JP3236532B2 - 領域抽出方法及び探査装置 - Google Patents

領域抽出方法及び探査装置

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JP3236532B2 JP15834997A JP15834997A JP3236532B2 JP 3236532 B2 JP3236532 B2 JP 3236532B2 JP 15834997 A JP15834997 A JP 15834997A JP 15834997 A JP15834997 A JP 15834997A JP 3236532 B2 JP3236532 B2 JP 3236532B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電磁波または音波による波動
信号を媒質中へ放射し、媒質中に存在する物体からの反
射信号を受信して、前記媒質中に存在する物体の位置を
探査する探査装置において、その探査能の限界を導出す
る方法として特願平8−197357が、本願の発明者
らによって提案されている。
【0002】
【従来の技術】上述した従来技術では、探査領域内にお
いて土質などが水平方向に均一であることを予定してい
る。しかしながら、このような探査装置は、図12
(イ)(ロ)に示すように、探査領域が必ずしも一様で
ない領域を対象とする場合もある。図12(イ)に示す
例は、領域の右半分と左半分とで、表面近傍の状態が異
なっている場合の例であり、表面付近に存するアスファ
ルト層120及び砕石層121の厚みが左右で異なる。
一方、図12(ロ)は、領域の右端部及び左端部に特殊
な条件が重なっている場合の例であり、同領域の左端に
は側壁122が存在し、右端には空洞123が存在す
る。これらの領域に対して得られる2次元画像データ
を、図8(イ)及び図11(イ)に示した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような探査装置
は、探査領域が必ずしも一様でない領域及び、特殊な条
件が付加されている領域を対象とする必要があるが、こ
のような場合に、領域全体を均一な領域と見なして処理
を進めることは問題がある。即ち、先に説明したよう
に、表面状態が異なる場合、埋め戻しなどで土質が水平
方向で大きく違う場合、道路の端の側壁による反射信号
がある場合、また空洞などにより電波が多重反射を起こ
している場合には、従来のように、探査領域全体を均一
な領域と見なして処理をおこなうと、探査能力の限界が
正確に導出されない。従って、本発明はこのような従来
技術の問題点を解決するために、探査領域中にあって、
均一な領域と見なせる領域を合理的に得て、正確な探査
能力の限界を導出しようとするものであり、さらに具体
的には、土質などが水平方向に均一と見なせる領域を的
確に導出することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、媒質の表面を移動しながら、電磁波または音波に
よる波動信号を前記媒質中へ放射し、前記媒質中に存在
する物体からの反射信号を受信する送受信工程と、受信
信号強度sに対する前記媒質表面上の移動距離xと反射
時間tを座標(x,t)とする2次元画像データs
(x,t)を生成する2次元画像データ生成工程とを順
次実行し、前記媒質中に存在する物体の位置を探査する
探査方法における領域抽出方法の特徴手段は、以下のと
おりである。即ち、上記の2次元画像データ生成工程で
生成された2次元画像データs(x,t)に対して、移
動距離x毎に、各画像データの反射時間t方向の各受信
信号強度を所定の計算により処理して移動距離代表強度
S(x)tを求め、反射時間t方向に一様化するx方向
1次元化工程と、このx方向1次元化工程で求まった移
動距離代表強度S(x)tが設定した強度の閾値範囲内
である領域を前記2次元画像データs(x,t)から抽
出する範囲抽出工程を備えたことにある。この特徴手段
によれば、先ず、2次元画像データs(x,t)に対し
て移動距離代表強度S(x)tが求められる。この処理
は、移動距離x毎に、各画像データの反射時間t方向の
各受信信号強度を所定の計算により処理して移動距離代
表強度S(x)tを求め、この値で、各移動距離xの位
置の画像データを代表するものである。即ち、t方向で
一様化が終了している。そして、この移動距離代表強度
S(x)tが閾値範囲内にある範囲(実質上はxの範
囲)が、範囲抽出工程で、2次元画像データs(x,
t)から抽出される。即ち、移動距離代表強度S(x)
tが所定の範囲内にある領域は、この範囲で均一と見な
せ、この手法により、x軸方向で均一な領域を抽出する
ことができる。結果、探査によって得られた前記2次元
画像データをt方向に一様化した移動距離代表強度S
(x)tを用いることで、土質などが水平方向に均一な
領域を抽出するのに処理するデータ量が大幅に圧縮でき
る。このような処理をおこなう探査装置は、以下のよう
に構築することができる。即ち、媒質の表面を移動しな
がら、電磁波または音波による波動信号を前記媒質中へ
放射し、前記媒質中に存在する物体からの反射信号を受
信する送受信機と、受信信号強度sに対する前記媒質表
面上の移動距離xと反射時間tを座標(x,t)とする
2次元画像データs(x,t)を生成する2次元画像デ
ータ生成手段とを備え、前記2次元画像データs(x,
t)から前記媒質中に存在する物体の位置を探査する探
査装置を構成するに、前記2次元画像データ生成手段で
生成された前記2次元画像データs(x,t)に対し
て、移動距離x毎に、前記各画像データの反射時間t方
向の前記各受信信号強度を所定の計算により処理し移動
距離代表強度S(x)tを求め、反射時間t方向に一様
化するx方向1次元化手段と、このx方向1次元化手段
で求めた前記移動距離代表強度S(x)tが設定した強
度閾値範囲内である領域を、前記2次元画像データs
(x,t)から抽出する範囲抽出手段を備えるのであ
る。このように構築すると、2次元画像データ生成手段
により、2次元画像データs(x,t)が生成され、こ
の2次元画像データs(x,t)からx方向1次元化手
段により移動距離代表強度S(x)tが求められ、この
分布と強度閾値の比較による範囲抽出手段により所定の
領域を抽出することができる。
【0005】上記のx方向1次元化工程において、前記
移動距離代表強度S(x)tの算出を、移動距離x毎
に、前記各画像データs(x,t)の反射時間t方向の
前記各受信信号強度の2乗平均値または2乗メジアン値
を求めることによりおこなうことが好ましい。このよう
にすると、2次元画像データから移動距離代表強度を生
成するx方向1次元化工程または手段が、容易に構成で
きる。この手法を取る場合、探査装置に於ける前記x方
向1次元化手段を構成するに、前記移動距離代表強度S
(x)tの算出を、移動距離x毎に、前記各画像データ
s(x,t)の反射時間t方向の前記各受信信号強度の
2乗平均値または2乗メジアン値として求める構成とし
ておくことで、実施できる。
【0006】さらに、前記範囲抽出工程において、別途
指定した指定移動距離x1の前記移動距離代表強度S
(x1)tを基準に強度の閾値範囲を設定することが好
ましい。この構成によれば、探査したい位置(例えば指
定移動距離x1)を中心に、土質などが水平方向に均一
な領域を容易に抽出することができる。
【0007】さらに、前記範囲抽出工程において、前記
移動距離代表強度の平均値を基準に強度の閾値範囲を設
定することが好ましい。この構成によれば、移動距離代
表強度の平均値を基準に強度の閾値範囲を設定するた
め、土質の違いや探査装置の増幅回路の利得設定の違い
により前記移動距離代表強度の値が相対的に変化して
も、土質などが水平方向に均一な領域を容易に抽出する
ことができる。
【0008】さらに、前記範囲抽出工程において、別途
指定した指定移動距離x1の近傍のみ(x1±a)の前
記移動距離代表強度の平均値を基準に強度の閾値範囲を
設定することが好ましい。この構成によれば、探査した
い位置の移動距離xの近傍(x1±a)の平均強度を基
準に強度の閾値範囲を設定するため、探査したい位置近
傍を中心に、土質などが水平方向に均一な領域を容易に
かつ精度よく抽出することができる。
【0009】さらに、前記範囲抽出工程において、設定
した強度の許容値範囲内に存する前記移動距離代表強度
の平均値を基準に強度の閾値範囲を設定することが好ま
しい。一般に正常なデータが得られる場合の信号強度の
範囲と、側壁、空洞等の影響により、他の要素が重なっ
ている場合の信号強度の範囲とは、その値に差がでるこ
とが判明している。従って、一例として、このような正
常データの許容値範囲を予め設定しておき、この範囲内
にあるデータを利用して、有意な均一領域を抽出するこ
とができる。即ち、この構成によれば、道路の端の側壁
による反射信号が生じている箇所や、空洞などにより電
波が多重反射を起こしている箇所などの強度を許容値に
より除くことによって、土質などが水平方向に均一な領
域を容易にかつ精度良く抽出することができる。以上の
ようにして強度閾値を設定して所定の領域の抽出をおこ
なうことができるのであるが、この場合、装置的には、
前記範囲抽出手段が、前記x方向1次元化手段によって
求まった前記移動距離代表強度に基づいて強度閾値範囲
を設定し、領域を抽出する構成とすることで、上記の方
法を装置的に実現できる。さらに、前記各工程で得られ
る少なくとも一つの前記移動距離代表強度に対してx方
向のスムージング処理を施し、スムージング処理前の原
