JP2005263641A - メイクアップ化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚上で着色粉体が均一に配向性をもってしっかりと密着し、十分なカバー力と自然で素肌感のある仕上がりが得られるメイクアップ化粧料の提供。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):(A)酸化鉄で3〜70質量%被覆された着色粉体であって、平均粒径1〜30μm、外観色がマンセル表色系において特定の色相と明度を有し、さらに、健常皮膚色部とシミ皮膚色部を有するシートに塗布したとき、特定の色差ΔEを有する着色粉体(B)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、式(1)を有する窒素含有高分子化合物
Figure 2005263641

(R1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基等)(C)25℃で液体である油性成分 20質量%以上を含有し、成分(A)と(B)の質量比率〔(B)/(A)〕が0.1〜15であり、かつ成分(A)と(C)の質量比率〔(C)/(A)〕が1〜100であるメイクアップ化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、着色粉体、高分子化合物と液体の油性成分を含有するメイクアップ化粧料に関する。
従来、メイクアップ化粧料において、シミ・ソバカスなど肌の色ムラ、すなわち健常皮膚状態に比較して濃色状態を呈している部分に対するカバー力を上げるためには、酸化チタンや酸化鉄などの着色顔料の配合量を増やす方法が一般的である。しかしこれらの着色顔料を多量に配合すると、顔に塗布したときにのっぺりとした厚塗り感があり、不自然な仕上がりになる。
このような不自然な仕上がり感を解消するために、雲母(マイカ)を金属酸化物(二酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛など)で被覆した粉体を配合して、隠蔽性に優れ、かつ自然な仕上がり感を有する化粧料が提案されている(特許文献1、特許文献2)。しかしながら、このような粉体を、液体の油性成分を含む化粧料に配合すると、肌表面を覆う液体油の油膜によって粉体と肌表面との付着が妨げられ、肌の皮丘につかずに皮溝に入り込んでしまったり肌上で凝集したりしてしまうため、発色や隠蔽性が低下して自然な仕上がりが得られず、その粉体本来の仕上がりの効果を十分に発揮できなかった。
また、薄片状パール粉体に肌上でリーフィング状態(肌の皮丘上に平面配向性をもって均一に付着している状態)を作り出させるために、特許文献3では、粘着性物質を含有する第一層用メイクアップ下地料の上にパール粉体を含有する第二層用メイクアップ仕上料を重ね塗りする化粧料が提案されている。しかし化粧料を2種類準備しなければならず、しかも2度塗布しなければならない使用性の煩雑さがある。
特開昭62−16408号公報 特開昭63−27418号公報 特開平6−145022号公報
本発明の目的は、乳化又は油性化粧料中に液体の油性成分を含んでいても、着色粉体が肌の皮溝に落ちることなく、肌の皮丘上に平面配向性をもって均一に付着し、シミ・ソバカスなど肌の色ムラに対する十分なカバー力がありながら自然で素肌感のある仕上がりを有するメイクアップ化粧料を提供することにある。
本発明者らは、特定の着色粉体、すなわち肌色を構成する赤色系もしくは黄色系の着色粉体と、接着性を有するシリコーン系高分子化合物、及び液状の油性成分を含有するメイクアップ化粧料が、液体の油性成分の油膜に妨げられることなく皮膚上で着色粉体が均一に配向性をもってしっかりと密着し、十分なカバー力と自然で素肌感のある仕上がりを兼ね備えることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)酸化鉄で3〜70質量%被覆された着色粉体であって、平均粒径1〜30μm、外観色がマンセル表色系において色相2.5RP〜10Y、明度2.0〜8.0であり、さらに、健常皮膚色部(淡色部)とシミ皮膚色部(濃色部)を有するシートに塗布し、正反射条件及び拡散反射条件において、健常部及びシミ部の色(L*,a*,b*)を測定したとき、下記式で求められる色差△E(正反射条件:△Er、拡散反射条件:△Ed)が0≦△Er≦3.0及び0≦△Ed≦6.0である着色粉体、
Figure 2005263641
(B)下記(b-1)〜(b-3)から選ばれる高分子化合物、
(b-1)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して下記式(1)で表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミン)が結合してなる共重合体;
Figure 2005263641
(式中、R1は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を示し、nは2又は3の数を示す)
(b-2)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して下記式(2)で表される繰り返し単位からなるポリ(N−プロピレンカルボベタイン)が結合してなる共重合体;
Figure 2005263641
(式中、R2は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリール基又はアルコキシカルボニルアルキル基を示し、rは1〜5の数を示す)
(b-3)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、下記式(3)で示される基が結合してなる共重合体;
Figure 2005263641
(式中、mは1〜8の数を示す)
(C)25℃で液体である油性成分 20質量%以上
を含有し、成分(A)と(B)の質量比率〔(B)/(A)〕が0.1〜15であり、かつ成分(A)と(C)の質量比率〔(C)/(A)〕が1〜100であるメイクアップ化粧料を提供するものである。
本発明のメイクアップ化粧料は、皮膚上で着色粉体が均一に配向性をもってしっかりと密着し、十分なカバー力と自然で素肌感のある仕上がりを兼ね備えるものである。
本発明は、肌色に近い赤系、赤橙系、黄色系の着色粉体と、接着性を有するシリコーン系高分子化合物、及び液状の油性成分を、特定範囲の比率で含有するメイクアップ化粧料に関する。そしてこのような組合せにより、着色粉体が肌の皮丘上に平面配向性をもって均一に付着することで肌色に近い色を十分に発色でき、シミ・ソバカスなど肌の色ムラに対する優れたカバー力がありながら自然で素肌感のある仕上がりを呈するものである。
本発明で用いる成分(A)の着色粉体は、肌色に近い色、すなわちマンセル表色系においては赤紫〜赤〜橙〜黄色を呈する着色粉体である。また、母材表面を酸化鉄で被覆したものであり、母材となる粉体は、天然マイカ、合成マイカ、雲母チタン等が挙げられ、これらは一般に薄片状の形状を有するものである。このような母材の表面を、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄等の1種以上の酸化鉄で被覆したものが好ましい。特に、酸化鉄で被覆された雲母又は雲母チタンが好ましい。
被覆方法としては、一般に行なわれる方法、例えば、化学反応により付着させる方法や、機械的衝撃力によって物理的に付着させる方法などが挙げられる。また、酸化鉄の被覆率は、着色粉体に対して3〜70質量%であり、好ましくは5〜60質量%、より好ましくは5〜30質量%である。この範囲であると、十分なカバー力と自然な仕上がりをえることができる。被覆量が3質量%未満ではカバー力が十分に得られず、70質量%を超えると自然な仕上がり感が得られにくくなる。酸化鉄の被覆量は、アルカリ融解法などから求めることができる。
このような着色粉体の平均粒径は、1〜30μmであり、好ましくは2〜25μmである。粒径が大きい場合は、効果が失われない範囲で粉砕処理を行って30μm以下にしてから使用することもできる。30μmを超えるものを配合すると、肌にギラツキ感が出て、粉っぽくなり自然な仕上がりが得られない。
また、着色粉体は、外観色がマンセル表色系において、色相2.5RP〜10Y(赤紫〜赤〜橙〜黄色)、明度2.0〜8.0であり、好ましくは色相1R〜10Y、明度3.0〜8.0である。この範囲内であれば、化粧料を肌に塗布したときの仕上がりの色が自然で素肌に近くなる。
なお、着色粉体の外観色は、粉体をセルに充填し、測色装置;SQ−300H(日本電子社)を用いて測定するものである。
さらに、着色粉体は、健常皮膚色部(淡色部)とシミ皮膚色部(濃色)を有するシートに塗布し、正反射条件及び拡散反射条件において、健常部及びシミ部の色(L*,a*,b*)を測定したとき、下記式で求められる色差△E(正反射条件:△Er、拡散反射条件:△Ed)が0≦△Er≦3.0及び0≦△Ed≦6.0のものである。ここで、健常皮膚色部とは一般的な肌色を呈する健常な皮膚状態の部分を示し、シミ皮膚色部とは健常な肌状態に対して色素等が凝集することによって、健常状態に対し濃い色を呈する部分を表わしている。すなわち健常部及びシミ部の色とは、それぞれ淡色部と濃色部のことである。ΔEがこれらの範囲内であることにより、高いカバー力及び自然な仕上がりを得ることができ、特に、0≦△Er≦2.7及び0≦△Ed≦5.5が好ましい。△Er>3.0、あるいは△Ed>6.0になると、肌のシミ・ソバカスが十分にカバーされない。
