JP2005280350A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラインヘッドから記録媒体にインク滴を打滴して描画を行うインクジェットプリンタにおいて、記録媒体の紙送り方向である副走査方向に垂直な方向である主走査方向の着弾干渉を防止する。
【解決手段】N個のノズルを主走査方向Xに隣接して重ねて打滴されるインクを打滴するものから交互に直線l1、l2上に配置し、副走査方向Yのノズルのピッチの最小値をPmin、主走査方向Xに隣接して重ねて打滴されドットを吐出するノズル間の副走査方向YのピッチをPtsとし、nを2以上の整数とするとき、Pts=n×Pminを満足するようにノズルを配置する構成のインクジェット記録装置の提供。
【選択図】 図2(b)

Description

本発明は、インクの液滴を飛翔して画像を記録するインクジェット画像記録に関する。
従来、ラインヘッドから記録媒体にインク滴を打滴して描画を行うインクジェットプリンタにおいて、記録媒体に打滴されたインク滴同士が互いに干渉して液が移動し、インク滴の着弾位置のずれや筋ムラの発生などが画質上大きな問題となっている。即ち、ドットを重ねて打滴する場合、第1のドットが着弾すると着弾直後は記録媒体上の表面に全液滴が存在するが、着弾後に表面液滴が記録媒体の受像層内に浸透が開始する。第1のドットの浸透が完全に終了した後に第2のドットを着弾させれば、第1と第2のドットの記録媒体表面の液滴同士が合体・混合することはない。しかし、第1のドットの浸透が完了する前に第2のドットを着弾させると、第1と第2のドットの記録媒体表面の液滴同士が合体・混合するケースが発生し、ドットの記録媒体表面の液滴の形状が崩れてしまい、所定のドット形状が崩れた状態となってしまい、画像劣化の原因となる。このように、着弾したドットの記録媒体の表面液滴同士の合体・混合を着弾干渉という。特許文献1は、ラインヘッドから吐出されるインク滴を副走査方向に垂直な方向即ち主走査方向に曲げることで記録媒体の紙送り方向即ち副走査方向の着弾干渉を防止している。
特開2000−177115号公報
特許文献1の技術は、副走査方向の着弾干渉を防止しうるが、主走査方向の着弾干渉の防止については何ら言及されていない。このような問題点に鑑み、本発明は主走査方向の着弾干渉の防止を目的とする。
請求項1に係る発明は、記録媒体と記録ヘッドとの相対運搬方向である副走査方向及び前記副走査方向と直交する主走査方向の2次元に複数のインク滴を吐出する複数のノズルを有する記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置において、前記ノズルの前記副走査方向の最小ピッチをPmin、前記記録媒体上に前記主走査方向に隣接して重ねて打滴されるドットを吐出するノズル間の前記副走査方向のピッチをPtsとするとき、Pts>Pminを満足するように前記ノズルが配置されたことを特徴とするインクジェット記録装置。
この発明によると、主走査方向に隣接して重ねて打滴されるインク滴を吐出するノズル間のピッチPtsが、ノズルの副走査方向の最小ピッチをPminとすると、Pts>Pminを満足するように配置されている。即ち、主走査方向に隣接して重なるドットを打滴するノズル間の間隔をPminよりも大きく確保できる。よって、主走査方向に隣接して重なるドットの打滴時間間隔を大きく確保でき、それらの着弾干渉を防ぐことができる。
請求項2に係る発明は、nを2以上の整数とするとき、Pts=n×Pminを満足するように前記ノズルが配置されたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
この発明によると、記録媒体上に主走査方向に隣接して重ねて打滴されるドットを吐出するノズル間の副走査方向のピッチがn×Pminを満足するように配置されているため
、記録ヘッドの駆動タイミングの制御が容易である。
請求項3に係る発明は、前記記録媒体上に前記主走査方向に隣接して重ねて打滴されるドットを吐出するノズルは、前記主走査方向に対して所定の略同一の傾きを有する異なる直線上に分散して配置されている請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
この発明によると、主走査方向に隣接して重ねて打滴されるドットを吐出するノズルが異なる直線間の略副走査方向の距離だけ離間されることになり、それらの打滴時間間隔を確保できる。また、ノズルを異なる直線上に分散して配置するだけであるので、ノズル配置が容易である。この直線の数は複数であればよいが、記録ヘッドを巨大化させないようにノズルを配置するためには2つであることが好ましい。
請求項4に係る発明は、前記ノズルから吐出されるインク滴の前記記録媒体上の着弾位置を前記ノズルと対向する前記記録媒体上の位置から前記主走査方向に対して所定の距離Lだけ移動させるために前記インク滴の飛翔方向を前記主走査方向に関して偏向させる飛翔偏向手段をさらに備えた請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
この発明によると、インク滴の着弾位置が主走査方向に関して所定の距離Lだけ偏向される。このため、同一のノズルから打滴されるインクドット同士が副走査方向に隣接して干渉するおそれが極めて小さくなる。
請求項5に係る発明は、前記記録媒体上に打滴されたドットの前記主走査方向の最小ピッチをPtm、nを2以上の整数とするとき、前記所定の距離Lは、L=n×Ptmとすることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
この発明によると、ノズルから打滴されるドットが主走査方向に沿ってドットの主走査方向の最小ピッチの2以上の整数n倍だけ偏向される。nが増加するに従い、同一のノズルから打滴されたインクドット同士が斜めに隣接してこれらが着弾干渉するおそれが極めて小さくなる。
上記発明によると、主走査方向に隣接して重ねて打滴されるインク滴を吐出するノズル間のピッチPtsが、ノズルの副走査方向の最小ピッチをPminとすると、Pts>Pminを満足するように配置されている。即ち、主走査方向に隣接して重なるドットを打滴するノズル間の間隔をPminよりも大きく確保できる。よって、主走査方向に隣接して重なるドットの打滴時間間隔を確保でき、それらの着弾干渉を防ぐことができる。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置10の構成を示すブロック図である。インクジェット記録装置10は、記録紙14に液滴を吐出して画像等のデータを記録するプリンターであって、記録紙14を供給する給紙部12、記録紙14のカールを除去するデカール処理部16、インクの色ごとに設けられた複数の印字ヘッドからインク滴を吐出させ記録紙14上に画像等のデータを記録する印字部11、印字部11のノズル面(インク吐出面)に対向して設けられ、記録紙14の平面性を保持しながら記録紙14を搬送する吸着ベルト搬送部20、印字部11による印字結果を読み取る印字検出部22、印字された記録紙14に後処理を施す後乾燥部24及び印字された記録紙14を外部に排出する排出部26を備えている。
図1には給紙部12の一例としてロール紙(連続用紙)のマガジンが示されているが、複数の用紙を利用可能な構成にした場合には、紙幅や紙質の異なる複数のマガジンを併設してもよい。また、ロール紙のマガジンに代えて、又はこれと併用して、カット紙が積層装填されたカセットを備えてもよい。
複数の記録紙を利用可能な構成では、記録紙の種類情報を記録したバーコード或いは無線タグなどの情報記録体をマガジンに取り付け、その情報記録体の情報を所定の読取装置によって読み取ることで、使用される記録紙14の種類を自動的に判別し、記録紙14の種類に応じて適切なインク吐出を実現するようにインク吐出制御を行うことが好ましい。
ロール紙を使用する装置構成では、図1のように、裁断用のカッター(第1のカッター)34が設けられており、カッター34によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カッター34は、少なくとも記録紙14の搬送路幅以上の長さを有する固定刃34Bと固定刃34Bに沿って移動する丸刃34Aとから構成されており、印刷裏面側に固定刃34Bが設けられ、搬送路を挟んで印刷面側に丸刃34Aが設けられている。カット紙を使用する場合にはカッター34は不要である。
給紙部12から送り出された記録紙14は、マガジンに巻き付けられていることにより巻きくせが残りカールする。このカールを除去するために、デカール処理部16においてマガジンの巻きくせ方向と逆方向に加熱ドラム30で熱を与える。このとき、多少印刷面外側に弱いカールとなるように加熱温度を制御するとより好ましい。
デカール処理後、カットされた記録紙14は吸着ベルト搬送部20に送られる。吸着ベルト搬送部20は、ローラー36、38間に無端状のベルト40が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部11のノズル面及び印字検出部22のセンサ面に対向する部分が水平面(フラット面)をなすように構成されている。
ベルト40は記録紙14の幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引穴(不図示)が形成されている。ローラー36、38に掛けられた搬送ベルト40の内側の印字部11のノズル面及び印字検出部22のセンサ面に対向する位置には吸着チャンバー42が設けられており、この吸着チャンバー42をファン44で吸引して負圧にすることによって搬送ベルト40上の記録紙14が吸着保持される。
ベルト40が巻かれているローラー36、38の少なくとも一方にモータ(不図示、図5中符号214として記載)の動力が伝達されることにより、ベルト40は図1の時計回り方向に駆動され、ベルト40上に保持された記録紙14は図1の左から右へと搬送される。
縁なしプリント等を印字するとベルト40にもインクが付着するので、ベルト40の所定の位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部46が設けられている。ベルト清掃部46の構成について詳細には図示しないが、例えば、ブラシ・ロール、給水ロール等をニップする方式、清浄エアーを吹き掛けるエアーブロー方式、或いはこれらの組み合わせなどがある。清掃用ロールをニップする方式ではベルト線速度とローラー線速度とを変えると清掃効果が大きい。
なお、吸着ベルト搬送部20に代えて、ローラー・ニップ搬送機構を用いる態様も考えられるが、印刷領域をローラー・ニップ搬送すると、印刷直後に記録紙14の印刷面にローラーが接触し、画像がにじみ易いという問題があり、記録紙14の印刷領域では印刷面をローラーに接触させない吸着ベルト搬送が好ましい。
吸着ベルト搬送部20により形成される搬送路上において印字部11の手前側(上流側)には加熱ファン49が設けられている。加熱ファン49は、印字前の記録紙14に加熱空気を吹き付け、記録紙14を加熱する。印字直前に記録紙14を加熱しておくことにより、インクが記録紙14に着弾後乾き易くなる。
印字部11は、最大紙幅に対応する長さを有する印字ヘッド(ラインヘッド)50K、50C、50M、50Yを記録紙14の搬送方向(副走査方向)と直交方向(主走査方向)に配置した、いわゆるフルラインヘッドとなっている。
詳細な構造は後述するが、各印字ヘッド50Y、50M、50C、50Kは、本インクジェット記録装置10が対象とする最大サイズの記録紙14の少なくとも一辺を超える長さにわたってインク吐出孔(ノズル)が複数配列されたライン型ヘッドで構成されている。記録紙14の搬送方向(紙送り方向)に沿って上流側から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に各色インクに対応した印字ヘッド50K、50C、50M、50Yが配置されている。記録紙14を搬送しつつ各印字ヘッドからそれぞれの色インクを吐出することにより記録紙14上にカラー画像を形成し得る。
なお、本例では、KCMYの標準色の構成を例示したが、インク色や色数の組み合わせについては本実施形態に限定されず、必要に応じて淡インク、濃インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタなどのライト系インクを吐出する印字ヘッドを追加する構成も可能である。
図1に示したように、インク貯蔵/装填部52は、各印字ヘッド50K,50C,50M,50Yに対応する色のインクを貯蔵するタンクを有し、各タンクは不図示の管路を介して各印字ヘッド50K,50C,50M,50Yと連通されている。また、インク貯蔵/装填部52は、インク残量が少なくなるとその旨を報知する報知手段(表示手段、警告音発生手段等)を備えるとともに、色間の誤装填を防止するための機構を有している。
印字検出部22は、ノズルの目詰まりなどの吐出不良をチェックするための手段であり、打滴結果を撮像するためのイメージセンサを含んでいる。本実施形態の印字検出部22は少なくとも各印字ヘッドによるインク吐出幅(画像記録幅)よりも幅の広い受光素子列を有するラインセンサが用いられている。
印字検出部22の後段には後乾燥部24が設けられている。後乾燥部24は、印字された印字面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。印字のインクが乾くまでは印字面と接触することは避けたほうが好ましいので、熱風を吹き付ける方式が好ましい。
多孔質のぺーパに染料系インクで印字した場合などでは、加圧によりペーパの孔を塞ぐことでオゾンなど、染料分子を壊す原因となるものと接触することを防ぐことで画像の耐候性がアップする効果がある。
加熱・加圧部60は画像表面の光沢度を制御するために、印字面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラー62、64で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
こうして生成されたプリント物は排紙部26から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置10では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部26A、26Bへと送るために排紙経路を切り替える不図示の選別手段が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)48によってテスト印字の部分を切り離す。カッター48は、排紙部26の直前に設けられており、画像余白部にテスト印字を行った場合に本画像とテスト印字部を切断するためのものである。カッター48の構造は前述した第1のカッター34と同様であり、固定刃48Bと丸刃48Aとから構成される。
また、図1には示さないが、本画像の排出部26Aには、オーダ別に画像を集積するソーターが設けられる。なお、符号26Bはテスト印字排出部である。
次に、印字ヘッドの構造について説明する。インク色ごとに設けられている各印字ヘッド50K,50C,50M,50Yの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号50によって印字ヘッドを示すものとする。
図2(a)は印字ヘッド50の構造例を示す平面透視図である。記録紙面上に印字されるドットピッチを高密度化するためには、印字ヘッド50におけるノズルピッチを高密度化する必要がある。本実施形態の印字ヘッド50は、図2(a)に示したように、インク滴を吐出するノズル100と各ノズル100に対応する圧力室102等からなる複数のインク室ユニット104を、ノズル100が直線l1、l2、・・に沿うよう配列させた構造を有している。
すなわち、本実施形態における印字ヘッド50は、図2(a)に示すように、インクを吐出する複数のノズル100が印字媒体送り方向Y(以下、副走査方向という)と略直交する方向X(以下、主走査方向という)に印字媒体の全幅に対応する長さにわたって配列された1列以上のノズル列を有するフルラインヘッドである。X方向の1つのノズル列の両端にはそれぞれ、インク室ユニット104のノズル100を挟むように電極110a、110bが配置される。
なお、電極110aと110bは主走査方向に並ぶノズル列に対して数ブロックにグループ分割し、各ノズルブロックの両端毎に配置すると所定の電界強度を確保することができる。
図2(b)は同一色のインクを吐出する多数のノズル100を有する印字ヘッドの拡大図である。1つのブロックのノズル100−11、100−12、・・100−20は、主走査方向Xに平行な直線に対して直交しない一定の角度θを有する2つの直線l1、l2に分散させて一定のピッチdで配置される。この結果、1つのブロックに含まれるノズル100−11〜100−15、100−16〜100−20は、それぞれ直線l1、l2に略沿って一定のピッチdで配置される。この構造により、主走査方向Xに並ぶように投影されたノズル100のピッチはd× cosθとなる。すなわち、主走査方向Xについては、各ノズル100が一定のピッチd× cosθで直線状に配列されたものと同等に取り扱うことができる。このような構成により、主走査方向に並ぶように投影されるノズル列が1インチ当たり2400個(2400ノズル/インチ)におよぶ高密度のノズル構成を実現することが可能になる。以下、説明の便宜上、ヘッドの長手方向(主走査方向X)に沿って各ノズル100が一定の間隔(ピッチd× cosθ)で直線状に配列されているものとして説明する。なお、説明の簡略のため、ノズル100−11、100−12、・・、100−20を実線で表し、その他のノズル100は破線で省略しているが、破線のノズル100も同様に2つの直線l3、l4等に分散させて一定のピッチdで配置される。
さらに、ノズル100−11、100−12、・・、100−20は、主走査方向Xに隣接して重ねて打滴されるインクドット1〜10(以下ドットで表す)を吐出するノズル100同士の副走査方向Yにおけるピッチは、図2に示すように4d× sinθまたは5d× sinθである。一方、ノズル100間の副走査方向Yの最小のピッチPmin(例えばノズル100−11とノズル100−12の副走査方向Yのピッチ)はPmin=d× sinθである。即ち、主走査方向Xに隣接して重ねて打滴されるドットを吐出するノズル100同士の副走査方向YにおけるピッチPtsは、少なくともノズル100間の副走査方向Yの最小のピッチPminよりも大きく(Pts>Pmin)、最小でもPts=4Pmin、最大でPts=5Pminとなる。例えば、主走査方向Xに隣接して重ねて打滴されるドット1と6をそれぞれ吐出するノズル100−11、100−16間のY方向のピッチは5Pminである。また、主走査方向Xに隣接して重ねて打滴されるドット6と2をそれぞれ吐出するノズル100−16、100−12間のY方向のピッチは4Pminである。
図3はインク室ユニット104の立体的構成を示す断面図(図2(a)中の主走査方向Xに平行な3−3線に沿う断面図)である。各ノズル100に対応して設けられている圧力室102は、その平面形状が略長方形となっており、対角線上の略中央に供給口111が設けられている。図3に示したように、各圧力室102は供給口111を介して共通流路112と連通されている。圧力室102の天面を構成している加圧板114には個別電極116を備えたアクチュエータ118が接合されており、個別電極116に駆動電圧を印加することによってアクチュエータ118が変形してインクが吐出される。インクが吐出されると、共通流路112から供給口111を通って新しいインクが圧力室102に供給される。各ノズル100が噴射するインク滴は、予め正(プラス)または負(マイナス)の電荷に帯電している。
ノズル100のインク吐出口付近は電極110a、110bに挟まれている。電極110a、110bは、これらを結ぶ直線が主走査方向Xに略平行となるよう配置されている。後述のプリント制御部208(図5参照)は電極110a、110bと接続されており、電極110a、110b間に向きが主走査方向Xに略平行である所定の電界強度の電界を発生させる。プリント制御部208は、記録紙14への印字周期に同期して電極110aと電極110bとの間に発生させる電界の向きが変わるように電圧を印加する。これにより、帯電したインク滴は、主走査方向Xに関して吐出方向が偏向する。以下、電極110aと電極110bを合わせて電極110で表す。
なお、本発明の実施に際してノズルの配置構造は図示の例に限定されない。また、本実施形態では、ピエゾ素子(圧電素子)に代表されるアクチュエータ118の変形によってインク滴を飛ばす方式が採用されているが、本発明の実施に際して、インクを吐出させる方式は特に限定されず、ピエゾジェット方式に代えて、ヒータなどの発熱体によってインクを加熱して気泡を発生させ、その圧力でインク滴を飛ばすサーマルジェット方式など、各種方式を適用できる。
また、用紙(記録紙14)の全幅に対応したノズル列を有するフルラインヘッドで、ノズルを駆動する時には、(1)全ノズルを同時に駆動する、(2)ノズルを片方から他方に向かって順次駆動する、(3)ノズルをブロックに分割して、ブロックごとに片方から他方に向かって順次駆動する等が行われ、用紙の幅方向(即ち用紙の搬送方向Yと直交する方向X)に1ライン又は1個の帯状を印字するようなノズルの駆動を主走査と定義する。
特に、図2(a)に示すように配置されたノズル100を駆動する場合は、上記(3)のような主走査が好ましい。すなわち、10個のノズル100-11、100-12、100-13、・・100−20を1つのブロックとし(他にはノズル100-21、100−22、・・・100−29、100-30(不図示)を1つのブロックとして)記録紙14の搬送速度Vに応じてノズル100-11、100-12、100-13、・・100−20を順次駆動することで記録紙14の幅方向Xに1ラインを印字する。一方、上述したフルラインヘッドと記録紙14とを相対移動することによって、上述した主走査で形成された1ライン又は1個の帯状の印字を繰り返し行うことを副走査と定義する。
図4はインクジェット記録装置10におけるインク供給系の構成を示した概要図である。インク供給タンク150はインクを供給するための基タンクであり、図1で説明したインク貯蔵/装填部52に設置される。インク供給タンク150の形態には、インク残量が少なくなった場合に、不図示の補充口からインクを補充する方式と、タンクごと交換するカートリッジ方式とがある。使用用途に応じてインク種類を変える場合には、カートリッジ方式が適している。この場合、インクの種類情報をバーコード等で識別して、インク種類に応じた吐出制御を行うことが好ましい。なお、図4のインク供給タンク150は、先に記載した図1のインク貯蔵/装填部52と等価のものである。
図4に示したように、インク供給タンク150と印字ヘッド50の中間には、異物や気泡を除去するためにフィルター152が設けられている。フィルター・メッシュサイズは、ノズル径と同等若しくはノズル径以下(一般的には、20μm程度)とすることが好ましい。なお、図4には示さないが、印字ヘッド50の近傍又は印字ヘッド50と一体にサブタンクを設ける構成も好ましい。サブタンクは、ヘッドの内圧変動を防止するダンパー効果及びリフィルを改善する機能を有する。
また、インクジェット記録装置10には、ノズル100の乾燥防止又はノズル近傍のインク粘度上昇を防止するための手段としてのキャップ156と、ノズル100面の清掃手段としてのクリーニングブレード162とが設けられている。
これらキャップ156及びクリーニングブレード162を含むメンテナンスユニットは、不図示の移動機構によって印字ヘッド50に対して相対移動可能であり、必要に応じて所定の退避位置から印字ヘッド50下方のメンテナンス位置に移動される。
キャップ156は、図示せぬ昇降機構によって印字ヘッド50に対して相対的に昇降変位される。電源OFF時や印刷待機時にキャップ156を所定の上昇位置まで上昇させ、印字ヘッド50に密着させることにより、ノズル面(インク吐出面)をキャップ156で覆う。
印字中又は待機中において、特定のノズル100の使用頻度が低くなり、ある時間以上インクが吐出されない状態が続くと、ノズル近傍のインク溶媒が蒸発してインク粘度が高くなってしまう。このような状態になると、アクチュエータ118が動作してもノズル100からインクを吐出できなくなってしまう。
このような状態になる前に(アクチュエータ118の動作により吐出が可能な粘度の範囲内で)アクチュエータ118を動作させ、その劣化インク(粘度が上昇したノズル近傍のインク)を排出すべくキャップ156(インク受け)に向かって予備吐出(パージ、空吐出、つば吐き)が行われる。
また、印字ヘッド50内のインク(圧力室102内)に気泡が混入した場合、アクチュエータ118が動作してもノズルからインクを吐出させることができなくなる。このような場合には印字ヘッド50にキャップ156を当て、吸引ポンプ164で圧力室102内のインク(気泡が混入したインク)を吸引により除去し、吸引除去したインクを回収タンク166へ送液する。この吸引動作は、初期のインクのヘッドへの装填時、或いは長時間の停止後の使用開始時にも粘度上昇(固化)した劣化インクの吸い出しが行われる。なお、吸引動作は圧力室102内のインク全体に対して行われるので、インク消費量が大きくなる。したがって、インクの粘度上昇が小さい場合には予備吐出を行う態様が好ましい。
クリーニングブレード162は、ゴムなどの弾性部材で構成されており、図示せぬブレード移動機構(ワイパー)により印字ヘッド50のインク吐出面(ノズル板表面)に摺動可能である。ノズル板にインク滴又は異物が付着した場合、クリーニングブレード162をノズル板に摺動させることでノズル板表面を拭き取り、ノズル板表面を清浄する。なお、該ブレード機構によりインク吐出面の汚れを清掃した際に、該ブレードによってノズル100内に異物が混入することを防止するために予備吐出が行われる。
図5はインクジェット記録装置10のシステム構成を示す要部ブロック図である。インクジェット記録装置10のシステム制御部200は、ホストコンピュータ202から送られてくるデータを取得する通信インターフェイス204、該画像データに基づいて各部を統括制御するシステムコントローラ206、印字ヘッドの制御を行うプリント制御部208及び画像メモリ210、画像バッファメモリ212から構成されている。
ホストコンピュータ202から送出された画像データは通信インターフェイス204を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦画像メモリ210に記憶される。取り込まれた画像データは展開され、吸着ベルト搬送部20のモータ214やヒータ216を制御する搬送系制御信号が生成される。搬送系制御信号はシステムコントローラ206からモータドライバ218及びヒータドライバ220へ加えられる。
プリント制御部208では、画像メモリ210から送られた画像データを印字ヘッド50へ出力するための各種加工、補正などの処理が行われる。プリント制御部208で必要な処理が施され、該画像データに基づいてヘッドドライバ222を介して印字ヘッド50のインク滴の吐出量、吐出タイミングの制御が行われる。また、必要に応じて印字検出部22から得られる情報に基づいて、印字ヘッド50に対する各種補正を行うこともある。また、プリント制御部208は、電極110によるインク滴の主走査方向Xに関する吐出方向の偏向の制御を行う。プリント制御部208には画像データ処理時に画像データやパラメータなどを一時的に格納する画像バッファメモリ212が備えられている。
通信インターフェイス204にはUSB、IEEE1394、イーサネット、無線ネットワークなどのシリアルインターフェイスやセントロニクスなどのパラレルインターフェイスを適用することができる。
システムコントローラ206はCPU(演算部)と画像処理用IC(DSP)、メモリコントローラから構成してもよいし、これらの機能をワンチップ化したIC(プロセッサ)で構成してもよい。
画像メモリ210にはRAMが適用されるが、半導体素子だけでなくハードディスクなどの磁気媒体を用いてもよい。
画像バッファメモリ212はプリント制御部208に付随して設けられている態様を例示したが、画像メモリ210と兼用することも可能である。また、プリント制御部208に用いられるプロセッサに内蔵されているメモリを用いてもよい。
ヘッドドライバ222はプリント制御部208から画像データに基づいて各色ヘッドのアクチュエータ(図3の符号118)を駆動する。ヘッドドライバ222にはヘッドの駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
印字検出部22はプリントされた画像を読み取り、所定の信号処理を行った後、各ノズルの吐出の有無や打滴ばらつきなどの印刷状況を検出してプリント制御部208に送出する。
次に、図6に従ってプリント制御部208の制御による記録紙14へのインク打滴の一例を説明する。図6(a)は、1つのブロックに含まれるノズル100(例えばノズル100−1〜100−20)から吐出された帯電インク滴を、電極110へ印加する電圧の制御により電極110間の電界の向き及び電界強度を変化させることで主走査方向Xに所定の距離Lだけ(ここでは左右2ドットずつ)交互に偏向(即ちL=4×Ptm)させて記録紙14に打滴した例を示す。この図に示すように、ドット1〜10は、記録紙14のY方向への搬送に伴い、ドット1、ドット2、・・、ドット10の順に打滴される。ここで、隣接して重ねて打滴されるドット同士を吐出するノズル100同士は、上述のように副走査方向(Y方向)におけるピッチ4Pminまたは5Pminの間隔をおいて配置されているため、例えばドット1と2に隣接するドット6は、5つのドット1、2、3、4、5の打滴が終了した後に打滴される。即ち、記録紙14のY方向への搬送速度をVとすると、記録紙14上であるドットにX方向に隣接するドットは最小でTx=4Pmin/V、最大でTx=5Pmin/Vの時間間隔を空けて打滴される。図2(c)の従来例のようにノズル100を配列した場合、隣接して重ねて打滴されるドットが打滴される時間間隔はPmin/Vであるから、本実施形態は隣接するドットの打滴時間間隔を従来例に比して最小でも4倍、最大でも5倍確保できる。よって、従来よりもX方向に隣接するインクの着弾干渉が生じにくくなる。なお、直線l1、l2に沿って配列するノズルの数は10個に限らず、何個であってもよく、N個のノズル100をX方向に隣接して重ねて打滴されるインクを打滴するものから交互に直線l1、l2上に配置すると、Y方向のノズル100のピッチの最小値は((N/2)−1)Pminとなる。よって、図2(c)の従来例のようにノズルを斜め一直線に配列した場合に比べX方向に隣接するインクの打滴間隔は(N/2)−1倍となりX方向のインクの着弾干渉が生じにくくなる。また、N個のノズルをX方向に隣接するインクを打滴するものから交互に直線l1、l2上に配置するだけであるから、従来のようにノズルを斜め一直線に配列した場合と比してラインヘッド50が巨大化し製造コストがアップするおそれは小さい。なお、1つのブロックのノズル100を分散して配置する直線は上記のように2つに限られず、3つ以上であってもよいが、交互に直線l1、l2上に配置する場合が、X方向に隣接して重ねて打滴されるインクを打滴するノズル100間のY方向のピッチの最小値を最も長く確保でき好ましい。
加えて、ドット1〜10は、電極110の制御によりX方向に左右2ドットずつ交互に偏向させて記録紙14に打滴されており、同一のノズル100の打滴したドットはY方向に隣接せず、最小でもTy=2Pmin/Vの打滴時間間隔を確保できる(例えば、図6(a)で1行目のドット1と2行目のドット3の打滴時間差)。即ち、同じノズル100から非常に短い周期で吐出されるインクドット同士がY方向に隣接しないことでY方向の着弾干渉も生じにくい。なお、ドットをX方向に偏向させる所定の距離Lは電極110の生じる電界強度を変化させることで任意に設定でき、ドットをY方向に偏向させる距離LをL=n×Ptm(n;2以上の整数)とすることで同じノズル100から吐出されるドット同士が少なくともY方向に関して隣接しないようにできる。また、距離Lを大きくすることで、斜め方向に隣接するドット同士の打滴時間間隔も確保できる。例えば、図6(a)では斜め方向に隣接するドット(例えばドット3と6)が打滴される時間間隔Trは3Pmin/Vである。一方、図6(b)に示すように左右に2.5ドットずつ交互に偏向(即ちL=5×Ptm)させると、斜め方向に隣接するドット(例えばドット3と1)が打滴される時間間隔Tcは4Pmin/Vである。よって、斜め方向に隣接するドット同士の着弾干渉も生じにくくさせることもできる。隣接するドット同士の着弾干渉が生じない打滴時間間隔Trが具体的に分かっている場合は、Tx、Ty、Tcが全てTrよりも大きくなるようにノズルの配置及び偏向の距離Lを決定すればよい。
<第2実施形態>
第1実施形態において言及したように、インクを吐出させる方式はヒータなどの発熱体によってインクを加熱して気泡を発生させ、その圧力でインク滴を飛ばすサーマルジェット方式であってもよいが、この場合インク滴を主走査方向Xに偏向させる手段は、電極110の代わりに以下のような機構を用いればよい。
図7は、サーマルジェット方式のインク室ユニット104を図2(a)中の3−3線に沿って切断した断面図である。図7に示すように、インク流路203は供給口111を介して共通流路112と連通されている。インク流路203の底面を構成している保護膜205には、主走査方向Xに平行な直線3−3(図2(a)参照)上に配置され、かつ主走査方向Xに直交する吐出口202の中心線Zに関して対称となるように配置された2つのヒータH1、H2が接合されている。ヒータH1、H2を発熱させると保護膜205のヒータH1、H2上方の表面に小さな気泡が発生し、気泡が成長するとインクは押しのけられて吐出口202からインクが吐出される。インクが吐出されると、共通流路112から供給口111を通って新しいインクがインク流路203に供給される。ヒータH1、H2は第1実施形態のプリント制御部208と接続されており、プリント制御部208はヒータH1、H2のいずれかを発熱させるよう制御する。
プリント制御部208がヒータH1だけを発熱させると、図7左側から気泡が成長していくため、インクには図7上方向だけでなく主走査方向Xの右方向にも速度が発生し、インクは主走査方向Xの右方向に偏向して吐出される。一方、プリント制御部208がヒータH2だけを発熱させると、図7右側から気泡が成長していくため、インクには上方向だけでなく主走査方向Xの左方向にも速度が発生し、インクは主走査方向Xの左方向に偏向して吐出される。主走査方向Xに関して偏向させる距離LはヒータH1、H2の発熱量により制御すればよいが、特に、同じノズル100から吐出されるドット同士が少なくともY方向に関して隣接しないようにするため、第1実施形態と同様L=n×Ptm(n;2以上の整数)とすることが好ましい。このように、ヒータH1、H2のいずれか一方を発熱させるよう制御することで第1実施形態と同様にインク滴の主走査方向Xに関する飛翔方向を所定の距離Lだけ偏向させることができる。
インクジェット記録装置の構成図 印字ヘッド50の構造例を示す平面透視図 同一色のインクを吐出する多数のノズル100を有する印字ヘッドの拡大図 斜め一直線に配列したノズルを有する印字ヘッドの拡大図 インク室ユニットの立体的構成を示す断面図 インクジェット記録装置におけるインク供給系の構成を示した概要図 インクジェット記録装置のシステム構成を示す要部ブロック図 インクの打滴パターンの例を示す図 サーマルジェット方式のインク室ユニットの立体的構成を示す断面図
符号の説明
100:ノズル、110:電極

Claims (5)

  1. 記録媒体と記録ヘッドとの相対運搬方向である副走査方向及び前記副走査方向と直交する主走査方向の2次元に複数のインク滴を吐出する複数のノズルを有する記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置において、
    前記ノズルの前記副走査方向の最小ピッチをPmin、前記記録媒体上に前記主走査方向に隣接して重ねて打滴されるドットを吐出するノズル間の前記副走査方向のピッチをPtsとするとき、
    Pts>Pmin
    を満足するように前記ノズルが配置されたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. nを2以上の整数とするとき、
    Pts=n×Pmin
    を満足するように前記ノズルが配置されたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録媒体上に前記主走査方向に隣接して重ねて打滴されるドットを吐出するノズルは、前記主走査方向に対して所定の略同一の傾きを有する異なる直線上に分散して配置されている請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記ノズルから吐出されるインク滴の前記記録媒体上の着弾位置を前記ノズルと対向する前記記録媒体上の位置から前記主走査方向に対して所定の距離Lだけ移動させるために前記インク滴の飛翔方向を前記主走査方向に関して偏向させる飛翔偏向手段をさらに備えた請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記記録媒体上に打滴されたドットの前記主走査方向の最小ピッチをPtm、nを2以上の整数とするとき、前記所定の距離Lは、
    L=n×Ptm
    とすることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
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