JP2005163824A - シリンダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シリンダ装置において、保護カバーを取付けるキャップ部のロッドへの結合強度及び結合剛性を高める。
【解決手段】 油液が封入されたシリンダ2内に、ピストンロッド6が連結されたピストン5を摺動可能に嵌装する。シリンダ2内に挿入され、ピストン5に連結されたロッド本体6と、先端にねじ部23が形成されて基端部にキャップ部28が一体に形成されたボルトキャップ部材29とを抵抗溶接によって溶接して、ピストンロッド6を構成する。キャップ部29に保護カバー24を取付ける。ロッド本体26と、ボルトキャップ部材29との2部材を抵抗溶接するので、溶接条件が安定して、溶接強度を高めることができる。キャップ部28をボルトキャップ部材29としてボルト部27と一体化したことにより、キャップ部28のピストンロッド6への結合強度及び結合剛性を高めることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のサスペンション装置等に装着される油圧緩衝器、油圧シリンダ等のシリンダ装置に関するものである。
シリンダ装置の一例として、自動車のサスペンション装置に装着される従来の筒型油圧緩衝器について、図3及び図4を参照して説明する。
図3に示すように、油圧緩衝器1は、複筒式油圧緩衝器であって、シリンダ2の外周に外筒3が設けられ、シリンダ2と外筒3との間にリザーバ4が形成された二重筒構造をなしている。シリンダ2内には、ピストン5が摺動可能に嵌装され、このピストン5によってシリンダ2内がシリンダ上室2Aとシリンダ下室2Bとの2室に画成されている。ピストン5には、ピストンロッド6の一端部がナット7に連結されており、ピストンロッド6の他端側は、シリンダ2および外筒3の上端部に装着されたロッドガイド8およびオイルシール9に挿通されて外部へ延出されている。シリンダ2の下端部には、シリンダ下室2Bとリザーバ4とを区画するベースバルブ10が設けられており、シリンダ上下室2A、2B内には、油液が封入され、リザーバ4内には、油液およびガスが封入されている。
ピストン5には、シリンダ上下室2A、2B間を連通させる伸び側油路11及び縮み側油路12が設けられており、伸び側および縮み側油路11、12には、それぞれ、その油液の流動を制御して減衰力を発生させるオリフィスおよびディスクバルブからなる伸び側及び縮み側減衰力発生機構13、14が設けられている。また、ベースバルブ10には、シリンダ下室2Bとリザーバ4とを連通させる伸び側油路15及び縮み側油路16が設けられている。伸び側油路15には、リザーバ4側からシリンダ下室2B側への油液の流通のみを許容する逆止弁17が設けられ、縮み側油路16には、シリンダ下室2B側からリザーバ4側への油液の流通に抵抗を付与するオリフィスおよびディスクバルブからなる縮み側減衰力発生機構18が設けられている。
これにより、ピストンロッド6の伸び行程時には、シリンダ2内のピストン5の摺動にともない、シリンダ上室2Aの油液がピストン5の伸び側油路11を通ってシリンダ下室2Bへ流れ、伸び側減衰力発生機構13によって減衰力が発生する。このとき、ピストンロッド6がシリンダ2から退出した分の油液がリザーバ4からベースバルブ10の逆止弁17を開いてシリンダ下室2Bへ流れ、リザーバ4内のガスが膨張することによって、シリンダ2内の容積変化を補償する。
縮み行程時には、シリンダ2内のピストン5の摺動にともない、シリンダ下室2Bの油液がピストン5の縮み側油路12を通ってシリンダ上室2Aへ流れ、縮み側減衰力発生機構14の流通抵抗によって減衰力が発生し、また、ピストンロッド6がシリンダ2内へ進入することによって、シリンダ下室2Bの油液がベースバルブ10の縮み側油路16を通ってリザーバ4へ流れ、縮み側減衰力発生機構18の流通抵抗によって減衰力が発生し、これらの減衰力の合計が縮み行程時の減衰力となる。このとき、ピストンロッド6がシリンダ2内に侵入した分だけリザーバ4内のガスが圧縮されることによって、シリンダ内の容積変化を補償する。
図4に示すように、ピストンロッド6は、シリンダ2に挿入されてピストン5に連結されるロッド本体20と、ロッド本体20の先端部に結合されるボルト部21と、これらの結合部の周囲に結合されるキャップ部22との3部材からなり、ボルト部21の先端部に、車体側に連結するためのねじ部23が形成され、また、キャップ部22の外周部に、ピストンロッド6を保護する円筒状の保護カバー23が取付けられる。ロッド本体20、ボルト部21及びキャップ部22の3部材は、抵抗溶接によって同時に溶接されて互いに結合されている。
このように、ピストンロッドをロッド本体、ボルト部及びキャップ部の3部材から構成し、溶接によって一体化するようにした油圧間緩衝器については、例えば特許文献1に記載されている。
実開昭56−138246号公報
しかしながら、上記従来の3部材からなるピストンロッドを溶接によって一体化した油圧緩衝器では、次のような問題がある。
ロッド本体20、ボルト部21及びキャップ部22の3部材を抵抗溶接によって同時に互いに溶接するため、これらの3部材に電極を接続して同時に給電する必要があり、安定した溶接条件を得るために、3部材に各々に電極を正確に接地する必要がある。電極を正確に接地せずに溶接した場合には、特に、キャップ部22の溶接強度が低下し、これにより、キャップ部22の取付剛性が不足し、車両の振動や溶接部分の経時変化等によってキャップ部22が傾き、保護カバー24の下端が外筒3に接触し、外筒3のとそうめんを傷付ける虞がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、キャップ部のロッドへの結合強度及び結合剛性を高めるようにしたシリンダ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、シリンダと、該シリンダから伸縮可能に延出されたロッドとを備え、該ロッドには、先端部に取付部が設けられ、また、該取付部の基部側に、当該ロッドを保護する保護カバーが取付けられるキャップ部が設けられたシリンダ装置において、
前記ロッドは、前記シリンダから延出されたロッド本体と、前記取付部を有する取付部材とを結合して構成され、前記キャップ部が前記取付部材又は前記ロッド本体と一体に形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明に係るシリンダ装置は、上記請求項1の構成において、前記ロッド本体と前記取付部材とは、溶接によって結合されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明に係るシリンダ装置は、上記請求項2の構成において、前記ロッド本体と前記取付部材との溶接部には突出部が形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明に係るシリンダ装置によれば、キャップ部のロッドへの結合強度及び結合剛性を高めることができる。
請求項2の発明に係るシリンダ装置によれば、ロッドは、ロッド本体及び取付部材の2部材の溶接によって構成されるので、溶接条件が安定して、溶接強度を高めることができる。
請求項3の発明に係るシリンダ装置によれば、突出部が溶着されるので、他の部分に溶接による影響が生じにくくなる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、図3及び図4に示す従来例に対して、同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る油圧緩衝器25(シリンダ装置)では、ピストンロッド6(ロッド)は、シリンダ2内に挿入されてピストン5に連結されるロッド本体26と、ボルト部27とキャップ部28とを一体に形成したボルトキャップ部材29(取付部材)とを結合した構造となっている。
ボルトキャップ部材29は、先端にねじ部23が形成された棒状のボルト部27(取付部材)の基端部外周に、略円板状のキャップ部28を一体に形成したものであり、キャップ部28の外周部には、保護カバー24を取付けるためのフランジ30が形成されている。キャップ部28の内側中央部には、ボルト部27の基部である突出部31が突出されており、突出部31の端面には凸面状の溶着部32が形成されている。ボルトキャップ部材29は、例えば、ボルト部27とキャップ部28とを一体に鋳造成形し、機械加工することによって製造することができる。ボルトキャップ部材29の外側の表面には、防錆のため、すずメッキが施されている(溶接性を考慮して溶着部付近には、メッキしない)。
一方、ロッド本体26のボトルキャップ部29に対向する端面には、凸面状の溶着部33が形成されており、この溶着部33とボルトキャップ部材29側の突出部31の溶着部32とを突合わせて、抵抗溶接(プロジェクション溶接)することによって、ロッド本体26とボルトキャップ部材29とが結合されている。突出部31が溶着されるので、溶接による影響がキャップ部28に生じにくくなり、キャップ部28の変形等を防止することができる。なお、ロッド本体26は、防錆及び摺動性を高めるため、溶着部33の付近を除いてクロームメッキが施されている。
そして、ロッド本体26に結合されたボルトキャップ部材29のキャップ部28に、保護カバー24が取付けられ、外筒3、ボルトキャップ部材29及び保護カバー24の外側の表面に塗装が施される。
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
ボルト部27とキャップ部28とを一体形成してボルトキャップ部材29として、ロッド本体26に溶接するようにしたので、ボルトキャップ部材29及びロッド本体26の2部材に電極を接地して給電することより、溶接を行うことができ、上記従来例に比して溶接条件を安定させ易くでき、充分な溶接強度を得ることができる。ボルトキャップ部材29に突出部31を形成したことにより、溶接時に突出部31が溶着されるので、キャップ部28に溶接による影響が生じにくくなり、キャップ部28の変形等を防止することができる。ボルト部27とキャップ部28とを一体に形成したことにより、キャップ部28のピストンロッド6への結合強度及び結合剛性が高まるので、車両の振動によってキャップ部28が傾くことが無く、保護カバー24の下端が外筒3に接触するのを確実に防止することができ、外筒3の塗装面を傷付けることを防止することができる。さらに、ロッド本体26とボルトキャップ部材29との溶接部がキャップ部28の内側に配置されて外部から見えないので、見映えがよくなる。
なお、上記実施形態では、ロッド本体26とボルトキャップ部材29とを溶接によって結合しているが、これらは、ろう付、接着、ねじ、カシメ、圧入等の他の結合手段によって結合することも可能である。上記実施形態では、キャップ部28は、ボルト部27側に一体に形成されているが、ロッド本体26側に一体に形成することもできる。また、上記実施形態では、一例として本発明を複筒式の油圧緩衝器に適用した場合について説明しているが、これに限らず、本発明は、ロッドの先端部に取付部及びキャップ部が設けられた他のシリンダ装置にも同様に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る油圧緩衝器の縦断面図である。 図1に示す油圧緩衝器のピストンロッドの分解図である。 従来の油圧緩衝器の縦断面図である。 図3に示す油圧緩衝器のピストンロッドの分解図である。
符号の説明
2 シリンダ、6 ピストンロッド(ロッド)、23 ねじ部(取付部)、24 保護カバー、25 油圧緩衝器(シリンダ装置)、28 キャップ部、29 ボルトキャップ部材(取付部材)、31 突出部

Claims (3)

  1. シリンダと、該シリンダから伸縮可能に延出されたロッドとを備え、該ロッドには、先端部に取付部が設けられ、また、該取付部の基部側に、当該ロッドを保護する保護カバーが取付けられるキャップ部が設けられたシリンダ装置において、
    前記ロッドは、前記シリンダから延出されたロッド本体と、前記取付部を有する取付部材とを結合して構成され、前記キャップ部が前記取付部材又は前記ロッド本体と一体に形成されていることを特徴とするシリンダ装置。
  2. 前記ロッド本体と前記取付部材とは、溶接によって結合されていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
  3. 前記ロッド本体と前記取付部材との溶接部には突出部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のシリンダ装置。
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