JP2005261370A - 齧害防止材 - Google Patents

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輝弘 小松
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Abstract

【課題】 屋内や屋外に敷設される電線・通信ケーブル・配管類、家具類、各種樹木等がネズミ・リス・ウサギ等の齧歯類動物よって齧られるのを防止する齧害防止材であって、自然環境を汚染せず、また雨水によって影響されずに齧害防止効果の持続性を有し、さらに経年後または使用済後に自然に分解することを課題とする。
【解決手段】 不織布、ネット又はフィルムの表面および/または内部に無機繊維と無機粉体を略均一に含有して成り、また上記不織布、ネット又はフィルムを生分解性樹脂で構成にして成る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネズミ・リス・ウサギ等の齧歯類動物が電線・通信ケーブル・配管類、家具、樹木等を齧るのを防ぐのに適した齧害防止材に関する。
従来、ケーブルシースの外側にナラマイシンカプセルを含有した防鼠層を形成した防鼠ケーブルや、合成樹脂材にカプサイシンを混入した電線保護管が提案されている(例えば、特許文献1、2)。また、不織布または延伸されたフィルムに動物忌避剤を樹脂で固着した動物忌避用テープが提案されている(例えば、特許文献3)。
実開平1−103120号公報 特開2003−143744号公報 特開平5−320003号公報
従来技術のものは、各種薬剤や忌避剤を用いているから、雨水によって溶出したり揮発拡散して、齧害防止効果の持続性に乏しく、自然環境を汚染するという問題があった。
本発明は、自然環境を汚染せず、また雨水によって影響されず、齧害防止効果の持続性を有する齧害防止材を提供することを課題とする。
本発明の齧害用防止材は、不織布、ネットまたはフィルムの表面および/または内部に無機繊維と無機粉体を略均一に含有して成る。
この手段によれば、不織布、ネット又はフィルムの表面および/または内部に無機繊維と無機粉体とを略均一に含有した構成であるから、齧歯類動物が噛みつくと、無機粉体は破断面が鋭利な形状になると同時に破片が飛散して口中を傷つけ、また無機繊維は口中を突き刺したり、折れて口中に刺さったりする。よって、無機繊維と無機粉体との協同作用によって、齧歯類動物の口中に痛みを感じさせて、齧る行動を断念させ、忌避させる。
本発明において、不織布、ネット又はフィルムを生分解性樹脂で構成すると、植栽した苗木が若木に成長するまでの期間や各種樹木の新芽の期間のみ齧害を防止するのに好適である。
本発明によれば、所要巾のテープ状に裁断して電線・通信ケーブル・各種管路・各種樹木の幹や枝に巻き付けたり、また適当な大きさのシート状に裁断して家具類の齧害防止箇所に貼り付けて簡単に使用することができる。そして、噛みついた齧歯類動物の口中を傷つけて痛みを生じさせるから、齧る行動を断念させ、忌避させることができ、齧害を防止することができる。また、屋外に使用しても、雨水に影響されることなく、長期間にわたって齧害防止効果を持続することができる。
また、不織布、ネット又はフィルムを生分解性樹脂で構成したときは、特に造林樹木や各種樹木の幹・枝等に被覆して一定期間齧害防止効果を達成した後自然に分解するから、自然環境を汚染することがなく、また除去作業が不要になるという利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示す齧害防止材Aは、合成繊維1と無機繊維2と無機粉体3とを略均一に分散した複合不織布から成る。
上記複合不織布は、合成繊維1と無機繊維2とを乾式法・湿式法・ニードルパンチ加工法・スパンレース法から選択した一次工程で不織布を製造した後、二次工程で、無機粉体3を分散したバインダー溶液をスプレー法・浸漬法によって不織布に適用して、無機粉体を構成繊維表面に固着することによって製造することができる。また、複合不織布は、合成繊維1のスパンボンド不織布を無機繊維2と無機粉体3とを分散したバインダー溶液に浸漬して固着することによって製造することもできる。
合成繊維1としては、ポリアミド系、ポリエチレン系、ポリエステル系等から選択した短繊維又は長繊維を用いることができ、また例えば絹・綿等の天然繊維、レーヨン・ポリ乳酸・脂肪族ポリエステルポリグルタミン酸等の生分解性繊維を用いることができる。
無機繊維2としては、ガラス繊維・アルミナ繊維・チタン酸カリウム繊維・炭素繊維・ロックウール繊維等からなる短繊維又は長繊維を使用できるが、繊維径10μm〜200μmのガラス繊維・アルミナ繊維が好ましい。というのは、これらの繊維は破断したときにその破断部分がとりわけ鋭利な形状になるからである。
無機粉体3としては、ガラスビーズ・アルミナビーズ・ジルコニアビーズ等の無機材料ビーズ、アランダム・コランダムの無機粉体、ガラス繊維のパウダー状カットファイバーやアルミナ繊維のカットファイバー等の無機材料粉体を用いることができる。これらの中でも、直径50μm〜200μmのガラスビーズ、アランダム・コランダムの無機粉体、繊維径10μm〜200μmのガラス繊維カットファイバーを用いると、破断部分が鋭利な形状になるので特に好ましい。
図2に示す実施の態様では、齧害防止材Aは、合成繊維1からなる不織布と無機繊維2からなるシートとを接着し、無機繊維シート表面に無機粉体3をバインダー4で固着した複合不織布から成る。
合成繊維不織布と無機繊維シートとは、接着剤接着・熱接着・超音波接着等で接着することができる。また、無機粉体は、無機粉体を分散したバインダー溶液でスプレー法・コーティング法によって固着することができる。
上記複合不織布としては、2枚の合成繊維不織布間に無機繊維シートを挟んで接着し、表面に無機粉体を固着した構成にしてもよい。
これらの場合において、複合不織布は、数μm以下の無機微粒子を含有した複合繊維を用いて、乾式法・湿式法・スパンボンド法により形成した不織布を、無機短繊維を分散したバインダー溶液に浸漬することによっても製造することができる。
また、合成繊維に代えて生分解性繊維を用いるときは、通常の合成樹脂エマルジョンや合成ゴムエマルジョンに代えて生分解性プラスチックエマルジョンをバインダーとして用いると好適である。
さらに、不織布に代えてネットやフィルムを用いて、複合ネットや複合フィルムに構成することもある。
厚み0.32mm、目付48g/m2 のポリ乳酸生分解性スパンボンド不織布と、厚み0.48mm、目付80g/m2 の短繊維ガラスペーパとの間に、厚み0.2mm、目付20g/m2 の熱接着不織布を挟んで、表面温度120℃の熱ロール間に通して、厚み0.72mm、目付129g/m2 、引裂強力縦71N/10mm巾、横42N/10mm巾の複合不織布を作製した。
次に、ポリ乳酸エマルジョンの40%水溶液100重量部にファインガム(HE600)2.5重量部を加え攪拌溶解したベース水溶液に、平均粒径0.13〜0.99mmのガラスビーズを30重量部を分散したスプレー溶液を作製した。そして、スプレー溶液をガラスペーパ面に、ガラスビーズ220g/m2 が均一にポリ乳酸樹脂バインダーで固着した所望の齧害防止材を作製した。この齧害防止材は、厚み0.83mm、目付352g/m2 、引裂強力縦71N/10mm巾、横42N/10mm巾である。
本発明の齧害防止材の説明図である。 他の実施の形態の齧害防止材の説明図である。
符号の説明
A 齧害防止材
1 合成繊維
2 無機繊維
3 無機粉体
4 バインダー

Claims (2)

  1. 不織布、ネット又はフィルムの表面および/または内部に無機繊維と無機粉体とを略均一に含有して成ることを特徴とする齧害防止材。
  2. 不織布、ナット又はフィルムが生分解性樹脂からなる請求項1に記載の齧害防止材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010088428A (ja) * 2008-09-12 2010-04-22 Sumitomo Chemical Co Ltd 構造体およびその製造方法
JP2010088427A (ja) * 2008-09-12 2010-04-22 Sumitomo Chemical Co Ltd 構造体、蒸散装置、蒸散方法および蒸散用キット
JP2010187630A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Nisshoku Corp 緑化方法、それに用いられる植生マットおよび咀嚼阻害物を有する食害防止部材ならびに緑化構造体
JP2015139401A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社イケックス 果実保護体

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