JP2005188532A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005188532A
JP2005188532A JP2003426884A JP2003426884A JP2005188532A JP 2005188532 A JP2005188532 A JP 2005188532A JP 2003426884 A JP2003426884 A JP 2003426884A JP 2003426884 A JP2003426884 A JP 2003426884A JP 2005188532 A JP2005188532 A JP 2005188532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
cylinder
guide member
outer peripheral
shock absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003426884A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kitamura
健司 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP2003426884A priority Critical patent/JP2005188532A/ja
Publication of JP2005188532A publication Critical patent/JP2005188532A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

【課題】 シリンダの開口部側であっても、安価で且つ正確にシリンダ外周面へブラケットを取り付けることができる構造を備えた油圧緩衝器を提供する。
【解決手段】 懸架ばね2の下端を支持するばね受け3と、センサ、ブレーキホース等の関連部品を装着するためのブラケット4とをシリンダ1外周面に取り付けた油圧緩衝器において、ばね受け3とシリンダ1外周面との間にガイド部材8を介在させると共に、このガイド部材8にブラケット4を取り付けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車両に使用される油圧緩衝器に関し、特に、単筒の型油圧緩衝器において、そのシリンダ外周面に取り付けられるブラケットの取付構造に関する。
自動車等の車両のサスペンション装置に用いられる油圧緩衝器のシリンダ外周面には、センサ、ブレーキホース、スタビライザ等の関連部品を装着するためのブラケットが取り付けられており、スタビライザを装着するためのスタビライザブラケットを取り付けた油圧緩衝器としては、特許文献1に示すものを例示することができる。
即ち、シリンダ外周面となるアウターシェル外周面にスタビライザブラケットを配置し、その上下辺を上記アウターシェル外周面に対して隅肉溶接で固定している。
特開平10−119527号公報(図4)
上記の方法によりスタビブラケット(以下、単にブラケットと言う)を固定する取付構造は、複筒型油圧緩衝器に適用する場合には特に問題がある訳ではないが、単筒型油圧緩衝器に適用しようとすると、以下に示す課題が発生する。
即ち、内周面がピストンとの摺動面となるシリンダ外周面に対して直接溶接を施すことになるので、溶接時の熱に起因するシリンダ内周面への歪の発生は避けられず、この内周面の歪修正作業と言った後加工工程が必要となる。
そこで、シリンダとブラケットとの溶接位置をピストンが摺動しない内周面と対向する外周面部分、例えば、油圧緩衝器の基端部とし、そこからブラケットを長く延長させることで上記の後加工工程を不要とすることが考えられる。
ところが、要求されたブラケットの取付位置がシリンダ開口部側、例えば、ばね受け近くにある場合には、ブラケット自体が長く延長されることになるので、その分、材料コストが嵩んだり、位置決め精度が低下したりするばかりでなく、ブラケット自体の剛性も低下するという問題点が発生する。
そこで、本発明の目的は、シリンダの開口部側であっても、安価で且つ正確にシリンダ外周面へブラケットを取り付けることができる構造を備えた油圧緩衝器を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明は、懸架ばねの下端を支持するばね受けと、センサ、ブレーキホース等の関連部品を装着するためのブラケットとをシリンダ外周面に取り付けた油圧緩衝器において、ばね受けとシリンダ外周面との間にガイド部材を介在させると共に、このガイド部材にブラケットを取り付けた。
本発明によれば、シリンダとばね受けとの間に介在させたガイド部材にブラケットを取り付けたので、ブラケットの取付位置がばね受けに近接している場合には、ブラケット自体が短くて済み、材料コストの削減、位置決め精度の向上ができると共に、ブラケット自体の剛性も向上させることができる。
以下に、本発明を車両用のストラット型油圧緩衝器に具体化した実施の形態を図に基づいて説明するが、図1は、単筒型油圧緩衝器のシリンダ1開口部側を示し、懸架ばね2の下端を支持するばね受け3と、センサ、ブレーキホース、スタビライザ等の関連部品を装着するためのブラケット4とがシリンダ1外周面に取り付けられており、以下、詳細に説明する。
シリンダ1開口部内周にはこの開口部から出没するピストンロッド6を軸支する図示しないロッドガイドが挿入されて加締固定されると共に、この外周には有底円筒状をなすバンプストッパ7が圧入固定されている。
バンプストッパ7よりも下方となるシリンダ1外周には筒状をなすガイド部材8が挿着され、ガイド部材8の上端部とシリンダ1外周面との境界部が溶接固定されている。
そして、この境界部は後述するピストン24が往復動しない内周面と対向するシリンダ1外周面となっている。
ガイド部材8は、シリンダ1外周に圧入されて上端部が溶接されるシリンダ側圧入部9と、この圧入部9から傾斜状のガイド側段差部10を介して下方に向って延設されると共に、シリンダ側圧入部9よりも大径の延長部11とから形成されている。
延長部11の下端部にはセンサ、ブレーキホース等の関連部品を取り付けるための取付孔13を穿設した板状の取付部14がその基端を溶接固定されており、この延長部11と取付部14とで本発明のブラケット4が構成されている。
ばね受け3は、シリンダ側圧入部9に圧入されるばね側圧入部16と、ガイド側段差部10に係合する受け側段差部17が内周面に形成された固定部18と、懸架ばね2の下端を支持するようにこの固定部18から延設された後に略水平に折り曲げ形成された支持部19とから形成されている。
従って、ガイド部材8にばね受け3を圧入し、ガイド側段差部10に受け側段差部17を係合させることによってガイド部材8に対するばね受け3の位置決め固定がなされるようになっている。
尚、シリンダ1内にはこのシリンダ1内を往復動可能に収挿されてシリンダ1内を高圧のガス室Gと油室Oに分離するフリーピストン21と、ピストンロッド6の基端部に連結されてシリンダ1内における油室Oをロッド側室22と反ロッド側室23に分離するピストン24とを備えている。
そして、ピストン24は、ピストンロッド6に対してナット25によって固定されると共に、ピストン24のロッド側室側面には圧側ポート26を開閉可能に閉塞する圧側バルブ27が設けられ、ピストン24の反ロッド側室側面には伸側ポート(図示なし)を開閉可能に閉塞する伸側バルブ28が設けられている。
以上のように構成された単筒型油圧緩衝器によれば、シリンダ1とばね受け3との間に介在させたガイド部材8を下方に延設させた延長部11と、この延長部11に溶接した取付部14とでブラケット4を形成しているので、例えブラケット4の取付位置がピストン24が常に往復動するシリンダ1外周部であっても後加工工程を不要にして容易に取り付けることができる。
特に、ブラケッ4との取付位置がばね受け3に近接している場合には、ブラケット4の延長部11が短くて済むので、材料コストが嵩んだり、位置決め精度が低下したりすることを確実に防止できると共に、ブラケット4自体の剛性を低下させることもない。
又、ガイド部材8は、そのシリンダ側圧入部9の上端とシリンダ1外周面との境界部を溶接部位とすることにより、溶接時の熱に起因するシリンダ1内周面への歪の発生部位をピストン24の往復動の障害になりにくいシリンダ1開口部とすることができるので、特別な後工程を不要にできる。
尚、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、次のように変更して具体化することもできる。
(1)前記実施の形態ではブラケット4の取付部14を延長部11に対して溶接したが、図2に示すように、延長部11を部分的に切り起して取付部31としても良く、こうすれば、溶接工程を不要とすることができるので、製造コストを削減することができる。
(2)前記実施の形態ではブラケット4の延長部11を筒状としたが、板状でも半円弧状でも良い。
(3)前記実施の形態ではガイド部材8とシリンダ1外周面との境界部を溶接することによって両者を固定したが、使用条件によってはガイド部材8をシリンダ1外周に圧入することで両者を固定しても良い。
(4)前記実施の形態ではブラケット4の延長部11をガイド部材8と一体的に形成したが、別体で形成してガイド部材8に溶接、接着等で接合するようにしても良い。
(5)前記実施の形態では単筒型の油圧緩衝器に具体化したが、当然、複筒型の油圧緩衝器に具体化しても良い。
単筒型油圧緩衝器のシリンダ開口部側を示す一部破断正面図である。 本発明の別例を示す正面図である。
符号の説明
1 シリンダ
2 懸架ばね
3 ばね受け
4 ブラケット
8 ガイド部材
11 延長部
14,31 取付部

Claims (4)

  1. 懸架ばねの下端を支持するばね受けと、センサ、ブレーキホース等の関連部品を装着するためのブラケットとをシリンダ外周面に取り付けた油圧緩衝器において、ばね受けとシリンダ外周面との間にガイド部材を介在させると共に、このガイド部材にブラケットを取り付けたことを特徴とする油圧緩衝器。
  2. ガイド部材は上端部がシリンダ開口部近傍に溶接又は圧入により固定されている請求項1記載の油圧緩衝器。
  3. 筒状に形成されたガイド部材のばね受けより下方に位置する延長部と、この延長部に溶接固定された取付部とからブラケットを構成した請求項1,2記載の油圧緩衝器。
  4. 筒状に形成されたガイド部材のばね受けより下方に位置する延長部と、この延長部を部分的に切り起して形成した取付部とからブラケットを構成した請求項1,2記載の油圧緩衝器。
JP2003426884A 2003-12-24 2003-12-24 油圧緩衝器 Pending JP2005188532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003426884A JP2005188532A (ja) 2003-12-24 2003-12-24 油圧緩衝器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003426884A JP2005188532A (ja) 2003-12-24 2003-12-24 油圧緩衝器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005188532A true JP2005188532A (ja) 2005-07-14

Family

ID=34786303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003426884A Pending JP2005188532A (ja) 2003-12-24 2003-12-24 油圧緩衝器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005188532A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007032796A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Hitachi Ltd シリンダ装置
JP7481889B2 (ja) 2020-04-10 2024-05-13 カヤバ株式会社 緩衝器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007032796A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Hitachi Ltd シリンダ装置
JP4645901B2 (ja) * 2005-07-29 2011-03-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 シリンダ装置
JP7481889B2 (ja) 2020-04-10 2024-05-13 カヤバ株式会社 緩衝器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8495947B2 (en) Hydraulic cylinder
JP2009507191A (ja) ロッドガイドシール
JP6374701B2 (ja) 緩衝器
JP6335019B2 (ja) 緩衝器
JP2006275069A (ja) 複筒型油圧緩衝器
CN105793144A (zh) 车辆用弹起式发动机罩装置
US8322500B2 (en) Shock absorber housing
JP2005188532A (ja) 油圧緩衝器
JP4645901B2 (ja) シリンダ装置
JP6363414B2 (ja) 緩衝器
JP2008189135A (ja) ストッパ
JP4206871B2 (ja) 単筒式油圧緩衝器の支持部材取付構造
JP2006233986A (ja) 油圧緩衝器
US20050258579A1 (en) Air spring assembly
JP5651330B2 (ja) バンプクッション
US11506251B2 (en) Base member for a damper
JP4324424B2 (ja) ストラット型ショックアブソーバ
JP5024621B2 (ja) シリンダ装置用圧縮保持具、シリンダ装置及びその圧縮保持具からなる組み合わせ体
JP2005265090A (ja) 油圧緩衝器
JP7389447B2 (ja) 油圧緩衝器
JP5406679B2 (ja) 緩衝器
JP4008395B2 (ja) 筒型緩衝器
CN112119239B (zh) 具有可调阻尼阀的振动阻尼器
JP2001311444A (ja) 油圧緩衝器
JP2008185150A (ja) フロントフォーク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080327

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080514

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080701

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02