ここで、色差ΔEは下記の条件で求めることができる。
(1)カバー力評価シートの調製:
図1に示すとおり、5cm角の普通紙に、カラー印刷機(EPSON PM-750C)を用い、以下の色になるよう印刷した。
健常部測色平均値:L*値66.4、a*値9.8、b*値17.3
シミ部測色平均値:L*値60.5、a*値9.6、b*値16.2
得られたシートは、測色器(MINOLTA CR-300)を用い、健常部(淡色部)、シミ部(濃色部)をそれぞれ測定し、それぞれが測色平均値からの色差ΔEが1以下、シミ部(濃色部)と健常部(淡色部)の色差ΔEは5.5〜6.5であることを確認し、評価に用いる。
(2)正反射と拡散反射の2条件のデジタル画像の撮影:
カバー力評価シートに、粉体を0.003g/25cm2塗布する。これを黒色板に貼りつけ、図2のような試料変角測定装置の試料台にセットする。点光源からの光を集光レンズ、コリメータレンズを通して試料に照射し、デジタルカメラにて撮像する。入射光とデジタルカメラの角度は50°に固定し、試料台を変角させることにより、以下の正反射と拡散反射の2条件のデジタル画像(撮影範囲:直径3.5cmの円)を得る。光源によって不自然な色合いの画像になる場合があり、そのときはサンプルと光源との間に60g/cm2のトレーシングペーパーを入れて拡散光として入射させ調節する。
(3)画像解析方法と色差△Eの求め方:
図3に示すように、撮影したデジタル画像を画像解析ソフトAdobe Photoshop(Adobe社)を用いて、カバー力評価シート上の健常部(淡色部)及びシミ部(濃色部)の各エリアから得られるヒストグラムから、L*、a*、b*を読み出すことができる。各エリアの選び方は正反射条件の画像は全面でピントが合っているので、できるだけ広いエリアを選択して誤差をなくし、拡散反射条件の画像は中心線(健常部とシミ部の境界線)にピントが合っているためできるだけ中心に近いエリアを選択する。画像解析から得られる健常部(淡色)及びシミ部(濃色部)のL*値、a*値、b*値から、下記計算式に従い、色差△E(正反射条件:△E、拡散反射条件:△E)を求める。
Figure 2005263641
また、成分(A)の着色粉体としては、母材が雲母である、クロイゾネサテンブロンズ(エンゲルハード社)、プレステージブロンズ(エッカート社)等;母材が雲母チタンである、コロロナオリエンタルベージュ(メルク社)、チミカゴールデンブロンズ(エンゲルハード社)等の市販品を使用することができる。
成分(A)の着色粉体は、さらに目的に応じて金属石鹸、金属酸化物、金属水酸化物、油脂、ロウ、シリコーン化合物、フッ素化合物、炭化水素化合物、脂肪酸エステル、親油性界面活性剤等で表面処理を行って、使用することもできる。
成分(A)は1種以上を用いることができ、全粉体量中3.0質量%以上、特に3.5〜90質量%含有するのが、シミ・ソバカスなど肌の色ムラに対するカバー力と自然で素肌感のある仕上がりを得るために好ましい。
また、本発明の化粧料中における成分(A)の含有量は、0.3〜20質量%が好ましく、0.3〜15質量%、更に0.5〜10質量%がより好ましい。この範囲であれば十分なカバー力でありかつ自然な仕上がりが得られる。
成分(A)を特定の比率で使用することで、酸化鉄や有色色素など他の着色顔料の配合量を軽減することができ、より化粧感の少ない素肌に近い仕上がりを提供することができる。
本発明で用いる成分(B)の高分子化合物は、成分(A)の肌上での密着性を良くし、皮丘上に平面配向性をもって均一に付着させ、リーフィング状態をつくり出させるための成分である。
すなわち、成分(B)が成分(A)の表面に吸着した状態で存在することで、粉体同士の凝集が起きにくくなり、さらに肌に塗布した際は肌表面と粉体表面を付着させる「のり」のような役割をする。成分(A)の酸化鉄被覆雲母や酸化鉄被覆雲母チタンは薄片状の扁平な形状であるため、成分(B)高分子化合物の存在下で肌の表面にしっかりと肌平面に沿った配向性をもって付着でき、シミ・ソバカスなど肌の色ムラに対する十分なカバー力と自然で素肌感のある仕上がりを演出する。さらには粉体の皮膚への密着性が良好なため、塗布時にムラづきせず、粉っぽさを感じさせない使用感になる。
本発明で用いる成分(B)の高分子化合物(b-1)〜(b-3)は、オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して式(1)〜(3)で表される繰り返し単位の親水性セグメントを有する共重合体であり、常温・常圧では粘性液体状又は固体状を呈する物質である。
