JP2010033061A - 撮像レンズ及びそれを用いた撮像レンズ装置 - Google Patents

撮像レンズ及びそれを用いた撮像レンズ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010033061A
JP2010033061A JP2009208591A JP2009208591A JP2010033061A JP 2010033061 A JP2010033061 A JP 2010033061A JP 2009208591 A JP2009208591 A JP 2009208591A JP 2009208591 A JP2009208591 A JP 2009208591A JP 2010033061 A JP2010033061 A JP 2010033061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
refractive power
object side
positive refractive
lens group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009208591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4790839B2 (ja
Inventor
Takanori Shibata
隆則 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2009208591A priority Critical patent/JP4790839B2/ja
Publication of JP2010033061A publication Critical patent/JP2010033061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4790839B2 publication Critical patent/JP4790839B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】小さな画像サイズの電子撮像素子にも用いることができる大口径撮影レンズを提供する
【解決手段】物体側より順に配された、少なくとも、両凸レンズの第1レンズと、物体側に凸面を有する正の屈折力の第2レンズと、物体側に凸面を有する正の屈折力の第3レンズと、像側に凹面を有する負の屈折力の第4レンズとを含み、フォーカシング時、固定で正のパワーを有する第1レンズ群と、正の屈折力と負の屈折力のレンズを有し全体として負のパワーをもち遠方から近距離へのフォーカシング時、物体側から像側へ移動する第2レンズ群と、明るさ絞りと、全体として正の屈折力を有し遠方から近距離へのフォーカシング時、像側から物体側へ移動する第3レンズ群と、像側から順に、正の屈折力のレンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力のレンズとを含み全体として正のパワーを有しフォーカシング時、固定の第4レンズ群からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は撮影レンズ及びそれを用いた撮像レンズ装置に関し、特に画角が8°から10°程度で大口径に適した撮影レンズ及びそれを用いた撮像レンズ装置に関する。
従来,大口径撮影レンズについて多くの提案がされている。大口径撮影レンズがもつ大きさ、重さ、遠方から近距離へのフォーカシング等の課題に対する提案については、例えば、下記の特許文献1、2、3等において示されている。
一方、近年、CCDやCMOS等の電子撮像素子の発展により、小さな画像サイズで高精細な画像の取り込みが可能となってきた。小さな画像サイズの電子撮像素子を用いることにより、焦点距離の長い撮影レンズが容易に小さくすることができるようになった。
特開平7−301749号公報 特開平9−236742号公報 特許3288746号公報
しかし、小さな画像サイズの電子撮像素子を用いると、光量の取り込み量が少なくなり、また、波動光学的な(回折現象による)画質の劣化がおきやすくなる。また、被写界深度が深くなることにより、望遠効果による立体感も小さくなる。この為、更なる大口径の撮影レンズが求められている。レンズの大口径化を進めると特に望遠レンズでは、球面収差や色収差等の軸上光束の収差の発生、又は、それらのフォーカシングでの変動を従来以上に抑える必要がある。また、特に電子撮像素子が高画素になると射出瞳を遠方に配置し、光束が撮像素子に垂直に近い角度で入射することも求められる。これら、小さな画像サイズの電子撮像素子にも用いることができる大口径撮影レンズは、これまで提案されていない。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、小さな画像サイズの電子撮像素子にも用いることができる大口径撮影レンズを提供することである。すなわち、球面収差や色収差等の軸上光束の収差の発生が抑えやすく、また、フォーカシングでの球面収差や色収差等の軸上光束の収差の変動が抑えやすく、さらにまた、撮像素子が高画素の場合、射出瞳を遠方に配置できる撮影レンズ及びそれを用いた撮影レンズ装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の撮影レンズは、物体側より順に配された、少なくとも、両凸レンズの第1レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の第2レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の第3レンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の第4レンズとを含み、フォーカシング時、固定で正のパワーを有する第1レンズ群と、正の屈折力と負の屈折力のレンズを有し全体として負のパワーをもち遠方から近距離へのフォーカシング時、物体側から像側へ移動する第2レンズ群と、明るさ絞りと、全体として正の屈折力を有し遠方から近距離へのフォーカシング時、像側から物体側へ移動する第3レンズ群と、像側から順に、正の屈折力のレンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力のレンズとを含み全体として正のパワーを有しフォーカシング時、固定の第4レンズ群からなることを特徴とする。
また、本発明の撮影レンズは、以下の条件式を満足することが好ましい。
95>νPI>70 (6)
2.0>nNI>1.7 (7)
但し、νPIは前記第1レンズ群の正の屈折力のアッべ数の平均値、nNIは前記第1レンズ群の負の屈折力のレンズのd線波長での屈折率の平均値である。
また、上記目的を達成するため、本発明の撮影レンズは、前記第1レンズ群は、物体側より順に、少なくとも、両凸レンズの前記第1レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の前記第2レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の前記第3レンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の前記第4レンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の第5レンズと、物体側に凸面を有する正の屈折力の第6レンズとを有し、以下の条件式を満足することを特徴とする。
0.2<dr1/skv<0.7 (1)
但し、dr1は前記第4レンズ群中の前記正の屈折力のレンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力のレンズとの間隔、skvは前記第4レンズ群中の前記像側の正の屈折力のレンズから像面までの光路長である。
また、本発明の撮影レンズは、以下の条件式を満足することが好ましい。
2<r1/fl<7 (2)
0.5<r3/fl<2 (3)
0.3<r5/r3<1 (4)
