JP2005254177A - 生ゴミ処理機の縦型攪拌装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
縦型攪拌装置により処理槽内の処理物を処理槽内の全体に対流させること
【解決手段】
生ゴミ処理槽内に縦型の攪拌部を設け、同攪拌部は回動軸21と、同回動軸に連接した外側攪拌体と、外側攪拌体29の中心側に立設された水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22とで構成する。更に、外側攪拌体29の回動軸21の側縁部から回動側へ下り傾斜状の傾斜面部を設け、外側攪拌体29の先端部29cに攪拌棒を立設すると良い。
又、回動軸の頂部に筒体23aが環設し、筒体23aに外側攪拌体29を接合し、筒体23aの頂面には、回動軸21から固定の為のネジ棒が突設され、蝶ネジ23bで筒体23aが固定すると攪拌部の脱着が容易である。
【選択図】 図4
縦型攪拌装置により処理槽内の処理物を処理槽内の全体に対流させること
【解決手段】
生ゴミ処理槽内に縦型の攪拌部を設け、同攪拌部は回動軸21と、同回動軸に連接した外側攪拌体と、外側攪拌体29の中心側に立設された水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22とで構成する。更に、外側攪拌体29の回動軸21の側縁部から回動側へ下り傾斜状の傾斜面部を設け、外側攪拌体29の先端部29cに攪拌棒を立設すると良い。
又、回動軸の頂部に筒体23aが環設し、筒体23aに外側攪拌体29を接合し、筒体23aの頂面には、回動軸21から固定の為のネジ棒が突設され、蝶ネジ23bで筒体23aが固定すると攪拌部の脱着が容易である。
【選択図】 図4
Description
本発明は、縦型の攪拌爪軸を有する生ゴミ処理機の縦型攪拌装置の改良に関する。
従来、家庭用キッチン等から排出される生ゴミを発酵・分解する生ゴミ処理機の一形態として、内部に発酵処理槽を備え、この発酵処理槽内に生ゴミと発酵菌を投入して攪拌することで、生ゴミの発酵を促進して、水分を除去しながら減量化し、発酵菌の発酵分解処理によって堆肥化するようにしたものがある。
そして、この種の生ゴミ処理機は、容器となる発酵処理槽の周囲は外枠で覆い、発酵処理槽の上下左右中央部に攪拌爪軸を水平方向に挿通して横架し、同攪拌爪軸の周面に攪拌爪を設けて、同攪拌爪を発酵処理槽内で回転させることにより攪拌を行うようにしている。
また、上記のような横軸型の攪拌爪軸を有する構造に対して、発酵処理槽内の攪拌爪軸を縦軸型とすることで、小型の攪拌構造で、収容物の攪拌効率を向上させるようにした技術が公知技術となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−263620号公報
この発明は、比較的簡単でしかも小型の撹拌構造で、処理槽内の収容物の撹拌効率の良い生ごみ処理機を提供するもので、処理槽内の底部に、モータにより回転される縦軸形の撹拌体を配設している。撹拌体は、放射方向に配置された第1〜第3の撹拌翼を有している。撹拌体が回転されると、処理槽内に収容された収容物は、下から上へ、また、上から下へと対流するようにして、渦を巻くように三次元的に撹拌されるようになる。従来の横軸形の撹拌体に比べて、構造が簡単でしかも小型にでき、撹拌効率も良い。
そして、第1〜第3の撹拌翼は、実施例では、処理槽の底部に、120度の角度をもって周方向に取り付けられ、第1の撹拌翼は、撹拌体の回転中心に近い側に配置されると共に回転方向に向かって下方に傾斜し、回転に伴い前記処理槽内の収容物を掬い上げると共に処理槽の側壁側へ押し出すように作用する。第2の撹拌翼は、この第1の撹拌翼よりも前記処理槽の側壁側に配置されると共に回転方向に向かって下方に傾斜し、回転に伴い前記収容物を押し上げるように作用する。そして、第3の撹拌翼は、第2の撹拌翼と、回転方向に向かって山状をなし、回転に伴い前記収容物を前記処理槽の側壁側と回転中心側とに押し分けるように作用する。
そして、この発明では、回転中心に近い側に位置した第1の撹拌翼により前記収容物を掬い上げると共に前記処理槽の側壁側へ押し出し、次に、前記第1の撹拌翼よりも前記処理槽の側壁側に配置された第2の撹拌翼により前記収容物を押し上げ、次に、第3の撹拌翼により前記収容物を前記処理槽の側壁側と回転中心側とに押し分け、当該第3の撹拌翼の背部に形成される空間部に前記第2の撹拌翼により押し上げられた前記収容物を落とし込むようにして撹拌する。これにより、処理槽内の収容物のうち、処理槽の底部側のものは上部側へ持ち上げられ、その持ち上げられたものは処理槽内の中央部から底部側に流れ落ちるというように、処理槽内において収容物が下から上へ、また、上から下へと対流するようにして撹拌される。これにより、処理槽内の底部に配設された撹拌体の各撹拌翼により、処理槽内の収容物全体を撹拌する。
そして、第1〜第3の撹拌翼は、実施例では、処理槽の底部に、120度の角度をもって周方向に取り付けられ、第1の撹拌翼は、撹拌体の回転中心に近い側に配置されると共に回転方向に向かって下方に傾斜し、回転に伴い前記処理槽内の収容物を掬い上げると共に処理槽の側壁側へ押し出すように作用する。第2の撹拌翼は、この第1の撹拌翼よりも前記処理槽の側壁側に配置されると共に回転方向に向かって下方に傾斜し、回転に伴い前記収容物を押し上げるように作用する。そして、第3の撹拌翼は、第2の撹拌翼と、回転方向に向かって山状をなし、回転に伴い前記収容物を前記処理槽の側壁側と回転中心側とに押し分けるように作用する。
そして、この発明では、回転中心に近い側に位置した第1の撹拌翼により前記収容物を掬い上げると共に前記処理槽の側壁側へ押し出し、次に、前記第1の撹拌翼よりも前記処理槽の側壁側に配置された第2の撹拌翼により前記収容物を押し上げ、次に、第3の撹拌翼により前記収容物を前記処理槽の側壁側と回転中心側とに押し分け、当該第3の撹拌翼の背部に形成される空間部に前記第2の撹拌翼により押し上げられた前記収容物を落とし込むようにして撹拌する。これにより、処理槽内の収容物のうち、処理槽の底部側のものは上部側へ持ち上げられ、その持ち上げられたものは処理槽内の中央部から底部側に流れ落ちるというように、処理槽内において収容物が下から上へ、また、上から下へと対流するようにして撹拌される。これにより、処理槽内の底部に配設された撹拌体の各撹拌翼により、処理槽内の収容物全体を撹拌する。
特開2002−263620号は、処理槽内の底部に第1乃至3の攪拌翼を設けたため、処理槽内の攪拌対流は底部に限られ、処理槽内の全体を対流させるには充分ではなかった。又、縦型攪拌機の欠点として、上下間の対流が充分ではないという欠点も併せて有していた。
本発明では、生ゴミ処理槽内に攪拌部を設け、同攪拌部は、回動軸21と、同回動軸に連接した外側攪拌体と、外側攪拌体の中心側に立設された水平断面L字状で衝立状の攪拌爪からなることを特徴とした生ゴミ処理機の縦型攪拌装置を提供するものである。
更に本発明は、外側攪拌体29に回動軸21の側縁部から回動側へ下り傾斜状の傾斜面部を設け、外側攪拌体29の先端部29cに攪拌棒を立設すると良い。
又、回動軸の頂部に筒体23aを環設し、筒体23aに外側攪拌体29を接合し、筒体23aの頂面には、回動軸21から固定の為のネジ棒が突設され、蝶ネジ23bで筒体23aを固定すると攪拌部の脱着が容易である。
(1)請求項1記載の本発明では、同攪拌部は、回動軸21と、同回動軸に連接した外側攪拌体29と、外側攪拌体の中心側に立設された水平断面L字状で衝立状の攪拌爪を設けたので、水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22により処理物が押し出された後に上方より、新たな処理物が落下して来る。このようにして、本発明の攪拌爪22、外側攪拌体29により、処理物が発酵処理槽1を上下方向に対流し、この過程を順次繰り返すことにより、充分な攪拌がなされ、効率良く発酵を促すのである。
(2)請求項2記載の本発明では、水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22の他に、外側攪拌体の回動軸21の側縁部から回動側へ下り傾斜状の傾斜面部を設けたので、水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22は、処理物を発酵処理槽1の周壁1b方向に押し出し、鉛直断面L字状の外側攪拌体29の下り傾斜状の傾斜面部29bにより、処理物は上方に押し上げられるので、水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22により、発酵処理槽1の周壁1b方向に押し出された処理物が上方に移動し、又、外側攪拌体29の先端部29cに立設した攪拌棒30により、発酵処理槽1の周壁1b付近の攪拌が行われ、発酵処理槽1内で処理物の対流が起き、撹拌効率が良くなる。
(3)請求項3記載の本発明では、回動軸の頂部に、筒体23aが環設して、筒体23aに外側攪拌体29を接合しており、筒体23aの頂面には、回動軸21から固定の為のネジ棒21aが突設され、蝶ネジ23bで筒体23aが固定したので、攪拌部の脱着が容易であり、メインテナンスが容易に出来る。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら説明する。
まず、本発明に係る生ゴミ処理機の全体構成について説明する。
まず、本発明に係る生ゴミ処理機の全体構成について説明する。
図1〜図3に示すAは、本発明に係る生ゴミ処理機であり、同生ゴミ処理機Aは、ケーシング10内に、生ゴミ処理槽として、上面が開口する有底円筒状の発酵処理槽1を設け、同発酵処理槽1の後側上部位置に脱臭器2を配設し、同脱臭器2の下方位置にコントローラ3を配設している。
前記ケーシング10は、ベースとなる底部10aより周壁10bを立設して上方を開放し、平面視において、前部が略半円状で後部が略方形に形成した箱型となしている。
ここで、ケーシング10の材質は、合成樹脂またはアルミまたはマグネシウム合金またはステンレス等で成形して軽量化を図っており、合成樹脂を使用した場合には射出成形等により容易に成形することができるようにしている。
また、ケーシング10の周壁10bの前部には脱着可能なカバー体11を設けており、同カバ一体11は、周壁10bより外側へ突出した状態で固定されている。
ここで、ケーシング10の材質は、合成樹脂またはアルミまたはマグネシウム合金またはステンレス等で成形して軽量化を図っており、合成樹脂を使用した場合には射出成形等により容易に成形することができるようにしている。
また、ケーシング10の周壁10bの前部には脱着可能なカバー体11を設けており、同カバ一体11は、周壁10bより外側へ突出した状態で固定されている。
前記ケーシング10の上側の開口部は、生ゴミ等の処理物を投入するための処理物投入口10cとなっており、同処理物投入口10cは投入蓋12により開閉自在に閉蓋している。
そして、投入蓋12は、周壁10bの後側線部に基端部を枢支して上下方向に回動自在となし、閉蓋時には前下がり状態となす一方、開蓋時には処理物投入口10cを大きく開口可能として、処理物を投入し易くしている。
そして、投入蓋12は、周壁10bの後側線部に基端部を枢支して上下方向に回動自在となし、閉蓋時には前下がり状態となす一方、開蓋時には処理物投入口10cを大きく開口可能として、処理物を投入し易くしている。
また、周壁10bの後側上端部には表示・操作パネル13を設けて、同表示・操作パネル13により発酵粉砕処理の始動や停止や設定等の各種操作、及び、時間や処理物の状態等の各種表示を行うことができるようにしている。
しかも、表示・操作パネル13は、前記したコントローラ3の入力側に接続しており、同コントローラ3の出力側に後述する回動軸21やフアンやヒータ等の駆動部を接続して、これらを制御することができるようにしている。
しかも、表示・操作パネル13は、前記したコントローラ3の入力側に接続しており、同コントローラ3の出力側に後述する回動軸21やフアンやヒータ等の駆動部を接続して、これらを制御することができるようにしている。
また、ケーシング10内部に設けた発酵処理槽1は、軸線を鉛直方向に立設しており、同発酵処理槽1の上側後部位置に左右方向に横長に形成した脱臭器2を配設し、又発酵処理槽1の下部後方にコントローラ3が配設している。
発酵処理槽1の周壁1bの右側上部位置にはオーバーフロー口17を開口して、同オーバーフロー口17を発酵処理槽1内にて処理・生成された堆肥の排出口となしており、同オーバーフロー口17にはホース状のオーバーフロー案内体14を連通連結して、同オーバーフロー案内体14の開口端部にビニール袋等の堆肥回収体を着脱自在に取り付けるようにしている。
脱臭器2は、熱触媒式としており、内部に図示しないヒ一夕、白金触媒、熱交換機等を設けている。
そして、脱臭器2は発酵処理槽1と二箇所の連通口を介して連通しており、同連通口の一方は外気を発酵処理槽1内に送る通気口とし、他方は発酵処理槽1内の空気を脱臭器2に送る通気口としている。
また、前記脱臭器2には外気を吸気して発酵処理層1内へ送る吸気口2aと、希釈空気を吸入する希釈口2bとを備えており、肴釈口2bは外気を脱臭器2内部へ供給し、高温になった排気の温度を下げるようにしている。
しかも、脱臭器2の排気側は防塵ケース15と連通しており、同防塵ケース15の内部には防塵フィルタ16を内設して、発酵処理槽1や脱臭器2内から発生する塵挨を除去するようにしている。
そして、防塵ケース15の下部側には複数の孔15aを穿孔しており、防塵フィルタ16を通過した排気を各孔15aより生ゴミ処理機外部へ放出するようにしている。
そして、脱臭器2は発酵処理槽1と二箇所の連通口を介して連通しており、同連通口の一方は外気を発酵処理槽1内に送る通気口とし、他方は発酵処理槽1内の空気を脱臭器2に送る通気口としている。
また、前記脱臭器2には外気を吸気して発酵処理層1内へ送る吸気口2aと、希釈空気を吸入する希釈口2bとを備えており、肴釈口2bは外気を脱臭器2内部へ供給し、高温になった排気の温度を下げるようにしている。
しかも、脱臭器2の排気側は防塵ケース15と連通しており、同防塵ケース15の内部には防塵フィルタ16を内設して、発酵処理槽1や脱臭器2内から発生する塵挨を除去するようにしている。
そして、防塵ケース15の下部側には複数の孔15aを穿孔しており、防塵フィルタ16を通過した排気を各孔15aより生ゴミ処理機外部へ放出するようにしている。
次に、前記発酵処理槽1の内部構成について説明する。
発酵処理槽1内には、図4に示すように、攪拌部20を設けており、攪拌部20は、頂部を蝶ネジでネジ止めした回動軸21と、同回動軸21の上部から半径方向に伸延する鉛直断面L字状の外側攪拌体29と、外側攪拌体29の中心側に立設された水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22と、外側攪拌体29の外周側に立設された攪拌棒30とからなっている。
発酵処理槽1内には、図4に示すように、攪拌部20を設けており、攪拌部20は、頂部を蝶ネジでネジ止めした回動軸21と、同回動軸21の上部から半径方向に伸延する鉛直断面L字状の外側攪拌体29と、外側攪拌体29の中心側に立設された水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22と、外側攪拌体29の外周側に立設された攪拌棒30とからなっている。
図5及び図6に示すように、回動軸21は、発酵処理槽1の底部1aに設けられ、底部1aの中央部に下端部21bを貫通状態にて枢支し、同下端部21bを発酵処理槽1の直下方位置に配設した回動軸駆動用モータ25に伝動機構(図示せず)を介して連動連結している。
回動軸21の頂部には、回動軸21の周囲に底部が中抜けの筒体23aが環設されており、筒体23aには、半径方向に伸延する鉛直断面L字状の外側攪拌体29が接合されている。筒体23aの頂面には、ネジ孔が設けられており、回動軸21から固定の為のネジ棒21aが突設され、蝶ネジ23bで筒体23aが固定されている。
従って、蝶ネジ23bを外せば、筒体23aや連接された外側攪拌体29、攪拌棒30、攪拌爪22等の脱着が可能であり、それらに対してメンテナンスが容易に出来る。
回動軸21の頂部には、回動軸21の周囲に底部が中抜けの筒体23aが環設されており、筒体23aには、半径方向に伸延する鉛直断面L字状の外側攪拌体29が接合されている。筒体23aの頂面には、ネジ孔が設けられており、回動軸21から固定の為のネジ棒21aが突設され、蝶ネジ23bで筒体23aが固定されている。
従って、蝶ネジ23bを外せば、筒体23aや連接された外側攪拌体29、攪拌棒30、攪拌爪22等の脱着が可能であり、それらに対してメンテナンスが容易に出来る。
外側攪拌体29は、平面部29aと傾斜面部29bからなり、先端部29cを発酵処理槽1の周壁1aの近傍まで伸延させている。回動軸21の側縁部から回動側へ下り傾斜状の傾斜面部29bを設けて、同傾斜面部29bにより発酵処理槽1内の処理物を攪拌する。又、30は、外側攪拌体29の先端部29cより発酵処理槽1の周壁1bに沿わせて立設した攪拌棒である。
これにより、傾斜面部29bにより、処理物は上方向に上昇し、他方発酵処理槽1の周壁1b付近の処理物は、攪拌棒30により攪拌される。
これにより、傾斜面部29bにより、処理物は上方向に上昇し、他方発酵処理槽1の周壁1b付近の処理物は、攪拌棒30により攪拌される。
外側攪拌体29の平面部29aの中心側で、回動軸21の側縁部から立設された水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22が設けられている。攪拌爪22は、回動側に台形状板22aが、台形状板22aの先端部29c側から、回動方向より後方に矩形状板22bが連接して設けられ、攪拌爪22は水平断面形状がL字状である。そして、台形状板22aと矩形状板22bとのなす角度αは、
60°≦α≦120°
が、最適である。
又、台形状板22aと矩形状板22bの鉛直方向の高さaは、発酵処理槽1の処理物の鉛直方向の高さhとは(図7参照)、a=0.05hから0.3hの間が最適である。
攪拌爪22は底部中心付近にある処理物を発酵処理槽1の周壁1b方向に押し出すので、底部中心付近にある処理物の押し出された後に上方より処理物が落下し、攪拌が行われる。
60°≦α≦120°
が、最適である。
又、台形状板22aと矩形状板22bの鉛直方向の高さaは、発酵処理槽1の処理物の鉛直方向の高さhとは(図7参照)、a=0.05hから0.3hの間が最適である。
攪拌爪22は底部中心付近にある処理物を発酵処理槽1の周壁1b方向に押し出すので、底部中心付近にある処理物の押し出された後に上方より処理物が落下し、攪拌が行われる。
以上の攪拌部20の回動軸21と、同回動軸21の上部から半径方向に伸延する鉛直断面L字状の外側攪拌体29と、外側攪拌体29の中心側に立設された水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22と、外側攪拌体29の外周側に立設された攪拌棒30の作用について、説明したのが図7である。
水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22は、処理物を発酵処理槽1の周壁1b方向に押し出す。そして、鉛直断面L字状の外側攪拌体29の下り傾斜状の傾斜面部29bにより、処理物は上方に押し上げられる。そしてその間に発酵処理槽1の周壁1b付近の処理物は、攪拌棒30により攪拌される。
他方水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22により処理物が押し出された後に上方より、新たな処理物が落下して来る。このようにして、本発明の攪拌爪22、外側攪拌体29により、処理物が発酵処理槽1を上下方向に対流し、この過程を順次繰り返すことになる。これにより充分な攪拌がなされ、効率良く発酵を促すのである。
水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22は、処理物を発酵処理槽1の周壁1b方向に押し出す。そして、鉛直断面L字状の外側攪拌体29の下り傾斜状の傾斜面部29bにより、処理物は上方に押し上げられる。そしてその間に発酵処理槽1の周壁1b付近の処理物は、攪拌棒30により攪拌される。
他方水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22により処理物が押し出された後に上方より、新たな処理物が落下して来る。このようにして、本発明の攪拌爪22、外側攪拌体29により、処理物が発酵処理槽1を上下方向に対流し、この過程を順次繰り返すことになる。これにより充分な攪拌がなされ、効率良く発酵を促すのである。
なお、本発明の発酵処理槽1は、底部1aと周面部1bと天部1cからなり、円柱形状のものであるが、形状によっては楕円形状のものにも適用可能である。
又、特願2003−405148のように、発酵処理槽を傾斜させて、かつ回動軸を傾斜させたものにも充分に適用可能である。
又、特願2003−405148のように、発酵処理槽を傾斜させて、かつ回動軸を傾斜させたものにも充分に適用可能である。
特開2002−263620号では、処理槽内の底部に第1乃至3の攪拌翼を設けたため、処理槽内の攪拌対流は底部に限定されているので、処理槽内の全体を対流させるには充分ではなかった。又、縦型攪拌機の欠点として、上下間の対流が充分ではないという欠点も併せて有していた。
その点、本発明に係る生ゴミ処理機Aに設けた発酵処理槽1の攪拌部20の回動軸21と、同回動軸21の上部から半径方向に伸延する鉛直断面L字状の外側攪拌体29と、外側攪拌体29の中心側に立設された水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22と、外側攪拌体29の外周側に立設された攪拌棒30により、発酵処理槽1の上下間での充分な攪拌が可能である。水平断面L字状で衝立状の攪拌爪22を鉛直方向に大きく設ければ、発酵処理槽1の底部の中心付近の処理物が効率的に排除され、効率的な攪拌と発酵が行われる。
A 生ゴミ処理機
1 発酵処理槽
10 ケーシング
20 攪拌部
21 回動軸
22 攪拌爪
29 外側攪拌体
30 攪拌棒
1 発酵処理槽
10 ケーシング
20 攪拌部
21 回動軸
22 攪拌爪
29 外側攪拌体
30 攪拌棒
Claims (3)
- 生ゴミ処理槽内に攪拌部を設け、該攪拌部は、回動軸と、同回動軸に連接した外側攪拌体と、外側攪拌体の中心側に立設された水平断面L字状で衝立状の攪拌爪からなることを特徴とした生ゴミ処理機の縦型撹拌装置
- 外側攪拌体に回動軸の側縁部から回動側へ下り傾斜状の傾斜面部を設け、外側攪拌体の先端部に攪拌棒を立設した請求項1の生ゴミ処理機の縦型撹拌装置
- 回動軸の頂部に筒体を環設し、該筒体に外側攪拌体を接合し、該筒体の頂面には、回動軸から固定の為のネジ棒が突設され、蝶ネジで該筒体を固定した請求項1の記載の生ゴミ処理機の縦型撹拌装置
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Cited By (2)
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JP2015139545A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 株式会社鳥越樹脂工業 | 洗浄剤用泡だて器 |
JP2021035436A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | 秋夫 湯田 | バイオトイレの撹拌機。 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |