JP4324424B2 - ストラット型ショックアブソーバ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両のサスペンション装置に使用するストラット型ショックアブソーバに関する。
従来より、この種のストラット型ショックアブソーバとしては、特許文献1に示すものを例示することができる。
このストラット型ショックアブソーバは、外筒の一端側が挿入される挿入部及び外筒の一端側を封止する封止部からなる有底筒状の基部と、この基部の外周に一体形成したばね受け部とからスプリングシートを構成し、挿入部に外筒の一端側を挿入し、その挿入と共に封止部で外筒の一端側を封止することにより、作動油が封入される有底円筒状のシリンダ体を形成している。
こうすれば、外筒の一端側を封止するための部品であるボトムプレート等を省略できるので、部品点数を削減して、製造コストの低減化を図ることができる。
特開平10−103398号公報(図1、図2)
しかしながら、上記のように構成されたストラット型ショックアブソーバでは、そのスプリングシートの構造において次に示すような問題点が発生する。
即ち、サスペンションスプリングを支持するばね受け部が、外筒を封止する封止部及び挿入部と一体的に形成されているので、例えば、スプリングのコイル径や長さがのみが異なる仕様のストラット型ショックアブソーバを製造する場合には、外筒の一端側を封止する挿入部や封止部を含んだスプリングシート全体を新たに設計する必要がある。
特に、サスペンションスプリングの長さが異なる場合、外筒に対するばね受け部の相対位置が異なってくるので、ばね受け部の形状が変更できない場合には、外筒とスプリングシートとの溶接部位を変更しなければならず、製造ラインにおいて溶接位置、時間等の調整が必要となり、その分、余分な段取り時間が必要となって製造コストが嵩むという問題点がある。
従って、本発明の目的は、サスペンションスプリングのコイル径や長さがのみが異なる仕様に対してもその製造ラインにおいて簡単に対応できるスプリングシートの構造を備えたストラット型ショックアブソーバを提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明は、有底円筒状をなすシリンダ体と、このシリンダ体から出没するロッド体と、このロッド体の基端に連結されて上記シリンダ体における上記油室内をロッド側室と反ロッド側室に分離するピストン体と、上記シリンダ体の外周に取付けられてサスペンションスプリングを支持するスプリングシートとを備えたストラット型ショックアブソーバにおいて、上記シリンダ体の下部外周に対して底部に取付部材を備えた有底筒状の保護部材を装着し、更にこの保護部材の開口端外周に小径部を設け、この小径部に上記スプリングシートの取付部に設けた絞り部を圧入させることによって上記スプリングシートを上記保護部材に取り付けたことを特徴とするものである。
この場合上記保護部材の底部に切り欠き孔を設け、この切り欠き孔を介して上記シリンダ体の底部と上記保護部材の底部とを溶接固定しても良い。
本発明によれば次の効果がある。
1)請求項1の発明によれば、シリンダ体の下部外周に保護部材を装着し、この保護部材にスプリングシートを取り付けたので、サスペンションスプリングのコイル径や長さがのみが異なる仕様のストラット型ショックアブソーバを製造しようとする場合、予めサスペンションスプリングを支持するシート部の形状が異なったスプリングシートを設計しておき、保護部材に取り付けるだけで良い。
従って、従来例で示したような、外筒の一端側を封止する挿入部や封止部を含んだスプリングシート全体を新たに設計するとか、外筒とスプリングシートとの溶接部位を変更するために製造ラインにおいて、溶接位置、時間等の再調整を行うと言ったことを省略して簡単に対応することができる。
2)更に、スプリングシートの取付部に設けた絞り部を保護部材の開口端に設けた小径部に圧入させることによって保護部材にスプリングシートを取り付けるようにしたので、溶接等の特別な加工を行うことなく両者を簡単且つ安価に取り付けることができる。
3)請求項2の発明によれば、保護部材の底部に切り欠き孔を設け、この切り欠き孔を介して溶接することによって保護部材とシリンダ体とを固定したので、両者を確実に固定できるばかりでなく、溶接時の熱による影響がピストン体やフリーピストンが移動するシリンダ体内周面へ及ぶのを確実に防止できる。
以下に、本発明を自動車のサスペンション装置に使用する単筒型のストラット型ショックアブソーバに具体化した実施の形態を図に基づいて説明する。
このストラット型ショックアブソーバは、図1に示すように、有底円筒状をなすシリンダ体21と、このシリンダ体21内に往復動可能に収挿されてシリンダ21内を高圧のガス室Gと油室Oとに分離するフリーピストン22と、シリンダ体21から出没するロッド体23の基端に連結されて前記シリンダ体21における油室O内をロッド側室26と反ロッド側室27に分離するピストン体28と、シリンダ体21の底部外周に装着された本発明の保護部材としてのプロテクタ34と、このプロテクタ34に取り付けられたスプリングシート35とを備えている。
更に詳述すると、ピストン体28はロッド体23に対してナット29によって固定されるとともに、そのピストン体28のロッド側室26側面には圧側ポート(図示なし)を開閉可能に閉塞する圧側バルブ31が設けられ、ピストン体28の反ロッド側室27側面には伸側ポート32を開閉可能に閉塞する伸側バルブ33が設けられている。
又、シリンダ体21の底部24は管材をクロージング加工することにより形成されており、全体が略円錐状に形成されている。
前記プロテクタ34は、内径がシリンダ体21の外径と略同一に形成された筒状の本体36と、シリンダ体21の円錐形底部24と略同一形状に形成された底部37と、この底部37に溶接固定された取付部材としての取付アイ38とから構成されている。
取付アイ38が溶接固定された底部には図2に示すように、4つの切り欠き孔39が形成されており、この切り欠き孔39に図示しない溶接装置を挿入して互いの底部24、37同士を溶接Sすることによってプロテクタ34と、シリンダ体21とを固定するようになっている。
又、本体36の開口端部(図1における上部を言う)には小径部41が形成され、この小径部41と下方大径部との境界部に段差部42が設けられている。
スプリングシート35は、筒状の取付部43と、この取付部43の下部から外方に向って伸びるサスペンションスプリング44支持用のシート部45とから構成されており、取付部43の上部に設けられた円筒状の絞り部46をプロテクタ34の小径部41に上方から圧入し、その段差部42で両者を位置固定的に取り付けるようになっている。
上記のように構成されたストラット型ショックアブソーバは、取付アイ38を車体のばね下側に連結し、ロッド体23の先端を車体のばね上側に連結すると共に、車体のばね上側とスプリングシート35のシート部45との間にサスペンションスプリング44を配置することによってサスペンション装置を構成する。
そして、サスペンションの作動状態において、ロッド体23がシリンダ体21から退出する伸び行程時には、加圧されたロッド側室26内の作動油が伸側ポート32を介して伸側バルブ33を押し開き、反ロッド側室27側に流れると同時に伸側の減衰力を発生する。又、ロッド体23がシリンダ体21に進入する縮み行程時には、加圧された反ロッド側室27内の作動油が圧側ポートを介して圧側バルブ31を押し開き、ロッド側26室に流れると同時に圧側の減衰力を発生する。
ここで、本実施の形態によれば、ストラット型ショックアブソーバの下部外周にプロテクタ34を装着したので、サスペンションの使用状態で発生する飛び石等でシリンダ体21が傷付いたり、凹んだりするのを防止することができる。
これは、シリンダ体21の内側にピストン22体やフリーピストン22が摺動自在に配置された単筒型のショックアブソーバを用いる本発明においては大変有効な効果である。
又、スプリングシート35のプロテクタ34への取付構造として、スプリングシート35の取付部43に設けた絞り部46をプロテクタ34の本体36に設けた小径部41に圧入させ、前記本体36側に設けた段差部42で両者を位置固定的に取り付けるようにしたので、溶接等の特別な加工を行うことなくスプリングシート35をプロテクタ34に取り付けることができる。
特に、スプリング44のコイル径や長さがのみが異なる仕様のストラット型ショックアブソーバを製造しようとする場合、予めシート部45の形状の異なったスプリングシート35を設計しておき、プロテクタ34に圧入するだけで良い。
従って、従来例で示したような、外筒の一端側を封止する挿入部や封止部を含んだスプリングシート全体を新たに設計するとか、シリンダ体21とスプリングシート35との溶接部位を変更するために製造ラインにおいて、溶接位置、時間等の再調整を行うと言ったことを省略できるので、簡単且つ安価に製造することができる。
又、プロテクタ34の底部37に切り欠き孔39を設け、この切り欠き孔39を介して溶接することによってプロテクタ34とシリンダ体21とを固定したので、両者を確実に固定できるばかりでなく、溶接時の熱による影響がピストン体28やフリーピストン22が移動するシリンダ体21内周面へ及ぶのを確実に防止できる。
尚、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、次のように変更して具体化することも可能である。
1)プロテクタ34に対するスプリングシート35の取付構造は、本実施の形態の圧入以外にセレーション結合や、溶接等を用いることができる。
2)プロテクタ34は本実施の形態では筒型であるが、飛び石等の心配のない部分には切り欠き窓等を設けて材料コストの削減や、製品自体を軽量化しても良い。
本発明の一実施の形態を示すストラット型ショックアブソーバの一部縦断正面図である。 保護部材の底部を示す低面図である。
符号の説明
21 シリンダ体
22 フリーピストン
23 ロッド体
26 ロッド側室
27 反ロッド側室
28 ピストン体
34 プロテクタ(保護部材)
35 スプリングシート
37 底部
38 取付アイ(取付部材)
39 切り欠き孔
41 小径部
42 段差部
43 取付部
44 サスペンションスプリング
46 絞り部
G 高圧のガス室
O 油室

Claims (2)

  1. 有底円筒状をなすシリンダ体と、このシリンダ体から出没するロッド体と、このロッド体の基端に連結されて上記シリンダ体における上記油室内をロッド側室と反ロッド側室に分離するピストン体と、上記シリンダ体の外周に取付けられてサスペンションスプリングを支持するスプリングシートとを備えたストラット型ショックアブソーバにおいて、上記シリンダ体の下部外周に対して底部に取付部材を備えた有底筒状の保護部材を装着し、更にこの保護部材の開口端外周に小径部を設け、この小径部に上記スプリングシートの取付部に設けた絞り部を圧入させることによって上記スプリングシートを上記保護部材に取り付けたことを特徴とするストラット型ショックアブソーバ。
  2. 保護部材の底部に切り欠き孔を設け、この切り欠き孔を介してシリンダ体の底部と保護部材の底部とを溶接固定したことを特徴とする請求項1記載のストラット型ショックアブソーバ。
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