0.5<r6/r7<1 (5)
但し、flは無限遠状態での焦点距離、r1は第1レンズの物体側の曲率半径、r3は第2レンズの物体側の曲率半径、r5は第3レンズの物体側の曲率半径、r6は第3レンズの像面側の曲率半径、r7は第4レンズの物体側の曲率半径である。
また、本発明の撮影レンズは、撮影全画角(2ω)が8゜乃至10゜であることが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明の撮影レンズ装置は、上記何れかの撮影レンズを有し、且つ、撮影レンズの像面側に、カメラと接続可能なレンズマウント部を有することを特徴とする。
本発明によれば、小さな画像サイズの電子撮像素子にも用いることができる大口径撮影レンズを提供することができる。すなわち、球面収差や色収差等の軸上光束の収差の発生が抑えやすく、また、フォーカシングでの球面収差や色収差等の軸上光束の収差の変動が抑えやすく、さらにまた、撮像素子が高画素の場合、射出瞳を遠方に配置できる撮影レンズ及びそれを用いた撮影レンズ装置を提供することができる。
本発明による撮影レンズの実施例1にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明による撮影レンズの実施例2にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明による撮影レンズの実施例3にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明による撮影レンズの実施例4にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明による撮影レンズの実施例1にかかる光学構成の球面収差、非点収差、歪曲収差及び倍率色収差を示す図である。 本発明による撮影レンズの実施例1にかかる光学構成のコマ収差を示す図である。 本発明による撮影レンズの実施例2にかかる光学構成の球面収差、非点収差、歪曲収差及び倍率色収差を示す図である。 本発明による撮影レンズの実施例2にかかる光学構成のコマ収差を示す図である。 本発明による撮影レンズの実施例3にかかる光学構成の球面収差、非点収差、歪曲収差及び倍率色収差を示す図である。 本発明による撮影レンズの実施例3にかかる光学構成のコマ収差を示す図である。 本発明による撮影レンズの実施例4にかかる光学構成の球面収差、非点収差、歪曲収差及び倍率色収差を示す図である。 本発明による撮影レンズの実施例4にかかる光学構成のコマ収差を示す図である。 本発明による撮影レンズを用いた撮影装置の概略構成を示す図である。
本発明の光学系の実施例の説明に先立ち、本実施例の構成による作用効果を説明する。
本発明の撮影レンズは、物体側より順に配された、少なくとも、両凸レンズの第1レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の第2レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の第3レンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の第4レンズとを含み、フォーカシング時、固定で正のパワーを有する第1レンズ群と、正の屈折力と負の屈折力のレンズを有し全体として負のパワーをもち遠方から近距離へのフォーカシング時、物体側から像側へ移動する第2レンズ群と、明るさ絞りと、全体として正の屈折力を有し遠方から近距離へのフォーカシング時、像側から物体側へ移動する第3レンズ群と、像側から順に、正の屈折力のレンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力のレンズとを含み全体として正のパワーを有しフォーカシング時、固定の第4レンズ群からなることを特徴とする。
このような構成とすることにより、本発明の撮影レンズは、物体側の3枚のレンズを正の屈折力のレンズとすることにより軸上光束を集光させ、全長の短縮を図っている。また、物体側から4枚目のレンズを像側に凹面を有する負のレンズにすることにより補正過剰となった球面収差を補正する効果を得ることができる。ここで、各レンズの間に空気間隔を設けることにより大口径レンズで問題になる高次収差のコントロールが容易に達成できる。また、上記4枚目のレンズを負の屈折力のメニスカスレンズにすると球面収差の補正が光線高の低いところから高いところまで急激な変化なくできる。すなわち大口径レンズに適した収差補正が行いやすくなる。
ところで、フォーカシング方式としてフォーカシング量を小さくするためにインナーフォーカスが従来より提案されている。フォーカシング量を小さくするには強いパワーのレンズ群でフォーカスするのが好ましいが、収差の変動が大きくなる。また、物体側のレンズは径が大きく、重いので駆動機構上、不利である。
しかし、上記のように構成しているため、本発明の撮影レンズは、負のレンズ群と正のレンズ群をそれぞれ逆に動かすことにより、収差の変動を抑えつつ、広い撮影距離範囲にピントを合わせることができる。また、第2レンズ群を負、第3レンズ群を正とすることより、第1レンズ群で収束状態になっている光束を第2レンズ群で光束径を小さくした状態でほぼアフォーカルにすることができる。すなわち、第2レンズ群からの射出光線高、第3レンズ群の光線高がフォーカシングにより変化が少ないので、さらに収差の変動を小さくできる。
なお、上記のように構成した場合、フォーカシングによる第2レンズ群の移動量を第3レンズ群より小さくすると第2レンズ群からの射出光線高、第3レンズ群の光線高の変化を小さくできるので好ましい。ただし、フォーカシングによる第2レンズ群の移動量を第3レンズ群の移動量の1/3以下にすると第2レンズ群の負担が強くなりすぎるか、フォーカシングスペースが大きくなりすぎるので好ましくない。また、本発明でも、第1レンズ群を前述の第1レンズから第6レンズで構成するのが好ましい。また、第2レンズ群は物体側に凸の正の屈折力レンズと像側に凹面の負の屈折力のレンズの接合と像側に凹面を有する負の屈折力のレンズから構成することにより第1レンズ群で収束状態になっている光束を性能劣化を少なくアフォーカル光束に近づけやすくなるので好ましい。また、第3レンズ群は正の屈折力のレンズ、負の屈折力のレンズ及び正の屈折力のレンズで構成することにより、少ない枚数で必要なパワーを得つつフォーカシングによる変動を抑えることができ好ましい。なお、正の屈折力のレンズと負の屈折力のレンズは接合レンズにすることもできる。また、第1レンズ群の正の屈折力のレンズに蛍石等に異常分散性のある材質を複数枚用いることにより、一層広い波長範囲の色収差を補正することができる。
また、本発明の撮影レンズは、以下の条件式を満足することが好ましい。
95>νPI>70 (6)
2.0>nNI>1.7 (7)
但し、νPIは前記第1レンズ群の正の屈折力のレンズのアッべ数の平均値、nNIは前記第1レンズ群の負の屈折力のレンズのd線波長での屈折率の平均値である。
条件式(6)の下限値を下回ると、色収差が良好に補正するのが難しくなり好ましくない。一方、条件式(6)の上限値を上回ると現実的な硝材がない。なお、条件式(6)については、その下限値を74.0とするとさらに好ましい。一方、上限値を82.0とするとさらに好ましい。
また、条件式(7)式の下限値を下回ると、色収差に比べ球面収差の補正が過剰になり好ましくない。一方、条件式(7)の上限値を上回ると現実的な硝材を使うのが難しい。なお、条件式(7)については、その下限値を1.74とするとさらに好ましい。一方、上限値を1.85とするとさらに好ましい。
また、本発明の撮影レンズは、前記第1レンズ群は、物体側より順に、少なくとも、両凸レンズの前記第1レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の前記第2レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の前記第3レンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の前記第4レンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の第5レンズと、物体側に凸面を有する正の屈折力の第6レンズとを有し、以下の条件式を満足することが好ましい。
0.2<dr1/skv<0.7 (1)
但し、dr1は前記第4レンズ群中の前記正の屈折力のレンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力のレンズとの間隔、skvは前記第4レンズ群中の前記像側の正の屈折力のレンズから像面までの光路長である。
このように、物体側に凸面を有するレンズを4枚以上並べることにより、球面収差の発生量を小さくことができる。また、上記4枚目の負の屈折力のレンズの像側に空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の5枚目のレンズ、物体側に凸面を有する正の屈折力の6枚目のレンズを配置することにより、さらに、球面収差を抑えて軸上光束を集光しやすくできる。また、負の屈折力のレンズを2枚に分割することにより色収差のバランスもとりやすくなる。負の屈折力の5枚目のレンズと正の屈折力の6枚目のレンズでは軸上光束の高さも低く集光されており、間に空気間隔を設けても良く、あるいは、接合レンズとしても良い。一方、像側から順に数えて2枚目のレンズに、像側に凹面を有する負の屈折力のレンズを配置することにより、集光効果により短くなった焦点距離を所望の全系の焦点距離に戻す効果を得ることができる。また、色収差の補正を行うことができる。さらに、像側から順に数えて1枚目のレンズとして正の屈折力のレンズを配することにより射出瞳を遠くにする効果を得ることができる。かくして、軸上から軸外まで像面に光束を垂直に近い角度で入射させることができる。なお、上記像側から1枚目の正の屈折力のレンズは像面に近く、全系の焦点距離への寄与は小さく瞳位置への効果は大きい。また、上記像側から2枚目の負の屈折力のレンズの像側を凹面とし、上記像側から最も近くに配された1枚目の正の屈折力のレンズとの組み合わせで軸外収差の発生を抑える効果を得ることができる。また、上記6枚目のレンズと上記像側から2枚目の負の屈折力のレンズの間に絞りを置くことにより、絞り径を小さくし絞り構造をコンパクトにしつつ、射出瞳位置を遠方の配置しやすくなる。なお、6枚目のレンズと絞りの間、絞りと上記像側から2枚目の負の屈折力のレンズとの間にもレンズを配置し、さらに性能を高めることができる。
また、条件式(1)の上限値を上回ると、像側から1枚目の正の屈折力のレンズが像面から遠くなりすぎて全長が短くすることができない、又は、第4レンズ群中の像側の正の屈折力のレンズから像面までの光路長が短くなりすぎてクイックリターンミラー等が構成できなくなる。一方、下限値を下回ると、像側から1枚目の正の屈折力のレンズが像面に近くなりすぎ、焦点距離を長くする効果が薄れる、又は、上記像側から2枚目の負の屈折力のレンズが像面から遠くなり過ぎ、瞳位置への寄与度に比較し、焦点距離の寄与度が増し撮影レンズの構成が難しくなる。なお、条件式(1)については、下限値を0.25とするとさらに好ましい。また、上限値を0.6とするとさらに好ましい。
また、本発明の撮影レンズは、以下の条件式を満足することが好ましい。
2<r1/fl<7 (2)
0.5<r3/fl<2 (3)
0.3<r5/r3<1 (4)
0.5<r6/r7<1 (5)
但し、flは無限遠状態での焦点距離、r1は第1レンズの物体側の曲率半径、r3は第2レンズの物体側の曲率半径、r5は第3レンズの物体側の曲率半径、r6は第3レンズの像面側の曲率半径、r7は第4レンズの物体側の曲率半径である。
このように、本発明の撮影レンズにおいては、条件式(2)乃至(5)の何れか、又は、すべてを満足すると一層好ましい。
条件式(2)の下限値を下回ると、軸上光束に対する屈折力が強すぎ、球面収差の発生量が大きくなりすぎる。また、距離変化に対する諸収差の変動が大きくなり好ましくない。一方、条件式(2)の上限値を上回ると、軸上光束の集光力が弱くなり全長が長くなる。なお、条件式(2)については、その下限値を2.5とするとさらに好ましい。また、上限値を6.0とするとさらに好ましい。
また、条件式(3)の下限値を下回ると、第1レンズを射出し程光軸に対して角度を有する軸上光束に対して第2レンズの屈折力が強すぎ、球面収差の発生量が大きくなりすぎる。一方、条件式(3)の上限値を上回ると、全長が長くなる。なお、条件式(3)については、その下限値を0.65とするとさらに好ましい。また、上限値を1.5とするとさらに好ましい。
また、条件式(4)の下限値を下回ると、第1レンズ、第2レンズに対して屈折力が高くなりすぎ、バランスとして全長短縮に対して有利ではない。一方、条件式(4)の上限値を上回ると、バランスとして第1レンズ、第2レンズの屈折力が強くなりすぎ、収差の発生量が大きくなる。なお、条件式(4)については、その下限値を0.45とするとさらに好ましい。また、上限値を0.8とするとさらに好ましい。
また、条件式(5)の下限値を下回ると、他のレンズで発生した球面収差に対して補正過剰となってしまう。一方、条件式(5)の上限値を上回ると、第3レンズと第4レンズの間の空気レンズが正になってしまい、第4レンズ以降の負の屈折力のレンズの負担が大きくなり望ましくない。なお、条件式(5)については、その下限値を0.6とするとさらに好ましい。また、上限値を0.9とするとさらに好ましい。
また、本発明の撮影レンズは、撮影全画角(2ω)が8゜乃至10゜であることが好ましい。
このように構成すれば、収差補正効果とレンズの大口径化に適した画角を得ることができる。
さらに、本発明の撮影レンズ装置は、上記何れかの特徴を有する撮影レンズを有し、且つ、撮影レンズの像面側に、カメラと接続可能なレンズマウント部を有することを特徴とする。
このような構成とすることにより、本発明の撮影レンズ装置は、レンズ交換式のカメラに用いることができる。
以下に、実施例1及び実施例4に係る撮影レンズついて図面を参照して説明する。
なお、数値データにおいて、r1、r2、・・・は各レンズ面の曲率半径、d1、d2、・・・は各レンズの肉厚又は空気間隔、nd1、nd2、・・・は各レンズのd線における屈折率、ng1、ng2、・・・は各レンズのg線における屈折率、νd1、νd2、・・・は各レンズのアッべ数、Fno.はFナンバー、fは全系焦点距離、D0は物体から第1面までの距離を表している。
図1は本発明による撮影レンズ光学系の実施例1にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。図1において、(a)は被写体から第1面までの距離が無限遠の場合の合焦時の状態を示す。(c)は被写体から第1面までの距離が1000mmの場合の合焦時の状態を示す。(b)は、上記(a)及び(c)の状態の中間点における合焦時の状態を示す。
図5は実施例1にかかる光学系の上記(a)、(b)、(c)の夫々の状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及び倍率色収差を示す図である。
また、図6は実施例1にかかる光学系の上記(a)、(b)、(c)の夫々の状態における像高(FIY)に対するコマ収差を示す図である。
本実施例の撮影レンズは、図1に示すように物体側Xから撮像素子面Pに向かって順に、正の屈折力の第1レンズ群G11、負の屈折力の第2レンズ群G32、明るさ絞りS、第3レンズ群G13及び正の屈折力の第4レンズ群G14で構成されている。無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際は、第1レンズ群G11は固定であり、第2レンズ群は物体側から像側へと、また第3レンズ群は像側から物体側へと移動させられる。第4レンズ群G14は固定である。このとき、第1レンズ群G11と第2レンズ群G12の間隔d12が増大し、各レンズ群の間隔は変化する。なお、図1において、FLはローパスフィルターや赤外域吸収フィルター等の平行平面板であり、Pは撮像面である。
