JP2005265090A - 油圧緩衝器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 溶接作業が不要となり、部品点数が少なくコンパクトであり、加工性、組付性,経済性に優れるようにする。
【解決手段】 シリンダ10の下部に取付筒部12を設け、当該取付筒部12を抱持するブラケットを介して車輪側ナックル部材に結合させている単筒式又は複筒式の油圧緩衝器において、取付筒部12をシリンダ10を延長して一体に成形する。
【選択図】 図1
【解決手段】 シリンダ10の下部に取付筒部12を設け、当該取付筒部12を抱持するブラケットを介して車輪側ナックル部材に結合させている単筒式又は複筒式の油圧緩衝器において、取付筒部12をシリンダ10を延長して一体に成形する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用サスペンションとして使用される油圧緩衝器に関し、特に、車輪側ナックル部材にブラケットを介して結合される油圧緩衝器の改良に関するものである。
一般に、車両用サスペンションは、車体側と車輪側との間に油圧緩衝器が介装されて車体を懸架している。
この場合、油圧緩衝器を車輪側に結合する場合、例えば、特許文献1に開示された取付構造が開発されている。即ち、油圧緩衝器のシリンダ下部がブラケットを介して車輪側ナックル部材に設けたアッパジョイントに結合されている。
油圧緩衝器は、例えば、図4に示すようにシリンダ1の下端に取付筒部2の上端を溶接して当該取付筒部2を下方に延長させ、この取付筒部2をナックル部材側のブラケットで抱持している。
この場合、取付筒部2には溶接時に利用する逃げ用の環状溝3と、ブラケット側の取付ボルトをガイドする溝4とが形成されている。
特開平5−254318号公報(図1,図2)
上記図4に示すような油圧緩衝器は、機能上特に欠陥があるわけではないが、次のような不具合の改善が望まれている。
第1に、シリンダ1の下部に他の取付筒部2を溶接で結合しているため、部品点数が多く、加工性,組付性,経済性に劣り、溶接時にシリンダ1に溶接歪みが発生するおそれがある。
第2に、溶接時に治具を装着する環状溝3を形成する必要があるため、やはり加工性,組付性に劣り、加工費用が嵩み経済的コストアップとなる。
そこで、本発明の目的は、溶接作業が不用となり、部品点数が少なくコンパクトであり、加工性,組付性,経済性にすぐれた油圧緩衝器を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の手段は、シリンダの下部に取付筒部を設け、当該取付筒部を抱持するブラケットを介して車輪側ナックル部材に結合させている単筒式又は複筒式の油圧緩衝器において、取付筒部をシリンダを延長して一体に成形したことを特徴とするものである。
本発明によれば、次の効果が得られる。
1)シリンダと取付筒部とを一体に成形しているのでシリンダの加工工程と同時に取付筒部が成形されるため、加工性,組付性が向上し、部品点数がシリンダ一つとなり、構造が簡単でシンプルとなり、コストダウンが図れる。
2)取付筒部がシリンダと一体であるから溶接作業が不要となり、溶接時のシリンダにおける溶接歪みの発生を防止でき、又、溶接治具を取付ける溝も不要となる。
以下に、本発明の実施の形態を図にもとづいて説明するが、本発明の一実施の形態に係る油圧緩衝器は、図1に示すように、シリンダ10の下部に取付筒部12を設け、当該取付筒部12を抱持するブラケットを介して車輪側ナックル部材に結合させている単筒式の油圧緩衝器であって、取付筒部12をシリンダ10を下方に延長して一体に成形したことを特徴としている。
この場合、取付筒部12の外周に位置決め用のストッパ22と凹溝14とを形成している。
更に詳しく説明すると、油圧緩衝器Aは、シリンダ10と、シリンダ10内にピストンを介してピストンロッド15が移動自在に挿入され、ピストンの下方にはフリーピストン16が摺動自在に挿入され、フリーピストン16は、シリンダ10下部と取付筒部12内にガス室17が区画されている。
シリンダ10の下部内には中空な補強部材18が挿入され、外部からロールカシメ19で固定されている。
取付筒部12の下端にボトム20が固定され、このボトム20の中央にはガス封入用のバルブ21が設けられている。
又、取付筒部12の外周に設けたストッパ22は、ナックル部材側ブラケットに挿入した時下降を規制する位置決め部材として利用される。
同じく凹溝14は、ブラケット側に装着しているボルトと干渉するのを防止するボルトのガイド溝として利用される。
上記の油圧緩衝器は、単筒式であるが、シリンダの外側にアウターシリンダを設け、このアウターシリンダの下部に取付筒部を一体に形成した複筒式の油圧緩衝器にも適用できる。
図2は、本発明の他の実施の形態を示すもので、これは、取付筒部12をシリンダ1と一体に成形した構造は図1の場合と同じであるが、更に、取付筒部12の内側にガイド筒23を起立し、このガイド筒23内にガス室24を区画するフリーピストン18を移動自在に挿入したものである。
この場合は、フリーピストン18が取付筒部12側に位置しているからシリンダ10の全域に亘ってピストンのストロークを大きくすることができる。
その他の構造,作用効果は、図1の実施の形態と同じである。
図3は、更に別の実施の形態を示し、これは、図2の油圧緩衝器を更に改良したものである。
即ち、ガイド筒23の外周上部とシリンダ1との間にスペーサ26を介装し、このスペーサ26の下方に通孔26を介してガス室24に連通する他のガス室25を設けたものである。
この場合には、他のガス室25を設けた分ガス室の容積が拡大し、フリーピストン18のストロークを大きくできる。
他の構造,作用効果は、図2の場合と同じである。
10 シリンダ
12 取付筒部
14 凹溝
16 フリーピストン
22 ストッパ
23 ガイド筒
24 ガス室
12 取付筒部
14 凹溝
16 フリーピストン
22 ストッパ
23 ガイド筒
24 ガス室
Claims (3)
- シリンダの下部に取付筒部を設け、当該取付筒部を抱持するプラケットを介して車輪側ナックル部材に結合させている単筒式又は複筒式の油圧緩衝器において、取付筒部をシリンダを延長して一体に成形したことを特徴とする油圧緩衝器。
- 取付筒部の外周に位置決め用のストッパと、凹溝とを形成している請求項1に記載の油圧緩衝器。
- 取付筒部の内側にガイド筒を起立し、このガイド筒内にガス室を区画するフリーピストンが移動自在に挿入されている請求項1又は2に記載の油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004080114A JP2005265090A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | 油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004080114A JP2005265090A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | 油圧緩衝器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005265090A true JP2005265090A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35089863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004080114A Pending JP2005265090A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | 油圧緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005265090A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010060083A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Kayaba Ind Co Ltd | 単筒型液圧緩衝器 |
JP2017020618A (ja) * | 2015-07-14 | 2017-01-26 | Kyb株式会社 | 単筒式ショックアブソーバ |
-
2004
- 2004-03-19 JP JP2004080114A patent/JP2005265090A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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