JP2001062432A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents
生ゴミ処理装置Info
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- JP2001062432A JP2001062432A JP24436799A JP24436799A JP2001062432A JP 2001062432 A JP2001062432 A JP 2001062432A JP 24436799 A JP24436799 A JP 24436799A JP 24436799 A JP24436799 A JP 24436799A JP 2001062432 A JP2001062432 A JP 2001062432A
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- garbage
- stirring
- processing container
- processing
- treatment
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 微生物を含む処理剤により生ゴミを分解処理
するように構成された生ゴミ処理装置において、処理剤
および生ゴミに対する攪拌効率を十分に高め、生ゴミの
分解処理効率向上を図る。 【解決手段】 処理装置本体14を、処理剤2を収容す
る有底円筒状の処理容器24と、処理容器24内に投入
された生ゴミを処理剤2と共に攪拌する攪拌部材26と
で構成する。攪拌部材26は、処理容器24の底面部中
央から上方へ延びる回転軸部材36と、これに支持され
た攪拌翼ユニット38とで構成する。攪拌翼ユニット3
8は、ハブ38Cおよび大小2つの攪拌翼38A、38
Bで構成し、各攪拌翼38A、38Bは、処理容器24
の底面部24aの上方近傍においてハブ38Cから半径
方向外方へ延びるアーム部38Aa、38Baと、これ
ら各アーム部38Aa、38Baの先端部から周方向下
流側へ向けて斜め上方へ延びるブレード部38Ab、3
8Bbとで構成し、これにより処理剤2および生ゴミを
満遍なく攪拌可能とする。
するように構成された生ゴミ処理装置において、処理剤
および生ゴミに対する攪拌効率を十分に高め、生ゴミの
分解処理効率向上を図る。 【解決手段】 処理装置本体14を、処理剤2を収容す
る有底円筒状の処理容器24と、処理容器24内に投入
された生ゴミを処理剤2と共に攪拌する攪拌部材26と
で構成する。攪拌部材26は、処理容器24の底面部中
央から上方へ延びる回転軸部材36と、これに支持され
た攪拌翼ユニット38とで構成する。攪拌翼ユニット3
8は、ハブ38Cおよび大小2つの攪拌翼38A、38
Bで構成し、各攪拌翼38A、38Bは、処理容器24
の底面部24aの上方近傍においてハブ38Cから半径
方向外方へ延びるアーム部38Aa、38Baと、これ
ら各アーム部38Aa、38Baの先端部から周方向下
流側へ向けて斜め上方へ延びるブレード部38Ab、3
8Bbとで構成し、これにより処理剤2および生ゴミを
満遍なく攪拌可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、微生物を含む処
理剤により生ゴミを分解処理するように構成された生ゴ
ミ処理装置に関するものである。
理剤により生ゴミを分解処理するように構成された生ゴ
ミ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、生ゴミ処理装置の一形式とし
て、いわゆるバイオ式の生ゴミ処理装置が知られてい
る。
て、いわゆるバイオ式の生ゴミ処理装置が知られてい
る。
【0003】このバイオ式の生ゴミ処理装置は、例えば
特開平11−19620号公報に開示されているよう
に、予め処理容器内に微生物を含む処理剤を収容してお
き、この処理容器内に生ゴミを投入し、この生ゴミを攪
拌部材により処理剤と共に攪拌することにより生ゴミを
分解処理するようになっている。
特開平11−19620号公報に開示されているよう
に、予め処理容器内に微生物を含む処理剤を収容してお
き、この処理容器内に生ゴミを投入し、この生ゴミを攪
拌部材により処理剤と共に攪拌することにより生ゴミを
分解処理するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の生ゴミ処理装置においては、その攪拌部材が水平方
向に延びる回転軸部材に攪拌翼が支持された構成となっ
ているので、処理容器内の処理剤および生ゴミを満遍な
く攪拌することができない。このため処理剤に含まれる
微生物の活動が不活発となってしまい、生ゴミの分解処
理効率が不十分なものとなる。
来の生ゴミ処理装置においては、その攪拌部材が水平方
向に延びる回転軸部材に攪拌翼が支持された構成となっ
ているので、処理容器内の処理剤および生ゴミを満遍な
く攪拌することができない。このため処理剤に含まれる
微生物の活動が不活発となってしまい、生ゴミの分解処
理効率が不十分なものとなる。
【0005】これに対し、特開平10−43726号公
報に開示されているように、処理容器の底面部中央から
上方へ延びる回転軸部材に攪拌翼を支持せしめるように
すれば、攪拌効率をある程度高めることが可能である
が、同公報に開示されているような単純な攪拌翼を設け
ただけでは攪拌効率を十分に高めることができない。
報に開示されているように、処理容器の底面部中央から
上方へ延びる回転軸部材に攪拌翼を支持せしめるように
すれば、攪拌効率をある程度高めることが可能である
が、同公報に開示されているような単純な攪拌翼を設け
ただけでは攪拌効率を十分に高めることができない。
【0006】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、微生物を含む処理剤により生ゴミを
分解処理するように構成された生ゴミ処理装置におい
て、処理剤および生ゴミに対する攪拌効率を十分に高
め、生ゴミの分解処理効率向上を図ることができる生ゴ
ミ処理装置を提供することを目的とするものである。
れたものであって、微生物を含む処理剤により生ゴミを
分解処理するように構成された生ゴミ処理装置におい
て、処理剤および生ゴミに対する攪拌効率を十分に高
め、生ゴミの分解処理効率向上を図ることができる生ゴ