第1レンズ群G11は、物体側Xから順に両面が凸の第1レンズL11と、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の第2レンズL12と,空気間隔を挟んで物体側に凸面を有する正の屈折力の第3レンズL13と、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の第4レンズL14と、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の第5レンズL15と、空気間隔を挟んで物体側に凸面を有する正の屈折力の第6レンズL16とで構成されている。これは、正のパワーを有しており、フォーカシング時に固定である。
第2レンズ群G12は、上記第1レンズ群G11の像側にあって、物体側から順に正の屈折力の第7レンズL17と負の屈折力の第8レンズL18とを有し、全体として負のパワーを有している。ここで第7レンズL17と第8レンズL18とは接合している。そして、無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際は、第2レンズ群12は物体側から像側へと移動させられる。
第2レンズ群G12の像側には、明るさ絞りSが設けられる。
第3レンズ群G13は、明るさ絞りSを挟んで上記第2レンズ群G12の像側にあって、物体側Xから順に物体側が凸面の正の屈折力の第10レンズL110と、正の屈折力の第11レンズL111と、空気間隔を挟んで正の屈折力の第12レンズL112とで構成される。これらのレンズのうち第10レンズL110と第11レンズL111とは接合レンズを構成している。この第3レンズ群G13は、無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際は、像側から物体側へと移動させられる。
第4レンズ群G14は、上記第3レンズ群G13の像側にあって、物体側Xから順に像側凹面負の屈折力の第13レンズL113と正の屈折力の第14レンズL114とで構成される。これは、全体として正のパワーを有し、フォーカシングする際は固定である。この第4レンズ群の像側には、撮像面Pの直前に配された平行平面板FLが設けられている。
次に、本実施例のズームレンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ1
f=147mm, Fno.=2.0, 2ω=9°
物体面 ∞
1=436.7176
1=7.5000 d1=1.62041 νd1=60.29 g1=1.633149
2=-436.7176
2=0.3000
3=115.7827
3=8.5000 d3=1.49700 νd3=81.54 g3=1.504506
4=735.0344
4=0.3000
5=80.6188
5=8.5000 d5=1.49700 νd5=81.54 g5=1.504506
6=187.9454
6=1.5000
7=266.7123
7=4.0000 d7=1.72825 νd7=28.46 g7=1.762000
8=120.1707
8=0.3000
9=96.2064
9=4.3000 d9=1.80518 νd9=25.42 g9=1.847283
10=50.9969
10=1.5000
11=51.2937
11=10.5000 nd11=1.49700 νd11=81.54 ng11=1.504506
12 =166.9945
12=(可変)
13 =47.2776
13=10.0000 nd13=1.92286 νd13=18.90 ng13=1.989713
14=175.6722
14=3.3000 nd14=1.75520 νd14=27.51 ng14=1.791495
15=35.7228
15=6.6690
16=1013.0456
16=3.000 nd16=1.71736 νd16=29.52 ng16=1.749330
17=64.4961
17=4.3730
18=∞(S:明るさ絞り)
18=(可変)
19=37.1771
19=4.7120 nd19=1.83481 νd19=42.71 ng19=1.859547
20=91.8810
20=2.0000 nd20=1.72825 νd20=28.46 ng20=1.762000
21=32.3611
21=3.5280
22=87.1931
22=4.0000 nd22=1.84666 νd22=23.78 ng22=1.894186
23=613.1873
23=(可変)
24=-2607.1752
24=2.5000 nd24=1.72825 νd24=28.46 ng24=1.762000
25=40.1050
25=10.2720
26=53.2863
26=6.1690 nd26=1.78800 νd26=47.37 ng26=1.808881
27=-141.5658
27=32.3500
28=∞
28=4.6500 nd28=1.51633 νd28=64.14 ng28=1.526213
29=∞
29=1.0000
P=∞ (撮像面)
次に、本実施例の合焦時における各レンズ群の間隔(d12、d18及びd23)を以下に示す。
Figure 2010033061
次に、本実施例における諸元の数値を条件式(1)乃至(7)で計算した数値を次に示す。
Figure 2010033061
図2は本発明による撮影レンズ光学系の実施例2にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。図2において、(a)は被写体から第1面までの距離が無限遠の場合の合焦時の状態を示す。(c)は被写体から第1面までの距離が1000mmの場合の合焦時の状態を示す。(b)は、上記(a)及び(c)の状態の中間点における合焦時の状態を示す。
図6は実施例2にかかる光学系の上記(a)、(b)、(c)の夫々の状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及び倍率色収差を示す図である。
図7は実施例2にかかる光学系の上記(a)、(b)、(c)の夫々の状態におけるコマ収差を示す図である。
本実施例の撮影レンズは、図2に示すように物体側Xから撮像素子面Pに向かって順に、正の屈折力の第1レンズ群G21、負の屈折力の第2レンズ群G22、明るさ絞りS、第3レンズ群G23及び正の屈折力の第4レンズ群G24で構成されている。無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際は、第1レンズ群G21は固定であり、第2レンズ群は物体側から像側へとまた第3レンズ群は像側から物体側に移動させられる。第4レンズ群G24は固定である。このとき、第1レンズ群G21と第2レンズ群G22の間隔d12が増大し、各レンズ群の間隔は変化する。なお、図2において、FLは、平行平面板であり、Pは撮像面である。
第1レンズ群G21は、物体側Xから順に両面が凸の第1レンズL21と、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の第2レンズL22と,空気間隔を挟んで物体側に凸面を有する正の屈折力の第3レンズL23と、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の第4レンズL24と、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の第5レンズL25と、空気間隔を挟んで物体側に凸面を有する正の屈折力の第6レンズL26とで構成される。これは、正のパワーを有しており、フォーカシング時に固定である。
第2レンズ群G22は、上記第1レンズ群G21の像側にあって、物体側から順に正の屈折力の第7レンズL27、負の屈折力の第8レンズL28を有し、全体として負のパワーを有している。第7レンズL27と第8レンズL28は接合している。無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際、第2レンズ群G22は、物体側から像側へと移動させられる。
第2レンズ群G22の像側には、明るさ絞りSが設けられる。
