JP2005263005A - 車両用計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】計器組立時の作業効率を向上させる。
【解決手段】裏カバー1には、制御基板3を固定収容するための制御基板固定収容部12が形成されている。この制御基板固定収容部12は、裏カバー1の内壁が制御基板3の外側面を周回するように、制御基板3の厚さぶんだけ掘り下げられたような形状をしている。制御基板3の長側面に対応する制御基板固定収容部12のそれぞれの内側壁には、制御基板3の幅よりも広い一対の取付用凹部125a、125bが設けられている。制御基板3は、差し込みとスライドだけで制御基板固定収容部12に固定収容できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用計器に関し、特に、計器組立時の作業効率を大幅に向上させることのできる車両用計器に関する。
車両用計器には、速度やエンジン回転数等を指示するための指示機構に関する制御回路や、文字版、指針等を照明するための照明機構に関する制御回路等のような各種の制御機能を有する制御回路類が搭載されている。
図6は、この種の従来の車両用計器を示す分解斜視図である。図6に示すように、従来の車両用計器は、裏カバー91、メイン基板92、表カバー93、サブ基板94、導光板95、及び文字板96を含んで構成される。ここで、文字板96の前方に覆設される見返しや表ガラス等も有するが、図中、それらは省略している。
裏カバー91は、表カバー93と一体化されて、メイン基板92を両面から挟み込むようにして収容する。この裏カバー91の側壁には、表カバー93と一体化される際に表カバー93側に係合する複数のロック爪911が突設されている。また、その底面には、コネクタ端子用窓912やムーブメント923を収容するムーブメント収容部913が形成されている。
メイン基板92には、上記各種の制御機能を有する制御回路類であるICチップ等の電子部品921や指針963に光を供給する複数個のLED922、指針963を回転させるためのムーブメント923等が配設されている。ムーブメント923の指針軸は、メイン基板92を貫通してその前面に突出している。なお、ムーブメント923は、実際には各指示部に対応して複数個あるが、ここでは省略している。
表カバー93は、その前面に、取付片931、導光板95を収容する導光板収容部932、サブ基板94を収容するサブ基板収容部933等を有している。サブ基板94は円盤状であり、複数のLED941を搭載する。
導光板95は、光源からの出射光を導光して、文字板96の裏面を照射する。その中央部には、導光板中央孔951が穿設されている。文字板96には、速度計、回転計等に関する意匠961やワーニング等の意匠が形成されている。指針963は、対応するムーブメント923にて回転制御されて、文字板96上の所定意匠を指示する。
なお、上記従来例は、下記特許文献1中でも開示されている。
特開2003−194595号公報
上述のように、従来の車両用計器では、各種制御回路としての複数のICチップが基板92上に取り付けられているが、これらはそれぞれ主にはんだ付けによって取り付けられる。はんだ付け作業は、周知のように、はんだ付け以外にも、基板の裏返しや保持、取り付け部品の位置決め、固着時間等を要し、多くの工数が割かれる。このため、上述のような従来の車両用計器では、計器組立時の作業効率があまりよくなかった。なお、図示しないが、基板92には、各種類に電気的に接続されるコネクタ部も取り付けられており、これを取り付ける作業や取り付けスペースも確保する必要があった。
よって本発明は、上述した現状に鑑み、計器組立時の作業効率を大幅に向上させることのできる車両用計器を提供することを課題としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の車両用計器は、各種の制御機能を有する制御回路類を搭載する車両用計器であって、前記制御回路類を集約的に搭載した制御基板と、前記車両用計器を構成する筐体のうちで、前記車両用計器の少なくとも裏面側を覆う筐体である裏カバーに形成された、前記制御基板を固定収容するための制御基板固定収容部と、を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、制御回路類が制御基板に集約的に搭載されており、この制御基板を固定収容するための制御基板固定収容部が、車両用計器の裏カバーに形成されている。このような制御基板及び制御基板固定収容部によって、各種の制御機能を有する制御回路類が裏カバー側に取り付け可能になる。また、制御基板は計器前方側から取り付け可能である。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の車両用計器は、請求項1記載の車両用計器において、前記制御基板の側面及びこの側面に対向する前記制御基板固定収容部の一部位には、前記制御基板の差し込み方向と略垂直方向に、前記制御基板をスライドさせることにより、前記制御基板を前記制御基板固定収容部に固定するためのスライド固定手段、が設けられている、ことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、制御基板は、差し込み方向と略垂直方向にスライドさせることにより、制御基板固定収容部に固定可能である。このため、ネジ止め等の取り付け作業も要せず、差し込み作業と連続的に制御基板を固定収容できる。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の車両用計器は、請求項2記載の車両用計器において、前記制御基板固定収容部は、前記裏カバーの内壁が前記制御基板の外側面を周回するように、前記制御基板の厚さぶんだけ掘り下げられたような形状をしている、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、制御基板固定収容部は、裏カバーの内壁が制御基板の外側面を周回するように掘り下げられたような形状をしている。このような形状の制御基板固定収容部によって、制御基板の位置決めが容易になる。
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の車両用計器は、請求項3記載の車両用計器において、前記制御基板固定収容部の対向する内側壁には、前記制御基板の幅よりも広い、一対の取付用凹部、が設けられている、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、制御基板固定収容部の対向する内側壁に設けられた一対の取付用凹部を利用することにより、制御基板の差し込み及びスライドが容易になる。
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の車両用計器は、請求項4記載の車両用計器において、前記制御基板の背面には、前記制御回路類に電気的に接続されるコネクタ部、が突設されており、前記制御基板固定収容部の底面には、固定収容された前記制御基板の前記コネクタ部が計器外部に露呈するようなコネクタ貫通窓、が設けられている、ことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、制御基板の背面には、制御回路類に電気的に接続されたコネクタ部が突設されており、このコネクタ部は、制御基板固定収容部の底面に設けられたコネクタ貫通窓を介して計器外部に露呈する。このため、従来、基板に取り付けられていた制御回路類に電気的に接続されるコネクタ部も基板に取り付ける必要がなくなる。
請求項1記載の発明によれば、制御回路類が制御基板に集約的に搭載されており、この制御基板を固定収容するための制御基板固定収容部が、車両用計器の裏カバーに形成されている。このような制御基板及び制御基板固定収容部によって、各種の制御機能を有する制御回路類が裏カバー側に取り付け可能になるので、従来のように、制御回路類の基板への取り付け作業が不要となる。また、制御基板は計器前方側から取り付け可能である。したがって、計器組立時の作業効率が大幅に向上する。また、制御基板が裏カバー側に収容固定されるので、すなわち、制御基板を基板側に固定する必要がなくなるので、フレキシブル基板の利用も可能になり、計器の軽量化、小型化にも貢献できる。
請求項2記載の発明によれば、制御基板は、差し込み方向と略垂直方向にスライドさせることにより、制御基板固定収容部に固定可能である。このため、ネジ止め等の取り付け作業も要せず、差し込み作業と連続的に制御基板を固定収容できる。したがって、作業効率がより向上する。
請求項3記載の発明によれば、制御基板固定収容部は、裏カバーの内壁が制御基板の外側面を周回するように掘り下げられたような形状をしている。このような形状の制御基板固定収容部によって、制御基板の位置決めが容易になるため、更に作業効率が向上する。更に、制御基板固定収容部は、裏カバーの内壁が制御基板の厚さぶんだけ掘り下げられたような形状をしているので、計器の不要な大型化を抑制できる。
請求項4記載の発明によれば、制御基板固定収容部の対向する内側壁に設けられた一対の取付用凹部を利用することにより、制御基板の差し込み及びスライドが容易になる。したがって、作業効率がより一層向上する。
請求項5記載の発明によれば、制御基板の背面には、制御回路類に電気的に接続されたコネクタ部が突設されており、このコネクタ部は、制御基板固定収容部の底面に設けられたコネクタ貫通窓を介して計器外部に露呈する。このため、従来、基板に取り付けられていた制御回路類に電気的に接続されるコネクタ部も基板に取り付ける必要がなくなる。したがって、作業効率の向上のみならず、スペース効率の向上にも大きな効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車両用計器を示す分解斜視図である。この車両用計器は、複数の指示部が一体化されたいわゆるコンビネーションメータであり、裏カバー1、ムーブメント2、制御基板3、フレキシブル基板4、ケース5、LCD6、文字板7、指針8及び見返し・表ガラス9を含んで構成される。
図1において、裏カバー1は、樹脂製であり、横長の浅皿状をしている。裏カバー1の内面側には、ムーブメント2を収容するムーブメント収容部11、制御基板3を固定収容する制御基板固定収容部12、フレキシブル基板4を固定するための複数のロック片13等が設けられている。ムーブメント収容部11には、ムーブメント2を固定するためのロック爪111が設けられている。なお、制御基板固定収容部12については、再度、別図面を用いて補足説明する。
ムーブメント2は、所定の制御信号に応答して指針軸21に挿通される指針8を回転させるモータ装置であり、速度計、回転計等の各指示部に対応して複数個、搭載されている。このムーブメント2の両側面には、組み付け時に利用される取付片22が設けられている。
制御基板3は、薄型箱形状であり、速度やエンジン回転数等を指示するための指示機構に関する制御回路類や、文字版、指針等を照明するための照明機構に関する制御回路類等のような各種の制御機能を有する制御回路類を集約的に搭載している。その背面には計器外部に露呈するコネクタ部(不図示)を有し、側面にはスライド溝31a等を有している。制御基板3については、再度、別図面を用いて補足説明する。
フレキシブル基板4は、裏カバー1と同等の横長のシート状をしており、ロック片13が係合されるフレーム部材41、ロック片13が挿入される位置決め孔42、上記指針軸21が挿通される指針軸孔43を有し、チップ部品44やブザー45等の電子部品が搭載されている。このフレキシブル基板4は、裏カバー1の内面形状に合わせて、階段状に折り曲げられている。なお、フレキシブル基板4に替えて、ハード基板を用いることも可能である。
ケース5は、樹脂製であり、裏カバー1と同等の横長状をしている。このケース5は、各指示部にそれぞれ対応した浅皿状の窪み53を有し、それらの中央部には各指針8に対応する中央孔51が穿設されている。また、ケース5には、LCD6の形状に対応した矩形状の窓52が設けられている。LCD6は、累積距離等をディジタル表示する液晶表示デバイスであり、複数の端子61を有している。
文字板7は、裏カバー1と同等の横長のシート状をしているが、特に、速度計、回転計に対応する部分は、浅皿状の窪み73を有している。また、文字板7にも、各指針8に対応する中央孔71が穿設されている。文字板7には、図示しないが、速度計、回転計等に関する意匠やワーニング等の意匠も形成されている。指針8は、対応するムーブメント2にて回転制御されて、文字板7上の所定意匠を指示する。
そして、見返し・表ガラス9は、裏カバー1と同等の横長の樹脂製であり、この計器の最前面に覆設される。詳しくは、表ガラス9aはスモーク系の透明樹脂であり、見返し9bは、基本的に文字板7の指示部分以外を隠蔽する部材であり、その縁部に裏カバー1と係合するための図示しないロック爪も有している。
このような構成の車両用計器は、図中、矢印で示す方向のみから基本的に組み立て可能となっている。すなわち、矢印で示す方向から裏カバー1にムーブメント2、制御基板3等を組み付けた後、フレーム部材41や電子部品が組み付けれられたフレキシブル基板4を裏カバー1に固着し、続いて、矢印で示す方向からケース5、LCD6、文字板7、指針8、見返し・表ガラス9等を組み付けるようにして、組立作業が行われる。制御回路類を集約的に搭載した制御基板3及び裏カバー1に設けられた制御基板固定収容部12は、この一連の一方向作業を可能にするために大きく貢献している。
続いて、図2〜図5を用いて、本発明の一実施形態に係る制御基板、制御基板固定収容部の構成及び制御基板の固定収容方法について説明する。図2は、制御基板が差し込まれる前の状態を示す要部斜視図であり、図3は、制御基板が固定収容された状態を示す要部斜視図である。また、図4(A)及び図4(B)はそれぞれ、制御基板がスライドされる前の状態を示す要部平面図及び断面図であり、図5(A)及び図5(B)はそれぞれ、制御基板がスライドされた後の状態を示す要部平面図及び断面図である。
図2に示すように、薄型の箱形状の制御基板3は、各種の制御機能を有する制御回路類を集約的に搭載している。制御基板3は、基板ケース31と裏基板35とで箱形の外形を形成し、これらで図示しない主電子回路部を収容している。裏基板35には、外付け電子部品34が搭載されると共に、制御基板3に搭載される電子回路類に電気的に接続された、外部接続端子としてのコネクタ部33が突設されている。なお、制御基板3の背面からは、他回路と電気接続するためのフラットケーブルが引き出されているが、本発明の趣旨を理解するためには不要であるので省略している。
