JP2003334515A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JP2003334515A
JP2003334515A JP2002141066A JP2002141066A JP2003334515A JP 2003334515 A JP2003334515 A JP 2003334515A JP 2002141066 A JP2002141066 A JP 2002141066A JP 2002141066 A JP2002141066 A JP 2002141066A JP 2003334515 A JP2003334515 A JP 2003334515A
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Japan
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food waste
garbage
residue
tank
stirring
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JP2002141066A
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English (en)
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Toru Muramatsu
徹 村松
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ごみ残さを単一形状の塊に固形化する手段
を設けることで使い勝手の向上を可能とした生ごみ処理
装置を実現する。 【解決手段】 生ごみを電気ヒータ42により減量する
生ごみ処理槽10と、生ごみ処理槽(10)内に配設さ
れ、投入された生ごみ、生ごみ残さを攪拌する攪拌手段
13と、攪拌手段13により生ごみ処理槽10から送り
込まれた生ごみ残さを回収する回収手段30とを備える
生ごみ処理装置において、回収手段30は、送り込まれ
た生ごみ残さを粉砕する粉砕手段32と、粉砕された生
ごみ残さを固形化する固形化手段33とを有するもので
あって、減量された生ごみ残さが粉砕手段32により細
かく粉砕された後に、固形化手段33により定形の塊状
に固形化されて回収容器31に排出されるように構成し
た。これにより、使い勝手の向上を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所等で排出され
る生ごみを処理する生ごみ処理装置に関するものであ
り、特に生ごみ処理槽から回収容器に送り出される生ご
み残さの回収手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の生ごみ処理装置として、
例えば特開平11−207305号公報に記載されたも
のがある。この公報記載の生ごみ処理装置では、台所の
流し台下方のキャビネット内に設置されたキッチン収納
タイプのもので、生ごみ処理槽、乾燥槽および残さ容器
収納部が設けられている。そして、流し台に設けられた
生ごみを投入する投入口と、投入された生ごみを分解処
理する生ごみ処理槽とが接続されている。
【0003】また、生ごみ処理槽は、生ごみを分解処理
するために内部にバイオチップと称する木質細片などの
生ごみ処理材が充填されており、一定の間隔で回転する
攪拌翼の回転によって、投入された生ごみと生ごみ処理
材とが攪拌混合され、生ごみ処理材に生息する微生物の
働きにより分解処理されるものである。
【0004】そして、生ごみ処理槽に隣接して配置され
た乾燥槽は、生ごみ処理槽内が生ごみを分解処理した際
に生ずる生ごみ残さの量が増加してくると攪拌翼が回転
することでオーバーフロー口から排出された生ごみ残さ
を収容する槽となっている。なお、生ごみ処理槽内およ
び乾燥槽内に設けられた攪拌翼は、駆動手段により回転
する攪拌軸に結合されている。
【0005】さらに、乾燥槽には排出部が設けてあっ
て、乾燥槽内の生ごみ残さの量が多くなってくると、攪
拌翼の回転により排出部から残さ容器収納部内の出し入
れ自在にセットした残さ容器へ排出されるようになって
いる。そして、残さ容器に溜まった生ごみ残さは、使用
者が残さ容器を生ごみ処理装置から取り外し、外部に持
っていって廃棄処分するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、乾燥槽の排
出部から残さ容器に排出される生ごみ残さは、記載され
ていないが、概して、乾燥した大小の粒状の塊になった
