JP2005256710A - ロータリーコンプレッサ - Google Patents
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Abstract
【課題】 密閉容器の径方向に複数の膨張室を連続して形成することにより、密閉容器の寸法を軸方向に拡大することなく脈動と騒音を効果的に抑えたロータリーコンプレッサを提供する。
【解決手段】 ロータリーコンプレッサ10は、密閉容器12内に回転圧縮機構部18を備え、回転圧縮機構部18にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室62を介して密閉容器12外に吐出する。吐出消音室62を、密閉容器12の径方向において連続する複数の膨張室63(膨張室63A、63B、63C、63D)により構成した。
【選択図】図2
【解決手段】 ロータリーコンプレッサ10は、密閉容器12内に回転圧縮機構部18を備え、回転圧縮機構部18にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室62を介して密閉容器12外に吐出する。吐出消音室62を、密閉容器12の径方向において連続する複数の膨張室63(膨張室63A、63B、63C、63D)により構成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、密閉容器内に設けた電動要素にて駆動される回転圧縮機構部を備えたロータリーコンプレッサに関するものである。
従来よりこの種回転圧縮機は、密閉容器内の下部に回転圧縮要素を収納し、上部に電動要素を収納して構成されており、回転圧縮要素は、シリンダと、電動要素の回転軸に一体形成された偏心部に嵌合されてシリンダ内で偏心回転するローラと、このローラに先端部が当接してシリンダ内を高圧室側と低圧室側とに区画するベーンと、シリンダの開口を閉塞する軸受部材などから構成されている。また、電動要素は密閉容器に固定された環状の固定子と、前記回転軸に固定されて固定子内で回転する回転子とから構成されている。
そして、電動要素が運転され回転圧縮要素が駆動されると、冷媒ガスがシリンダ内の低圧室側に吸い込まれ、ローラとベーンの動作によって圧縮されて高温高圧となり、吐出消音室を経て密閉容器内に吐出される。密閉容器内に吐出された高圧の冷媒ガスは、密閉容器と固定子の隙間や固定子と回転子の隙間を通って密閉容器の上部に至り、密閉容器の上端部に取り付けられた吐出管から密閉容器外に吐出されていた(特許文献1参照)。
特開平5−99172号公報
ここで、一般的なロータリーコンプレッサではシリンダは冷媒ガスの吸入・圧縮・吐出を繰り返している。そして、シリンダから高圧ガスが吐出されるときは脈動があり大きな騒音の発生があった。このため、シリンダから吐出された冷媒ガスを、一旦、吐出消音室内に吐出して脈動を緩和し騒音を軽減してから密閉容器内に吐出していた。しかし、密閉容器は設置場所などから予め大きさが決まっており大きな吐出騒音室を設けられない。
特に、ロータリーコンプレッサをカーエアコンなどのような車両の空気調和機用に用いた場合、エンジンルームは他の部品との関係上、ロータリーコンプレッサの設置には狭いスペースが要求されている。しかし、密閉容器の寸法を軸方向に拡大できなかった。このため、ロータリーコンプレッサの吐出消音室を軸方向に拡張することなく脈動を抑えて、騒音や振動を低減することができるローターリコンプレッサの開発が望まれていた。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、密閉容器内の吐出消音室を径方向に複数の膨張室を連続して形成することにより、密閉容器の寸法を軸方向に拡大することなく脈動と騒音を効果的に抑えたロータリーコンプレッサを提供することを目的とする。
即ち、本発明のロータリーコンプレッサは、密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、該回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して密閉容器外に吐出するものであって、吐出消音室を、密閉容器の径方向において連続する複数の膨張室により構成したことを特徴とする。
また、請求項2の発明のロータリーコンプレッサは、上記に加えて、密閉容器又はシリンダの径方向における内側となる位置の吐出消音室にオイル戻し用の通路を形成したことを特徴とする。
また、請求項3の発明のロータリーコンプレッサは、上記各発明に加えて、吐出消音室の最終吐出部分の膨張室、または、その直前の膨張室にオイル分離手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項4の発明のロータリーコンプレッサは、密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、該回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して密閉容器外に吐出するものであって、回転圧縮機構部は、圧縮室を形成し、両側に開口面を有するシリンダと、このシリンダの開口面を閉塞する閉塞板と、これらシリンダ及び閉塞板を固定する第1の固定手段とよりなり、回転圧縮機構部には吐出消音室を構成するカバーを、第1の固定手段とは別の第2の固定手段にて固定したことを特徴とする。
