JP2005254176A - 生ゴミ処理機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 生ゴミ処理槽をコンパクトに構成すると共に、生ゴミ投入を容易にすること。
【解決手段】
生ゴミ処理槽内に攪拌部を設けると共に、同攪拌部は、上下方向に傾斜した軸線の回動軸と、同回動軸の外周面に取り付けた可動側攪拌翼体を備える。この攪拌部を収容した発酵処理槽の傾斜周面部に対して天部を水平に設けることにより、該発酵処理槽の天部の投入口を十分に確保し、処理対象物を生ゴミ処理槽内に投入することを容易にする。
又、可動側攪拌翼体を螺旋状に設け、かつ回動軸の下部に半径方向に伸延する外側攪拌体と攪拌棒を設けて、処理対象物を下方から螺旋状の可動側攪拌翼体に取り込むことが出来るようにすることで、対象物を上下に対流させながら攪拌することができる。
【選択図】 図6
【解決手段】
生ゴミ処理槽内に攪拌部を設けると共に、同攪拌部は、上下方向に傾斜した軸線の回動軸と、同回動軸の外周面に取り付けた可動側攪拌翼体を備える。この攪拌部を収容した発酵処理槽の傾斜周面部に対して天部を水平に設けることにより、該発酵処理槽の天部の投入口を十分に確保し、処理対象物を生ゴミ処理槽内に投入することを容易にする。
又、可動側攪拌翼体を螺旋状に設け、かつ回動軸の下部に半径方向に伸延する外側攪拌体と攪拌棒を設けて、処理対象物を下方から螺旋状の可動側攪拌翼体に取り込むことが出来るようにすることで、対象物を上下に対流させながら攪拌することができる。
【選択図】 図6
Description
本発明は、縦型の攪拌爪軸を有する生ゴミ処理機の発酵処理槽の改良に関する。
従来、家庭用キッチン等から排出される生ゴミを発酵・分解する生ゴミ処理機の一形態として、内部に発酵処理槽を備え、この発酵処理槽内に生ゴミと発酵菌を投入して攪拌することで、生ゴミの発酵を促進して、水分を除去しながら減量化し、発酵菌の発酵分解処理によって堆肥化するようにしたものがある。
そして、この種の生ゴミ処理機は、容器となる発酵処理槽の周囲は外枠で覆い、発酵処理槽の上下左右中央部に攪拌爪軸を水平方向に挿通して横架し、同攪拌爪軸の周面に攪拌爪を設けて、同攪拌爪を発酵処理槽内で回転させることにより攪拌を行うようにしている。
また、上記のような横軸型の攪拌爪軸を有する構造に対して、発酵処理槽内の攪拌爪軸を縦軸型とすることで、小型の攪拌構造で、収容物の攪拌効率を向上させるようにした技術が公知技術となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−263620号公報
更に特開2002−263620号公報を改良したものとして、生ゴミ処理槽内に破砕・攪拌部を設けると共に、同破砕・攪拌部は、上下方向に軸線を向けた回動軸と、同回動軸の外周面に取り付けた螺旋状の可動側攪拌翼体と、同破砕・攪拌翼体の周囲を被覆する状態にて固定した筒状の固定側破砕・案内体とを具備し、固定側破砕・案内体の内周面と可動側攪拌翼体の先端縁部との間に破砕間隙を形成すると共に、固定側破砕・案内体には、内方へ向けて突出する突部を設けて、同突部と可動側攪拌翼体の先端縁部との間に幅狭破砕間隙を形成したことを特徴とする生ゴミ処理機が提案されている(特願2003−405148)。
この発明は、発酵処理槽1は、傾斜させて配置しているため、処理物を発酵処理槽1の下部側へ導き易くなり、処理物全体を一様に攪拌することができる。
又発酵処理槽1内に設けた破砕・攪拌部20により上下方向に対流させながら攪拌することができる。
この発明は、発酵処理槽1は、傾斜させて配置しているため、処理物を発酵処理槽1の下部側へ導き易くなり、処理物全体を一様に攪拌することができる。
又発酵処理槽1内に設けた破砕・攪拌部20により上下方向に対流させながら攪拌することができる。
特願2003−405148では、縦型攪拌であり、発酵処理槽をコンパクト化することが出来、しかも攪拌性能に優れていたが、発酵処理槽を傾斜させて配置しているため、投入口も傾斜して、口の大きさが狭小になるという欠点があった。