移動距離代表強度と置換することが好ましい。この構成
によれば、滑らかな変化の移動距離代表強度が得られ、
精度良く土質などが水平方向に均一な領域を容易に抽出
することができる。
【0010】さらに、前記x方向1次元化工程におい
て、工程の先頭部分に、前記2次元画像データ生成工程
で生成された前記2次元画像データs(x,t)に対し
て、反射時間t毎に、前記各画像データの移動距離x方
向の前記各受信信号強度を所定の計算により処理して反
射時間代表強度S(t)xを求め、移動距離x方向に一
様化するt方向1次元化工程と、前記2次元画像データ
s(x,t)を、移動距離x毎に、前記t方向1次元化
工程で求めた前記反射時間代表強度S(t)xで減算も
しくは除算した正規化2次元画像データを求め、これを
原2次元画像データと置換する工程を追加することが好
ましい。この構成によれば、2次元画像データを反射時
間代表強度S(t)xにより正規化することによって、
反射時間軸方向に正規化された正規化2次元画像データ
から移動距離代表強度を計算することができるため、信
号強度が比較的強い浅い部分に大きく影響を受けること
なく、反射時間軸方向に反射信号が連続して生じる道路
の端の側壁の部分や空洞などにより電波が多重反射を起
こしている部分が明確に分離でき、かつ、探査装置の増
幅回路の時間的に可変な利得設定の違いを自動的に補正
することができる。装置的にこの方法を取る構成とする
場合にあっては、前記x方向1次元化手段を構成する
に、手段に於ける処理工程の先頭部分に、前記2次元画
像データ生成手段で生成された前記2次元画像データs
(x,t)に対して、反射時間t毎に、前記各画像デー
タの移動距離x方向の前記各受信信号強度を所定の計算
により処理して反射時間代表強度S(t)xを求め、移
動距離x方向に一様化された反射時間代表強度を求める
t方向1次元化手段を備え、前記t方向1次元化手段を
使用して、前記2次元画像データs(x,t)を、移動
距離x毎に、前記t方向1次元化手段で求めた前記反射
時間代表強度で減算もしくは除算した正規化2次元画像
データを求め、この正規化2次元画像データで原2次元
画像データを置換する正規化手段とを備えることで、正
規化を行って、一定の基準に基づいた処理をおこなうこ
とができる。
【0011】このt方向1次元化手段においても、反射
時間代表強度の算出を、反射時間t毎に、各画像データ
s(x,t)の移動距離x方向の各受信信号強度の2乗
平均値または2乗メジアン値を求める計算をすること
が、上記と同様の理由から好ましい。この様にすると、
前記2次元画像データから反射時間代表強度を生成する
t方向1次元化手段が、容易に構成できる。この場合、
装置的には、前記t方向1次元化手段が、前記反射時間
代表強度S(t)xの計算を、反射時間t毎に、前記各
画像データs(x,t)の移動距離x方向の前記各受信
信号代表強度の2乗平均値または2乗メジアン値として
求める構成とすることで、上記の方法を使用した装置を
構築できる。
【0012】さらに、t方向1次元化手段における反射
時間代表強度に対してt方向のスムージング処理を施
し、スムージング処理前の原反射時間代表強度と置換す
ることが好ましい。この構成によれば、滑らかな変化の
反射時間代表強度が得られ、土質などが水平方向に均一
な領域を容易にかつ精度良く抽出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本願の探査装置3は、図1に示す
ように送受信機10と、送受信機10で得られた信号を
処理するデータ解析装置20とを、主な機器として備え
て構成されている。本願にあっては、データ解析装置2
0に於ける解析処理に、その特徴がある。
【0014】図1に基づいて、探査装置3の構成につい
て説明する。この図に於ける説明にあたっては、x軸方
向に直交して埋設された物体に例を採って説明する。こ
の物体が、図1に示す管2である。
【0015】装置の使用にあたっては、媒質である土壌
1にガス等の流体を配送する鋼管などの物体2が埋設さ
れており、送受信手段である送受信機10とデータ解析
手段であるデータ解析装置20を備えた探査装置3が地
表面を移動しながら、前記物体2の埋設位置を探査す
る。この移動により、x方向データを逐次、収集する。
送受信機10は、例えば100MHz〜1GHzの図2
(1)に例示する単発のパルス信号を送信回路13で発
生し、送信アンテナ11より電磁波として土壌1に放射
する。前記送信アンテナ11より放射された電磁波の中
の土壌に入射した入射波4は物体2表面で反射散乱し、
その中の反射波5が受信アンテナ12で受信された後、
受信回路14において、図2(2)に例示するような受
信信号として復調増幅される(この図において単一の線
が一定位置で時間差をおいて受信される複数の受信信号