また、請求項5の発明のロータリーコンプレッサは、密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、該回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して密閉容器外に吐出するものであって、吐出消音室は、冷媒ガス通路で連通するリゾネータ型と膨張型との消音室を備え、回転圧縮機構部は、回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して密閉容器外に吐出することを特徴とする。
また、請求項6の発明のロータリーコンプレッサは、密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、該回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して密閉容器外に吐出するものであって、吐出消音室は、冷媒ガス通路で連通するリゾネータ型と膨張型との消音室を備え、回転圧縮機構部は、回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して吐出すると共に、冷媒ガス通路の断面積をD1、吐出消音室の断面積をD2とした場合、D2/D1を3以上としたことを特徴とする。
更に、請求項7の発明のロータリーコンプレッサは、密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、該回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して密閉容器外に吐出するものであって、吐出消音室は、冷媒ガス通路で連通するリゾネータ型と膨張型との消音室を備え、回転圧縮機構部は、回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して吐出すると共に、冷媒ガス通路の最小幅をW、長さをLとした場合、L/Wを2以上としたことを特徴とする。
更にまた、請求項8の発明のロータリーコンプレッサは、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7のロータリコンプレッサを用いて冷媒回路が構成された車両用空気調和機であることを特徴とする。
請求項1の発明では、密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、この回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して密閉容器外に吐出するロータリーコンプレッサにおいて、吐出消音室を、密閉容器の径方向において連続する複数の膨張室により構成したので、密閉容器の径方向に複数の膨張室を連続して構成することにより、吐出消音室内における冷媒ガスの通路を延長して脈動と騒音を大幅に抑えることができるようになる。特にこの場合、密閉容器の径方向に吐出消音室を拡張することになるので、密閉容器の軸方向への寸法拡大も解消することができるようになる。
また、請求項2の発明では、上記各発明に加えて密閉容器又はシリンダの径方向における内側となる位置の吐出消音室にオイル戻し用の通路を形成したので、上述の如く吐出消音室を径方向に拡張した場合にも、冷媒ガスと共に吐出消音室内に吐出されたオイルを支障なく密閉容器内に戻すことができるようになる。
また、請求項3の発明では、上記各発明に加えて、吐出消音室の最終吐出部分の膨張室、または、その直前の膨張室にオイル分離手段を設けたので、それまでの膨張−縮小によりオイルミスト粒子が大きくなっているため、冷媒ガスと共に吐出消音室内に吐出されたオイルを効果的に分離し、密閉容器内に戻すことができるようになる。
請求項4の発明では、密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、この回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して前記密閉容器外に吐出するロータリーコンプレッサにおいて、回転圧縮機構部は、圧縮室を形成し、両側に開口面を有するシリンダと、このシリンダの開口面を閉塞する閉塞板と、これらシリンダ及び閉塞板を固定する第1の固定手段とよりなり、回転圧縮機構部には吐出消音室を構成するカバーを、第1の固定手段とは別の第2の固定手段にて固定したので、従来の如く回転圧縮機構部を組み立てるボルトにてカバーを取り付けていた場合に比して、第2の固定手段による吐出消音室内容積の縮小を抑え、容積拡張をすることも容易となる。
また、請求項5の発明は、密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、該回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して密閉容器外に吐出するロータリーコンプレッサにおいて、吐出消音室は、冷媒ガス通路で連通するリゾネータ型と膨張型との消音室を備え、回転圧縮機構部は、回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して密閉容器外に吐出するようにしているので、例えば請求項6及び請求項7の如く、冷媒ガス通路の断面積をD1、膨張室の断面積をD2とした場合、D2/D1を3以上とすると共に、冷媒ガス通路の最小幅をW、長さをLとした場合、L/Wを2以上としたので、ロータリーコンプレッサを車両用空気調和機の冷媒回路に用いれば、傾斜や振動の大きくなる使用環境においてオイル処理と振動・騒音の解決を円滑、且つ、効果的に行うことができるようになると共に、請求項8の発明の如く、上記ロータリコンプレッサを車両用空気調和機の冷媒回路に用いれば、傾斜や振動の大きくなる使用環境においても効果的にオイル処理と振動・騒音の解決を行うことができるようになる。
本発明は、車両のエンジンルームなど狭い箇所に設置されたロータリーコンプレッサの振動と騒音を低減するため、吐出消音室内の冷媒ガスの通路を延長したことを特徴とする。吐出消音室内の冷媒ガスの通路を延長するという目的を、密閉容器の径方向に複数の膨張室を連続して吐出消音室内に設けるだけの簡単な構成で実現した。
次に、図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明の一実施例としてのロータリーコンプレッサ10の縦断側面図、図2は同図1のロータリーコンプレッサ10の密閉容器12の径方向に複数の膨張室63を連続して形成した吐出消音室62の模式図をそれぞれ示している。
実施例のロータリーコンプレッサ10は、二酸化炭素(CO2)を冷媒として使用する横置き型の内部中間圧型多段(2段)圧縮式のロータリーコンプレッサであり、このロータリーコンプレッサ10は図1に示すように、アルミニウム製円筒状の容器本体12Aと、この容器本体12Aの両端開口を閉塞するアルミニウム製のエンドキャップ12B、12B(密閉蓋)とからなる密閉容器12にて構成されている。
この密閉容器12内には、内部空間の一側(図中右側)に配置収納された電動要素14と、水平方向(図中左側)に延在して電動要素14の回転軸16により駆動される第1の回転圧縮要素32(1段目)及び第2の回転圧縮要素34(2段目)からなる回転圧縮機構部18が左右に並設して収納されている。
また、密閉容器12は底部をオイル溜めとし、この密閉容器12の上側には略円形の取付孔12Dが形成されており、この取付孔12Dには電動要素14に電力を供給するためのターミナル(配線を省略)20が取り付けられている。更に、密閉容器12の底部には取付用台座110が設けられている。
電動要素14は、密閉容器12の一側空間の内周面に沿って環状に取り付けられたステータ22と、このステータ22の内側に若干の間隔を設けて挿入設置されたロータ24とから構成されている。このロータ24は、中心を通り密閉容器12の鉛直方向に延在する前記回転軸16に固定されている。
回転軸16の回転圧縮機構部18側端部には給油手段としてのオイルポンプ80が設けられている。このオイルポンプ80は、密閉容器12の底部に向かってオイル吸上パイプ80Aが降下し、オイル溜めにて開口している。そして、オイルポンプ80は密閉容器12内の底部から潤滑油としてのオイルを吸い上げ、回転圧縮機構部18の摺動部に供給して摩耗を防止する。
また、前記ステータ22はドーナッツ状の電磁鋼板を積層した積層体26と、この積層体26の歯部に直巻き(集中巻き)方式により巻装されたステータコイル28とを有している。そして、前記ロータ24もステータ22と同様に電磁鋼板の積層体30で形成され、この積層体30内に永久磁石MGを挿入して形成されている。また、前記第1の回転圧縮要素32と第2の回転圧縮要素34との間には中間仕切板36が狭持されている。
即ち、回転圧縮機構部18の第1の回転圧縮要素32と第2の回転圧縮要素34は、中間仕切板36と、この中間仕切板36の左右に配置され、各々の圧縮室を画成する右側のシリンダ38及び左側のシリンダ40と、180度の位相差を有して回転軸16に設けた左右の偏心部42、44に嵌合されて左右のシリンダ38、40内を偏心回転する左右のローラ46、48と、密閉容器12内の上部に設けられたスプリング74、76と背圧により付勢されて先端をこれら左右のローラ46、48にそれぞれ当接させ、左右のシリンダ38、40の圧縮室をそれぞれ図示しない低圧室側と高圧室側とに区画する左右のベーン50、52と、シリンダ38の一側の開口面及びシリンダ40の他側の開口面を閉塞して回転軸16の軸受けを兼用する右側に設けられたR支持部材54(本発明の閉塞板)及び左側に設けられたL支持部材56(本発明の閉塞板)にて構成されている。
一方、R支持部材54にはRカバー66にて閉塞することにより形成される吐出消音室62、L支持部材56にはLカバー68にて閉塞することにより形成される吐出消音室64がそれぞれ設けられている。該吐出消音室62は、R支持部材54とRカバー66間に形成されており、この吐出消音室62にはシリンダ38の吐出ポート70(図2に図示)が開口している。
吐出消音室64と密閉容器12内は、シリンダ38、40や中間仕切板36、Rカバー66を貫通し、更に、このRカバー66から離間して設けられた後述するバッフル板86も貫通して電動要素14側に連通する連通路(図示せず)にて連通されており、連通路の端部には中間吐出管88が開口している。この中間吐出管88から第1の回転圧縮要素32で圧縮された中間圧の冷媒ガスが密閉容器12内の電動要素14側に吐出される。このとき冷媒ガス中には第1の回転圧縮要素32に供給されたオイルが混入しているが、このオイルも密閉容器12内の電動要素14側に吐出されることになる。そして、冷媒ガス中に混入したオイルはここで容器本体12Aやステータ22等に付着し冷媒ガスから分離して下流し密閉容器12内底部のオイル溜めに溜まる。
また、Rカバー66とバッフル板86との間となるRカバー66の上部には、中間圧の冷媒ガスを第2の回転圧縮要素34に導入するための吸込口90が開口している。そして、第2の回転圧縮要素34はこの吸込口90からシリンダ38の低圧側に中間圧の冷媒ガスを吸入する。
また、バッフル板86は、密閉容器12内を電動要素14側と回転圧縮機構部18側とに区画して、密閉容器12内に差圧を構成するために設けられる。このバッフル板86は、円盤状のアルミニウム板にて構成され、周囲には密閉容器12の内面と所定の間隔を存して電動要素14のステータ22近傍まで延在する補強筒86Aが一体に設けられている。この補強筒86Aは、密閉容器12が外力を受けた場合にバッフル板86に支障が発生するのを防止する。
そして、第1の回転圧縮要素32で圧縮され、中間吐出管88からバッフル板86の電動要素14側の密閉容器12内に吐出された中間圧の冷媒ガスは、密閉容器12内面とバッフル板86との隙間を通って回転圧縮機構部18側に流入し吸込口90から第2の回転圧縮要素34のシリンダ38に吸入される。係るバッフル板86の存在により、密閉容器12内にはバッフル板86の電動要素14側の圧力は高く、回転圧縮機構部18側が低い差圧が構成される。
一方、Rカバー66はドーナッツ状のアルミニウム板からなり、外径は密閉容器12内面周囲に略接する大きさを呈している。吐出消音室62は、Rカバー66のR支持部材54側を電動要素14側に凹陥させることにより、Rカバー66とR支持部材54間に形成している。また、図2に示すようにRカバー66の周縁に略接してRカバー66を固定するためのボルト孔94が複数(実施例では11個)形成されており、吐出消音室62は各ボルト孔94間まで凹陥形成している。これによって、吐出消音室62の面積を大幅に拡大している。尚、ボルト孔94は11個に限られるものでなく、11個以下或いは11個以上であっても差し支えない。
該吐出消音室62内には、密閉容器12の径方向に連続して膨張室63が形成されると共に、膨張室63はRカバー66からR支持部材54側に立設され、回転軸16周囲に環状に延在する仕切り壁67(図中太線)にて仕切ることにより形成されている。該膨張室63は、吐出ポート70から吐出された冷媒ガスが最初に膨張する第1の膨張室63Aと、次に膨張する第2の膨張室63Bと、次に膨張する第3の膨張室63Cと、最後に膨張する第4の膨張室63Dと備えると共に、吐出消音室62の最終吐出側となる第3の膨張室63C内にはオイル分離フィルタ(本発明のオイル分離手段に相当)65が設けられている。
第1の膨張室63A、第3の膨張室63C、第4の膨張室63Dは流入した冷媒ガスがそこで膨張し消音効果を発揮する膨張型の消音室、第2の膨張室63Bは図2に示すようにガス冷媒の入口と出口を同じ箇所に形成し脈動による冷媒ガスの騒音を共鳴させることにより消音効果を発揮するリゾネータ型の消音室にて構成されている。該オイル分離フィルタ65は、冷媒ガスがオイル分離フィルタ65を通過する際、冷媒ガスに混入しているオイルを付着させることにより、冷媒ガスに混入しているオイルを効果的に分離する。尚、オイル分離手段としては係るフィルタの他、オイルを付着させて冷媒から分離するオイル分離壁等でもよい。
第1の膨張室63Aは、回転軸16の上部に位置して形成され、第2の膨張室63Bは回転軸16の右下、第3の膨張室63Cは回転軸16の左下、第4の膨張室63Dは回転軸16の右側に形成される。そして、第2の膨張室63Bと第3の膨張室63Cとは仕切り壁67を介して両側に隣接している。
