JP2005255321A - パーツフィーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】 コストアップを回避しつつ、下流側装置で部品がほぼ等間隔に配置されるように下流側装置に部品を受け渡すことが可能なパーツフィーダを提供する。
【解決手段】 部品搬送方向の下流側に配置される下流側装置50に搬送された部品5を落下させて受け渡す部品受渡部10を備えたパーツフィーダに関する。部品受渡部10は、部品誘導部材11・12と、板状部材13と、支持部材14とを有している。部品誘導部材11・12は、少なくとも2つの棒状部材が部品搬送方向に略平行に配置されている。板状部材13は、部品誘導部材11・12の下方に配置されている。支持部材14は、板状部材13の下流側先端部13Aを回避して、部品誘導部材11・12と板状部材13を下方から支持している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、部品を搬送し、部品搬送方向の下流側に配置される下流側装置に部品を落下させることで、搬送された部品を下流側装置に受け渡す部品受渡部を備えたパーツフィーダに関する。
部品を振動させて搬送し、部品搬送方向の下流側に配置された次工程の下流側装置に搬送された部品を受け渡すパーツフィーダはよく知られている。これらパーツフィーダは、下流側装置に部品を受け渡す部品受渡部を備えており、この部品受渡部から部品を落下させることで、下流側装置に部品の受け渡しを行っている。さらに具体的にいえば、下流側装置の部品受入口の鉛直方向の上方に配置された部品受渡部の先端部から部品を落下させることによって、下流側装置の部品受入部に部品を受け渡している(例えば、特許文献1参照)。なお、下流側装置への部品の受け渡しは、部品間の間隔が等間隔となるように行われるのが好ましい。
しかしながら、部品受渡部の部品搬送方向の下流側先端部と下流側装置の部品受入部との距離が大きければ、部品を部品受渡部から落下させたときに部品が前回転したり飛び跳ねたりして、部品の姿勢が崩れてしまう。かかる場合には、下流側装置の部品受入口に受け渡された部品間の間隔が等間隔とならないといった問題がある。
そこで、このような問題点を解決するために、従来、部品受渡部を図7に示す構成としていた。従来の構成について図7を用いて具体的に説明する。図7(a)は、部品受渡部の先端部を部品搬送方向に対してみた断面図、図7(b)は、図7(a)に図示されるA−A線断面図である。図7(a)及び(b)に図示されるように、従来の部品受渡部100は、シュート基板101の上部に、部品搬送方向Yに対して略直交する方向に対向して配置される一対のシュートガイド102a・102bがボルト103で取り付けられている。この一対のシュートガイド102a・102bは、シュート基板101の面を底面とするコ字状の溝105を形成している。部品110は、この溝105に沿って搬送される。そして、部品受渡部100は、その先端部100aが下流側装置106の上部に位置するように配置されている。ここで、部品受渡部100から下流側装置106に部品110を受け渡す際、部品110の姿勢が崩れることを防止するために、部品受渡部100の先端部100aにおけるシュート基板101の上面101aと下流側装置106の部品受入部106aとの距離L1を小さくする必要がある。したがって、従来は、図7に図示されるように、シュート基板101の厚みt1が約0.5mm程度になるように機械加工していた。さらに、シュート基板101に最低限必要とされる強度を保持しつつ、先端部100aにおけるシュート基板101の上面101aと下流側装置106のとの距離L1を小さくしていた。具体的には、先端部100aにおけるシュート基板101の上面101aと下流側装置106の部品受入部106aとの距離がL2となる様、シュート基板の先端部100aの厚みt2≒0.2mm、テーパ角度θ≒30度となるように機械加工していた。
特開2001−171826号公報
しかし、このようにシュート基板101の機械加工を行うことはコストアップの要因となる。また、部品受渡部100から下流側装置106に部品110を受け渡す際に、部品110の姿勢が崩れることなく受け渡す観点からいえば、先端部100aにおけるシュート基板101の上面101aと下流側装置106の部品受入部106aとの距離L2は、さらに小さい方が好ましい。しかしながら、シュート基板101の強度的観点から、これ以上小さくすることはできない。また、先端部100aにおけるシュート基板101の上面101aと下流側装置106の部品受入部106aとの距離L2を小さくするために先端部100aをテーパ形状としても、このことが部品110の姿勢を崩す原因にもなっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、コストアップを回避しつつ、下流側装置で部品がほぼ等間隔に配置されるように下流側装置に部品を受け渡すことが可能なパーツフィーダを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明において、以下の特徴は単独で、若しくは、適宜組合わされて備えられている。前記課題を解決するための本発明に係るパーツフィーダは、部品を搬送し、部品搬送方向の下流側に配置される下流側装置に前記部品を落下させて、搬送された前記部品を前記下流側装置に受け渡す部品受渡部を備えたパーツフィーダであって、前記部品受渡部は、少なくとも2つの棒状部材が前記部品搬送方向に略平行に配置され、前記部品を部品搬送方向の下流側に誘導する部品誘導部材と、一の面に前記部品の載置が可能であって、前記部品誘導部材の下方に配置される板状部材と、前記板状部材の部品搬送方向の下流側先端部を回避して前記部品誘導部材及び前記板状部材を下方から支持する支持部材と、を備えることを特徴とするものである。
これによれば、板状部材と支持基板とを別部材としている。また、支持基板は、板状部材の部品搬送方向の下流側先端部を回避して、部品誘導部材及び板状部材を下方から支持している。したがって、下流側装置の部品受入部の鉛直方向直上にごく僅かな距離を隔てた位置に板状部材が位置する様に、パーツフィーダを配置することが可能となる。また、厚みが小さい板状部材を用いることで、機械加工を行うことなく、板状部材の部品搬送方向の下流側先端部と下流側装置の部品受入部との距離を小さくすることができる。したがって、コストアップを回避しつつ、部品受渡部から下流側装置への部品の受け渡しをスムーズに行うことが可能となる。また、厚みが小さい板状部材を用いることで、部品搬送方向の下流側先端部をテーパ形状とする必要もないので、部品の姿勢を崩すことによる部品の落下も発生しにくいと考えられる。
また、本発明に係るパーツフィーダは、前記部品誘導部材と前記板状部材とが、前記板状部材を前記部品が載置されて搬送される搬送面とする略コ字状の部品搬送路を形成し、且つ前記部品搬送路が略直線状に形成されていることが好ましい。これによれば、部品搬送路が略直線状に形成されているので、部品の搬送過程において、部品が部品搬送路内で閉塞することなく下流側装置まで搬送され易くなるので、上流側から搬送されてくる部品の搬送が滞ることを回避できる。
また、本発明に係るパーツフィーダは、各辺が1mm以下の角状体からなる微小部品の搬送が可能であって、且つ前記板状部材の部品搬送方向の下流側先端部の厚みが0.2mm以下であることを特徴とする。パーツフィーダで搬送される部品が微小部品であるとき、部品受渡部の部品搬送方向の下流側先端部と下流側装置との距離を小さくしなければ、部品が落下することなく部品受渡部から部品搬送方向の下流側先端部にスムーズに部品を受け渡すことが困難となる。とくに部品の各辺が1mm以下の角状体であるときに顕著であって、かかる場合には、板状部材の厚みを0.2mm以下、さらに好ましくは0.1mm以下とすることが好ましい。こうすることで、部品受渡部から部品搬送方向の下流側先端部に部品を受け渡す際、部品が微小部品であったとしても、部品の姿勢が崩れることを抑制できると考えられる。
次に、本発明に係るパーツフィーダについての好適な実施の形態の例について図1〜図5を用いて説明する。
図1は、パーツフィーダの平面概略図である。図1において、パーツフィーダ1は、パーツフィーダ1の捩り方向に振動を発生させる図示しない捩り振動部と、この捩り振動部の上部に配置されるボウル2と、ボウル2の底部中央付近に設けられる部品供給部3と、部品供給部3からボウル2の上方に向かって螺旋状に配置され、部品供給部3に供給された部品5(詳細は後述)を搬送するトラック4と、トラック4で搬送された部品5を下流側装置50に受け渡すための部品受渡部10と、部品受渡部10の直線方向に振動を発生させる図示しない直線振動部と、を備えている。
図示しない捩り振動部は、ボウル2の下方に配置され、パーツフィーダ1を捩り方向に振動させる駆動部である。そして、部品供給部3に供給された部品5を、ボウル2の上方に向かってトラック4内を搬送させている。なお、この捩り振動部は、部品5を搬送させるための適度な捩り振動をパーツフィーダ1に発生させることができれば、どのようなものでもよい。
ボウル2は、前述した図示しない捩り振動部の上部に配置され、直接振動させられる部位である。部品供給部3は、ボウル2の底部中央付近に設けられ、供給された部品5が一時的に貯留される部位である。
トラック4は、ボウル2の内周面に沿って形成された板状部材であり、部品供給部3からボウル2の上方に向かって螺旋状に配置されている。このトラック4は、部品供給部3に供給された部品5を搬送するものであり、部品5がトラック4から落下し難いようにするため、ボウル2の内周面に向かって下向きに傾斜されている。なお、トラック4から落下した部品5は、部品供給部3に戻って、再度、搬送される。
図示しない直線振動部は、部品受渡部10の下方に配置され、部品受渡部10を直線方向に振動させる駆動部である。そして、トラック4から搬出された部品5を、部品搬送方向の下流側(以下、単に「下流側」という)に配置される下流側装置50に向かって部品受渡部10内を搬送させている。なお、この直線振動部は、部品5を搬送させるための適度な直線振動をパーツフィーダ1に発生させることができれば、どのようなものでもよい。
部品受渡部10は、トラック4から搬出された部品5を受け入れて、下流側装置50に向かって部品5を搬送し、搬送された部品5を部品受渡部10の下流側先端部10aから落下させて、下流側装置50に受け渡している。
図2は、パーツフィーダ1で搬送される部品5の斜視図である。本実施形態におけるパーツフィーダ1は、各辺の寸法が1mm以下の角状体の部品5の搬送が可能となっている。本実施形態では、主として、幅W=0.5mm、長さL=1.0mm、高さT=0.5mmの直方体の微小部品、又は幅W=0.3mm、長さL=0.6mm、高さT=0.6mmの直方体の微小部品が、図2に図示される矢印6の方向に搬送される。ただし、角状体でない部品の搬送が可能なパーツフィーダ1であってもよい。また、パーツフィーダ1で搬送される部品が小さいほど本発明における効果は大きいが、例えば、幅W=3.2mm、長さL=2.5mmのような部品を搬送するものであっても、本発明における効果を享受することはできる。
次に、部品受渡部10の第1の実施形態について、図3乃至図5を用いて説明する。ここで、図3は、部品受渡部10を拡大した平面図、図4(a)は、図3に図示されるB−B線断面図、図4(b)は、図4(a)に図示されるC方向からの矢視図、図5は、支持部材14の3面図である。
図4に図示されるように、部品受渡部10は、一対の部品誘導部材11・12と、板状部材13と、支持部材14とを備えている。
一対の部品誘導部材11・12は、トラック4から搬出された部品5を下流側装置50に誘導するための2つの棒状部材で構成されている。そして、この2つの部品誘導部材11・12は、その長手方向が部品5の搬送方向に略平行に配置されている。具体的には、一の部品誘導部材11は、互いに直交する2つの平面11a・11bを有しており、その長手方向が部品5の搬送方向となる様に配置されている。また、他の部品誘導部材12も、同様に互いに直交する2つの平面12a・12bを有しており、その長手方向が部品5の搬送方向となる様に配置されている。そして、一対の部品誘導部材11・12の各々が有する2つの平面11a・11b・12a・12bのうち、それぞれの一の平面11a・12aが、部品5の搬送方向に対して略直交する方向に平行に対向して配置されており、部品5が搬送される方向を誘導するガイドの役割を果たしている。また、一対の部品誘導部材11・12の各々が有する2つの平面11a・11b・12a・12bのうち他の平面11b・12bは、下方を向いている。なお、一対の部品誘導部材11・12がそれぞれ有する平面の数は2つに限られるものではなく、3つであってもよく4つであってもよい。少なくとも、互いに交わる平面を2つ有していればよい。また、一対の部品誘導部材11・12がそれぞれ対向する面11a・12aは、必ずしも平面である必要はなく、凹面、凸面、波面であってもよい。
板状部材13は、鋼板からなる板状の部材であって、その幅は、一対の部品誘導部材11・12が互いに対向する平面11a・12a間の距離K1よりも大きく、その長さは、一対の部品誘導部材11・12と略同じ長さとなっている。そして、一対の部品誘導部材11・12の下方に、板状部材13の下流側先端部13Aと一対の部品誘導部材11・12の下流側先端部11A・12Aとが面一となるように配置されている。即ち、部品5が板状部材13の一の面13aに載置されて搬送可能である様、板状部材13は、一対の部品誘導部材11・12を跨いで、一対の部品誘導部材11・12が有する2つの平面11a・11b・12a・12bのうち他の平面11b・12bに、ボルト16で固定して取り付けられている。そして、部品5は、板状部材13の一の面13aに載置されて下流側に搬送される。
ここで、一の部品誘導部材11が有する2つの平面11a・11b、及び他の部品誘導部材12が有する2つの平面12a・12bは、それぞれ直交しているので、一対の部品誘導部材11・12がそれぞれ対向する平面11a・12aは、板状部材13の一の面13aに対して直交することとなる。また、一対の部品誘導部材11・12のうち板状部材13が取り付けられる平面11b・12bは、同一平面上に位置することとなる。
支持部材14は、図示しない直線振動部に固定して取り付けられており、支持部材14の上方には、一対の部品誘導部材11・12と板状部材13とが配置されている。即ち、支持部材14は、一対の部品誘導部材11・12及び板状部材13を下方から支持する役割を果たしている。また、支持部材14は、板状部材13の下流側先端部13Aを回避して、一対の部品誘導部材11・12と板状部材13とを下方から支持している。ここで、支持部材14の形状について、図5を用いて具体的に説明する。
図5は、支持部材14の3面図を表した図であって、(a)が平面図、(b)が正面図(部品搬送方向と略直交する方向から見た図)、(c)が側面図(部品搬送方向に対してみた図)である。支持部材14は、図4(a)、(b)、図5(a)、(b)に図示されるように、一対の部品誘導部材11・12と板状部材13とを支持する面が略逆L字状に切り欠かれている。ここで、切欠幅Mは、少なくとも一対の部品誘導部材11・12が互いに対向する平面11a・12a間の距離K1よりも大きい寸法となっている。これは、支持部材14が、板状部材13の下流側先端部13Aを回避して一対の部品誘導部材11・12と板状部材13とを支持可能にするためのものである。また、図5(c)に図示されるように、略逆L字状の切欠は、下方斜め方向に切欠幅が広がるように切り欠かれている。
図4に戻って、支持部材14は、一対の部品誘導部材11・12のうち一方の部品誘導部材11の下流側先端部11Aと支持部材14の下流側先端部14Aとが面一となるように配置されている。
このように、板状部材13と支持部材14とを別部材とすることで、支持部材14の機械加工によるコストアップを回避することができる。また、支持部材14の下流側先端部14Aが切り欠かかれているので、板状部材13の下流側先端部13Aを回避して、一対の部品誘導部材11・12及び板状部材13を下方から支持することが可能となる。即ち、下流側装置50の部品受入部50aの鉛直方向直上にごく僅かな距離を隔てた位置に板状部材13の下流側先端部13Aが位置する様に、パーツフィーダ1を配置することが可能となる。
ここで、部品5の搬送作用について説明する。部品5は、板状部材13の一の面13aに載置されて、下流側に搬送される。このとき、一対の部品誘導部材11・12が各々有する平面11a・11b・12a・12bのうち、互いに対向する平面11a・12aは、搬送される部品5を下流側に誘導している。そして、板状部材13の下流側先端部13Aまで搬送された部品5は、そのまま自然落下する。ここで、板状部材13の下流側先端部13Aは、下流側装置50の部品受入部50aの鉛直方向直上に僅かな距離を隔てて配置されているので、板状部材13(部品受渡部10)から下流側装置50の部品受入部50aに、部品5をスムーズに受け渡すことが可能となる。また、板状部材13の厚みを薄くすることで、板状部材13の下流側先端部13Aをテーパ形状とする必要もないので、部品5の姿勢を崩すことが抑制でき、下流側装置50の部品受入部50aに部品5を等間隔で配置することが可能になると考えられる。
また、一対の部品誘導部材11・12と板状部材13は、板状部材13の一の面13aを部品5が載置されて搬送される搬送面とする略コ字状の部品搬送路20を形成している。そして、この部品搬送路20が略直線状に形成されている。ここで、部品5は、板状部材13の一の面13aに載置され、一対の部品誘導部材11・12が各々有する平面11a・11b・12a・12bのうち互いに対向する平面11a・12aによって、下流側に誘導されて搬送される。したがって、部品5は、略直線状に形成された部品搬送路20に沿って下流側に搬送されるので、曲線状に形成された部品搬送路に沿って搬送される場合と比べて、部品搬送路20内で閉塞する可能性が低い。
また、このパーツフィーダ1は、各辺が1mm以下の角状体からなる微小部品5を搬送するものである。したがって、一対の部品誘導部材11・12が互いに対向する平面11a・12a間の距離K1が、K1≒1mmとなっている。このような微小部品5を搬送する場合、部品5が載置されて搬送される板状部材13の一の面13aと下流側装置50の部品受入部50aとの距離を可能な限り小さくする必要がある。板状部材13の一の面13aと下流側装置50の部品受入部50aとの距離が大きければ、搬送された部品5を板状部材13の一の面13aから下流側装置50の部品受入部50aに受け渡すときに、部品5の姿勢が崩れてしまう可能性があるからである。したがって、板状部材13の厚みt3、及び板状部材13の他の面(下面)13bと下流側装置50の部品受入部50aとの距離Pのいずれも小さくする必要がある。ここで、板状部材13の厚みt3は、少なくとも従来のシュート基板先端部の厚みt2と同程度であれば、板状部材13の先端部13Aから下流側装置50の部品受入部50aにスムーズに搬送された部品5を受け渡すことができる。したがって、板状部材13の厚みt3は、t3=0.2mm以下、さらに好ましくは、t3=0.1mm程度であることが好ましい。なお、板状部材13は全面に渡って均一な厚みなので、板状部材13の先端部13Aの厚みも同じである。
さらに、本実施形態にかかるパーツフィーダ1は、押え部材15を備えている。この押え部材15は、一対の部品誘導部材11・12が互いに対向する平面11a・12a間の距離K1よりも若干小さい厚みt4をもった長方形の板状の部材である。そして、一対の部品誘導部材11・12のうち一方の部品誘導部材11に、厚みt4を有する面が部品搬送路20の上方に位置する様、部品搬送路20に沿って配置されている。したがって、搬送される部品5が部品搬送路20上で飛び跳ねたりすることを防止できる。
次に、第1の実施形態に種々の変更を加えた第2の実施形態、及び第3の実施形態について、図6を用いて説明する。ここで、図6は、図3に図示されるB−B線断面図であって、(a)が第2の実施形態、(c)が第3の実施形態を示している。但し、第1の実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。また、第2の実施形態、及び第3の実施形態では、第1の実施形態で説明した部品誘導部材11・12の形状が若干異なるが、板状部材13、支持部材14、及び押え部材15については第1の実施形態と同様である。以下に詳細について説明する。
先ず、第2の実施形態について説明する。図6(a)において、一対の部品誘導部材61・62は、トラック4から搬出された部品5を下流側装置50に誘導するための2つの棒状部材で構成されている。そして、この2つの部品誘導部材61・62は、その長手方向が部品5の搬送方向に略平行に配置されている点は、第1の実施形態と同様である。ただし、一の部品誘導部材61が有する2つの平面61a・61bは互いに直交しておらず、鋭角を成し、他の部品誘導部材62が有する2つの平面62a・62bも互いに直交しておらず、鋭角を成している点において、第1の実施形態と異なる。そして、一対の部品誘導部材61・62の各々が有する2つの平面61a・61b・62a・62bのうち、それぞれの一の平面61a・62aが、部品5の搬送方向に対して略直交する方向に対向して配置されており、部品5が搬送される方向を誘導するガイドの役割を果たしている。また、一対の部品誘導部材61・62の各々が有する2つの平面61a・61b・62a・62bのうち、他の平面61b・62bが下方を向いている点も第1の実施形態と同様である。ただし、一対の部品誘導部材61・62がそれぞれ対向する平面61a・62bは、板状部材13の一の面13aから上方に向かって、外側に広がっている点が、第1の実施形態と異なる。即ち、一対の部品誘導部材61・62がそれぞれ対向する平面61a・62a間の距離K2が、板状部材13の一の面13aから上方に向かうに従って大きくなっている。なお、一対の部品誘導部材61・62がそれぞれ有する平面の数が2つに限られない点、及び一対の部品誘導部材61・62がそれぞれ対向する面61a・62bが、必ずしも平面である必要はない点は、第1の実施形態と同様である。
次に、第3の実施形態について説明する。図6(b)において、部品誘導部材71・72・73は、トラック4から搬出された部品5を下流側装置50に誘導するための3つの棒状部材で構成されている。即ち、2つの部品搬送路75・76を有することとなり、下流側装置51が2つの部品受入口51a・51bを有する場合に有効である。そして、これら3つの部品誘導部材71・72・73は、その長手方向が部品5の搬送方向に略平行に配置されている。略平行に配置された3つの部品誘導部材71・72・73のうち中央に配置される部品誘導部材72は、いずれも互いに直交しない3つの平面72a・72b・72cを有している。また、他の部品誘導部材71・73は各々、互いに直交しない2つの平面71a・71b・73a・73bを有している。そして、中央に配置される部品誘導部材72が有する平面72a・72cは各々、他の部品誘導部材71・73が有する平面71a・73aと、部品5の搬送方向に対して略直交する方向に対向して配置されており、部品5が搬送される方向を誘導するガイドの役割を果たしている。また、第1及び第2の実施形態同様、各部品誘導部材71・72・73の各々が有する平面71a・71b・72a・72b・72c・73a・73bのうち、一の平面71b・72b・73bが下方を向いている。なお、各部品誘導部材71・72・73が有する各平面71a・71b・72a・72b・72c・73a・73bは、互いに直交していてもよい。即ち、各部品誘導部材71・72・73がそれぞれ対向する平面71a・72a間の距離K3、又は72c・73a間の距離K4が、板状部材13の一の面13aから上方に向かうに従って大きくなっていても、同一であってもよい。また、各部品誘導部材71・72・73がそれぞれ有する平面の数が2つ又は3つに限られない点、及び各部品誘導部材71・72・73がそれぞれ対向する面71a・72a・72c・73aが、必ずしも平面である必要はない点は、第1及び第2の実施形態と同様である。
尚、本発明は、上記の好ましい実施形態に記載されているが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることができることは理解されよう。
例えば、部品誘導部材11・12の下流側先端部11a・12a、板状部材13の下流側先端部13a、及び支持基板14の下流側先端部14aの全てが、面一でなくてもよい。即ち、部品誘導部材11・12の下流側先端部11a・12aは、部品5が落下する板状部材13の下流側先端部13aよりも下流側に突出していてもよい。また、支持基板14の下流側先端部14aは、板状部材13の下流側先端部13aを回避し、且つ部品誘導部材11・12と板状部材13を支持できればよい。なお、第2及び第3の実施形態における部品誘導部材61・62・71・72・73についても同様である。
また、上述の実施の形態では、捩り方向に振動が与えられるボウルと、直線方向に振動が与えられる部品受渡部10とを有する(ボウル+リニア)式のパーツフィーダについて説明したが、これに限られるものではない。例えば、直線方向に振動が与えられるメイントラフと、メイントラフと反対の直線方向に振動が与えられるリターントラフとを有するLPF(リニアパーツフィーダ)式のパーツフィーダにも適用できる。さらに、他の構成を有するパーツフィーダであってもよい。即ち、下流側装置に部品を落下させて受け渡す部品受渡部を備えたパーツフィーダであれば、本発明を適用することができる。
また、上述の実施の形態では、各辺の寸法が1mm以下の角状体の部品の搬送が可能なパーツフィーダについて説明しているが、各辺の寸法が1mm以下の角状体の部品のみを搬送可能なパーツフィーダを意味するものではない。即ち、各辺の寸法が1mm以下の角状体の部品の他、各辺の寸法が1mmより大きい部品を搬送できるパーツフィーダであってもよい。
また、部品誘導部材11・12、板状部材13、及び支持部材14は、一体で成形されている部材に限られない。例えば、部品搬送方向に複数に分割された部材を組み合わせて構成したものであってもよい。
本発明の実施形態に係るパーツフィーダの平面概略図である。 パーツフィーダで搬送される部品の斜視図である。 部品受渡部を拡大した平面図である。 部品受渡部の詳細を示した図であって、(a)が図3に図示されるB−B線断面図、(b)が図4(a)に図示されるC方向からの矢視図である。 支持部材の3面図であって、(a)が平面図、(b)が正面図(部品搬送方向と略直交する方向から見た図)、(c)が側面図(部品搬送方向に対してみた図)である。 図3に図示されるB−B線断面図であって、(a)が第2の実施形態、(b)が第3の実施形態を示している。 従来の部品受渡部の構成であって、(a)が部品受渡部の先端部を部品搬送方向に対してみた断面図、(b)が(a)に図示されるA−A線断面図である。
符号の説明
L1,L2 部品受渡部の先端部におけるシュート基板の上面と下流側装置の部品受入部との距離
K1〜K3 各部品誘導部材が互いに対向する平面間の距離
t1 シュート基板の厚み
t2 シュート基板の先端部の厚み
t3 板状部材の厚み
t4 押え部材の厚み
θ シュート基板の先端テーパ角度
P 板状部材の下面と下流側装置の部品受入部との距離
1 パーツフィーダ
2 ボウル
3 部品供給部
4 トラック
5 部品
6 部品が搬送される方向
10 部品受渡部
10a 部品受渡部の部品搬送方向の下流側先端部
11、12 一対の部品誘導部材
11A、12A 一対の部品誘導部材の部品搬送方向の下流側先端部
13 板状部材
13A 板状部材の部品搬送方向の下流側先端部
14 支持部材
14A 支持部材の部品搬送方向の下流側先端部
15 部品押え部材
16 ボルト
20 部品搬送路
50 下流側装置
50a 下流側装置の部品受入部
100 従来の部品受渡部
100a 先端部
101 シュート基板
101a 上面
101b 下面
102a・102b 一対のシュートガイド
103 ボルト
105 溝
106 下流側装置
106a 部品受入部
110 従来のパーツフィーダで搬送される部品

Claims (3)

  1. 部品を搬送し、部品搬送方向の下流側に配置される下流側装置に前記部品を落下させて、搬送された前記部品を前記下流側装置に受け渡す部品受渡部を備えたパーツフィーダであって、
    前記部品受渡部は、少なくとも2つの棒状部材が前記部品搬送方向に略平行に配置され、前記部品を部品搬送方向の下流側に誘導する部品誘導部材と、一の面に前記部品の載置が可能であって、前記部品誘導部材の下方に配置される板状部材と、前記板状部材の部品搬送方向の下流側先端部を回避して前記部品誘導部材及び前記板状部材を下方から支持する支持部材と、を備えることを特徴とするパーツフィーダ。
  2. 前記部品誘導部材と前記板状部材とが、前記板状部材を前記部品が載置されて搬送される搬送面とする略コ字状の部品搬送路を形成し、且つ前記部品搬送路が略直線状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパーツフィーダ。
  3. 各辺が1mm未満の角状体からなる微小部品の搬送が可能であって、且つ前記板状部材の部品搬送方向下流側先端部の厚みが0.2mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のパーツフィーダ。



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