JP2005263394A - 多段シャッター式計量ダンパー装置及びこれを用いた材料供給装置 - Google Patents

多段シャッター式計量ダンパー装置及びこれを用いた材料供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】貯留された粉粒体材料を、バラツキなく正確且つ確実に計量して供給する。
【解決手段】粉粒体材料Xを貯留した材料貯留ホッパーYの排出口Zに取り付けられる多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aであって、上記多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aは、上記排出口Zと、多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの材料供給口10との間に、少なくとも上記排出口Zに応じた第1の計量孔11を形成した上部シャッター1と、上記材料供給口10に応じた第2の計量孔21を形成した下部シャッター2とを、各々の駆動手段7、8によって相互に往復移動可能に設けた構造にしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉粒体材料(例えば、合成樹脂原材料等の粉粒体)を貯留した材料貯留ホッパーの排出口から、所定量を計量して供給、排出可能な多段シャッター式計量ダンパー供給装置に関する。
従来、粉粒体材料を貯留した材料貯留ホッパーの排出口から、所定量の粉粒体材料を計量して供給する際、上記所定量の供給に適した供給装置が適宜選択して使用されていた。
これらの供給装置としては、例えば、上記排出口から自然落下される粉粒体材料を、管内に設けられた回転スクリューによって、上記粉粒体材料を回転スクリューの基端から先端に向けて徐々に移送し、上記管前方から粉粒体材料を所定量だけ供給してなるスクリュー式供給装置があった(例えば、特許文献1参照。)。
また、上記排出口に開閉可能なフラップダンパーを設けておき、このフラップダンパーの開閉時間を制御することで貯留された粉粒体材料を所定量だけ供給してなるフラップダンパー式供給装置もあった(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−211725号(図1、図4) 特開平7−76395号(図1)
しかし、これらの供給装置では、以下の問題がある。
すなわち、スクリュー式供給装置では、インバーター等で上記回転スクリューの回転数を変更して、粉粒体材料の移送される供給量を変更するものであるが、構造上、同一の回転スクリューでは、最小供給能力量の20倍程度しか最大供給能力量とすることができず、仮に、上記最大供給能力量以上の供給量を必要とする場合には、上記回転スクリュー自体を大容量のものに変更しなければならず、作業効率が悪いという問題があった。
一方、フラップダンパー式供給装置では、粉粒体材料の供給量の調整は、フラップダンパーの開放時間を変更する操作によって、その供給量をゼロから上記材料貯留ホッパー内の全てまでの範囲で排出することはできるが、上記フラップダンパーの開閉動作にバラツキが生じ易く、供給量の微調整ができないという問題があった。
本発明は、かかる課題を解決することを目的とするもので、貯留された粉粒体材料をバラツキなく計量し、所定量の粉粒体材料を正確且つ確実に供給することができる多段シャッター式計量ダンパー供給装置を提供する。
上記目的を達成するため、
請求項1に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置では、上部シャッターと下部シャッターとを駆動手段によって相互に往復移動可能しているので、上部シャッターの第1の計量孔と、下部シャッターの第2の計量孔との重合する程度を調整することによって、様々な供給形態(供給ゼロ〜少量供給〜多量供給)を1つの供給装置によって行うことができる。
また、材料貯留ホッパーの排出口から自然落下して排出される粉粒体材料を、上部シャッターの第1の計量孔で一旦マス計量し、そのマス計量された粉粒体材料分だけを下部シャッターの第2の計量孔に移送して材料供給口から供給するようにしているので、所定量をバラツキなく正確且つ確実に供給できる。
請求項2に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置では、往復移動位置及び/又は停止時間を制御可能な制御手段を設けているので、様々な供給形態(供給ゼロ〜少量供給〜多量供給)を自動或いは手動で制御できる。
請求項3に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置では、排出口と、第1の計量孔とをフレキシブル管で連通させることにより、上部シャッターの移動位置に関係なく、常に第1の計量孔に粉粒体材料が充填されるので、第2の計量孔への移送時間を短縮して、作業効率を高めることができる。
請求項4に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置は、
このものでは、第1の計量孔に計量調整連通管あるいは、充填空間部を形成した計量調整ブロックを取り替え可能に介在させているので、第1の計量孔でマス計量される容量を徴調整することができる。
請求項5に係る材料供給装置では、2以上の多段シャッター式計量ダンパー供給装置を設けて、異なる種類の粉粒体材料を、同一の装置で混合させることができるうえ、各々の装置でマス計量され、所定量のバラツキを生じることなく正確且つ確実に供給できる。
また、計量ホッパーで混合される2種以上の粉粒体材料は、重量検知部によって、総重量を計量でき、混合材料の混合比率及び総重量を正確且つ確実に実行できる。
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置によれば、上部シャッターと下部シャッターとを駆動手段によって相互に往復移動可能しているので、上部シャッターの第1の計量孔と、下部シャッターの第2の計量孔との重合する程度を調整することによって、様々な供給形態(供給ゼロ〜少量供給〜多量供給)を1つの供給装置によって行うことができる。
また、材料貯留ホッパーの排出口から自然落下して排出される粉粒体材料を、上部シャッターの第1の計量孔で一旦マス計量し、そのマス計量された粉粒体材料分だけを下部シャッターの第2の計量孔に移送して材料供給口から供給するようにしているので、所定量だけをバラツキなく正確且つ確実に供給できる。
請求項2に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置によれば、往復移動位置及び/又は停止時間を制御可能な制御手段を設けているので、様々な供給形態(供給ゼロ〜少量供給〜多量供給)を自動或いは手動で制御できる。
請求項3に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置によれば、排出口と、第1の計量孔とをフレキシブル管で連通させることにより、上部シャッターの移動位置に関係なく、常に第1の計量孔に粉粒体材料が充填されるので、第2の計量孔への移送時間を短縮して、作業効率を高めることができる。
請求項4に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置によれば、第1の計量孔に計量調整連通管あるいは、充填空間部を形成した計量調整ブロックを取り替え可能に介在させているので、第1の計量孔でマス計量される容量を徴調整することができる。
請求項5に係る材料供給装置によれば、2以上の多段シャッター式計量ダンパー供給装置を設けて、異なる種類の粉粒体材料を、同一の装置で混合させることができるうえ、各々の装置でマス計量され、所定量のバラツキを生じることなく正確且つ確実に供給できる。
また、計量ホッパーで混合される2種以上の粉粒体材料は、重量検知部によって、総重量を計量でき、混合材料の混合比率及び総重量を正確且つ確実に実行できる。
本発明を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの一実施例を示した概略断面図である。
この多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aは、粉粒体材料Xを貯留した材料貯留ホッパーYの排出口Zに取り付けられ、この排出口Zと、多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの材料供給口10との間に、少なくとも上記排出口Zに応じた第1の計量孔11を形成した上部シャッター1と、材料供給口10に応じた第2の計量孔21を形成した下部シャッター2とを、各々個別の駆動手段3、4によって相互に往復移動可能に設けた構造のものである。
ここで、粉粒体材料は、粉体・粒体・微小薄片・短繊維片等を含む材料を意味するが、本実施例では、樹脂用粉粒体材料を使用している。
以下、各部材について、詳説する。
材料貯留ホッパーYは、下端に向けて除々に狭いテーパー状に形成され、ブロアー等の気体吸引装置(図示略)によって、粉粒体材料Xが材料貯留ホッパーYに貯留されると、粉粒体材料Xは、下端の排出口Zにスムーズに集結される。
このような材料貯留ホッパーYの排出口Zに、本発明の多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aを設けてなる。
図1で示した多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aは、上、下に間隔をあけて配置した上側基材5と、下側基材6とを設け、これらの上側基材5と下側基材6との間に、上部シャッター1と下部シャッター2とが摺動可能に挟まれて成る。
上側基材5には、取付穴51が形成され、この取付穴51に排出口Zの下端が貫通されるように固定している。
下側基材6には、取付穴51の鉛直位置であって、この下側基材6に貫通される略同口径の筒体を下方に向けて延設した材料供給口10を形成している。
また、これら取付穴51及び材料供給口10の大きさや形状は、材料貯留ホッパーYの排出口Z等に応じて適宜選択されるが、これら取付穴51と、材料供給口10とが上下に整合した位置関係にあれば良い。
上部シャッター1は、排出口Zと同口径の貫通孔が開設された第1の計量孔11を備えている。
第1の計量孔11の容積は、上記貫通孔の口径と、上部シャッター1の厚みによって特定されるが、例えば、上記口径の直径が50mm、上記厚みが10mmであれば、6.25cmの容積となる。
そして、この容積の第1の計量孔11に、嵩密度0.5の粉粒体材料Xが充填されるとすれば、この第1の計量孔11では、1回で3gの粉粒体材料Xをマス計量できる計算となる。
なお、本実施例では、第1の計量孔11でのマス計量される粉粒体材料Xの量(「マス計量値」とも呼ぶ。)は、3gとして説明する。
一方、下部シャッター21は、材料供給口10と同口径の貫通孔に開設された第2の計量孔21を備えている。
本実施例で示された第2の計量孔21は、第1の計量孔11のマス計量値と同量となる同口径、同容積に形成したものを例示しているが、少なくとも、第1の計量孔11でマス計量される粉粒体材料Xの全量が移送される口径、容積であれば良い。
これらの上部シャッター1及び下部シャッター2には、これらを水平方向に各々往復移動させるため、各々個別の駆動手段3、4を連設している。
また、駆動手段3、4には、上部シャッター1及び下部シャッター2の往復移動位置及び/又は停止時間を制御可能な制御手段7、8を設けている。
このように構成された本発明の多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aは、以下のように動作する。
図2及び図3は、図1で示した本発明の多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの動作状態を概略した動作説明図であり、図2(a)〜(d)は、少量の粉粒体材料をマス計量する場合の動作説明図、図3(a)〜(e)は、多量の粉粒体材料をマス計量する場合の動作説明図を各々例示したものである。
なお、図1と共通する部位には、同一の番号を付し、その説明は省略する。
最初に、少量の粉粒体材料Xを計量する場合について説明する。
先ず、材料貯留ホッパーYの排出口Zを上部シャッター1で閉じ、且つ、材料供給口10を下部シャッター2で閉じた状態に保持する〔図2(a)参照。〕。
この状態から、第1の計量孔11が、材料貯留ホッパーYの排出口Zに合致するように上部シャッター1を移動させると、材料貯留ホッパーY内の粉粒体材料Xは、排出口Zを通じて上部シャッター1の第1の計量孔11に自然落下して充填され、この第1の計量孔11では上記3gのマス計量値が計量される〔図2(b)参照。〕。
かくして、マス計量した後は、第1の計量孔11を、下部シャッター2の第2の計量孔21と合致される位置まで駆動手段3を駆動して移動させれば、第1の計量孔11に充填されている粉粒体材料Xは、第2の計量孔21に自然落下して移送される〔図2(c)参照。〕。
そして、第2の計量孔21が、材料供給口10に合致するように、下部シャッター2を駆動手段4を駆動して移動させれば、第2の計量孔21に充填されている粉粒体材料Xは、材料供給口10から自然落下して成形装置等に供給され、3gの粉粒体材料Xだけを正確且つ確実に供給できる。
このような多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aでは、上部シャッター1と下部シャッター2を駆動手段3、4で交互に往復移動させるだけで、材料貯留ホッパーYから自然に落下投入される粉粒体材料Xを正確にマス計量して、材料供給口10から所定量の粉粒体材料Xを供給することができる。
また、上記マス計量は、第1の計量孔11の容量(口径や深さ)、第1の計量孔11と材料貯留ホッパーYの排出口Zとの重なり具合を制御手段7で位置調節することによって、1/4、1/3、1/2、FULLなどの多段階に変化させることができ、様々な供給形態(供給ゼロ〜少量供給〜多量供給)を1つの多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aによって行うことができる。
次に、多量の粉粒体材料Xを計量する場合について説明する。
先ず、図2(a)、(b)と同じ要領で、材料貯留ホッパーYの排出口Zと、第1の計量孔11が完全に合致するように、上部シャッター1を移動させると、材料貯留ホッパーY内の粉粒体材料Xは、上部シャッター1の第1の計量孔11に自然落下して充填される〔図3(a)、(b)参照。〕。
この状態から、第2の計量孔21を、第1の計量孔11に合致する位置まで駆動手段4を駆動して移動させれば、第1の計量孔11と第2の計量孔21とが完全に合致され、材料貯留ホッパーY内に貯留されている粉粒体材料Xは、材料供給口10から連続に自然落下して、供給される〔図3(c)参照。〕。
このとき、駆動手段4に設けられた制御手段(タイマー等)によって、下部シャッター2の停止時間を制御しておけば、その制御時間の経過によって、連続供給される粉粒体材料Xの供給量を調節できる。
そして、粉粒体材料Xの供給量が、所定量に近づいたときに、上部シャッター1及び/又は下部シャッター2を移動させると、粉粒体材料Xの連続供給が停止する〔図3(d)、(e)参照。〕。
その後、図2と同じ要領で、所定量に達するまでマス計量を行えば、多量の粉粒体材料Xを短時間で正確且つ確実に供給することができる。
図4は、本発明に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの他の実施例を示した概略断面図であり、図5(a)〜(c)は、図4で示した多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの動作状態を概略した動作説明図である。
なお、図1〜図3と対応する部位には、共通の符号を付し、その説明は省略する。
この多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aは、粉粒体材料Xを貯留した材料貯留ホッパーYの排出口Zと、第1の計量孔11とは、フレキシブル管9で連通されており、排出口Zから排出される粉粒体材料Xは、下部シャッター2の第2の計量孔21で計量される点に特徴がある。
この多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aでは、排出口Zと、材料供給口11とが偏位された位置関係にある場合などに適している。
すなわち、材料貯留ホッパーYに貯留された粉粒体材料Xは、排出口Zを通じて直接上部シャッター1の第1の計量孔11及び第2の計量孔21に充填される〔図5(a)参照。〕。
この状態から、第2の計量孔21が、材料供給口10に合致するように、下部シャッター2を駆動手段4によって移動させると、第2の計量孔21に充填されている粉粒体材料Xは、材料供給口10から自然落下して供給され、第2の計量孔21でマス計量された少量の粉粒体材料X(例えば、3g)だけを正確且つ確実に供給できる〔図5(b)参照。〕。
また、下部シャッター2の第2の計量孔21を、材料供給口10と重合する位置に保持しておき、上部シャッター1の第1の計量孔11が、下部シャッター2の第2の計量孔21に重合させると、材料貯留ホッパーY内の粉粒体材料Xは、材料供給口10より連続に自然落下して供給される〔図5(c)参照。〕。
このとき、制御手段7、8(タイマー等)によって、上部シャッター1、下部シャッター2の停止時間が制御され、その制御時間の経過によって、連続供給される粉粒体材料Xの供給量を調節できる。
そして、粉粒体材料Xの排出量が、所定量に近づいたときに、上部シャッター1及び/又は下部シャッター2を移動させると、粉粒体材料Xの連続供給が停止する〔図5(a)、(b)参照。〕。
その後、上記の要領で、所定量に達するまで第2の計量孔21でマス計量を行えば、多量の粉粒体材料Xを短時間で正確且つ確実に供給することができる。
このような多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aでは、排出口Zと上部シャッター1の第1の計量孔11とはフレキシブル管9で連通されているので、上部シャッター1がどの位置にあっても、第1の計量孔11には、材料貯留ホッパーYからの粉粒体材料Xが常に充填され、第2の計量孔21への移送時間を短縮することができるので、作業効率を高めることができる。
図6は、本発明に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの更に他の実施例を示した概略断面図である。
なお、図1〜図5と対応する部位には、共通の符号を付し、その説明は省略する。
この多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aは、上部シャッター1と、下部シャッター2との間に、第1の計量孔11が、材料貯留ホッパーYの排出口Zと合致したときに、材料貯留ホッパーYから落下する粉粒体材料Xを充填させる計量調整連通管110あるいは、充填空間部を形成した計量調整ブロック(不図示)を取り替え可能に介在させている点に特徴がある。
ここでは、第1の計量孔11と同内径である筒状の計量調整連通管110を、上部シャッター1の下方に固定具で取り替え可能に固定したものを例示しているが、この計量調整連通管110にかえて、ブロック状の任意位置に、上下に第1の計量孔11と同口径を貫通された充填空間部を形成した計量調整ブロック(不図示)を上記同様、取り替え可能に固定しても良い。
すなわち、材料貯留ホッパーY内の粉粒体材料Xは、排出口Zを通じて上部シャッター1の第1の計量孔11に自然落下して充填されるが、このとき、第1の計量孔11の容量に加え、計量調整連通管110にも充填されることとなり、第1の計量孔11で計量されるマス計量値は、第1の計量孔11及び計量調整連通管110の両者の容積分となる。
そのため、例えば、第1の計量孔11のマス計量値を変更したい場合には、この計量調整連通管110を取り替えるだけで、上部シャッター1自体を取り替える必要がないのである。
このように、本発明では、長さ或いは内径の異なる計量調整連通管110を取り替えたり、充填空間部の容量のことなる計量調整ブロック(不図示)を取り替えることで、第1の計量孔11に充填される容量を簡単に変更することができ、第1の計量孔11のマス計量値を容易に徴調整できる。
図7は、本発明に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置A、Aを用いた材料供給装置の一例を示した概略断面図である。
なお、図1〜図6と対応する部位には、共通の符号を付し、その説明は省略する。
この材料供給装置Bは、図1〜図6で例示した2以上の多段シャッター式計量ダンパー供給装置A、Aが上方に併設され、その材料供給口10の下方には、重量検知部B1を備えた計量ホッパーB2が更に設置され、この計量ホッパーB2内に貯留された材料粉粒体Xが所定重量に達したときには、計量ホッパーB2の排出ダンパーB3が開放されて排出される構造にしている。なお、計量ホッパーB2内には、攪拌羽根などの混合器(不図示)を設けている。
この材料供給装置Bは、例えば、樹脂ペレット等の原材料に、顔料、添加物等を混合する場合のように、2種以上の粉粒体材料X1、X2を混合する場合に適している。
すなわち、一般に、原材料X1に、添加物X2が混合された粉粒体材料Xの場合、各々の分量は、原材料X1が多量であるのに比べ、添加物X2は少量であるため、併設された2台の多段シャッター式計量ダンパー供給装置A、Aのうち、一方の材料貯留ホッパーY1には、原材料となる粉粒体材料X1(以下、原材料X1と呼ぶ。)を貯留し、他方には、添加物等となる粉粒体材料X2(以下、添加物等X2と呼ぶ。)を貯留するようにしている。
この場合、両者の分量が不正確であれば、混合された仕上り具合も不均一なものとなってしまうため、計量ホッパーB2には、多量の原材料X1を所定量だけ正確に供給すると共に、少量の原材料X2をも正確に供給する必要がある。
そのため、2以上の多段シャッター式計量ダンパー供給装置A、Aを併設しておき、上記要領で、その一方の装置Aが多量の原材料X1を計量ホッパーB2内に正確に供給すると共に、他方の装置Aが少量の添加物等X2を計量ホッパーB2内に正確に供給するようにしたものである。
もっとも、図1〜図6で示した多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの材料貯留ホッパーYに、これらの原材料X1又は添加物等X2を順に貯留し、各々を順に計量することも可能であるが、本発明の材料供給装置Bでは、その混合作業を同時に行える点で効率的である。
また、計量ホッパーB2には、この計量ホッパーB2内の粉粒体材料X(X1、X2)の総重量を計量可能な重量検知部B1を備えているので、供給された2種以上の混合された粉粒体材料X(X1、X2)の総重量を正確且つ確実に計量でき、正確な混合率及び重量の粉粒体材料Xにしたものを排出ダンパーB3から排出するのである。
このような材料供給装置Bによれば、2以上の多段シャッター式計量ダンパー供給装置A、Aを設けて、異なる種類の原材料X1と添加物等X2を、同一の装置A、Aで計量ホッパーB2に供給できるので、操作性が良く、また、各々の装置A、Aでマス計量したうえで計量ホッパーB2に供給しているので、所定量のバラツキがなく正確且つ確実な混合率の粉粒体材料Xを供給できる。
しかも、計量ホッパーB2に供給された2種以上の混合された粉粒体材料X(X1、X2)は、重量検知部B1によって、総重量を正確且つ確実に計量できる。
本発明は、貯留された粉粒体材料を正確に計量可能な多段シャッター式計量ダンパー供給装置、材料供給装置として有効に利用することが可能である。
本発明に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの一実施例を示した概略断面図である。 図1で示した本発明の多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの動作状態を概略した動作説明図であり、(a)〜(d)は、少量の粉粒体材料をマス計量する場合の動作説明図である。 図1で示した本発明の多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの動作状態を概略した動作説明図であり、(a)〜(e)は、多量の粉粒体材料をマス計量する場合の動作説明図を各々例示したものである。 本発明に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの他の実施例を示した概略断面図である。 (a)〜(c)は、図4で示した多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの動作状態を概略した動作説明図である。 本発明に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置Aの更に他の実施例を示した概略断面図である。 本発明に係る多段シャッター式計量ダンパー供給装置A、Aを用いた材料供給装置の一例を示した概略断面図である。
符号の説明
A 多段シャッター式計量ダンパー供給装置
B1 重量検知部
B2 計量ホッパー
B3 排出ダンパー
X、X1、X2 粉粒体材料
Y、Y1、Y2 材料貯留ホッパー
Z 排出口
1 上部シャッター
10 材料供給口
11 第1の計量孔
2 下部シャッター
21 第2の計量孔
3 駆動手段(上部シャッター)
4 駆動手段(下部シャッター)
7 制御手段(上部シャッター)
8 制御手段(下部シャッター)
9 フレキシブル管
110 計量調整連通管(充填空間部を形成した計量調整ブロック)

Claims (5)

  1. 粉粒体材料を貯留した材料貯留ホッパーの排出口に取り付けられる多段シャッター式計量ダンパー供給装置であって、
    上記多段シャッター式計量ダンパー供給装置は、
    上記排出口と、多段シャッター式計量ダンパー供給装置の材料供給口との間に、少なくとも上記排出口に応じた第1の計量孔を形成した上部シャッターと、上記材料供給口に応じた第2の計量孔を形成した下部シャッターとを、駆動手段によって相互に往復移動可能に設けた構造にしている多段シャッター式計量ダンパー供給装置。
  2. 請求項1において、
    上記駆動手段には、上記上部シャッター及び上記下部シャッターの往復移動位置及び/又は停止時間を制御可能な制御手段を設けている多段シャッター式計量ダンパー供給装置。
  3. 請求項1又は2の何れかにおいて、
    上記排出口と、上記第1の計量孔とは、フレキシブル管で連通されており、
    上記排出口から排出される粉粒体材料は、上記下部シャッターの第2の計量孔で計量される構造にしている多段シャッター式計量ダンパー供給装置。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、
    上記上部シャッターと、上記下部シャッターとの間には、上記上部シャッターの第1の計量孔が、上記材料貯留ホッパーの排出口と合致したときに、材料貯留ホッパーから落下した粉粒体材料を充填させる計量調整連通管あるいは、充填空間部を形成した計量調整ブロックを取り替え可能に介在させた構造にしている多段シャッター式計量ダンパー供給装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載された2以上の多段シャッター式計量ダンパー供給装置が上方に設置され、
    上記多段シャッター式計量ダンパー装置の材料供給口の下方には、重量検知部を備えた計量ホッパーが更に設置され、この計量ホッパー内に貯留された材料粉粒体が所定重量に達したときには、上記計量ホッパーの排出ダンパーが開放されて排出される構造にしている材料供給装置。
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