また、温度20℃、相対湿度65%における伸長率が0〜15%の範囲で破断又は塑性変性を生じないという性質を有することが望ましい。通常、高分子化合物は変形が小さいときには元の形に回復するが、変形が大きくなると回復しにくくなることが知られている。このような元の形に戻らない変形は塑性変形と呼ばれる。硬くてもろい高分子化合物には、塑性変形が生じる前に破断するものもある。粉体表面と肌表面とを「のり」づけし、肌上で着色パール粉体が平面配向性を持つことができる高分子化合物の性質はいわゆるゴム弾性であることが必要である。
伸長率が0〜15%の範囲で塑性変形が生じるか否かは、例えば次のような簡単な実験で確かめることができる。すなわち、厚さ約0.2mm、長さ20mm、幅5mmの試料片を用意し、温度20℃、相対湿度65%の条件下で応力−歪み曲線を記録しながらクロスヘッド速度20mm/分で3mm伸長(15%)し、その後直ちに同じ速度で元の位置までクロスヘッドを戻す。10分後、再度伸長し、2回目の伸長時の応力−歪み曲線が1回目の曲線と同じ軌跡をたどれば、完全に回復しており、塑性変形が生じていないことになる。これに対し、塑性変形が起きる場合には、1回目の往復運動ですでに伸びてしまっているため、2回目の伸長では遅れて応力がかかり、結果として応力−歪み曲線は同じ軌跡をたどらない。
また、成分(B)が単独でゴム弾性を示さない場合でも、本化粧料に含まれる物質と共存させた時に、同様の効果が得られるものであれば、単独での常温・常圧の物性は特に制限されるものではない。
成分(B)の第1の態様である高分子化合物(b-1)、すなわち、オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、2−置換オキサゾリン類または2−置換オキサジン類の開環重合によって得られる、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して上記式(1)で表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミン)が結合してなる共重合体は、該ポリ(N−アシルアルキレンイミン)のセグメントとオルガノポリシロキサンのセグメントとの重量比が1/50〜20/1、特に1/40〜2/1で、分子量が500〜500,000、特に1,000〜300,000のものが、着色粉体の肌への均一な付着状態を得る上で好ましい。
式(1)中、R1で示されるシクロアルキル基としては炭素数3〜6のものが挙げられ;アラルキル基としてはフェニルアルキル、ナフチルアルキル等が挙げられ;アリール基としてはフェニル、ナフチル、アルキル置換フェニル等が挙げられる。
前記オルガノポリシロキサンのセグメントとポリ(N−アシルアルキレンイミンのセグメントとの結合において介在するヘテロ原子を含むアルキレン基としては、窒素原子、酸素原子及び/又はイオウ原子を1〜3個含む炭素数2〜20のアルキレン基が挙げられ、その具体例としては、下記式(4)で表される基が挙げられる。
Figure 2005263641
(式中、X-は4級アンモニウム塩の対イオンを示す)
かかる高分子化合物(b-1)の好ましい例としては、ポリ(N−ホルミルエチレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−アセチルエチレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−n−オクタノイルエチレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−n−ドデカノイルエチレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−ホルミルプロピレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−アセチルプロピレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−プロピオニルプロピレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−n−オクタノイルプロピレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−n−ドデカノイルプロピレンイミン)変性シリコーン等が挙げられる。
上記高分子化合物(b-1)は、公知の方法(特開平2−276824号公報、特開平4−85334号公報、特開平4−85335号公報、特開平5−112423号公報、特開平7−133352号公報、特開平10−95705号公報等)により得ることができる。
高分子化合物(b-2)、すなわち、オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して上記式(2)で表される繰り返し単位からなるポリ(N−プロピレンカルボベタイン)が結合してなる共重合体は、オルガノポリシロキサンのセグメントとポリ(N−プロピレンカルボベタイン)のセグメントとの重量比が、98/2〜40/60、特に95/5〜60/40であり、重量平均分子量が1,000〜500,000、特に5,000〜300,000であることが好ましい。オルガノポリシロキサンセグメントとポリ(N−プロピレンカルボベタイン)セグメントとの重量比を98/2〜40/60の範囲とすることにより、及び、重量平均分子量を1,000以上とすることにより、分散相表面の保護膜を形成する際に充分な弾性が得られ、重量平均分子量を500,000以下とすることにより、製造が容易になる。
オルガノポリシロキサンセグメントとポリ(N−プロピレンカルボベタイン)セグメントとの結合において介在するヘテロ原子を含むアルキレン基としては、上記(b-1)における式(4)のアルキレン基を用いることができる。
また、R2で示されるシクロアルキル基としては炭素数3〜6のものが挙げられ;アラルキル基としてはフェニルアルキル、ナフチルアルキル等が挙げられ;アリール基としてはフェニル、ナフチル、アルキル置換フェニル等が挙げられる。
高分子化合物(b-2)は、オルガノポリシロキサンと下記式(5);
Figure 2005263641
(式中、R2は前記と同じ)
で表される環状アミンを開環重合して得られる末端反応性ポリ(N−プロピレンイミン)とを反応させて、まずポリ(N−プロピレンイミン)が結合してなるオルガノポリシロキサンを製造する。これにクロル酢酸ナトリウムやβ−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、ε−カプロラクトンを更に反応させることによりポリ(N−プロピレンカルボベタイン)変性シリコーンが製造される。
高分子化合物(b-3)、すなわち、オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、上記式(3)で示される基が結合してなる共重合体においては、式(3)で示される基が結合するケイ素原子数が分子内全ケイ素原子数の10〜90%、特に40〜80%であり、重量平均分子量が1,000〜500,000、特に5,000〜300,000であることが好ましい。式(3)で示される基の重量平均分子量が1,000以上である場合には、着色粉体の肌への付着性が向上し、500,000以下である場合には、製造が容易である。
このような式(3)の基を含むオルガノポリシロキサンは、例えば前駆体として下記式(6)で表されるようなオルガノハイドロジェンポリシロキサンを用い、これと下記式(7)で表されるようなN−アルキレンピロリドンとを反応させる、いわゆるヒドロシリル化反応によって製造することができる。このヒドロシリル化反応は、ジクロロメタン、クロロホルム、あるいは1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系の溶媒、又はテトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、あるいはジブチルエーテルのような脂肪族のエーテル類を反応溶媒として、室温〜100℃にて塩化白金酸などの遷移金属錯体を触媒として、行うことができる。
Figure 2005263641
(式中、R3は同一又は異なって、炭素数1〜22の飽和アルキル基又はフェニル基を示し、R4、R5及びR6はそれぞれR3と同一の基を示すか又は炭素数1〜22の飽和アルキル基又はフェニル基から選ばれる基を示し、pは30〜3,000の整数を示し、qは60〜1,500の整数を示し、mは前記と同じ意味を示す。)
成分(B)の含有量は、全組成中に0.1〜10質量%であるのが好ましく、特に0.3〜7質量%であるのが好ましく、更に0.3〜7質量%が好ましい。この範囲内であれば、着色粉体が肌に均一に密着する効果が十分に得られ、使用感も良好である。
成分(B)は、溶解又は分散性を向上させるためにアルコールを組み合わせて用いるのが好ましい。成分(B)をアルコール分散液として配合すると、化粧料中での高分子化合物の溶存状態が良好となり、成分(A)の着色粉体と肌表面とを付着させる効果が十分に発揮できる。成分(B)と組み合わせて用いられるアルコールとしては、溶解性、分散性及び化粧料に配合する際のハンドリングの良さから、炭素数1〜4の低級アルコールが好ましく、その中でもエタノールが特に好ましい。
本発明のメイクアップ化粧料において、成分(A)及び(B)の質量比率〔(B)/(A)〕は0.1〜15、好ましくは0.4〜10である。この範囲内であれば、成分(A)が肌の皮溝に落ちることなく、皮丘上に平面配向性をもって均一に付着するリーフィング状態をつくることができる。
本発明で用いる成分(C)の油性成分は、25℃で液体のものである。25℃で液体とは、1気圧20℃の条件で流動性を有することを意味する。
具体的には、ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級脂肪酸変性オルガノポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油;オリーブ油、ホホバ油等の植物油;液状ラノリン等の動物油;流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油;リンゴ酸ジイソステアリル、乳酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル等の脂肪酸エステル;ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等の脂肪酸とアルコールとからなるエステル油;グリセリン誘導体、アミノ酸誘導体等のエステル油などが挙げられる。これらのうち、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油を含有するメイクアップ化粧料において、本発明の効果がより顕著に発揮される。
本発明において、25℃で液体の油性成分は化粧料中に20質量%以上、好ましくは20〜70質量%含有することが必要であり、これにより着色粉体が肌の皮溝に落ちることなく、皮丘上に平面配向性をもって均一に付着し、肌の色ムラに対する十分なカバー力があり、かつ自然で素肌感のある仕上がりを呈するものである。
また、成分(A)及び(C)の質量比率〔(C)/(A)〕は、1〜100であることが必要であり、着色粉体の肌への付着性及び使用感の点から、特に1〜60であることが好ましい。
本発明の化粧料の形態としては、乳化化粧料、油性化粧料等が好ましいが、特に乳化化粧料であることが好ましい。また、化粧料に含まれる前記以外の成分としては、一般的に化粧料に使用される成分、例えば、前記以外の粉体、半固体又は固体状の油性成分、界面活性剤、水、酸化防止剤、香料、防腐剤、美容成分、pH調整剤、紫外線吸収剤、紫外線遮蔽剤、増粘剤、殺菌剤等を含有させることができる。
前記以外の粉体としては、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化チタン−酸化亜鉛複合粉体等の無機顔料;ナイロンパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、ポリウレタンパウダー、微結晶性セルロース、ラウロイルリジン、シリコーンパウダー、スチレン・アクリル共重合体等の樹脂粉体;赤色3号、赤色4号、赤色203号等の有機顔料等が挙げられる。
界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエーテル変性シリコーン等;アニオン性界面活性剤として、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、アルキルリン酸カリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム等;カチオン性界面活性剤として、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド等;両性界面活性剤として、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルアミンオキサイド等が含まれる。これら界面活性剤は1種以上を用いることができ、例えば形態が乳化化粧料である場合、化粧料中に0.001〜20質量%、特に0.01〜5.0質量%含有されるのが好ましい。
また、乳化化粧料である場合に、水相に含まれる水以外の成分としては、例えばグリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、キシリット、ソルビット、ポリエチレングリコール等の多価アルコール類;ポリエチレングリコール、グリシンベタイン、キシリトール、トレハロース、尿素、アミノ酸等の保湿剤;キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルグアガム等の水溶性高分子;グリチルリチン酸塩、ビタミン等の水溶性薬効剤;塩化カルシウム、硫酸マグネシウム等の金属塩類;クエン酸、コハク酸、クエン酸三ナトリウム等のpH緩衝剤;メチルパラベン等の水溶性防腐剤などが挙げられる。
本発明のメイクアップ化粧料は、ファンデーション、コンシーラー、頬紅、アイシャドウ、アイブロウ等として適用することができる。特に、シミ・ソバカスなど肌の色ムラに対するカバー力と素肌感のある仕上がりを有する効果が発揮されやすい化粧料として、ファンデーション、コンシーラー、更にファンデーションであることが好ましい。
本発明の化粧料は、のびの良さなどの使用性の点から、25℃における粘度が100〜400万mPa・sである液体又は半固形状のものが好ましい。特に、100〜30万mPa・sであるものが、更に3000〜5万mPa・sであるものが、のびがよく、塗布したときに着色粉体が肌の皮溝に落ちることなく、皮丘上に平面配向性をもって均一に付着する効果が現れやすい点で好ましい。ここで、粘度はB型粘度計(トキメック社)で、測定開始から1分間後の粘度を測定したものである。
実施例1〜3及び比較例1〜5
表1に示す組成の液状油中水型ファンデーションを下記方法により製造し、25℃における粘度、色ムラカバー力、仕上がりの自然さ(素肌感)、肌への均一な密着感、塗布時のムラになりにくさ、粉っぽさのなさについて評価した。結果を表2に示す。
(製法)
表1に示す組成で、成分(1)〜(4)を混合する。別に成分(5)〜(12)を混合し、これを(1)〜(4)の混合物に加え攪拌機で分散混合する。(13)〜(15)をあらかじめ混合しておいた成分(1)〜(12)の混合物に加え、ディスパーで攪拌混合する。
別に(16)〜(18)を攪拌機で混合し、前記(1)〜(15)の混合物に30分かけてゆっくりと攪拌しながら添加し、更に10分間ホモミキサーで攪拌して乳化を行った後、脱泡してボトルに充填し、液状油中水型ファンデーションを得た。
(評価方法)
各液状油中水型ファンデーションについて、色ムラカバー力、仕上がりの自然さ(素肌感)、肌に均一に密着する感じ、塗布時のムラになりにくさ、粉っぽさのなさについて、素肌に色ムラのある10人の女性専門パネラーが5段階評価を行い、さらにそれらを平均して下記基準で判定した。
[5段階評価基準]
5:非常に良好。
4:良好。
3:普通。
2:やや不良。
1:不良。
[判定基準]
◎:4.5点以上。
○:3.5以上4.5点未満。
△:2.5点以上3.5点未満。
×:2.5点未満。
Figure 2005263641
Figure 2005263641
本発明品1〜3の液状油中水型ファンデーションは、素肌感のある自然な明るい仕上がりでありながら、肌の色ムラに対するカバー力に優れていた。また着色粉体が肌に均一に付着し、塗布時にムラになりにくく粉っぽさを感じない使用感であった。
これに対し、ΔEが大きい酸化鉄被覆雲母チタンを含有する比較例1のファンデーションは、シミ・ソバカス等の色ムラがカバーされず、不自然な印象に仕上がってしまった。成分(B)の高分子化合物を含まない比較例2は着色粉体が肌上に均一に付着できないため、色ムラのカバー力が不十分で、自然な仕上がりが得られず、塗布時に塗布ムラが目立ち、粉っぽい使用感だった。着色粉体ではなく従来の着色顔料のみで着色した比較例3のファンデーションは、色ムラのカバー力があるものの、厚塗りで化粧感のある暗い仕上がりになってしまった。また「肌に均一に密着する感じ」や「粉っぽさのなさ」も本発明品1〜3に比べて劣っていた。また酸化鉄の被覆量が少なく外観色が白色に近い酸化鉄被覆雲母チタンを含有する比較例4はシミ・ソバカス等の色ムラが十分にカバーされなかった。成分(C)の液体である油性成分が20%未満である比較例5は粉っぽくかさついた感触になり、のばしても塗りムラができて、肌に均一に密着する感じは得られなかった。
実施例4(クリーム状油中水型ファンデーション)
表3に示す組成のクリーム状油中水型ファンデーションを下記方法により製造した。
得られたファンデーションは、色ムラカバー力、仕上がりの自然さ(素肌感)、肌への均一な密着感、塗布時のムラになりにくさ、粉っぽさのなさに優れていた。
(製法)
成分(1)〜(9)、(16)、(17)を加熱溶解して混合する。別に成分(10)〜(15)を混合し、これを(1)〜(9)の混合物に加えディスパーで攪拌混合する。別に(18)〜(20)を攪拌機で混合し、これを前記(1)〜(17)の混合物に30分かけてゆっくりと攪拌しながら添加し、更に10分間ホモミキサーで攪拌して乳化を行った後、脱泡して容器に充填し、クリーム状油中水型ファンデーションを得た。
Figure 2005263641
実施例5(クリーム状水中油型ファンデーション)
表4に示す組成のクリーム状水中油型ファンデーションを下記方法により製造した。
得られたファンデーションは、色ムラカバー力、仕上がりの自然さ(素肌感)、肌への均一な密着感、塗布時のムラになりにくさ、粉っぽさのなさに優れていた。
(製法)
成分(1)〜(10)を70〜80℃に加熱溶解後、成分(11)〜(17)を加えてディスパーで撹拌混合する。撹拌(300r/min)しながら、70〜80℃であらかじめ均一に加熱溶解した成分(18)〜(23)を添加した。温度を維持しながらホモミキサーで乳化後、室温まで冷却して、脱泡して容器に充填し、クリーム状水中油型ファンデーションを得た。
Figure 2005263641
実施例6(油性固型状コンシーラー(スティックタイプ))
表5に示す組成のスティックタイプのコンシーラーを下記方法により製造した。
得られたコンシーラーは、色ムラカバー力、仕上がりの自然さ(素肌感)、肌への均一な密着感、塗布時のムラになりにくさ、粉っぽさのなさに優れていた。
(製法)
成分(1)〜(7)を加熱溶解し、均一に混合する。別に成分(8)〜(11)をヘンシェルミキサーで混合し、これらと成分(12)〜(13)を(1)〜(7)の混合物に加えロールミルにて混練し均一分散させ、再融解し脱泡してから型に流し込み、急冷後、型から取りだし、密閉容器に充填し、スティックタイプの油性固形状コンシーラーを得た。
Figure 2005263641
実施例7(油性固型状ファンデーション(ペーストタイプ))
表6に示す組成の油性固型状ファンデーション(ペーストタイプ)を下記方法により製造した。
得られたファンデーションは、色ムラカバー力、仕上がりの自然さ(素肌感)、肌への均一な密着感、塗布時のムラになりにくさ、粉っぽさのなさに優れていた。
(製法)
成分(1)〜(12)を混合する。別に成分(13)〜(19)をヘンシェルミキサーで混合し、これを(1)〜(12)の混合物に加え攪拌機で分散混合する。脱泡して金皿に圧縮成形し、ペーストタイプの油性固型状ファンデーションを得た。
Figure 2005263641
本発明において用いるカバー力評価シートを示す図である。 本発明において、粉体を塗布したカバー力評価シートのデジタル画像を撮影する方法を示す図である。 本発明において、粉体を塗布したカバー力評価シートのL*値、a*値、b*値を求める方法を示す図である。

Claims (5)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)酸化鉄で3〜70質量%被覆された着色粉体であって、平均粒径1〜30μm、外観色がマンセル表色系において色相2.5RP〜10Y、明度2.0〜8.0であり、さらに、健常皮膚色部(淡色)とシミ皮膚色部(濃色)を有するシートに塗布し、正反射条件及び拡散反射条件において、健常部及びシミ部の色(L*,a*,b*)を測定したとき、下記式で求められる色差△E(正反射条件:△Er、拡散反射条件:△Ed)が0≦△Er≦3.0及び0≦△Ed≦6.0である着色粉体、
    Figure 2005263641
    (B)下記(b-1)〜(b-3)から選ばれる高分子化合物、
    (b-1)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して下記式(1)で表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミン)が結合してなる共重合体;
    Figure 2005263641

    (式中、R1は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を示し、nは2又は3の数を示す)
    (b-2)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して下記式(2)で表される繰り返し単位からなるポリ(N−プロピレンカルボベタイン)が結合してなる共重合体;
    Figure 2005263641

    (式中、R2は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリール基又はアルコキシカルボニルアルキル基を示し、rは1〜5の数を示す)
    (b-3)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、下記式(3)で示される基が結合してなる共重合体;
    Figure 2005263641

    (式中、mは1〜8の数を示す)
    (C)25℃で液体である油性成分 20質量%以上
    を含有し、成分(A)と(B)の質量比率〔(B)/(A)〕が0.1〜15であり、かつ成分(A)と(C)の質量比率〔(C)/(A)〕が1〜100であるメイクアップ化粧料。
  2. 25℃における粘度が100〜400万mPa・sである請求項1記載のメイクアップ化粧料。
  3. 成分(A)の着色粉体が、酸化鉄で被覆された雲母又は雲母チタンである請求項1又は2記載のメイクアップ化粧料。
  4. 乳化化粧料である請求項1〜3のいずれか1項記載のメイクアップ化粧料。
  5. 成分(A)の着色粉体の含有量が、全粉体中3.0質量%以上である請求項1〜4のいずれか1項記載のメイクアップ化粧料。
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