JP2004337680A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Kiyoshi Tokui
清 徳井
Yoshihiro Noguchi
純弘 野口
Masami Yasuda
正己 安田
Kazuhiko Tsuji
一彦 辻
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Abstract

【課題】薄幅の生ごみ処理槽本体を構成させることで、流し台の収納性および使い勝手の向上を可能とする生ごみ処理装置を実現する。
【解決手段】生ごみを投入する投入口11と、生ごみを破砕する破砕部10と、破砕された生ごみを処理する生ごみ処理槽本体20と、破砕部10により破砕された生ごみを生ごみ処理槽本体20に搬送する搬送ダクト部材40とを備える生ごみ処理装置において、生ごみ処理槽本体20は、破砕された生ごみを収容する処理槽21と収容された生ごみを撹拌する撹拌手段30と生ごみを加熱乾燥する加熱手段35とを有するとともに外郭幅が薄幅となるように構成され、かつシンク2下方の収納空間を避けるように破砕部10に搬送ダクト部材40を介して接続して流し台1内に配置される。これにより、流し台の収納性および使い勝手の向上が図れる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、台所等で排出される生ごみを処理する生ごみ処理装置に関するものであり、特に、流し台に収納配置される生ごみ処理装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の生ごみ処理装置では、生ごみの主たる発生場所である台所に設置される流し台に生ごみ処理装置を収納配置して、生ごみが発生する都度、流し台を構成するシンクの排水口に設けられた投入口に投入することで、そのシンク下に配置された生ごみ処理槽本体により処理するように構成している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−5238号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1のように、シンクの真下に生ごみ処理槽本体を組み込んでしまうと流し台の収納空間を阻害する問題がある。特に、近年の流し台では、シンク下の収納空間を有効に利用するためにスライド式の引出収納部が設けられており、このタイプの流し台にはシンク下に生ごみ処理槽本体を配置することができない問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記点を鑑みたものであり、薄幅の生ごみ処理槽本体を構成させることで、流し台の収納性および使い勝手の向上を可能とする生ごみ処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記、目的を達成するために請求項1ないし請求項9に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、流し台(1)を構成するシンク(2)に設けられ、生ごみを投入する投入口(11)と、この投入口(11)から投入された生ごみを破砕する破砕部(10)と、この破砕部(10)により破砕された生ごみを処理する生ごみ処理槽本体(20)と、破砕部(10)により破砕された生ごみを生ごみ処理槽本体(20)に搬送する搬送部(40)とを備える生ごみ処理装置において、
生ごみ処理槽本体(20)は、破砕された生ごみを収容する処理槽(21)と収容された生ごみを撹拌する撹拌手段(30)と生ごみを加熱乾燥する加熱手段(35)とを有するとともに外郭幅が薄幅となるように構成され、かつシンク(2)下方の収納空間を避けるように破砕部(10)に搬送部(40)を介して接続して流し台(1)内に配置されることを特徴としている。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、生ごみ処理槽本体(20)を外郭幅が薄幅となるように構成して、かつシンク(2)下方の収納空間を避けるように破砕部(10)に搬送部(40)を介して接続して流し台(1)内に配置されることにより、例えば、シンク(2)に隣接する位置に配置することでシンク(2)下方の収納空間が有効に活用できるため、流し台の収納性の向上が図れるととともに、引出収納部が設けられた流し台(1)にも装着が可能である。
【0008】
請求項2に記載の発明では、処理槽(21)は、縦断面が略U字状で、かつ横断面の短辺側が薄幅の矩形状からなる容器であって、その薄幅の一面に処理槽(21)から送り込まれた生ごみ残さを回収する回収部材(25)が着脱自在に設けられるとともに、その長辺側の側面に破砕された生ごみが搬入される搬入口(22)が設けられ、生ごみ処理槽本体(20)は、回収部材(25)が流し台(1)の正面に向けて配置されるとともに、搬入口(22)に搬送部(40)が接続されることを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、処理槽(21)を薄幅の矩形状に形成し、かつその一面に回収部材(25)を設けて流し台(1)の正面に向けて配置されることにより、生ごみ処理槽本体(20)の外郭幅を薄幅に構成できるとともに、回収部材(25)の脱着が容易な位置となるため生ごみ処理後の生ごみ残さの回収が容易にできる。従って、生ごみの投入を含め生ごみ処理装置の使い勝手が良好である。
【0010】
請求項3に記載の発明では、撹拌手段(30)は、収容された生ごみを回動させて撹拌する撹拌翼(32)が処理槽(21)内に設けられ、搬入口(22)は、撹拌翼(32)が回動する範囲内の処理槽(21)側面に設けられたことを特徴としている。請求項3に記載の発明によれば、搬送部(40)より搬送された生ごみは、水分が含まれているため搬入口(22)にて付着堆積しやすいので、この搬入口(22)を撹拌翼(32)が回動する範囲内の処理槽(21)側面に設けたことにより、生ごみの付着堆積による搬送阻害を防止できる。
【0011】
請求項4に記載の発明では、破砕部(10)には、鉛直方向に配設された回転軸(12a)と、この回転軸(12a)に取り付けられ径方向に向けて徐々に幅広となるように形成したインペラー(12f)と、このインペラー(12f)と所定の隙間を有するように形成されたケーシング(13)と、このケーシング(13)の接線方向に生ごみを搬出する搬出口(14)とが設けられ、搬送部(40)は、搬出口(14)からケーシング(13)の接線方向に延長された形状からなる搬送ダクト部材(40)が設けられ、かつインペラー(12f)の回転駆動により破砕された生ごみを生ごみ処理槽本体(20)に搬送することを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明によれば、破砕部(10)に生ごみの送り出し機構となるインペラー(12f)を設けることにより、搬出口(14)から搬送ダクト部材(40)により生ごみを生ごみ処理槽本体(20)に搬送できる。
【0013】
請求項5に記載の発明では、搬送ダクト部材(40)は、搬出口(14)から搬送される生ごみの搬送方向に対し、円錐角が約6度以上の略円錐状に形成されることを特徴としている。請求項5に記載の発明によれば、搬送ダクト部材(40)を末広がり状の略円錐状に形成されることにより、搬送ダクト部材(40)内部での生ごみの詰まりを有効に防止できる。
【0014】
請求項6に記載の発明では、搬送ダクト部材(40)は、搬入口(22)に接続される一端側を撹拌手段(30)により同期して回転するように構成するとともに、搬出口(14)に接続される他端側を回動自在に構成したことを特徴としている。請求項6に記載の発明によれば、この搬送ダクト部材(40)を撹拌手段(30)により同期して回転するように構成することにより、搬送ダクト部材(40)内部での生ごみの詰まりをより有効に防止できる。
【0015】
請求項7に記載の発明では、搬送ダクト部材(40)は、搬出口(14)から搬入口(22)に向けられ、水平方向に対して下向きに傾斜していることを特徴としている。請求項7に記載の発明によれば、搬出口(14)から搬入口(22)にかけて生ごみの搬送がより容易に搬送ができる。
【0016】
請求項8に記載の発明では、搬送ダクト部材(40)は、シンク(2)下方の収納空間の上方近傍に配設され、一端が搬出口(14)に接続され他端が搬入口(22)に接続されることを特徴としている。請求項8に記載の発明によれば、搬送ダクト部材(40)がシンク(2)下方の収納空間の上方近傍に配設されることにより、シンク(2)下方の収納空間が有効に活用できるため、流し台(1)の収納性の向上が図れるととともに、引出収納部が設けられた流し台(1)にも装着が可能である。
【0017】
請求項9に記載の発明では、生ごみ処理槽本体(20)には、処理槽(21)内を換気する換気手段(36)とこの換気手段(36)を流通する換気空気を脱臭する脱臭手段(37)とが設けられ、乾燥手段(35)、換気手段(36)および脱臭手段(37)は、乾燥、換気、脱臭の駆動時間をタイマー制御させて単位時間あたりの電力料金の設定が安い時間帯電灯による電源を用いるようにしたことを特徴としている。
【0018】
請求項9に記載の発明によれば、この種の生ごみ処理装置では、乾燥手段(35)、換気手段(36)および脱臭手段(37)においての電力消費が多大となるため、駆動時間をタイマー制御させて、電力料金の設定が安い時間帯電灯による電源を用いるようにしたことにより、動力の維持費を低減できる。
【0019】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した生ごみ処理装置を流し台1に設置した搭載形態を示す模式図であり、生ごみが発生する都度、シンク2の排水口3に設けられた後述する投入口11に生ごみを投入することで、流し台1内に配置した生ごみ処理槽本体20により処理するように構成したものである。
【0021】
また、図2は、流し台1の縦断面図であり、このタイプの流し台1は、シンク2下方の収納空間を有効に活用するため、なべ、フライパン等の調理用品を収納するためのスライド式引出収納部4が設けられた流し台1である。
【0022】
そこで、本実施形態の生ごみ処理装置は、図1に示すように、シンク2の排水口3下に設けられた生ごみを投入する投入口11と、投入された生ごみを破砕する破砕部10と、破砕された生ごみを減量処理する生ごみ処理装置本体20と、破砕部10により破砕された生ごみを生ごみ処理装置本体20に搬送する搬送部である搬送ダクト部材40とから構成されている。
【0023】
しかも、このうちの生ごみ処理装置本体20は、後述するが外郭幅が薄幅となるように各構成部品を構成するとともに、シンク2下の収納空間を避ける位置、つまり、流し台1のシンク2と隣接する位置に生ごみ処理装置本体20を配置してシンク2下に配設した搬送ダクト部材40を介して破砕部10と接続するように構成している。これにより、シンク2下の収納空間が有効に活用できるようにしている。
【0024】
ここで、本実施形態の生ごみ処理装置の構成を図3ないし図5に基づいて説明する。図3に示すように、流し台1を構成するシンク2には、排水のための排水口3が設けられている。そして、この排水口3には、複数の小孔を有する格子状の水切り部材5が設置されている。また、この排水口3の下方には、通路形成部材6が設けられ、その通路形成部材6に生ごみを投入する投入口11と水切り部材5から流れ出した排水を排出するための排出路7とが設けられている。
【0025】
そして、投入口11の開口端には、着脱自在の投入蓋11aが設けられており、通常時は投入口11が閉じられ、投入蓋11aを開放操作することで、生ごみを投入するようにしている。なお、排出路7の下流側には、図示しない排水トラップ、排水配管などが接続されている。
【0026】
そして、投入口11の下方には投入された生ごみを破砕する破砕部10が設けられている。図3および図4(b)に示すように、破砕部10は、破砕および搬送の駆動手段である破砕モータ12と、鉛直方向に配設された回転軸12aと、これに連動して回転する回転盤12bと、この回転盤12bの上面に設けられた破砕ハンマ12cと、この破砕ハンマ12c周りのケーシング13に固定された破砕用固定刃12dと、回転盤12bの下面に設けられたインペラー12fとなどから構成されている。
【0027】
なお、回転盤12bの外縁部と破砕用固定刃12dとの間には、後述する搬出口14に通ずる隙間12eが形成されるとともに、さらに、粉砕された生ごみを、順次、この隙間12eより下方に向けて送り出すための図示しないガイドプレートがケーシング13の内周に形成されている。
【0028】
また、インペラー12fは、回転軸12aと連動して回転する複数枚(本実施形態では、2枚)の回転翼であり、破砕された生ごみを搬出口14から搬送部40に搬送するために径方向に徐々に幅広となるように形成されている。また、ケーシング13は、このインペラー12fと所定の隙間を有するように形成され、その接線方向に生ごみを搬送する搬出口14が形成され、その接線方向の延長上に搬送ダクト部材40が接続されている。
【0029】
搬送ダクト部材40は、図4(a)および図4(b)に示すように、搬出口14から搬送される生ごみが搬送ダクト部材40の下流端に接続される搬入口22(後述する)に容易に搬送しやすいように円錐角が約6度程度以上の下流側が末広がりの略円錐状に形成させている。
【0030】
さらに、搬送ダクト部材40の中心軸は、下流端が水平方向に対して下向きに傾くように一端が搬出口14、他端が搬入口22(後述する)に回動自在に接続されている。例えば、図4(b)に示すように、搬送ダクト部材40の上辺をシンク2下に水平方向に配設することで下辺側がほぼ約6度程度以上傾けることが可能である。さらに、搬送ダクト部材40の中心を回転軸として回転するように構成している。
【0031】
これは、水分が多量に含まれている破砕された生ごみが、搬送ダクト部材40内で付着堆積することなく搬出口14から搬入口22(後述する)に容易に搬出できるようにしている。なお、この搬送ダクト部材40の回転駆動については後述する。
【0032】
次に、生ごみ処理槽本体20は、破砕された生ごみを加熱乾燥させて生ごみを減量処理するもので、かつ減量した生ごみ残さを回収するように構成されている。その構成は、図3および図5に示すように、搬送ダクト40から搬送された生ごみを収容する処理槽21、収容された生ごみを撹拌する撹拌手段30、この生ごみを加熱乾燥する加熱手段35、処理槽21内を換気する換気手段36、この換気手段36により装置外部に排出する換気空気を脱臭する脱臭手段37、生ごみ残さを回収する回収部材25、操作盤26および制御装置27などから構成されている。
【0033】
処理槽21は、縦断面が略U字状でかつ横断面の短辺側が薄幅の矩形状からなる容器であって、その薄幅の一面に排出口23と、長辺側の側面に搬送ダクト部材40に接続される搬入口22とが形成されている。なお、この搬入口22は、後述する撹拌翼32が回転する径方向の回動範囲内に設けられている。つまり、この搬入口22に搬送ダクト部材40から破砕された生ごみが搬送されるが、このときに、搬入口22の外周に生ごみが付着しても撹拌翼32により掻くことで生ごみの付着堆積を防止するものである。
【0034】
さらに、この処理槽21を短辺側を薄幅に形成することにより生ごみ処理槽本体20の外郭幅が薄幅に構成できる。次に、撹拌手段30は、駆動手段である撹拌モータ31、処理槽21内に配設され処理槽21内の内壁と所定の隙間を有する撹拌翼32、撹拌翼32に結合して回転する回転軸32a、および撹拌モータ31の駆動力を回転軸32aに伝達するための第1動力伝達手段33から構成されている。
【0035】
なお、第1動力伝達手段33は複数のギアから構成している。また、この第1動力伝達手段33には、ギアからなる第2動力伝達手段34が設けられており、この第2動力伝達手段34により上述した搬送ダクト部材40を撹拌モータ31に同期して回転させるようにしてある。従って、撹拌モータ31が駆動しているときには、撹拌翼32が回転するとともに、搬送ダクト部材40も回転する。
【0036】
次に、加熱手段35は、処理槽21の上部後方に設けられたヒータ35aと循環ファン35bとから構成されており、ヒータ35aにより加熱した空気を循環させることで生ごみに含まれる水分を乾燥させて生ごみの容量を減量するものである。
【0037】
換気手段36は、図示しない吸気通路、処理槽21の上部に設けられた通風路36a、通風路36aの下流端に設けられた換気ファン36bおよび排気口36cとから構成されており、換気ファン36bを駆動させることで処理槽21内の換気が行なわれる。ところが、この換気空気は臭いを有しているため、通風路36aの途中に換気空気の臭い成分を取り除く脱臭手段37が設けられている。
【0038】
この脱臭手段37は、通風路36aを通過する換気空気を導いて所定温度に加熱させて、セラミックからなる触媒手段(図示しない)を通過させることで、換気空気中の臭気成分を酸化分解させて除去する熱触媒型の高温脱臭方式である。
【0039】
次に、回収部材25は処理槽21に形成された排出口23に設けられた着脱自在の回収容器であり、生ごみ投入後の所定時間後に撹拌手段30によって減量した生ごみ残さが排出口23から送り込まれて回収される。従って、回収部材25に生ごみ残さが一杯になったときに、使用者が回収部材25を取り外して外部に廃棄できるように構成している。つまり、この回収部材25が設けられた面が流し台1の正面に向かうようにしている。
【0040】
また、図中26は、操作盤であって各操作スイッチおよび表示灯などが設けられ、操作盤26内には制御装置27が設けられている。制御装置27は、操作盤26からの操作信号および図示しない各種センサからの検知信号に基づいて、制御プログラムにより、破砕モータ12、攪拌モータ31、ヒータ35a、循環ファン35b、換気ファン36b、脱臭手段37等を制御している。
【0041】
なお、本実施形態では、第1、第2動力伝達手段33、34をギアで構成したが、これに限らず、チェーンとスプロケット、または、ベルトとプーリーなどを用いても良く、その回転数は、例えば、撹拌翼32では5rpm程度、搬送ダクト部材40では、2rpm程度が望ましい。
【0042】
次に、上記構成による生ごみ処理装置の作動を図6に示すブロック図に基づいて説明する。まず、生ごみをシンク2の排水口3から投入すると、生ごみが水切り部材5に堆積していくと、これに伴って自然に水切り部材5に形成された複数の小孔から生ごみ中の水分が排出路7に流れ出して生ごみの水切りが行なわれる。このとき、投入口11は投入蓋11aが閉塞しており破砕部10内に排水が侵入しない。排出路7に流出した水は排水トラップを通って排水配管に送られる。
【0043】
そして、使用者が、この水切り部材5内に堆積された生ごみを処理する場合、投入蓋11aを開けて生ごみを投入し、再び投入蓋11aを閉じる(ステップ100にて)と、投入蓋11aに装着されたマグネット(図示せず)と投入口11に設けられたリードスイッチ(図示せず)により投入蓋11aの開閉が検知され、破砕モータ12が駆動して破砕用固定刃12dと破砕ハンマ12cとによって、生ごみが破砕される(ステップ110)。
【0044】
そして、破砕された生ごみは回転盤12bの遠心力により円周接線方向へ力が働き、外側の隙間12eから下方向に送られインペラー12fにより搬出口14から搬送ダクト部材40に搬送される。なお、破砕モータ12は、所定時間運転した後停止するが、破砕モータ12の運転中に投入蓋11aを開けると破砕モータ12が停止するように設定されている。
【0045】
そして、破砕モータ12の運転中、もしくは停止直後には、撹拌モータ31が駆動し、第1動力伝達手段33および第2動力伝達手段34を介して搬送ダクト部材40が回転する(ステップ120)。搬送ダクト部材40の回転および下向き方向により、搬送ダクト部材40内に生ごみが付着堆積なきように搬入口22に搬送される。
【0046】
一方、処理槽21内では第1動力伝達手段33を介して撹拌翼32が図5に示す矢印a方向に回転されるとともに、ヒータ35aおよび循環ファン35bが運転され、撹拌される生ごみに直接高温の温風(例えば、100℃程度)を所定時間吹きつける。これにより、生ごみに含まれる水分が蒸発して乾燥される。ここで、処理槽21内は高温多湿の空気で満たされているため、撹拌モータ31と連動させて、所定時間換気ファン36bを運転させて除湿運転を行なう(ステップ130)。これにより、生ごみが加熱乾燥により減量する。
【0047】
なお、換気ファン36bを運転させると、処理槽21内の換気空気が脱臭手段37を通過することで、脱臭手段37により換気空気中の臭い成分が除去されて排気口36cから排出される(ステップ140)。従って、生ごみから発生した水蒸気と生ごみの分解により発生する分解ガスが除去されるものである(ステップ150)。また、排気口36cから排出される空気は、換気ファン36bにおいて、脱臭手段37から排出される高温の換気空気と新鮮な空気とを混合して高温の脱臭した換気空気を希釈して排出するものである(ステップ160)。
【0048】
次に、処理槽21内の生ごみの乾燥が進み、生ごみの含水率が例えば10%以下となると、ヒータ35aおよび循環ファン35bが停止するとともに、撹拌翼32の回転方向(図5参照)が矢印aから矢印bに変更される。これにより、排出口23から回収部材25に生ごみ残さが送り出されて回収される(ステップ170)。そして、所定時間回転させた後、すべての運転が停止され使用者に運転の終了が報知される。使用者は回収部材25を取り外し、生ごみ残さはそのまま可燃物ごみとして廃却しても良いし、園芸用の堆肥に利用しても良い。
【0049】
以上の第1実施形態による生ごみ処理装置によれば、生ごみ処理槽本体20を外郭幅が薄幅となるように構成して、かつシンク2下方の収納空間を避けるように破砕部10に搬送ダクト部材40を介して接続して流し台1内に配置されることにより、例えば、シンク2に隣接する位置に配置することでシンク2下方の収納空間が有効に活用できるため、流し台の収納性の向上が図れるととともに、引出収納部4が設けられた流し台1にも装着が可能である。
【0050】
また、処理槽21を薄幅の矩形状に形成し、かつその一面に回収部材25を設けて流し台1の正面に向けて配置されることにより、生ごみ処理槽本体20の外郭幅を薄幅に構成できるとともに、回収部材25の脱着が容易な位置となるため生ごみ処理後の生ごみ残さの回収が容易にできる。従って、生ごみの投入を含め生ごみ処理装置の使い勝手が良好である。
【0051】
また、搬送ダクト部材40より搬送された生ごみは、水分が含まれているため搬入口22にて付着堆積しやすいので、この搬入口22を撹拌翼32が回動する範囲内の処理槽21側面に設けたことにより、生ごみの付着堆積による搬送阻害を防止できる。
【0052】
また、破砕部10に生ごみの送り出し機構となるインペラー12fを設けることにより、搬出口14から搬送ダクト部材40により生ごみを生ごみ処理槽本体20に搬送できる。しかも、搬送ダクト部材40を末広がり状の略円錐状に形成されることにより、搬送ダクト部材40内部での生ごみの詰まりを有効に防止できる。
【0053】
さらに、この搬送ダクト部材40を撹拌モータ32により同期して回転するように構成することにより、搬送ダクト部材40内部での生ごみの詰まりをより有効に防止できる。しかも、搬送ダクト部材40は、搬出口14から搬入口22に向けられ、水平方向に対して下向きに傾斜していることにより、搬出口14から搬入口22にかけて生ごみの搬送がより容易に搬送ができる。
【0054】
また搬送ダクト部材40は、シンク2下方の収納空間の上方近傍に配設され、一端が搬出口14に接続され他端が搬入口22に接続されることより、シンク2下方の収納空間が有効に活用できるため、流し台1の収納性の向上が図れる。
【0055】
(第2実施形態)
以上の第1実施形態では、外郭幅が薄幅となるように構成した生ごみ処理装置本体20を流し台1のシンク2と隣接する位置に配置させたが、これに限らず、シンク2の排水口3下方の後方側、つまり、シンク2下の流し台背板に面した位置に設置しても良い。具体的には、図7に示すように、流し台背板に面した位置に生ごみ処理装置本体20を配置して排水口3下に設けられた破砕部10に搬送ダクト部材40を介して接続させたものである。
【0056】
これにより、第1実施形態と同じようにシンク2下方の収納空間が有効に活用できるため、流し台の収納性の向上が図れるととともに、引出収納部4が設けられた流し台1にも装着が可能である。なお、このときには、回収部材25が奥の方に設けられるため、第1実施形態よりも回収部材25の脱着の操作性がやや劣る。また、本実施形態では、生ごみ処理装置本体20の全高に制約があるため、操作盤26および制御装置27などは図示していないが、回収部材25の対向する側に配置すると良い。
【0057】
(他の実施形態)
以上の実施形態では、処理槽21内には破砕された生ごみを収容して乾燥手段35により乾燥減量させたが、これに限らず、処理槽21内に生ごみを分解する好気性微生物(約40℃〜約70℃の各温度でそれぞれ活性を示す複数種の好気性微生物)の担持された微生物担体を予め収容して、これに破砕された生ごみを混入させて乾燥および分解による減量処理をしても良い。なお、この場合の温風温度は、例えば、100℃であると好気性微生物が死滅するため60℃程度に低くすると良い。
【0058】
また、この種の生ごみ処理装置では、乾燥手段35、換気手段36および脱臭手段37による乾燥、換気、脱臭の動力源として多大な消費電力を必要とするため、これらの乾燥、換気、脱臭工程の駆動時間をタイマー制御して単位時間あたりの電力料金の設定が安い時間帯電灯による電源を用いるようにしても良い。これにより、動力の維持費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における生ごみ処理装置を流し台に設置した搭載形態を示す模式図である。
【図2】図1に示す流し台の構成を示す模式図である。
【図3】本発明の第1実施形態における生ごみ処理装置の全体構成を示す模式図である。
【図4】(a)は破砕部10と搬送ダクト部材40との構成を示す横断面図、(b)は破砕部10と搬送ダクト部材40との構成を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態における生ごみ処理槽本体の全体構成を示す模式図である。
【図6】本発明の第1実施形態における生ごみ処理装置の生ごみ処理を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施形態における生ごみ処理装置の全体構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1…流し台
2…シンク
10…破砕部
11…投入口
12a…回転軸
12f…インペラー
13…ケーシング
14…搬出口
20…生ごみ処理槽本体
21…処理槽
22…搬入口
25…回収部材
30…撹拌手段
32…撹拌翼
35…乾燥手段
36…換気手段
37…脱臭手段

Claims (9)

  1. 流し台(1)を構成するシンク(2)に設けられ、生ごみを投入する投入口(11)と、
    前記投入口(11)から投入された生ごみを破砕する破砕部(10)と、
    前記破砕部(10)により破砕された生ごみを処理する生ごみ処理槽本体(20)と、
    前記破砕部(10)により破砕された生ごみを前記生ごみ処理槽本体(20)に搬送する搬送部(40)とを備える生ごみ処理装置において、
    前記生ごみ処理槽本体(20)は、破砕された生ごみを収容する処理槽(21)と収容された生ごみを撹拌する撹拌手段(30)と生ごみを加熱乾燥する加熱手段(35)とを有するとともに外郭幅が薄幅となるように構成され、かつ前記シンク(2)下方の収納空間を避けるように前記破砕部(10)に前記搬送部(40)を介して接続して前記流し台(1)内に配置されることを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 前記処理槽(21)は、縦断面が略U字状で、かつ横断面の短辺側が薄幅の矩形状からなる容器であって、その薄幅の一面に前記処理槽(21)から送り込まれた生ごみ残さを回収する回収部材(25)が着脱自在に設けられるとともに、その長辺側の側面に破砕された生ごみが搬入される搬入口(22)が設けられ、前記生ごみ処理槽本体(20)は、前記回収部材(25)が前記流し台(1)の正面に向けて配置されるとともに、前記搬入口(22)に前記搬送部(40)が接続されることを特徴とする請求項1に記載の生ごみ処理装置。
  3. 前記撹拌手段(30)は、収容された生ごみを回動させて撹拌する撹拌翼(32)が前記処理槽(21)内に設けられ、前記搬入口(22)は、前記撹拌翼(32)が回動する範囲内の前記処理槽(21)側面に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の生ごみ処理装置。
  4. 前記破砕部(10)には、鉛直方向に配設された回転軸(12a)と、前記回転軸(12a)に取り付けられ径方向に向けて徐々に幅広となるように形成したインペラー(12f)と、前記インペラー(12f)と所定の隙間を有するように形成されたケーシング(13)と、前記ケーシング(13)の接線方向に生ごみを搬出する搬出口(14)とが設けられ、前記搬送部(40)は、前記搬出口(14)から前記ケーシング(13)の接線方向に延長された形状からなる搬送ダクト部材(40)が設けられ、かつ前記インペラー(12f)の回転駆動により破砕された生ごみを前記生ごみ処理槽本体(20)に搬送することを特徴とする請求項1に記載の生ごみ処理装置。
  5. 前記搬送ダクト部材(40)は、前記搬出口(14)から搬送される生ごみの搬送方向に対し、円錐角が約6度以上の略円錐状に形成されることを特徴とする請求項4に記載の生ごみ処理装置。
  6. 前記搬送ダクト部材(40)は、前記搬入口(22)に接続される一端側を前記撹拌手段(30)により同期して回転するように構成するとともに、前記搬出口(14)に接続される他端側を回動自在に構成したことを特徴とする請求項5に記載の生ごみ処理装置。
  7. 前記搬送ダクト部材(40)は、前記搬出口(14)から前記搬入口(22)に向けられ、水平方向に対して下向きに傾斜していることを特徴とする請求項6に記載の生ごみ処理装置。
  8. 前記搬送ダクト部材(40)は、前記シンク(2)下方の収納空間の上方近傍に配設され、一端が前記搬出口(14)に接続され他端が前記搬入口(22)に接続されることを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれか一項に記載の生ごみ処理装置。
  9. 前記生ごみ処理槽本体(20)には、前記処理槽(21)内を換気する換気手段(36)と前記換気手段(36)を流通する換気空気を脱臭する脱臭手段(37)とが設けられ、前記乾燥手段(35)、前記換気手段(36)および前記脱臭手段(37)は、乾燥、換気、脱臭の駆動時間をタイマー制御させて単位時間あたりの電力料金の設定が安い時間帯電灯による電源を用いるようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の生ごみ処理装置。
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