JP2005276747A - 固体高分子電解質複合膜、固体電解質複合膜/電極接合体、及びそれを用いた燃料電池 - Google Patents

固体高分子電解質複合膜、固体電解質複合膜/電極接合体、及びそれを用いた燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】寸法変化が少なく、耐久性の良好な燃料電池用固体高分子電解質複合膜の提供。
【解決手段】固体高分子電解質層7と該固体高分子電解質層7によって挟まれたポリオレフィン多孔質膜8を有し、該ポリオレフィン多孔質膜8が多孔内に充填された固体高分子電解質からなる固体高分子電解質複合膜1であって、該ポリオレフィン多孔質膜8の厚さ(t)の固体高分子電解質複合膜1の厚さ(D)に対する割合が15〜90%であり、該固体高分子電解質がスルホアルキル化物を側鎖に含む芳香族炭化水素系高分子化合物である固体高分子電解質複合膜1。又、上記複合膜を用いた固体電解質膜/電極接合体及び燃料電池を開示する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、固体高分子電解質複合膜、固体電解質複合膜/電極接合体、及びそれを用いた燃料電池に関する。
近年、イオン交換膜を電解質膜として用いる固体高分子形燃料電池(PEFC)は、低温で作動し、出力密度が高く、小型化が可能であることから、最近、特に注目され、家庭用分散電源,業務用分散電源,自動車用移動電源等に適用すべく、開発が急ピッチで進められている。
固体高分子形燃料電池用電解質膜としてポリパーフロロカーボンスルホン酸電解質膜が市販されている。その代表的なものとしてNafion(登録商標:米国Dupont社製)、Aciplex(登録商標:旭化成工業株式会社製)、Flemion(登録商標:旭硝子株式会社製)等がある。
PEFCの本格的な普及を図るためには、格段の性能向上、長寿命化及び低コスト化が必須である。前記ポリパーフロロカーボンスルホン酸電解質膜はフッ素化学プロセスが必須であり、用途が食塩電解や燃料電池応用に限られたスーパーファインケミカル材料であるために、大幅な低コスト化は困難である。
燃料電池の高効率化,高出力密度化等による性能向上を図るためには、固体高分子電解質膜のイオン伝導抵抗を減少させイオン伝導度を向上させる必要がある。固体高分子電解質膜のイオン伝導抵抗を低減する方法として、膜厚の低減がある。膜厚の低減は膜の機械強度の低下,加工性・取扱性の低下等の問題が生じる。
前記問題を解決するため、補強材により電解質膜を補強する試みが種々なされてきた。
例えば、特許文献1には重量平均分子量が5×10以上のポリオレフィンからなる多孔性薄膜の空孔中にイオン交換樹脂を充填した固体高分子電解質複合膜が開示されている。
しかしながら、この固体高分子電解質複合膜の電解質として機能すべき領域と、補強材として機能すべき領域についてどのように構成するのか明らかでなく、従って高分子電解質膜としての電気化学的性能と耐久性との両立をどう図るのかが課題である。
また、特許文献2には、(i)多孔質膜基材の空隙内の一部分を、該多孔質膜基材に対する接触角が90°未満である高分子電解質の溶媒溶液を用いて充填し、次いで、(ii)該多孔質膜基材の残りの空隙内を、該多孔質膜基材に対する接触角が90°以上である高分子電解質の溶媒溶液を用いて充填する高分子電解質複合膜の製造方法が開示されている。しかしながら、電解質膜の製造は複数の電解質溶液を準備するとともに製造工程が増え製造が煩雑となる。さらに燃料電池を運転した場合の耐久性について必ずしも満足できるものではなかった。また、この技術も特許文献1記載の技術と同様に、高分子電解質膜としての電気化学的性能と耐久性との両立をどう図るのかが課題である。
また、特許文献3には、高強度で電解液との親和性に優れる多孔質フィルムが記載されているが、その用途として、リチウム電池用セパレータなどの非水電解液電池やキャパシターが挙げられている。
特開昭64−22932号公報
特開2003−41031号公報 特開2002−367590号公報
本発明の目的は、耐久性に優れた固体高分子電解質複合膜、固体電解質膜/電極接合体及びそれを用いた燃料電池を提供することにある。
本発明者らは鋭意研究の結果、固体高分子電解質とポリオレフィン多孔質膜からなる固体高分子電解質複合膜の新規な構造を発明するに至った。本発明の代表的な実施態様は以下のとおりである。
(1)固体高分子電解質層と該固体高分子電解質層によって挟まれたポリオレフィン多孔質膜を有し、該ポリオレフィン多孔質膜が多孔内に充填された固体高分子電解質からなる固体高分子電解質複合膜であって、該ポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の固体高分子電解質複合膜の厚さ(D)に対する割合が15〜90%であり、該固体高分子電解質がスルホアルキル化物を側鎖に含む芳香族炭化水素系高分子化合物である固体高分子電解質複合膜。
(2)電極触媒層が形成され陽極と電極触媒層が形成され陰極とにより挟持された固体高分子電解質複合膜を備え、該固体高分子電解質複合膜は、固体高分子電解質層と該固体高分子電解質層によって挟まれたポリオレフィン多孔質膜を有し、該ポリオレフィン多孔質膜が多孔内に充填された上記固体高分子電解質からなり、該ポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の固体高分子電解質複合膜(D)に対する割合が15〜90%であり、該固体高分子電解質がスルホアルキル化物を側鎖に含む芳香族炭化水素系高分子化合物である固体電解質膜/電極接合体。
(3)電極触媒層が形成され陽極と電極触媒層が形成され陰極とにより挟持された固体高分子電解質複合膜を備え、該固体高分子電解質複合膜は、固体高分子電解質層と該固体高分子電解質層によって挟まれたポリオレフィン多孔質膜を有し、該ポリオレフィン多孔質膜が多孔内に充填された上記固体高分子電解質からなり、該ポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の固体高分子電解質複合膜(D)に対する割合が15〜90%であり、該固体高分子電解質がスルホアルキル化物を側鎖に含む芳香族炭化水素系高分子化合物である固体電解質膜/電極接合体と、その両面にそれぞれ接続されたガス拡散シートと、更にその外側にそれぞれ接続されたセパレータを有する燃料電池。
上記ポリオレフィン多孔質膜に上記固体高分子電解質が充填され、上記ポリオレフィン多孔質膜の両面に存在する高分子電解質層とが密に接触し連続した構造となっている。従って、得られる複合膜の寸法変化が小さく、耐久性に優れた複合膜が得られる。また、上記ポリオレフィン多孔質膜の両面に存在する電解質層の厚さを規定することにより、複合膜の電解質としての特性を保持し、かつ耐久性を保持することができる。
上記ポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の固体高分子電解質複合膜の厚さ(D)に対する割合が20〜80%であることが好ましい。また、上記ポリオレフィン多孔質膜が上記固体高分子電解質複合膜に2層存在すると、複合膜の寸法変化率を更に押さえることができる。このポリオレフィン多孔質膜は相互に離れて存在する。上記固体高分子電解質がポリエーテルスルホンのスルホアルキル化物であることが好ましい。
本発明に用いるポリオレフィン多孔質膜は、耐熱性向上を目的として、ポリオレフィン樹脂を架橋させる成分としての熱可塑性エラストマー(ゴム状弾性体)やノルボルネンゴム等を含有させることが好ましい。熱可塑性エラストマー又はノルボルネンゴムの含有量は、分散が十分であり均質な多孔質膜が得られるという観点から適宜選択することができる。ノルボルネンゴムを含むポリオレフィン多孔質膜に電解質高分子を充填した後、上記ゴム成分を架橋することにより、ポリオレフィン多孔質膜の強度を上げ、寸法変化を押さえる。ノルボルネンゴムは、例えば特許文献3に記載されているものである。このようなポリオレフィン多孔質膜調整方法は、上記公報に詳しく記載されている。
