JP3557943B2 - 生ごみ処理機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、微生物を利用して生ごみの分解処理をおこなう生ごみ処理機に関し、詳しくは、生ごみ処理槽を加熱する構成のコストを低減しようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、微生物を利用して生ごみを分解処理(発酵)する生ごみ処理装置が特開平8−173938号公報などにより知られている。この生ごみ処理装置内にバイオチップと称する木質細片などの担持体を生ごみ処理材として充填してある。そして、生ごみ処理槽に設けた生ごみ投入口から生ごみを生ごみ処理槽内に投入し、撹拌手段により撹拌しながら生ごみ処理材に担持している微生物の働きで生ごみを発酵させて分解処理するようになっている。
【0003】
この生ごみの発酵を促進させるためには、水分、酸素、温度などの環境を適切に維持する必要があり、従来において温度を適切にするためには生ごみ処理槽の外周面に3相面ヒータを取付けて温度コントロールをおこなっているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の3相面ヒータを取付ける構成においては、3相だから取付け電線が多く、更に、1枚物であるから施工性が悪く、コストが高くなるという問題があった。又、生ごみ処理槽に投入された生ごみ及び担持体を撹拌羽根によって撹拌する場合に、撹拌により処理物が偏り、即ち、処理物の表面が水平にならず、生ごみ処理槽の外周面に取付けられた面ヒータの近傍に処理物がない場合があり、効果的に温度コントロールができないものである。更に、従来の3相面ヒータの温度ヒューズはヒータ内面に設けられており、ヒューズ交換に際して3相面ヒータを破らなければならず、困難であるとともに交換に時間がかかるものである。しかも、ヒータ温度を検出する温度センサーは温度ヒューズと異なった場所に取付けられていたので、温度ヒータと温度ヒューズとは同時に交換することができず、同様に時間がかかるものとなっていた。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、生ごみ処理槽を加熱する構成のコストを低減することができ、生ごみ処理槽における処理物の偏りがあっても良好に加熱することができ、温度ヒューズ及び温度ヒータの交換を容易にかつ短時間におこなうことができる生ごみ処理機を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、生ごみを撹拌羽根16aにより撹拌しながら発酵処理する生ごみ処理槽1の外周面に該生ごみ処理槽1内の処理物を加温する単相面ヒータHの同じ大きさのものを複数取付け、撹拌羽根16aにより生ごみ処理槽1内の処理物を撹拌することでおこる処理物の偏りを見込んで生ごみ処理槽1の外周面に単相面ヒータHを偏らせて配設していることを特徴とするものである。このような構成によれば、従来の3相面ヒータの1枚を生ごみ処理槽1に取付ける構成に比べて、同じ大きさの単相面ヒータHの複数枚を取付けることで、作業性を高め、かつ、1枚の3相面ヒータに比べて同様の面積となる複数枚の単相面ヒータHの方がコストを低減することができる。
【0007】
また、請求項1においては、撹拌羽根16aによって生ごみ処理槽1内の処理物及び微生物の担持体を撹拌する場合の偏りにかかわらず処理物及び担持体を良好に加温することができる。
【0008】
請求項2においては、単相面ヒータHの表面のヒータ線hの近傍に温度ヒューズFを単相面ヒータHの外面に取付けてあることを特徴とするものである。このような構成によれば、各単相面ヒータHにおいて温度ヒューズFの交換が単相面ヒータHを取外すことなく表面側からおこなえる。
【0009】
請求項3においては、単相面ヒータHの温度を検出する温度センサーSを温度ヒューズFの近傍に設けてあることを特徴とするものである。このような構成によれば、温度センサーS及び温度ヒューズFの交換を同時におこなうことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は一部省略した概略斜視図、図2(a)(b)は同上のごみ処理槽の概略斜視図である。
【0011】
生ごみ処理装置Aは図1に示すように、ハウジング18内に生ごみ処理槽1を内装し、生ごみ処理槽1内には撹拌羽根16aを有する撹拌軸16bを架設し、モータMにより撹拌軸16bを回転駆動させるようにしている。撹拌羽根16a、撹拌軸16bにより撹拌機構16が構成している。生ごみ処理槽1内には微生物を担持したバイオチップと称するおが屑状の木質細片の担持体を生ごみ処理材として充填している。ハウジング18の上面には投入口19を設けてあり、投入口19に開閉自在な蓋20を取付けてあり、蓋20を開けて投入口19から生ごみ処理槽1の上開口を経て生ごみ処理槽1内に生ごみを投入することができるようにしている。生ごみ処理槽1の一側部の上部には排気部10を設けて生ごみ処理槽1の排気を排出するための排気経路21の始端部を接続している。排気経路21の途中には加熱脱臭部4と熱交換部5とを備えた脱臭装置6を設けている。また、排気経路21の脱臭装置6よりも下流側には排気ファン7を設けている。更に、生ごみ処理槽1の外面に後述する単相面ヒータHの同じ大きさのものの3枚を取付けている。
【0012】
しかして、蓋20を開けて投入口19から生ごみ処理槽1内に生ごみを投入するのであるが、撹拌羽根16aを有する撹拌軸16bを回転することで、生ごみ処理槽1内に充填している生ごみ処理材と投入された生ごみとが撹拌混合され、生ごみ処理材に生息している微生物の働きにより生ごみが発酵して分解処理される。この際、生ごみ処理槽1内において湿気、臭気が発生するので、排気ファン7を運転することで、吸入口12から外気が吸入されて生ごみ処理槽1の臭気を含んだ湿った排気が排気経路21を流れて熱交換部5を介して加熱脱臭部4に送られ、加熱脱臭部4のヒータにより200〜300℃程度の高温に加熱され、この高温に加熱された排気が触媒と接触させられて脱臭され、排気口11から排気されるのである。
【0013】
図1及び図2に示すように、底部が半円筒状になった生ごみ処理槽1の半円筒部の外周面に同じ大きさの単相面ヒータHの3枚を取付けている。単相ヒータHの3枚が3相ヒータの1枚の加熱容量となるものである。この場合、長方形の単相ヒータHの2枚を長辺側を隣接するように並置し、他の1枚の単相面ヒータHaの長辺側を先の2枚の単相ヒータHの短辺側に対向して取付けるのであり、全体として略正方形の加熱領域を構成するものである。単相ヒータHの取付けは接着やテープ止め等が考えられるが、取付け構成は種々設計変更可能である。しかして、従来の3相面ヒータの1枚を生ごみ処理槽1に取付ける構成に比べて、同じ大きさの単相面ヒータHの3枚を取付けることで、作業性を高め、かつ、1枚の3相面ヒータに比べて同様の面積となる3枚の単相面ヒータHの方がコストを低減することができるものである。
【0014】
この場合、図2(a)に示すように、生ごみ処理槽1内に設けた撹拌羽根16aの一方向回転により生ごみ処理槽1内の処理物を撹拌することで処理物には偏りが生じるのである。符号Xは処理物の表面を示す。そこで、このような偏りを見込んで生ごみ処理槽1の外周面に偏らせて単相面ヒータHを配設しているのであり、このような構成によれば、撹拌羽根16aによって生ごみ処理槽1内の処理物及び微生物の担持体を撹拌する場合の偏りにかかわらず処理物及び担持体を良好に加温することができるものである。
【0015】
ところで、図3及び図4に示すように、単相面ヒータHの表面のヒータ線hの近傍に温度ヒューズFを単相面ヒータHの外面に取付けてあり、取付けテープ9を山部11,11間に貼着して温度ヒューズFを保持している。しかして、各単相面ヒータHにおいて温度ヒューズFの交換が単相面ヒータHを取外すことなく取付けテープ9を剥がすことで表面側からおこなえる。
【0016】
更に、単相面ヒータHの温度を検出する温度センサーSを温度ヒューズFの近傍に設けてある。しかして、温度センサーS及び温度ヒューズFの交換を同時におこなうことができるものである。
【0017】
【発明の効果】
請求項1においては、生ごみを撹拌羽根により撹拌しながら発酵処理する生ごみ処理槽の外周面に該生ごみ処理槽内の処理物を加温する単相面ヒータの同じ大きさのものを複数取付け、撹拌羽根により生ごみ処理槽内の処理物を撹拌することでおこる処理物の偏りを見込んで生ごみ処理槽の外周面に単相面ヒータを偏らせて配設しているから、従来の3相面ヒータの1枚を生ごみ処理槽に取付ける構成に比べて、同じ大きさの単相面ヒータの複数枚を取付けることで、作業性を高め、かつ、1枚の3相面ヒータに比べて同様の面積となる複数枚の単相面ヒータの方がコストを低減することができるという利点がある。
【0018】
また、請求項1においては、撹拌羽根によって生ごみ処理槽内の処理物及び微生物の担持体を撹拌する場合の偏りにかかわらず処理物及び担持体を良好に加温することができるという利点がある。
【0019】
請求項2においては、単相面ヒータの表面のヒータ線の近傍に温度ヒューズを単相面ヒータの外面に取付けてあるから、請求項1の効果に加えて、各単相面ヒータにおいて温度ヒューズの交換が単相面ヒータを取外すことなく表面側からおこなえるという利点がある。
【0020】
請求項3においては、単相面ヒータの温度を検出する温度センサーを温度ヒューズの近傍に設けてあるから、請求項2の効果に加えて、温度センサー及び温度ヒューズの交換を同時におこなうことができてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の一部省略した概略斜視図である。
【図2】(a)(b)は同上のごみ処理槽の概略斜視図である。
【図3】同上の部分拡大斜視図である。
【図4】同上の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 生ごみ処理槽
16a 撹拌羽根
F 温度ヒューズ
H 単相面ヒータ
h ヒータ線
S 温度センサー
Claims (3)
- 生ごみを撹拌羽根により撹拌しながら発酵処理する生ごみ処理槽の外周面に該生ごみ処理槽内の処理物を加温する単相面ヒータの同じ大きさのものを複数取付け、撹拌羽根により生ごみ処理槽内の処理物を撹拌することでおこる処理物の偏りを見込んで生ごみ処理槽の外周面に単相面ヒータを偏らせて配設していることを特徴とする生ごみ処理機。
- 単相面ヒータの表面のヒータ線の近傍に温度ヒューズを単相面ヒータの外面に取付けて成ることを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理機。
- 単相面ヒータの温度を検出する温度センサーを温度ヒューズの近傍に設けて成ることを特徴とする請求項2記載の生ごみ処理機。
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- 1999-03-31 JP JP09430899A patent/JP3557943B2/ja not_active Expired - Fee Related
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