ものが占めており、その一部が容器内に排出される直
前、例えば容器の口元近傍などに引っかかっており、外
部に廃棄するために残さ容器を取り外すと粒状の塊が残
さ容器収納部周辺に散布されやすい問題がある。しか
も、散布された生ごみ残さを清掃もせずに放置しておく
と、異臭を発するなどの不快感を招くため、きめこまか
い清掃が伴うことで生ごみ処理装置の使い勝手が損なわ
れる。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記点に鑑みて
なされたもので、生ごみ残さを単一形状の塊に固形化す
る手段を設けることで使い勝手の向上を可能とした生ご
み処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1ないし請求項4に記載の技術的手段を採用す
る。すなわち、請求項1に記載の発明では、投入口より
投入された生ごみを生ごみ処理材(50)または加熱手
段(42)により減量する生ごみ処理槽(10)と、こ
の生ごみ処理槽(10)内に配設され、投入された生ご
み、生ごみ処理材(50)、および生ごみ残さを攪拌す
る攪拌手段(13)と、この攪拌手段(13)により生
ごみ処理槽(10)から送り込まれた生ごみ残さを回収
する回収手段(30)とを備える生ごみ処理装置におい
て、回収手段(30)は、送り込まれた生ごみ残さを粉
砕する粉砕手段(32)と、粉砕された生ごみ残さを固
形化する固形化手段(33)とを有するものであって、
減量された生ごみ残さが粉砕手段(32)により細かく
粉砕された後に、固形化手段(33)により定形の塊状
に固形化されて回収容器(31)に排出されるように構
成したことを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、微生物分
解または乾燥させて生ごみを減量するこの種の生ごみ処
理装置において、生ごみを生ごみ処理槽(10)内に投
入すると、減量された生ごみ残さが回収容器(31)に
送り込まれるように構成されている。この生ごみ残さ
は、概して乾燥した大小の粒状の塊になったものが回収
容器(31)内に送り込まれているが、その一部が回収
容器(31)内に排出される直前、例えば回収容器(3
1)の口元近傍などに粒状の塊が引っかかっており、回
収容器(31)を取り外すとそれらの塊が回収容器(3
1)収納部周辺に散布してしまうことがある。しかも、
散布した生ごみ残さを清掃もせずに放置しておくと、異
臭を発するなどの不快感を招くため、きめこまかい清掃
が伴うことで生ごみ処理装置の使い勝手が損なわれる。
【0010】そこで、本発明では、粉砕手段(32)と
固形化手段(33)とを設け、生ごみ残さを細かく粉砕
した後に固形化することにより、回収容器(31)に一
定の大きさの塊として排出されるので、廃棄の取り扱い
が容易であるとともに、生ごみ残さの一部が回収容器
(31)の周辺に散布してしまうことがなく、清掃が不
要となることで使い勝手の向上が図れる。
【0011】また、生ごみ残さを粉砕して固形化するこ
とにより、生ごみの容量を大幅に小さくできることで、
生ごみ残さの廃棄間隔を長くすることができる。
【0012】請求項2に記載の発明では、生ごみ処理槽
(10)内の投入口の近傍に水洗手段(20)が設けら
れ、水洗手段(20)は、投入口より生ごみを投入した
ときに、生ごみの投入を検知し、生ごみに向けて噴霧水
流を吐水するように構成したことを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、この種の
生ごみ処理装置に生ごみを投入する際には、一般的に、
生ごみに付着した水分を水切りした後に生ごみ処理槽
(10)内に投入しなければならなかったため、一旦、
シンクに設置されたストレーナや三角コーナに溜めてお
き、ストレーナや三角コーナのメッシュ部に付着した生
ごみを手でつまんで取り除いて投入していた。
【0014】そこで、本発明では、生ごみ処理槽(1
0)内に水洗手段(20)を設けることにより、ストレ
ーナや三角コーナに付着した生ごみを水洗いにより除去
できることで、生ごみに直接触れることなく投入でき
る。これにより、使い勝手の向上が図れる。なお、スト
レーナや三角コーナに溜めた生ごみのみならず、食器類
に付着した生ごみも水洗いにより除去できる。
【0015】請求項3に記載の発明では、生ごみ処理槽
(10)内には、回収手段(30)に通ずる生ごみ残さ
搬送部(10b)が設けられ、攪拌手段(13)は、生
ごみ投入後の生ごみおよび生ごみ処理材(50)を攪拌
する回転方向に対し、反転方向のときに、生ごみ残さ搬
送部(10b)に生ごみ残さを送り込むように構成した
ことを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、攪拌手段
(13)には、例えば上記反転方向のときに、生ごみ残
さを掻きながら生ごみ残さ搬送部(10b)に送り込む
例えば掻き部材を設けることにより、生ごみ残さのみが
生ごみ残さ搬送部(10b)から回収手段(30)に容
易に送り込むことができる。
【0017】請求項4に記載の発明では、生ごみ処理槽
(10)内に湿度を検知する湿度検知手段(18、18
a)が設けられ、攪拌手段(13)は、湿度検知手段
(18、18a)に応じて回転方向が反転されるように
制御することを特徴としている。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、また、生
ごみが減量したか否かは、生ごみが未分解であれば水分
が蒸発し、分解後の減量した状態であれば乾いているた
め、生ごみ処理槽(10)内の湿度を検知することによ
り、通常の攪拌か生ごみ残さを送り込むための攪拌かの
区別が容易にできる。
【0019】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
温風乾燥によって投入した生ごみを減量する生ごみ処理
装置に適用した第1実施形態を図1ないし図3に基づい
て説明する。図1は生ごみ投入から生ごみ残さを廃棄す
るまでの生ごみ処理の処理フローを示すブロック図であ
り、図2は本実施形態の生ごみ処理装置1の概略構成を
示す模式図である。
【0021】この種の生ごみ処理装置1は、台所に設置
される流し台の下方のキッチンキャビネット内もしく
は、流し台の近傍に設置されている。そして、流し台の
シンクには三角コーナや網かごが設置されて、調理や食
後の後片付けのときに発生する生ごみを一旦溜めた後、
適宜に生ごみ処理装置1に投入するようにしてある。
【0022】本実施形態の生ごみ処理装置1は、図1に
示すように、投入された生ごみは、図中の実線に示す流
れによって減量処理されるものである。まず、ステップ
100において、三角コーナに溜めた生ごみを投入口か
ら投入する。次に、ステップ110において、生ごみの
投入を検知して水洗手段(後述する)が作動し、三角コ
ーナの水切り部に付着した生ごみを水洗いによって洗い
流す。これにより、素手で掴むことなく生ごみを生ごみ
処理槽(後述する)内に投入できる。なお、ここでは、
三角コーナに生ごみを溜めたが、食器類に付着した生ご
みも洗い流すことができる。
【0023】次に、ステップ120において、投入され
た生ごみは、処理槽内で攪拌されるとともに処理槽内を
流れる温風によって乾燥される。この乾燥により生ごみ
内の水分が蒸発して生ごみの容量が減量される。そし
て、減量された生ごみ残さは、生ごみ処理槽内から回収
手段(後述する)に送り込まれる。
【0024】回収手段では、ステップ130において、
粉砕手段(後述する)により、送り込まれた生ごみ残さ
を細かく粉砕する。そして、次のステップ140におい
て、固形化手段(後述する)により粉砕された生ごみ残
さを単一の塊となるように固形化する。これにより、生
ごみ残さの容量がさらに減量するものである。そして、
ステップ150において、単一の塊に固形化された生ご
み残さが回収容器に排出され、使用者が回収容器を取り
出し、固形化された生ごみ残さを回収容器に入れたま
ま、外部に廃却するように構成している。
【0025】なお、生ごみ処理槽内の生ごみから発生す
る臭気成分を取り除くため、ステップ140において、
生ごみ処理槽内を換気するとともに、脱臭手段(後述す
る)により脱臭(ステップ160)して戸外に生ごみか
ら発するガスを排気(ステップ170)するようにして
ある。これらの減量処理は、図示しない制御手段である
制御装置に設けられた制御プログラムによって、各種機
能部品(後述する)を制御して行なう。
【0026】次に、これらの減量処理を行なう生ごみ処
理装置1の概略構成について説明する。図2に示すよう
に、本実施形態の生ごみ処理装置1は、投入された生ご
みを減量する生ごみ処理槽10、投入された生ごみを洗
い流す水洗手段20、生ごみ残さを回収する回収手段3
0および生ごみ処理槽10内を換気、脱臭する換気手段
40とから構成されている。
【0027】生ごみ処理槽10は、上方に生ごみを投入
するための投入口10a、下方に排水管12および生ご
みを攪拌する攪拌手段13を有する断熱容器であり、処
理槽10内に温風を循環させることで生ごみの水分を蒸
発させて生ごみの容量を減量する。投入口10aには、
開閉ドア11が設けられており、この開閉ドア11を開
閉させることで生ごみを投入する。
【0028】攪拌手段13は、生ごみを迅速に乾燥させ
るために生ごみを攪拌するものであり、図3に示すよう
に、攪拌部材をなす攪拌翼14、掻き部材15および攪
拌モータ16から構成している。攪拌翼14は、攪拌モ
ータ16の回転軸16aに交差するように棒材で形成さ
れ、外周側が図2に示すように、コの状に形成して生ご
みを攪拌させる。通常は、攪拌モータ16を図3の矢印
aに示す反時計方向に回転させることで生ごみを攪拌さ
せる。
【0029】そして、生ごみ処理槽10内の湿度を検知
する湿度検知手段である湿度センサ18が設けられてお
り、湿度センサ18からの湿度情報に基づいて回転方向
を反転させるように制御される。因みに、生ごみの水分
が蒸発し生ごみ処理槽10内の湿度が所定値以下に低下
したときには、攪拌モータ16を図3の矢印bに示す時
計方向に回転させることで、掻き部材15により、減量
された生ごみ残さを生ごみ残さ搬送部である搬送口10
bから回収手段に30に送り出すようになっている。
なお、攪拌モータ16は、制御装置(図示せず)の所定
の制御プログラムにより制御される。
【0030】次に、水洗手段20は、投入口10aの近
傍に設けられ、噴流ノズル21、開閉弁22、給水配管
23および赤外線センサ24から構成され、生ごみを投
入口10aから投入させたときに、赤外線センサ24に
より投入の有無を検知させて、投入ありのときに、開閉
弁22を開弁させることで、噴流ノズル21から噴霧水
流を発生させて食器類に付着した生ごみを洗い流すもの
である。なお、給水配管23の一端は、図示しない上水
に接続されている。また、噴流ノズル21から噴霧され
た水は、生ごみ処理槽10内下方に設けられたストレー
ナ17を介して排水管12より機外に排出される。
【0031】次に、本発明の要部である回収手段30
は、生ごみ処理槽10に設けられた搬送口10bから送
り込まれた生ごみ残さを粉砕して固形化させて回収容器
31に排出するものであり、生ごみ残さを粉砕する粉砕
手段32、粉砕された生ごみ残さを単一の塊に固形化す
る固形化手段33および回収容器31から構成されてい
る。
【0032】粉砕手段32は、電動機34の回転軸34
aに回転刃35を一体に結合したもので構成されてお
り、電動機34を所定時間作動させて粉砕容器32a内
に送り込まれた生ごみ残さを細かく粉砕するものであ
る。
【0033】固形化手段33は、電動機36、この電動
機36の回転力を往復動に変換する回転/往復部材37
および圧縮部材38から構成され、電動機36を作動さ
せることで粉砕された生ごみ残さを圧縮部材38により
単一の塊に固形化させる。固形化した後に、電動機36
が反転したときに、固形化手段33の下方に設けられた
排出口33aが開放し固形化された生ごみ残さが回収容
器31内に排出される。
【0034】なお、本実施形態では、回収容器31を排
出口33aの下方に、固形化手段33と別体で設けた
が、回収容器31の口元を着脱自在に形成させて排出口
33aを塞ぐように結合させることが望ましい。これに
より、生ごみ残さの臭いが固形化手段33の周辺に洩れ
ることがない。また、電動機34、36は、制御装置
(図示せず)の所定の制御プログラムにより制御され
る。
【0035】次に、換気手段40は、電動ファン41、
加熱手段である電気ヒータ42、脱臭手段である脱臭器
43、およびこれら機能部品を接続する配管45などか
ら構成している。この配管45は、上流端が生ごみ処理
槽10内に連通する粉砕容器32a内に接続され、下流
端が生ごみ処理槽10の上方に接続されて粉砕容器32
aから生ごみ処理槽10内に電気ヒータ42による温風
を循環する通風通路と、生ごみ処理槽10内に設けられ
た吸気口10cから吸気し生ごみ処理槽10内で発生す
る生ごみから発生する臭気成分を粉砕容器32aから吸
入し脱臭器43、排気管44を介して戸外に排気するた
めの換気通路とが形成されている。
【0036】電動ファン41は、電動モータでシロッコ
ファンを駆動するタイプのものを用いている。電気ヒー
タ42は、投入された生ごみを温風により水分を蒸発さ
せて生ごみの容量を減量させるものであり電動ファン4
1により配管45を通過する空気を加熱する。なお、電
気ヒータ42は、生ごみ処理槽10内の温度を検知する
図示しない温度センサが設けられ、所定の温度を維持す
るように制御装置(図示せず)によって制御される。脱
臭器43は、高温で臭気成分を酸化分解する熱触媒型高
温脱臭器を用いて、配管45を通過する電気ヒータ42
で加熱されたガスから臭気成分を取り除くものである。
電動ファン41、脱臭器43についても制御装置(図示
せず)によって制御される。
【0037】次に、以上の構成による生ごみ処理装置1
の作動について説明する。生ごみ処理槽1の図示しない
電源がオンされると、電動ファン41、電気ヒータ42
および脱臭器43を作動させて、生ごみ処理槽10内を
換気するとともに、生ごみ処理槽10内を循環する空気
を所定温度となるように加熱されている。
【0038】そして、開閉ドア11を開け三角コーナに
溜めた生ごみを投入すると、赤外線センサ24により生
ごみの投入ありを検知して、開閉弁22を開弁させ、噴
流ノズル21から噴霧水流を発生させて三角コーナに付
着した生ごみを洗い流す。このとき噴流ノズル21から
噴霧された水は排水管21から機外に排水される。
【0039】次に、投入された生ごみは、生ごみ処理槽
10内で攪拌手段13により攪拌されるとともに、生ご
み処理槽10内を循環する温風によって乾燥される。こ
の乾燥により生ごみ内の水分が蒸発して生ごみの容量が
減量される。そして、生ごみが乾燥し、生ごみ処理槽1
0内の湿度が所定値以下を湿度湿度センサ18が検知す
ると、攪拌モータ16の回転方向が反転され、生ごみ残
さが掻き部材15によって搬送口10bから粉砕容器3
2aに送り込まれる。
【0040】次に、粉砕手段32の電動機34を作動さ
せることにより、大小の粒状の塊などの生ごみ残さが細
かく粉砕される。そして、粉砕された生ごみ残さが固形
化手段33に送り込まれ、電動機36を作動させること
で粉砕された生ごみ残さを圧縮部材38により単一の塊
に固形化させる。そして、固形化した後に、電動機36
を反転させて排出口33aを開放し、固形化された生ご
み残さを回収容器31内に排出する。そして、使用者は
回収容器31を取り出し、固形化された生ごみ残さを回
収容器31に入れたまま、外部に廃棄することができ
る。
【0041】以上の第1実施形態の生ごみ処理装置1に
よれば、粉砕手段32と固形化手段33とを設け、生ご
み残さを細かく粉砕した後に固形化することにより、生
ごみを生ごみ処理槽10内に投入させるだけで、回収容
器31に一定の大きさの塊として排出されるので、廃棄
の取り扱いが容易であるとともに、生ごみ残さの一部が
回収容器31の周辺に散布してしまうことがなく、かつ
清掃が不要となることで使い勝手の向上が図れる。
【0042】また、生ごみ残さを粉砕して固形化するこ
とにより、生ごみの容量を大幅に小さくできることで、
生ごみ残さの廃棄間隔を長くすることができる。
【0043】また、この種の生ごみ処理装置に生ごみを
投入する際には、一般的に、生ごみに付着した水分を水
切りした後に生ごみ処理槽10内に投入しなければなら
なかったため、一旦、シンクに設置されたストレーナや
三角コーナに溜めておき、ストレーナや三角コーナのメ
ッシュ部に付着した生ごみを手でつまんで取り除いて投
入していた。そこで、本発明では、生ごみ処理槽10内
に水洗手段20を設けることにより、ストレーナや三角
コーナに付着した生ごみを水洗いにより除去できること
で、生ごみに直接触れることなく投入できる。これによ
り、使い勝手の向上が図れる。なお、ストレーナや三角
コーナに溜めた生ごみのみならず、食器類に付着した生
ごみも水洗いにより除去できる。
【0044】また、攪拌手段13に生ごみ残さを掻きな
がら搬送口10bに送り込むための掻き部材15を設け
ることにより、生ごみ残さのみが搬送口10bから回収
手段30に容易に送り込むことが可能となる。さらに、
生ごみが減量したか否かは、生ごみが減量した状態であ
れば乾いているため、生ごみ処理槽10内の湿度を検知
することにより、通常の攪拌か生ごみ残さを送り込むた
めの攪拌かの区別が容易にできる。これにより、本実施
形態では、攪拌モータ16の回転方向を変えることで対
応ができる。
【0045】(第2実施形態)以上の第1実施形態で
は、乾燥手段である電気ヒータ42により生ごみ処理槽
10内を温風乾燥によって投入した生ごみを減量する生
ごみ処理装置1に本発明を適用したものであるが、生ご
み処理槽10内に生ごみ処理材である生ごみを分解する
高温好気性菌の担持された微生物担体を充填させて、微
生物分解により生ごみを減量する生ごみ処理装置にも適
用できる。
【0046】本実施形態の生ごみ処理装置2は、図4に
示すように、台所に設置されており、流し台3の下方の
キッチンキャビネット内に収納されている。この流し台
3には、排水のための排水口4が設けられている。この
排水口4には、複数の小孔を有する格子状の水切り部5
が設置されている。
【0047】この排水口4の下方には、生ごみ処理槽1
0が設けられている。排水口4と生ごみ処理槽10の上
方に設けられた投入口10aとの間には、開閉ドア11
が設けられ投入口10aを開閉する。この開閉ドア11
の開閉は、電気的駆動手段である電動モータや、使用者
自身の足踏み操作力などの回動手段により回動されるよ
うになっている。開閉ドア11の外周部位には、水切り
部5から流れ出した排水を排水するための排水配管12
が設けられている。
【0048】次に、投入口10a下方部には、生ごみを
分解する高温好気性菌の担持された生ごみ処理材である
微生物担体50を収容する分解槽10dが設けられてい
る。分解槽10dに対し、仕切り壁10eを介して乾燥
槽10fが隣接して設けられており、分解槽10dと乾
燥槽10fとで生ごみ処理槽10を構成している。そし
て、分解槽10d内の微生物担体50と生ごみ分解残さ
が増加し、仕切り壁10eよりオーバーフローすると、
オーバーフロー分は乾燥槽10fに落下するようになっ
ている。
【0049】分解槽10d内には、分解槽10d内に移
送された生ごみと微生物担体50とを攪拌し、微生物担
体50による生ごみの分解能力を高めるための攪拌手段
13を構成する攪拌翼14が設けられている。そして、
この攪拌翼14に回転軸16aが設けられており、この
回転軸16aの一端側にはスプロケット16bが取り付
けられている。
【0050】分解槽10dの下方には攪拌モータ16が
配置され、この攪拌モータ16が駆動されると、この駆
動力は動力伝達手段であるチェーン16cおよびスプロ
ケット16bを介して伝達され、攪拌翼14は回転駆動
する。そして、回転軸16aのスプロケット16bが設
けられた端部と反対側の端部は、仕切り壁10eを貫通
して乾燥槽10f内に延びており、回転軸16aの乾燥
槽10f内に配置された部分には掻き部材15を有する
攪拌翼14aが設けられている。この攪拌翼14aは、
オーバーフローしてきた微生物担体50と生ごみ残さを
効率よく乾燥するとともに、乾燥の終了した微生物担体
50と生ごみ残さを、乾燥槽10fに隣接して設けられ
た回収手段30の粉砕容器32a内に送り込むように構
成されている。
【0051】また、分解槽10dの内壁面には分解槽1
0d内の微生物担体50の含水率を検知する湿度検知手
段である含水率センサ18aが設けられおり、微生物担
体50の湿度情報として含水率を図示しない制御装置に
出力するようになっている。さらに、分解槽10dと乾
燥槽10fの外壁面には加熱手段として面状ヒータであ
る電気ヒータ42が配設されており、槽壁を介して分解
槽10d内を生ごみ分解に適した温度に加熱するととも
に、乾燥槽10f内を微生物担体50等の乾燥に適した
温度に加熱するようになっている。なお、電気ヒータ4
2の外側を覆うようにガラスウールや発泡スチロールか
らなる図示しない断熱材が設けられている。
【0052】なお、本実施形態では、回収手段30を構
成する粉砕手段32、固形化手段33および回収容器3
1は、上記第1実施形態の回収手段30と同じ構成につ
き同一の符号を付して説明は省略する。一方、換気手段
40は、電動ファン41、脱臭手段である脱臭器43、
熱交換器44およびこれら機能部品を接続する配管45
などから構成している。この熱交換器44は、脱臭器6
1の上流側と下流側に接続するように配設し、脱臭器4
3で加熱されたガスと脱臭器43に流入するガスとを熱
交換して、脱臭器43での脱臭時にガス加熱に要するエ
ネルギーを低減している。本例では熱交換器44として
2重管式の向流型熱交換器を用いている。
【0053】本実施形態の換気手段40は、電動ファン
41が作動すると、図中の矢印に示すように、吸気口1
0cから生ごみ処理槽10内に空気が供給され、生ごみ
処理槽10内のガスが排出されるとともに、生ごみ処理
槽10内の臭気成分を脱臭して排気される。
【0054】以上の実施形態の生ごみ処理装置2によれ
ば、微生物分解によって生ごみ残さの容量が第1実施形
態よりも減量するが、第1実施形態と同様に粉砕手段3
2と固形化手段33とを設け、生ごみ残さを細かく粉砕
した後に固形化することにより、生ごみを生ごみ処理槽
10内に投入させるだけで、回収容器31に一定の大き
さの塊として排出されるので、廃棄の取り扱いが容易で
あるとともに、生ごみ残さの一部が回収容器31の周辺
に散布してしまうことがなく、かつ清掃が不要となるこ
とで使い勝手の向上が図れる。
【0055】(他の実施形態)以上の実施形態では、加
熱手段として電気ヒータ42を用いたが、生ごみ処理槽
10を加熱できるものであればこれに限定しない。例え
ば、生ごみ処理槽10の外壁面に温水配管を設け、この
配管を流れる温水で加熱するものであってもよい。
【0056】また、以上の実施形態では、粉砕手段32
を電動機34の回転軸34aに回転刃35を一体に結合
したもので構成したが、これに限らず、生ごみ残さをシ
ュレッダーのように寸断する構成でも良い。さらに、固
形化手段33を電動機36、この電動機36の回転力を
往復動に変換する回転/往復部材37および圧縮部材3
8から構成させたが、これに限らず、粉砕された生ごみ
残さをレバーと圧縮部材を用いて手動による圧縮させて
固形化させるように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における生ごみ処理装置
1の生ごみの処理フローを示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態における生ごみ処理装置
1の全体構成を示す模式図である。
【図3】本発明の第1実施形態における攪拌手段13の
動作形態を示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態における生ごみ処理装置
1の全体構成を示す模式図である。
【符号の説明】
10…生ごみ処理槽 10b…搬送口(生ごみ残さ搬送部) 13…攪拌手段 18…湿度センサ(湿度検知手段) 18a…含水率センサ(湿度検知手段) 20…水洗手段 30…回収手段 31…回収容器 32…粉砕手段 33…固形化手段 42…電気ヒータ(加熱手段) 50…微生物担体(生ごみ処理材)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 Z Fターム(参考) 4D004 AA03 AC02 CA03 CA04 CA15 CA19 CA22 CA40 CA42 CA45 CA48 CB04 CB13 CB15 CB28 CB32 CB36 CB42 CB43 CC08 DA01 DA08 DA13 4D067 EE01 GA17 GB05 4G037 AA11 AA18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入口より投入された生ごみを生ごみ処
    理材(50)または加熱手段(42)により減量する生
    ごみ処理槽(10)と、 前記生ごみ処理槽(10)内に配設され、投入された生
    ごみ、前記生ごみ処理材(50)、および生ごみ残さを
    攪拌する攪拌手段(13)と、 前記攪拌手段(13)により前記生ごみ処理槽(10)
    から送り込まれた生ごみ残さを回収する回収手段(3
    0)とを備える生ごみ処理装置において、 前記回収手段(30)は、送り込まれた生ごみ残さを粉
    砕する粉砕手段(32)と、粉砕された生ごみ残さを固
    形化する固形化手段(33)とを有するものであって、
    減量された生ごみ残さが前記粉砕手段(32)により細
    かく粉砕された後に、前記固形化手段(33)により定
    形の塊状に固形化されて回収容器(31)に排出される
    ように構成したことを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記生ごみ処理槽(10)内の投入口の
    近傍に水洗手段(20)が設けられ、前記水洗手段(2
    0)は、投入口より生ごみを投入したときに、生ごみの
    投入を検知し、生ごみに向けて噴霧水流を吐水するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1に記載の生ごみ処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記生ごみ処理槽(10)内には、前記
    回収手段(30)に通ずる生ごみ残さ搬送部(10b)
    が設けられ、前記攪拌手段(13)は、生ごみ投入後の
    生ごみや前記生ごみ処理材(50)を攪拌する回転方向
    に対し、反転方向のときに、前記生ごみ残さ搬送部(1
    0b)に生ごみ残さを送り込むように構成したことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の生ごみ処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記生ごみ処理槽(10)内に湿度を検
    知する湿度検知手段(18、18a)が設けられ、前記
    攪拌手段(13)は、前記湿度検知手段(18、18
    a)に応じて回転方向が反転されるように制御すること
    を特徴とする請求項3に記載の生ごみ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100832482B1 (ko) 2007-02-12 2008-05-26 새림글로벌주식회사 음식쓰레기 처리장치

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