第3レンズ群G23は、明るさ絞りSを挟んで上記第2レンズ群G22の像側にあって、物体側Xから順に両面が凸面の正の屈折力の第10レンズL210と、負の屈折力の第11レンズL211と、空気間隔を挟んで正の屈折力の第12レンズL212とで構成される。これらのレンズのうち第10レンズL210と第11レンズL211とは接合レンズを構成している。無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際、第3レンズ群G23は像側から物体側へと移動させられる。
第4レンズ群G24は、上記第3レンズ群G23の像側にあって、物体側Xから順に像側凹面負の屈折力の第13レンズL213と正の屈折力の第14レンズL214とで構成される。これは、全体として正のパワーを有し、フォーカシングする際は固定である。この第4レンズ群の像側には、撮像面Pの直前に配された平行平面板FLが設けられている。
次に、本実施例の撮影レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ2
f=147mm, Fno.=2.0, 2ω=9°
物体面 ∞
1=744.3066
1=7.5000 d1=1.62041 νd1=60.29 g1=1.633149
2=-744.3066
2=0.3000
3=145.3208
3=8.5000 d3=1.49700 νd3=81.54 g3=1.504506
4=-1680.1203
4=0.3000
5=81.8227
5=8.5000 d5=1.49700 νd5=81.54 g5=1.504506
6=237.1791
6=1.5000
7=295.0811
7=4.0000 d7=1.72825 νd7=28.46 g7=1.762000
8=104.8332
8 =0.3000
9=89.7446
9=4.3000 d9=1.80518 νd9=25.42 g9=1.847283
10=56.3944
10=1.5000
11=61.9914
11=10.5000 nd11=1.49700 νd11=81.54 ng11=1.504506
12=432.5774
12=(可変)
13=42.7134
13=11.5140 nd13=1.84666 νd13=23.78 ng13=1.894186
14=-9046.3499
14=3.3000 nd14=1.8010 νd14=34.97 ng14=1.712339
15=32.3040
15=8.1400
16=-466.4796
16=3.0000 nd16=1.69895 νd16=30.13 ng16=1.729410
17=80.2269
17=3.8450
18= (S:明るさ絞り)
18=(可変)
19=39.7715
19=8.3850 nd19=1.69680 νd19=55.53 ng19=1.712339
20=-85.4474
20=2.0000 nd20=1.67270 νd20=32.10 ng20=1.700113
21=34.3417
21=2.5130
22=58.7502
22=4.0000 nd22=1.84666 νd22=23.78 ng22=1.894186
23=627.9862
23=(可変)
24=255.4860
24=2.5000 nd24=1.75520 νd24=27.51 ng24=1.791495
25=43.0010
25=16.4200
26=79.0055
26=4.2360 nd26=1.83400 νd26=37.16 ng26=1.862779
27=-290.2058
27=32.3500
28=∞
28=4.6500 nd28=1.51633 νd28=64.14 ng28=1.526213
29=∞
29=1.0000
P=∞ (撮像面)
次に、本実施例の合焦時における各レンズ群の間隔(d12、d18及びd23)を以下に示す。
Figure 2010033061
次に、本実施例における諸元の数値を条件式(1)乃至(7)で計算した数値を次に示す。
Figure 2010033061
図3は本発明による撮影レンズの実施例3にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。図3において、(a)は被写体から第1面までの距離が無限遠の場合の合焦時の状態を示す。(c)は被写体から第1面までの距離が1000mmの場合の合焦時の状態を示す。(b)は、上記(a)及び(c)の状態の中間点における合焦時の状態を示す。
図7は実施例3にかかる撮影レンズの上記(a),(b),(c)の夫々の状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及び倍率色収差を示す図である。
図8は実施例3にかかる撮影レンズの上記(a)、(b)、(c)の夫々の状態におけるコマ収差を示す図である。
本実施例の撮影レンズは、図3に示すように物体側Xから撮像素子面Pに向かって順に、正の屈折力の第1レンズ群G31、負の屈折力の第2レンズ群G32、明るさ絞りS、第3レンズ群G33及び正の屈折力の第4レンズ群G34で構成されている。無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際は、第1レンズ群G31は固定であり、第2レンズ群G32は物体側から像側へと、また第3レンズ群G23は像側から物体側へと移動させられる。第4レンズ群G34は固定である。このとき、第1レンズ群G31と第2レンズ群G32の間隔d12が増大し、各レンズ群の間隔は変化する。なお、図3において、FLは、平行平面板であり、また、Pは撮像面である。
第1レンズ群G31は、物体側Xから順に両面が凸の第1レンズL31、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の第2レンズL32,空気間隔を挟んで物体側に凸面を有する正の屈折力の第3レンズL33、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の第4レンズL34、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の第5レンズL35、空気間隔を挟んで物体側に凸面を有する正の屈折力の第6レンズL36で構成される。これは、正のパワーを有しており、フォーカシング時に固定である。
第2レンズ群G32は、上記第1レンズ群G31の像側にあって、物体側から順に正の屈折力の第7レンズL37、負の屈折力の第8レンズL38を有し、全体として負のパワーを有している。ここで第7レンズL37と第8レンズL38は接合している。無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際、第2レンズ群G32は物体側から像側へと移動させられる。
第2レンズ群G32の像側、第3レンズ群G33の物体側には、明るさ絞りSが設けられる。
第3レンズ群G33は、明るさ絞りSを挟んで上記第2レンズ群G32の像側にあって、物体側Xから順に物体側が凸面の正の屈折力の第10レンズL310、正の屈折力の第11レンズL311、空気間隔を挟んで正の屈折力の第12レンズL312で構成される。これらのレンズのうち第10レンズと第11レンズは接合レンズを構成している。無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際、第3レンズ群G33は像側から物体側へと移動させられる。
第4レンズ群G34は、上記第3レンズ群G33の像側にあって、物体側Xから順に像側が凹面の負の屈折力の第13レンズL13と正の屈折力の第14レンズL314で構成される。これは、全体として正のパワーを有し、フォーカシングする際は固定である。この第4レンズ群G34の像側には、撮像面Pの直前に配された平行平面板FLが設けられている。
次に、本実施例の光学結像系を構成する光学部材の数値データを示す。数値
数値データ3
f=147mm, Fno.=2.0, 2ω=9°
物体面 ∞
1=499.8919
1=7.0000 d1=1.62041 νd1=60.29 g1=1.633149
2=-499.8919
2=0.3000
3=137.3511
3=8.5000 d3=1.49700 νd3=81.54 g3=1.504506
4=1202.7887