ミ処理装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、攪拌翼の構
成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るように
したものである。
成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るように
したものである。
【0008】すなわち、本願発明に係る生ゴミ処理装置
は、微生物を含む処理剤により生ゴミを分解処理するよ
うに構成された生ゴミ処理装置であって、上記処理剤を
収容する処理容器と、この処理容器内に投入された生ゴ
ミを上記処理剤と共に攪拌する攪拌部材と、を備えてな
る生ゴミ処理装置において、上記処理容器が、略鉛直方
向に延びる有底円筒状に形成されており、上記攪拌部材
が、上記処理容器の底面部中央から上方へ延びる回転軸
部材と、この回転軸部材に支持された少なくとも1つの
攪拌翼とからなり、上記各攪拌翼が、上記底面部の上方
近傍において上記回転軸部材から半径方向外方へ延びる
アーム部と、このアーム部の先端部から周方向下流側へ
向けて斜め上方へ延びるブレード部とからなる、ことを
特徴とするものである。
は、微生物を含む処理剤により生ゴミを分解処理するよ
うに構成された生ゴミ処理装置であって、上記処理剤を
収容する処理容器と、この処理容器内に投入された生ゴ
ミを上記処理剤と共に攪拌する攪拌部材と、を備えてな
る生ゴミ処理装置において、上記処理容器が、略鉛直方
向に延びる有底円筒状に形成されており、上記攪拌部材
が、上記処理容器の底面部中央から上方へ延びる回転軸
部材と、この回転軸部材に支持された少なくとも1つの
攪拌翼とからなり、上記各攪拌翼が、上記底面部の上方
近傍において上記回転軸部材から半径方向外方へ延びる
アーム部と、このアーム部の先端部から周方向下流側へ
向けて斜め上方へ延びるブレード部とからなる、ことを
特徴とするものである。
【0009】上記「攪拌翼」は、単数であってもよいし
複数であってもよいが、攪拌効率を高める上からは複数
設けることが好ましい。
複数であってもよいが、攪拌効率を高める上からは複数
設けることが好ましい。
【0010】上記「周方向下流側」とは、回転軸部材が
回転したときの回転方向後方側を意味するものである。
回転したときの回転方向後方側を意味するものである。
【0011】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る生ゴミ処理装置は、その攪拌部材が、処理容器の底
面部中央から上方へ延びる回転軸部材と、これに支持さ
れた少なくとも1つの攪拌翼とからなっているが、これ
ら各攪拌翼は、処理容器の底面部の上方近傍において回
転軸部材から半径方向外方へ延びるアーム部と、このア
ーム部の先端部から周方向下流側へ向けて斜め上方へ延
びるブレード部とからなっているので、次のような作用
効果を得ることができる。
係る生ゴミ処理装置は、その攪拌部材が、処理容器の底
面部中央から上方へ延びる回転軸部材と、これに支持さ
れた少なくとも1つの攪拌翼とからなっているが、これ
ら各攪拌翼は、処理容器の底面部の上方近傍において回
転軸部材から半径方向外方へ延びるアーム部と、このア
ーム部の先端部から周方向下流側へ向けて斜め上方へ延
びるブレード部とからなっているので、次のような作用
効果を得ることができる。
【0012】すなわち、回転軸部材が回転すると、処理
容器内の低部領域に位置する処理剤および生ゴミは、そ
の一部がアーム部により掬い上げられて該アーム部を乗
り越えることにより攪拌され、その残りは、アーム部に
より半径方向外方へ押し遣られる。そして、この半径方
向外方へ押し遣られた処理剤および生ゴミは、アーム部
の先端部から周方向下流側へ向けて斜め上方へ延びるブ
レード部の上面に沿って斜め上方へ持ち上げられた後、
該ブレード部から落下することにより大きく攪拌され
る。したがって、処理容器内の処理剤および生ゴミを満
遍なく攪拌することができ、これにより処理剤に含まれ
る微生物の活動を活発化させることができる。
容器内の低部領域に位置する処理剤および生ゴミは、そ
の一部がアーム部により掬い上げられて該アーム部を乗
り越えることにより攪拌され、その残りは、アーム部に
より半径方向外方へ押し遣られる。そして、この半径方
向外方へ押し遣られた処理剤および生ゴミは、アーム部
の先端部から周方向下流側へ向けて斜め上方へ延びるブ
レード部の上面に沿って斜め上方へ持ち上げられた後、
該ブレード部から落下することにより大きく攪拌され
る。したがって、処理容器内の処理剤および生ゴミを満
遍なく攪拌することができ、これにより処理剤に含まれ
る微生物の活動を活発化させることができる。
【0013】したがって本願発明によれば、微生物を含
む処理剤により生ゴミを分解処理するように構成された
生ゴミ処理装置において、処理剤および生ゴミに対する
攪拌効率を十分に高め、生ゴミの分解処理効率向上を図
ることができる。
む処理剤により生ゴミを分解処理するように構成された
生ゴミ処理装置において、処理剤および生ゴミに対する
攪拌効率を十分に高め、生ゴミの分解処理効率向上を図
ることができる。
【0014】上記構成において、アーム部の上面を周方
向下流側へ向けて斜め上方へ延びる斜面状に形成すれ
ば、処理剤および生ゴミを小さい回転抵抗で掬い上げる
ことができる。
向下流側へ向けて斜め上方へ延びる斜面状に形成すれ
ば、処理剤および生ゴミを小さい回転抵抗で掬い上げる
ことができる。
【0015】また上記構成において、アーム部の全長お
よび配設高さ位置が異なる2種類以上の攪拌翼を設ける
ようにすれば、処理容器内における異なる位置を攪拌す
ることができるので、処理容器内の処理剤および生ゴミ
をより満遍なく攪拌することができる。
よび配設高さ位置が異なる2種類以上の攪拌翼を設ける
ようにすれば、処理容器内における異なる位置を攪拌す
ることができるので、処理容器内の処理剤および生ゴミ
をより満遍なく攪拌することができる。
【0016】さらに上記構成において、処理容器をウォ
ータジャケットで囲み、このウォータジャケット内の水
温を制御することにより処理容器内における処理剤の温
度を調節するように構成すれば、処理剤に含まれる微生
物が活動するのに最適な温度環境を作り出すことができ
る。その際、加熱手段としてシートヒータや熱線ヒータ
等ではなくウォータジャケットを用いることにより、処
理容器内の温度変動を少なくすることができ、しかも耐
久性を高めることおよび消費電力を少なくすることもで
きる。また、ウォータジャケット内の水に不凍液を混ぜ
るようにすれば、寒冷地においても断熱材等を用いるこ
となく容易に水温制御を行うことができる。
ータジャケットで囲み、このウォータジャケット内の水
温を制御することにより処理容器内における処理剤の温
度を調節するように構成すれば、処理剤に含まれる微生
物が活動するのに最適な温度環境を作り出すことができ
る。その際、加熱手段としてシートヒータや熱線ヒータ
等ではなくウォータジャケットを用いることにより、処
理容器内の温度変動を少なくすることができ、しかも耐
久性を高めることおよび消費電力を少なくすることもで
きる。また、ウォータジャケット内の水に不凍液を混ぜ
るようにすれば、寒冷地においても断熱材等を用いるこ
となく容易に水温制御を行うことができる。
【0017】ところで、微生物を含む処理剤により生ゴ
ミを分解処理するように構成された生ゴミ処理装置にお
いては、生ゴミの分解処理により水分が増大するが、湿
度が高い環境下では処理剤に含まれる微生物の生ゴミに
対する吸着性が悪化するので、生ゴミの分解処理効率が
低下してしまう。そこで、処理容器内の空気を除湿する
除湿装置を備えた構成とし、処理容器内の湿度を十分低
下させて水分を効果的に除去することが好ましい。
ミを分解処理するように構成された生ゴミ処理装置にお
いては、生ゴミの分解処理により水分が増大するが、湿
度が高い環境下では処理剤に含まれる微生物の生ゴミに
対する吸着性が悪化するので、生ゴミの分解処理効率が
低下してしまう。そこで、処理容器内の空気を除湿する
除湿装置を備えた構成とし、処理容器内の湿度を十分低
下させて水分を効果的に除去することが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態につい
て説明する。
て説明する。
【0019】図1は、本願発明の一実施形態に係る生ゴ
ミ処理装置を示す平面図である。
ミ処理装置を示す平面図である。
【0020】図示のように、この生ゴミ処理装置10
は、ケーシング12内の中央に処理装置本体14が設け
られてなり、この処理装置本体14において微生物を含
む処理剤により生ゴミを分解処理するようになってい
る。そして、ケーシング12内における処理装置本体1
4の周囲には、除湿装置16、脱臭装置18、排水処理
タンク20および薬剤タンク22等が設けられている。
は、ケーシング12内の中央に処理装置本体14が設け
られてなり、この処理装置本体14において微生物を含
む処理剤により生ゴミを分解処理するようになってい
る。そして、ケーシング12内における処理装置本体1
4の周囲には、除湿装置16、脱臭装置18、排水処理
タンク20および薬剤タンク22等が設けられている。
【0021】まず、処理装置本体14の構成について説
明する。
明する。
【0022】この処理装置本体14は、処理剤を収容す
る処理容器24と、この処理容器24内に投入された生
ゴミを処理剤と共に攪拌する攪拌部材26とを備えてな
っている。処理容器24は、鉛直方向に延びる中心軸線
Axを有する有底円筒状に形成されており、その上端部
には生ゴミ投入孔28aを有するカバー28が取り付け
られている。
る処理容器24と、この処理容器24内に投入された生
ゴミを処理剤と共に攪拌する攪拌部材26とを備えてな
っている。処理容器24は、鉛直方向に延びる中心軸線
Axを有する有底円筒状に形成されており、その上端部
には生ゴミ投入孔28aを有するカバー28が取り付け
られている。
【0023】図2は、処理装置本体14を、そのカバー
28を外した状態で示す平面図であり、図3は、図2の
III-III 線断面図であり、図4は、図3のIV-IV 線断面
図である。
28を外した状態で示す平面図であり、図3は、図2の
III-III 線断面図であり、図4は、図3のIV-IV 線断面
図である。
【0024】図1およびこれらの図に示すように、処理
容器24は2重壁構造になっており、その底面部24a
および円筒部24bの内面壁が全域にわたってウォータ
ジャケット30で囲まれている。また、この処理容器2
4は、複数の支柱部材24fによりケーシング12に固
定支持されている。
容器24は2重壁構造になっており、その底面部24a
および円筒部24bの内面壁が全域にわたってウォータ
ジャケット30で囲まれている。また、この処理容器2
4は、複数の支柱部材24fによりケーシング12に固
定支持されている。
【0025】処理容器24における底面部24aの中央
にはディスク部材24cが設けられており、処理容器2
4内空間およびウォータジャケット30内空間の水密を
図るようになっている。また、処理容器24の底面部2
4aにおけるディスク部材24cの周囲には、複数の円
形孔が形成された4本のチャネル材24dが放射状に設
けられており、これによりウォータジャケット30内の
通水性を確保した上で処理容器24の補強を図るように
なっている。
にはディスク部材24cが設けられており、処理容器2
4内空間およびウォータジャケット30内空間の水密を
図るようになっている。また、処理容器24の底面部2
4aにおけるディスク部材24cの周囲には、複数の円
形孔が形成された4本のチャネル材24dが放射状に設
けられており、これによりウォータジャケット30内の
通水性を確保した上で処理容器24の補強を図るように
なっている。
【0026】処理容器24の円筒部24bの下端部に
は、ウォータジャケット30内に突出するようにして2
本のヒータ32と温度センサ34とが設けられており、
両ヒータ32によりウォータジャケット30内の水を加
熱するとともに、温度センサ34によりウォータジャケ
ット30内の水温を検出するようになっている。そし
て、後述するコントロールユニット78によりウォータ
ジャケット30内の水温を所定温度に維持するようにな
っている。この温度制御は、処理容器24内の処理剤2
(図3および4において2点鎖線で示す)の温度を該処
理剤2に含まれる微生物の活動に適した温度(例えば3
7℃程度)に調節するように行われる。
は、ウォータジャケット30内に突出するようにして2
本のヒータ32と温度センサ34とが設けられており、
両ヒータ32によりウォータジャケット30内の水を加
熱するとともに、温度センサ34によりウォータジャケ
ット30内の水温を検出するようになっている。そし
