JP2005283590A - 埋設物探査処理方法及び装置、埋設物探査処理プログラム、並びにそれらのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 探査物体中において連続して延在する埋設物を、送信波を探査物体の表面から放射し、送信波の反射波を受信し、反射波のデータに基づいて探査する。画像処理装置10は、受信した反射波のデータに基づいて探査物体の表面とは直交する2つの断面の濃度データを有する画像データを生成し埋設物が連続して延在するという知識を用いて埋設物が存在しない画像データを除去して埋設物の候補点を示す2つの断面の候補点画像データを生成し、当該候補点画像データを3次元空間上に仮想的に配置するように画像メモリ23に格納し、格納された候補点画像データに基づいて候補点に基づいて遺伝的アルゴリズムを用いて位置推定用パラメータを適応制御しながら埋設物の位置を推定し埋設物の画像を3次元画像の形式で生成して出力する。
【選択図】 図2
Description
上記受信した反射波のデータに基づいて、上記埋設物の探査のための所定の特徴パラメータのデータを抽出するステップと、
上記抽出された特徴パラメータのデータに基づいて、遺伝的アルゴリズムを用いて、位置推定処理用パラメータの適合度が高くなるように位置推定処理用パラメータを適応制御しながら、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて上記埋設物の位置を推定するステップと、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記埋設物の画像を3次元画像の形式で生成して出力するステップとを含むことを特徴とする。
上記受信した反射波のデータに基づいて、上記探査物体の表面とは直交する少なくとも1つの断面の濃度データを有する画像データを生成し、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて上記生成した画像データから埋設物が存在しない画像データを除去することにより上記埋設物の候補点を示す少なくとも1つの断面の候補点画像データを生成するステップと、
上記生成された少なくとも1つの断面の候補点画像データを3次元空間上に仮想的に配置するように画像メモリに格納するステップと、
上記画像メモリに格納された候補点画像データに基づいて、遺伝的アルゴリズムを用いて、位置推定処理用パラメータの適合度が高くなるように位置推定処理用パラメータを適応制御しながら、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて候補点を連結することにより上記埋設物の位置を推定するステップと、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記埋設物の画像を3次元画像の形式で生成して出力するステップとを含むことを特徴とする。
(a)上記埋設物の両端が探査物体の端部に近く埋設物の深度が探査物体の層であるかぶり厚の間に位置しないとき埋設物である確率が高いという第1の規則と、
(b)上記埋設物の両端が探査物体の端部に遠く埋設物の深度が探査物体の層であるかぶり厚の間に位置するとき埋設物である確率が低いという第2の規則とを含むファジィルールを用いて、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記推定された埋設物の位置が埋設物であるか否かを判断し、埋設物ではないと判断したときに上記推定された埋設物の位置のデータから除去するステップをさらに含むことを特徴とする。
上記画像メモリに格納された候補点画像データにおける濃度の知識を表し、濃度変化の平均角度に基づいた埋設位置候補の度合いを示す所定の第1のメンバーシップ関数を用いて第1の埋設物の度合いを計算するステップと、
上記画像メモリに格納された候補点画像データにおける双曲線形状の知識を表し、上記候補点画像データにおける濃度を参照して得られた双曲線と理論双曲線との一致度に基づいた埋設位置候補の度合いを示す所定の第2のメンバーシップ関数を用いて第2の埋設物の度合いを計算するステップと、
上記計算された第1の埋設物の度合いと、上記計算された第2の埋設物の度合いとを所定の重み付け係数の関数を用いた線形結合により統合した第3の埋設物の度合いを計算するステップと、
上記第3の埋設物の度合いに基づいて埋設物候補の画像データであるか否かを判断することにより上記埋設物の位置を推定するステップとを含むことを特徴とする。
上記受信した反射波のデータに基づいて、上記埋設物の探査のための所定の特徴パラメータのデータを抽出する抽出手段と、
上記抽出された特徴パラメータのデータに基づいて、遺伝的アルゴリズムを用いて、位置推定処理用パラメータの適合度が高くなるように位置推定処理用パラメータを適応制御しながら、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて上記埋設物の位置を推定する推定手段と、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記埋設物の画像を3次元画像の形式で生成して出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
上記受信した反射波のデータに基づいて、上記探査物体の表面とは直交する少なくとも1つの断面の濃度データを有する画像データを生成し、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて上記生成した画像データから埋設物が存在しない画像データを除去することにより上記埋設物の候補点を示す少なくとも1つの断面の候補点画像データを生成する生成手段と、
上記生成された少なくとも1つの断面の候補点画像データを3次元空間上に仮想的に配置するように画像メモリに格納する格納手段と、
上記画像メモリに格納された候補点画像データに基づいて、遺伝的アルゴリズムを用いて、位置推定処理用パラメータの適合度が高くなるように位置推定処理用パラメータを適応制御しながら、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて候補点を連結することにより上記埋設物の位置を推定する位置推定手段と、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記埋設物の画像を3次元画像の形式で生成して出力する出力手段とを含むことを特徴とする。
(a)上記埋設物の両端が探査物体の端部に近く埋設物の深度が探査物体の層であるかぶり厚の間に位置しないとき埋設物である確率が高いという第1の規則と、
(b)上記埋設物の両端が探査物体の端部に遠く埋設物の深度が探査物体の層であるかぶり厚の間に位置するとき埋設物である確率が低いという第2の規則とを含むファジィルールを用いて、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記推定された埋設物の位置が埋設物であるか否かを判断し、埋設物ではないと判断したときに上記推定された埋設物の位置のデータから除去する除去手段をさらに備えたことを特徴とする。
上記画像メモリに格納された候補点画像データにおける濃度の知識を表し、濃度変化の平均角度に基づいた埋設位置候補の度合いを示す所定の第1のメンバーシップ関数を用いて第1の埋設物の度合いを計算する第1の計算手段と、
上記画像メモリに格納された候補点画像データにおける双曲線形状の知識を表し、上記候補点画像データにおける濃度を参照して得られた双曲線と理論双曲線との一致度に基づいた埋設位置候補の度合いを示す所定の第2のメンバーシップ関数を用いて第2の埋設物の度合いを計算する第2の計算手段と、
上記計算された第1の埋設物の度合いと、上記計算された第2の埋設物の度合いとを所定の重み付け係数の関数を用いた線形結合により統合した第3の埋設物の度合いを計算する第3の計算手段と、
上記第3の埋設物の度合いに基づいて埋設物候補の画像データであるか否かを判断することにより上記埋設物の位置を推定する埋設物位置推定手段とを備えたことを特徴とする。
図1は、本発明に係る第1の実施形態である測定パラメータの適応制御処理を備えた測定処理を示すフローチャートである。この第1の実施形態においては、所定の測定パラメータを用いて実行される所定の測定処理において、上記測定パラメータを適応制御しながら当該測定処理を実行することを特徴としている。ここで、当該測定処理は、例えばデジタル計算機などのコンピュータにより実行され、当該測定処理を実行する測定装置として構成できる。また、測定処理としては、第2の実施形態に示す埋設物探査処理のほか、物理現象に係る測定処理や、電気システム又は配電システムに係る測定処理、電気通信システムに係る測定処理などに広く適用することができる。
図2は、本発明に係る第2の実施形態である埋設物探査システムの構成を示すブロック図であり、図3は、図2の画像処理装置10のCPU20によって実行される埋設物探査画像処理(メインルーチン)を示すフローチャートである。
(a)埋設物探査のための電磁波の送信波信号を探査物体の表面から放射した後、上記送信波の反射波信号を受信して、そのデータを画像処理装置10に伝送する埋設物探査用電磁波送受信装置(以下、電磁波送受信装置という。)1と、
(b)デジタル計算機で構成され、上記受信した反射波信号のデータに基づいて、図3に示す埋設物探査画像処理を実行することにより、容易にかつ高精度で探索することができ、上記埋設物の位置を示す3次元画像の形式で表示又は印字して出力する。
(a)当該画像処理装置10の動作及び処理を演算及び制御するコンピュータのCPU(中央演算処理装置)20と、
(b)オペレーションプログラムなどの基本プログラム及びそれを実行するために必要なデータを格納するROM(読み出し専用メモリ)21と、
(c)CPU20のワーキングメモリとして動作し、画像処理で必要なパラメータやデータを一時的に格納するRAM(ランダムアクセスメモリ)22と、
(d)例えばハードディスクメモリで構成され、電磁波送受信装置1から受信した反射波信号のデータを格納する受信メモリ26と、
(e)例えばハードディスクメモリで構成され、図3の埋設物探査画像処理を実行するときに処理途中のデータを一時的に格納する処理メモリ25と、
(f)例えばハードディスクメモリで構成され、図3の埋設物探査画像処理を実行するときに一時的に画像データを格納する画像メモリ23と、
(g)例えばハードディスクメモリで構成され、CD−ROMドライブ装置45を用いて読みこんだ図3の埋設物探査画像処理のプログラムを格納するプログラムメモリ24と、
(h)電磁波送受信装置1の通信インターフェース7と接続され、通信インターフェース7とデータを送受信する通信インターフェース61と、
(i)所定のデータや指示コマンドを入力するためのキーボード41に接続され、キーボード41から入力されたデータや指示コマンドを受信して所定の信号変換などのインターフェース処理を行ってCPU20に伝送するキーボードインターフェース31と、
(j)CRTディスプレイ43上で指示コマンドを入力するためのマウス42に接続され、マウス42から入力されたデータや指示コマンドを受信して所定の信号変換などのインターフェース処理を行ってCPU20に伝送するマウスインターフェース32と、
(k)CPU20によって処理された画像データや設定指示画面などを表示するCRTディスプレイ43に接続され、表示すべき画像データをCRTディスプレイ43用の画像信号に変換してCRTディスプレイ43に出力して表示するディスプレイインターフェース33と、
(l)CPU20によって処理された画像データ及び所定の解析結果などを印字するプリンタ44に接続され、印字すべき印字データの所定の信号変換などを行ってプリンタ44に出力して印字するプリンタインターフェース34と、
(m)埋設物探査画像処理プログラムが記憶されたCD−ROM45aから画像処理プログラムのプログラムデータを読み出すCD−ROMドライブ装置45に接続され、読み出された埋設物探査画像処理プログラムのプログラムデータを所定の信号変換などを行ってプログラムメモリ24に転送するドライブ装置インターフェース35とを備え、これらの回路20−26、31−35及び61はバス30を介して接続される。
V=C/√(ε) [m/sec] (1)
[数2]
D=(VT)/2 [m] (2)
(a)ステップS3からステップS9までの処理を実行した反復回数を計数し、所定の反復回数のしきい値を超えたこと(図39を参照して後述するように収束状態となる予めしきい値である。)、もしくは、
(b)ステップS8の適応制御処理の前後の推定処理用パラメータの差が所定のしきい値以下となったこと(適応制御処理の前後の推定処理用パラメータの差がほとんど変化しない収束状態となったとき)
に設定できる。
規則1:
“IF推定位置を連結した結果、その両端が探査域の端に近く、
埋設管の深度がかぶり厚の間に位置しない。
THEN埋設管である確率が高い(grade A)。“ (3)
[数4]
規則2:
“IF推定位置を連結した結果、その両端が探査域の端から遠く、
埋設管の深度がかぶり厚の間に位置する。
THEN埋設管である確率が低い(grade B)。“ (4)
grade A
=W1GPNear+W1GPNear+W2GDMiddle (5)
[数6]
grade B
=W1GPFar+W1GPFar+W2GDDeep+W2GDShallow (6)
L1=3cm。
L2=6cm。
L3=3cm。
L4=94cm。
L5=97cm。
If 濃度変化の角度θazが鋭角(Acute)、Then埋設管の所属度は低い(Low)。 (7)
[数8]
If 濃度変化の角度θazが鈍角(Obtuse)、Then埋設管の所属度は高い(High)。 (8)
[数9]
If 濃度変化の角度θazが平角(Straight)、Then埋設管の所属度は低い(Low)。 (9)
(a)「鈍角」のメンバーシップ関数のグレードが0となるときの濃度変化の平角度T1,T5。
(b)「鋭角」のメンバーシップ関数のグレードが1から低下するときの境界の濃度変化の平角度T2。
(c)「鋭角」及び「平角」のメンバーシップ関数のグレードが0となるときの濃度変化の平角度T3。
(d)「平角」のメンバーシップ関数のグレードが1になるときの境界の濃度変化の平角度T4。
If 一致度αが多い(Many)、Then 埋設管の所属度が高い(High)、
(10)
[数11]
If 一致度αが少ない(Few)、Then 埋設管の所属度が低い(Low)。
(11)
(a)「多い」のメンバーシップ関数のグレードが0となるときの一致度A1。
(b)「少ない」のメンバーシップ関数のグレードが1から低下するときの境界の一致度A2。
(c)「少ない」のメンバーシップ関数のグレードが0となるときの一致度A3。
(d)「多い」のメンバーシップ関数のグレードが1になるときの境界の濃度変化の平角度A4。
μTD=(wi×μgI+wh×μgHP)/2 (12)
(a)図31(a)における濃度の知識の入力のメンバーシップ関数を定義するための5つの推定処理用パラメータT1乃至T5。
(b)図33(a)における双曲線形状の知識の入力のメンバーシップ関数を定義する4つの推定処理用パラメータA1乃至A4。
(c)図34における重み付け係数の関数を定義する5つの推定処理用パラメータD1,D2,D4,D6,Da。
<仮定1>入力データには、全埋設管に関する情報が含まれている。
<仮定2>入力データには、埋設管以外のものは何も存在しない。
すなわち、入力データには全ての埋設管が探査できており、埋設管以外の物はないものとする。これらの仮定から、本システムの抽出結果は次のように導かれる。
<結果1>抽出結果には、すべての埋設管が存在する。
<結果2>抽出結果には、埋設管以外は存在しない。
また、本システムでは各パラメータと埋設管の抽出数との関係は非線形であるため、適応度gを次式のように定義する。
以上の実施形態においては、図3の埋設物探査画像処理のプログラムデータをCD−ROM45aに格納して実行するときにプログラムメモリ24にロードして実行しているが、本発明はこれに限らず、CD−R、CD−RW、DVD、MOなどの光ディスク又は光磁気ディスクの記録媒体、もしくは、フロッピーディスクなどの磁気ディスクの記録媒体など種々の記録媒体に格納してもよい。これらの記録媒体は,コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。また、図3の埋設物探査画像処理のプログラムデータを予めプログラムメモリ24に格納して当該画像処理を実行してもよい。
1R…車輪、
1RR…車体、
2…送信アンテナ、
3…受信アンテナ、
4…送信機、
5…受信機、
6…コントローラ、
7…通信インターフェース、
10…画像処理装置、
20…CPU、
21…ROM、
22…RAM、
23…画像メモリ、
24…プログラムメモリ、
25…処理メモリ、
26…受信メモリ、
30…バス、
31…キーボードインターフェース、
32…マウスインターフェース、
33…ディスプレイインターフェース、
34…プリンタインターフェース、
35…ドライブ装置インターフェース、
41…キーボード、
42…マウス、
43…CRTディスプレイ、
44…プリンタ、
45…CD−ROMドライブ装置、
45a…CD−ROM、
51…通信ケーブル、
61…通信インターフェース。
90…埋設物、
91…探査物体、
92…探査面。
Claims (14)
- 探査物体中において所定の長さ方向で連続して延在する埋設物を、電磁波又は超音波の送信波を探査物体の表面から放射し、上記送信波の反射波を受信し、反射波のデータに基づいて探査する埋設物探査処理方法において、
上記受信した反射波のデータに基づいて、上記埋設物の探査のための所定の特徴パラメータのデータを抽出するステップと、
上記抽出された特徴パラメータのデータに基づいて、遺伝的アルゴリズムを用いて、位置推定処理用パラメータの適合度が高くなるように位置推定処理用パラメータを適応制御しながら、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて上記埋設物の位置を推定するステップと、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記埋設物の画像を3次元画像の形式で生成して出力するステップとを含むことを特徴とする埋設物探査処理方法。 - 探査物体中において所定の長さ方向で連続して延在する埋設物を、電磁波又は超音波の送信波を探査物体の表面から放射し、上記送信波の反射波を受信し、反射波のデータに基づいて探査する埋設物探査処理方法において、
上記受信した反射波のデータに基づいて、上記探査物体の表面とは直交する少なくとも1つの断面の濃度データを有する画像データを生成し、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて上記生成した画像データから埋設物が存在しない画像データを除去することにより上記埋設物の候補点を示す少なくとも1つの断面の候補点画像データを生成するステップと、
上記生成された少なくとも1つの断面の候補点画像データを3次元空間上に仮想的に配置するように画像メモリに格納するステップと、
上記画像メモリに格納された候補点画像データに基づいて、遺伝的アルゴリズムを用いて、位置推定処理用パラメータの適合度が高くなるように位置推定処理用パラメータを適応制御しながら、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて候補点を連結することにより上記埋設物の位置を推定するステップと、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記埋設物の画像を3次元画像の形式で生成して出力するステップとを含むことを特徴とする埋設物探査処理方法。 - 請求項2記載の埋設物探査処理方法において、
上記埋設物の位置を推定するステップの後に、
(a)上記埋設物の両端が探査物体の端部に近く埋設物の深度が探査物体の層であるかぶり厚の間に位置しないとき埋設物である確率が高いという第1の規則と、
(b)上記埋設物の両端が探査物体の端部に遠く埋設物の深度が探査物体の層であるかぶり厚の間に位置するとき埋設物である確率が低いという第2の規則とを含むファジィルールを用いて、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記推定された埋設物の位置が埋設物であるか否かを判断し、埋設物ではないと判断したときに上記推定された埋設物の位置のデータから除去するステップをさらに含むことを特徴とする埋設物探査処理方法。 - 請求項2又は3記載の埋設物探査処理方法において、上記埋設物の位置を推定するステップは、
上記画像メモリに格納された候補点画像データにおける濃度の知識を表し、濃度変化の平均角度に基づいた埋設位置候補の度合いを示す所定の第1のメンバーシップ関数を用いて第1の埋設物の度合いを計算するステップと、
上記画像メモリに格納された候補点画像データにおける双曲線形状の知識を表し、上記候補点画像データにおける濃度を参照して得られた双曲線と理論双曲線との一致度に基づいた埋設位置候補の度合いを示す所定の第2のメンバーシップ関数を用いて第2の埋設物の度合いを計算するステップと、
上記計算された第1の埋設物の度合いと、上記計算された第2の埋設物の度合いとを所定の重み付け係数の関数を用いた線形結合により統合した第3の埋設物の度合いを計算するステップと、
上記第3の埋設物の度合いに基づいて埋設物候補の画像データであるか否かを判断することにより上記埋設物の位置を推定するステップとを含むことを特徴とする埋設物探査処理方法。 - 請求項4記載の埋設物探査処理方法において、上記位置推定処理用パラメータは、上記第1のメンバーシップ関数を定義するためのパラメータと、上記第2のメンバーシップ関数を定義するためのパラメータと、上記重み付け係数の関数を定義するためのパラメータとを含むことを特徴とする埋設物探査処理方法。
- 請求項1乃至5のうちの1つに記載の埋設物探査処理方法において、上記適合度は、上記画像メモリに格納された候補点画像データにおいて推定して抽出された各埋設管の長さの総和で表したことを特徴とする埋設物探査処理方法。
- 探査物体中において所定の長さ方向で連続して延在する埋設物を、電磁波又は超音波の送信波を探査物体の表面から放射し、上記送信波の反射波を受信し、反射波のデータに基づいて探査する埋設物探査処理装置において、
上記受信した反射波のデータに基づいて、上記埋設物の探査のための所定の特徴パラメータのデータを抽出する抽出手段と、