群に対応する)。前記送信アンテナ11より放射され、
受信アンテナ12で受信されるまでの時間差(これが実
質上の反射時間tである)は土壌1の表面から物体2ま
での距離と土壌1の比誘電率εまたは電磁波の伝搬速度
より一義的に決定される。図1に示す場合にあっては、
送信アンテナ11と受信アンテナ12は一定間隔で地表
面に対向して配置され、x方向移動により物体2を横切
る。
【0016】前記送受信機10には、前記受信回路14
の増幅部の利得を前記時間差tに応じて変調する信号強
度変調手段15が設けられており、前記時間差tが長く
なるにつれて土壌1を伝搬する前記パルス信号の損失が
大きくなり、受信信号強度が減衰するのを振幅補正し、
前記時間差t、つまりは反射時間tの増加に対して急激
に減衰しない受信信号を得る構成とされている。従っ
て、後の信号処理に必要な信号強度を確保できる。
【0017】次に、図1、図3に基づいて、受信信号が
送られるデータ解析装置20について説明する。データ
解析装置20はマイクロコンピュータや半導体メモリ等
によって構成されるデータ処理部21と、外部からの操
作指示を入力するキーボード等の入力部22と、各処理
段階での画像データや出力結果を表示する陰極線管ディ
スプレイや液晶ディスプレイ等の表示部23を備えて構
成されている。さらに、各処理段階でのデータや出力結
果等を保管格納する磁気ディスク等の外部補助記憶部2
4を備えている。このデータ処理部21には、2次元画
像データ生成手段31、1次元化手段32、正規化手段
34、スムージング手段35が備えられている。
【0018】2次元画像データ生成手段31は、以降の
処理で使用される2次元画像データを生成するためのも
のであり、受信信号強度sがそのまま移動距離xと時間
tとの関数とされた2次元画像データs(x,t)を生
成する。この画像データは、先に説明した振幅補正がな
された状態のものである。この画像データにおける均一
領域の抽出が本願の目的である。1次元化手段32は、
画像データs(x,t)を、設定された軸方向で、所定
の算定方式に従って一次元化する。この1次元化手段3
2は、本願の場合、2乗平均化手段33aもしくは2乗
メジアン手段33bを使用する構成とされている。ここ
で、前者の2乗平均化手段33aは、x,tに関して2
次元データとして得られているデータを、いずれか設定
される軸方向(xもしくはt軸方向)に沿って処理し、
それらの2乗平均を求めるものである。一方、後者の2
乗メジアン手段33bも、x,tに関して2次元データ
として得られているデータを、いずれか設定される軸方
向(xもしくはt軸方向)に沿って処理し、それらの2
乗メジアンを求めるものである。t軸方向に沿って一様
化処理を行った場合は移動距離代表強度を得ることがで
き(この場合、1次元化手段はx方向1次元化手段とな
る)、x軸方向に沿って一様化処理を行った場合は反射
時間代表強度を得ることができる(この場合、1次元化
手段はt方向1次元化手段となる)。例えば、2乗平均
化手段33aにおける具体的な処理は、以下のように記
載することができる。
【0019】
【数1】
【0020】正規化手段34は、各時間tに関して、例
えば、x軸方向の2乗平均もしくは2乗メジアンとして
求まる反射時間代表強度S(t)x(正規化基準値)に
基づいて、この正規化基準値により2次元画像データs
(x,t)を変換し、以降の処理の対象となる正規化2
次元画像データを生成するものである。さらに具体的に
は、2次元画像データs(x,t)に対して、反射時間
t毎に、前記各画像データの移動距離x方向の前記各受
信信号強度を所定の計算により処理し反射時間代表強度
S(t)xを求め、移動距離x方向に一様化し、反射時
間代表強度の分布を求めるt方向1次元化処理をおこな
い、予め求まっている原2次元画像データを、移動距離
x毎に、前記t方向1次元化工程で求めた反射時間代表
強度で減算もしくは除算し、正規化2次元画像データを
得、これで原2次元画像データと置換する。ここで、こ
のような反射時間代表強度S(t)xの計算にあたって
は、例えば、先に説明した2乗平均化手段33aがt方
向1次元化手段を介して使用され、このt方向1次元化
手段によって各時間tについて反射時間代表強度S
(t)xが求められる。前記正規化手段は、具体的な処
理を、例えば、以下のように記載することができる。
【0021】
【数2】
【0022】スムージング手段35は、データを所定の
軸方向でスムージングする。
【0023】さらに、図3に示すように、データ処理部
21には、近傍平均値導出手段36、許容範囲内データ
処理手段37、範囲抽出手段38、出力処理手段39が
備えられている。近傍平均値導出手段36は、別途、外
部入力等により入力される特定位置の近傍(たとえばx
1の近傍x1±aのみ)を対象として、その範囲内にあ
るデータの平均値Smを導出するものである。この手段
36は、2乗平均もしくは2乗メジアンを求める場合、
適宜、2乗平均化手段33aもしくは2乗メジアン手段
33bを使用する。2乗平均を利用する場合の具体的な
処理は、以下のように記載することができる。
【0024】
【数3】
【0025】許容範囲内データ処理手段37は、別途、
外部入力により入力される許容データ範囲内に属するデ
ータのみを、一旦抽出し、この抽出されたデータのみを
対象として、その処理(例えば2乗平均、もしくは、2
乗メジアンを求める)を行うものである。この場合、所
定範囲内のデータの抽出後は、先に説明した2乗平均化
手段33a、2乗メジアン手段33bが、抽出後のデー
タのみを対象として使用される。2乗平均を利用する場
合の具体的な処理は、以下のように記載することができ
る。
【0026】
【数4】
【0027】範囲抽出手段38は、図8(イ)のような
2次元データとして得られるデータにおいて、この手段
内で別途設定される閾値に基づいて、この閾値を満足す
る画像領域を抽出する働きをする。さらに、出力処理手
段39は、範囲抽出手段38により抽出された領域を画
像状態で表示出力する。以上が装置の主要な構成であ
る。
【0028】本願の探査装置3の特徴は、データ処理部
21に於けるデータ処理に特徴があるが、図4に、装置
におけるデータ処理手順の基本的なフローチャートを示
した。同図に示すように、このフローは、2次元画像デ
ータ生成工程(ST1)、x方向1次元化工程(ST
2)、範囲抽出工程(ST3)を、順に備えて構成され
ており、この範囲抽出工程を完了した後、出力処理(S
T4)が行われる。
【0029】以下、このフローに沿って、先に説明した
図8(イ)に示す原2次元画像データの処理結果を示し
ながら説明する。ここで、図8(イ)の探査対象は、図
12(イ)に対応するものである。
【0030】以後、工程に沿って説明する。 1 2次元画像データ生成工程 この工程にあっては、2次元画像データ生成手段31の
働きにより、受信回路からの入力に基づいて、先に説明
した2次元画像データs(x,t)が生成される。この
2次元画像データs(x,t)が、均一領域抽出の対象
となる。 2 x方向1次元化工程 この工程にあっては、先に説明した一次元化手段32に
より、x方向の一次元化が行われる。この一次元化は、
2乗平均をおこなう場合、2乗平均化手段33aによ
り、各x値に関してt軸方向のデータの2乗平均を求め
るものである。即ち、この工程において、前記1次元化
手段32がメモリに格納された前記2次元画像データs
(x,t)の各画像データ(受信信号強度s)に対し
て、2乗平均化手段33aを働かせて、移動距離x毎に
反射時間t方向の2乗平均値である移動距離代表強度S
(x)t を計算することで反射時間t方向に一様化し
て、この分布を求める。図8(イ)に示す前記2次元画
像データs(x,t)を、前記x方向1次元化工程ST
2において1次元化した前記移動距離代表強度を図5に
示す。同図において、横軸はx軸、縦軸は信号強度であ
る。同図において、3本の線があるのは、図8(イ)の
探査画像と同じ場所xを対象とした状態で、時間的に変
化する利得が異なる設定で前記信号強度変調手段15に
より処理された3枚の探査画像から移動距離代表強度
を、それぞれ求めているためである。
【0031】基本的には、一次元化はこの処理で完了す
るのであるが、上記のように、異なった利得処理(振幅
補正処理)でデータが生成されている場合に、これが規
格化(正規化)されていることが好ましい。このような
正規化は、反射時間t毎に、移動距離x方向の2乗平均
値または2乗メジアン値を計算し、反射時間代表強度と
して、その分布を求め、さらに、前記反射時間代表強度
にスムージング処理を施し、原反射時間代表強度と置換
し、前記2次元画像データs(x,t)を移動距離x毎
に反射時間代表強度(スムージング処理後のもの)で除
算し、得られた値(正規化2次元画像データ)を、原2
次元画像データと置換することでおこなうことができ
る。これは正規化手段34により、2乗平均化手段33
a,2乗メジアン手段33bを適宜使用するt方向1次
元化手段を使用しながら実行される。
【0032】図8(イ)に示す前記2次元画像データを
正規化した後、正規化後のデータに対して前記x方向1
次元化工程ST2を経て得られた移動距離代表強度を図
6に示す。加えて、x方向1次元化工程ST2におい
て、工程の最終部分にスムージング処理を施した場合の
移動距離代表強度を図7に示す。このようにして、正規
化されたデータに対する移動距離代表強度を得ることが
できる。
【0033】3 範囲抽出工程 この工程は、先の工程で得られた移動距離代表強度から
得られる所定の閾値に対応して、2次元画像データから
条件を満足する画像領域を抽出する工程である。このよ
うな強度の閾値範囲を設定する方法としては、以下の5
手法があり、これらの手法に基づいて閾値を設定する手
段が、範囲抽出手段38に格納されている。 手法1 別途指定した移動距離x1の移動距離代表強度(この移
動距離位置における移動距離代表強度)を基準に強度の
閾値範囲を設定する。 手法2 移動距離代表強度の平均値を基準に強度の閾値範囲を設
定する。 手法3 別途指定した移動距離x1の近傍(x1±aの範囲内、
ここでaは近傍を規定する距離)のみの前記移動距離代
表強度の平均値を基準に強度の閾値範囲を設定する。 手法4 移動距離代表強度の平均値を求める際に、一定の許容値
範囲内にある移動距離代表強度のみを用いて、この範囲
内の平均値を求め、得られた平均値を基準に強度の閾値
範囲を設定する。 手法5 別途指定した移動距離x1の近傍のみの移動距離代表強
度の平均値を求める際に、一定の許容値範囲内にある強
度分布のみ(移動距離代表強度が一定の許容値範囲内に
あるもの)を用いて計算を行ない、得られた平均値を基
準に強度の閾値範囲を設定する。
【0034】範囲抽出手段38にあっては、各手法に適
合して、先に説明した近傍平均値導出手段36、許容範
囲内データ処理手段37を適宜使用して、閾値を設定
し、この設定された閾値より、条件を満足する領域を抽
出する。従って、この手段38は、x方向1次元化手段
によって求まった移動距離代表強度に基づいて強度閾値
範囲を設定し、領域を抽出するものとなる。
【0035】図8(イ)に示すような土質が、画面左右
で大きく異なる場所を探査した探査画像を処理した場合
について、以下説明する。この場合、探査は、所定の移
動距離x1として前記探査画像の右端から4分の1の位
置を明確に捕らえることを目的としている(作業者は特
にこの付近の探査をおこないたい)。この場合、移動距
離xとして前記探査画像の右端から4分の1の位置(x
=x1=225)を指定し、指定した移動距離xの近傍
(x=x1±a、a=10)のみの前記移動距離代表強
度の平均値を求め、得られた平均値を基準に強度の閾値
範囲を設定した(先に説明した手法3を採用するもの
で、近傍平均値導出手段36が働く)。図示する例にあ
っては、平均値は−2.2dBとなり、閾値の設定は、
これを−2.2+2dBとし、この値以下の領域を抽出
した。図8(イ)に示す図面右側に上述の一連の処理を
施した結果、図8(ロ)に示すように画像の真中を境に
右半分が均一な領域として抽出された。抽出された領域
に対応して、一方、特願平8−197357の方法によ
り探査能力を導出した結果を水平方向の白線で示した。
図8(ハ)は、従来手法により全体をまとめて処理した
ものである。結果、図面右側が良好に抽出されている。
【0036】以上は、図8(イ)に対応する例を示すも
のであるが、図11(イ)に関して以下、説明する。図
11(イ)の探査対象は図12(ロ)に対応したもので
ある。この例は、先にも説明したように、探査画像の左
端に道路の端の側壁122による反射信号、右寄りに空
洞123により電波が多重反射を起こしている探査画像
の例である。この信号の処理にあたっても、先と同様に
移動距離代表強度を求める。このようにして求まったも
のが、図9に示す分布であり、先と同様、振幅補正の状
態により、異なった3本の分布を得ることとなってい
る。このような3本の分布に対して先に説明したのと同
様に、別途正規化を伴った処理を行ったものが、図10
である。この図においては、画面中央に近い部位に、比
較的強度の小さい、均一な部位があるとともに、この部
位に対する両端側に反射等の影響と考えられる比較的強
度の高い部位がある。この画像データに関しては、先
ず、一定の許容値範囲内にある強度のみを抽出し(この
範囲は0±3dBとした、この許容値の設定は、一般に
正常な反射信号にあっては、反射信号強度がこの範囲内
にあることが予め判明していることによる)、抽出され
たこの範囲内のデータに基づいてその平均値を求めた
(先に説明した手法4を採用して、許容範囲内データ処
理手段37で実行)。求まった平均値は−1.7dBで
あった。そして、閾値を−1.7±3dBとして、範囲
抽出を行った。この範囲抽出は、トータル的に範囲抽出
手段38によって実行された。結果、図11(ロ)に示
すように、探査画像に対して上述の一連の処理を施した
結果、道路の端の側壁部分(画像左端部近傍)および空
洞により電波が多重反射を起こしている部分(画像右端
部近傍)が良好に除かれた、画像中央側に位置する領域
が抽出されていることが分かる。
【0037】〔別実施形態〕上記の実施の形態例にあっ
ては、閾値の設定にあたって、手法3、4を使用した例
を示したが、手法1、2及び5を使用してもよい。上記
の実施の形態例にあっては、2乗平均、2乗メジアン手
法を採用したが、一次元化において、所定軸方向の代表
値を得る所定の計算手法として、絶対値平均、絶対値メ
ジアン等も採用できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、従来
技術で問題となっていた、埋め戻しなどで土質が大きく
違う場所や、道路の端の側壁による反射信号がある場
合、また空洞などにより電波が多重反射を起こしている
場合を自動的にかつ良好に判定し、土質などが水平方向
に均一な領域を的確に抽出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】探査装置のブロック構成図
【図2】送信信号と受信信号の形態図
【図3】データ解析装置の機能ブロック図
【図4】本発明のデータ処理手順を示すフローチャート
【図5】本発明の移動距離代表強度の一例を示すサンプ
ル図
【図6】本発明の移動距離代表強度の一例を示すサンプ
ル図
【図7】本発明の移動距離代表強度の一例を示すサンプ
ル図
【図8】本発明のデータ処理手順に使用した探査画像と
処理結果を示す説明図
【図9】本発明の移動距離代表強度の一例を示すサンプ
ル図
【図10】本発明の移動距離代表強度の一例を示すサン
プル図
【図11】本発明のデータ処理手順に適用した探査画像
と処理結果を示す説明図
【図12】地中断面構造の模式図
【符号の説明】
3 探査装置 10 送受信機 20 データ解析装置 21 データ処理部 31 2次元画像データ生成手段 32 1次元化手段 34 正規化手段 36 近傍平均値導出手段 37 許容範囲内データ処理手段 38 範囲抽出手段 39 出力処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06T 1/00 G06F 15/62 380 (56)参考文献 特開 平10−39041(JP,A) 特開 平7−270528(JP,A) 特開 平4−204080(JP,A) 特開 平8−43539(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 1/00 G01S 13/88 G01S 15/89 G01V 3/12 G06T 1/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒質の表面を移動しながら、電磁波また
    は音波による波動信号を前記媒質中へ放射し、前記媒質
    中に存在する物体からの反射信号を受信する送受信工程
    と、受信信号強度sに対する前記媒質表面上の移動距離
    xと反射時間tを座標(x,t)とする2次元画像デー
    タs(x,t)を生成する2次元画像データ生成工程と
    を順次実行し、前記媒質中に存在する物体の位置を探査
    する探査方法における領域抽出方法であって、 前記2次元画像データ生成工程で生成された前記2次元
    画像データs(x,t)に対して、移動距離x毎に、前
    記各画像データの反射時間t方向の前記各受信信号強度
    を所定の計算により処理して移動距離代表強度S(x)
    tを求め、反射時間t方向に一様化するx方向1次元化
    工程と、 前記x方向1次元化工程で求めた前記移動距離代表強度
    S(x)tが設定した強度閾値範囲内である領域を、前
    記2次元画像データs(x,t)から抽出する範囲抽出
    工程を備えた領域抽出方法。
  2. 【請求項2】 前記x方向1次元化工程において、前記
    移動距離代表強度S(x)tの算出を、移動距離x毎
    に、前記各画像データs(x,t)の反射時間t方向の
    前記各受信信号強度の2乗平均値または2乗メジアン値
    を求めることにより行う請求項1記載の領域抽出方法。
  3. 【請求項3】 前記範囲抽出工程において、別途指定し
    た指定移動距離x1の前記移動距離代表強度S(x1)
    tを基準に、強度の閾値範囲を設定する請求項1または
    2記載の領域抽出方法。
  4. 【請求項4】 前記範囲抽出工程において、前記移動距
    離代表強度S(x) tの平均値を基準に、強度の閾値範
    囲を設定する請求項1または2記載の領域抽出方法。
  5. 【請求項5】 前記範囲抽出工程において、別途指定し
    た指定移動距離x1の近傍(x1±a)のみの前記移動
    距離代表強度の平均値を基準に、強度の閾値範囲を設定
    する請求項1または2記載の領域抽出方法。
  6. 【請求項6】 前記範囲抽出工程において、設定した強
    度の許容値範囲内に存する前記移動距離代表強度の平均
    値を基準に、強度の閾値範囲を設定する請求項4または
    5記載の領域抽出方法。
  7. 【請求項7】 前記各工程に存在する少なくとも一つの
    前記移動距離代表強度S(x)tに対してx方向のスム
    ージング処理を施し、スムージング処理前の原移動距離
    代表強度S(x)tと置換する請求項1,2,3,4,
    5または6記載の領域抽出方法。
  8. 【請求項8】 前記x方向1次元化工程において、工程
    の先頭部分に、前記2次元画像データ生成工程で生成さ
    れた前記2次元画像データs(x,t)に対して、反射
    時間t毎に、前記各画像データの移動距離x方向の前記
    各受信信号強度を所定の計算により処理して反射時間代
    表強度S(t)xを求め、移動距離x方向に一様化する
    t方向1次元化工程と、 前記2次元画像データs(x,t)を、移動距離x毎
    に、前記t方向1次元化工程で求めた前記反射時間代表
    強度S(t)xで減算もしくは除算した正規化2次元画
    像データを求め、前記正規化2次元画像データで原2次
    元画像データを置換する工程を追加した請求項1,2,
    3,4,5,6または7記載の領域抽出方法。
  9. 【請求項9】 前記t方向1次元化工程において、前記
    反射時間代表強度S(t)xの算出を、反射時間t毎
    に、前記各画像データs(x,t)の移動距離x方向の
    前記各受信信号強度の2乗平均値または2乗メジアン値
    を求めることにより行う請求項8記載の領域抽出方法。
  10. 【請求項10】 前記t方向1次元化工程に存在する前
    記反射時間代表強度に対してt方向のスムージング処理
    を施し、スムージング処理前の原反射時間代表強度と置
    換する請求項8または9記載の領域抽出方法。
  11. 【請求項11】 媒質の表面を移動しながら、電磁波ま
    たは音波による波動信号を前記媒質中へ放射し、前記媒
    質中に存在する物体からの反射信号を受信する送受信機
    と、受信信号強度sに対する前記媒質表面上の移動距離
    xと反射時間tを座標(x,t)とする2次元画像デー
    タs(x,t)を生成する2次元画像データ生成手段と
    を備え、前記2次元画像データs(x,t)から前記媒
    質中に存在する物体の位置を探査する探査装置であっ
    て、 前記2次元画像データ生成手段で生成された前記2次元
    画像データs(x,t)に対して、移動距離x毎に、前
    記各画像データの反射時間t方向の前記各受信信号強度
    を所定の計算により処理して移動距離代表強度S(x)
    tを求め、反射時間t方向に一様化するx方向1次元化
    手段と、 前記x方向1次元化手段で求めた前記移動距離代表強度
    S(x)tが設定した強度閾値範囲内である領域を、前
    記2次元画像データs(x,t)から抽出する範囲抽出
    手段を備えた探査装置。
  12. 【請求項12】 前記x方向1次元化手段が、前記移動
    距離代表強度S(x)tの算出を、移動距離x毎に、前
    記各画像データs(x,t)の反射時間t方向の前記各
    受信信号強度の2乗平均値または2乗メジアン値として
    求める請求項11記載の探査装置。
  13. 【請求項13】 前記範囲抽出手段が、前記x方向1次
    元化手段によって求まった前記移動距離代表強度S
    (x)tに基づいて強度閾値範囲を設定し、領域を抽出
    する請求項11または12記載の探査装置。
  14. 【請求項14】 前記x方向1次元化手段を構成する
    に、 手段に於ける処理工程の先頭部分に、前記2次元画像デ
    ータ生成手段で生成された前記2次元画像データs
    (x,t)に対して、反射時間t毎に、前記各画像デー
    タの移動距離x方向の前記各受信信号強度を所定の計算
    により処理して反射時間代表強度S(t)xを求め、移
    動距離x方向に一様化するt方向1次元化手段を備える
    とともに、 前記t方向1次元化手段を使用して、前記2次元画像デ
    ータs(x,t)を、移動距離x毎に、前記t方向1次
    元化手段で求めた前記反射時間代表強度S(t)xで減
    算もしくは除算した正規化2次元画像データを求め、前
    記正規化2次元画像データで原2次元画像データを置換
    する正規化手段が備えられている請求項11,12,1
    3記載の探査装置。
  15. 【請求項15】 前記t方向1次元化手段が、前記反射
    時間代表強度S(t)xの計算を、反射時間t毎に、前
    記各画像データs(x,t)の移動距離x方向の前記各
    受信信号強度の2乗平均値または2乗メジアン値を求め
    ることにより行う請求項14記載の探査装置。
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