JP2005263095A - 自動二輪車のエンジン取付構造 - Google Patents

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    • B62K11/10Frames characterised by the engine being over or beside driven rear wheel

Abstract

【課題】 自動二輪車を旋回走行時に車体フレームとエンジンとの一体感を十分に確保し、エンジンから車体フレームへ伝わる走行振動を一層低減させる。
【解決手段】 自動二輪車のエンジン取付構造は、後輪と共に後輪支持用スイングアームが上下スイングするものであり、車体フレーム11に設けられた車体側ブラケット126の車体幅方向両側を、エンジン16に設けられた左右一対のエンジン側ブラケット103,103で挟み込み、車体側ブラケットに弾性部材135,135を介してエンジンを取付けるものである。車体フレームは、車体側ブラケットの両側に間隔を有して配置した左右一対の補助ブラケット151,151を有し、これらの補助ブラケットで左右のエンジン側ブラケットを挟み込んだ。車体側ブラケットと左右のエンジン側ブラケットと左右の補助ブラケットとにエンジン支持ボルト136を貫通させ、各ブラケットを連結した。
【選択図】 図6

Description

本発明は自動二輪車のエンジン取付構造に関する。
自動二輪車には、車体フレームにエンジンを取付け、このエンジンに後輪支持用スイングアームを上下スイング可能に取付けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−79983公報(図5−6)
上記特許文献1に示される従来の自動二輪車のエンジン取付構造は、車体フレームのうち、左右一対のフレームメンバ間にクロスメンバを掛け渡し、このクロスメンバの略中間部に車体側ブラケットを設け、この車体側ブラケットの車体幅方向両側を、エンジンに設けられた左右一対のエンジン側ブラケットにて挟み込むとともに、車体側ブラケットにエンジン支持ボルト並びに弾性部材を介してエンジンを取付け、このエンジンに後輪支持用スイングアームを上下スイング可能に取付けるようにしたというものである。
自動二輪車を走行させたときに、路面の状況に応じて後輪が振動し、その振動(以下、「走行振動」と言う。)が後輪からスイングアームを介してエンジンに伝わる。この走行振動は弾性部材によって緩和されるので、エンジンから車体フレームへ伝わり難い。
このような構成において、エンジンから車体フレームへ伝わる走行振動を一層低減させるには、弾性部材の硬度を下げることが考えられる。しかし、自動二輪車には、旋回走行させる場合などに車体フレームとエンジンとの一体感を確保することが求められる。従って、単に弾性部材の硬度を下げることには限界がある。
本発明は、(1)自動二輪車を旋回走行させる場合などに車体フレームとエンジンとの一体感を十分に確保すること、及び(2)エンジンから車体フレームへ伝わる走行振動を一層低減させることを、両立させることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、後輪の上下スイングと共に後輪支持用スイングアームが上下スイングするものであって、車体フレームに設けられた車体側ブラケットの車体幅方向両側を、エンジンに設けられた左右一対のエンジン側ブラケットにて挟み込み、車体側ブラケットに弾性部材を介してエンジンを取付けるようにした自動二輪車のエンジン取付構造において、
車体フレームが、車体側ブラケットの両側に間隔を有して配置した左右一対の補助ブラケットを有し、これら左右一対の補助ブラケットにて左右一対のエンジン側ブラケットを挟み込むように構成し、
車体側ブラケットと左右一対のエンジン側ブラケットと左右一対の補助ブラケットとに、エンジン支持ボルトを貫通させることで、これらのブラケットを連結したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、左右一対の補助ブラケットのうち少なくとも一方が、それぞれ、車体フレームに設けたブラケット基部半体と、このブラケット基部半体に取り外し可能に取付けたブラケット先端部半体とからなり、このブラケット先端部半体をエンジン側ブラケットにエンジン支持ボルトにて連結したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、車体フレームが、車体側ブラケット並びに左右一対の補助ブラケットとは別の位置に、且つ、エンジンにスイング可能に取り付けられた後輪支持用スイングアームのスイング中心よりも上方に、左右一対の車体側上部ブラケットを設け、
エンジンが、左右一対のエンジン側ブラケットとは別の位置に、且つ、スイング中心よりも上方に、エンジン側上部ブラケットを設け、
左右一対の車体側上部ブラケットにてエンジン側上部ブラケットを挟み込むことで、左右一対の車体側上部ブラケットに上部弾性部材を介してエンジンの上部を取付けるように構成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、車体フレームに、エンジンのシリンダヘッドの下方に配置されて車体幅方向に延びるクロスメンバを設け、このクロスメンバから後上方へ車体側ブラケットを延ばし、一方、クロスメンバから上方へ左右一対のブラケット基部半体を延ばし、これら左右一対のブラケット基部半体から車体側ブラケット側へ左右一対のブラケット先端部半体を延ばしてエンジン支持ボルトにて連結することで、車体側方から見たときに車体側ブラケット、ブラケット基部半体及びブラケット先端部半体が略三角形状に配置されるように構成したことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、左右一対のブラケット基部半体が、先端側から見たときに略L字状であることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、左右一対のブラケット先端部半体を、左右一対のブラケット基部半体に各々上下2点で結合するとともに、エンジンにエンジン支持ボルトによる連結点の1点で結合したことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、左右一対のエンジン側ブラケットと左右一対の補助ブラケットとの間のうち、少なくとも左右一方に、エンジン支持ボルトを通したフランジ付きカラーを介在させ、その介在させた方のエンジン側ブラケットの端面にフランジを向けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体フレームに、車体側ブラケットの他に、車体側ブラケットの車体幅方向両側に間隔を有して配置した左右一対の補助ブラケットを設けることで、車体側ブラケットの車体幅方向両側を挟み込んだ左右一対のエンジン側ブラケットを、更に左右の補助ブラケットにて挟み込み、これらの各ブラケット同士にエンジン支持ボルトを貫通させて連結したものである。
この結果、車体側ブラケットにエンジンをマウントする弾性部材の硬度にかかわらず、車体フレームに対するエンジンの振れを規制することができる。従って、自動二輪車を旋回走行させる場合などに車体フレームとエンジンとの一体感を十分に確保することができるとともに、弾性部材の硬度を下げてエンジンから車体フレームへ伝わる走行振動を一層低減させることができる。このため、エンジンに後輪支持用スイングアームを取付けた自動二輪車の乗り心地を、より高めることができる。
さらに請求項1に係る発明では、車体フレームに有した左右一対の補助ブラケットにて、エンジン側ブラケットを挟み込んだので、自動二輪車を走行中に、車体フレームに対してエンジンが車体幅方向へ相対的に変化することを規制することができる。従って、自動二輪車の乗り心地を、より高めることができる。
さらには、車体フレームに有した左右一対の補助ブラケットにて、エンジン側ブラケットを挟み込んだので、車体フレームとエンジンとの、車体幅方向の組付け精度のばらつきを抑制することができる。
請求項2に係る発明では、ブラケット基部半体から取り外し可能なブラケット先端部半体の剛性を変更(例えば形状、板厚、材質を変えることで剛性を変更)することにより、左右一対の補助ブラケットにてエンジンを支持する支持剛性が、最適になるように容易に調整することができる。
請求項3に係る発明では、車体フレームのうち、車体側ブラケット並びに左右一対の補助ブラケットとは別の位置で、且つ、エンジンにスイング可能に取り付けられた後輪支持用スイングアームのスイング中心よりも上方で、左右一対の車体側上部ブラケットにてエンジン側上部ブラケットを挟み込むことで、左右の車体側上部ブラケットに上部弾性部材を介してエンジンの上部を取付けたものである。
後輪からスイングアームを介してエンジンに伝わる走行振動を、スイング中心よりも上方にある左右の車体側上部ブラケットの上部弾性部材でも吸収して、緩和することができる。従って、自動二輪車の乗り心地をより一層高めることができる。
さらには、左右の車体側上部ブラケットが単独でエンジンを支持する支持部分の支持剛性は、車体側ブラケット並びに左右一対の補助ブラケットが協働してエンジンを支持する支持部分の支持剛性よりも小さい。このように、スイングアームのスイング中心よりも上方にある、左右の車体側上部ブラケットにてエンジンを支持する支持部分の、負担を抑制することができる。
請求項4に係る発明では、エンジン支持部分を車体側方から見たときに略三角形状になるように構成したので、支持剛性を、より一層高めることができる。
請求項5に係る発明では、左右一対のブラケット基部半体を先端側から見たときに略L字状とすることによって、簡単な構成で支持剛性を高めることができる。
請求項6に係る発明では、ブラケット先端部半体を車体側方から見たときに、車体フレームに設けられた車体側ブラケット並びにブラケット基部半体に、略三角形となる3点で結合したので、ブラケット先端部半体の結合剛性並びに支持剛性を高めることができる。
請求項7に係る発明では、エンジン側ブラケットと補助ブラケットとの間にエンジン支持ボルトを通したフランジ付きカラーを介在させて組付けたものである。この結果、左右の補助ブラケット間には、カラーの長さの分だけスペースを設けることができる。フレームにエンジンを組付けるときには、フランジ付きカラーを最後に組付ければよい。カラーの軸方向長さの分だけスペースが開くので、エンジン側ブラケットと左右の補助ブラケットとの間に、左右のエンジン側ブラケットの位置を合わせることは容易である。
従って、車体側ブラケットの車体幅方向両側を挟み込んだ左右一対のエンジン側ブラケットを、更に左右の補助ブラケットにて挟み込み、これらの各ブラケット同士にエンジン支持ボルトを貫通させて連結した、複雑な構成にもかかわらず、組付け性が良い。
さらには、カラーのフランジをエンジン側ブラケットの端面に向けて組付けたので、エンジン側ブラケットからの車体幅方向の荷重を、より十分に受け止めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側、CLは車体中心(車幅中心)を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11と、車体フレーム11のヘッドパイプ12に取付けたフロントフォーク13と、フロントフォーク13に取付けた前輪14と、フロントフォーク13に連結したハンドル15と、車体フレーム11の後部に取付けたエンジン16と、エンジン16に上下スイング可能に取付けた動力伝達機構17と、動力伝達機構17に取付けた後輪18と、車体フレーム11に動力伝達機構17の後端部を懸架したリヤクッションユニット19と、車体フレーム11の後部上部に取付けた収納ボックス21と、収納ボックス21の上に配置し開閉可能に取付けたシート22とを、主要構成としたスクータ型自動二輪車である。シート22はダブルシートである。
さらに自動二輪車10は、車体フレーム11をボディカバー30で覆ったものである。ボディカバー30は、ヘッドパイプ12の前部を覆うフロントカバー31と、フロントカバー31の後部を覆うインナカバー32と、運転者の足を載せる左右の低床式足載板(フロアステップ)33と、低床式足載板33の外縁から下方へ延ばした左右のフロアスカート34と、インナカバー32から後方へ延ばし車体フレーム11の長手中央を覆うセンタカバー35と、センタカバー35から後方へ延ばし車体フレーム11の後部を覆うリヤカバー36とからなる。
図中、37はハンドルカバー、38はフロントフェンダ、39はリヤフェンダ、41はウインドスクリーン、42はエンジン冷却用ラジエータ、43は燃料タンク、44は後部乗員用ステップ、45はエアクリーナ、46はコネクティングチューブ(連結チューブ)、47はエアチャンバ、48はエンジン用排気管、49は排気用消音器である。
図2は本発明に係るエンジン及び動力伝達機構の左側面図である。
エンジン16は、クランクケース52から前方へシリンダ54を延した、4サイクル2気筒型水冷エンジンである。シリンダ54の軸線をL1とする。
エンジン16は、クランクケース52の上部にスタータモータ161、シリンダブロック53の上部にカムチェーンテンショナリフタ162、クランクケース52の下部に軸線を前方に向けたオイルフィルタ163を備える。
図3は図2の3−3線断面図である。エンジン16のケース部分は、左右のケース半体51L,51Rをボルト結合してなるクランクケース52と、クランクケース52の前部にボルト結合したシリンダブロック53と、シリンダブロック53内に設けた左右2個のシリンダ54,54と、シリンダブロック53の前部にボルト結合したシリンダヘッド55と、シリンダヘッド55に形成した燃焼室56,56と、シリンダヘッド55の前部にボルト結合したヘッドカバー57と、シリンダヘッド55とヘッドカバー57との間に形成した動弁室58とからなる。
さらにエンジン16は、クランクケース52に回転可能に取付けて左右に延びるクランク軸61と、クランク軸61にコネクティングロッド62,62を介して連結しシリンダ54,54内を往復動するピストン63,63と、動弁室58に収納した動弁機構64とからなる。
右のケース半体51Rの右側部にゼネレータカバー66をボルト結合することで、右のケース半体51Rとゼネレータカバー66との間にゼネレータ収納室67を形成し、ゼネレータ収納室67にゼネレータ68を収納した。ゼネレータ68は、クランク軸61の右端部に連結したものである。
ゼネレータカバー66はクランクケース52に固定したものであるから、本発明においては、クランクケース52の一部であるとする。
動力伝達機構17は、左のケース半体51Lに軸受71を介して前部を上下スイング可能に取付けるとともに後方へ延びる伝達機構ケース72と、伝達機構ケース72の側部開口を塞いだケース用カバー73と、伝達機構ケース72とケース用カバー73との間に形成した伝達機構収納室74と、伝達機構収納室74に収納した伝達機構75とからなる。伝達機構ケース72は長手途中から車幅中心側に突出したボス部76を形成したものである。
伝達機構75は、クランク軸61に連結したベルト式変速機構75A並びにベルト式変速機構75Aに連結したギヤ機構75Bの組合せ構造であって、ギヤ機構75Bの出力側に後輪用車軸77を連結するとともに、この後輪用車軸77を回転可能に支持したものである。78はケース用カバー73の車体幅方向外方を覆うカバーである。
一方、ゼネレータカバー66は、前部アーム81を上下スイング可能に取付けたものである。詳しくは、前部アーム81の前部に支軸82を一体的に設け、この支軸82を軸受83を介してゼネレータカバー66に回転可能に支承するようにした。
前部アーム81は後方へ延び、その後端からクランクケース52の後部に沿って車幅中心側にボス部84を突出させ、このボス部84に伝達機構ケース72のボス部76をボルト85,85にて結合したものである。さらに、前部アーム81は後部に後部アーム86をボルト87にて結合したものである。後部アーム86は後方へ延び、その後端部で後輪用車軸77を回転可能に支持したものである。
このような伝達機構ケース72及び前・後部アーム81,86の組合せ構造は、平面視略H字状のリヤフォーク(スイングアーム)88をなす。従って、後輪18を後輪用車軸77を介して支持するリヤフォーク88の前部をクランクケース52に上下スイング可能に取付けることができる。従って、後輪18の上下スイングと共にリヤフォーク88が上下スイングすることになる。
本発明は、クランク軸61の中心P1にリヤフォーク88のスイング中心P2、すなわち、伝達機構ケース72並びに前部アーム81のスイング中心P2を合致させたことを特徴とする。
仮に、クランク軸61の中心P1に対して、リヤフォーク88のスイング中心P2が不一致である(オフセットしている)場合には、クランク軸61から後輪18へ動力を伝達する機構(伝達機構)のスイング角が、リヤフォーク88のスイング角と異なる。従って、伝達機構の構成は複雑にならざるを得ない。
これに対し本発明は、クランク軸61の中心P1に対して、リヤフォーク88のスイング中心P2が合致する。詳しくは、クランク軸61に伝達機構75の駆動プーリ79を直結することによって、クランク軸61の中心P1に対し、伝達機構75の入力側中心及び伝達機構ケース72のスイング中心P2を合致させた。この結果、リヤフォーク88のスイング角に対して、伝達機構75のスイング角が同一となる。従って、伝達機構75(クランク軸61から後輪18へ動力を伝達する機構)が簡単になる。
さらにこの図は、伝達機構ケース72の後端並びに後部アーム86後端に、左右のリヤクッションユニット19,19の下部を連結するブラケット89,89を設けたことを示す。
ここで一旦図2に戻って説明を続ける。シリンダヘッド55は、燃焼室56に連なり吸気弁91を備える吸気口92と、燃焼室56に連なり排気弁93を備える排気口94とを、一体に形成したものである。エンジン16を側方から見たときに、吸気口92は上向きの開口であり、排気口94は下向きの開口である。
吸気口92に接続したインレットパイプ95は、シリンダヘッド55の後方へ延び、その後端(上流端)にスロットルバルブ96を接続したものである。スロットルバルブ96の上流端は後方を向く。インレットパイプ95は、吸気弁91に向って燃料を噴射する燃料噴射装置(インジェクタ)97を取付けたものである。
このような吸気口92、インレットパイプ95及びスロットルボディ96の組合せ構造は吸気通路98をなす。言い換えると、シリンダ54の上部から後方へ吸気通路98を延し、この吸気通路98の吸気口を後方へ向けた。そして、吸気通路98の吸気口、すなわち、スロットルバルブ96の上流端を、上記図1に示すようにエアチャンバ47を介してエアクリーナ45に接続した。なお、99,99は動弁機構64のカムシャフトである。
ところで、エンジン16は、クランクケース52に上部取付ブラケット101並びに下部取付ブラケット102を設けるとともに、シリンダヘッド55の下部に前部取付ブラケット103を設けたものである。詳しくは、シリンダ54より上位に上部取付ブラケット101を設け、シリンダ54より下位に下部取付ブラケット102並びに前部取付ブラケット103を設けた。
なお、上部取付ブラケット101のことを適宜「エンジン16に設けたエンジン側上部ブラケット101」と言換えることにする。また、下部取付ブラケット102並びに前部取付ブラケット103のことを適宜「エンジン16に設けたエンジン側ブラケット102,103」と言換えることにする。
図4は本発明に係る車体フレームの左側面図である。車体フレーム11は、ヘッドパイプ12から後下方へメインパイプ111を延ばし、メインパイプ111の長手途中から後上方へシートレール112を延し、一方、メインパイプ111の下方でヘッドパイプ12から後下方へダウンパイプ113を延し、ダウンパイプ113の下端から後方へロアパイプ114を延ばし、ロアパイプ114の長手途中にメインパイプ111の下端を接合し、ロアパイプ114の後端からアッパパイプ115(起立フレーム部材)を後上方へ延し、アッパパイプ115の後端をシートレール112の長手途中に接合した、ダブルクレードル型のフレームである。
この図は、シートレール112の後部に、左右のリヤクッションユニット19,19(この図では手前の左側のみ示す。以下同じ。)の上部を連結するブラケット116,116を設けたことを示す。リヤフォーク88のブラケット89,89とシートレール112のブラケット116,116との間にリヤクッションユニット19,19を連結することで、車体フレーム11にリヤクッションユニット19,19を介して、リヤフォーク88の後部左右を懸架することができる。
図5は本発明に係る車体フレームの後部、エンジン及び動力伝達機構の左側面図である。車体フレーム11の起立フレーム部材としての左右のアッパパイプ115,115(この図では手前の左側のみ示す。以下同じ。)は、側面視でシリンダ54に略直交する、すなわち、シリンダの軸線L1に略直交する部材である。左右のアッパパイプ115,115は、上端部に左右の上部ブラケット121,121を設けるとともに、下端部間に第1クロスメンバ122を掛け渡し、この第1クロスメンバ122に下部ブラケット123を設けたものである。一方、左右のメインパイプ111,111は、下端部間に第2クロスメンバ125を掛け渡し、この第2クロスメンバ125に前部ブラケット126を設けたものである。このように第2クロスメンバ125は、エンジン16のシリンダヘッド55の下方に配置されて車体幅方向へ延び、車体フレーム11に設けた部材である。
クランク軸61の中心P1と後輪用車軸77の中心P3とを通る線をL2とする。
図6は本発明に係るエンジン取付部分の平面図であり、想像線にて示す車体フレーム11にエンジン16を取付けた構造を示す。
この図6は上述の通り、(1)左右のアッパパイプ115,115に左右の上部ブラケット121,121を設けたこと、(2)左右のアッパパイプ115,115間に第1クロスメンバ122を掛け渡し、第1クロスメンバ122に下部ブラケット123を設け、下部ブラケット123に車体幅方向(左右)へ延びるパイプ状の下部ピボット部124を設けたこと、及び、(3)左右のメインパイプ111,111間に第2クロスメンバ125を掛け渡し、第2クロスメンバ125に前部ブラケット126を設け、車体幅方向(左右)へ延びる前部ブラケット126にパイプ状の前部ピボット部127を設けたことを示す。
なお、上部ブラケット121のことを適宜「車体フレーム11に設けた車体側上部ブラケット121」と言換えることにする。また、下部ブラケット123並びに前部ブラケット126のことを適宜「車体フレーム11に設けた車体側ブラケット123,126」と言換えることにする。
さらに車体フレーム11は、(1)車幅中央に有る下部ブラケット123の両側に間隔を有して配置した、左右一対の補助ブラケット141,142を有するとともに、(2)車幅中央に有る前部ブラケット126の両側に間隔を有して配置した、左右一対の補助ブラケット151,151を有する。
詳しくは、第1クロスメンバ122の左側から後方へ縦板状の左の補助ブラケット141を延し、右のアッパパイプ115に沿って固着されてアッパパイプ115から後方へ右の補助ブラケット142を延した。また、第2クロスメンバ125の左右両側に左右の補助ブラケット151,151を設けた。
エンジン16の第1のマウント構造は、クランクケース52に設けた左右の上部取付ブラケット101,101にブッシュ用孔101a,101aを開け、これらのブッシュ用孔101a,101aに環状のゴムブッシュ131,131を嵌合し、ゴムブッシュ131,131及び左右の上部ブラケット121,121を、左右に延びる1本のピボット軸132で一括して止めたものである。
エンジン16の第2のマウント構造は、クランクケース52に設けた左右の下部取付ブラケット102,102にブッシュ用孔102a,102aを開け、これらのブッシュ用孔102a,102aに環状のゴムブッシュ133,133を嵌合し、ゴムブッシュ133,133及び下部ピボット部124を、左右に延びる1本のピボット軸134で一括して止めたものである。
すなわち、第2のマウント構造は、下部ブラケット123の車体幅方向両側、すなわち下部ピボット部124の両側を左右一対の下部取付ブラケット102,102にて挟み込み、下部ブラケット123にゴムブッシュ133,133を介してエンジン16を取付けるようにしたものである。
エンジン16の第3のマウント構造は、シリンダヘッド55に設けた左右の前部取付ブラケット103,103にブッシュ用孔103a,103aを開け、これらのブッシュ用孔103a,103aに環状のゴムブッシュ135,135を嵌合し、ゴムブッシュ135,135及び前部ピボット部127を、左右に延びる1本のピボット軸136で一括して止めたものである。
すなわち、第3のマウント構造は、前部ブラケット126の車体幅方向両側、すなわち前部ピボット部127の両側を左右一対の前部取付ブラケット103,103にて挟み込み、車体側ブラケット123にゴムブッシュ135,135を介してエンジン16を取付けるようにしたものである。
ゴムブッシュ131,133,135は、エンジン16の振動吸収用弾性部材である。ゴムブッシュ131のことを適宜上「上部弾性部材」と言うことにする。ゴムブッシュ133,135のことを適宜上「弾性部材」と言うことにする。
ピボット軸132,134,136はエンジン支持ボルト、すなわちボルト・ナットからなる。図中、137・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)はエンジン16の左右振動吸収用弾性部材、138・・・はカラーである。
本発明は、このようにして車体フレーム11にゴムブッシュ131,133,135(弾性部材)を介してエンジン16を取付けた、すなわち、ラバーマウントしたことを特徴とする。
エンジン16の第1、第2、第3のマウント構造について、図5〜図8に基づき更に詳しく説明する。
図7はエンジンの第3のマウント構造の左側面図である。図8はエンジンの第3のマウント構造の分解図である。
図6に示すように、エンジン16の第2のマウント構造は、左右一対の補助ブラケット141,142にて左右一対の下部取付ブラケット102,102を挟み込むように構成し、下部ブラケット123と左右一対の下部取付ブラケット102,102と左右一対の補助ブラケット141,142とに、ピボット軸134を貫通させることで、これらのブラケット123,102,102,141,142を連結したことを特徴とする。143はワッシャである。
このように第2のマウント構造では、車体フレーム11に、下部ブラケット123(車体側ブラケット)の他に、下部ブラケット123の車体幅方向両側に間隔を有して配置した左右一対の補助ブラケット141,142を設けることで、下部ブラケット123の車体幅方向両側を挟み込んだ左右一対の下部取付ブラケット(エンジン側ブラケット)102,102を、更に左右の補助ブラケット141,142にて挟み込み、これらの各ブラケット123,102,102,141,142同士にピボット軸(エンジン支持ボルト)134を貫通させて連結したものである。
この結果、下部ブラケット123にエンジン16をマウントするゴムブッシュ(弾性部材)133,133の硬度にかかわらず、車体フレーム11に対するエンジン16の車体幅方向及び上下、前後方向の振れを規制することができる。従って、自動二輪車10(図5参照)を旋回走行させる場合などに車体フレーム11とエンジン16との一体感を十分に確保することができるとともに、ゴムブッシュ133,133の硬度を下げてエンジン16から車体フレーム11へ伝わる走行振動を一層低減させることができる。このため、図5に示すエンジン16にリヤフォーク(後輪支持用スイングアーム)88を取付けた自動二輪車10の乗り心地を、より高めることができる。
さらに第2のマウント構造では、車体フレーム11に有した左右一対の補助ブラケット141,142にて、下部取付ブラケット102,102を挟み込んだので、自動二輪車10を走行中に、車体フレーム11に対してエンジン16が車体幅方向及び上下、前後方向へ相対的に変化することを規制することができる。従って、自動二輪車10の乗り心地を、より高めることができる。
さらには、車体フレーム11に有した左右一対の補助ブラケット141,142にて、下部取付ブラケット102,102を挟み込んだので、車体フレーム11とエンジン16との、車体幅方向の組付け精度のばらつきを抑制することができる。
また、下部ブラケット(車体側ブラケット)123の車体幅方向両側に間隔を有して左右一対の補助ブラケット141,142を備えているため、ピボット軸(エンジン支持ボルト)134の支持間隔をより広くすることができ、一層効果的に車体フレーム11とエンジン16との一体感を確保することができる。
また、第2のマウント構造は、右の下部取付ブラケット102と右の補助ブラケット142との間には、ピボット軸134を通したフランジ144付きカラー145が介在する。フランジ144は右の下部取付ブラケット102の端面に向けたものであり、左右振動吸収用弾性部材137を介して下部取付ブラケット102の端面に対向する。
このように第2のマウント構造では、下部取付ブラケット102と補助ブラケット142との間にピボット軸134を通したフランジ144付きカラー145を介在させて組付けたものである。この結果、左右の補助ブラケット141,142間には、カラー145の長さの分だけスペースを設けることができる。
車体フレーム11にエンジン16を組付けるには、下部ブラケット123と左右の補助ブラケット141,142との間に、左右の下部取付ブラケット102,102を位置合わせした後に、フランジ144付きカラー145を介在させ、その後に各ブラケット123,102,102,141,142並びにカラー145にピボット軸134を通すことで、組付けることができる。このように、車体フレーム11にエンジン16を組付けるときには、フランジ144付きカラー145を最後に組付ければよい。カラー145の軸方向長さの分だけスペースが開くので、下部ブラケット123と左右の補助ブラケット141,142との間に、左右の下部取付ブラケット102,102の位置を合わせることは容易である。
従って、下部ブラケット123の車体幅方向両側を挟み込んだ左右一対の下部取付ブラケット102,102を、更に左右の補助ブラケット141,142にて挟み込み、これらの各ブラケット123,102,102,141,142同士にピボット軸134を貫通させて連結した、複雑な構成にもかかわらず、組付け性が良い。
さらには、カラー145のフランジ144を下部取付ブラケット102の端面に向けて組付けたので、下部取付ブラケット102からの車体幅方向の荷重を、より十分に受け止めることができる。
図6に示すように、エンジン16の第3のマウント構造は、左右一対の補助ブラケット151,151にて左右一対の前部取付ブラケット103,103を挟み込むように構成し、前部ブラケット126と左右一対の前部取付ブラケット103,103と左右一対の補助ブラケット151,151とに、ピボット軸136を貫通させることで、これらのブラケット126,103,103,151,151を連結したことを特徴とする。
このように第3のマウント構造では、車体フレーム11に、前部ブラケット(車体側ブラケット)126の他に、前部ブラケット126の車体幅方向両側に間隔を有して配置した左右一対の補助ブラケット151,151を設けることで、前部ブラケット126の車体幅方向両側を挟み込んだ左右一対の前部取付ブラケット(エンジン側ブラケット)103,103を、更に左右の補助ブラケット151,151にて挟み込み、これらの各ブラケット126,103,103,151,151同士にピボット軸136を貫通させて連結したものである。
この結果、前部ブラケット126にエンジン16をマウントするゴムブッシュ(弾性部材)135,135の硬度にかかわらず、車体フレーム11に対するエンジン16の車体幅方向及び上下、前後方向の振れを規制することができる。従って、自動二輪車10(図5参照)を旋回走行させる場合などに車体フレーム11とエンジン16との一体感を十分に確保することができるとともに、ゴムブッシュ135,135の硬度を下げてエンジン16から車体フレーム11へ伝わる走行振動を一層低減させることができる。このため、図5に示すエンジン16にリヤフォーク88を取付けた自動二輪車10の乗り心地を、より高めることができる。
さらに第3のマウント構造では、車体フレーム11に有した左右一対の補助ブラケット151,151にて、前部取付ブラケット103,103を挟み込んだので、自動二輪車10を走行中に、車体フレーム11に対してエンジン16が車体幅方向へ相対的に変化することを規制することができる。従って、自動二輪車10の乗り心地を、より高めることができる。
さらには、車体フレーム11に有した左右一対の補助ブラケット151,151にて、前部取付ブラケット103,103を挟み込んだので、車体フレーム11とエンジン16との、車体幅方向の組付け精度のばらつきを抑制することができる。
図6〜図8に示すように、左右一対の補助ブラケット151,151は、それぞれ、車体フレーム11に設けたブラケット基部半体152,152と、このブラケット基部半体152,152に各々ボルト153,153にて取り外し可能に取付けたブラケット先端部半体154,154とからなり、このブラケット先端部半体154,154を前部取付ブラケット103,103並びに前部ブラケット126にピボット軸136にて連結したものである。
このように、ブラケット基部半体152,152から取り外し可能なブラケット先端部半体154,154の剛性を変更(例えば形状、板厚、材質を変えることで剛性を変更)することにより、左右一対の補助ブラケット151,151にてエンジン16を支持する支持剛性が、最適になるように容易に調整することができる。
さらに第3のマウント構造は、第2クロスメンバ125から後上方へ前部ブラケット126を延ばし、一方、第2クロスメンバ125から上方へ左右一対のブラケット基部半体152,152を延ばし、これら左右一対のブラケット基部半体152,152から前部ブラケット126側へ左右一対のブラケット先端部半体154,154を延ばしてピボット軸136にて連結することで、車体側方から見たときに略三角形状になるように構成したことを特徴とする。
すなわち、3のマウント構造は、車体側方から見たときに前部ブラケット126、ブラケット基部半体152及びブラケット先端部半体154が略三角形状に配置されるように構成したものである。このように第3のマウント構造、すなわちエンジン支持部分を車体側方から見たときに略三角形状になるように構成したので、支持剛性を、より一層高めることができる。
左右一対のブラケット基部半体152,152は、先端側から見たときに略L字状である。このようにすることで、簡単な構成により、ブラケット基部半体152,152の支持剛性を高めることができる。
左右一対のブラケット先端部半体154,154は、左右一対のブラケット基部半体152,152に、各々上下2点をボルト153,153にて結合することで、車体側方から見たときに2点の結合部分と、ピボット軸136による連結点との3点で結合したものである。
すなわち、左右一対のブラケット先端部半体154,154を、左右一対のブラケット基部半体152,152に各々上下2点で結合するとともに、エンジン16にピボット軸(エンジン支持ボルト)136による連結点の1点で結合した。
このように、ブラケット先端部半体154,154を車体側方から見たときに、車体フレーム11に設けられた前部ブラケット126並びにブラケット基部半体152,152に、略三角形となる3点で結合したので、ブラケット先端部半体154,154の結合剛性並びに支持剛性を高めることができる。
図5及び図6に示すように、エンジン16の第1のマウント構造は次の構成であることを特徴とする。
車体フレーム11は、下部ブラケット123や前部ブラケット126、並びに、左右一対の補助ブラケット141,142や補助ブラケット151,151とは別の位置に、且つ、エンジン16にスイング可能に取り付けられたリヤフォーク(後輪支持用スイングアーム)88のスイング中心P2よりも上方に、左右一対の上部ブラケット121,121を設けたものである。
エンジン16は、左右一対の下部取付ブラケット102,102や左右一対の前部取付ブラケット103,103とは別の位置に、且つ、スイング中心P2よりも上方に、上部取付ブラケット101,101を設けたものである。
第1のマウント構造は、左右一対の上部ブラケット121,121にて、カラー138、138を介して上部取付ブラケット101,101を挟み込むことで、一対の上部ブラケット121,121にゴムブッシュ131,131を介してエンジン16の上部を取付けるように構成したことを特徴とする。
このように第1のマウント構造では、車体フレーム11のうち、下部・前部ブラケット123,126並びに左右一対の補助ブラケット141,142,151,151とは別の位置で、且つ、エンジン16にスイング可能に取り付けられたリヤフォーク88のスイング中心P2よりも上方で、左右一対の上部ブラケット121,121にて上部取付ブラケット(エンジン側上部ブラケット)101,101を挟み込むことで、左右の上部ブラケット121,121にゴムブッシュ(上部弾性部材)131,131を介してエンジン16の上部を取付けたものである。
後輪18(図4)からリヤフォーク88を介してエンジン16に伝わる走行振動を、スイング中心P2よりも上方にある左右の上部ブラケット121,121のゴムブッシュ131,131でも吸収して、緩和することができる。従って、自動二輪車10の乗り心地をより一層高めることができる。
さらには、左右の上部ブラケット121,121が単独でエンジン16を支持する第1のマウント構造(支持部分)の支持剛性は、下部・前部ブラケット123,126並びに左右一対の補助ブラケット141,142,151,151が協働してエンジン16を支持する第2・第3のマウント構造(支持部分)の支持剛性よりも小さい。このように、リヤフォーク88のスイング中心P2よりも上方にある、左右の上部ブラケット121,121にてエンジン16を支持する支持部分の、負担を抑制することができる。
以上の説明をまとめる。図5及び図6に示すように、第1・第2・第3のマウント構造は、シリンダ54より上位の上部ブラケット121にゴムブッシュ131を取付けることで、アッパパイプ115に且つシリンダ54より上位に上部取付ブラケット101用ゴムブッシュ131を取付け、また、シリンダ54より下位の下部ブラケット123にゴムブッシュ133を取付けることで、アッパパイプ115に且つシリンダ54より下位に下部取付ブラケット102用ゴムブッシュ133を取付けたことを特徴とする。
さらに本発明は、リヤフォーク88のスイング中心P2より上位に上部取付ブラケット101用ゴムブッシュ131を配置するとともに、リヤフォーク88のスイング中心P2より下位に下部取付ブラケット102用ゴムブッシュ133を配置したことを特徴とする。
自動二輪車10を走行させたときに、路面の状況に応じて後輪18(図4参照)が振動する。この振動のことを「走行振動」と言う。
エンジン16をゴムブッシュ(弾性部材)131,133,135を介して車体フレーム11に取付けたので、後輪18からリヤフォーク88を介してエンジン16に伝わった走行振動を、ゴムブッシュ131,133,135で緩和することにより、車体フレーム11に伝わり難くすることができる。従って、クランクケース52にリヤフォーク88をスイング可能に取付けた自動二輪車10の、乗り心地を高めることができる。
さらには、クランクケース52から前方へシリンダ54を延すことによって、クランクケース52の上及び下にスペースができる。これら上下の余剰スペースを利用して、シリンダ54より上位及び下位に各々ゴムブッシュ131,133を配置し、これらのゴムブッシュ131,133を、側面視でシリンダ54に略直交するアッパパイプ115に取付けた。すなわち、スイング中心P2より上位及び下位にゴムブッシュ131,133を各々配置した。
従って、ゴムブッシュ131,133の配置スペースを確保することが容易であり、しかも、ゴムブッシュ131,133を取付ける車体フレーム11の構造が簡単である。さらには、上下のゴムブッシュ131,133間の距離を十分に確保できる。
ところで、走行振動により、上のゴムブッシュ131を中心として又は下のゴムブッシュ133を中心として、エンジン16のクランクケース52(ケース類)にモーメントが働く。モーメントにより、上又は下のゴムブッシュ131,133に作用する力は、上下のゴムブッシュ131,133間の距離が大きいほど小さくなる。
上述のように本発明は、シリンダ54より上位及び下位に各々ゴムブッシュ131,133を配置したものである。すなわち、リヤフォーク88のスイング中心P2より上位及び下位に、各々ゴムブッシュ131,133を配置した。従って、ゴムブッシュ131,133間の距離を大きめに設定できる。この結果、ゴムブッシュ131,133に作用する力が小さくなるので、ゴムブッシュ131,133の振動吸収性は高まる。従って、エンジン16に伝わった走行振動を、ゴムブッシュ131,133で一層緩和することにより、車体フレーム11に伝わり難くすることができ、乗り心地をより一層高めることができる。
なお、本発明は実施の形態では、自動二輪車10はスクータ型自動二輪車に限定されるものではない。
エンジン16は、2気筒エンジンに限定されるものではなく、単気筒エンジンや多気筒エンジンであてもよい。
リヤクッションユニット19は左右2個に限定されず、1個であってもよい。
リヤフォーク88をなす前部アーム81は、ゼネレータカバー66を介さずに直接クランクケース52に上下スイング可能に取付けてもよい。
リヤフォーク88は、伝達機構ケース72及び前・後部アーム81,86の組合せ構造に限定されるものではなく、例えば、伝達機構ケース72を組合せずにアーム部材だけでもよい。また、リヤフォーク88を単一の部材で構成してもよい。
第3のマウント構造は、左右一対の補助ブラケット151,151のうち少なくとも一方が、車体フレームに設けたブラケット基部半体152と、このブラケット基部半体152に取り外し可能に取付けたブラケット先端部半体154とからなる構成であればよい。
フランジ144付きカラー155は、左右一対の下部取付ブラケット(エンジン側ブラケット)102,102と左右一対の補助ブラケット141,142との間のうち、少なくとも左右一方に介在させたものであればよい。
本発明におけるエンジン取付構造は、車体フレームに設けられた車体側ブラケットの車体幅方向両側を、エンジンに設けられた左右一対のエンジン側ブラケットにて挟み込み、車体側ブラケットに弾性部材を介してエンジンを取付けるようにした、自動二輪車に好適である。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明に係るエンジン及び動力伝達機構の左側面図である。 図2の3−3線断面図である。 本発明に係る車体フレームの左側面図である。 本発明に係る車体フレームの後部、エンジン及び動力伝達機構の左側面図である。 本発明に係るエンジン取付部分の平面図である。 エンジンの第3のマウント構造の左側面図である。 エンジンの第3のマウント構造の分解図である。
符号の説明
10…自動二輪車、11…車体フレーム、16…エンジン、18…後輪、55…シリンダヘッド、88…後輪支持用スイングアーム、101…エンジン側上部ブラケット、102,103…エンジン側ブラケット、121…車体側上部ブラケット、123,126…車体側ブラケット、125…クロスメンバ(第2クロスメンバ)、131…上部弾性部材、132,134,136…エンジン支持ボルト、133,135…弾性部材、141,142,151…補助ブラケット、144…フランジ、145…カラー、152…ブラケット基部半体、153…ボルト、154…ブラケット先端部半体、P2…リヤフォークのスイング中心。

Claims (7)

  1. 後輪の上下スイングと共に後輪支持用スイングアームが上下スイングするものであって、車体フレームに設けられた車体側ブラケットの車体幅方向両側を、エンジンに設けられた左右一対のエンジン側ブラケットにて挟み込み、前記車体側ブラケットに弾性部材を介して前記エンジンを取付けるようにした自動二輪車のエンジン取付構造において、
    前記車体フレームは、前記車体側ブラケットの両側に間隔を有して配置した左右一対の補助ブラケットを有し、これら左右一対の補助ブラケットにて前記左右一対のエンジン側ブラケットを挟み込むように構成し、
    前記車体側ブラケットと前記左右一対のエンジン側ブラケットと前記左右一対の補助ブラケットとに、エンジン支持ボルトを貫通させることで、これらのブラケットを連結したことを特徴とする自動二輪車のエンジン取付構造。
  2. 前記左右一対の補助ブラケットのうち少なくとも一方が、前記車体フレームに設けたブラケット基部半体と、このブラケット基部半体に取り外し可能に取付けたブラケット先端部半体とからなり、このブラケット先端部半体を前記エンジン側ブラケットに前記エンジン支持ボルトにて連結したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のエンジン取付構造。
  3. 前記車体フレームは、前記車体側ブラケット並びに前記左右一対の補助ブラケットとは別の位置に、且つ、前記エンジンにスイング可能に取り付けられた前記後輪支持用スイングアームのスイング中心よりも上方に、左右一対の車体側上部ブラケットを設け、
    前記エンジンは、前記左右一対のエンジン側ブラケットとは別の位置に、且つ、前記スイング中心よりも上方に、エンジン側上部ブラケットを設け、
    前記左右一対の車体側上部ブラケットにて前記エンジン側上部ブラケットを挟み込むことで、左右一対の車体側上部ブラケットに上部弾性部材を介して前記エンジンの上部を取付けるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車のエンジン取付構造。
  4. 前記車体フレームは、前記エンジンのシリンダヘッドの下方に配置されて車体幅方向に延びるクロスメンバを設け、このクロスメンバから後上方へ前記車体側ブラケットを延ばし、一方、前記クロスメンバから上方へ前記左右一対のブラケット基部半体を延ばし、これら左右一対のブラケット基部半体から前記車体側ブラケット側へ前記左右一対のブラケット先端部半体を延ばして前記エンジン支持ボルトにて連結することで、車体側方から見たときに前記車体側ブラケット、前記ブラケット基部半体及び前記ブラケット先端部半体が略三角形状に配置されるように構成したことを特徴とする請求項2記載の自動二輪車のエンジン取付構造。
  5. 前記左右一対のブラケット基部半体は、先端側から見たときに略L字状であることを特徴とした請求項2又は請求項4記載の自動二輪車のエンジン取付構造。
  6. 前記左右一対のブラケット先端部半体は、前記左右一対のブラケット基部半体に各々上下2点で結合するとともに、前記エンジンに前記エンジン支持ボルトによる連結点の1点で結合したことを特徴とする請求項2又は請求項4記載の自動二輪車のエンジン取付構造。
  7. 前記左右一対のエンジン側ブラケットと前記左右一対の補助ブラケットとの間のうち、少なくとも左右一方に、前記エンジン支持ボルトを通したフランジ付きカラーを介在させ、その介在させた方のエンジン側ブラケットの端面に前記フランジを向けたことを特徴とした請求項1記載の自動二輪車のエンジン取付構造。
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