JP2005255121A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度変化によるウォームホイールとウォームの噛み合い位置のずれが小さく、組み立てが容易な電動式パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】 ウォームホイール51の直下にピニオン軸2の支持基準となるボール軸受34があるため、電動式パワーステアリング装置周辺の温度変化があっても、ウォームホイール51とウォーム53との噛み合い位置がピニオン軸2の軸方向に相対的にずれる量がわずかで済む。また、下側のニードル軸受36の外輪が圧入される軸受孔47と、上側のボール軸受34の外輪が圧入される軸受孔45は、同じ下ギヤボックス41に形成され、しかも、軸受孔45側からのボーリング工具による通し加工が可能なため、加工時間が短く、軸受孔同士の同芯度が向上するため、ウォームホイール51の振れが小さく、噛み合い部の騒音や、歯面の摩耗を抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は電動式パワーステアリング装置、特にウォームホイールとウォームとの噛合い状態を良好に維持することを可能にした電動式パワーステアリング装置に関する。
電動式パワーステアリング装置として、従来、図8に示すピニオン軸の支持構造を有する電動式パワーステアリング装置01がある。図8に示す電動式パワーステアリング装置01は、ピニオンアシストタイプの電動式パワーステアリング装置である。ピニオン軸02の下端部が4点接触式のボール軸受031により軸支され、ピニオン軸02の下端部の雄ネジ021には、ロックナット032が螺合されている。このロックナット032によって、ボール軸受031の内輪にピニオン軸02の下端部を固定している。
ボール軸受031の外輪は、下ギヤボックス041に形成された軸受孔042に圧入されている。この軸受穴042の雌ネジ043に螺合されたエンドカバー033によって、ボール軸受031の外輪が押圧されて、下ギヤボックス041に固定されている。このようにして、ピニオン軸02は、ボール軸受031によって、スラスト方向及びラジアル方向に支持されているため、下ギヤボックス041に対するピニオン軸02の支持基準は、ピニオン軸02の下端部を支持するボール軸受031となっている。
また、ピニオン軸02の上端部には、ウォーム減速機構05のウォーム053と噛み合うウォームホイール051の芯金052が圧入されている。ウォーム053は、図示しない操舵補助用の電動モータの出力軸に連結されている。ピニオン軸02は、ウォームホイール051の直下で、ボール軸受034によりラジアル方向のみが軸支されている。
下ギヤボックス041の上端面に図示しないボルトで固定された上ギヤボックス044には、図示しないステアリングシャフトを介してステアリングホイールに連結された入力軸06が、ボール軸受061によって回転可能に軸支されている。入力軸06にその上端がピン062によって連結されたトーションバー063は、その下端がブッシュ064によって外周を軸支され、ブッシュ064より下方で、ピニオン軸02の上端部に圧入により連結されている。
トーションバー063に作用するトルクを検出するトルクセンサー07は、センサーシャフト部071と、検出コイル073及び074、円筒部材075から構成されている。センサーシャフト部071は入力軸06の下端に形成され、検出コイル073及び074は、上ギヤボックス044の内側に圧入されたヨーク072の内側に配置されている。円筒部材075は、センサーシャフト部071と検出コイのル073及び074の間に配置されている。この円筒部材075はピニオン軸02の上端に固定され、センサーシャフト部071には軸方向に延びた複数の凸条が円周方向に等間隔に形成されている。円筒部材075には、検出コイル073及び074に対向する位置に、円周方向に等間隔に複数の長方形の窓が形成されている。
ステアリングホイールを操作して入力軸06が回転すると、その回転力がトーションバー063を介してピニオン軸02に伝達される。この時、舵輪側の抵抗によって、入力軸06とピニオン軸02を連結するトーションバー063に捩れが生じ、センサーシャフト部071の表面の凸条と円筒部材075の窓との間に相対回転が生じる。
この相対回転によって、センサーシャフト部071に発生する磁束が増減し、この磁束の増減を検出コイル073及び074がインンダクタンスの変化として検出して、トーションバー063に作用するトルクを検出し、電動モータを駆動してウォーム053を所要の操舵補助力で回転させる。ウォーム053の回転は、ウォームホイール051、ピニオン軸02、ピニオン022を介してラック023に伝達され、ラック023に連結された図示しないタイロッドを介して舵輪の向きを変更する。
ラックガイド08は、ラック023の背面にローラ083をアジャストカバー084によって押し付けている。ローラ083は、軸081にニードル軸受082によって回転可能に軸支されている。アジャストカバー084は、皿バネを介してラック023の背面にローラ083を押し付けている。これにより、ピニオン022とラック023との噛み合い部のバックラッシュを無くし、ラック023が円滑に移動するようにしている。
上記した図8に示す従来の電動式パワーステアリング装置01は、ウォームホイール051から遠く離れた下端にピニオン軸02の支持基準がある。従って、電動式パワーステアリング装置周辺の温度変化時に、ギヤボックス(アルミ製)041、044とピニオン軸(鉄製)02との熱膨張係数の違いによって、ウォームホイール051とウォーム053との噛み合い位置がピニオン軸02の軸方向にずれる。このため、正常な噛み合いが行われず、噛み合い部の騒音の発生や、歯面の摩耗が発生する不具合が生じる。
また、下側のボール軸受031の外輪が圧入される軸受孔042と、上側のボール軸受034の外輪が圧入される軸受孔045は、一方向からの通し加工が難しいため、裏ざぐり加工、または、下ギヤボックス041を反転しての加工となる。従って、加工コストが高く、軸受孔同士の同芯度の維持が困難なため、ウォームホイール051の振れが大きくなり、正常な噛み合いが行われず、噛み合い部の騒音の発生や、歯面の摩耗が発生する不具合が生じる。
このような不具合に対する対策を講じた電動式パワーステアリング装置として、特開2000−95120号(特許文献1)、及び、特開平11−105721号(特許文献2)に開示された電動式パワーステアリング装置がある。図9及び図10が特許文献1の電動式パワーステアリング装置であり、図11が特許文献2の電動式パワーステアリング装置である。以下の説明では、上記した図8と同一部品には同一符号を付し、重複する説明は省略する。なお、図9、10、11は符号を除いて同文献からの引用である。
図9に示す特許文献1の電動式パワーステアリング装置01は、ピニオン軸02の下端をニードル軸受036で軸支し、ウォームホイール051の直ぐ上で、ピニオン軸02の上端を、ボール軸受035で軸支している。ボール軸受035の外輪は、ロックナット037によって中央ギヤボックス046の軸受孔048に固定されている。
また、ウォームホイール051のボス部054の下端面は、リテーナリング024でピニオン軸02に支持され、ボール軸受035の内輪は、ウォームホイール051のボス部054の上端面とピニオン軸02の段部025との間に挟持されている。ウォームホイール051の直下で、ラジアル方向のみ軸支するボール軸受034は図8と同様に残し、3つの軸受035、034、036でピニオン軸02を軸支している。
このように、ウォームホイール051の直ぐ上で、ピニオン軸02のスラスト方向及びラジアル方向をボール軸受035で軸支するため、ウォームホイール051とウォーム053との間の温度変化による軸方向のずれを小さく押さえている。
図10に示す特許文献1の電動式パワーステアリング装置01は、上記図9のボール軸受034を廃止し、ニードル軸受036をボール軸受031に置き換えることにより、ピニオン軸02を2つの軸受で軸支したものである。図9の電動式パワーステアリング装置01と同様に、ウォームホイール051の直ぐ上で、ピニオン軸02のスラスト方向及びラジアル方向をボール軸受035で軸支するため、ウォームホイール051とウォーム053との間の温度変化による軸方向のずれを小さく押さえることができる。
しかしながら、図9に示す電動式パワーステアリング装置01は、上部のボール軸受035の軸受孔048は中央ギヤボックス046に形成され、中間のボール軸受034の軸受孔045及び下部のニードル軸受036の軸受孔047は下ギヤボックス041に形成されている。また、図10に示す電動式パワーステアリング装置01は、上部のボール軸受035の軸受孔048は中央ギヤボックス046に形成され、下部のボール軸受031の軸受孔042は下ギヤボックス041に形成されている。
従って、中央ギヤボックス046と下ギヤボックス041を組付ける時のずれや、軸受孔の加工誤差が累積されるため、軸受孔間の同芯度を確保するためには、組み立て工数が多く掛かる不具合が生じる。
図11に示す特許文献2の電動式パワーステアリング装置01は、図10の電動式パワーステアリング装置01と同様に、ウォームホイール051の直ぐ下で、ピニオン軸02のスラスト方向及びラジアル方向をボール軸受035で軸支するため、温度変化によるウォームホイール051とウォーム053との間の軸方向のずれを小さく押さえることができる。
しかしながら、図11に示す電動式パワーステアリング装置01は、上部のボール軸受035の外輪の外周が、リングナット038に形成された軸受孔048を介してギヤボックス040に支持されている。
従って、リングナット038をねじ込むためにギヤボックス040に形成された雌ネジ049と、下部のニードル軸受036の軸受孔047の加工誤差による同芯度の狂い、リングナット038外周の雄ネジと軸受孔048の加工誤差による同芯度の狂いが累積されるため、ウォームホイール051の振れが大きくなり、正常な噛み合いが行われず、噛み合い部の騒音の発生や、歯面の摩耗が発生する不具合が生じる。
特開2000−95120号公報 特開平11−105721号公報
本発明は、温度変化によるウォームホイールとウォームの噛み合い位置のずれが小さく、加工が簡単で、ウオームホイール組付け時の振れが小さく、組み立てが容易な電動式パワーステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、ギヤボックス、上記ギヤボックスに挿通された入力軸、上記入力軸の下端にその上端がトーションバーを介して連結され、上記ギヤボックスに収容されたピニオン軸、上記ピニオン軸の下方に形成されたピニオンと噛み合い、操舵力を車輪側に伝達するラック、上記トーションバーに作用するトルクを検出するトルクセンサー、上記トルクセンサーの検出値に応じて所定の操舵補助力を出力する電動モータ、上記電動モータの出力軸に連結され、上記ピニオン軸の上方に連結されたウォームホイールと噛み合うウォーム、上記ウォーホイールの直下において、上記ギヤボックスに対して上記ピニオン軸をラジアル方向とスラスト方向に軸支する第1の軸受を備えていることを特徴とする電動式パワーステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明の電動式パワーステアリング装置において、上記第1の軸受はボール軸受であって、該ボール軸受の内輪が、上記ピニオン軸の外周に形成された段部、または上記ウォームホイールのボス部と、上記ピニオン軸に装着されたカシメリング、リテーナリング、または、ナットのいずれかとの間に挟持されたことを特徴とする電動式パワーステアリング装置である。
第3番目の発明は、第2番目の発明の電動式パワーステアリング装置において、上記ボール軸受の外輪は、その外周が上記ギヤボックスの軸受孔に支持され、その軸方向が上記ボール軸受とウォームホイールとの間に配設された中空のリングナットによって上記ギヤボックスに固定されることを特徴とする電動式パワーステアリング装置である。
第4番目の発明は、第3番目の発明の電動式パワーステアリング装置において、上記リングナットのウォームホイール側端面には係合凹部が形成され、上記係合凹部に対向して上記ウォームホイールには工具挿通孔が形成され、上記ウォームホイールの上方から上記工具挿通孔を通して上記係合凹部に締付け工具を係合させ、上記ウォームホイール及びピニオン軸を回転させながら、上記リングナットを上記ギヤボックスにねじ込むことを特徴とする電動式パワーステアリング装置である。
第5番目の発明は、第4番目の発明の電動式パワーステアリング装置において、上記ラックには上記ピニオンの空転を許容する逃がし部がラックのストローク端の外側に形成され、上記リングナットを上記ギヤボックスにねじ込む時に、上記ラックの逃がし部で上記ピニオンを自由に回転させることを特徴とする電動式パワーステアリング装置である。
第6番目の発明は、第1番目から第5番目のいずれかの発明の電動式パワーステアリング装置において、上記ピニオン軸は、第2の軸受によって上記ピニオンの下方において上記ギヤボックスにラジアル方向に軸支されていることを特徴とする電動式パワーステアリング装置である。
第7番目の発明は、第6番目の発明の電動式パワーステアリング装置において、上記第2の軸受がニードル軸受、または、ボール軸受のいずれかであることを特徴とする電動式パワーステアリング装置である。
第8番目の発明は、第6番目または第7番目のいずれかの発明の電動式パワーステアリング装置において、上記第1の軸受及び第2の軸受の外輪は共通のギヤボックスに装着されていることを特徴とする電動式パワーステアリング装置である。
第9番目の発明は、第8番目の発明の電動式パワーステアリング装置において、上記第1の軸受及び第2の軸受の外輪が装着される上記ギヤボックスの軸受孔は、一方向からの通し加工が可能であることを特徴とする電動式パワーステアリング装置である。
本発明の電動式パワーステアリング装置では、ウォームホイールの直下にピニオン軸の支持基準となる軸受があるため、電動式パワーステアリング装置周辺の温度変化があっても、ウォームホイールとウォームとの噛み合い位置がピニオン軸の軸方向にずれることが無く、常時正常な噛み合い状態が維持され、噛み合い部の騒音の発生や、歯面の摩耗が生じない。
また、下側の軸受の外輪が圧入される軸受孔と、上側の軸受の外輪が圧入される軸受孔は、共通のギヤボックスに形成され、しかも、一方向からの通し加工が可能なため、加工時間が短く、軸受孔同士の同芯度が向上するため、ウォームホイールの振れを小さく押さえることができる。
また、上側の軸受の外輪が圧入される軸受孔はギヤボックスに直接形成されているため、軸受孔の加工誤差が累積せず、軸受孔同士の同芯度が向上するため、ウォームホイールの振れを小さく押さえることができる。
さらに、ラックに、ラック歯の歯底をストローク端(使用範囲)の外側に延ばした逃がし部を形成し、この逃がし部の位置にピニオンをおいて、リングナットの締付け作業を行うことができるので、ピニオンが回転してもラックは移動せず、ピニオンを必要なだけ回転させて、リングナットの締付け作業を完了させることができるため、組み立て作業を短時間で行うことが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の第1の実施形態を説明する。図1が、ボール軸受の内輪をカシメリングで固定した本発明の第1の実施形態の電動式パワーステアリング装置であり、入力軸の中心軸線に沿って切断した縦断面図である。
図1に示す電動式パワーステアリング装置1は、ピニオンアシストタイプの電動式パワーステアリング装置である。ピニオン軸2の上端部には、ウォーム減速機構5のウォーム53と噛み合うウォームホイール51の芯金52が圧入されている。芯金52の上端面はピニオン軸2の段部25に当接して、ピニオン軸2に対して芯金52が上方に移動しないように規制している。ウォーム53は、図示しない操舵補助用の電動モータの出力軸に連結されている。
ピニオン軸2は、ウォームホイール51の直下で、4点接触式のボール軸受34により下ギヤボックス41に軸支されている。ピニオン軸2の溝261に装着してカシメられたカシメリング26は、ボール軸受34の内輪を、芯金52のボス部54の下端面との間で挟み込んでいる。また、ボール軸受34の外輪は、下ギヤボックス41に直接形成された軸受孔45に圧入され、この軸受穴45の雌ネジ451に螺合されたリングナット38によって軸方向に押圧されて、下ギヤボックス41に固定されている。
ピニオン軸2の下端部は、ニードル軸受36により下ギヤボックス41にラジアル方向にのみ軸支されている。このようにして、ピニオン軸2は、ボール軸受34によって、スラスト方向及びラジアル方向に支持されているため、下ギヤボックス41に対するピニオン軸2の支持基準は、ピニオン軸2の上端部を支持するボール軸受34となっている。
下ギヤボックス41の上端面には、図示しないボルトによって上ギヤボックス44が固定されている。上ギヤボックス44には、入力軸6がボール軸受61によって回転可能に軸支されている。入力軸6は、図示しないステアリングシャフトを介してステアリングホイールに連結されている。入力軸6にその上端がピン62によって連結されたトーションバー63は、その下端がブッシュ64によって外周を軸支され、ブッシュ64より下方で、ピニオン軸2の上端部に圧入により連結されている。
トーションバー63に作用するトルクを検出するトルクセンサー7は、センサーシャフト部71、検出コイル73及び74、円筒部材75から構成されている。センサーシャフト部71は、入力軸6の下端に形成され、上ギヤボックス44の内側に圧入されたヨーク72に、検出コイル73及び74が配置されている。円筒部材75は、センサーシャフト部71と検出コイル73及び74の間に配置されている。
円筒部材75はピニオン軸2の上端に固定され、センサーシャフト部71には軸方向に延びた複数の凸条が円周方向に等間隔に形成されている。円筒部材75には、検出コイル73及び74に対向する位置に、円周方向に等間隔に複数の長方形の窓が形成されている。
ステアリングホイールを操作して入力軸6が回転すると、その回転力がトーションバー63を介してピニオン軸2に伝達される。この時、舵輪側の抵抗によって、入力軸6とピニオン軸2を連結するトーションバー63に捩れが生じ、センサーシャフト部71の表面の凸条と円筒部材75の窓との間に相対回転が生じる。
この相対回転で、センサーシャフト部71に発生する磁束が増減し、この磁束の増減を検出コイル73及び74がインダクタンスの変化として検出する。この検出結果から、トーションバー63に作用するトルクを検出し、電動モータを駆動してウォーム53を所要の操舵補助力で回転させる。ウォーム53の回転は、ウォームホイール51、ピニオン軸2、ピニオン22を介してラック23に伝達され、ラック23に連結された図示しないタイロッドを介して舵輪の向きを変更する。
ラックガイド8は、ラック23の背面にローラ83をアジャストカバー84によって常時押し付けている。ローラ83は、軸81にニードル軸受82によって回転可能に軸支されている。アジャストカバー84は、皿バネを介してラック23の背面にローラ83を押し付けている。これによって、ピニオン22とラック23との噛み合い部のバックラッシュを無くし、ラック23が円滑に移動するようにしている。
上記した第1の実施形態の電動式パワーステアリング装置1は、ウォームホイール51の直下にピニオン軸2の支持基準となるボール軸受34があるため、電動式パワーステアリング装置周辺の温度変化があっても、ウォームホイール51とウォーム53との噛み合い位置がピニオン軸2の軸方向にずれる量がわずかで済む。従って、常時正常な噛み合い状態が維持され、噛み合い部の騒音の発生や、歯面の摩耗が発生しない。
また、下側のニードル軸受36の外輪が圧入される軸受孔47と、上側のボール軸受34の外輪が圧入される軸受孔45は、同じ下ギヤボックス41に形成され、しかも、軸受孔45側からのボーリング工具による通し加工が可能なため、加工時間が短く、軸受孔同士の同芯度が向上する。従って、ウォームホイール51の振れが小さく、噛み合い部の騒音や、歯面の摩耗を抑制することができる。
さらに、上側のボール軸受34の外輪が圧入される軸受孔45は、下ギヤボックス41に直接形成されているため、軸受孔の加工誤差が累積せず、軸受孔同士の同芯度が向上するため、ウォームホイールの振れを小さく押さえることができる。
上記リングナット38の締付けは以下の方法で行われる。リングナット38の上端面には、係合凹部(溝または穴)381が同一円周上に複数形成され、ウォームホイール51の芯金52には、係合凹部381と同一円周上に、係合凹部381と同じ角度位置に、複数の工具挿通孔55が形成されている。
二股形状の締付け工具を工具挿通孔55を通して、係合凹部381に差し込み、締付け工具を回せば、リングナット38が回転してボール軸受34の外輪を締付けることができる。このリングナット38の締付け動作と同期して、工具挿通孔55を有する芯金52、ウォームホイール51が締付け工具によって回される。そのため、ウォームホイール51が固定されたピニオン軸2、ピニオン22が回転し、結果としてピニオン22に噛み合うラック23が移動する。
図12は、従来の電動式パワーステアリング装置01のラック023の軸線に沿って切断した断面図を示す。従来の電動式パワーステアリング装置01では、図12に示すピニオン022が回転してラック023がストローク端まで移動すると、ラック023のラック歯0232の端部0231にピニオン022の歯が当接して停止してしまう。従って、停止の都度、ラック023を反対方向に戻し、再度リングナット38の締付け作業を行う必要があるため、組み立て工数が多く掛かる不具合があった。
本発明の電動式パワーステアリング装置1では、図6に示すように、ラック23に、ラック歯232の歯底をストローク端(使用範囲)の外側に延ばした逃がし部233を形成している。リングナット38の締付け作業時には、ラック23を手で移動させて、この逃がし部233の位置にピニオン22をおけば、ピニオン22が回転してもラック23は移動しない。従って、ピニオン22を必要な回数回転させて、リングナット38の締付け作業を完了させることができるため、組み立て作業を短時間で行うことが可能となる。
リングナット38の締付け作業が完了したら、図7に示すように、ラック23の端面の雌ネジ236にラックエンド234の雄ネジ237をねじ込んで固定する。このようにすれば、ラック23のストローク端で、ラックエンド234の端面が下ギヤボックス41のラックストローク規制部235に当接するため、ラック23のラック歯232がピニオン22から外れないように規制することができる。
次に本発明の第2の実施形態を図2に基づいて説明する。第2の実施形態は、ピニオン軸2に対するボール軸受34の内輪の固定を、第1の実施形態とは異なる方法で行うようにした実施形態である。以下の説明では、上記した第1の実施形態と同一部品には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
第1の実施形態では、ピニオン軸2の下側からウォームホイール51の芯金52を圧入しているが、第2の実施形態では、ピニオン軸2の上側からウォームホイール51の芯金52を圧入している。また、芯金52のボス部54の下端面をピニオン軸2の段部27の上端面に当接させて、ピニオン軸2に対してウォームホイール51の軸方向の位置を位置決めしている。
ボール軸受34の内輪は、ピニオン軸2の段部27の下端面と、ピニオン軸2の溝261に装着してカシメられたカシメリング26との間で挟み込むことにより、ピニオン軸2に固定している。ボール軸受34の外輪の固定方法は第1の実施形態と同様であり、下ギヤボックス41に形成された軸受孔45に圧入し、この軸受穴45の雌ネジ451に螺合されたリングナット38によって押圧して、下ギヤボックス41に固定されている。
ニードル軸受36によるピニオン軸2の下端部の軸支方法も第1の実施形態と同様である。このように、第2の実施形態においてもピニオン軸2は、ウォームホイール51直下のボール軸受34によって、スラスト方向及びラジアル方向に支持されている。従って、下ギヤボックス41に対するピニオン軸2の支持基準は、ピニオン軸2の上端部を支持するボール軸受34となっている。
上記した第2の実施形態の電動式パワーステアリング装置1においても、ウォームホイール51の直下にピニオン軸2の支持基準となるボール軸受34があるため、電動式パワーステアリング装置周辺の温度変化があっても、ウォームホイール51とウォーム53との噛み合い位置が常時正常な噛み合い状態に維持される。
次に本発明の第3の実施形態を図3に基づいて説明する。第3の実施形態も、ピニオン軸2に対するボール軸受34の内輪の固定を、第1の実施形態とは異なる方法で行うようにした実施形態である。以下の説明では、上記した第1の実施形態と同一部品には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
第1の実施形態では、ピニオン軸2の溝261に装着したカシメリング26でボール軸受34の内輪を固定しているが、第3の実施形態では、ピニオン軸2に形成された雄ネジ281にナット28をねじ込み、このナット28の上端面と芯金52のボス部54の下端面との間でボール軸受34の内輪を挟み込んでいる。ピニオン軸2に対するウォームホイール51の芯金52の圧入方向は、第1の実施形態と同様である。
ボール軸受34の外輪の固定方法、及びニードル軸受36によるピニオン軸2の下端部の軸支方法は第1の実施形態と同様である。このように、第3の実施形態においてもピニオン軸2は、ウォームホイール51直下のボール軸受34によって、スラスト方向及びラジアル方向に支持されている。従って、下ギヤボックス41に対するピニオン軸2の支持基準は、ピニオン軸2の上端部を支持するボール軸受34となっている。
上記した第3の実施形態の電動式パワーステアリング装置1においても、ウォームホイール51の直下にピニオン軸2の支持基準となるボール軸受34があるため、電動式パワーステアリング装置周辺の温度変化があっても、ウォームホイール51とウォーム53との噛み合い位置が常時正常な噛み合い状態に維持される。
次に本発明の第4の実施形態を図4に基づいて説明する。第4の実施形態も、ピニオン軸2に対するボール軸受34の内輪の固定を、第1の実施形態とは異なる方法で行うようにした実施形態である。以下の説明では、上記した第1の実施形態と同一部品には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
第1の実施形態では、ピニオン軸2の溝261に装着したカシメリング26でボール軸受34の内輪を固定しているが、第4の実施形態では、ピニオン軸2に形成されたリング溝291にリテーナリング(軸用止め輪)29を装着し、このリテーナリング29の上端面と芯金52のボス部54の下端面との間でボール軸受34の内輪を挟み込んでいる。ピニオン軸2に対するウォームホイール51の芯金52の圧入方向は、第1の実施形態と同様である。
ボール軸受34の外輪の固定方法、及びニードル軸受36によるピニオン軸2の下端部の軸支方法は第1の実施形態と同様である。このようにして、第4の実施形態においてもピニオン軸2は、ウォームホイール51直下のボール軸受34によって、スラスト方向及びラジアル方向に支持されている。従って、下ギヤボックス41に対するピニオン軸2の支持基準は、ピニオン軸2の上端部を支持するボール軸受34となっている。
上記した第4の実施形態の電動式パワーステアリング装置1においても、ウォームホイール51の直下にピニオン軸2の支持基準となるボール軸受34があるため、電動式パワーステアリング装置周辺の温度変化があっても、ウォームホイール51とウォーム53との噛み合い位置が常時正常な噛み合い状態に維持される。
次に第1の実施形態から第4の実施形態において、ピニオン軸の下端部をニードル軸受36に換えてボール軸受で軸支するようにした実施形態を、図5に基づいて説明する。図5は、電動式パワーステアリング装置の下端部を示す縦断面図である。以下の説明では、上記した実施形態と同一部品には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
ピニオン軸2の下端部は、ボール軸受31により下ギヤボックス41にラジアル方向にのみ軸支されている。ボール軸受31の外輪は、下ギヤボックス41に形成された軸受孔42に圧入され、この軸受穴42の雌ネジ43に螺合されたエンドカバー33によって、ボール軸受31の外輪が押圧されて、ボール軸受31の外輪を下ギヤボックス41にスラスト方向に固定している。
ピニオン軸2の下端は、ボール軸受31の内輪にスラスト方向には固定されていないため、温度変化時のピニオン軸2の伸縮を、この下側のボール軸受31で吸収することができる。
ボール軸受の内輪をカシメリングで固定した本発明の第1の実施形態の電動式パワーステアリング装置を示し、入力軸の中心軸線に沿って切断した縦断面図である。 ウオームホイールの圧入方向を図1とは逆にした本発明の第2の実施形態の電動式パワーステアリング装置を示し、入力軸の中心軸線に沿って切断した縦断面図である。 ボール軸受の内輪をナットで固定した本発明の第3の実施形態の電動式パワーステアリング装置を示し、入力軸の中心軸線に沿って切断した縦断面図である。 ボール軸受の内輪をリテーナリングで固定した本発明の第4の実施形態の電動式パワーステアリング装置を示し、入力軸の中心軸線に沿って切断した縦断面図である。 第1の実施形態から第4の実施形態において、ピニオン軸の下端部をニードル軸受に換えてボール軸受で軸支するようにした、電動式パワーステアリング装置の下端部を示す縦断面図である。 本発明の電動式パワーステアリング装置のラックの断面図を示し、ラックに形成した逃がし部をピニオン位置に位置決めし、リングナット締付け時にピニオンが自由に空転できるようにした状態を示す。 本発明の電動式パワーステアリング装置のラックの断面図を示し、リングナット締付け完了後にラック端面にラックエンドを取付けて、ラックのストロークを規制した状態を示す。 従来の電動式パワーステアリング装置を示し、入力軸の中心軸線に沿って切断した縦断面図である。 従来の電動式パワーステアリング装置の他の例を示し、入力軸の中心軸線に沿って切断した縦断面図である。 従来の電動式パワーステアリング装置の更に他の例を示し、入力軸の中心軸線に沿って切断した縦断面図である。 従来の電動式パワーステアリング装置の更に他の例を示し、入力軸の中心軸線に沿って切断した縦断面図である。 従来の電動式パワーステアリング装置のラックの断面図を示し、ラック歯の端部にピニオンの歯が当接した状態を示す。
符号の説明
01 電動式パワーステアリング装置
02 ピニオン軸
021 雄ネジ
022 ピニオン
023 ラック
0231 端部
0232 ラック歯
024 リテーナリング
025 段部
031 ボール軸受
032 ロックナット
033 エンドカバー
034 ボール軸受
035 ボール軸受
036 ニードル軸受
037 ロックナット
038 リングナット
040 ギヤボックス
041 下ギヤボックス
042 軸受孔
043 雌ネジ
044 上ギヤボックス
045 軸受孔
046 中央ギヤボックス
047 軸受孔
048 軸受孔
049 雌ネジ
05 ウォーム減速機構
051 ウォームホイール
052 芯金
053 ウォーム
054 ボス部
06 入力軸
061 ボール軸受
062 ピン
063 トーションバー
064 ブッシュ
07 トルクセンサー
071 センサーシャフト部
072 ヨーク
073、074 検出コイル
075 円筒部材
08 ラックガイド
081 軸
082 ニードル軸受
083 ローラ
084 アジャストカバー
1 電動式パワーステアリング装置
2 ピニオン軸
22 ピニオン
23 ラック
232 ラック歯
233 逃がし部
234 ラックエンド
235 ラックストローク規制部
236 雌ネジ
237 雄ネジ
25 段部
26 カシメリング
261 溝
27 段部
28 ナット
281 雄ネジ
29 リテーナリング
291 リング溝
31 ボール軸受
33 エンドカバー
34 ボール軸受
36 ニードル軸受
38 リンングナット
381 係合凹部
41 下ギヤボックス
42 軸受孔
43 雌ネジ
44 上ギヤボックス
45 軸受孔
451 雌ネジ
47 軸受孔
5 ウォーム減速機構
51 ウォームホイール
52 芯金
53 ウォーム
54 ボス部
55 工具挿通孔
6 入力軸
61 ボール軸受
62 ピン
63 トーションバー
64 ブッシュ
7 トルクセンサー
71 センサーシャフト部
72 ヨーク
73、74 検出コイル
75 円筒部材
8 ラックガイド
81 軸
82 ニードル軸受
83 ローラ
84 アジャストカバー

Claims (9)

  1. ギヤボックス、
    上記ギヤボックスに挿通された入力軸、
    上記入力軸の下端にその上端がトーションバーを介して連結され、上記ギヤボックスに収容されたピニオン軸、
    上記ピニオン軸の下方に形成されたピニオンと噛み合い、操舵力を車輪側に伝達するラック、
    上記トーションバーに作用するトルクを検出するトルクセンサー、
    上記トルクセンサーの検出値に応じて所定の操舵補助力を出力する電動モータ、
    上記電動モータの出力軸に連結され、上記ピニオン軸の上方に連結されたウォームホイールと噛み合うウォーム、
    上記ウォーホイールの直下において、上記ギヤボックスに対して上記ピニオン軸をラジアル方向とスラスト方向に軸支する第1の軸受
    を備えていることを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載された電動式パワーステアリング装置において、
    上記第1の軸受はボール軸受であって、
    該ボール軸受の内輪が、上記ピニオン軸の外周に形成された段部、または上記ウォームホイールのボス部と、上記ピニオン軸に装着されたカシメリング、リテーナリング、または、ナットのいずれかとの間に挟持されたこと
    を特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  3. 請求項2に記載された電動式パワーステアリング装置において、
    上記ボール軸受の外輪は、その外周が上記ギヤボックスの軸受孔に支持され、その軸方向が上記ボール軸受とウォームホイールとの間に配設された中空のリングナットによって上記ギヤボックスに固定されること
    を特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  4. 請求項3に記載された電動式パワーステアリング装置において、
    上記リングナットのウォームホイール側端面には係合凹部が形成され、
    上記係合凹部に対向して上記ウォームホイールには工具挿通孔が形成され、
    上記ウォームホイールの上方から上記工具挿通孔を通して上記係合凹部に締付け工具を係合させ、上記ウォームホイール及びピニオン軸を回転させながら、上記リングナットを上記ギヤボックスにねじ込むこと
    を特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  5. 請求項4に記載された電動式パワーステアリング装置において、
    上記ラックには上記ピニオンの空転を許容する逃がし部がラックのストローク端の外側に形成され、上記リングナットを上記ギヤボックスにねじ込む時に、上記ラックの逃がし部で上記ピニオンを自由に回転させること
    を特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載された電動式パワーステアリング装置において、
    上記ピニオン軸は、第2の軸受によって上記ピニオンの下方において上記ギヤボックスにラジアル方向に軸支されていること
    を特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  7. 請求項6に記載された電動式パワーステアリング装置において、
    上記第2の軸受がニードル軸受、または、ボール軸受のいずれかであること
    を特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  8. 請求項6または請求項7のいずれかに記載された電動式パワーステアリング装置において、
    上記第1の軸受及び第2の軸受の外輪は共通のギヤボックスに装着されていること
    を特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  9. 請求項8に記載された電動式パワーステアリング装置において、
    上記第1の軸受及び第2の軸受の外輪が装着される上記ギヤボックスの軸受孔は、一方向からの通し加工が可能であること
    を特徴とする電動式パワーステアリング装置。
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