、条件式(6)は、負の屈折力を有する第4レンズ群の焦点距離と光学系全体の焦点距離との比を規定する条件式である。条件式(6)の下限値の−1.7を下回ると、第4レンズ群の負の屈折力が弱くなり、像面湾曲の補正が難しくなる。一方、条件式(6)の上限値の−0.5を上回ると、第4レンズ群の負の屈折力が強くなり、光学系が偏心に対して弱くなり、製造が難しくなる。
さらには、条件式(6)の下限値を−1.6、さらには−1.5とするとより好ましい。また、その上限値を−0.7、さらには−1.0とするとより好ましい。
本発明の第18の望遠レンズは、第1〜第17の望遠レンズにおいて、以下の条件を満足することを特徴とするものである。
2°<ω<8° ・・・(7)
ただし、ωは望遠レンズの撮像半画角である。
上記本発明の第18の望遠レンズの構成をとった理由とその作用効果を説明すると、条件式(7)は、本発明の望遠レンズの効果が高くなる撮影半画角を規定するものである。
本発明の第19の望遠レンズ装置は、第1〜第18の望遠レンズを有し、前記望遠レンズをカメラ本体に着脱可能とするマウント部を備えていることを特徴とするものである。
上記本発明の第19の望遠レンズ装置の構成をとった理由とその作用効果を説明すると、本発明の望遠レンズは、一眼レフレックスカメラや、高性能のビデオカメラに向いている。本発明の望遠レンズを一眼レフレックスカメラに使用する際は、上述の構成とするとよい。
また、上記した全ての構成は、本発明の以下の実施例に開示する通り、如何様に組み合わせても、より好ましい望遠レンズ、望遠レンズ装置を提供できる。
また、条件式(1)〜(7)は、下記の実施例の対応値に合わせて、その上限値、下限値を特定してもよい。
本発明によると、デジタルカメラに最適な高い解像力を維持しやすく、至近距離まで十分に性能が維持可能な望遠レンズを提供することができる。また、レンズ交換式のデジタルカメラに最適な望遠レンズ装置を提供することができる。さらには、大口径比若しくはインナーフォーカス式の望遠レンズ、望遠レンズ装置を提供することができる。
以下に、本発明の望遠レンズの実施例1〜3について、図面を参照して説明する。実施例1〜3の無限遠物点合焦時(a)及び至近物点(1.2m)合焦時(b)の光軸に沿うレンズ断面図をそれぞれ図1〜図3に示す。各図中、G1は第1レンズ群、G2は第2レンズ群、G3は第3レンズ群、Sは明るさ絞り、G4は第4レンズ群、Iは像面であり、第4レンズ群G4と像面Iの間に配置されている3枚の平行平板は、物体側から順に、振動により埃を落とす平行平板(ダストリダクション)、IRカットフィルターとローパスフィルターが一体になっている平行平板、CCDカバーガラスである。また、実施例1〜3の無限遠物点合焦時(a)及び至近物点(1.2m)合焦時(b)の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図をそれぞれ図4、図6、図8に示す。さらに、実施例1〜3の無限遠物点合焦時(a)及び至近物点(1.2m)合焦時(b)の横収差(コマ収差)をそれぞれ図5、図7、図9に示す。なお、これら収差図中において、“FIY”は像高を表す。
実施例1の望遠レンズは、図1に示すように、物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、正屈折力の第3レンズ群G3と、明るさ絞りSと、負屈折力の第4レンズ群G4とで構成されており、無限遠距離から有限遠距離へのフォーカシングを行うとき、第1レンズ群G1と第4レンズ群G4は固定で、第2レンズ群G2を像側へのみ、第3レンズ群G3は明るさ絞りSと一体で物体側へのみ移動させる。
各レンズ群の構成は、第1レンズ群G1は、両凸正レンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両凹負レンズ、両凸正レンズの4枚で構成され、第2レンズ群G2は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズの2枚で構成されている。第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの3枚で構成されている。第4レンズ群G4は、両凹負レンズ、両凸正レンズの2枚で構成されている。
この実施例においては、物体距離無限遠から至近距離の120mmまで合焦可能である。
実施例2の望遠レンズは、図2に示すように、物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正屈折力の第3レンズ群G3と、負屈折力の第4レンズ群G4とで構成されており、無限遠距離から有限遠距離へのフォーカシングを行うとき、第1レンズ群G1と第4レンズ群G4は固定で、第2レンズ群G2を像側へのみ、第3レンズ群G3は明るさ絞りSと一体で物体側へのみ移動させる。
各レンズ群の構成は、第1レンズ群G1は、両凸正レンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両凹負レンズ、両凸正レンズの4枚で構成され、第2レンズ群G2は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズの2枚で構成されている。第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの3枚で構成されている。第4レンズ群G4は、平凹負レンズ、両凸正レンズの2枚で構成されている。
この実施例においては、物体距離無限遠から至近距離の120mmまで合焦可能である。
実施例3の望遠レンズは、図3に示すように、物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正屈折力の第3レンズ群G3と、負屈折力の第4レンズ群G4とで構成されており、無限遠距離から有限遠距離へのフォーカシングを行うとき、第1レンズ群G1と第4レンズ群G4は固定で、第2レンズ群G2を像側へのみ、第3レンズ群G3は明るさ絞りSと一体で物体側へのみ移動させる。
各レンズ群の構成は、第1レンズ群G1は、両凸正レンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両凹負レンズ、両凸正レンズの4枚で構成され、第2レンズ群G2は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズの2枚で構成されている。第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの3枚で構成されている。第4レンズ群G4は、平凹負レンズ、両凸正レンズの2枚で構成されている。
この実施例においては、物体距離無限遠から至近距離の120mmまで合焦可能である。
以下に、上記実施例1〜3の数値データを示すが、記号は上記の外、fは全系焦点距離、FNO. はFナンバー、ωは半画角、βは横倍率、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ数である。

実施例1
f =149.5mm
NO. = 2.0
ω = 4.4 °
1 = 279.889 d1 = 9.1200 nd1 =1.48749 νd1 =70.23
2 = -653.223 d2 = 0.2000
3 = 86.709 d3 = 10.5300 nd2 =1.49700 νd2 =81.54
4 = 672.762 d4 = 3.0600
5 = -372.773 d5 = 4.4600 nd3 =1.78472 νd3 =25.68
6 = 115.609 d6 = 7.8600
7 = 103.086 d7 = 11.7000 nd4 =1.43875 νd4 =94.93
8 = -247.813 d8 = (可変)
9 = 89.628 d9 = 12.3000 nd5 =1.78472 νd5 =25.68
10= -137.907 d10= 3.8500 nd6 =1.74400 νd6 =44.78
11= 80.187 d11= (可変)
12= 36.976 d12= 9.0000 nd7 =1.62280 νd7 =57.05
13= 548.969 d13= 5.1900 nd8 =1.71736 νd8 =29.52
14= 30.722 d14= 3.1000
15= 55.913 d15= 4.4000 nd9 =1.80518 νd9 =25.42
16= 148.254 d16= 3.6000
17= ∞(絞り) d17= (可変)
18= -672.762 d18= 2.6000 nd10=1.60342 νd10=38.03
19= 38.839 d19= 7.3000
20= 104.607 d20= 4.2000 nd11=1.78800 νd11=47.37
21= -301.318 d21= 39.1500
22= ∞ d22= 0.6200 nd12=1.51633 νd12=64.14
23= ∞ d23= 1.2100
24= ∞ d24= 3.2500 nd13=1.54771 νd13=62.84
25= ∞ d24= 0.1500
26= ∞ d23= 0.7600 nd14=1.52310 νd14=54.49
27= ∞ d24= 1.0600
28= ∞(像面)
可変間隔
物体距離(倍率) ∞ β=-0.15(至近物点1.2m合焦時)
8 1.0000 3.7306
11 29.7593 8.5359
17 2.5000 20.9928 。

実施例2
f =148.2mm
NO. = 2.0
ω = 4.4 °
1 = 227.338 d1 = 9.1200 nd1 =1.48749 νd1 =70.23
2 = -672.762 d2 = 0.2000
3 = 88.310 d3 = 10.5300 nd2 =1.49700 νd2 =81.54
4 = 471.291 d4 = 2.8500
5 = -541.763 d5 = 4.4600 nd3 =1.78470 νd3 =26.29
6 = 92.483 d6 = 7.1200
7 = 87.864 d7 = 11.7000 nd4 =1.43875 νd4 =94.93
8 = -251.663 d8 = (可変)
9 = 69.845 d9 = 12.3000 nd5 =1.78472 νd5 =25.68
10= -230.442 d10= 3.8500 nd6 =1.74400 νd6 =44.78
11= 63.847 d11= (可変)
12= ∞(絞り) d12= 1.5000
13= 36.069 d13= 9.0000 nd7 =1.62280 νd7 =57.05
14= 664.086 d14= 5.1900 nd8 =1.71736 νd8 =29.52
15= 29.630 d15= 3.1000
16= 52.530 d16= 4.4000 nd9 =1.80518 νd9 =25.42
17= 135.950 d17= (可変)
18= ∞ d18= 2.5000 nd10=1.60342 νd10=38.03
19= 36.654 d19= 9.5300
20= 89.459 d20= 4.2000 nd11=1.78800 νd11=47.37
21= -653.223 d21= 4.3000
22= ∞ d22= 0.6200 nd12=1.51633 νd12=64.14
23= ∞ d23= 1.2100
24= ∞ d24= 3.2500 nd13=1.54771 νd13=62.84
25= ∞ d24= 0.1500
26= ∞ d23= 0.7600 nd14=1.52310 νd14=54.49
27= ∞ d24= 1.0600
28= ∞(像面)
可変間隔
物体距離(倍率) ∞ β=-0.15(至近物点1.2m合焦時)
8 1.0000 2.2487
11 29.5600 10.3563
17 2.7000 20.6469 。

実施例3
f =152.0mm
NO. = 2.0
ω = 4.3 °
1 = 205.554 d1 = 9.1200 nd1 =1.48749 νd1 =70.23
2 = -672.762 d2 = 0.2000
3 = 84.508 d3 = 10.5300 nd2 =1.49700 νd2 =81.54
4 = 367.236 d4 = 3.2000
5 = -541.763 d5 = 4.4600 nd3 =1.78470 νd3 =26.29
6 = 91.865 d6 = 6.6200
7 = 88.062 d7 = 11.7000 nd4 =1.43875 νd4 =94.93
8 = -235.972 d8 = (可変)
9 = 71.162 d9 = 12.1700 nd5 =1.78472 νd5 =25.68
10= -189.493 d10= 3.9700 nd6 =1.74400 νd6 =44.78
11= 62.734 d11= (可変)
12= ∞(絞り) d12= 1.5000
13= 35.645 d13= 8.5000 nd7 =1.62280 νd7 =57.05
14= 664.086 d14= 5.1900 nd8 =1.71736 νd8 =29.52
15= 29.582 d15= 3.0900
16= 52.802 d16= 4.1800 nd9 =1.80518 νd9 =25.42
17= 140.386 d17= (可変)
18= ∞ d18= 2.5000 nd10=1.60342 νd10=38.03
19= 37.142 d19= 10.5100
20= 95.572 d20= 4.2000 nd11=1.78800 νd11=47.37
21= -653.223 d21= 37.4700
22= ∞ d22= 0.6200 nd12=1.51633 νd12=64.14
23= ∞ d23= 1.2100
24= ∞ d24= 3.2500 nd13=1.54771 νd13=62.84
25= ∞ d24= 0.1500
26= ∞ d23= 0.7600 nd14=1.52310 νd14=54.49
27= ∞ d24= 1.0600
28= ∞(像面)
可変間隔
物体距離(倍率) ∞ β=-0.15(至近物点1.2m合焦時)
8 1.2000 2.5000
11 29.6899 10.4399
17 2.6800 20.6300 。
上記実施例1〜3の条件式(1)〜(6)の値は次の通りである。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3
(1) 0.15 0.07 0.07
(2) 0.07 0.14 0.09
(3) 0.37 0.41 0.39
(4) 0.83 0.82 0.83
(5) 94.93 94.93 94.93
81.54 81.54 81.54
(6) -1.33 -1.39 -1.27 。
図10は、本発明の望遠レンズを用い、撮像素子として小型のCCD又はC−MOS等を用いた一眼レフレックスカメラの断面図である。図10において、1は一眼レフレックスカメラ、2は合焦機構を備えた鏡筒内に配置された撮影レンズ系、3は撮影レンズ系2を一眼レフレックスカメラ1に着脱可能とする鏡筒のマウント部であり、スクリュータイプのマウントやバヨネットタイプのマウント等が用いられる。この例では、バヨネットタイプのマウントを用いている。
また、4は撮像素子面、5は撮影レンズ系2の光路6上のレンズ系と撮像素子面4との間に配置されたクイックリターンミラー、7はクイックリターンミラー5より反射された光路に配置されたファインダースクリーン、8はペンタプリズム、9はファインダー、Eは観察者の眼(アイポイント)である。
このような構成の一眼レフレックスカメラ1の撮影レンズ系2として、例えば上記実施例1〜3に示した本発明の望遠レンズが用いられる。
本発明の実施例1の望遠レンズの無限遠物点合焦時(a)及び至近物点(1.2m)合焦時(b)の光軸に沿うレンズ断面図である。 本発明の実施例2の望遠レンズの図1と同様の図である。 本発明の実施例3の望遠レンズの図1と同様の図である。 実施例1の無限遠物点合焦時(a)及び至近物点合焦時(b)の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図である。 実施例1の無限遠物点合焦時(a)及び至近物点合焦時(b)の横収差(コマ収差)を示す収差図である。 実施例2の図4と同様の図である。 実施例2の図5と同様の図である。 実施例3の図4と同様の図である。 実施例3の図5と同様の図である。 本発明の望遠レンズを用いた一眼レフレックスカメラの断面図である。
符号の説明
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
G4…第4レンズ群
S…明るさ絞り
I…像面
E…観察者の眼(アイポイント)
1…一眼レフレックスカメラ
2…撮影レンズ系
3…マウント部
4…撮像素子面
5…クイックリターンミラー
6…光路
7…ファインダースクリーン
8…ペンタプリズム
9…ファインダー

Claims (19)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群を有し、
    明るさ絞りが前記第2レンズ群と前記第4レンズ群の間に配置され、
    前記第2レンズ群が、正レンズと負レンズを有し、
    無限遠物点から至近距離物点へのフォーカシングに際し、各レンズ群同士の間隔が変化するように、前記第2レンズ群を光軸方向に移動させ、前記第3レンズ群を物体側に移動させ、前記明るさ絞りは前記第3レンズ群と一体に移動することを特徴する望遠レンズ。
  2. 前記第1レンズ群と前記第4レンズ群を前記フォーカシングに際し固定としたことを特徴とする請求項1記載の望遠レンズ。
  3. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群を有し、
    明るさ絞りが前記第2レンズ群と前記第4レンズ群の間に配置され、
    無限遠物点から至近距離物点へのフォーカシングに際し、各レンズ群同士の間隔が変化するように、前記第2レンズ群を光軸方向に移動させ、前記第3レンズ群を物体側に移動させ、以下の条件式を満足することを特徴とする望遠レンズ。
    0<|ΔG2/ΔG3|<0.3 ・・・(1)
    ただし、ΔG2は無限遠合焦時から撮影倍率−0.15倍合焦時の間での第2レンズ群の 最大移動量、
    ΔG3は無限遠合焦時から撮影倍率−0.15倍合焦時の間での第3レンズ群の 最大移動量、
    である。
  4. 条件式(1)に換えて以下の条件式(1)’を満足することを特徴とする請求項3記載の望遠レンズ。
    0.04<|ΔG2/ΔG3|<0.2 ・・・(1)’
  5. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載の望遠レンズ。
    0<|ΔG2/ΔG3|<0.3 ・・・(1)
    ただし、ΔG2は無限遠合焦時から撮影倍率−0.15倍合焦時の間での第2レンズ群の 最大移動量、
    ΔG3は無限遠合焦時から撮影倍率−0.15倍合焦時の間での第3レンズ群の 最大移動量、
    である。
  6. 下記条件式を満足することを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の望遠レンズ。
    −0. 1<fa /f2 <0.4 ・・・(2)
    ただし、fa は無限遠合焦時の全系の焦点距離、
    2 は第2レンズ群の焦点距離、
    である。
  7. 条件式(2)に換えて以下の条件式(2)’を満足することを特徴とする請求項6記載の望遠レンズ。
    0<fa /f2 <0.3 ・・・(2)’
  8. 前記第2レンズ群は、物体側から順に正レンズL21と負レンズL22からなる接合レンズで構成されることを特徴する請求項1から7の何れか1項記載の望遠レンズ。
  9. 前記第2レンズ群は、無限遠物点から至近距離物点へのフォーカシングに際し光軸上を像側に移動させることを特徴とする請求項1から8の何れか1項記載の望遠レンズ。
  10. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、正レンズ成分E11、正レンズ成分E12、負レンズ成分E13、正レンズ成分E14からなり、光軸上において各レンズ成分間に空気間隔が配置されていることを特徴とする請求項1から9の何れか1項記載の望遠レンズ。
  11. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、正レンズL11、正レンズL12、負レンズL13、正レンズL14からなり、各レンズは単レンズからなり、光軸上において各レンズ間に空気間隔が配置されていることを特徴とする請求項10記載の望遠レンズ。
  12. 前記第4レンズ群は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズL41と物体側に凸面を向けた正レンズL42からなり、前記負レンズL41と前記正レンズL42は単レンズからなり、光軸上において前記負レンズL41と前記正レンズL42の間に空気間隔を挟んで配置され、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から11の何れか1項記載の望遠レンズ。
    0.2<R41r /R42f <0.8 ・・・(3)
    ただし、R41r は負レンズL41の像側の面の近軸曲率半径、
    42f は正レンズL42の物体側の面の近軸曲率半径、
    である。
  13. 前記第3レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を持つ正レンズL31と像側に凹面を持つ負レンズL32との接合レンズと、正レンズL33から構成され、光軸上において前記接合レンズの負レンズL32と前記正レンズL33の間に空気間隔を挟み、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から12の何れか1項記載の望遠レンズ。
    0.5<R32r /R31f <1.5 ・・・(4)
    ただし、R32r は負レンズL32の像側の面の近軸曲率半径、
    31f は正レンズL31の物体側の面の近軸曲率半径、
    である。
  14. 前記第1レンズ群が下記の条件式(5)を満足する複数の正レンズを有すること特徴とする請求項1から13の何れか1項記載の望遠レンズ。
    νd >80 ・・・(5)
    ただし、νd は第1レンズ群中の任意の正レンズのアッベ数である。
  15. 前記条件式(5)を満足する正レンズの中、少なくとも1つの正レンズが以下の条件式(5−1)を満足することを特徴とする請求項14記載の望遠レンズ。
    85>νd >80 ・・・(5−1)
  16. 前記第1レンズ群における最も物体側のレンズが、以下の条件式(5−2)を満足するレンズであることを特徴とする請求項14又は15記載の望遠レンズ。
    νd11 <80 ・・・(5−2)
    ただし、νd11 は第1レンズ群の最も物体側のレンズのアッベ数である。
  17. 下記の条件式を満足することを特徴とする請求項1から16の何れか1項記載の望遠レンズ。
    −0.5>f4 /fa >−1.7 ・・・(6)
    ただし、fa は無限遠合焦時の全系の焦点距離、
    4 は第4レンズ群の焦点距離、
    である。
  18. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1から17の何れか1項記載の望遠レンズ。
    2°<ω<8° ・・・(7)
    ただし、ωは望遠レンズの撮像半画角である。
  19. 請求項1から18の何れか1項記載の望遠レンズを有し、前記望遠レンズをカメラ本体に着脱可能とするマウント部を備えていることを特徴とする望遠レンズ装置。
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