上記抽出された特徴パラメータのデータに基づいて、遺伝的アルゴリズムを用いて、位置推定処理用パラメータの適合度が高くなるように位置推定処理用パラメータを適応制御しながら、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて上記埋設物の位置を推定する推定手段と、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記埋設物の画像を3次元画像の形式で生成して出力する出力手段とを備えたことを特徴とする埋設物探査処理装置。 - 探査物体中において所定の長さ方向で連続して延在する埋設物を、電磁波又は超音波の送信波を探査物体の表面から放射し、上記送信波の反射波を受信し、反射波のデータに基づいて探査する埋設物探査処理装置において、
上記受信した反射波のデータに基づいて、上記探査物体の表面とは直交する少なくとも1つの断面の濃度データを有する画像データを生成し、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて上記生成した画像データから埋設物が存在しない画像データを除去することにより上記埋設物の候補点を示す少なくとも1つの断面の候補点画像データを生成する生成手段と、
上記生成された少なくとも1つの断面の候補点画像データを3次元空間上に仮想的に配置するように画像メモリに格納する格納手段と、
上記画像メモリに格納された候補点画像データに基づいて、遺伝的アルゴリズムを用いて、位置推定処理用パラメータの適合度が高くなるように位置推定処理用パラメータを適応制御しながら、上記埋設物が連続して延在するという知識を用いて候補点を連結することにより上記埋設物の位置を推定する位置推定手段と、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記埋設物の画像を3次元画像の形式で生成して出力する出力手段とを含むことを特徴とする埋設物探査処理装置。 - 請求項8記載の埋設物探査処理装置において、
上記位置推定手段の処理の後において、
(a)上記埋設物の両端が探査物体の端部に近く埋設物の深度が探査物体の層であるかぶり厚の間に位置しないとき埋設物である確率が高いという第1の規則と、
(b)上記埋設物の両端が探査物体の端部に遠く埋設物の深度が探査物体の層であるかぶり厚の間に位置するとき埋設物である確率が低いという第2の規則とを含むファジィルールを用いて、
上記推定された埋設物の位置に基づいて、上記推定された埋設物の位置が埋設物であるか否かを判断し、埋設物ではないと判断したときに上記推定された埋設物の位置のデータから除去する除去手段をさらに備えたことを特徴とする埋設物探査処理装置。 - 請求項8又は9記載の埋設物探査処理装置において、上記位置推定手段は、
上記画像メモリに格納された候補点画像データにおける濃度の知識を表し、濃度変化の平均角度に基づいた埋設位置候補の度合いを示す所定の第1のメンバーシップ関数を用いて第1の埋設物の度合いを計算する第1の計算手段と、
上記画像メモリに格納された候補点画像データにおける双曲線形状の知識を表し、上記候補点画像データにおける濃度を参照して得られた双曲線と理論双曲線との一致度に基づいた埋設位置候補の度合いを示す所定の第2のメンバーシップ関数を用いて第2の埋設物の度合いを計算する第2の計算手段と、
上記計算された第1の埋設物の度合いと、上記計算された第2の埋設物の度合いとを所定の重み付け係数の関数を用いた線形結合により統合した第3の埋設物の度合いを計算する第3の計算手段と、
上記第3の埋設物の度合いに基づいて埋設物候補の画像データであるか否かを判断することにより上記埋設物の位置を推定する埋設物位置推定手段とを備えたことを特徴とする埋設物探査処理装置。 - 請求項10記載の埋設物探査処理装置において、上記位置推定処理用パラメータは、上記第1のメンバーシップ関数を定義するためのパラメータと、上記第2のメンバーシップ関数を定義するためのパラメータと、上記重み付け係数の関数を定義するためのパラメータとを含むことを特徴とする埋設物探査処理装置。
- 請求項7乃至11のうちの1つに記載の埋設物探査処理装置において、上記適合度は、上記画像メモリに格納された候補点画像データにおいて推定して抽出された各埋設管の長さの総和で表したことを特徴とする埋設物探査処理装置。
- 請求項1乃至6のうちの1つに記載の埋設物探査処理方法の各ステップを含むことを特徴とする埋設物探査処理プログラム。
- 請求項13記載の埋設物探査処理プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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