JP2005270851A - ガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物及びそれを使用した炭化水素の流動接触分解方法 - Google Patents

ガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物及びそれを使用した炭化水素の流動接触分解方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 FCC装置で炭化水素を接触分解する際に、フォージャサイト型ゼオライトを含有する流動接触分解触媒組成物に添加して使用することにより、高オクタン価のガソリンを得ると同時にブテン、プロピレンなどの低級オレフィンを高収率で得ることができる触媒組成物及びフォージャサイト型ゼオライトを含有する流動接触分解触媒組成物に該触媒組成物を添加した触媒の存在下炭化水素の流動接触分解方法の提供。
【解決手段】 ペンタシル型ゼオライトと無機酸化物マトリックスとからなるガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物であって、該触媒組成物の全細孔容積が0.30ml/g以上で、かつ、平均細孔直径が100±20nmの範囲にあり、全細孔容積に対する細孔直径100±20nm範囲の細孔容積の占める割合が50%以上であることを特徴とするガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物及びフォージャサイト型ゼオライトを含有する流動接触分解触媒組成物に該触媒組成物を添加した触媒の存在下炭化水素の流動接触分解方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、炭化水素を接触分解触媒組成物と接触させて製造されるガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィンを増加させる触媒組成物及びそれを使用した炭化水素の流動接触分解方法に関し、さらに詳しくは、ペンタシル型ゼオライトと無機酸化物マトリックスとからなる触媒組成物であって、特定の細孔構造を有するガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物及びそれを使用した炭化水素の流動接触分解方法に関する。
製油所の炭化水素流動接触分解装置(FCC装置)では、原料炭化水素を接触分解してガソリン留分を製造することが主目的であり、ガソリンは高オクタン価であることが望まれている。また、製油所によっては、FCC装置で原料炭化水素を接触分解してガソリン留分を生成すると同時に石油化学原料である低級オレフィン、特に、プロピレン、ブテンの生産量を高めることが要求される場合がある。
従来、炭化水素を接触分解してガソリンを製造する接触分解触媒組成物としてフォージャサイト型ゼオライトを含有する触媒組成物(フォージャサイト型ゼオライト系触媒組成物)が広く使用されている。フォージャサイト型ゼオライト系触媒組成物は、アモルファス系触媒組成物に比較して炭化水素の分解活性は高いが、得られるガソリンのオクタン価が低く、また、オレフィン量が少ないという問題があった。
そこで、生成ガソリンのオクタン価を改善するために炭化水素のFCC装置で使用されるフォージャサイト型ゼオライト系流動接触分解触媒組成物に、ZSM−5などのペンタシル型ゼオライトを含有する触媒組成物(添加剤ということがある)を混合して接触分解する方法が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、炭化水素供給原料のクラッキング方法において、クラッキング触媒を基準として0.01〜1重量%の量の、12以上のシリカ/アルミナモル比と1〜12の制御指数とをもつ粒状の形状選択性促進剤をクラッキング触媒に添加することを特徴とする炭化水素供給原料のクラッキング方法が開示されており、形状選択性促進剤がZSM−11、ZSM−12、ZSM−23、ZSM−35、ZSM−38及びZSM−5であることが記載されている。
また、特許文献2には、流動接触分解(FCC)工程において製造されるガソリンのオクタン価を向上させると同時にガソリン収率の低下を減少させるゼオライト含有触媒が開示されている。該触媒は、ZSM−11、ZSM−12、ZSM−35、ZSM−38及びZSM−5である中程度の孔径のゼオライト添加物を周期律表のIA族、IIA族又はIIIA族の一種又は多種の元素から選ばれた陽イオンでゼオライト添加物を部分的にイオン交換することを特徴とする。
しかし、従来のガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィンを増加させる触媒組成物の改良は、ゼオライトの変性に重点が置かれ、触媒の細孔構造の改良については注目されていなかった
一方、本発明者らは、特許文献3において、炭化水素接触分解用触媒組成物における触媒の細孔構造に関して、ボトム分解には触媒のメソ細孔のみならずマクロ細孔をも有することが重要であることを提案した。しかし、該公報には、ガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィンを増加させることに関する記載はない。
特開昭57−51790号公報 特開平5−214347号公報 特開平10−128121号公報
本発明の目的は、ペンタシル型ゼオライトと無機酸化物マトリックスとからなる特定の細孔構造を有する触媒組成物であって、FCC装置内で使用されるフォージャサイト型ゼオライトを含有する炭化水素流動接触分解触媒組成物(FCC触媒)に添加剤として添加して、ガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィンを増加させるのに優れた効果を有する触媒組成物及びそれを使用した炭化水素の流動接触分解方法を提供する点にある。
従来、重質炭化水素の接触分解触媒組成物の細孔構造については種々提案されているが、ガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物の細孔構造に関してはほとんど注目されていなかった。本発明者らは、該触媒組成物においても触媒のメソ細孔のみならずマクロ細孔をも有することが重要であることを見いだし本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の第1は、ペンタシル型ゼオライトと無機酸化物マトリックスとからなるガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物であって、該触媒組成物の全細孔容積が0.30ml/g以上で、かつ、平均細孔直径が100±20nmの範囲にあり、全細孔容積に対する細孔直径100±20nm範囲の細孔容積の占める割合が50%以上であることを特徴とするガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物に関する。
本発明の第2は、前記ガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物が無水リン酸を含有することを特徴とする請求項1記載のガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物に関する。
本発明の第3は、前記ペンタシル型ゼオライトがZSM−5であることを特徴とする請求項1または2記載のガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物に関する。
本発明の第4は、炭化水素を流動接触分解触媒組成物の存在下に接触分解条件下で流動接触分解する方法において、フォージャサイト型ゼオライトを含有する炭化水素流動接触分解触媒組成物に請求項1〜3のいずれかに記載のオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物を0.5〜10重量%の範囲で混合した触媒を使用することを特徴とする炭化水素の流動接触分解方法に関する。
本発明でのペンタシル型ゼオライトとしては、例えば、ZSM−5、ZSM−11、ZSM−12、ZSM−22、ZSM−23、ZSM−35、ZSM−38、ZSM−48などのゼオライトが例示される。特に、ZSM−5は酸強度の強い固体酸を有し、高い形状選択性を示すため、ガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加効果が大きいので好適である。
本発明での無機酸化物マトリックスには、通常、ゼオライトを含有する炭化水素流動接触分解用触媒組成物に使用される無機酸化物マトリックスが使用可能であリ、例えば、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、アルミナ−ボリア、チタニア、ジルコニア、シリカ−ジルコニア、珪酸カルシウム、カルシウムアルミネート、などの無機酸化物、カオリン、ベントナイト、ハロイサイトなどの粘土鉱物などを挙げることができる。特に、シリカ、カオリン、含水微粉ケイ酸及びアルミナからなる無機酸化物マトリックスが好適に使用される。
本発明のオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物は、前述の無機酸化物マトリックス中に前述のペンタシル型ゼオライトが10〜40重量%の範囲で均一に分散していることが好ましい。該ペンタシル型ゼオライトの量が10重量%より少ない場合には、該触媒組成物の使用量を多くしないと所望のオクタン価及び/又は低級オレフィン増加効果が得られない場合があり、該触媒組成物の使用量を多くするとFCC触媒の使用量が少なくなり、炭化水素の分解活性が低下することがある。また、該ペンタシル型ゼオライトの量を40重量%より多くしても、該ゼオライトの量が40重量%の場合に比較してオクタン価及び/又は低級オレフィン増加効果が変わらないので経済的でない。該触媒組成物中のペンタシル型ゼオライトの含有量は、更に好ましくは15〜20重量%の範囲が望ましい。
本発明の触媒組成物の細孔分布は、該触媒組成物を600℃で1時間前処理した試料を水銀圧入法で水銀の接触角130°、表面張力480dyn/cmの値を用いて細孔直径5.5nm以上の細孔について測定したものである。該触媒組成物の全細孔容積(PV)は0.30ml/g以上である。該触媒組成物の全細孔容積(PV)が0.30ml/gより小さい場合には、液化石油ガス(LPG)やプロピレンなどの生成量の増加割合が少なく、また、ガソリンのオクタン価の増加も小さい。該触媒組成物の全細孔容積(PV)は、好ましくは0.30〜0.70ml/gの範囲であることが望ましい。
また、本発明の触媒組成物は、平均細孔直径(PD)が100±20nmの範囲にある。なお、平均細孔直径(PD)は、触媒組成物の細孔分布を累積細孔分布曲線で表し、全細孔容積(PV)の50%に該当する累積細孔分布曲線上の点に対応する細孔直径をいう。
該触媒組成物の平均細孔直径(PD)が80nmより小さい場合には触媒組成物中のペンタシル型ゼオライトへの反応物の拡散が悪くなり、所望のオクタン価の増加及び/または低級オレフィンの増加が得られない。また、該触媒組成物の平均細孔直径(PD)が120nmより大きい場合には触媒組成物の耐摩耗性(Attrition Resistance)が悪くなるので好ましくない。該触媒組成物の平均細孔直径(PD)は、好ましくは100±15nmの範囲にあることが望ましい。
さらに、本発明の触媒組成物は、前記全細孔容積(PV)に対する細孔直径(PD)100±20nm範囲の細孔容積(PV)の占める割合〔(PV)/(PV)〕が50%以上である。該(PV)/(PV)の割合が50%より小さい場合にはプロピレンなどの低級オレフィン生成量の増加割合が小さく、また、ガソリンのオクタン価の増加も小さい。該触媒組成物の(PV)/(PV)の割合は、好ましくは52〜90%の範囲にあることが望ましい。
前述のオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物は、無水リン酸(P)を含有することが好ましい。該触媒組成物中にリン酸を含有させることにより、FCC装置で該触媒組成物を使用している間にペンタシル型ゼオライト骨格から脱アルミニウムが生じて固体酸量が減少するのが抑制される。そのため、オクタン価及び/又は低級オレフィン増加効果の低下が抑制される。該触媒組成物中のリン酸の含有量はPとして5〜15重量%の範囲にあることが望ましい。
本発明のオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物は、前述のペンタシル型ゼオライトと、シリカゾル、カオリン、含水微粉ケイ酸及び活性アルミナなどを含有する無機酸化物マトリックス前駆体との水性混合物を噴霧乾燥し、得られた微小球状粒子を洗浄し、乾燥し、焼成して得られる。特に、含水微粉ケイ酸は、該触媒組成物の細孔容積を大きくし、細孔分布を制御するのに重要な成分で、含水微粉ケイ酸自体の細孔容積及び含有量は触媒組成物の細孔分布に影響する。無機酸化物マトリックス前駆体は、無機酸化物マトリックス基準で、シリカゾルをSiOとして10〜50重量%、好ましくは20〜40重量%、カオリンを20〜80重量%、好ましくは30〜60重量%、含水微紛ケイ酸をSiOとして3〜30重量%、好ましくは5〜25重量%、擬ベーマイトアルミナ水和物をAlとして0〜30重量%、好ましくは5〜20重量%の範囲で含有することが望ましい。無機酸化物マトリックス前駆体の組成範囲が前述の範囲内であると所望の細孔分布の触媒が得られやすい。なお、該触媒組成物中に無水リン酸を含有させる場合には、前記微小球状粒子を洗浄、乾燥した後にリン酸(HPO)水溶液を含浸して担持することができる。
次に、本発明の炭化水素の流動接触分解方法について述べる。本発明の方法では、炭化水素をFCC触媒の存在下に流動接触分解する方法において、前述のオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物を、フォージャサイト型ゼオライトを含有するFCC触媒に混合触媒基準で0.5〜10重量%の範囲で混合した触媒の存在下で流動接触分解することを特徴とする。
フォージャサイト型ゼオライトを含有するFCC触媒としては、FCC装置で使用される通常のFCC触媒が使用可能である。この様なFCC触媒としては、市販のFCC触媒、例えば、HMR、STW、DCT、ACZ、CVZ〔何れも触媒化成工業(株)製:商品名〕などが例示される。
前述のオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物を、フォージャサイト型ゼオライトを含有するFCC触媒に混合する量が混合触媒基準で0.5重量%より少ない場合には、所望のオクタン価及び/又は低級オレフィン増加効果が得られないことがある。また、該触媒組成物の量が混合触媒基準で10重量%より多い場合には、FCC触媒の量が少なくなるため、炭化水素の分解活性が低下するので好ましくない。該触媒組成物のフォージャサイト型ゼオライトを含有するFCC触媒に混合する量は、好ましくは1〜5重量%の範囲が望ましい。
本発明の炭化水素の流動接触分解方法では、通常のFCC装置での炭化水素の流動接触分解条件が採用される。
本発明のオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物は、全細孔容積が大きく、全細孔容積に対するマクロ細孔の占める細孔容積の割合が大きく、活性成分であるペンタシル型ゼオライが有効に利用されるため、前述のような要望のある製油所のFCC装置で炭化水素を接触分解する際に、フォージャサイト型ゼオライトを含有する流動接触分解触媒組成物に添加して使用することにより、高オクタン価のガソリンを得ると同時にブテン、プロピレンなどの低級オレフィンを高収率で得ることができる。
以下に実施例を示し本発明を具体的に説明するが、本発明はこれによリ限定されるものではない。
実施例1
SiO濃度24重量%のSiO/NaOモル比が3.20のケイ酸ソーダを希釈してSiO濃度4.0重量%の希釈ケイ酸ソーダ溶液100kgを調製した。該溶液を200Lのスティームジャケット付きタンクに入れ、600rpmで攪拌しながら1000gの硫酸ナトリウムを加えた後90℃まで20分間で昇温した。次いで、90℃の温度に保ちながら25wt%濃度の硫酸水溶液8.07kgを50分間で加えて、pH7.0のケイ酸スラリーを得た。
該ケイ酸スラリーをフィルターで濾過し、60℃の温水200Lを掛け水洗浄して副生するNaSOを除去した。この洗浄ケーキに純水を加えSiO濃度8.0重量%のスラリーを調製した後、ホモジナイザーを通し均質化スラリーにした。このスラリーを入口温度280℃、出口温度150℃で噴霧乾燥して多孔性シリカ粒子を得た。次いで、該多孔性シリカ粒子をジェットミルにて粉砕し平均粒径8μmの多孔性シリカ粉(X)を調製した。なお、この多孔性シリカ粉(X)を600℃で2時間焼成した物の性状は、表面積190m/g、細孔容積2.5ml/g、平均細孔直径53nmであった。
別途、SiO濃度17重量%の水ガラスに、濃度25重量%の硫酸を連続的に加えてpH1.6、温度40℃、SiO濃度12.5重量%のシリカヒドロゾルを調製した。触媒組成物基準でのSiO含有量が15重量%となるように、このシリカヒドロゾルを秤量し、このシリカヒドロゾルにカオリン、アルミナ(サソール社製CATAPAL−A)、前記多孔性シリカ粉(X)を触媒組成物基準での含有量がそれぞれ57重量%、5重量%、8重量%となるように加えマトリックス前躯体スラリーを調製した。さらに、平均粒子径1μm程度に粉砕されたZSM−5ゼオライト(東ソー社製830NHA)を約30重量%含む水性スラリーを調製し、これを前記マトリックス前躯体スラリーにZSM−5ゼオライトの含有量がPを含まない触媒組成物基準で15重量%になるように加えてpH2.6、温度35℃の混合スラリーを調製した。
この混合スラリーを噴霧乾燥して平均粒径60μmの微小球状粒子を調製した後、NaO含有量が0.1重量%以下になるまで5%硫安水溶液で洗浄した後、135℃の乾燥機内で乾燥した。乾燥された触媒粒子に対して乾燥基準でPが7.0重量%になるようにHPO水溶液を含浸し、135℃で一晩乾燥して触媒Aを得た。
触媒Aの性状を表1に示す。
実施例2
実施例1において、Pを含まない触媒組成物基準で多孔性シリカ粉(X)の含有量が10重量%となるように加え、カオリン含有量をバランスとしたこと以外は、実施例1の方法と同様にして触媒Bを調製した。
触媒Bの性状を表1に示す。
実施例3
実施例1において、Pを含まない触媒組成物基準でZSM−5ゼオライトの含有量が20重量%となるように加え、カオリン含有量をバランスとしたこと以外は、実施例1の方法と同様にして触媒Cを調製した。
触媒Cの性状を表1に示す。
実施例4
実施例1において、Pを含まない触媒組成物基準で多孔性シリカ粉(X)の含有量が10重量%、ZSM−5ゼオライトの含有量が20重量%となるようにそれぞれを加え、カオリン含有量をバランスとしたこと以外は、実施例1の方法と同様にして触媒Dを調製した。
触媒Dの性状を表1に示す。
比較例1
実施例1において、多孔性シリカ粉(X)を加えないで、Pを含まない触媒組成物基準でカオリンの含有量が65重量%となるようにカオリン量を増やしたこと以外は、実施例1の方法と同様にして触媒Eを調製した。
触媒Eの性状を表1に示す。
比較例2
実施例1において、多孔性シリカ粉(X)を加えないで、Pを含まない触媒組成物基準でカオリンの含有量が60重量%となるようにカオリン量を増やし、ZSM−5ゼオライトの含有量が20重量%となるように加えたこと以外は、実施例1の方法と同様にして触媒Fを調製した。
触媒Fの性状を表1に示す。
実施例5
SiO濃度24重量%のSiO/NaOモル比が3.20のケイ酸ソーダを希釈してSiO濃度4.0重量%の希釈ケイ酸ソーダ溶液100kgを調製した。該溶液を200Lのスティームジャケット付きタンクに入れ、600rpmで攪拌しながら1000gの硫酸ナトリウムを加えた後90℃まで20分間で昇温した。次いで、90℃の温度に保ちながら25wt%濃度の硫酸水溶液8.07kgを30分間で加えて、pH7.0のケイ酸スラリーを得た。
該ケイ酸スラリーをフィルターで濾過し、60℃の温水200Lを掛け水洗浄して副生するNaSOを除去した。この洗浄ケーキに純水を加えSiO濃度8.0重量%のスラリーを調製した後、ホモジナイザーを通し均質化スラリーにした。このスラリーを入口温度280℃、出口温度150℃で噴霧乾燥して多孔性シリカ粒子を得た。次いで、該多孔性シリカ粒子をジェットミルにて粉砕し平均粒径6μmの多孔性シリカ粉(Y)を調製した。なお、この多孔性シリカ粉(Y)を600℃で2時間焼成した物の性状は、表面積210m/g、細孔容積2.1ml/g、平均細孔直径38nmであった。
実施例2において、前記多孔性シリカ粉(Y)を多孔性シリカ粉(X)の代わりに用いたこと以外は、実施例2の方法と同様にして触媒Gを調製した。
触媒Gの性状を表3に示す。
比較例3
SiO濃度24重量%のSiO/NaOモル比が3.20のケイ酸ソーダを希釈してSiO濃度4.0重量%の希釈ケイ酸ソーダ溶液100kgを調製した。該溶液を200Lのスティームジャケット付きタンクに入れ600rpmで攪拌しながら1000gの硫酸ナトリウムを加え90℃まで20分間で昇温した。次いで、90℃の温度に保ちながら25wt%濃度の硫酸水溶液8.07kgを10分間で加えて、pH7.0のケイ酸スラリー得た。
該ケイ酸スラリーをフィルターで濾過し、60℃の温水200Lを掛け水洗浄して副生するNaSOを除去した。この洗浄ケーキに純水を加えSiO濃度8.0重量%のスラリーを調製した後、ホモジナイザーを通し均質化スラリーにした。このスラリーを入口温度280℃、出口温度150℃で噴霧乾燥して多孔性シリカ粒子を得た。次いで、該多孔性シリカ粒子をジェットミルにて粉砕し平均粒径6μmの多孔性シリカ粉(Z)を調製した。なお、この多孔性シリカ粉(Z)を600℃で2時間焼成した物の性状は、表面積355m/g、細孔容積1.8ml/g、平均細孔直径19nmであった。
実施例2において、前記多孔性シリカ粉(Z)を多孔性シリカ粉(X)の代わりに用いたこと以外は、実施例2の方法と同様にして触媒Hを調製した。
触媒Hの性状を表3に示す。
実施例6
本発明に係る実施例の触媒及び比較例の触媒について、触媒循環再生方式のMidget−2パイロット反応装置を用いて活性評価試験を行った。活性評価試験の触媒は、製油所のFCC装置で使用されたフォージャサイト型ゼオライト系炭化水素流動接触分解触媒(FCC平衡触媒)と実施例及び比較例の擬平衡化したそれぞれの触媒とを一定の割合で混合して行った。実施例及び比較例の触媒の擬平衡化は、それぞれの触媒を750℃で13時間、スチーム100%雰囲気で処理した。FCC平衡触媒に対するそれぞれの擬平衡化した触媒の混合量は、FCC平衡触媒2Kgに対して触媒A、触媒B、触媒E、触媒G、触媒Hは4重量%、触媒C、触媒D、触媒Fは3重量%とし、平衡触媒に対するZSM−5量が一定(0.6wt%)になるようにした。反応条件は以下の通りであった。

原料油: 脱硫減圧軽油(100%)
反応温度:500℃
触媒/原料油比:5g/g、 7g/g
原料油供給速度:10g/min
再生触媒中の炭素量(CRC): 0.05重量%

なお、生成ガス及び生成油の分析はガスクロマトグラフィーを用いて行ない、ガソリンは沸点範囲204〜343℃で得られる生成油とした。反応結果からそれぞれ分解率が70.0wt%における各生成物の収率及びリサーチ法オクタン価(RON)をグラフから読み取った。活性評価試験結果を表2及び表4に示す。
表1に示したように本発明に係る実施例の触媒A〜Dは、比較例の触媒E、Fの全細孔容積0.21ml/g及び0.24ml/gに比べ全細孔容積が0.31ml/g以上で大きい事が分かる。
活性評価試験結果、表2、表4から分かるように、全細孔容積の大きい触媒(A〜D及びG)では全細孔容積の小さい触媒(E、F)に比較してC=、C=、iso−Cの収率とRON(リサーチ法オクタン価)が大きく増加した。
また比較例3の触媒Hは全細孔容積が0.30ml/g以上であるが細孔直径100±20nm範囲の細孔容積の占める割合[PV/PV]が50%以下であるため充分な性能が出ていない事が分かる。
Figure 2005270851
Figure 2005270851
Figure 2005270851
Figure 2005270851

Claims (4)

  1. ペンタシル型ゼオライトと無機酸化物マトリックスとからなるガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物であって、該触媒組成物の全細孔容積が0.30ml/g以上で、かつ、平均細孔直径が100±20nmの範囲にあり、全細孔容積に対する細孔直径100±20nm範囲の細孔容積の占める割合が50%以上であることを特徴とするガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物。
  2. 前記ガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物が無水リン酸を含有することを特徴とする請求項1記載のガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物。
  3. 前記ペンタシル型ゼオライトがZSM−5であることを特徴とする請求項1または2記載のガソリンのオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物。
  4. 炭化水素を流動接触分解触媒組成物の存在下に接触分解条件下で流動接触分解する方法において、フォージャサイト型ゼオライトを含有する炭化水素流動接触分解触媒組成物に請求項1〜3のいずれかに記載のオクタン価及び/又は低級オレフィン増加用触媒組成物を0.5〜10重量%の範囲で混合した触媒を使用することを特徴とする炭化水素の流動接触分解方法。
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