制御基板3(正確には、基板ケース31)の長側面には、スライド固定時に利用される複数のスライド溝31a〜31fが列設されている。一側面のスライド溝31a、31b及び31cはそれぞれ、他側面のスライド溝31d、31e及び31fと対向している。なお、各スライド溝31a、31b、31c、31d、31e及び31fには、制御基板3の固定のために、上記裏基板35の一部が重複している。これについては、図4及び図5を用いた説明で明らかになる。また、制御基板3(正確には、基板ケース31)の短側面には、スライド固定時に利用される複数のストッパ溝32a、32bが列設されている。一側面のストッパ溝32aは、他側面のストッパ溝32bと対向している。
一方、車両用計器の裏面側を覆う筐体である裏カバー1には、上記制御基板3を固定収容するための制御基板固定収容部12が形成されている。この制御基板固定収容部12は、裏カバー1の内壁が制御基板3の外側面を周回するように、制御基板3の厚さぶんだけ掘り下げられたような形状をしている。
このような形状の制御基板固定収容部12によって、制御基板の位置決めが容易になる。また、制御基板固定収容部12は、裏カバー1の内壁が制御基板3の厚さぶんだけ掘り下げられたような形状をしているので、計器の不要な大型化を抑制できる。
制御基板3の長側面に対応する制御基板固定収容部12のそれぞれの内側壁には、制御基板3の幅よりも広い一対の取付用凹部125a、125bが設けられている。凹部の大きさは、標準的な作業者の指の大きさに基づいている。この取付用凹部125a、125bを利用することにより、制御基板3の差し込み及びスライドが容易になる。
制御基板3の長側面に対応する制御基板固定収容部12のそれぞれの内側壁にはまた、スライド固定時に利用される複数の凸片121a〜121fが列設されている。一側壁の凸片121a、121b及び121cはそれぞれ、他側壁の凸片121d、121e及び121fと対向している。なお、凸片121a、121b、121c、121d、121e及び121fはそれぞれ、上記スライド溝31a、31b、31c、31d、31e及び31fに対応する位置に設けられている。
制御基板3の短側面に対応する制御基板固定収容部12のそれぞれの内側壁には、スライド固定時に利用されるストッパピン122a、122bが列設されている。一側壁のストッパピン122aは、他側壁のストッパピン122bと対向している。なお、ストッパピン122a及び122bはそれぞれ、上記ストッパ溝32a及び32bに対応する位置に設けられている。
また、制御基板固定収容部12の底面には、制御基板3がスライド完了したと同時に係合するロック片124a、124bも立設されている。
更に、制御基板固定収容部12の底面には、固定収容された制御基板3のコネクタ部33が計器外部に露呈するような四角形状のコネクタ貫通窓123が設けられている。コネクタ貫通窓123は、制御基板3のコネクタ部33に対応する位置に設けられているが、制御基板3のスライド動作に影響しないように、コネクタ部33より幅広になっている。コネクタ部33は、最終的に、コネクタ貫通窓123を介して計器外部に露呈する。このため、従来、基板に取り付けられていた制御回路類に電気的に接続されるコネクタ部も基板に取り付ける必要がなくなり、スペース効率が向上する。
上述のような構成の制御基板3を制御基板固定収容部12に固定収容するときには、まず、制御基板3の長側面を指で摘んで制御基板固定収容部12に位置合わせして、図中、実線矢印で示す方向に制御基板3を差し込み、続いて、図中、点線矢印で示す方向に制御基板3をスライドさせる。そして、制御基板3がスライド完了したと同時にロック片124a、124bが制御基板3にロックして、図3に示すような状態で、制御基板3が固定される。なお、図3に示すような状態の上から、上記フレキシブル基板4が組み付けられる。
更に、図4及び図5を用いて、上記スライド動作及び固定時の作用について説明を加える。図4及び図5において、図2及び図3と共通する部分には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
まず、制御基板3が制御基板固定収容部12に差し込まれただけの状態、すなわち、制御基板がスライドされる直前の状態では、図4(A)及び図4(B)に示すように、制御基板3側のスライド溝31a、31b、31c、31d、31e及び31f近傍の裏基板35と、制御基板固定収容部12側の凸片121a、121b、121c、121d、121e及び121fとは、接触していない。制御基板3を固定するためには、上記図4(A)及び図4(B)に示すような状態から、図中、点線矢印で示す方向にスライドさせる。
図5(A)及び図5(B)に示すように、スライドは制御基板固定収容部12側のストッパピン122aが制御基板3側のストッパ溝32aに接触することにより完了するが、これと同時にロック片124a、124bが制御基板3をロックする。すなわち、ストッパピン122aとロック片124a、124bとに挟まれて、制御基板3はスライド方向面に左右不動になる。
また、スライド完了時には、図5(A)及び図5(B)に示すように、制御基板固定収容部12側の凸片121a、121b、121c、121d、121e及び121fがそれぞれ、制御基板3側のスライド溝31a、31b、31c、31d、31e及び31f近傍の裏基板35と面接触している。これにより、制御基板3はスライド方向面と垂直方向にも不動になる。
したがって、制御基板3が制御基板固定収容部12の所定位置に強固に固定される。このようなスライド機構を採用することにより、ネジ止め等の取り付け作業が不要となるうえ、差し込み作業と連続的に制御基板を固定収容できるため、作業効率が非常によい。
なお、凸片121a、121b、121c、121d、121e及び121f、スライド溝31a、31b、31c、31d、31e及び31f、この近傍の裏基板35、ストッパピン122a、122b、並びに、ストッパ溝32a及び32bは、請求項中のスライド固定手段に対応する。
以上のように、本発明の実施形態によれば、各種の制御回路類が裏カバー側に取り付け可能になるので、従来のように、制御回路類の基板への取り付け作業が不要となる。また、制御基板は計器前方側から取り付け可能になる。したがって、計器組立時の作業効率が大幅に向上する。また、制御基板が裏カバー側に収容固定されるので、すなわち、制御基板を基板側に固定する必要がなくなるので、フレキシブル基板の利用も可能になり、計器の軽量化、小型化にも貢献できる。
なお、上述の例示したスライド固定機構は一例であり、本発明を限定するものではない。例えば、凸片とスライド溝との位置関係は、実施形態と逆になってもよいし、それら形状や数も適宜変更可能である。また、場合によっては、フレキシブル基板に替えて、ハード基板を用いることも可能である。本発明は、その趣旨の中で小変更されたものも含むものである。
本発明の一実施形態に係る車両用計器を示す分解斜視図である。 制御基板が差し込まれる前の状態を示す要部斜視図である。 制御基板が固定収容された状態を示す要部斜視図である。 図4(A)は制御基板がスライドされる前の状態を示す要部平面図であり、図4(B)は図4(A)のAA線断面図である。 図5(A)は制御基板がスライドされた後の状態を示す要部平面図であり、図5(B)は図5(A)のAA線断面図である。 従来の車両用計器を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 裏カバー
2 ムーブメント
3 制御基板
4 フレキシブル基板
5 ケース
6 LCD
7 文字板
8 指針
9 見返し・表ガラス
12 制御基板固定収容部
31a〜31f スライド溝
121a〜121f 凸片

Claims (5)

  1. 各種の制御機能を有する制御回路類を搭載する車両用計器であって、
    前記制御回路類を集約的に搭載した制御基板と、
    前記車両用計器を構成する筐体のうちで、前記車両用計器の少なくとも裏面側を覆う筐体である裏カバーに形成された、前記制御基板を固定収容するための制御基板固定収容部と、
    を有することを特徴とする車両用計器。
  2. 請求項1記載の車両用計器において、
    前記制御基板の側面及びこの側面に対向する前記制御基板固定収容部の一部位には、前記制御基板の差し込み方向と略垂直方向に、前記制御基板をスライドさせることにより、前記制御基板を前記制御基板固定収容部に固定するためのスライド固定手段、が設けられている、
    ことを特徴とする車両用計器。
  3. 請求項2記載の車両用計器において、
    前記制御基板固定収容部は、前記裏カバーの内壁が前記制御基板の外側面を周回するように、前記制御基板の厚さぶんだけ掘り下げられたような形状をしている、
    ことを特徴とする車両用計器。
  4. 請求項3記載の車両用計器において、
    前記制御基板固定収容部の対向する内側壁には、前記制御基板の幅よりも広い、一対の取付用凹部、が設けられている、
    ことを特徴とする車両用計器。
  5. 請求項4記載の車両用計器において、
    前記制御基板の背面には、前記制御回路類に電気的に接続されるコネクタ部、が突設されており、
    前記制御基板固定収容部の底面には、固定収容された前記制御基板の前記コネクタ部が計器外部に露呈するようなコネクタ貫通窓、が設けられている、
    ことを特徴とする車両用計器。
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