そして、第1の膨張室63Aは、回転軸16の左側から、回転軸16と第3の膨張室63C間の狭められた冷媒ガス通路58Aを通り回転軸16右下の第2の膨張室63Bに連通している。第2の膨張室63Bは、回転軸16の下側から反時計回りに回転軸16及び第1の膨張室63Aの周囲に形成された仕切り壁67とその外側に形成された仕切り壁67との間の狭い冷媒ガス通路58Bを通り、吐出消音室62の左上から第3の膨張室63C内に連通している。また、第3の膨張室63Cは、第2の膨張室63BとRカバー66周囲との間に形成された狭い冷媒ガス通路58Cを通り、第4の膨張室63Dに連通している。
そして、この第4の膨張室63DがRカバー66上部に接続された冷媒吐出管(図示せず)に連通している。即ち、膨張室63内には冷媒ガス通路58A、58B、58Cからなる冷媒ガス通路58を備えており、この冷媒ガス通路58の断面積をD1、膨張室63の断面積をD2とした場合、D2/D1を3以上としている。また、冷媒ガス通路58の最小幅をW、長さをLとした場合、L/Wを2以上としている。これにより、膨張室63内に吐出され冷媒ガス通路58を通過する脈動の冷媒ガスによる振動や騒音を効果的に解消することができるようになると共に、冷媒ガスに混入しているオイルを効果的に分離することができるようになる。
ここで、第1及び第2の回転圧縮要素32、34を構成するには、R支持部材54、第2の回転圧縮要素34、中間仕切板36、第1の回転圧縮要素32、L支持部材56を順番に配置し、Lカバー68側から複数本の締付ボルト(図示せず)、R支持部材54側から複数本の締付ボルト78(本発明の第1の固定手段)によって一体に固定する。更に、Rカバー66周囲に形成した各ボルト孔94に複数本の専用のボルト94A(本発明の第2の固定手段)が挿通され回転圧縮機構部18(シリンダ38)に締め付け固定される。
第3のオイル戻し用の通路61Cは、第2の膨張室63B下側の仕切り壁67が下方に垂れ下がって、その最下部に形成されている。即ち、吐出消音室62内に連続して形成した複数の膨張室63A、63Bの最も低い部分にそれぞれオイル戻し用の通路61A、61B、61Cを形成している。また、第3の膨張室63Cの下部にオイル排出口69が設けられており、このオイル排出口69は、第3の膨張室63Cとオイル溜めとを連通している。そして、各膨張室63A、63B内面に付着して分離したオイルはオイル戻し用の通路61A、61B、61Cから下方に流下すると共に、第3の膨張室63Cの内面で分離したオイル及びオイル分離フィルタ65で分離されたオイルや、第4の膨張室63D内面に付着して分離したオイルは、下方に流下してオイル排出口69から密閉容器12内底部のオイル溜めに戻る。
ここで、第1及び第2の回転圧縮要素32、34を構成するには、R支持部材54、第2の回転圧縮要素34、中間仕切板36、第1の回転圧縮要素32、L支持部材56を順番に配置し、Lカバー68側から複数本の締付ボルト(図示せず)、R支持部材54側から複数本の締付ボルト78によって一体に固定する。更に、Rカバー66周囲に形成した各ボルト孔94に複数本の専用のボルト94Aが挿通され回転圧縮機構部18(シリンダ38)に締め付け固定される。
そして、この場合冷媒としては地球環境にやさしく、可燃性及び毒性等を考慮して自然冷媒である前述した二酸化炭素(CO2)を使用し、潤滑油としてのオイルは、例えば鉱物油(ミネラルオイル)、アルキルベンゼン油、エーテル油、エステル油、PAG(ポリアルキルグリコール)等該存のオイルが使用される。
以上の構成で次に動作を説明する。ターミナル20及び図示されない配線を介して電動要素14のステータコイル28に通電されると、電動要素14が起動してロータ24が回転する。この回転により回転軸16と一体に設けた偏心部42、44に嵌合されたローラ46、48がシリンダ38、40内を偏心回転する。
これにより、図示しない冷媒導入管からシリンダ40の低圧室側に吸入された冷媒は、ローラ48と第2のベーン52の動作により圧縮されて中間圧となりシリンダ40の高圧室側より図示しない連通路を経て中間吐出管88から密閉容器12内に吐出される。これによって、密閉容器12内は中間圧となる。
そして、密閉容器12内の中間圧の冷媒ガスは、バッフル板86と密閉容器12内面との隙間(図示せず)を通ってシリンダ38の低圧室側に吸入される。シリンダ38の低圧室側に吸入された中間圧の冷媒ガスは、ローラ46と第1のベーン50の動作により2段目の圧縮が行われて高温・高圧の冷媒ガスとなる。高温・高圧の冷媒ガスは、シリンダ38の高圧室側から吐出ポート70を通りR支持部材54内に形成された吐出消音室62内に流入する。
