JP2005257537A - 静電容量検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造により、搭載した容量検出電極を人体等の対象物からの静電気放電から確実に保護することができ、しかも高い検出感度を有した信頼性の高い静電容量検出装置を提供する。
【解決手段】 対象物との距離に応じて変化する静電容量を検出する静電容量検出装置であって、容量検出電極11と、該容量検出電極11上に形成された誘電体膜14と、該誘電体膜14上に形成され、対象物から静電気を除電するための除電電極20とを備え、容量検出電極11は、平面視した場合に除電電極20と重ならない部分を有し、誘電体膜14は、平面視した場合に除電電極20に覆われた部分の誘電率が、除電電極20に覆われない部分の誘電率よりも小さいことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、静電容量検出装置に関する。
ICカード(スマートカード)は、IC(集積回路)チップを搭載したカードであり、磁気ストライプカードと比較して、高情報容量化、セキュリティ性向上(偽変造、不正使用の防止)、複数のアプリケーションに対応可能、ホスト負荷軽減(オフライン処理が可能)等の特徴を有する。このため、クレジットカードやキャッシュカードの他、電子マネー、電子商取引、医療保健分野、鉄道・バスなどの交通分野やビルの入退出管理等への展開が盛んに行われ始めている。これに伴い、更なるセキュリティ向上(情報保護、アクセス制限等)の目的から、指紋センサを搭載した個人認証機能付きICカードが提案されている。
しかしながら、薄膜半導体により形成された静電容量型指紋センサのように指を接触させる指紋センサの場合には、人体に帯電した静電気が指紋センサに触れた際に放電して、内部のトランジスタ等を破壊してしまう。このため、指紋センサの誘電体膜の上に導電体を設け、これを接地させる方法(特許文献1参照)等が提案されている。
特許第3007714号公報
上述のように指紋センサの誘電体膜上に導電体を設け、これを接地することで、人体(指)に帯電した静電気を除電することが可能となり、該静電気により内部のトランジスタ等が破壊されてしまう等の不具合を解消することが可能である。しかしながら、導電体を設けたことにより、新たに寄生容量が発生し、これにより検出感度が低下する等の不具合が生じる惧れがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、簡単な構造により、搭載した容量検出電極を人体等の対象物からの静電気放電から確実に保護することができ、しかも高い検出感度を有した信頼性の高い静電容量検出装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の静電容量検出装置は、対象物との距離に応じて変化する静電容量を検出する静電容量検出装置であって、容量検出電極と、該容量検出電極上に形成された誘電体膜と、該誘電体膜上に形成され、対象物から静電気を除電するための除電電極とを備え、前記容量検出電極は、平面視した場合に前記除電電極と重ならない部分を有し、前記誘電体膜は、平面視した場合に前記除電電極に覆われた部分の誘電率が、前記除電電極に覆われない部分の誘電率よりも小さいことを特徴とする。
このような静電容量検出装置では、容量検出電極が、平面視した場合に除電電極と重ならない部分を有しているため、該重ならない部分において対象物との間の静電容量を検出することが可能となる。そして、除電電極の作用により、対象物との間の静電容量を検出する際に、該対象物に帯電した静電気を確実に除電することが可能となる。また、誘電体膜において、除電電極に覆われた部分を覆われない部分よりも相対的に低誘電率にて構成しているため、除電電極を設けたことによって生じる寄生容量を小さくすることが可能となり、つまり除電電極と容量検出電極との間において生じる静電容量を小さく抑えることができ、確実に対象物との間の静電容量を検出することが可能となる。したがって、本発明の構成の採用により、対象物からの静電気の除電を確実に行いつつ、該対象物との間の静電容量を感度良く検出することが可能となるのである。
また、上記課題を解決するために、本発明の静電容量検出装置は、対象物との距離に応じて変化する静電容量を検出する静電容量検出装置であって、容量検出電極と、該容量検出電極上に形成された誘電体膜と、該誘電体膜上に形成され、対象物から静電気を除電するための除電電極とを備え、前記容量検出電極は、平面視した場合に前記除電電極と重ならない部分を有し、前記誘電体膜は、平面視した場合に前記除電電極に覆われた部分の膜厚が、前記除電電極に覆われない部分の膜厚よりも大きいことを特徴とする。
このような静電容量検出装置では、容量検出電極が、平面視した場合に除電電極と重ならない部分を有しているため、該重ならない部分において対象物との間の静電容量を検出することが可能となる。そして、除電電極の作用により、対象物との間の静電容量を検出する際に、該対象物に帯電した静電気を確実に除電することが可能となる。また、誘電体膜において、除電電極に覆われた部分を覆われない部分よりも相対的に厚膜にて構成しているため、除電電極を設けたことによって生じる寄生容量を小さくすることが可能となり、つまり除電電極と容量検出電極との間において生じる静電容量を小さく抑えることができ、確実に対象物との間の静電容量を検出することが可能となる。したがって、本発明の構成の採用により、対象物からの静電気の除電を確実に行いつつ、該対象物との間の静電容量を感度良く検出することが可能となるのである。
前記誘電体膜の膜厚を除電電極の形成領域と非形成領域とで異ならせるために、前記誘電体膜が、前記除電電極の形成領域と非形成領域とに跨って形成された第1誘電体膜と、該第1誘電体膜上であって前記除電電極の形成領域に選択的に形成された第2誘電体膜とを具備してなる構成を採用することができる。このように誘電体膜を、除電電極の非形成領域では単一層で構成し、除電電極の形成領域では複数層で構成することで、上述した領域毎に異なる膜厚の誘電体膜を好適に実現することができる。
そして、特に第2誘電体膜を、前記第1誘電体膜よりも誘電率の小さい構成とすることで、当該除電電極に覆われた誘電体膜の誘電率を相対的に小さくすることが可能となり、該除電電極と容量検出電極との間に発生する寄生容量を好適に低減することが可能となる。
また、前記除電電極が、平面視した場合に前記容量検出電極とは完全に重ならない位置に配設されているものとすることができる。この場合、除電電極と容量検出電極とが一層離間されるため、その間の寄生容量を一層低減でき、対象物との間の静電容量の検出感度が低減される等の不具合が一層発生し難いものとなる。
また、前記容量検出電極が、マトリクス状に配設されてなるものとすることができる。このようにマトリクス状に配設された容量検出電極を備える静電容量検出装置は、対象物の表面形状を検出することができるようになり、例えばこれを指紋センサに適用することで信頼性の高い指紋検出を行うことが可能となる。
以下、本発明の静電容量検出装置を適用した指紋センサを具備するICカードの実施形態について図を参照して説明する。
図1は、ICカードKを示す分解斜視図である。ICカードKは、2枚のプラスチック等の基材61,62が貼り合わされて形成された基板60と、2枚の基材61,62の間に挟持されたICチップ(集積回路)40及び指紋センサ10とを備えている。また、カード端末等の外部装置(不図示)との情報交換を行うインターフェイスとして、外部装置と直接接触する接触用IC端子51と、外部装置と一定周波数の電波を受信・送信する非接触型IC用アンテナ52とを備えている。さらに、基材61の上面60aには、指紋センサ10の検出面10aを基板上面に露出させるために開口部63が形成されている。
接触用IC端子51は、ICチップ40の上面に接触しつつ、基板60の上面60aに露出するように形成されている。一方、非接触型IC用アンテナ52は、2枚の基材61,62の間にコイル状に形成されている。なお、本実施形態では、接触用IC端子と非接触型IC用アンテナとを備えるコンビカード(デュアルインターフェイス)について説明するが、接触用IC端子のみを備える場合(ISO7816参照)や、非接触型IC用アンテナのみを備える場合(ISO14443等参照)、或いは、接触用ICチップと非接触用ICチップを備えるハイブリッドカードであってもよい。
図2は、ICチップ40の構成を示す模式図である。
ICチップ40は、指紋センサ10に取り込まれた指紋パターンの特徴抽出を行うデータ処理部41、特定の指紋パターンの特徴量等の各種情報を記憶するメモリ42、データ処理部41により抽出された特徴量とメモリ42に記憶された特徴量とを比較する比較部43、ICカードKの動作を制御する制御部44とを備えている。そして、比較部43には、接触用IC端子51及び非接触型IC用アンテナ52が接続されている。
図3は、指紋センサ10の構成を示す模式図である。
指紋センサ10は、静電容量型の指紋センサであって、凹凸を有する指Fの表面と検出面10aとの間の距離に応じて変化する静電容量を測定し、指紋パターンを検出するセンサである。このような静電容量型の指紋センサ10は、光源が不要であるために薄型化することが容易であり、かつ表面保護層(パッシベーション膜)を適切に選択することによって、耐傷性を向上させることができるという特徴がある。
指紋センサ10は、基板15を有しており、この基板15上には、所定の間隔を空けて互いに平行に形成された不図示の複数の走査線と、この走査線に対して直交するように所定の間隔を空けて互いに平行に形成された複数の信号線16とが設けられている。複数の走査線と複数の信号線16との交点のそれぞれに対応する位置には、トランジスタ等によって構成されるスイッチング素子(検出回路)12が設けられている。
これらの走査線、信号線16およびスイッチング素子12によって、アクティブマトリクスアレイ13が構成されており、このアクティブマトリクスアレイ13の上には、検出電極11が各スイッチング素子12に対応する位置にマトリックス状(M行N列)に設けられている。各検出電極11は、アクティブマトリクスアレイ13の全面を覆うように形成された誘電体膜(パッシベーション膜)14にて覆われており、誘電体膜14は、ICカードKの利用者の指Fと接触可能になっている。なお、アクティブマトリクスアレイ13としては、半導体基板上に形成されたMOSトランジスタアレイ、絶縁基板上に形成された薄膜トランジスタ(TFT)アレイ等を用いることができる。
このような構成を有する指紋センサ10においては、指Fが検出面10aに接触すると、指Fとマトリックス状に配置された各検出電極11との間に、2次元的に分布する静電容量が発生する(図3のC1,C2,C3等)。この2次元的に分布した各静電容量の値をアクティブマトリクスアレイ13によって電気的に読み出すことにより、指Fの表面に形成された微細な凹凸形状のパターン(指紋パターン)を検出することができる。
静電容量方式を用いた指紋センサ10においては、人体に蓄積された静電荷を接地へ散逸させ、トランジスタやキャパシタが放電破壊されることを回避する必要がある。更に、各静電容量の値を安定して検出するためには、検出時において、指Fの電位を所定の電位に固定することが好ましい。このため、検出電極とは異なる接地された電極、すなわち人体に帯電した静電気を放電させる除電電極20を指紋センサ10の誘電体膜14上に設けている。ここで除電電極を介した接地への導電性経路は、誘電体膜14及びアクティブマトリックスアレイ13を介した接地への導電性経路よりも、十分に導電性が高くなければならない。
除電電極20は、図4に示すように、平面視した場合に検出電極11と重ならない部分を含むように、つまり検出電極11の上方に当該除電電極20の非形成領域が存在し、且つ検出電極11の非形成領域の上方に当該除電電極20が存在するように配設されている。そして、除電電極20は、図示しない配線により接地されており(図3参照)、スイッチング素子12のグランド(基準電位)Gレベルと略同一の電位に保たれている。
このような除電電極20を形成することで、人体に帯電した静電気を放電した後に、指Fとの間の静電容量Cfを測定することが可能となり、該人体に帯電した静電気による放電破壊を回避することが可能となる。しかしながら、指Fとの間の静電容量Cfを検出する際に、除電電極20と検出電極11との間の容量Cpも検出されてしまい、本来の指Fとの間の静電容量Cfの検出感度が低下する惧れがある。
そこで、本実施の形態では、誘電体膜14において、平面視した場合に少なくとも除電電極20に覆われた部分の誘電体膜14aが、除電電極20に覆われない部分の誘電体膜14bよりも、相対的に誘電率の小さい材料にて構成されている。具体的には、誘電体膜14aはポリイミドにて構成されており、誘電体膜14bは窒化珪素にて構成されている。なお、誘電体膜14aを酸化珪素にて構成することも可能である。
誘電体膜14を以上のような構成とすることで、検出電極11と除電電極20との間に生じ得る寄生容量を低減可能となり、該検出電極11が実際に測定する容量Cfを低下させることなく、高感度の検出を実現できるようになる。なお、図5に示すように、除電電極20の下方の一部を、相対的に誘電率の小さい誘電体膜14aにて構成するものとしても良い。
また、図4又は図5に示した構成は、例えば相対的に誘電率の高い誘電体膜14bを、フォトリソグラフィ法により検出電極11上に選択的に形成した後、該誘電体膜14bの非形成領域に対して相対的に誘電率の低い誘電体膜14aを形成することで得ることができる。
次に、指紋照合装置の動作について説明する。
まずICカードKの使用者は、ICカードKを把持する。続いて、指紋センサ10の検出面10aに指Fを載せる。したがって、人体に帯電した静電気が放電され、指Fの電位は、スイッチング素子12のグランドGと同電位になる。このため、指Fが検出面10aに触れても、指Fと検出面10aとの間で静電気放電が発生せず、スイッチング素子12の破壊を回避することができる。
このように、除電電極の作用により、指Fに帯電した静電気を放電することができるので、指紋センサ10の放電破壊を回避できる。また、指紋検出の際に指Fの電位を一定の電位に固定できるので、良好な指紋検出を行うことができる。
指紋センサ10では、検出面10aに指Fが触れると、指Fとマトリックス状に配置された各検出電極11との間に、2次元的に分布する静電容量が発生する。そして、この静電容量の値をアクティブマトリクスアレイ13によって電気的に読み出すことにより、指Fの指紋パターンが検出される。ここで、本実施の形態では、上述の通り、除電電極20と検出電極11との間に発生し得る寄生容量Cpが十分に小さくなるように、除電電極20と平面視した場合に重なる位置の誘電体膜14aを相対的に低誘電率の材料にて構成している。したがって、指Fとの間の静電容量Cfを高感度にて検出することが可能となっている。
そして、検出された指紋パターンは、ICチップ40のデータ処理部41に転送され特徴量が抽出される。この特徴量は、例えば指紋線の傾き量、分岐の位置、分岐の数等である。更に、求められた特徴量は、比較部43に転送され、メモリ42に格納されている特定の特徴量と比較される。そして、仮に2つの特徴量が一致した場合には、一致信号が照合結果として、接触用IC端子51及び非接触型IC用アンテナ52を介して外部装置に出力される。すなわち、この場合、一致信号を調べることにより、検出された指紋パターンがメモリ42に格納されている特定の特徴量と同一の特徴量を持つことが確認できる。従って、メモリ42に特定の個人の指紋の特徴量を予め格納しておくことにより、ICカードKの使用者を特定することができる。
次に、除電電極20と検出電極11との間の容量Cpを低減させるための構成について、変形例を説明する。
図6は誘電体膜14の膜厚を領域毎に異ならしめた構成である。具体的には、検出電極11と平面視重畳する領域の誘電体膜14の膜厚F1(例えば0.3μm)が、除電電極20と少なくとも平面視重畳する領域の誘電体膜14の膜厚F2(例えば0.6μm)よりも薄膜にて構成されている。これにより、検出電極11と除電電極20との間に生じ得る寄生容量を低減可能となり、該検出電極11が実際に測定する容量Cfを低下させることなく、高感度の検出を実現できるようになる。
なお、図6に示した構成は、例えば検出電極11を含む基板15(図3参照)上に誘電体膜14を全面ベタ状に形成した後、検出電極11と平面視重畳する領域の誘電体膜14をエッチング等により薄膜化することで得られる。この場合、誘電体膜全体で膜の誘電率(組成)を異ならせる必要がないため、図4に示した構成に比して製造プロセスが簡便化される。
また、図7に示すように、検出電極11を含む基板15(図3参照)上に全面ベタ状に形成された誘電体膜14bと、誘電体膜14b上であって、除電電極20と平面視重畳する位置に対して選択的に形成された誘電体膜14aとを備える構成を採用することもできる。この場合、誘電体膜14aは、誘電体膜14bよりも相対的に誘電率の低い材料から構成され、検出電極11と除電電極20との間の寄生容量Cpを一層低減させることが可能となる。
このような構成は、例えば検出電極11を含む基板15(図3参照)上に高誘電率の誘電体膜14bを形成し、さらに該誘電体膜14b上に低誘電率の誘電体膜14aを形成した後、該誘電体膜14aのうち、検出電極11と平面視重畳する領域を選択的にエッチング除去することで得ることができる。また、検出電極11を含む基板15(図3参照)上に高誘電率の誘電体膜14bを全面ベタ状に形成した後、除電電極20を形成する領域に対して、誘電体膜14bよりも相対的に誘電率の低い材料からなる誘電体膜14aを選択的に形成するものとしても良い。このように、図7に示した構成は、図4に示した構成に比して簡便なプロセスで製造することができるものである。なお、高誘電率膜と低誘電率膜との間でエッチングの選択比を大きくすることで、図4に示した構成に比べて加工精度を向上することができる。
以上、本実施の形態を示した、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ることは勿論である。例えば、本発明の静電容量検出装置は、上記指紋センサ以外にも、対象物との間の静電容量を検出するにより各種情報を識別する装置、具体的にはタッチセンサ等にも適用することが可能である。
ICカードを示す分解斜視図。 ICチップの構成を示す模式図。 指紋センサの構成を示す模式図。 除電電極と誘電体膜の構成を示す概略図。 図4の変形例を示す概略図。 図4の変形例を示す概略図。 図4の変形例を示す概略図。
符号の説明
10…指紋センサ(静電容量検出装置)、10a…検出面、11…検出電極(容量検出電極)、12…スイッチング素子、14…誘電体膜、14a…第2誘電体膜、14b…第1誘電体膜、20…除電電極、K…ICカード、G…グランド(基準電位)

Claims (6)

  1. 対象物との距離に応じて変化する静電容量を検出する静電容量検出装置であって、
    容量検出電極と、該容量検出電極上に形成された誘電体膜と、該誘電体膜上に形成され、対象物から静電気を除電するための除電電極とを備え、
    前記容量検出電極は、平面視した場合に前記除電電極と重ならない部分を有し、
    前記誘電体膜は、平面視した場合に前記除電電極に覆われた部分の誘電率が、前記除電電極に覆われない部分の誘電率よりも小さいことを特徴とする静電容量検出装置。
  2. 対象物との距離に応じて変化する静電容量を検出する静電容量検出装置であって、
    容量検出電極と、該容量検出電極上に形成された誘電体膜と、該誘電体膜上に形成され、対象物から静電気を除電するための除電電極とを備え、
    前記容量検出電極は、平面視した場合に前記除電電極と重ならない部分を有し、
    前記誘電体膜は、平面視した場合に前記除電電極に覆われた部分の膜厚が、前記除電電極に覆われない部分の膜厚よりも大きいことを特徴とする静電容量検出装置。
  3. 前記誘電体膜は、前記除電電極の形成領域と非形成領域とに跨って形成された第1誘電体膜と、該第1誘電体膜上であって前記除電電極の形成領域に選択的に形成された第2誘電体膜とを具備してなることを特徴とする請求項2に記載の静電容量検出装置。
  4. 前記第2誘電体膜は、前記第1誘電体膜よりも誘電率が小さいことを特徴とする請求項3に記載の静電容量検出装置。
  5. 前記除電電極が、平面視した場合に前記容量検出電極とは完全に重ならない位置に配設されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の静電容量検出装置。
  6. 前記容量検出電極が、マトリクス状に配設されてなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の静電容量検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008099783A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> インピーダンス検出装置、インピーダンス検出方法、生体認識装置、および指紋認証装置
JP2015019837A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 日産自動車株式会社 電極装置及び車両用シート

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