て、後述するコントロールユニット78によりウォータ
ジャケット30内の水温を所定温度に維持するようにな
っている。この温度制御は、処理容器24内の処理剤2
(図3および4において2点鎖線で示す)の温度を該処
理剤2に含まれる微生物の活動に適した温度(例えば3
7℃程度)に調節するように行われる。
【0027】攪拌部材26は、処理容器24の底面部2
4aの中央から上方へ延びる回転軸部材36と、この回
転軸部材36に支持された攪拌翼ユニット38とからな
っている。この攪拌翼ユニット38は、円筒キャップ状
に形成されたハブ38Cと、大小2つの攪拌翼38A、
38Bとからなっている。
4aの中央から上方へ延びる回転軸部材36と、この回
転軸部材36に支持された攪拌翼ユニット38とからな
っている。この攪拌翼ユニット38は、円筒キャップ状
に形成されたハブ38Cと、大小2つの攪拌翼38A、
38Bとからなっている。
【0028】回転軸部材36は、その上端部において攪
拌翼ユニット38のハブ38Cにキー結合されており、
処理容器24のディスク部材24cを貫通するようにし
て下方へ延びている。このディスク部材24cは軸受機
能を有しており、回転軸部材36は、このディスク部材
24cとケーシング12に固定された軸受部材40とに
より回転可能に支持されている。また、この回転軸部材
36にはスプロケット36aが取り付けられており、こ
のスプロケット36aにおいてチェーン80および減速
ギヤ(図示せず)を介してモータ(図示せず)に連結さ
れている。そして、このモータの駆動により、回転軸部
材36は攪拌翼ユニット38と共に図示矢印方向(時計
回り方向)へ回転するようになっている。
拌翼ユニット38のハブ38Cにキー結合されており、
処理容器24のディスク部材24cを貫通するようにし
て下方へ延びている。このディスク部材24cは軸受機
能を有しており、回転軸部材36は、このディスク部材
24cとケーシング12に固定された軸受部材40とに
より回転可能に支持されている。また、この回転軸部材
36にはスプロケット36aが取り付けられており、こ
のスプロケット36aにおいてチェーン80および減速
ギヤ(図示せず)を介してモータ(図示せず)に連結さ
れている。そして、このモータの駆動により、回転軸部
材36は攪拌翼ユニット38と共に図示矢印方向(時計
回り方向)へ回転するようになっている。
【0029】各攪拌翼38A、38Bは、処理容器24
の底面部24aの上方近傍においてハブ38Cから半径
方向外方へ延びるアーム部38Aa、38Baと、これ
ら各アーム部38Aa、38Baの先端部から周方向下
流側(回転軸部材36の回転方向後方側)へ向けて斜め
上方へ延びるブレード部38Ab、38Bbとからなっ
ている。これら各ブレード部38Ab、38Bbの上向
き傾斜角は、20〜40°程度(例えば30°程度)に
設定されている。
の底面部24aの上方近傍においてハブ38Cから半径
方向外方へ延びるアーム部38Aa、38Baと、これ
ら各アーム部38Aa、38Baの先端部から周方向下
流側(回転軸部材36の回転方向後方側)へ向けて斜め
上方へ延びるブレード部38Ab、38Bbとからなっ
ている。これら各ブレード部38Ab、38Bbの上向
き傾斜角は、20〜40°程度(例えば30°程度)に
設定されている。
【0030】大きい方の攪拌翼38Aのアーム部38A
aは、ディスク部材24cに沿って一旦下方へ折れ曲が
った後、処理容器24の底面部24aに沿ってその円筒
部24b近傍まで水平に延びている。このアーム部38
Aaの上面は、周方向下流側へ向けて斜め上方へ延びる
斜面状(ブレード部38Abと同一傾斜平面状)に形成
されている。また、このアーム部38Aaの下面には水
平プレート38Aa1が溶着されており、この水平プレ
ート38Aa1の下面と処理容器24の底面部24aの
上面との間隔は5〜20mm程度(例えば10mm程
度)に設定されている。また、このアーム部38Aaの
外側端部には、補強用の三角プレート38Aa2が溶着
されている。
aは、ディスク部材24cに沿って一旦下方へ折れ曲が
った後、処理容器24の底面部24aに沿ってその円筒
部24b近傍まで水平に延びている。このアーム部38
Aaの上面は、周方向下流側へ向けて斜め上方へ延びる
斜面状(ブレード部38Abと同一傾斜平面状)に形成
されている。また、このアーム部38Aaの下面には水
平プレート38Aa1が溶着されており、この水平プレ
ート38Aa1の下面と処理容器24の底面部24aの
上面との間隔は5〜20mm程度(例えば10mm程
度)に設定されている。また、このアーム部38Aaの
外側端部には、補強用の三角プレート38Aa2が溶着
されている。
【0031】また、この大きい方の攪拌翼38Aのブレ
ード部38Abは、半径方向一定幅で周方向に90°余
りの中心角で円弧状に形成されており、その下面にはリ
ブ38Ab1が該ブレード部38Abに沿って円弧状に
溶着されている。さらに、ブレード部38Abの下面に
は、リブ38Ab1の内周面から周方向に所定間隔をお
いて3つの補助リブ38Ab2、38Ab3、38Ab
4が溶着されている。これら各補助リブ38Ab2、3
8Ab3、38Ab4は、半径方向に対して所定角度
(例えば45°程度)上流側へ向けて形成されている。
ード部38Abは、半径方向一定幅で周方向に90°余
りの中心角で円弧状に形成されており、その下面にはリ
ブ38Ab1が該ブレード部38Abに沿って円弧状に
溶着されている。さらに、ブレード部38Abの下面に
は、リブ38Ab1の内周面から周方向に所定間隔をお
いて3つの補助リブ38Ab2、38Ab3、38Ab
4が溶着されている。これら各補助リブ38Ab2、3
8Ab3、38Ab4は、半径方向に対して所定角度
(例えば45°程度)上流側へ向けて形成されている。
【0032】一方、小さい方の攪拌翼38Bのアーム部
38Baは、ディスク部材24cの上面からそのまま半
径方向外方へ水平に延びており、その先端面の中心軸線
Axからの距離は、大きい方の攪拌翼38Aのブレード
部38Abの内周縁の中心軸線Axからの距離と略同じ
値に設定されている。このアーム部38Baの上面も、
周方向下流側へ向けて斜め上方へ延びる斜面状(ブレー
ド部38Bbと同一傾斜平面状)に形成されている。ま
た、このアーム部38Baの下面には水平プレート38
Ba1が溶着されており、この水平プレート38Ba1
の下面と処理容器24の底面部24aの上面との間隔は
20〜50mm程度(例えば36mm程度)に設定され
ている。また、このアーム部38Baの外側端部にも、
補強用の三角プレート38Ba2が溶着されている。
38Baは、ディスク部材24cの上面からそのまま半
径方向外方へ水平に延びており、その先端面の中心軸線
Axからの距離は、大きい方の攪拌翼38Aのブレード
部38Abの内周縁の中心軸線Axからの距離と略同じ
値に設定されている。このアーム部38Baの上面も、
周方向下流側へ向けて斜め上方へ延びる斜面状(ブレー
ド部38Bbと同一傾斜平面状)に形成されている。ま
た、このアーム部38Baの下面には水平プレート38
Ba1が溶着されており、この水平プレート38Ba1
の下面と処理容器24の底面部24aの上面との間隔は
20〜50mm程度(例えば36mm程度)に設定され
ている。また、このアーム部38Baの外側端部にも、
補強用の三角プレート38Ba2が溶着されている。
【0033】また、この小さい方の攪拌翼38Bのブレ
ード部38Bbも、半径方向一定幅で周方向に90°余
りの中心角で円弧状に延びるように形成されており、そ
の下面にはリブ36Bb1が該ブレード部38Bbに沿
って円弧状に溶着されている。
ード部38Bbも、半径方向一定幅で周方向に90°余
りの中心角で円弧状に延びるように形成されており、そ
の下面にはリブ36Bb1が該ブレード部38Bbに沿
って円弧状に溶着されている。
【0034】次に、処理装置本体14以外の構成につい
て説明する。
て説明する。
【0035】図1に示すように、除湿装置16は、処理
装置本体14のカバー28に取り付けられたボックス4
2にダクト46を介して連結されるとともに、カバー2
8に取り付けられたブロワ(シロッコファン)44の吸
気孔にダクト48を介して連結されている。ボックス4
2は、カバー28の略中央において処理容器24の内部
空間に開口している。ブロワ44は、その吐出孔がダク
ト50に連結されている。このダクト50の先端部は、
カバー28の所定位置において処理容器24の内部空間
に開口している。
装置本体14のカバー28に取り付けられたボックス4
2にダクト46を介して連結されるとともに、カバー2
8に取り付けられたブロワ(シロッコファン)44の吸
気孔にダクト48を介して連結されている。ボックス4
2は、カバー28の略中央において処理容器24の内部
空間に開口している。ブロワ44は、その吐出孔がダク
ト50に連結されている。このダクト50の先端部は、
カバー28の所定位置において処理容器24の内部空間
に開口している。
【0036】そして、この除湿装置16は、ブロワ44
の駆動により、処理容器24内の空気をボックス42お
よびダクト46を介して取り込んで除湿した後、ダクト
48、ブロワ44およびダクト50を介して処理容器2
4内へ戻すようになっている。ダクト50の先端部に
は、該ダクト50内の除湿された空気の温度を検出する
温度センサ52が設けられている。
の駆動により、処理容器24内の空気をボックス42お
よびダクト46を介して取り込んで除湿した後、ダクト
48、ブロワ44およびダクト50を介して処理容器2
4内へ戻すようになっている。ダクト50の先端部に
は、該ダクト50内の除湿された空気の温度を検出する
温度センサ52が設けられている。
【0037】ダクト50は途中でダクト82として分岐
しており、この分岐したダクト82は先端部が脱臭装置
18に接続されている。そしてこのダクト82を介し
て、除湿装置16で除湿された空気を脱臭装置18へ送
り込むようになっている。このダクト82の上流端部に
は、該ダクト82への空気流入量を調節するバルブ84
が設けられている。
しており、この分岐したダクト82は先端部が脱臭装置
18に接続されている。そしてこのダクト82を介し
て、除湿装置16で除湿された空気を脱臭装置18へ送
り込むようになっている。このダクト82の上流端部に
は、該ダクト82への空気流入量を調節するバルブ84
が設けられている。
【0038】脱臭装置18は、カバー28の所定位置に
おいて処理容器24の内部空間に開口するダクト54が
連結されるとともに、ブロワ(シロッコファン)56の
吸気孔にダクト58を介して連結されている。ブロワ5
6は、その吐出孔がダクト60を介して排気ファン62
に連結されている。
おいて処理容器24の内部空間に開口するダクト54が
連結されるとともに、ブロワ(シロッコファン)56の
吸気孔にダクト58を介して連結されている。ブロワ5
6は、その吐出孔がダクト60を介して排気ファン62
に連結されている。
【0039】この脱臭装置18は、エアフィルタ18a
を備えており、ブロワ56の駆動により処理容器24内
の空気をダクト54を介して取り込んで脱臭剤により脱
臭処理を行った後、ダクト58、ブロワ56およびダク
ト60を介して排気ファン62からケーシング12の外
部空間へ排出するようになっている。その際、上述した
ように、この脱臭装置18には除湿装置16で除湿され
た空気も送り込まれるようになっている。
を備えており、ブロワ56の駆動により処理容器24内
の空気をダクト54を介して取り込んで脱臭剤により脱
臭処理を行った後、ダクト58、ブロワ56およびダク
ト60を介して排気ファン62からケーシング12の外
部空間へ排出するようになっている。その際、上述した
ように、この脱臭装置18には除湿装置16で除湿され
た空気も送り込まれるようになっている。
【0040】この脱臭装置18内に溜まった液体は、該
脱臭装置18の下部に連結された排水パイプ64を介し
て排水処理タンク20へ送られるようになっている。
脱臭装置18の下部に連結された排水パイプ64を介し
て排水処理タンク20へ送られるようになっている。
【0041】排水処理タンク20は、薬剤タンク22の
下方に設けられており、薬剤タンク22から排水処理用
の薬剤が滴下供給されるようになっている。そして、排
水処理タンク20は、脱臭装置18からの液体を一旦貯
留して薬剤により排水処理を行った後、ケーシング12
外へ排出するようになっている。
下方に設けられており、薬剤タンク22から排水処理用
の薬剤が滴下供給されるようになっている。そして、排
水処理タンク20は、脱臭装置18からの液体を一旦貯
留して薬剤により排水処理を行った後、ケーシング12
外へ排出するようになっている。
【0042】処理装置本体14の上端部のボックス42
には、外気導入管68が連結されている。そして、この
外気導入管68により、除湿装置16からダクト82を
介して脱臭装置18へ送り込まれた分の空気を、外部か
ら処理容器24内へ送り込むようになっている。この外
気導入管68の上流端には、外気導入量を調節するバル
ブ70が取り付けられている。
には、外気導入管68が連結されている。そして、この
外気導入管68により、除湿装置16からダクト82を
介して脱臭装置18へ送り込まれた分の空気を、外部か
ら処理容器24内へ送り込むようになっている。この外
気導入管68の上流端には、外気導入量を調節するバル
ブ70が取り付けられている。
【0043】処理装置本体14における処理容器24の
円筒部24bの前面下部には、処理剤2の交換を行う際
に該処理剤2を排出するための開口部24eが形成され
ており、この開口部24eは蓋部材72により開放可能
に閉塞されている。そして、この蓋部材72には、処理
容器24内の処理剤2の温度を検出する温度センサ74
が取り付けられている。また、処理装置本体14のカバ
ー28の所定位置には、処理容器24内の空気の温度を
検出する温度センサ76が取り付けられている。
円筒部24bの前面下部には、処理剤2の交換を行う際
に該処理剤2を排出するための開口部24eが形成され
ており、この開口部24eは蓋部材72により開放可能
に閉塞されている。そして、この蓋部材72には、処理
容器24内の処理剤2の温度を検出する温度センサ74
が取り付けられている。また、処理装置本体14のカバ
ー28の所定位置には、処理容器24内の空気の温度を
検出する温度センサ76が取り付けられている。
【0044】ケーシング12の前面部には、コントロー
ルユニット78が取り付けられている。このコントロー
ルユニット78は、各温度センサ34、52、74、7
6からの検出温度に応じて、ヒータ32およびブロワ4
4、56の運転制御を行い、これにより処理容器24内
の処理剤2の温度を最適温度に調節するとともに、処理
容器24内の水分除去処理を行うようになっている。ま
た、このコントロールユニット78には、電源スイッチ
等の各種スイッチおよび各温度センサ34、52、7
4、76の検出温度や処理装置本体14の運転状態を示
す表示部が設けられている。
ルユニット78が取り付けられている。このコントロー
ルユニット78は、各温度センサ34、52、74、7
6からの検出温度に応じて、ヒータ32およびブロワ4
4、56の運転制御を行い、これにより処理容器24内
の処理剤2の温度を最適温度に調節するとともに、処理
容器24内の水分除去処理を行うようになっている。ま
た、このコントロールユニット78には、電源スイッチ
等の各種スイッチおよび各温度センサ34、52、7
4、76の検出温度や処理装置本体14の運転状態を示
す表示部が設けられている。
【0045】以上詳述したように、本実施形態に係る生
ゴミ処理装置10は、その攪拌部材26が、有底円筒状
の処理容器24の底面部中央から上方へ延びる回転軸部
材36と、これに支持された攪拌翼ユニット38とから
なっているが、この攪拌翼ユニット38は、ハブ38C
および大小2つの攪拌翼38A、38Bからなり、これ
ら各攪拌翼38A、38Bは、処理容器24の底面部2
4aの上方近傍においてハブ38Cから半径方向外方へ
延びるアーム部38Aa、38Baと、これら各アーム
部38Aa、38Baの先端部から周方向下流側へ向け
て斜め上方へ延びるブレード部38Ab、38Bbとか
らなっているので、次のような作用効果を得ることがで
きる。
ゴミ処理装置10は、その攪拌部材26が、有底円筒状
の処理容器24の底面部中央から上方へ延びる回転軸部
材36と、これに支持された攪拌翼ユニット38とから
なっているが、この攪拌翼ユニット38は、ハブ38C
および大小2つの攪拌翼38A、38Bからなり、これ
ら各攪拌翼38A、38Bは、処理容器24の底面部2
4aの上方近傍においてハブ38Cから半径方向外方へ
延びるアーム部38Aa、38Baと、これら各アーム
部38Aa、38Baの先端部から周方向下流側へ向け
て斜め上方へ延びるブレード部38Ab、38Bbとか
らなっているので、次のような作用効果を得ることがで
きる。
【0046】すなわち、回転軸部材36が回転すると、
処理容器24内の低部領域に位置する処理剤2および生
ゴミは、その一部がアーム部38Aa、38Baにより
掬い上げられて該アーム部38Aa、38Baを乗り越
えることにより攪拌され、その残りは、アーム部38A
a、38Baにより半径方向外方へ押し遣られる。そし
て、この半径方向外方へ押し遣られた処理剤2および生
ゴミは、アーム部38Aa、38Baの先端部から周方
向下流側へ向けて斜め上方へ延びるブレード部38A
b、38Bbの上面に沿って斜め上方へ持ち上げられた
後、該ブレード部38Ab、38Bbから落下すること
により大きく攪拌される。したがって、処理容器24内
の処理剤2および生ゴミを満遍なく攪拌することがで
き、これにより処理剤2に含まれる微生物の活動を活発
化させることができる。
処理容器24内の低部領域に位置する処理剤2および生
ゴミは、その一部がアーム部38Aa、38Baにより
掬い上げられて該アーム部38Aa、38Baを乗り越
えることにより攪拌され、その残りは、アーム部38A
a、38Baにより半径方向外方へ押し遣られる。そし
て、この半径方向外方へ押し遣られた処理剤2および生
ゴミは、アーム部38Aa、38Baの先端部から周方
向下流側へ向けて斜め上方へ延びるブレード部38A
b、38Bbの上面に沿って斜め上方へ持ち上げられた
後、該ブレード部38Ab、38Bbから落下すること
により大きく攪拌される。したがって、処理容器24内
の処理剤2および生ゴミを満遍なく攪拌することがで
き、これにより処理剤2に含まれる微生物の活動を活発
化させることができる。
【0047】したがって本実施形態によれば、微生物を
含む処理剤により生ゴミを分解処理するように構成され
た生ゴミ処理装置において、処理剤および生ゴミに対す
る攪拌効率を十分に高め、生ゴミの分解処理効率向上を
図ることができる。
含む処理剤により生ゴミを分解処理するように構成され
た生ゴミ処理装置において、処理剤および生ゴミに対す
る攪拌効率を十分に高め、生ゴミの分解処理効率向上を
図ることができる。
【0048】しかも本実施形態においては、各アーム部
38Aa、38Baの上面が周方向下流側へ向けて斜め
上方へ延びる斜面状に形成されているので、処理剤2お
よび生ゴミを小さい回転抵抗で掬い上げることができ
る。
38Aa、38Baの上面が周方向下流側へ向けて斜め
上方へ延びる斜面状に形成されているので、処理剤2お
よび生ゴミを小さい回転抵抗で掬い上げることができ
る。
【0049】また、大小2つの攪拌翼38A、38B
は、そのアーム部38Aa、38Baの配設高さ位置が
互いに異なっているので、処理容器24内における異な
る深さ位置を交互に攪拌することができ、これにより処
理容器24内の処理剤2および生ゴミをより満遍なく攪
拌することができる。
は、そのアーム部38Aa、38Baの配設高さ位置が
互いに異なっているので、処理容器24内における異な
る深さ位置を交互に攪拌することができ、これにより処
理容器24内の処理剤2および生ゴミをより満遍なく攪
拌することができる。
【0050】さらに、大小2つの攪拌翼38A、38B
は、そのアーム部38Aa、38Baの全長が互いに異
なっており、大きい方の攪拌翼38Aのブレード部38
Abが処理容器24内の円筒部24b近傍において円弧
状に延びるとともに、小さい方の攪拌翼38Bのブレー
ド部38Bbがブレード部38Abの内周側において円
弧状に延びているので、外周側のブレード部38Abの
上面に沿って斜め上方へ持ち上げられてその内周側へ落
下した処理剤2および生ゴミは、内周側のブレード部3
8Bbの上面に沿って再び斜め上方へ持ち上げられてそ
の内周側および外周側へ落下することとなる。このた
め、処理容器24内の処理剤2および生ゴミをより一層
満遍なく攪拌することができる。
は、そのアーム部38Aa、38Baの全長が互いに異
なっており、大きい方の攪拌翼38Aのブレード部38
Abが処理容器24内の円筒部24b近傍において円弧
状に延びるとともに、小さい方の攪拌翼38Bのブレー
ド部38Bbがブレード部38Abの内周側において円
弧状に延びているので、外周側のブレード部38Abの
上面に沿って斜め上方へ持ち上げられてその内周側へ落
下した処理剤2および生ゴミは、内周側のブレード部3
8Bbの上面に沿って再び斜め上方へ持ち上げられてそ
の内周側および外周側へ落下することとなる。このた
め、処理容器24内の処理剤2および生ゴミをより一層
満遍なく攪拌することができる。
【0051】上記各攪拌翼38A、38Bは、そのアー
ム部38Aa、38Baおよびブレード部38Ab、3
8Bbが平板状に形成されているので、容易に製造する
ことができる。また、各攪拌翼38A、38Bのアーム
部38Aa、38Baの下面には水平プレート38Aa
1、38Ba1が溶着されるとともに、その外側端部に
は三角プレート38Aa2、38Ba2が溶着されてお
り、各攪拌翼38A、38Bのブレード部38Ab、3
8Bbの下面にはリブ38Ab1、38Bb1が溶着さ
れているので、各攪拌翼38A、38Bの剛性を十分に
確保することができ、これにより各攪拌翼38A、38
Bを処理容器24内において安定的に回転させることが
できる。しかも、大きい方の攪拌翼38Aのブレード部
38Abの下面には、3つの補助リブ38Ab2、38
Ab3、38Ab4が溶着されているので、攪拌翼38
Aの補強の万全を図ることができるとともに攪拌効果を
より高めることができる。
ム部38Aa、38Baおよびブレード部38Ab、3
8Bbが平板状に形成されているので、容易に製造する
ことができる。また、各攪拌翼38A、38Bのアーム
部38Aa、38Baの下面には水平プレート38Aa
1、38Ba1が溶着されるとともに、その外側端部に
は三角プレート38Aa2、38Ba2が溶着されてお
り、各攪拌翼38A、38Bのブレード部38Ab、3
8Bbの下面にはリブ38Ab1、38Bb1が溶着さ
れているので、各攪拌翼38A、38Bの剛性を十分に
確保することができ、これにより各攪拌翼38A、38
Bを処理容器24内において安定的に回転させることが
できる。しかも、大きい方の攪拌翼38Aのブレード部
38Abの下面には、3つの補助リブ38Ab2、38
Ab3、38Ab4が溶着されているので、攪拌翼38
Aの補強の万全を図ることができるとともに攪拌効果を
より高めることができる。
【0052】また、本実施形態に係る生ゴミ処理装置1
0は、処理容器24をウォータジャケット30で囲み、
このウォータジャケット30内の水温を制御することに
より処理容器24内における処理剤2の温度を調節する
ようになっているので、処理剤2に含まれる微生物が活
動するのに最適な温度環境を作り出すことができる。特
に本実施形態においては、加熱手段としてシートヒータ
や熱線ヒータ等ではなくウォータジャケット30が用い
られているので、処理容器24内の温度変動を少なくす
ることができ、しかも耐久性を高めることおよび消費電
力を少なくすることもできる。
0は、処理容器24をウォータジャケット30で囲み、
このウォータジャケット30内の水温を制御することに
より処理容器24内における処理剤2の温度を調節する
ようになっているので、処理剤2に含まれる微生物が活
動するのに最適な温度環境を作り出すことができる。特
に本実施形態においては、加熱手段としてシートヒータ
や熱線ヒータ等ではなくウォータジャケット30が用い
られているので、処理容器24内の温度変動を少なくす
ることができ、しかも耐久性を高めることおよび消費電
力を少なくすることもできる。
【0053】さらに、本実施形態に係る生ゴミ処理装置
10は、処理容器24内の空気を除湿する除湿装置16
を備えているので、処理容器24内の湿度を十分低下さ
せることができ、これにより生ゴミの分解処理により増
大する水分を効果的に除去することができる。このた
め、処理剤2に含まれる微生物の生ゴミに対する吸着性
を高めて生ゴミの分解処理効率を向上させることができ
る。
10は、処理容器24内の空気を除湿する除湿装置16
を備えているので、処理容器24内の湿度を十分低下さ
せることができ、これにより生ゴミの分解処理により増
大する水分を効果的に除去することができる。このた
め、処理剤2に含まれる微生物の生ゴミに対する吸着性
を高めて生ゴミの分解処理効率を向上させることができ
る。
【0054】しかも、本実施形態に係る生ゴミ処理装置
10は、処理容器24内からの排出空気に対して脱臭処
理を施す脱臭装置18を備えており、この脱臭装置18
には除湿装置16で除湿された空気も送り込まれるよう
になっているので、脱臭装置18内を低湿・低温状態に
維持することができ、これにより脱臭剤の臭気吸着効率
を高めることができる。したがって、脱臭装置18内の
空気流通量を少なくしても所要の脱臭処理を効率的に行
うことができ、これにより脱臭剤の寿命を大幅に延長さ
せることができる。
10は、処理容器24内からの排出空気に対して脱臭処
理を施す脱臭装置18を備えており、この脱臭装置18
には除湿装置16で除湿された空気も送り込まれるよう
になっているので、脱臭装置18内を低湿・低温状態に
維持することができ、これにより脱臭剤の臭気吸着効率
を高めることができる。したがって、脱臭装置18内の
空気流通量を少なくしても所要の脱臭処理を効率的に行
うことができ、これにより脱臭剤の寿命を大幅に延長さ
せることができる。
【図1】本願発明の一実施形態に係る生ゴミ処理装置を
示す平面図
示す平面図
【図2】上記生ゴミ処理装置の処理装置本体を、そのカ
バーを外した状態で示す平面図
バーを外した状態で示す平面図
【図3】図2のIII-III 線断面図
【図4】図3のIV-IV 線断面図
10 生ゴミ処理装置 12 ケーシング 14 処理装置本体 16 除湿装置 18 脱臭装置 18a エアフィルタ 20 排水処理タンク 22 薬剤タンク 24 処理容器 24a 底面部 24b 円筒部 24c ディスク部材 24d チャネル材 24e 開口部 24f 支柱部材 26 攪拌部材 28 カバー 28a 生ゴミ投入孔 30 ウォータジャケット 32 ヒータ 34、52、74、76 温度センサ 36 回転軸部材 36a スプロケット 38 攪拌翼ユニット 38A、38B 攪拌翼 38Aa、38Ba アーム部 38Aa1、38Ba1 水平プレート 38Aa2、38Ba2 三角プレート 38Ab、38Bb ブレード部 38Ab1、36Bb1 リブ 38Ab2、38Ab3、38Ab4 補助リブ 38C ハブ 40 軸受部材 42 ボックス 44、56 ブロワ(シロッコファン) 46、48、50、54、58、60、82 ダクト 62 排気ファン 64 排水パイプ 68 外気導入管 70、84 バルブ 72 蓋部材 78 コントロールユニット 80 チェーン Ax 中心軸線
Claims (5)
- 【請求項1】 微生物を含む処理剤により生ゴミを分解
処理するように構成された生ゴミ処理装置であって、上
記処理剤を収容する処理容器と、この処理容器内に投入
された生ゴミを上記処理剤と共に攪拌する攪拌部材と、
を備えてなる生ゴミ処理装置において、 上記処理容器が、略鉛直方向に延びる有底円筒状に形成
されており、 上記攪拌部材が、上記処理容器の底面部中央から上方へ
延びる回転軸部材と、この回転軸部材に支持された少な
くとも1つの攪拌翼とからなり、 上記各攪拌翼が、上記底面部の上方近傍において上記回
転軸部材から半径方向外方へ延びるアーム部と、このア
ーム部の先端部から周方向下流側へ向けて斜め上方へ延
びるブレード部とからなる、ことを特徴とする生ゴミ処
理装置。 - 【請求項2】 上記アーム部の上面が、周方向下流側へ
向けて斜め上方へ延びる斜面状に形成されている、こと
を特徴とする請求項1記載の生ゴミ処理装置。 - 【請求項3】 上記少なくとも1つの攪拌翼が、上記ア
ーム部の全長および配設高さ位置が異なる2種類以上の
攪拌翼からなる、ことを特徴とする請求項1または2記
載の生ゴミ処理装置。 - 【請求項4】 上記処理容器がウォータジャケットで囲
まれており、 このウォータジャケット内の水温を制御することにより
上記処理容器内における上記処理剤の温度を調節するよ
うに構成されている、ことを特徴とする請求項1〜3い
ずれか記載の生ゴミ処理装置。 - 【請求項5】 上記処理容器内の空気を除湿する除湿装
置を備えてなる、ことを特徴とする請求項1〜4いずれ
か記載の生ゴミ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24436799A JP2001062432A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 生ゴミ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24436799A JP2001062432A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 生ゴミ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001062432A true JP2001062432A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17117651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24436799A Pending JP2001062432A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 生ゴミ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001062432A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000053691A (ko) * | 1999-11-05 | 2000-09-05 | 정규 | 음식물쓰레기처리장치 |
JP2003062546A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-04 | System Kaihatsu Kk | 家庭用生ゴミ処理装置 |
-
1999
- 1999-08-31 JP JP24436799A patent/JP2001062432A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000053691A (ko) * | 1999-11-05 | 2000-09-05 | 정규 | 음식물쓰레기처리장치 |
JP2003062546A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-04 | System Kaihatsu Kk | 家庭用生ゴミ処理装置 |
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