4=0.3000
5=85.6247
5=8.0000 d5=1.49700 νd5=81.54 g5=1.504506
6=198.4221
6=1.5000
7=284.0862
7=4.0000 d7=1.84666 νd7=23.78 g7=1.894186
8=146.5430
8=0.3000
9=88.3209
9=4.3000 d9=1.80518 νd9=25.42 ng9=1.847283
10=52.4738
10=1.5000
11=53.5761
11=10.0000 nd11=1.49700 νd11=81.54 ng11=1.504506
12=158.3240
12=(可変)
13=48.6817
13=10.0000 nd13=1.92286 νd13=18.90 ng13=1.989713
14=192.9181
14=3.3000 nd14=1.74077 νd14=27.79 ng14=1.775992
15=36.7933
15=6.7570
16=462.9079
16=3.0000 nd16=1.80518 νd16=25.42 ng16=1.847283
17=68.5703
17=(可変)
18=∞(S:明るさ絞り)
18=1.5000
19=41.4334
19=9.5030 nd19=1.83481 νd19=42.71 ng19=1.859547
20=-2559.4794
20=2.0000 nd20=1.72825 νd20=28.46 ng20=1.762000
21=32.4037
21=2.6980
22=61.2189
22=3.6000 nd22=1.84666 νd22=23.78 ng22=1.894186
23=311.6760
23=(可変)
24=-620.4199
24=2.5000 nd24=1.80100 νd24=34.97 ng24=1.830612
25=37.8873
25=13.4040
26=53.1809
26=6.4960 nd26=1.71300 νd26=53.877 ng26=1.729434
27=-102.0431
27=32.3500
28=∞
28=4.6500 nd28=1.51633 νd28=64.14 ng28=1.526213
29=∞
29=1.0000
P=∞ (撮像面)
次に、本実施例の合焦時における各レンズ群の間隔(d12、d17及びd23)を以下に示す。
Figure 2010033061
次に、本実施例における諸元の数値を条件式(1)乃至(7)で計算した数値を次に示す。
Figure 2010033061
図4は本発明による撮影レンズの実施例4にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。図4において、(a)は被写体から第1面までの距離が無限遠の場合の合焦時の状態を示す。(c)は被写体から第1面までの距離が1000mmの場合の合焦時の状態を示す。(b)は、上記(a)及び(c)の状態の中間点における合焦時の状態を示す。
図11は実施例4にかかる撮影レンズの上記(a)、(b)、(c)の夫々の状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及び倍率色収差を示す図である。
図12は実施例4にかかる撮影レンズの上記(a)、(b)、(c)の夫々の状態におけるコマ収差を示す図である。
本実施例の撮影レンズは、図4に示すように物体側Xから撮像素子面Pに向かって順に、正の屈折力の第1レンズ群G41、負の屈折力の第2レンズ群G42、明るさ絞りS、第3レンズ群G43及び正の屈折力の第4レンズ群G44で構成されている。無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際は、第1レンズ群G41は固定であり、第2レンズ群は物体側から像側へと、また第3レンズ群は像側から物体側へと移動させられる。第4レンズ群G44は固定である。このとき、第1レンズ群G41と第2レンズ群G42の間隔d11が増大し、各レンズ群の間隔は変化する。なお、図4において、FLは、平行平面板であり、また、Pは撮像面である。
第1レンズ群G41は、物体側Xから順に両面が凸の第1レンズL41と、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の第2レンズL42と、空気間隔を挟んで物体側に凸面を有する正の屈折力の第3レンズL43と、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の第4レンズL44と、空気間隔を挟んで像側に凹面を有する負の屈折力の第5レンズL45と、物体側に凸面を有する正の屈折力の第6レンズL46とで構成される。第5レンズL45と第6レンズL46とは接合している。このレンズ群は、正のパワーを有しており、フォーカシング時に固定である。
第2レンズ群G42は、上記第1レンズ群G41の像側にあって、物体側から順に正の屈折力の第7レンズL47、負の屈折力の第8レンズL48、L49を有している。ここで第7レンズL47と第8レンズL48とは接合している。この第2レンズ群G42は全体として負のパワーを有している。無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際、第2レンズ群G42は物体側から像側へと移動させられる。
第2レンズ群G42の像側には、明るさ絞りSが設けられる。
第3レンズ群G43は、明るさ絞りSを挟んで上記第2レンズ群G42の像側にあって、物体側Xから順に物体側が凸面の正の屈折力の第10レンズL410、正の屈折力の第11レンズL411、空気間隔を挟んで正の屈折力の第12レンズL412で構成される。これらのレンズのうち第10レンズL410と第11レンズL411は接合レンズを構成している。無限遠の被写体から近距離の被写体にフォーカシングする際、第3レンズ群G43は、像側から物体側へと移動させられる。
第4レンズ群G44は、上記第3レンズ群G43の像側にあって、物体側Xから順に像側凹面負の屈折力の第13レンズL413と正の屈折力の第14レンズL414で構成される。これは、全体として正のパワーを有し、フォーカシングする際は固定である。この第4レンズ群の像側には、撮像面Pの直前に配された平行平面板FLが設けられている。
次に、本実施例の撮影レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ4
f=147mm, Fno.=2.0, 2ω=9°
物体面 ∞
1=572.2204
1=7.5000 d1=1.62041 νd1=60.29 g1=1.633149
2=-572.2204
2=0.3000
3=129.1773
3=9.0000 d3=1.49700 νd3=81.54 g3=1.504506
4=2495.7978
4=0.3000
5=85.4230
5=8.5000 d5=1.49700 νd5=81.54 g5=1.504506
6=241.1843
6=1.5000
7=296.0995
7=4.0000 d7=1.74077 νd7=27.79 g7=1.775992
8=133.2920
8=0.3000
9=93.5502
9=4.3000 d9=1.76182 νd9=26.52 g9=1.799920
10=44.6602
10=11.5000 nd10=1.48749 νd10=70.23 ng10=1.495963
11=193.7128
11=(可変)
12=48.2501
12=10.0000 nd12=1.92286 νd12=18.90 ng12=1.989713
13=627.0060
13=3.3000 nd13=1.78470 νd13=26.29 ng13=1.824282
14=38.4634
14=6.5414
15=1661.7168
15=3.0000 nd15=1.69895 νd15=30.13 ng15=1.729410
16=62.1430
16=4.6229
17=∞
17=(可変)
18=39.2779
18=6.2127 nd18=1.83481 νd18=42.71 ng18=1.859547
19=-1325.3070
19=2.0000 nd19=1.67270 νd19=32.10 ng19=1.700113
20=31.1165
20=2.8138
21=58.1966
21=4.0000 nd21=1.83400 νd21=37.16 ng21=1.862779
22=197.2950
22=(可変)
23=1128.0126
23=2.5000 nd23=1.83400 νd23=37.16 ng23=1.862779
24=37.0367
24=17.7595
25=58.1182
25=6.5955 nd25=1.71300 νd25=53.87 ng25=1.729434
26=-99.0143
26=32.3500
27=∞
27=4.6500 nd27=1.51633 νd27=64.14 ng27=1.526213
28=∞
28=1.0000
P=∞ (撮像面)
次に、本実施例の合焦時における各レンズ群の間隔(d11、d17及びd22)を以下に示す。
Figure 2010033061
次に、本実施例における諸元の数値を条件式(1)乃至(7)で計算した数値を次に示す。
Figure 2010033061
以上、説明した本発明の撮影レンズは、銀塩又はデジタル一眼レフレックスカメラに適用可能のものである。これらを以下に例示する。
図13は、本発明の撮影レンズを撮影レンズに用い、撮像素子として小型のCCD又はC−MOS等を用いた一眼レフレックスカメラを示す。図中、1は一眼レフレックスカメラ、2は撮影レンズ、3は撮影レンズ2を一眼レフレックスカメラ1に着脱可能とするマウント部であり、スクリュータイプのマウントやバヨネットタイプのマウント(この図では、バヨネットタイプのマウントを用いている。)等が用いられる。また、4は撮像素子画面、5は撮影レンズ2の光路6上のレンズ系と撮像素子画面4との間に配置されたクイックリターンミラー、7はクイックリターンミラーより反射された光路に配置されたファインダースクリーン、8はペンタプリズム、9はファインダー、Eは観察者の眼(アイポイント)である。このような構成の一眼レフレックスカメラ1の撮影レンズ2として、本発明の撮影レンズが用いられる。
以上説明したように、本発明の撮影レンズ及びの撮影レンズ装置は、実施例に示すように、適宜組み合わせることにより、一層好ましい撮影レンズ及び撮影レンズ装置を提供することができる。
S 絞り
FL 平行平面板
P 撮像素子面
G11、G21、G31、G41 第1レンズ群
G12,G22、G32、G42 第2レンズ群
G13、G23、G33、G43 第3レンズ群
G14、G21、G31、G41 第4レンズ群
L11、L21、L31、L41 正の屈折力の第1レンズ
L12、L22、L32、L42 正の屈折力の第2レンズ
L13、L23、L33、L43 正の屈折力の第3レンズ
L14、L24、L34、L44 負の屈折力の第4レンズ
L15、L25、L35、L45 負の屈折力の第5レンズ
L16、L26、L36、L46 正の屈折力の第6レンズ
L113、L213、L313、L413 負の屈折力のレンズ
L114、L124、L134、L144 正の屈折力のレンズ

Claims (6)

  1. 物体側より順に配された、少なくとも、両凸レンズの第1レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の第2レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の第3レンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の第4レンズとを含み、フォーカシング時、固定で正のパワーを有する第1レンズ群と、正の屈折力と負の屈折力のレンズを有し全体として負のパワーをもち遠方から近距離へのフォーカシング時、物体側から像側へ移動する第2レンズ群と、明るさ絞りと、全体として正の屈折力を有し遠方から近距離へのフォーカシング時、像側から物体側へ移動する第3レンズ群と、像側から順に、正の屈折力のレンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力のレンズとを含み全体として正のパワーを有しフォーカシング時、固定の第4レンズ群からなることを特徴とする撮影レンズ。
  2. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮影レンズ。
    95>νPI>70 (6)
    2.0>nNI>1.7 (7)
    但し、νPIは前記第1レンズ群の正の屈折力のレンズのアッべ数の平均値、nNIは前記第1レンズ群の負の屈折力のレンズのd線波長での屈折率の平均値である。
  3. 前記第1レンズ群は、物体側より順に、少なくとも、両凸レンズの前記第1レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の前記第2レンズと、空気間隔を挟んで、物体側に凸面を有する正の屈折力の前記第3レンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の前記第4レンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力の第5レンズと、物体側に凸面を有する正の屈折力の第6レンズとを有し、
    以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影レンズ。
    0.2<dr1/skv<0.7 (1)
    但し、dr1は前記第4レンズ群中の前記正の屈折力のレンズと、空気間隔を挟んで、像側に凹面を有する負の屈折力のレンズとの間隔、skvは前記第4レンズ群中の前記像側の正の屈折力のレンズから像面までの光路長である。
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮影レンズ。
    2<r1/fl<7 (2)
    0.5<r3/fl<2 (3)
    0.3<r5/r3<1 (4)
    0.5<r6/r7<1 (5)
    但し、flは無限遠状態での焦点距離、r1は第1レンズの物体側の曲率半径、r3は第2レンズの物体側の曲率半径、r5は第3レンズの物体側の曲率半径、r6は第3レンズの像面側の曲率半径、r7は第4レンズの物体側の曲率半径である。
  5. 撮影全画角(2ω)が8゜乃至10゜であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮影レンズ。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮影レンズを有し、且つ、撮影レンズの像面側に、カメラと接続可能なレンズマウント部を有することを特徴とする撮影レンズ装置。
JP2009208591A 2009-09-09 2009-09-09 撮像レンズ及びそれを用いた撮像レンズ装置 Expired - Fee Related JP4790839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009208591A JP4790839B2 (ja) 2009-09-09 2009-09-09 撮像レンズ及びそれを用いた撮像レンズ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009208591A JP4790839B2 (ja) 2009-09-09 2009-09-09 撮像レンズ及びそれを用いた撮像レンズ装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003173755A Division JP4406222B2 (ja) 2003-06-18 2003-06-18 撮像レンズと撮像レンズ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010033061A true JP2010033061A (ja) 2010-02-12
JP4790839B2 JP4790839B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=41737521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009208591A Expired - Fee Related JP4790839B2 (ja) 2009-09-09 2009-09-09 撮像レンズ及びそれを用いた撮像レンズ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4790839B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283719A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Olympus Corp 望遠レンズ及び望遠レンズ装置
US8976458B2 (en) 2012-07-20 2015-03-10 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Inner focus lens system, interchangeable lens apparatus and camera system
US9201213B2 (en) 2012-02-06 2015-12-01 Fujifilm Corporation Imaging lens and imaging apparatus
CN112415713A (zh) * 2020-11-22 2021-02-26 福建福光天瞳光学有限公司 一种长焦距高均匀度视觉检测系统及其制造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0281015A (ja) * 1988-09-19 1990-03-22 Nikon Corp 近距離撮影可能な望遠レンズ
JPH03278012A (ja) * 1990-03-28 1991-12-09 Sigma Corp インナーフォーカス式マクロレンズ
JP2001021798A (ja) * 1999-07-02 2001-01-26 Asahi Optical Co Ltd 望遠マクロレンズ系
JP2002090622A (ja) * 2000-09-20 2002-03-27 Cosina Co Ltd 中望遠マクロレンズ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0281015A (ja) * 1988-09-19 1990-03-22 Nikon Corp 近距離撮影可能な望遠レンズ
JPH03278012A (ja) * 1990-03-28 1991-12-09 Sigma Corp インナーフォーカス式マクロレンズ
JP2001021798A (ja) * 1999-07-02 2001-01-26 Asahi Optical Co Ltd 望遠マクロレンズ系
JP2002090622A (ja) * 2000-09-20 2002-03-27 Cosina Co Ltd 中望遠マクロレンズ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283719A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Olympus Corp 望遠レンズ及び望遠レンズ装置
JP4563061B2 (ja) * 2004-03-29 2010-10-13 オリンパス株式会社 望遠レンズ及び望遠レンズ装置
US9201213B2 (en) 2012-02-06 2015-12-01 Fujifilm Corporation Imaging lens and imaging apparatus
US8976458B2 (en) 2012-07-20 2015-03-10 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Inner focus lens system, interchangeable lens apparatus and camera system
CN112415713A (zh) * 2020-11-22 2021-02-26 福建福光天瞳光学有限公司 一种长焦距高均匀度视觉检测系统及其制造方法
CN112415713B (zh) * 2020-11-22 2024-01-12 福建福光天瞳光学有限公司 一种长焦距高均匀度视觉检测系统及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4790839B2 (ja) 2011-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4738823B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5071380B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、高変倍ズームレンズ
JP4989079B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する画像投射装置
JP4909089B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP4695912B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
KR20050035541A (ko) 손 떨림 보정 기능 탑재 줌 렌즈
JP2010060612A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US8988785B2 (en) Zoom lens with high optical performance and image pickup apparatus having the same
JP2005128186A (ja) ズームレンズ、並びにそれを用いたビデオカメラ及びデジタルスチルカメラ
JP2017207647A (ja) 光学系およびそれを有する撮像装置
JP2020071438A (ja) 光学系およびそれを有する撮像装置
JP4402368B2 (ja) ズームレンズ及びそれを用いた装置
JP2008129403A (ja) 光学系及びそれを有する撮像装置
JP2013250293A (ja) 撮影レンズ、光学機器、および撮影レンズの製造方法
JP4790839B2 (ja) 撮像レンズ及びそれを用いた撮像レンズ装置
JP2017219649A (ja) 撮像光学系およびそれを有する光学機器
JP2014035480A (ja) 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
JP3619153B2 (ja) ズームレンズ及びそれを用いた光学機器
JP5059210B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5545531B2 (ja) 撮影レンズ、この撮影レンズを有する光学機器、及び、撮影レンズの製造方法
WO2013031110A1 (ja) ズームレンズおよび撮像装置
JP2014202806A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2017156431A (ja) 光学系、光学機器および光学系の製造方法
JP4406222B2 (ja) 撮像レンズと撮像レンズ装置
JP5904015B2 (ja) 撮影レンズ、光学機器、および撮影レンズの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110720

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4790839

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees