JP2005275622A - 自動改札機 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗車券媒体の再利用を可能とし且つ乗車券媒体の再利用による乗車券媒体の磨耗や劣化の影響によるトラブルを未然に防止することが可能な自動改札機
【解決手段】自動改札機は、乗車券媒体を受け取る受取手段(4)と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体に記録された情報を読み取る読取手段(6)と、前記読取手段により読み取られた情報に基づき改札処理を行なう改札手段(1、2、3)と、前記読取手段により読み取られた情報に含まれる再発行回数を示す情報に基づき前記受取手段により受け取られた乗車券媒体の再利用可否を判断する再利用判断手段(3)と、前記再利用判断手段により再利用可能と判断された乗車券媒体を保留する再利用処理手段(13)と、前記再利用判断手段により再利用不能と判断された乗車券媒体を回収する回収手段(11、12)とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄道などの駅に設置される自動改札機に関する。
現在、自動改札機を利用する旅客が増加し、自動改札機が活躍している。自動改札機で使用される乗車券媒体も様々なのもが開発されてきた。定期券(PET券)、エドモンソン券、大型券(紙券)、SF(stored fare)カード、無線カード(ICカード)と利用目的に応じて使用される媒体の種類も多くなっている。定期券、SFカード、無線カードは確かに普及しており、鉄道を頻繁に使用する利用客は、それら3種類の媒体を手にしていることも事実である。
しかし、鉄道を頻繁に使用しない客は、定期券やカードを持つ必要性がなく、エドモンソン券(一般的に切符とよばれる)を購入することになる。また、鉄道を頻繁に使用する利用客の中には、割引のある回数券を購入することも珍しくはない。回数券は特定の区間、特定の時間及び、特定の曜日にのみ使用可能になるが、その制限があるため安く購入できる。そのため、回数券を利用する旅客も多くなっている。通常、回数券には、エドモンソン券が使用されている。つまり、SFカードや無線カードが普及しているが、エドモンソン券(つまり、紙券)も多く使用されている。
エドモンソン券は、目的地の到着駅にて自動改札機で回収される。回収された券は廃却されトイレットペーパーなどに再利用されている。しかし、今現在では回収される券は1回しか使用されていないため、まだまだ、乗車券媒体として使用できるものが多い。しかし、エドモンソン券1枚当たりの原価が非常に安いということから、1回の使用で破棄されている。
上記したように、まだまだ使用可能な媒体を廃却しているため、非常に無駄がある。また、廃却処理は、駅員が自動改札機の集札箱から袋に入れなおし廃却業者に渡す。通過人員の多い駅では数時間に1回は駅員が集札箱を開け、廃却処理を行なう必要がある。1台、2台程度の設置駅では、たいした時間にはならないが、10台、20台と数多くの自動改札機が設置されている駅では、時間のかかる作業になってしまう。このように、乗車券媒体を1回の使用で破棄するため駅員の負担も多くなってしまっている。
例えば、媒体を複数回利用することを可能とする媒体リサイクル装置が提案されている(特許文献1参照)。この媒体リサイクル装置は、リライトカードの受け取りに対応してこのリライトカードをプールし、既にプールされている別のリライトカードを排出するというものである。
特開平9−35095
しかしながら、乗車券媒体を無制限に繰り返し再利用すると、乗車券媒体の磨耗や劣化などの影響から正しい改札処理ができなくなるという問題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたものであり、乗車券媒体の再利用を可能とし且つ乗車券媒体の再利用による乗車券媒体の磨耗や劣化の影響によるトラブルを未然に防止することが可能な自動改札機を提供することにある。
この発明の自動改札機は、以下のように構成されている。
自動改札機は、乗車券媒体を受け取る受取手段と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた情報に基づき、改札処理を行なう改札手段と、前記読取手段により読み取られた情報に含まれる再発行回数を示す情報に基づき、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体の再利用可否を判断する再利用判断手段と、前記再利用判断手段により再利用可能と判断された乗車券媒体を保留する再利用処理手段と、前記再利用判断手段により再利用不能と判断された乗車券媒体を回収する回収手段とを備えている。
本発明によれば、乗車券媒体の再利用を可能とし且つ乗車券媒体の再利用による乗車券媒体の磨耗や劣化の影響によるトラブルを未然に防止することが可能な自動改札機を提供できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明の一例に係る自動改札機の概略構成を示す図である。図1に示すように、自動改札機は、主制御部1、駆動機構2、判定部3、投入口4、分離整列部5、磁気処理部6、搬送保留部7、パンチ印刷部8、放出部9、取出口10、第1集札箱11、第2集札箱12、発券保留部13、反転部14、及び無線通信部15などを備えている。
この自動改札機は、磁気方式(接触型)の乗車券媒体及びICチップを内蔵したIC方式の乗車券媒体の両方に対応して改札処理を行なうことができる。なお、本実施形態では、ICチップを内蔵したIC方式の乗車券媒体の一例として、無線IC方式(非接触型)の乗車券媒体を取り上げて説明する。
利用者により投入される磁気方式の乗車券媒体は、投入口4を介して受け取られる。つまり、投入口4は、磁気方式の乗車券媒体を受け取る受け取り手段として機能する。投入口4を介して受け取られた乗車券媒体は、分離整列部5を介して搬送路上へ送り出される。分離整列部5は、乗車券媒体の向きを整え搬送路上へ送り出す。或いは、分離整列部5は、複数枚一括投入されたこれら複数枚の乗車券媒体を1枚ずつ分離して搬送路上へ送り出す。
磁気処理部6は、分離整列部5から送り出される乗車券媒体に記録された情報を読み取る。つまり、磁気処理部6は、乗車券媒体に記録された情報を読み取る読取手段として機能する。また、磁気処理部6は、分離整列部5から送り出される乗車券媒体に対して必要な情報を書き込む。さらに、磁気処理部6は、乗車券媒体に対して書き込まれた情報を読出し正しく情報が書きこまれたことを確認する(ベリファイ)。搬送保留部7は、例えば、複数枚一括投入された複数枚の乗車券媒体に基づく改札判定時に、一時的に何枚かの乗車券媒体を保留する。パンチ印刷部8は、磁気処理部6を経由した乗車券媒体に対して、必要に応じてパンチ処理や印刷処理を施す。
判定部3は、磁気処理部6により乗車券媒体から読み取った情報に基づき、各種判定処理を行なう。例えば、判定部3は、乗車券媒体の有効乗車区間や有効期限に基づき入場改札又は出場改札の可否を判定する。つまり、判定部3は、乗車券媒体から読み取られた情報に基づき改札処理を行なう改札手段として機能する。主制御部1は、判定部3からの判定結果に基づき、改札ドアや搬送路上のゲートなどの駆動機構2を制御する。この主制御部1の制御により、つまり判定結果に基づき改札ドアが開閉したり、搬送路上のゲートの駆動により乗車券媒体の搬送先が制御されたりする。即ち、この主制御部1も、改札手段として機能する。
搬送路上のゲートの駆動に伴い、例えば、乗車券媒体は、放出部9を経由して取出口10から排出される。或いは、乗車券媒体は、第1集札箱11に回収されたり、第2集札箱12に回収されたりする。或いは、乗車券媒体は、再利用処理手段としての発券保留部13へ回送される。発券保留部13に保留された乗車券媒体は、必要に応じて、反転部14を経由して、再利用(発行)される。この再利用については後に詳しく説明する。
一方、利用者により翳される無線IC方式の乗車券媒体は、無線通信部15により処理される。無線通信部15は、利用者により翳される乗車券媒体に記録された情報を読み取る。つまり、無線通信部15は、無線IC方式の乗車券媒体に記録された情報を読み取る読取手段として機能する。また、無線通信部15は、利用者により翳される乗車券媒体に対して必要な情報を書き込む。
判定部3は、無線通信部15により乗車券媒体から読み取った情報に基づき、各種判定処理を行なう。例えば、判定部3は、乗車券媒体に記録された有効乗車区間や有効期限或いは金額情報等に基づき入場改札又は出場改札の可否を判定する。つまり、判定部3は、乗車券媒体から読み取られた情報に基づき改札処理を行なう改札手段として機能する。主制御部1は、判定部3からの判定結果に基づき、改札ドアなどの駆動機構2を制御する。この主制御部1の制御により、つまり判定結果に基づき改札ドアが開閉する。即ち、この主制御部1も、改札手段として機能する。
次に、図2を参照して、発券保留部13の構成について説明する。図2は、発券保留部の概略構成を示す図である。例えば、発券保留部13は、パンチ印刷部8を経由した乗車券媒体を再利用可能な状態で保留することができる。つまり、発券保留部13は、乗車券媒体を再利用可能な状態で保留する再利用処理手段として機能する。反転部14は、発券保留部13から取り出される乗車券媒体を反転し、反転した乗車券媒体を磁気処理部6へ送り込む。
発券保留部13は、媒体サイズ相当の箱型の保留機構13aを備えている。発券保留部13に回収される再利用可能な乗車券媒体は、箱型の保留機構13a内に順次積み上げられる。箱型の保留機構13a内に積み上げられた乗車券媒体は、最下位のものから順次取り出される。
取り出し方法は、例えば複数のローラR1,R2,R3から構成される分離機構13bを用いて、ローラR1,R3(下ローラ)を正転させ、ローラR2(上ローラ)を逆転させることで、媒体を分離させる。このとき、ローラR1,R3(下ローラ)とローラR2(上ローラ)の速度関係を、「上(逆転)ローラ回転速度<下(正転)ローラ回転速度」に制御することにより、媒体を分離させることができる。また、各ローラR1,R2,R3は1つのモータで駆動させる。
次に、図3を参照して、発券保留部13により乗車券媒体を保留する保留処理について説明する。図3は、発券保留部13により乗車券媒体を保留する保留処理を説明するための図である。
利用者により投入された乗車券媒体(例えば磁気券)は、投入口4を介して受け取られる。投入口4を介して受け取られた乗車券媒体は、分離整列部5を介して搬送路上へ送り出され、磁気処理部6により磁気処理を受ける。磁気処理部6は、乗車券媒体から情報を読み取り、また必要に応じて乗車券媒体に対して情報を書き込み、書き込んだ情報を読み取って正しく情報が書きこまれたことを確認する。判定部3は、磁気処理部6により乗車券媒体から読み取った情報に基づき、入場改札又は出場改札の可否を判定するとともに、乗車券媒体の再利用の可否も判定する。つまり、判定部3は、乗車券媒体の再利用可否を判断する再利用判断手段として機能する。例えば、判定部3は、利用者に対して返却不要な乗車券媒体を再利用対象の乗車券媒体と判定する。つまり、判定部3は、1回限りの乗降に利用可能な乗車券媒体による出場改札時に、この乗車券媒体を再利用対象の乗車券媒体と判定する。
判定部3が改札許可判定を下し、さらに再利用可能判定を下すと、磁気処理部6は乗車券媒体に記録されている情報を消去する。つまり、磁気処理部6は、再利用可能と判断された乗車券媒体に記録された情報を消去する再利用処理手段として機能する。また、磁気処理部6の後続のパンチ印刷部8によるパンチ処理及び印刷処理は省略される。さらに、主制御部1が、判定部3による再利用可能判定に基づき駆動機構2を制御し、搬送路上のゲートの駆動により乗車券媒体を発券保留部13へ導く。つまり、パンチ印刷部8を経由した乗車券媒体は、発券保留部13へ回収される。このように、再利用の対象となる乗車券媒体に記録されている情報(磁気情報)を予め消去することにより、発券保留部13に保留される再利用待ちの乗車券媒体が紛失や盗難にあった場合でも、悪用を防止することができる。なお、再利用の対象となる乗車券媒体に記録されている情報(磁気情報)を、再利用時(発券時)に消去するようにしてもよい。
判定部3が改札許可判定を下し、さらに再利用不能判定を下すと、主制御部1が、判定部3による再利用可能判定に基づき駆動機構2を制御し、搬送路上のゲートの駆動により乗車券媒体を第1集札箱11又は第2集札箱12へ導く。つまり、第1集札箱11又は第2集札箱12は、回収手段として機能する。
次に、図4を参照して、発券保留部13により乗車券媒体を発行する発行処理について説明する。図4は、発券保留部13により乗車券媒体を発行する発行処理を説明するための図である。
主制御部1の発券指示に対応して、発券保留部13の保留機構13aに積層されて保留されている乗車券媒体は、分離機構13bにより1枚ずつ取り出される。取り出された乗車券媒体は、反転部14を経由し、磁気処理部6へ搬送される。磁気処理部6は、乗車券媒体上の全てのトラックに対して情報を書き込み、書き込まれた情報を読出し正しく情報が書きこまれたことを確認する(ベリファイ)。磁気処理部6の後続のパンチ印刷部8は、乗車券媒体上の券面印刷を消去し、この乗車券媒体上に必要な情報を印刷する。つまり、磁気処理部6及びパンチ印刷部8は、発券保留部13に保留された乗車券媒体に記録された不要な情報を消去し必要な情報を記録しこの乗車券媒体を発行する発行処理手段として機能する。
図5に示すように、パンチ印刷部8は、パンチユニット8a、パンチストッパ8b、ヒートローラ8c、表面印刷用サーマルヘッド8d、裏面印刷用サーマルヘッド8eを備えている。パンチストッパ8bはパンチ処理の必要な乗車券媒体の搬送を停止させ、パンチユニット8aはパンチストッパ8bにより搬送が停止された乗車券媒体に対してパンチを施す。ヒートローラ8cは、乗車券媒体上の券面印刷を消去する。表面印刷用サーマルヘッド8dは、乗車券媒体の第1面(表面)に対して必要な情報を印刷する。裏面印刷用サーマルヘッド8e、乗車券媒体の第2面(裏面)に対して必要な情報を印刷する。パンチ印刷部8による必要処理を受けた乗車券媒体は、放出部9を経由して取出口10から排出される。
なお、上記説明では、発券時に乗車券媒体上の券面印刷を消去するケースについて説明したが、発券保留部13により乗車券媒体を保留する前に、パンチ印刷部8のヒートローラ8cにより乗車券媒体上の券面印刷を消去するようにしてもよい。つまり、乗車券媒体から読み取られた情報に基づき判定部3が改札許可判定を下し、さらに再利用可能判定を下し、磁気処理部6が乗車券媒体に記録されている磁気情報を消去した後、磁気処理部6の後続のパンチ印刷部8のヒートローら8cが乗車券媒体上の券面印刷を消去する。発券保留部13は、パンチ印刷部8(ヒートローら8c)により券面印刷が消去された乗車券媒体を保留する。これにより、発券時の処理時間を短縮することができる。さらに、発券保留部13に保留される再利用待ちの乗車券媒体が紛失や盗難にあって場合でも、悪用を防止することができる。
次に、図6及び図7を参照して、判定部3による再利用可否判定について説明する。図6は、判定部3による再利用可否判定に基づく乗車券媒体の回収処理を説明するための図である。図7は、判定部3による再利用可否判定に基づく乗車券媒体の回収処理を説明するためのフローチャートである。
乗車券媒体は、使用頻度(再利用頻度)に応じて、汚れや破損等が生じる。汚れや破損が生じた乗車券媒体を、そのまま再利用すると正しい改札判定ができなくなるおそれがある。そこで、再利用の対象となる乗車券媒体の再利用に一定の回数制限を設け、この回数制限の条件を満たす乗車券媒体を再利用し、この回数制限の条件を満たさない乗車券媒体を再利用しないようにする。
そのために、磁気処理部6は、発券保留部13から搬送される乗車券媒体に対して、つまり再利用対象の乗車券媒体に対して、再発行回数を示す情報(例えば再発行の度に1ビット)を記録する。これに対応して、この自動改札機が再利用された乗車券媒体を受け取った場合には、判定部3は、乗車券媒体に記録された再発行回数を示す情報を読み取り(ST1)、この再発行回数を示す情報に基づき再利用の可否を判定する(ST2)。
例えば10回の使用を再利用の回数の上限として設定すると、判定部3は乗車券媒体から読み取った再発行回数を示す情報からこの乗車券媒体の再発行が10回未満であることを検知すると(ST2、YES)再利用可能と判断し、主制御部1は駆動機構2を制御し乗車券媒体を発券保留部13へ回収させる(ST3)。逆に、判定部3は乗車券媒体から読み取った再発行回数を示す情報からこの乗車券媒体が既に10回再発行されていることを検知すると(ST2、NO)再利用不可と判断し、主制御部1は駆動機構2を制御し乗車券媒体を第1集札箱11又は第2集札箱12へ回収させる(ST4)。
次に、乗車券媒体を再利用目的で保留するケース、及び保留された乗車券媒体を発行するケースの一例について説明する。
例えば、自動改札機が、乗り換え口に設置されるケースを想定する。駅Aから駅Bまでの乗車区間AB、及び駅Bから駅Cまでの乗車区間BCを想定する。駅Bには、乗車区間ABから乗車区間BCへの乗り換え口が設置されており、この乗り換え口には、上記説明した自動改札機が設置されている。また、駅A及び駅Bは、磁気券及び無線ICカードの両方に対応した自動改札機が設置された駅であると仮定する。これに対して、駅Cは、磁気券だけに対応した自動改札機が設置された駅であると仮定する。つまり、駅Cは、非無線ICカード対応の駅である。
乗車区間ABで有効な磁気券AB及び乗車区間BCで有効な磁気券BCを所有した利用者が、乗り換え口を経由して乗車区間ABから乗車区間BCへ移るために、これら磁気券AB及び磁気券BCを一括して自動改札機に投入するとする。この場合、判定部3は、これら磁気券AB及び磁気券BCから読み取られた情報に基づき乗り換え改札の可否を判定し、さらにこれら磁気券AB及び磁気券BCの再利用の可否も判定する。判定部3が、乗り換え改札可能の判定を下し、磁気券ABの再利用可能判定を下し、磁気券BCの返却判定を下すと、主制御部1の制御により駆動機構2が制御され、磁気券ABは発券保留部13へ導かれ再利用のために保留され、磁気券BCは放出部9へ導かれ取出口10から返却される。つまり、磁気券ABは、この乗り換え口を通過した後は不要であり回収され再利用に供される。一方の磁気券BCは、この乗り換え口を通過した後も必要であり返却される。
次に、乗車区間ABCで有効な無線ICカードABCを所有した利用者が、乗り換え口を経由して乗車区間ABから乗車区間BCへ移るために、この無線ICカードABCを自動改札機に翳すとする。この場合、判定部3は、この無線ICカードABCから読み取られた情報に基づき乗り換え改札の可否を判定し、さらに発券の必要性も判定する。例えば、判定部3は、予め非ICカード対応の駅リストを保持しており、無線ICカードによる最終出場駅である駅Cが非ICカード対応の駅に該当すると判断すると、発券の必要性ありと判定する。これに伴い、発券保留部13から磁気券が取り出され、磁気処理部6によりこの磁気券に対して駅C(最終出場駅)で出場可能な情報が記録され、この磁気券(再利用された券)が取出口10から発行される。利用者は、取出口10から発行された磁気券(再利用された券)を受け取ることにより、非ICカード対応の駅C(最終出場駅)で改札処理を受けることが可能となる。
或いは、上記した以外に、この自動改札機の発券保留部13による保留発行機能を利用することにより、汚損券や破損券の代替発行も可能となる。つまり、自動改札機は、受け取った乗車券媒体の汚損や破損を検知する検知手段を備え、この検知手段により乗車券媒体の汚損や破損を検知すると、この乗車券媒体を回収するとともに(返却しない)この乗車券媒体に記録されている情報を、発券保留部13から取り出した乗車券媒体に書き写し、情報が書き写された乗車券媒体を発行する。これにより、汚損券や破損券が致命的な状態になる前に、状態の良い券へ置き換えることができる。
或いは、上記した以外に、この自動改札機の発券保留部13による保留発行機能を利用することにより、メンテナンスの作業効率の向上を図ることができる。つまり、自動改札機は、乗車券媒体を受け取ることなく、発券保留部13に保留された乗車券媒体を取り出して、この乗車券媒体にテスト情報を書き込んだり、書き込んだテスト情報が正しく書きこまれているか確認したりすることができる。しかも、このメンテナンスに利用された乗車券媒体は無駄にならずに、実際の改札処理において再利用(発行)することもできる。
この自動改札機によれば、下記の作用効果が得られる。
(1)従来、自動改札機で使用された媒体(エドモンソン券)は、1回の乗降での使用で破棄されている。1回の乗降での使用では媒体自体の品質は良好であるにもかかわらず、媒体を廃却しているため、非常に無駄がある。また、1回の乗降での使用後に媒体を破棄するため、駅員の負担も多くなってしまっている。この発明の一例の自動改札機は、再利用可能な媒体を保留し、必要に応じて保留した媒体を発行(再利用)する。これにより資源を効率良く利用することができ、また駅員の負担を軽減することもできる。
(2)この発明の一例の自動改札機は、再利用可能な媒体を保留する前に、媒体の券面印刷を消去する。これにより、発券保留部に保留されている媒体の券面印刷が消去されているので、万一の紛失や盗難にあった場合でも、悪用を防止することができる。さらに、発券時の処理時間を短縮することもできる。
(3)この発明の一例の自動改札機は、再利用回数を制限して乗車券媒体を再利用したり、汚損や破損を検出して汚損や破損の酷い媒体を代替発行したりすることができる。これにより、汚損や破損の酷い不良券による自動改札機の故障を未然に防止することができる。また、汚損や破損により利用者が券面の内容を確認できないという事態も防止できる。
なお、上記説明では、一例として磁気券の再利用について説明したが、この発明はこれだけに限定されるものではない。例えば、自動改札機が、利用者からICカードを受け取りこのICカードに記録された情報に基づき改札処理を行なう場合、回収可能なICカードについては発券保留部で保留し、必要に応じてこの発券保留部に保留されたICカードを発行するようにしてもよい。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
この発明の一例に係る自動改札機の概略構成を示す図である。 図1に示す自動改札機に適用される発券保留部の概略構成を示す図である。 発券保留部により乗車券媒体を保留する保留処理を説明するための図である。 発券保留部により乗車券媒体を発行する発行処理を説明するための図である。 図1に示す自動改札機に適用されるパンチ印刷部の概略構成を示す図である。 再利用回数の上限設定に伴う乗車券媒体の回収又は保留処理を説明するための図である。 再利用回数の上限設定に伴う乗車券媒体の回収又は保留処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…主制御部、2…駆動機構、3…判定部、4…投入口、5…分離整列部、6…磁気処理部、7…搬送保留部、8…パンチ印刷部、9…放出部、10…取出口、11…第1集札箱、12…第2集札箱、13…発券保留部、14…反転部、15…無線通信部

Claims (6)

  1. 乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた乗車券媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた情報に基づき、改札処理を行なう改札手段と、
    前記読取手段により読み取られた情報に含まれる再発行回数を示す情報に基づき、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体の再利用可否を判断する再利用判断手段と、
    前記再利用判断手段により再利用可能と判断された乗車券媒体を保留する再利用処理手段と、
    前記再利用判断手段により再利用不能と判断された乗車券媒体を回収する回収手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札機。
  2. 乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた乗車券媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた情報に基づき、改札処理を行なう改札手段と、
    前記読取手段により読み取られた情報に含まれる再発行回数を示す情報に基づき、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体の再利用可否を判断する再利用判断手段と、
    前記再利用判断手段により再利用可能と判断された乗車券媒体を保留する再利用処理手段と、
    前記再利用判断手段により再利用不能と判断された乗車券媒体を回収する回収手段と、
    前記再利用処理手段に保留された乗車券媒体の発行の必要性を判断し、前記再利用処理手段に保留された乗車券媒体に再発行回数を示す情報を含む必要な情報を記録し、この乗車券媒体を発行する発行処理手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札機。
  3. 接触型の乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた接触型の乗車券媒体に記録された情報の読み取り、及び受け取り不要な非接触型の乗車券媒体に記録された情報の読み取りを行なう読取手段と、
    接触型の乗車券媒体から読み取られた情報に基づく改札処理、及び非接触型の乗車券媒体から読み取られた情報に基づく改札処理を行なう改札手段と、
    接触型の乗車券媒体から読み取られた情報に含まれる再発行回数を示す情報に基づき、この接触型の乗車券媒体の乗車券媒体の再利用可否を判断する再利用判断手段と、
    前記再利用判断手段により再利用可能と判断された接触型の乗車券媒体を保留する再利用処理手段と、
    前記再利用判断手段により再利用不能と判断された接触型の乗車券媒体を回収する回収手段と、
    非接触型の乗車券媒体から読み取られた情報に基づき、接触型の乗車券媒体の発行の必要性を判断し、必要に応じて前記再利用処理手段に保留された接触型の乗車券媒体に再発行回数を示す情報を含む必要な情報を記録し、この接触型の乗車券媒体を発行する発行処理手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札機。
  4. 磁気方式の乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた磁気方式の乗車券媒体に記録された情報の読み取り、及び受け取り不要な無線IC方式の乗車券媒体に記録された情報の読み取りを行なう読取手段と、
    磁気方式の乗車券媒体から読み取られた情報に基づく改札処理、及び無線IC方式の乗車券媒体から読み取られた情報に基づく改札処理を行なう改札手段と、
    磁気方式の乗車券媒体から読み取られた情報に含まれる再発行回数を示す情報に基づき、この磁気方式の乗車券媒体の乗車券媒体の再利用可否を判断する再利用判断手段と、
    前記再利用判断手段により再利用可能と判断された磁気方式の乗車券媒体の磁気記録情報及び印刷記録情報を消去し、保留する再利用処理手段と、
    前記再利用判断手段により再利用不能と判断された磁気方式の乗車券媒体を回収する回収手段と、
    無線IC方式の乗車券媒体から読み取られた情報に基づき、磁気方式の乗車券媒体の発行の必要性を判断し、必要に応じて前記再利用処理手段に保留された磁気方式の乗車券媒体に再発行回数を示す情報を含む必要な情報を磁気記録し、この磁気方式の乗車券媒体を発行する発行処理手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札機。
  5. 前記発行処理手段は、無線IC方式の乗車券媒体から読み取られた情報に基づき、必要に応じて乗り継ぎ用の磁気方式の乗車券媒体を発行することを特徴する請求項4に記載の自動改札機。
  6. 前記発行処理手段は、無線IC方式の乗車券媒体から読み取られた情報に基づき、この無線IC方式の乗車券媒体による最終出場駅が非無線ICカード対応であると判断した場合に、前記再利用処理手段に保留された磁気方式の乗車券媒体に対して前記最終出場駅で出場可能な情報を磁気記録し、この磁気方式の乗車券媒体を発行することを特徴する請求項4に記載の自動改札機。
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