ポリオレフィン多孔質膜自体が、重量平均分子量1×10以上の超高分子量ポリエチレンを含有することが好ましい。本発明に用いるポリオレフィン多孔質膜は、超高分子量ポリオレフィン樹脂を含有することが好ましい。超高分子量ポリオレフィン樹脂としては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン等のオレフィンの単独重合体、共重合体およびこれらの混合物等が挙げられ、これらの中では、得られる多孔質膜の高強度化の観点から、重量平均分子量1×10以上の超高分子量ポリエチレン樹脂が好ましく用いられる。なお、これらは予め公知の方法でスルホン化又はスルホアルキル化した多孔質膜を使用することも可能である。
本発明に用いるポリオレフィン多孔質膜は、空孔率が40〜90%であることが好ましい。空孔率が40%より小さいと、固体高分子電解質複合膜の抵抗が大きく、燃料電池の性能が悪くなる。空孔率が90%より大きいと、寸法変化を押さえることが難しくなり、複合化したことによる高強度化の効果が得にくくなる。
ポリオレフィン多孔質膜と高分子電解質材料を複合化する方法として、高分子電解質材料の溶液、又は分散液をポリオレフィン多孔質膜に含浸させた後、乾燥し成膜を行なう方法や、高分子電解質材料の溶液をポリオレフィン多孔質膜に塗布し、乾燥、成膜を行なう方法、ポリオレフィン多孔質膜に減圧下で高分子電解質の溶液を接触させ、その後常圧に戻して含浸させ、乾燥、成膜を行なう方法等が挙げられる。
本発明のポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)は、高分子電解質複合膜の厚さ(D)に対して、15%〜90%であることが好ましい。特に好ましくは20%〜80%である。
この割合が15%より小さいと、高分子電解質複合膜の機械強度や寸法安定性について十分ではなく、90%より大きいと高分子電解質複合膜のイオン伝導抵抗が大きくなるため、燃料電池性能が満足できるものではなくなる。
なお、本発明のポリオレフィン多孔質膜は高分子電解質複合膜中に複数層配置することも可能である。複数のポリオレフィン多孔質膜の層を配置することにより、機械強度や寸法安定性が更に良好となる。但し、この構造の複合膜は製造工程数が増えるので、コストが上昇する可能性があり、そのため製造方法を工夫するなどしてコストの上昇を押さえるのが望ましい。
本発明に用いられる電解質膜材料としてはポリエーテルスルホンのスルホアルキル化物であるスルホメチル化ポリエーテルスルホン、スルホプロピル化ポリエーテルスルホンなどが耐久性の点から好ましい。他の電解質膜材料としては、スルホアルキル化ポリエーテルエーテルケトン、スルホアルキル化ポリエーテルエーテルスルホン、スルホアルキル化ポリスルホン、スルホアルキル化ポリスルフィド、スルホアルキル化ポリフェニレン等のスルホアルキル化エンジニアプラスチック系電解質材料等が用いられる。
本発明に用いられる高分子電解質材料のスルホン酸当量としては0.5〜2.0ミリ当量/g乾燥樹脂、更には0.7〜1.6ミリ当量/g乾燥樹脂の範囲が好ましい。スルホン酸当量がこの範囲より低い場合には膜のイオン伝導抵抗が大きくなり、高い場合には水に溶解し易くなり好ましくない。
本発明の高分子電解質複合膜の厚みは特に制限はないが10〜200μmが好ましい。
特に20〜100μmが好ましい。実用に耐える膜の強度を得るには10μmより厚い方が好ましく、膜抵抗の低減つまり発電性能向上のためには200μmより薄い方が好ましい。最も好ましい厚さは30〜80μmであり、最も好ましいt/Dの割合は、35〜65%である。本発明のポリオレフィン多孔質膜及び固体高分子電解質材料には、必要に応じて酸化防止剤等の添加物を、本発明の目的を損なわない範囲で添加する事ができる。
本発明の高分子電解質複合膜は水素―酸素形燃料電池の他、燃料に液体アルコールを用いて直接燃料電池に供給するタイプのメタノール直接型燃料電池(DMFC:Direct Methanol Fuel Cell)にも使用することができる。
本発明によれば、ポリオレフィン多孔質膜と高分子電解質との化学的親和性が良く、そのため両者の密着性が優れ、高分子電解質複合膜の寸法変化率が小さいため、耐久性に優れた固体高分子電解質複合膜を提供することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
(ポリオレフィン多孔質膜1の作製)
重量平均分子量が2.5×10の超高分子量ポリエチレン3重量部と、重量平均分子量6.8×10の高密度ポリエチレン14重量部とを混合した原料樹脂と、流動パラフィン83重量部とを混合し、ポリエチレン組成物の溶液を調製した。次に、このポリエチレン組成物の溶液100重量部に、酸化防止剤0.375重量部を混合した。この混合液を攪拌機付きのオートクレーブに充填して200℃で90分間攪拌し、均一な溶液を得た。この溶液を直径45mmの押出機により、200℃のTダイから押し出し、20℃に冷却した冷却ロールで引き取りながら厚さ1.8mmのゲル状シートを形成した。得られたシートを二軸延伸機にセットし、温度105℃、製膜速度5m/分で5×5倍に同時二軸延伸を行った。
得られた延伸膜を塩化メチレンで洗浄して残留する流動パラフィンを抽出除去した。室温で乾燥した後、90℃で30秒間熱固定処理して厚さ20μm、空孔率40%のポリオレフィン多孔質膜1を得た。なお、空孔率はフィルムの単位面積S(cm)あたりの重量W(g)、平均厚みt(μm)および密度d(g/cm)から下式〔1〕により算出した値を使用した。
空孔率(%)=(1−(10×W/S/t/d))×100 …〔1〕
このポリオレフィン多孔質膜1の熱収縮率は10cm角の試料を105℃で8時間無張力の状態で静置して測定したところ、縦方向の熱収縮率が25%、横方向の熱収縮率が19%であった。
(電解質複合膜の製膜)
電解質複合膜の作製に先立って、スルホメチル化ポリエーテルスルホンSM−PES(1.1ミリ当量/g)をN,N−ジメチルアセトアミドに溶解して25重量%の電解質溶液を作製した。この溶液を上記ポリオレフィン多孔質膜1に含浸させ、ガラス基板上で電解質溶液を流延塗布した。その後、80℃で30分間、次いで120℃で30分間加熱乾燥して溶液中の溶媒を除去して電解質複合膜を作製した。得られた電解質複合膜の膜厚は40μmであった。図2にこの固体高分子電解質複合膜の断面構造図を示す。1は固体高分子電解質複合膜、7は電解質層、8は電解質が含浸された多孔質層である。
この実施例の固体電解質複合膜の厚さ(D)に対するポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の割合は50%であった。
(電極電解質一体化)
アノード及びカソードとして、カーボンブラックに白金を50wt%担持した電極触媒を用いた。この電極触媒にナフィオン(登録商標)溶液(濃度5wt%、アルドリッチ製)を電極触媒対ナフィオン溶液の重量比が1:9となる割合で秤量し、溶媒揮発させながら混合して電極触媒ペーストを得た。この電極触媒ペーストをPTFEシート上に塗布し、溶媒揮発させて乾燥して面積9cmの触媒層を形成した。触媒層中の白金量は単位面積当たり0.3mg/cmとした。この触媒層を2枚用いて、高分子電解質複合膜の両面にホットプレスにより圧着した。
(電池性能)
図1に示す固体高分子形燃料電池発電装置単セルを用いて電池性能を測定した。1は固体高分子電解質複合膜、2はアノード、3はカソード、4は膜/電極接合体、5は集電体、6はセパレータである。アノード供給ガスに水素、カソード供給ガスに空気を用い、燃料電池の温度を70℃とし、アノードの燃料利用率を70%、カソードの空気中の酸素利用率を40%として発電を行った。
(寸法変化率)
高分子電解質複合膜又は電解質膜を6cm角に裁断して試験片とした。この試料片を25℃,55%RHの条件に24時間以上保持した後、膜の縦、横の寸法を測定し膜面積(S)を算出した。次に、この試料片を80℃のイオン交換水中に24時間浸漬し、浸漬後の膜の縦、横の寸法を測定し膜面積(S)を算出した。寸法変化率(ΔS)は次式〔2〕により算出した。
ΔS(%)=(S−S)/S×100 …〔2〕
以上の寸法変化率および電池性能として電流密度0.25A/cmでの電圧を表1に示す。
(実施例2)
(ポリオレフィン多孔質膜2の作製)
重量平均分子量2×10の超高分子量ポリエチレン樹脂15重量部および流動パラフィン85重量部を、スラリー状に均一混合し、160℃の温度で二軸押し出し機を用いて溶融混練を行なった。得られた溶融混練物を16mmのフィッシュテールダイより押し出し、0℃に冷却された1.0mmのサイジングダイスによりシート状に急冷した。これらの急冷結晶化させたシート状成形物を、120℃の温度でシート厚が0.8mmになるまでヒートプレスにより圧延し、その後すぐ水冷の冷プレスで2分間で15℃に強制冷却した。次に、得られたシート状成形物を125℃の温度で縦横4×4倍に同時二軸延伸し、スポットクーラーによる空冷で1分間で20℃に強制冷却した後、ヘプタンを使用して脱溶媒処理を行なって流動パラフィンを抽出し、シート状成形物を得た。130℃で20分間熱固定処理を行なってポリオレフィン多孔質膜2を得た。
総延伸倍率は、200倍であった。このポリオレフィン多孔質膜2の熱収縮率は10cm角の試料を105℃で8時間無張力の状態で静置し測定したところ、縦方向の熱収縮率が5%、横方向の熱収縮率が8%であった。このポリオレフィン多孔質膜2を用いた以外は実施例1と同様に各種特性を調べた。
この実施例の固体電解質複合膜の厚さ(D)に対するポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の割合は63%であった。
(実施例3)
(ポリオレフィン多孔質膜3の作製)
重量平均分子量が1.2×10の超高分子量ポリエチレン樹脂15重量部、ノルボルネンゴム(日本ゼオン製、商品名:ノーソレックスNB)1.22重量部および流動パラフィン(凝固点:−15℃、40℃における動粘度が59cst、以下同じ)85重量部を、スラリー状に均一混合し、160℃の温度で二軸押し出し機を用いて溶融混練を行なった。得られた溶融混練物を16mmのフィッシュテールダイより押し出し、0℃に冷却された7.5mmのサイジングダイスによりシート状に急冷した。これらの急冷結晶化させたシート状成形物を、115℃の温度でシート厚が0.6mmになるまでヒートプレスにより圧延し、その後すぐ水冷の冷プレスにより2分間で15℃に強制冷却した。
次に、得られたシート状成形物を120℃の温度で縦横4.4×4.4倍に同時二軸延伸し、スポットクーラーによる空冷により1分間で20℃に強制冷却した後、ヘプタンを使用して脱溶媒処理を行なって流動パラフィンを抽出し、シート状成形物を得た。得られたシート状成形物を85℃で12時間熱処理して、ノルボルネンゴムを熱架橋させた後、120℃で2時間熱固定処理を行なって、ポリオレフィン多孔質膜3を得た。このポリオレフィン多孔質膜3の熱収縮率は10cm角の試料を105℃で8時間無張力の状態で静置し測定したところ、縦方向の熱収縮率が4%、横方向の熱収縮率が7%であった。このポリオレフィン多孔質膜3を用いた以外は実施例1と同様である。複合膜の厚さは40μmであった。その各種特性を実施例1と同様に調べた。
この実施例の固体電解質複合膜の厚さ(D)に対するポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の割合は40%であった。
(実施例4)
実施例3において空孔率60%のポリオレフィン多孔質膜とした以外は同様に電池性能を調べた。この実施例の固体電解質複合膜の厚さ(D)に対するポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の割合は45%であった。
(実施例5)
(ポリオレフィン多孔質膜4の作製)
重量平均分子量が1.2×10の超高分子量ポリエチレン樹脂12重量部、オレフィン系熱可塑性エラストマー(住友化学工業(株)製、商品名:TPE821、軟化温度:102℃)3重量部、ノルボルネンゴム(日本ゼオン製、商品名:ノーソレックスNB)1.22重量部および流動パラフィン(凝固点:−15℃、40℃における動粘度が59cst、以下同じ)85重量部を、スラリー状に均一混合し、160℃の温度で二軸押し出し機を用いて溶融混練を行なった。
得られた溶融混練物を16mmのフィッシュテールダイより押し出し、0℃に冷却された7.5mmのサイジングダイスによりシート状に急冷した。これらの急冷結晶化させたシート状成形物を、115℃の温度でシート厚が0.6mmになるまでヒートプレスにより圧延し、その後すぐ水冷の冷プレスで2分間で15℃に強制冷却した。次に、得られたシート状成形物を120℃の温度で縦横4.4×4.4倍に同時二軸延伸し、スポットクーラーによる空冷で1分間で20℃に強制冷却した後、ヘプタンを使用して脱溶媒処理を行なって流動パラフィンを抽出し、シート状成形物を得た。得られたシート状成形物を85℃で12時間熱処理して、ノルボルネンゴムを熱架橋させた後、120℃で2時間熱固定処理を行なって、ポリオレフィン多孔質膜4を得た。総延伸倍率は、258倍であった。この多孔質膜1は厚さ16μm、空孔率41%であった。このポリオレフィン多孔質膜4の熱収縮率は10cm角の試料を105℃で8時間無張力の状態で静置して測定したところ、縦方向の熱収縮率が5%、横方向の熱収縮率が9%であった。
この実施例の固体電解質複合膜の厚さ(D)に対するポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の割合は40%であった。
(実施例6〜7、比較例1)
表1に示すポリオレフィン多孔質膜を用いた以外は実施例3と同様に高分子電解質複合膜を作製し、各種特性を調べた。結果を表1に示す。比較例1はポリオレフィン多孔質膜を用いない場合の結果である。
実施例6における固体電解質複合膜の厚さ(D)に対するポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の割合は20%であった。また、実施例7における固体電解質複合膜の厚さ(D)に対するポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の割合は80%であった。比較例の多孔質膜厚d/複合膜厚さDの割合は0%であった。
実施例6、7の場合に得られた複合膜の厚さは50μmであった。
(実施例8)
実施例3において膜厚11μmのポリオレフィン多孔質膜を作製し、電解質溶液として実施例1の電解質溶液をポリオレフィン多孔質膜に含浸させ、ガラス基板上で電解質溶液を流延塗布し、ポリオレフィン多孔質膜が二層となるよう配置後、加熱乾燥し溶媒を除去することにより、高分子電解質複合膜を作製した。得られた高分子電解質複合膜の膜厚は50μmであった。図3にこの高分子電解質複合膜の断面構造図を示す。
この実施例の固体電解質複合膜の厚さ(D)に対するポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の割合は50%であった。
以上の結果より、本実施例の固体高分子電解質複合膜は、比較例1に比べて寸法変化率は小さく良好である、また、電流密度0.25A/cmでの電圧は、700mV以上であり良好な値である。なお、本実施例の燃料電池を10日間連続して発電したが、電圧低下は無く安定して発電できた。更に本実施例3の燃料電池を2、000時間連続して発電したが、電圧低下は無く安定して発電でき、本実施例の高分子電解質複合膜の耐久性は良好であった。
Figure 2005276747
表1から明らかなように、本発明による高分子電解質複合膜は、比較例の電解質膜に比べ、寸法安定性が極めて小さく、優れた特性を示すことが明らかである。また、電解質としての特性も失われず、むしろ高分子電解質単独の場合よりも優れているといえる。
本発明に関わる燃料電池発電装置単セルの断面図。 本発明に関わる固体高分子電解質複合膜の断面図。 本発明に関わる他の実施例による固体高分子電解質複合膜の断面図。
符号の説明
1…固体高分子電解質複合膜、2…アノード、3…カソード、4…膜/電極接合体、5…集電体、6…セパレータ、7…電解質層、8…多孔質層。

Claims (10)

  1. 固体高分子電解質層と該固体高分子電解質層によって挟まれたポリオレフィン多孔質膜を有し、該ポリオレフィン多孔質膜が多孔内に充填された固体高分子電解質からなる固体高分子電解質複合膜であって、該ポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の固体高分子電解質複合膜の厚さ(D)に対する割合が15〜90%であり、該固体高分子電解質がスルホアルキル化物を側鎖に含む芳香族炭化水素系高分子化合物であることを特徴とする固体高分子電解質複合膜。
  2. 該ポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の固体高分子電解質複合膜の厚さ(D)に対する割合が20〜80%であることを特徴とする請求項1記載の固体高分子電解質複合膜。
  3. 上記ポリオレフィン多孔質膜が上記固体高分子電解質複合膜に2層存在することを特徴とする請求項1記載の固体高分子電解質複合膜。
  4. 上記固体高分子電解質がポリエーテルスルホンのスルホアルキル化物である請求項1記載の固体高分子電解質複合膜。
  5. ポリオレフィン多孔質膜が熱可塑性エラストマー又はノルボルネンゴムを含有してなる請求項1記載の固体高分子電解質複合膜。
  6. ポリオレフィン多孔質膜が重量平均分子量1×10以上の超高分子量ポリエチレンを含有することを特徴とする請求項1記載の固体高分子電解質複合膜。
  7. 電極触媒層が形成され陽極と電極触媒層が形成され陰極とにより挟持された固体高分子電解質複合膜を備え、該固体高分子電解質複合膜は、固体高分子電解質層と該固体高分子電解質層によって挟まれたポリオレフィン多孔質膜を有し、該ポリオレフィン多孔質膜が多孔内に充填された上記固体高分子電解質からなり、該ポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の固体高分子電解質複合膜(D)に対する割合が15〜90%であり、該固体高分子電解質がスルホアルキル化物を側鎖に含む芳香族炭化水素系高分子化合物であることを特徴とする固体電解質膜/電極接合体。
  8. 該ポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の固体高分子電解質複合膜の厚さ(D)に対する割合が20〜80%であることを特徴とする請求項7記載の固体電解質膜/電極接合体。
  9. 電極触媒層が形成された陽極と電極触媒層が形成された陰極とにより挟持された固体高分子電解質複合膜を備え、該固体高分子電解質複合膜は、固体高分子電解質層と該固体高分子電解質層によって挟まれたポリオレフィン多孔質膜を有し、該ポリオレフィン多孔質膜が多孔内に充填された上記固体高分子電解質からなり、該ポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の固体高分子電解質複合膜(D)に対する割合が15〜90%であり、該固体高分子電解質がスルホアルキル化物を側鎖に含む芳香族炭化水素系高分子化合物である固体電解質膜/電極接合体と、その両面にそれぞれ接続されたガス拡散シートと、更にその外側にそれぞれ接続されたセパレータを有する単位セルを備えたことを特徴とする燃料電池。
  10. 該ポリオレフィン多孔質膜の厚さ(t)の固体高分子電解質複合膜の厚さ(D)に対する割合が20〜80%であることを特徴とする請求項9記載の燃料電池。
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