JP3985528B2 - 厨芥処理機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は台所で発生する生ゴミを処理する生ゴミ処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の乾燥方式の生ゴミ処理機について図3を用いて説明する。生ゴミの収納容器1内を加熱するヒータである加熱手段2と、送風ファン3と、撹拌部4と、生ゴミ収納容器1の蓋5とを配備し、生ゴミの収納容器1より蒸発される蒸気から臭気を除去するための脱臭装置6と、脱臭装置6の排気側に吸引ファン7を設けてある。脱臭装置6には、通過する空気の臭気を酸化反応で脱臭するための白金等の化学物質が担持してある触媒本体9を加熱する触媒ヒータ10が配備されている。また、収納容器1は一定量の生ゴミを処理させるため容積が一定のもので形成されている。
【0003】
上記構成において、一定量の投入された生ゴミの収納容器1内の生ゴミは、加熱手段2と送風ファン3によって加熱される。生ゴミより発生した蒸気は、脱臭装置6にいたり、脱臭装置6内にて化学反応により臭気を除去された後、吸引ファン7により排出される。同時に生ゴミは、撹拌部4により、撹拌・粉砕されながら乾燥され、乾燥終了後は、減量・細分化される。吸引ファン7より排出される排気は、脱臭装置6内で化学反応で脱臭される際、触媒ヒータ10に加熱されるため高温になる。そのままでは高温の空気を排出することになるため、冷却ファン11によって本体前方より吸引した外気と混合させ、冷却した後、排気口13より排出する構成をとっている。なお生ゴミの収納容器1は乾燥用容器12内に配置させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、投入される生ゴミを処理するに際して、収納容器1内に設けた撹拌部4の回転により、固定刃8との間によって生ゴミは細かく粉砕されて乾燥処理されるが生ゴミの種類、量などの条件によって一定の乾燥処理が難しく、乾燥処理後の粉砕度合いにバラツキがあるという問題点を有していた。
【0005】
本発明は上記課題を解決するもので、生ゴミの種類、量などの条件によっても一定の乾燥処理が行え、乾燥処理後の粉砕度合いにバラツキのない使用性の高い厨芥処理機を実現することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明は、生ゴミを収納する収納容器と、前記生ゴミを加熱する加熱手段と、生ゴミを撹拌・粉砕する撹拌部と、前記収納容器に設けられ前記撹拌部とともに生ゴミを粉砕し折り曲げ部を有する固定刃を備え、前記撹拌部の一部が、前記固定刃の折り曲げ部の少なくとも一部とある一定の空間距離aを設けて対向する位置を回転する厨芥処理機で、ある一定の空間距離aを設けて交錯させて生ゴミを撹拌することによって粉砕性能が向上し、乾燥処理後の乾燥ゴミ活用による土壌の堆肥化促進をも可能な簡便なる生ごみ処理を行うことができ、使い勝手のよい厨芥処理機を提供できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、生ゴミを収納する収納容器と、前記生ゴミを加熱する加熱手段と、生ゴミを撹拌・粉砕する撹拌部と、前記収納容器に設けられ前記撹拌部とともに生ゴミを粉砕し折り曲げ部を有する固定刃を備え、前記撹拌部の一部が、前記固定刃の折り曲げ部の少なくとも一部とある一定の空間距離aを設けて対向する位置を回転する厨芥処理機で、ある一定の空間距離aを設けて交錯させて生ゴミを撹拌することによって粉砕性能が向上し、乾燥処理後の乾燥ゴミ活用による土壌の堆肥化促進をも可能な簡便なる生ごみ処理を行うことができ、使い勝手のよい厨芥処理機を提供できる。
【0008】
本発明の請求項2記載の発明は、撹拌部は固定刃の折り曲げ部と収納容器の間を回転する折り曲げ部を有し、前記撹拌部の折り曲げ部の先端と前記固定刃とは高さ方向にある一定の空間距離bが設けられているとともに、前記bはaより小さいもので、生ゴミの大小、多量、少量にかかわらず、より細かく粉砕することが可能になって粉砕性能も向上し、堆肥化促進作用をも得ることが可能になる厨芥処理機を提供することができる。
【0009】
本発明の請求項3記載の発明は、撹拌部の折り曲げ部と固定刃の折り曲げ部は板状の金属材料から形成され、前記固定刃の折り曲げ部の厚みt1、前記撹拌部の折り曲げ部の厚みt2とした場合、t1はt2より小さいもので、万一生ゴミが噛み込んだ場合においても、固定刃の変形によって撹拌部とのロック条件を回避することができる厨芥処理機を提供するものである。
【0010】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例について添付図面をもとに説明する。なお、従来例と同一部分のついては同一番号を附し説明を省略する。
【0011】
図1、2において、30は生ゴミを収納する収納容器で、32は収納容器1を収納する乾燥庫である。生ゴミ収納容器1内には、回転し生ゴミを撹拌する撹拌部33が設けられている。34は、収納容器1にハトメ36などで固着させて取り付けられ、折り曲げ部である略L字部を有する固定刃である。撹拌部33も折り曲げ部である略L字部を有し、前記固定刃34の折り曲げ部と前記収納容器1との間を、前記固定刃34の折り曲げ部と対向し、交差しながら回転し、センター軸35に連結されている。センター軸35は、回転モータ45で駆動される。5は蓋で、蓋5と収納容器1との間のタイトは、蓋5側に取り付けたパッキン36を収納容器1に圧接することにより維持する。蓋5の下部には、乾燥ヒータ2と送風ファン3からなる加熱手段を配備してあり、複数個の開口48を設けた保護カバー49で覆ってある。21は蓋5の内側に設けた排出口、22は排出口21につながる上パイプで、連結パッキン24を介して脱臭装置6につながる下パイプ23に圧接される。50は乾燥モータである。脱臭装置6の排気側には、吸引ファン7と吸引モータ28からなる吸引手段を有しており、吸引した脱臭装置6の排気は、本体排気口13より外部へ排出される。脱臭装置6は、臭いを化学分解する部材をコーティングした触媒本体9と、化学反応を促進するために触媒本体9を加熱する触媒ヒータ10を配備し、加熱された生ゴミから発生した臭気を含む水蒸気は、脱臭装置6にて臭いを除去された後、外部に排出される。
【0012】
吸引モータ28には、冷却ファン11が取り付けてあり、冷却ファン11の前方低部に当たる本体の底板51には、冷却用の空気取り入れ口52が形成してある。また、本体排気口13は吸引ファン7の下方に開口しており、冷却ファン11の送風をも本体外部に排出する。
【0013】
収納容器1内の撹拌、粉砕手段である撹拌部33の折り曲げ部と固定刃34の折り曲げ部は、対向して横方向にある一定の空間距離aを設けて互いに交錯しながら生ゴミを撹拌し、また、撹拌部33の折り曲げ部の上端部と固定刃34との間に、上下方向にある一定の空間bを形成し、この空間bは空間aに対し、空間b<空間aとなるように形成されている。さらに、撹拌部33と固定刃34は、板状の金属材料で折り曲げ形状で形成され、固定刃34の折り曲げ部の厚みをt1とし、撹拌部33の折り曲げ部の厚みt2とした場合、t1<t2の厚みで形成されている。
【0014】
上記構成において乾燥ヒータ2で加熱された空気が送風ファン3によって開口48を経て生ゴミ収納容器1内に送り出され、生ゴミを加熱する。加熱されたゴミより発生した蒸気は、吸引ファン7によって吸引されることにより、蓋5の内側に設けた排出口21から排出され、排出口21につながる上パイプ22を通り、上パイプ22と連結パッキン24を介して脱臭装置6につながる下パイプ23を通過し、脱臭装置6に至る。そして脱臭装置6内にて化学反応により臭気を除去された後、冷却ファン11によって室温程度の温度まで冷却されて本体排気口13より外部に排出される。同時に生ゴミは、固定刃34の折り曲げ部と撹拌部33の折り曲げ部が交差しながら回転することで撹拌・粉砕されながら乾燥処理され、乾燥処理終了後は、減量・細分化される。収納容器1内の撹拌、粉砕手段である撹拌部33の折り曲げ部と固定刃34の折り曲げ部は、対向して横方向にある一定の空間距離aを設けて互いに交錯しながら生ゴミを撹拌し、また、撹拌部33の折り曲げ部の上端部と固定刃34との間に、上下方向にある一定の空間bを形成し、この空間bは空間aに対し、空間b<空間aとなるように形成されているため、生ゴミが撹拌部33の折り曲げ部と固定刃34の折り曲げ部の間からずれてしまうことなく、また、撹拌部33も固定刃34も折り曲げ部を有していることで強度が高いため、生ゴミの種類、量などの条件によっても一定の乾燥処理が行え、乾燥処理後の粉砕度合いにバラツキのない。さらに、撹拌部33と固定刃34は、板状の金属材料で折り曲げ形状で形成され、固定刃34の折り曲げ部の厚みをt1とし、撹拌部33の折り曲げ部の厚みt2とした場合、t1<t2の厚みで形成されているため、万一生ゴミが噛み込んだ場合においても、固定刃34の変位(変形)によってこれを回避し、撹拌部33のロックによる不具合を皆無にすることが可能となる厨芥処理機を提供するものである。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、生ゴミの種類、量などの条件によっても一定の乾燥処理が行え、乾燥処理後の粉砕度合いにバラツキのない使用性の高い厨芥処理機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における生ゴミ処理機の収納容器の断面図
【図2】同要部断面図
【図3】従来例の生ゴミ処理機の断面図
【符号の説明】
1 収納容器
2 乾燥ヒータ
3 送風ファン
33 撹拌部
34 固定刃
Claims (3)
- 生ゴミを収納する収納容器と、前記生ゴミを加熱する加熱手段と、生ゴミを撹拌・粉砕する撹拌部と、前記収納容器に設けられ前記撹拌部とともに生ゴミを粉砕し折り曲げ部を有する固定刃を備え、前記撹拌部の一部が、前記固定刃の折り曲げ部の少なくとも一部とある一定の空間距離aを設けて対向する位置を回転する厨芥処理機。
- 撹拌部は固定刃の折り曲げ部と収納容器の間を回転する折り曲げ部を有し、前記撹拌部の折り曲げ部の先端と前記固定刃とは高さ方向にある一定の空間距離bが設けられているとともに、前記bはaより小さい請求項1記載の厨芥処理機。
- 撹拌部の折り曲げ部と固定刃の折り曲げ部は板状の金属材料から形成され、前記固定刃の折り曲げ部の厚みt1、前記撹拌部の折り曲げ部の厚みt2とした場合、t1はt2より小さい請求項2記載の厨芥処理機。
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