吐出消音室62内に流入した冷媒ガスは、図2に示すように第1の膨張室63A内で膨張して脈流が緩和されると共に第1の膨張室63Aの内面にオイルが付着し分離された後、図中点線矢印方向に移動して行き、回転軸16と第3の膨張室63Cとの間の狭い冷媒ガス通路58Aを通りそこで絞られて第2の膨張室63Bに流入する。第2の膨張室63Bに流入した冷媒ガスは、入口から出て行く冷媒ガスによって騒音が共鳴して効果的に消音される。また、第2の膨張室63Bに流入した冷媒ガスは、そこで度膨張して脈流が緩和されると共に第2の膨張室63Bでも内面にオイルが付着して分離された後、図中点線矢印方向に移動して行き、回転軸16と仕切り壁67との間から第1の膨張室63A周囲の仕切り壁67とその外側周囲に形成された仕切り壁67との狭い冷媒ガス通路58Bを通りそこで絞られて第3の膨張室63C内に流入する。
第3の膨張室63Cに流入した冷媒ガスはそこで再度膨張して脈流が緩和されると共に第3の膨張室63Cでも内面にオイルが付着し、更に、オイル分離フィルタ65でオイルが分離された後、第2の膨張室63B外側周囲に形成された仕切り壁67との狭い冷媒ガス通路58Cを通り第4の膨張室63Dに流入する。そして、冷媒ガスはこの第4の膨張室63Dを上昇する過程で、内面にオイルが付着し吐出消音室62までの最終的なオイル分離を終了する。そして、オイルが取り除かれた冷媒ガスは吐出消音室62の上部から密閉容器12外の冷媒回路に吐出される。
この場合、冷媒ガスは第1の膨張室63A内で膨張しオイルが分離され、狭い冷媒ガス通路58Aで絞られて第2の膨張室63Bで共鳴により消音されると共に、膨張し、オイルが分離された後、狭い冷媒ガス通路58Bで絞られる。更に、冷媒ガスは膨張室63C内で膨張し、オイルが分離された後、狭い冷媒ガス通路58Cで絞られた後、第4の膨張室63D内で膨張し、冷媒ガス中に混合されたオイルが分離されて吐出消音室62の上部から密閉容器12外の冷媒回路に吐出されるので、冷媒ガスと共に吐出消音室62内に吐出されたオイルを好適に密閉容器12内に戻すことができると共に、冷媒ガスからオイルを分離し密閉容器12内に回収することができるので密閉容器12外の冷媒回路にオイルが出て行ってしまうのを防止することができる。
また、吐出消音室62を、複数の膨張室63A、63B、63C及び63Dを連通する狭い冷媒ガス通路58と、この冷媒ガス通路58より大幅に広い複数の膨張室63A、63B、63C及び63Dとで構成すると共に、膨張室63Bをリゾネータ型の消音室にて構成しているので、吐出ポート70から吐出消音室62内に吐出された脈動冷媒ガスを、複数回膨張して絞ることができ脈動と騒音を極めて効果的に抑えることができる。この場合、密閉容器12の外径を変えずに、吐出消音室62を密閉容器12の径方向に拡張しているので、密閉容器12の軸方向への寸法拡大も解消することができる。
また、各オイル戻し用の通路61A、61B、61Cを各膨張室63A、63Bの垂れ下がった低い部分に設けているので、これら各オイル戻し用の通路61A、61B、61Cには流下したオイルを溜めることができる。各オイル戻し用の通路61A、61B、61Cは溜まったオイルによって塞がれるので、オイルは各膨張室63A、63Bから下方に排出され易い。また、各オイル戻し用の通路61A、61B、61C及びオイル排出口69は溜まったオイルで塞がれるのでそこからは冷媒ガスが排出され難くなる。
そして、吐出消音室62を出た冷媒ガスは、図示しない車両の車室内に設けられた車両用空気調和機に流入し、そこで冷媒が蒸発して車室内を好適に空調した後、冷媒導入管から第1の回転圧縮要素32内に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
また、各膨張室63A、63Bに吐出され冷媒ガスから分離したオイルは各オイル戻し用の通路61A、61B、61Cから下方に流出する。そして、各オイル戻し用の通路61A、61B、61Cから流出したオイル及び第3の膨張室63C、第4の膨張室63D内を流下したオイルは、オイル排出口69から密閉容器12内底部のオイル溜めに戻る。オイル溜めに戻ったオイルは再度オイルポンプ80から吸い上げられて、回転圧縮機構部18の摺動部に供給され潤滑する。
このように、密閉容器12の径方向において連続する複数の膨張室63(膨張室63A、63B、63C、63D)により吐出消音室62を構成したので、吐出消音室62内の冷媒ガス通路58を大幅に延長することができる。これにより、脈動と騒音を大幅に抑えることができると共に冷媒ガス中に混合されたオイルを分離することができる。この場合、密閉容器12の径を拡大せずに密閉容器12の径方向に吐出消音室62を拡張しているので、密閉容器12の軸方向への寸法拡大も解消することができる。
また、密閉容器12又はシリンダ38、40の径方向における内側となる位置の吐出消音室62にオイル戻し用の通路61、詳しくは、膨張室63A、63Bにオイル戻し用の通路61A、61B、61Cを形成したので、吐出消音室62を密閉容器12の径方向に拡張した場合にも、冷媒ガスと共に吐出消音室62内に吐出されたオイルを支障なく密閉容器12内に戻すことができる。これにより、オイルが密閉容器12から外に出て行って、他の機器に支障が発生してしまうのを防止することができる。
また、吐出消音室62の最終吐出部分となる第3の膨張室63Cにオイル分離フィルタ65を設けたので、冷媒ガスと共に吐出消音室62内に吐出されたオイルを効果的に分離し、分離したオイルを下部に設けたオイル排出口69から密閉容器12内に戻すことができる。これにより、オイルが密閉容器12から外に排出されて、他の機器に支障が発生してしまうのを防止することができる。
また、回転圧縮機構部18のシリンダ38、40との間に吐出消音室62を構成するRカバー66を備えており、このRカバー66を専用のボルト94Aにて回転圧縮機構部18に固定しているので、従来の如く回転圧縮機構部18を組み立てるボルトにてカバーを取り付けていた場合に比較して、ボルトによる吐出消音室62の内容積の縮小を抑えることができる。これにより、吐出消音室62の内容積大幅に拡張をすることができる。
また、ロータリーコンプレッサ10の冷媒として二酸化炭素を使用しているので、地球環境問題の解決にも寄与することができる。また、バッフル板86の周囲に密閉容器12の内面に密着すると共に電動要素14のステータ22近傍まで延在する補強筒86Aが設けたロータリーコンプレッサ10を車両用空気調和機の冷媒回路に用いれば、傾斜や振動の大きくなる使用環境においてオイル処理と振動・騒音の解決を円滑に行うことができる。
尚、実施例はロータリーコンプレッサ10を、二酸化炭素(CO2)を冷媒として使用する横置き型の内部中間圧型多段(2段)圧縮式のロータリーコンプレッサにて説明したが、ロータリーコンプレッサ10は横置き型に限定されるものでなく、縦置き型ロータリーコンプレッサであっても本発明は有効であると共に、1段圧縮或いは2段圧縮以上の多段圧縮式のロータリーコンプレッサに適用しても本発明は有効である。
10 ロータリーコンプレッサ
12 密閉容器
14 電動要素
18 回転圧縮機構部
32 第1の回転圧縮要素
34 第2の回転圧縮要素
36 中間仕切板
38 シリンダ
40 シリンダ
54 R支持部材
56 L支持部材
58 冷媒ガス通路
61 オイル戻し用の通路
61A 第1のオイル戻し用の通路
61B 第2のオイル戻し用の通路
61C 第3のオイル戻し用の通路
62 吐出消音室62
63 膨張室
63A 第1の膨張室
63B 第2の膨張室
63C 第3の膨張室
63D 第4の膨張室
65 オイル分離フィルタ
66 Rカバー
67 仕切り壁
69 オイル排出口
70 吐出ポート
78 ボルト
86 バッフル板
94 ボルト孔
94A ボルト
12 密閉容器
14 電動要素
18 回転圧縮機構部
32 第1の回転圧縮要素
34 第2の回転圧縮要素
36 中間仕切板
38 シリンダ
40 シリンダ
54 R支持部材
56 L支持部材
58 冷媒ガス通路
61 オイル戻し用の通路
61A 第1のオイル戻し用の通路
61B 第2のオイル戻し用の通路
61C 第3のオイル戻し用の通路
62 吐出消音室62
63 膨張室
63A 第1の膨張室
63B 第2の膨張室
63C 第3の膨張室
63D 第4の膨張室
65 オイル分離フィルタ
66 Rカバー
67 仕切り壁
69 オイル排出口
70 吐出ポート
78 ボルト
86 バッフル板
94 ボルト孔
94A ボルト
Claims (8)
- 密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、該回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して前記密閉容器外に吐出するロータリーコンプレッサであって、
前記吐出消音室を、前記密閉容器の径方向において連続する複数の膨張室により構成したことを特徴とするロータリーコンプレッサ。 - 前記密閉容器又はシリンダの径方向における内側となる位置の前記吐出消音室にオイル戻し用の通路を形成したことを特徴とする請求項1のロータリーコンプレッサ。
- 前記吐出消音室の最終吐出部分の膨張室、または、その直前の膨張室にオイル分離手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2のロータリーコンプレッサ。
- 密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、該回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して前記密閉容器外に吐出するロータリーコンプレッサであって、
前記回転圧縮機構部は、圧縮室を形成し、両側に開口面を有するシリンダと、このシリンダの開口面を閉塞する閉塞板と、これらシリンダ及び閉塞板を固定する第1の固定手段とよりなり、前記回転圧縮機構部には前記吐出消音室を構成するカバーを、前記第1の固定手段とは別の第2の固定手段にて固定したことを特徴とするロータリーコンプレッサ。 - 密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、該回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して前記密閉容器外に吐出するロータリーコンプレッサであって、
前記吐出消音室は、冷媒ガス通路で連通するリゾネータ型と膨張型との消音室を備え、前記回転圧縮機構部は、回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記吐出消音室を介して密閉容器外に吐出することを特徴とするロータリーコンプレッサ。 - 密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、該回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して前記密閉容器外に吐出するロータリーコンプレッサであって、
前記吐出消音室は、冷媒ガス通路で連通するリゾネータ型と膨張型との消音室を備え、前記回転圧縮機構部は、回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記吐出消音室を介して吐出すると共に、前記冷媒ガス通路の断面積をD1、前記吐出消音室の断面積をD2とした場合、D2/D1を3以上としたことを特徴とするロータリーコンプレッサ。 - 密閉容器内に回転圧縮機構部を備え、該回転圧縮機構部にて圧縮された冷媒ガスを吐出消音室を介して前記密閉容器外に吐出するロータリーコンプレッサであって、
前記吐出消音室は、冷媒ガス通路で連通するリゾネータ型と膨張型との消音室を備え、前記回転圧縮機構部は、回転圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記吐出消音室を介して吐出すると共に、前記冷媒ガス通路の最小幅をW、長さをLとした場合、L/Wを2以上としたことを特徴とするロータリーコンプレッサ。 - 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7のロータリコンプレッサを用いて冷媒回路が構成された車両用空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004068757A JP2005256710A (ja) | 2004-03-11 | 2004-03-11 | ロータリーコンプレッサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004068757A JP2005256710A (ja) | 2004-03-11 | 2004-03-11 | ロータリーコンプレッサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005256710A true JP2005256710A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35082687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004068757A Pending JP2005256710A (ja) | 2004-03-11 | 2004-03-11 | ロータリーコンプレッサ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005256710A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103089627A (zh) * | 2011-11-07 | 2013-05-08 | 三洋电机株式会社 | 旋转压缩机 |
CN107956697A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-04-24 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 法兰组件、压缩机及空调器 |
-
2004
- 2004-03-11 JP JP2004068757A patent/JP2005256710A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103089627A (zh) * | 2011-11-07 | 2013-05-08 | 三洋电机株式会社 | 旋转压缩机 |
CN103089627B (zh) * | 2011-11-07 | 2015-08-12 | 三洋电机株式会社 | 旋转压缩机 |
CN107956697A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-04-24 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 法兰组件、压缩机及空调器 |
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