JP2005267911A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高温におけるガス発生が抑制され、サイクル特性が向上した高信頼性の非水電解液二次電池を提供することを目的とする。
【解決手段】 式LiAO(式中、Aは、Mn,Co,およびNiからなる群より選択された少なくとも2種の元素を表す)で示される複合酸化物を活物質とする正極、負極、および主溶媒と溶質と添加剤ジアリルカーボネートを含む非水電解液を具備する非水電解液二次電池。
【選択図】図1

Description

本発明は、非水電解液二次電池、特に、その正極活物質となる複合酸化物の改良と、非水電解液の添加剤との組み合わせに関するものである。
非水電解液二次電池の代表的な電池として、リチウムイオン二次電池がある。リチウムイオン二次電池の正極活物質として、コバルト酸リチウム(以下、LiCoOと略す)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、マンガン酸リチウム(LiMn,LiMnO)、および鉄酸リチウム(LiFeO)などの遷移金属酸化物が用いられている。負極活物質として、非晶質炭素、人造黒鉛、および天然黒鉛などのリチウムイオンを吸蔵・放出することができる材料が用いられている。非水電解液として、非水溶媒と溶質を混合したものが用いられている。非水溶媒として、環状炭酸エステル類、鎖状炭酸エステル類、および環状カルボン酸エステル類などが用いられている。
非水電解液は、電池特性を向上させるために、エチレンカーボネートやエチルメチルカーボネートを主溶媒とし、種々の添加剤を混合することが知られている。添加剤の中でも、ジアリルカーボネート(以下、DACと略す)は、負極活物質表面に良好な皮膜を形成し、サイクル特性を向上させることが提案されている(特許文献1、2)。
特開平10−50325号公報 特開2002−208434号公報
従来のリチウムイオン二次電池において、非水電解液にDACを添加することにより、負極活物質表面に良好な皮膜を形成するため、常温におけるサイクル特性を向上させることができる。しかし、高温におけるサイクル特性や高温保存特性の試験をした場合に、ガス発生により、それらの特性が劣化するという問題がある。これは、DACの分子構造において、ビニル基と酸素の間に挟まれたCH基から水素が引き抜かれ、水素ガスが発生するためと推定される。
そこで本発明は、このような従来の課題を解決するもので、高温におけるサイクル特性が良好で、かつ高温保存時のガス発生が少ない非水電解液二次電池を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の非水電解液二次電池は、式LiAO(式中、Aは、Mn,Co,およびNiからなる群より選択された少なくとも2種の元素を表す)で示される複合酸化物を活物質とする正極、負極、および主溶媒と溶質と添加剤としてDACを含む非水電解液を有している。
本発明の別の態様の非水電解液二次電池は、式LiB1−w(式中、Bは、Mn,Co,およびNiからなる群より選択された少なくとも1種の元素、Cは、Mg,Ca,Sr,Al,およびGaからなる群より選択された少なくとも1種の元素を表し、0.005≦w≦0.1)で示される複合酸化物を活物質とする正極、負極、および主溶媒と溶質と添加剤としてDACを含む非水電解液を有している。
本発明の正極活物質と非水電解液の添加剤とを組み合わせることにより、高温におけるガス発生が抑制され、サイクル特性を向上させることができる。したがって、高信頼性の非水電解液二次電池を提供することができる。
本発明の非水電解液二次電池は、複合酸化物を活物質とする正極、負極、および非水電解液からなる。複合酸化物は、LiAOで示され、Aは、Mn,Co,およびNiからなる群より選択された少なくとも2種の元素である。非水電解液は、主溶媒、溶質、および添加剤を含んでいる。添加剤は、DACである。
本発明の別の態様の非水電解液二次電池は、複合酸化物を活物質とする正極、負極、および非水電解液からなる。複合酸化物は、LiB1−wで示され、Bは、Mn,Co,およびNiからなる群より選択された少なくとも1種の元素、Cは、Mg,Ca,Sr,Al,およびGaからなる群より選択された少なくとも1種の元素を表し、0.005≦w≦0.1である。非水電解液は、主溶媒、溶質、および添加剤を含んでいる。添加剤は、DACである。
本発明の非水電解液二次電池は、以下の実施例で説明するように、高温におけるガス発生が抑制され、サイクル特性が向上する。このような効果が得られる理由については、必ずしも発明者の理論に拘束されるのを好むものではないが、発明者は次のように推察している。すなわち、正極活物質であるLiAOおよびLiB1−wで示される複合酸化物は、その表面がアルカリ性を有するので、DACの分解により発生する水素ガスを容易に吸収するのである。複合酸化物LiB1−w中のCとして、Mg,Ca,Sr,Al,およびGaからなる群より選択される少なくとも1種の元素を含む場合、これらの元素を含まない場合に比べて、複合酸化物の表面がアルカリ性になり易くなる。その結果、DACの分解により発生する水素イオンをさらに吸収することができるためと考えられる。
DACの好ましい添加割合は、非水電解液の主溶媒100重量部に対して、0.5〜5.0重量部である。
DACの添加量が少ない場合は、負極活物質表面に良好な皮膜を形成し、サイクル特性を向上させるという効果が顕著に現れない。その反面、DACの添加量が多い場合は、正極活物質となる複合酸化物が、DACの分解によって発生する水素イオンを吸収できる能力を超えてしまい、水素ガスが多量に発生することとなる。このような視点から、DACの添加量は、非水電解液の主溶媒100重量部に対して、0.5〜5.0重量部が好ましい。
本発明の好ましい実施の形態において、非水電解液は、さらに添加剤としてビニレンカーボネート(以下、VCと略す)を含む。
VCは、負極活物質表面に良好な皮膜を形成し、サイクル特性を向上させるという効果がある。DACとVCの両方を添加すると、DACの分解によって発生する水素イオンを減少させ、水素ガスの発生を減少させることができる。さらに、VCの分解反応によって発生する炭酸ガスも抑制することができる。水素ガスの発生が減少する理由は、VCの分子構造における不飽和結合の部分に水素イオンが付加されるためであると考えられる。炭酸ガスの発生が減少する理由は、DACの分解によって発生する水素イオンが、正極活物質となる複合酸化物の表面で中和され、その表面でのVCの開環反応が進行しなくなるためと推定される。このことから、DACとVCの両方を添加するのが好ましい。
VCの好ましい添加割合は、非水電解液の主溶媒100重量部に対して、0.5〜10.0重量部である。
VCの添加量が少ない場合は、負極活物質表面に良好な皮膜を形成し、サイクル特性を向上させるという効果が顕著に現れない。その反面、VCの添加量が多い場合は、正極活物質となる複合酸化物の表面でVCの分解反応により炭酸ガスが多量に発生することとなる。このような視点から、VCの添加量は、非水電解液の主溶媒100重量部に対して、0.5〜10.0重量部が好ましい。
非水電解液の主溶媒としては、環状炭酸エステル類、鎖状炭酸エステル類、環状カルボン酸エステル類などが挙げられる。環状炭酸エステル類としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート(以下、ECと略す)などが代表的なものである。鎖状炭酸エステル類としては、ジエチルカーボネート(以下、DECと略す)、エチルメチルカーボネート(以下、EMCと略す)、およびジメチルカーボネートなどがある。環状カルボン酸エステル類としては、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトンなどがある。溶質としては、六フッ化リン酸リチウム(以下、LiPFと略す)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF)、およびビストリフルオロメチルスルホン酸イミドリチウム(LiN(CFSO)などがある。
図1に、本発明の一実施例である非水電解液二次電池としてリチウムイオン二次電池の断面概略図を示す。
このリチウムイオン二次電池は以下のようにして作製する。まず、アルミニウム箔集電体1に正極活物質層3を塗布して形成した正極板5と、銅箔集電体2に負極活物質層4を塗布して形成した負極板6との間にポリプロピレン製微多孔セパレータ11を配置する。それらを挟むようにアルミニウム集電板7と、銅集電板8を積層し極板群12を構成する。アルミニウム集電板7と銅集電板8には、それぞれアルミニウム製正極リード9と銅製負極リード10が溶接されている。また、正極板5と負極板6の活物質層塗布面はセパレータ11に対向させている。2つのリード9、10を相対する方向になるように配置させ、極板群12をテープ(図示せず)で固定する。さらに、アルミニウム箔を含むポリプロピレンのラミネートフィルムからなるチューブ13に上記極板群12を収納する。一方の正極リード9を引き出したチューブ13の開口部を正極リード9と共に熱溶着し、封止する。もう一方の負極リード10を引き出したチューブ13の開口部から、非水電解液を注入する。封止前処理として、定電流7mAで1時間充電し、減圧脱気(−750mmHg、10秒間)する。その後、チューブ13の開口部を負極リード10と共に熱溶着し、封止する。
そして、予備充放電として、定電流7mA、上限電圧4.2Vと下限電圧3.0Vの間で充放電を5回繰り返す。さらに、定電流25mAで4.2Vまで充電し、定電圧4.2Vで保持する。定電流および定電圧の充電時間の合計は2時間とする。この後に、定電流7mAで放電する。
負極板6は以下のようにして作製する。負極活物質層4の負極活物質として人造黒鉛粉末を75重量部、導電剤としてアセチレンブラックを20重量部、および結着剤としてポリフッ化ビニリデン(以下、PVDFと略す)のN−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPと略す)溶液をPVDFが5重量部相当を混合する。この混合物を厚み20μmの銅箔集電体2の片面に、塗布、乾燥して厚みが80μmの負極活物質層4を形成する。これを35mm×35mmサイズに切り出し、銅箔集電体2と負極リード10の付いた銅集電板8とを超音波溶接する。この電池の設計容量は、35mAhである。
以下に、正極板5の作製と非水電解液の調製について説明する。
《実施例1》
(1)正極板の作製
正極板5は以下のようにして作製した。正極活物質としてLiMn0.33Co0.33Ni0.33粉末を85重量部、導電剤としてアセチレンブラックを10重量部、および結着剤としてPVDFのNMP溶液をPVDFが5重量部相当を混合した。この混合物を厚み20μmのアルミニウム箔集電体1の片面に、塗布、乾燥して厚みが80μmの正極活物質層3を形成した。これを35mm×35mmサイズに切り出し、アルミニウム箔集電体1と正極リード9の付いたアルミニウム集電板7とを超音波溶接した。
(2)非水電解液の調製
非水電解液は以下のようにして調製した。溶媒として、ECとEMCとを体積比1:3で混合した混合溶媒100重量部に、DAC2重量部を添加した。この混合液に、LiPFを1.25mol/Lの濃度で溶解した。
このように作製した正極板と非水電解液を用いて、図1のようなリチウムイオン二次電池を作製した。
《比較例1》
正極活物質として、LiCoOを用いた以外は実施例1と同様にして電池を作製した。
実施例1と比較例1の電池について、定電流25mAで4.2Vまで充電し、定電圧4.2Vで保持した。定電流および定電圧の充電時間の合計は2時間とした。そして、85℃で1日保存し、保存直後の電池内の水素ガス量を測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2005267911
表1の結果から、実施例1の正極活物質の複合酸化物LiMn0.33Co0.33Ni0.33を用いた場合は、比較例1の正極活物質の複合酸化物LiCoOを用いた場合に比べ、高温保存における水素ガスの発生量が少なくなっている。
《実施例2》
正極活物質として、以下に説明する表2に示したものを用いた以外は実施例1と同様にして電池を作製した。
実施例2の電池について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表2に示す。
Figure 2005267911
表2の結果から、表2に示した正極活物質の複合酸化物とDACとの組み合わせにおいて、高温保存後の水素ガスの発生が抑制されていることがわかる。
《実施例3》
(1)正極板の作製
正極活物質として、以下に説明する表3に示したものを用いた。
(2)非水電解液の調製
ECとEMCとの混合溶媒100重量部にDACおよびVCをそれぞれ2重量部および1重量部添加して、非水電解液を調製した。それ以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
実施例3の電池について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表3に示す。
Figure 2005267911
表3の結果から、実施例1、2と同じ正極活物質の複合酸化物を用いた場合に比べ、非水電解液にDAC以外にVCを添加することで、高温保存後の水素ガスの発生がさらに抑制されていることがわかる。
《実施例4》
(1)正極板の作製
正極活物質として、以下に説明する表4に示したものを用いた。
(2)非水電解液の調製
ECとEMCとの混合溶媒100重量部にDACおよびVCをそれぞれ1重量部および2重量部添加して、非水電解液を調製した。それ以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
《比較例2》
(1)正極板の作製
実施例4または比較例1と同じ正極活物質を用いた。
(2)非水電解液の調製
ECとEMCとの混合溶媒100重量部にVCを2重量部添加して、非水電解液を調製した。さらに、正極活物質がLiCoOの場合は、ECとEMCとの混合溶媒100重量部にDACおよびVCをそれぞれ1重量部および2重量部添加した非水電解液も調製した。
それ以外は、実施例4と同様にして電池を作製した。
実施例4と比較例2の電池について、定電流25mAで4.2Vまで充電し、定電圧4.2Vで保持した。定電流および定電圧の充電時間の合計は2時間とした。そして、85℃で1日保存し、保存後電池内の炭酸ガス量を測定した。その結果を表4に示す。
Figure 2005267911
表4の結果から、正極活物質の複合酸化物LiCoOを用い、DACとVCを添加した場合でも、VCの分解による炭酸ガスの抑制効果は認められなかった。実施例4と同じ正極活物質である複合酸化物を用いても、非水電解液にDACを添加しない場合は、VCの分解による炭酸ガスの抑制効果は認められなかった。これに対し、実施例4の正極活物質の複合酸化物にDACとVCを添加した場合の組み合わせにおいては、炭酸ガスの発生が抑制されていることがわかる。
《実施例5》
正極活物質として、LiCo0.95Mg0.05を用いた以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
《比較例3》
ECとEMCとの混合溶媒に対してDACを添加しない非水電解液を用いた以外は、実施例5と同様にして電池を作製した。
《比較例4》
比較例1と同じ正極活物質を用いた以外は、実施例5と同様にして電池を作製した。
《比較例5》
(1)正極板の作製
比較例1と同じ正極活物質を用いた。
(2)非水電解液の調整
ECとEMCとの混合溶媒に対してDACを添加しない非水電解液を用いた以外は、実施例5と同様にして電池を作製した。
実施例5と比較例3、4および5の電池について、45℃で充放電を繰り返した。充電条件として、定電流25mAで上限電圧4.2Vまで充電し、定電圧4.2Vで保持した。定電流および定電圧の充電時間の合計は2時間とする。放電条件として、定電流36mAで下限電圧3.0Vまで放電した。これら充放電を繰り返し、電池容量が初期の70%になった時点のサイクル数をサイクル寿命とした。その結果を表5に示す。
Figure 2005267911
表5の結果から、実施例5のように、正極活物質としてLiCo0.95Mg0.05を用い、非水電解液にDACを添加した場合にのみ、高温におけるサイクル寿命が向上している。
《実施例6》
(1)正極板の作製
実施例5と同じ正極活物質を用いた。
(2)非水電解液の調製
EC、EMC、およびDECを体積比3:5:2で混合した混合溶媒100重量部に、以下で説明する表6に示した量のDACを添加した。この混合液に、LiPFを1.0mol/Lの濃度で溶解して非水電解液を調製した。それ以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
実施例6の電池について、実施例5と同じ評価を行った。その結果を表6に示す。
Figure 2005267911
表6の結果から、DACの添加割合が増すと、高温におけるサイクル寿命が向上するが、主溶媒に対する添加量が5重量部を超えると、サイクル寿命向上の効果が上がらず、DACの量が10重量部で、サイクル寿命がかなり低下している。このことから、DACの添加量は、主溶媒100重量部に対して、0.5〜5重量部の範囲が好ましいことがわかる。
《実施例7》
(1)正極板の作製
実施例5と同じ正極活物質を用いた。
(2)非水電解液の調製
EC、EMC、およびDECを体積比3:5:2で混合した混合溶媒100重量部に、以下で説明する表7に示した量のDACとVCとを添加した。この混合液に、LiPFを1.0mol/Lの濃度で溶解して非水電解液を調製した。それ以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
《比較例6》
EC、EMC、およびDECの混合溶媒100重量部にVCを2重量部添加した非水電解液を用いた以外は、実施例7と同様にして電池を作製した。
《比較例7》
EC、EMC、およびDECの混合溶媒にDACもVCも添加しない非水電解液を用いた以外は、実施例7と同様にして電池を作製した。
実施例7と比較例6、7の電池について、85℃で放置した後の電池の残存容量と、85℃で放置した直後の電池内の水素や炭酸ガスなどを含む全ガス発生量を測定した。これらの評価は別々の電池で行った。85℃に放置する前に、20℃で、定電流25mAで上限電圧4.2Vまで充電し、定電圧4.2Vで保持した。定電流および定電圧の充電時間の合計は2時間とした。充電後の電池を開回路状態で、85℃で1日間放置した。その後、それらの電池の半数を20℃に戻し、定電流7mAで下限電圧3.0Vまで放電した時の残存容量を測定した。それらの電池の残りは、85℃で放置した直後の電池内の水素や炭酸ガスなどを含む全ガス発生量を測定した。その結果を表7に示す。
Figure 2005267911
表7の結果から、実施例7と比較例6とを比べると、DACが含まれない非水電解液を用いた比較例6は、残存容量は実施例7と同等であるが、ガス発生量は実施例7より多くなっている。また、実施例7と比較例7とを比べると、DACもVCも添加されていない非水電解液を用いた比較例7は、全ガス発生量は比較例6より少なくなっているが、実施例7よりも残存容量は小さくなっている。全残存容量とガス発生量の視点から、非水電解液にDACとVCとの両方を添加するのが好ましい。
実施例7において、VCの量が0.5〜10.0重量部を添加した場合は、0.3重量部以下、および15.0重量部以上を添加した場合に比べ、残存容量が大きく、全ガス発生量が少なくなっている。このことから、DACの添加量は、主溶媒100重量部に対して、0.5〜10.0重量部の範囲が好ましいことがわかる。
《実施例8》
(1)正極板の作製
正極活物質として、以下に説明する表8に示したものを用いた。
(2)非水電解液の調製
EC、EMC、およびDECを体積比3:5:2で混合した混合溶媒100重量部に、DAC2重量部を添加した。この混合液に、LiPFを1.0mol/Lの濃度で溶解して非水電解液を調製した。これ以外は、実施例1と同様にした。
実施例8の電池について、実施例5と同様な評価を行った。その結果を表8に示す。
Figure 2005267911
表8の結果から、正極活物質の複合酸化物の式LiB1−wにおいて、式中BをCoとし、式中CをMg,Ca,Sr,Al,およびGaとした(a)〜(e)の正極活物質と、DACを添加した非水電解液とを組み合わせることにより、前述した比較例4の電池に比べて、高温におけるサイクル寿命が優れた電池が得られた。(h)と(i)のように式中Bを2種類の元素、(j)のように式中Bを3種類の元素、(k)にように式中Cを2種類の元素からなる正極活物質と、DACを添加した非水電解液とを組み合わせた場合でも、高温におけるサイクル寿命が優れた電池が得られた。
《実施例9》
正極活物質として、以下に説明する表9に示したLiNi0.8−xCo0.2Al粉末を用いた以外は、実施例8と同様にして電池を作製した。
実施例9の電池について、実施例5と同じ評価を行った。その結果を表9に示す。
Figure 2005267911
表9の結果から、正極活物質の複合酸化物として、LiNi0.8−xCo0.2Alと、DACを添加した非水電解液とを組み合わせることにより、高温におけるサイクル寿命において、(c)〜(g)は、(a)と(b)および(h)と(i)に比べて優れている。このことから、0.005≦x≦0.100の範囲が好ましいことがわかる。
《実施例10》
(1)正極板の作製
正極活物質として、LiCo0.98Mg0.02粉末を用いた。
(2)非水電解液の調製
EC、EMC、およびDECを体積比3:5:2で混合した混合溶媒100重量部に、以下で説明する表10に示した量のDACを添加した。この混合液に、LiPFを1.0mol/Lの濃度で溶解し調製した。それ以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
実施例10の電池について、実施例5と同じ評価を行った。その結果を表10に示す。
Figure 2005267911
表10の結果から、DACの添加割合が増すと、高温におけるサイクル寿命が向上するが、主溶媒に対する添加量が5重量部を超えると、サイクル寿命向上の効果が上がらず、DACの量が10重量部で、サイクル寿命がかなり低下している。このことから、DACの添加量は、主溶媒100重量部に対して、0.5〜5重量部の範囲が好ましいことがわかる。
《実施例11》
(1)正極板の作製
実施例10と同じ正極板を用いた。
(2)非水電解液の調整
EC、EMC、およびDECを体積比3:5:2で混合した混合溶媒100重量部に、以下で説明する表11に示した量のDACとVCとを添加した。この混合液に、LiPFを1.0mol/Lの濃度で溶解し調製した。それ以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
《比較例8》
EC、EMC、およびDECの混合溶媒100重量部に対してVCを2重量部添加した非水電解液を用いた以外は、実施例11と同様にして電池を作製した。
《比較例9》
EC、EMC、およびDECの混合溶媒にDACもVCも添加しない以外は、実施例11と同様にして電池を作製した。
実施例11と比較例8、9の電池について、85℃で放置した後の電池の残存容量と、85℃で放置した直後の電池内の水素や炭酸ガスなどを含む全ガス発生量を測定した。これらの評価は別々の電池で行った。85℃に放置する前に、20℃で、定電流25mAで上限電圧4.2Vまで充電し、定電圧4.2Vで保持した。定電流および定電圧の充電時間の合計は2時間とした。充電後の電池を開回路状態で、85℃で1日間放置した。その後、それらの電池の半数を20℃に戻し、定電流7mAで下限電圧3.0Vまで放電した時の残存容量を測定した。それらの電池の残りは、85℃で放置した直後の電池内の水素や炭酸ガスなどを含む全ガス発生量を測定した。その結果を表11に示す。
Figure 2005267911
表11の結果から、実施例11と比較例8とを比べると、DACが添加されていない非水電解液を用いた比較例8は、残存容量は実施例11と同等であるが、全ガス発生量は実施例11より多くなっている。また、実施例11と比較例9とを比べると、DACもVCも添加されていない非水電解液を用いた比較例9は、全ガス発生量については比較例7より少なくなっているが、残存容量は実施例11より小さくなっている。残存容量と全ガス発生量の視点から、非水電解液にDACとVCの両方を添加するのが好ましいことがわかる。
実施例11において、VCの量が0.5〜10.0重量部を添加した場合は、0.3重量部以下、および15.0重量部以上を添加した場合に比べ、残存容量が大きく、全ガス発生量が少なくなっている。このことから、DACの添加量は、主溶媒100重量部に対して、0.5〜10.0重量部の範囲が好ましいことがわかる。
なお、正極活物質の複合酸化物の式LiB1−wにおいて、実施例8では、式中BとCの元素を組み合わせた場合について説明し、実施例9では、式中Bの元素をNiとCoとし、式中Cの元素をAlとし、好ましい範囲は0.005≦w≦0.100であることについて説明した。これら以外の元素の組み合わせにおいても同様の効果が得られる。
実施例の非水電解液二次電池の負極には、リチウムの吸蔵・放出が可能な炭素材料を用いたが、他のリチウムと合金化する単金属や合金、複合酸化物を用いても、また、リチウムやナトリウムなどのアルカリ金属を用いても、同様な効果が得られる。
本発明によれば、高温におけるガス発生が抑制され、サイクル特性が向上させることができ、高信頼性の非水電解液二次電池を提供することができる。この非水電解液二次電池は、ノートパソコン、携帯電話、デジタルスチルカメラなどの電子機器の駆動電源として有用である。
本発明の一実施例におけるリチウムイオン二次電池の縦断面概略図である。
符号の説明
1 アルミニウム箔集電体
2 銅箔集電体
3 正極活物質層
4 負極活物質層
5 正極板
6 負極板
7 アルミニウム集電板
8 銅集電板
9 アルミニウム製正極リード
10 銅製負極リード
11 ポリプロピレン製微多孔セパレータ
12 極板群
13 チューブ

Claims (8)

  1. 式LiAO(式中、Aは、Mn,Co,およびNiからなる群より選択された少なくとも2種の元素を表す)で示される複合酸化物を活物質とする正極、負極、および主溶媒と溶質と添加剤ジアリルカーボネートを含む非水電解液を具備する非水電解液二次電池。
  2. ジアリルカーボネートは、非水電解液の主溶媒100重量部に対して、0.5〜5.0重量部を含む請求項1記載の非水電解液二次電池。
  3. さらに非水電解液は、添加剤としてビニレンカーボネートを含む請求項1または2に記載の非水電解液二次電池。
  4. ビニレンカーボネートは、非水電解液の主溶媒100重量部に対して、0.5〜10.0重量部を含む請求項3記載の非水電解液二次電池。
  5. 式LiB1−w(式中、Bは、Mn,Co,およびNiからなる群より選択された少なくとも1種の元素、Cは、Mg,Ca,Sr,Al,およびGaからなる群より選択された少なくとも1種の元素を表し、0.005≦w≦0.1)で示される複合酸化物を活物質とする正極、負極、および主溶媒と溶質と添加剤ジアリルカーボネートを含む非水電解液を具備する非水電解液二次電池。
  6. ジアリルカーボネートは、非水電解液の主溶媒100重量部に対して、0.5〜5.0重量部を含む請求項5記載の非水電解液二次電池。
  7. さらに非水電解液は、添加剤としてビニレンカーボネートを含む請求項5または6に記載の非水電解液二次電池。
  8. ビニレンカーボネートは、非水電解液の主溶媒100重量部に対して、0.5〜10.0重量部を含む請求項7記載の非水電解液二次電池。
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