本発明では、生ゴミ処理槽内に攪拌部を設けると共に、同攪拌部は、上下方向に傾斜した軸線の回動軸と、同回動軸の外周面に取り付けた可動側攪拌翼体を備えた発酵処理槽であって、該発酵処理槽の傾斜周面部に対して天部を水平に設けることにより、該発酵処理槽の天部の投入口を十分に確保し、処理対象物を生ゴミ処理槽内に投入することを容易にしたことを特徴とする生ゴミ処理機を提供するものである。
更に本発明の可動側攪拌翼体は、螺旋状の可動側攪拌翼体を設け、かつ回動軸の下部に半径方向に伸延する外側攪拌体と攪拌棒を設けて、処理対象物を下方から螺旋状の可動側攪拌翼体に取り込むことが出来ることを特徴とする生ゴミ処理機を提供するものである。
(1)請求項1記載の本発明では、生ゴミ処理槽内に攪拌部を設けると共に、同攪拌部は上下方向に斜めの軸線を設けた回動軸と、同回動軸の外周面に取り付けた可動側攪拌翼体を備えた発酵処理槽であり、縦軸型の攪拌爪軸を有する生ゴミ処理機で有って、コンパクト性を有しながら、発酵処理槽1を傾けて配置しているため、縦軸型の問題点である攪拌性能の低下を抑えることも併せて出来る。
しかも該発酵処理槽の傾斜周面部に対して天部を水平に設けることにより、該発酵処理槽の天部の投入口を比較的大きく取ることが可能となり、生ゴミ処理槽への生ゴミの投入を容易にしたことである。
又投入口を比較的大きく取れるため、発酵処理槽全体の高さを抑えることも出来る。
さらには、有底円筒状の発酵処理槽1を傾けて配置しているが、生ゴミ処理機Aの上部に於けるケーシング10内と発酵処理槽1との間の空いた空間(デッドスペース)が生じ無い。他のデッドスペースは、脱臭器2やコントローラ3等の併設機器を配設すれば、生ゴミ処理機A自体が大型化することなく、コンパクト性を維持することができる。
しかも該発酵処理槽の傾斜周面部に対して天部を水平に設けることにより、該発酵処理槽の天部の投入口を比較的大きく取ることが可能となり、生ゴミ処理槽への生ゴミの投入を容易にしたことである。
又投入口を比較的大きく取れるため、発酵処理槽全体の高さを抑えることも出来る。
さらには、有底円筒状の発酵処理槽1を傾けて配置しているが、生ゴミ処理機Aの上部に於けるケーシング10内と発酵処理槽1との間の空いた空間(デッドスペース)が生じ無い。他のデッドスペースは、脱臭器2やコントローラ3等の併設機器を配設すれば、生ゴミ処理機A自体が大型化することなく、コンパクト性を維持することができる。
(2)請求項2記載の本発明では、処理物を上方に搬送する螺旋状の可動側攪拌翼体を設け、かつ回動軸の下部に半径方向に伸延する外側攪拌体と攪拌棒を設けて、処理対象物を下方から螺旋状の可動側攪拌翼体に取り込むことが出来るようにしたため、処理物が繰り返して上下方向に対流され、効率良く発酵処理される。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら説明する。
まず、本発明に係る生ゴミ処理機の全体構成について説明する。
まず、本発明に係る生ゴミ処理機の全体構成について説明する。
図1〜図3に示すAは、本発明に係る生ゴミ処理機であり、同生ゴミ処理機Aは、ケーシング10内に、生ゴミ処理槽として、上面が開口する有底円筒状の発酵処理槽1を設け、同発酵処理槽1の後側上部位置に脱臭器2を配設し、同脱臭器2の下方位置にコントローラ3を配設している。
前記ケーシング10は、ベースとなる底部10aより周壁10bを立設して上方を開放し、平面視において、前部が略半円状で後部が略方形に形成した箱型となしている。
ここで、ケーシング10の材質は、合成樹脂またはアルミまたはマグネシウム合金またはステンレス等で成形して軽量化を図っており、合成樹脂を使用した場合には射出成形等により容易に成形することができるようにしている。
また、ケーシング10の周壁10bの前部には脱着可能なカバー体11を設けており、同カバ一体11は、周壁10bより外側へ突出した状態で固定されている。
ここで、ケーシング10の材質は、合成樹脂またはアルミまたはマグネシウム合金またはステンレス等で成形して軽量化を図っており、合成樹脂を使用した場合には射出成形等により容易に成形することができるようにしている。
また、ケーシング10の周壁10bの前部には脱着可能なカバー体11を設けており、同カバ一体11は、周壁10bより外側へ突出した状態で固定されている。
前記ケーシング10の上側の開口部は、生ゴミ等の処理物を投入するための処理物投入口10cとなしており、同処理物投入口10cは投入蓋12により開閉自在に閉蓋している。
そして、投入蓋12は、周壁10bの後側線部に基端部を枢支して上下方向に回動自在となし、閉蓋時には前下がり状態となす一方、開蓋時には処理物投入口10cを大きく開口可能として、処理物を投入し易くしている。
そして、投入蓋12は、周壁10bの後側線部に基端部を枢支して上下方向に回動自在となし、閉蓋時には前下がり状態となす一方、開蓋時には処理物投入口10cを大きく開口可能として、処理物を投入し易くしている。
なお、後述するように本発明の発酵処理槽1の天部1cの面は、水平線H上にあるので、投入蓋12は閉蓋時には前下がり状態となす必要はなく、水平に設けることも可能である。
また、周壁10bの後側上端部には表示・操作パネル13を設けて、同表示・操作パネル13により発酵粉砕処理の始動や停止や設定等の各種操作、及び、時間や処理物の状態等の各種表示を行うことができるようにしている。
しかも、表示・操作パネル13は、前記したコントローラ3の入力側に接続しており、同コントローラ3の出力側に後述する回動軸21やフアンやヒータ等の駆動部を接続して、これらを制御することができるようにしている。
しかも、表示・操作パネル13は、前記したコントローラ3の入力側に接続しており、同コントローラ3の出力側に後述する回動軸21やフアンやヒータ等の駆動部を接続して、これらを制御することができるようにしている。
また、ケーシング10内部に設けた発酵処理槽1は、軸線を鉛直方向よりやや傾けた(本実施例では回転軸心が前方に傾けた)状態で立設しており、同発酵処理槽1の上側後部位置に左右方向に横長に形成した脱臭器2を配設して、発酵処理槽1の後部上方のデッドスペースを有効利用し、発酵処理槽1の下部後方にコントローラ3が配設している。
発酵処理槽1の周壁1bの右側上部位置にはオーバーフロー口17を開口して、同オーバーフロー口17を発酵処理槽1内にて処理・生成された堆肥の排出口となしており、同オーバーフロー口17にはホース状のオーバーフロー案内体14を連通連結して、同オーバーフロー案内体14の開口端部にビニール袋等の堆肥回収体を着脱自在に取り付けるようにしている。
脱臭器2は、熱触媒式としており、内部に図示しないヒ一夕、白金触媒、熱交換機等を設けている。
そして、脱臭器2は発酵処理槽1と二箇所の連通口を介して連通しており、同連通口の一方は外気を発酵処理槽1内に送る通気口とし、他方は発酵処理槽1内の空気を脱臭器2に送る通気口としている。
また、前記脱臭器2には外気を吸気して発酵処理層1内へ送る吸気口2aと、希釈空気を吸入する希釈口2bとを備えており、肴釈口2bは外気を脱臭器2内部へ供給し、高温になった排気の温度を下げるようにしている。
しかも、脱臭器2の排気側は防塵ケース15と連通しており、同防塵ケース15の内部には防塵フィルタ16を内設して、発酵処理槽1や脱臭器2内から発生する塵挨を除去するようにしている。
そして、防塵ケース15の下部側には複数の孔15aを穿孔しており、防塵フィルタ16を通過した排気を各孔15aより生ゴミ処理機外部へ放出するようにしている。
そして、脱臭器2は発酵処理槽1と二箇所の連通口を介して連通しており、同連通口の一方は外気を発酵処理槽1内に送る通気口とし、他方は発酵処理槽1内の空気を脱臭器2に送る通気口としている。
また、前記脱臭器2には外気を吸気して発酵処理層1内へ送る吸気口2aと、希釈空気を吸入する希釈口2bとを備えており、肴釈口2bは外気を脱臭器2内部へ供給し、高温になった排気の温度を下げるようにしている。
しかも、脱臭器2の排気側は防塵ケース15と連通しており、同防塵ケース15の内部には防塵フィルタ16を内設して、発酵処理槽1や脱臭器2内から発生する塵挨を除去するようにしている。
そして、防塵ケース15の下部側には複数の孔15aを穿孔しており、防塵フィルタ16を通過した排気を各孔15aより生ゴミ処理機外部へ放出するようにしている。
次に、前記発酵処理槽1の内部構成について説明する。
発酵処理槽1内には、図4に示すように、攪拌部20を設けており、攪拌部20は、上下方向に斜めに軸線を向けた回動軸21と、同回動軸21の外周面に取り付けた螺旋状の可動側攪拌翼体22と、可動側攪拌翼体22の外側にあって、可動側攪拌翼体22で攪拌できない外側の部分を攪拌する外側攪拌体29とを具備している。
発酵処理槽1内には、図4に示すように、攪拌部20を設けており、攪拌部20は、上下方向に斜めに軸線を向けた回動軸21と、同回動軸21の外周面に取り付けた螺旋状の可動側攪拌翼体22と、可動側攪拌翼体22の外側にあって、可動側攪拌翼体22で攪拌できない外側の部分を攪拌する外側攪拌体29とを具備している。
回動軸21は、上下方向に伸延させて形成すると共に、発酵処理槽1の軸芯位置に配置しており、発酵処理槽1の傾斜周面部1bの壁の上部に横架した支持体24の中央部に上端部21aを枢支する一方、発酵処理槽1の底部1aの中央部に下端部21bを貫通状態にて枢支し、同下端部21bを発酵処理槽1の直下方位置に配設した回動軸駆動用モータ25に伝動機構(図示せず)を介して連動連結している。
可動側攪拌翼体22は、回動軸21の上部から下部にわたって外周面に沿って螺旋状に形成して、回動軸21と一体的に回動することにより、処理物を攪拌しながら上方へ搬送するようにしている。
可動側攪拌翼体22は、回動軸21の上部から下部にわたって外周面に沿って螺旋状に形成して、回動軸21と一体的に回動することにより、処理物を攪拌しながら上方へ搬送するようにしている。
また、可動側攪拌翼体22の直下方に位置する回動軸21の部分には、同回動軸21の半径方向に伸延する外側攪拌体29を設けており、外側攪拌体29は、先端部29aを発酵処理槽1の傾斜周面部1bの壁の近傍まで伸延させ、回動軸21の回動側の側縁部に回動側へ下り傾斜状の傾斜面部29bを形成して、同傾斜面部29bにより発酵処理槽1内の処理物を攪拌する。又、30は、外側攪拌体29の先端部29aより発酵処理槽1の傾斜周面部1bの壁に沿わせて立設した攪拌棒である。
このようにして、外側攪拌体29及び攪拌棒30は、可動側攪拌翼体22で攪拌できない部分を攪拌することが出来る。
このようにして、外側攪拌体29及び攪拌棒30は、可動側攪拌翼体22で攪拌できない部分を攪拌することが出来る。
このように攪拌された処理物は、可動側攪拌翼体22に沿って上方へ搬送され、可動側攪拌翼体22の上部より外方へ押し出され、この押し出された処理物は、外側攪拌体29及び攪拌棒30により攪拌され、可動側攪拌翼体22の下方から可動側攪拌翼体22の回動により、上方に搬送され、この過程を順次繰り返すことになる。
従って、処理物は、可動側攪拌翼体22により攪拌されながら上方へ搬送される工程と、外側攪拌体29及び攪拌棒30により攪拌され、外側攪拌体29により、可動側攪拌翼体22に送り込まれる工程と、更に可動側攪拌翼体22により攪拌されながら上方へ搬送される工程を順次繰り返すことを経て、上下方向に対流され、効率良く発酵処理される。
なお、本発明の攪拌手段は、可動側攪拌翼体22や外側攪拌体29及び攪拌棒30に限られず、例えば、回動軸21から段状に横長の横翼が出ているタイプや、或いは発酵処理槽1の底部1aに縦軸形の攪拌体を設けるタイプ(特開2002−263620号公報)などでも代替できる。
ここで、前記した発酵処理槽1の構成について説明する。
(1)発酵処理槽1は、底部1aと傾斜周面部1bと天部1cとからなっている。
図6、7に示すように、発酵処理槽1は、底部中央部に上下方向に貫通状態にて回動軸21とを配置すると共に、軸線Pを鉛直線Vに対して前方へ一定の角度θ(例えば、10
度)だけ傾斜させた縦軸型となしている。発酵処理槽1の底部1a及び傾斜周面部1bは円柱状になっており、発酵処理槽1の底部1aの面は、水平線Hに対して、角度θだけ持ち上がっている。発酵処理槽1の天部1cの面は、水平線H上にある。発酵処理槽1の底部1aは、直径をdとすると、水平線上にある発酵処理槽1の天部1cの楕円形の最長直径aは、
a=d/cosθ である。
この場合、水平線上にある発酵処理槽1の天部1cの楕円形の最短直径bは、dである。
従って発酵処理槽1の天部1cの楕円形の面積S1は、
S1= π×d/cosθ×d/4である。
(1)発酵処理槽1は、底部1aと傾斜周面部1bと天部1cとからなっている。
図6、7に示すように、発酵処理槽1は、底部中央部に上下方向に貫通状態にて回動軸21とを配置すると共に、軸線Pを鉛直線Vに対して前方へ一定の角度θ(例えば、10
度)だけ傾斜させた縦軸型となしている。発酵処理槽1の底部1a及び傾斜周面部1bは円柱状になっており、発酵処理槽1の底部1aの面は、水平線Hに対して、角度θだけ持ち上がっている。発酵処理槽1の天部1cの面は、水平線H上にある。発酵処理槽1の底部1aは、直径をdとすると、水平線上にある発酵処理槽1の天部1cの楕円形の最長直径aは、
a=d/cosθ である。
この場合、水平線上にある発酵処理槽1の天部1cの楕円形の最短直径bは、dである。
従って発酵処理槽1の天部1cの楕円形の面積S1は、
S1= π×d/cosθ×d/4である。
(2)図8は、特願2003ー405148の発酵処理槽1である。この場合も、発酵処理槽1の底部1a’は、直径をdとすると、発酵処理槽1の天部1c’の面は水平線Hからθ度左に傾いている事になる。この時、天板1c’上からの仮装水平線の面の楕円の最短直径をfとすると、 f=d×cosθ である。
この場合、天板1c’上からの仮装水平線の面の楕円の最長直径は、dである。
従って、発酵処理槽1の天部1c’上からの仮装水平線の面の楕円形の面積S2は
S2= π×d×cosθ×d/4
この場合、天板1c’上からの仮装水平線の面の楕円の最長直径は、dである。
従って、発酵処理槽1の天部1c’上からの仮装水平線の面の楕円形の面積S2は
S2= π×d×cosθ×d/4
(3)ところで、本件発明の発酵処理槽1の天部1cの楕円形の面積S1と特願2003−405148の発酵処理槽1の天部1c’上からの仮装水平線の面の楕円形の面積S2の比率は、
S1÷S2=1/cosθ2
従ってθ=30度の時は、 4/3
θ=60度の時は、 4であり、何れにしても
S1>>S2 である。
又、本発明の発酵処理槽1の天部1cの楕円形の最長直径aと特願2003−405148の発酵処理槽1の天板1c’上からの仮装水平線の面の楕円の最長直径の比率は、
a÷f=1/cosθ2 であり、S1÷S2と同じ結果になる。
以上何れにしても、図7の天板の水平線上の面は、図8の従来の円柱状の発酵処理槽1に比較し、最長直径aを大きく取ることが出来、生ゴミの投入が容易である。
S1÷S2=1/cosθ2
従ってθ=30度の時は、 4/3
θ=60度の時は、 4であり、何れにしても
S1>>S2 である。
又、本発明の発酵処理槽1の天部1cの楕円形の最長直径aと特願2003−405148の発酵処理槽1の天板1c’上からの仮装水平線の面の楕円の最長直径の比率は、
a÷f=1/cosθ2 であり、S1÷S2と同じ結果になる。
以上何れにしても、図7の天板の水平線上の面は、図8の従来の円柱状の発酵処理槽1に比較し、最長直径aを大きく取ることが出来、生ゴミの投入が容易である。
なお、以上の説明は発酵処理槽1の底部1a及び傾斜周面部1bは円柱状としているが、断面楕円状のものでも、同様のことが言える。
特願2003−405148は、縦軸型の攪拌爪軸を有する生ゴミ処理機であり、しかも、攪拌処理槽内部に配設する攪拌羽根等で処理物を上下方向に攪拌することが容易であり、攪拌性能も優れているが、円柱状の攪拌処理層が傾斜し、投入口も斜めに傾斜している為、水平線面のレベルでの投入口が大きさが減殺されるという弱点があった。
その点、本発明に係る生ゴミ処理機Aに設けた発酵処理槽1は、攪拌処理層の上部において、水平線上に天部1cを設けており、生ゴミ投入口を大きくとれる利点がある。
従って、本発明は、縦軸型の攪拌爪軸を有する生ゴミ処理機で有って、コンパクト性を有しながら、発酵処理槽1を傾けて配置しているため、縦軸型の問題点である攪拌性能の低下を抑えることができ、しかも投入口を比較的大きく取れるという利点がある。
発酵処理槽1の攪拌作用について説明すると、前述したように発酵処理槽1内に設けた攪拌部20の回動軸21の外周面に取り付けた螺旋状の可動側攪拌翼体22により、生ゴミを上方向に押し上げ、外側攪拌体29及び攪拌棒30により、可動側攪拌翼体22に搬送することが出来るので、対象物を上下に対流させながら攪拌することができる。
この際、発酵処理槽1は、傾斜させて配置しているため、処理物を発酵処理槽1の下部側へ導き易くなり、処理物全体を一様に攪拌することができる。
しかも、処理物が可動側攪拌翼体22に取り込まれ易くなって、攪拌効果の向上が図れる。
さらには、有底円筒状の発酵処理槽1を傾けて配置しているが、生ゴミ処理機Aの上部に於けるケーシング10内と発酵処理槽1との間の空いた空間(デッドスペース)が生じ無い。他のデッドスペースは、脱臭器2やコントローラ3等の併設機器を配設すれば、生ゴミ処理機A自体が大型化することなく、コンパクト性を維持することができる。
しかも、処理物が可動側攪拌翼体22に取り込まれ易くなって、攪拌効果の向上が図れる。
さらには、有底円筒状の発酵処理槽1を傾けて配置しているが、生ゴミ処理機Aの上部に於けるケーシング10内と発酵処理槽1との間の空いた空間(デッドスペース)が生じ無い。他のデッドスペースは、脱臭器2やコントローラ3等の併設機器を配設すれば、生ゴミ処理機A自体が大型化することなく、コンパクト性を維持することができる。
A 生ゴミ処理機
1 発酵処理槽
1a 底部
1b 傾斜周面部
1c 天部
10 ケーシング
20 攪拌部
21 回動軸
22 可動側攪拌翼体
24 支持体
25 回動軸駆動用モータ
1 発酵処理槽
1a 底部
1b 傾斜周面部
1c 天部
10 ケーシング
20 攪拌部
21 回動軸
22 可動側攪拌翼体
24 支持体
25 回動軸駆動用モータ
Claims (2)
- 生ゴミ処理槽内に攪拌部を設けると共に、同攪拌部は、上下方向に傾斜した軸線の回動軸と、同回動軸の外周面に取り付けた可動側攪拌翼体を備えた発酵処理槽であって、該発酵処理槽の傾斜周面部に対して天部を水平に設けることにより、該発酵処理槽の天部の投入口を十分に確保し、処理対象物を生ゴミ処理槽内に投入することを容易にしたことを特徴とする生ゴミ処理機
- 可動側攪拌翼体を螺旋状に設け、かつ回動軸の下部に半径方向に伸延する外側攪拌体と攪拌棒を設けて、処理対象物を下方から螺旋状の可動側攪拌翼体に取り込むことが出来ることを特徴とする請求項1の生ゴミ処理機
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JP2004071205A JP2005254176A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 生ゴミ処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2004071205A JP2005254176A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 生ゴミ処理機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |