JP2006088143A - 生ゴミ処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイオ基材が処理槽から外部に漏れることを確実に防止しつつ、バイオ基材の活性化および排気を促進させる。
【解決手段】バイオ基材を収容する処理槽20を有する処理機本体10と、処理槽20の内部に収容した生ゴミとバイオ基材とを攪拌する攪拌部材25とを備えた生ゴミ処理機において、処理槽20内に、処理槽20内のバイオ基材の上方の空気層領域の空気を拡散する送風手段(送風ファン53)を設けた構成とする。また、該処理機本体10に開閉可能に取り付けられ処理槽20の投入口14aを閉塞する蓋体58と、投入口14aの近傍に吸気口19を配置して処理槽20内の空気を機外に排気する排気手段(送風ファン52)とを備え、前記送風手段を、吸気口19の下方に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に家庭で使用するバイオ方式の生ゴミ処理機に関するものである。
この種の生ゴミ処理機は、好気性のバイオ菌を基材に担持させたバイオ基材によって生ゴミを発酵させて分解するもので、処理機本体の処理槽内に、回動可能な攪拌手段が配設されるとともに、前記処理槽の外部に、内部を加熱するための加熱手段が配設されている。そして、前記加熱手段によって処理槽の内部を所定温度範囲内に維持しながら、投入した生ゴミを前記攪拌手段によってバイオ基材と攪拌することによって処理を行うものである。
本発明の生ゴミ処理機に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平8−323336号公報
この特許文献1では、バイオ菌の活性化を促進するために、処理槽の下部を多孔板により区画し、その下部からエアポンプにより外気を導入できるようにしている。また、処理槽の上部には、吸気口が設けられるとともに、対向位置に排気ファンが設けられている。
しかしながら、この生ゴミ処理機では、下部に設けた多孔板および上部の吸気口からバイオ基材が漏出する可能性がある。
そこで、本発明では、バイオ基材の活性化および排気を促進し、しかも、バイオ基材が処理槽から外部に漏れることを確実に防止できる生ゴミ処理機を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の生ゴミ処理機は、バイオ基材を収容する処理槽を有する処理機本体と、前記処理槽の内部に収容した生ゴミとバイオ基材とを攪拌する攪拌手段とを備えた生ゴミ処理機において、前記処理槽内に、該処理槽内のバイオ基材の上方の空気層領域の空気を拡散する送風手段を設けた構成としている。
この生ゴミ処理機によれば、処理槽の上部の空気層領域の空気は滞留したままで排気されない可能性があるが、本発明では、この空気層領域に拡散用の送風手段を設けているため、空気の対流が可能になる。その結果、バイオ基材に対して空気を与え、活性化を促進させて処理能力を向上させることができる。
この生ゴミ処理機は、前記処理機本体に開閉可能に取り付けられ前記処理槽の投入口を閉塞する蓋体と、前記投入口の近傍に吸気口を配置して処理槽内の空気を機外に排気する排気手段とを備え、前記送風手段を、前記吸気口の下方に設けることが好ましい。このようにすれば、処理槽上部の滞留した空気を確実に排気できる。また、投入口の近傍に設けた吸気口以外には何ら孔が設けられていないため、バイオ基材が処理槽の外部に漏出することを確実に防止できる。
また、前記送風手段を、送出する風がバイオ基材に向かうように配置することが好ましい。
さらに、前記排気手段と送風手段とを連動させて動作させることが好ましい。
このようにすれば、バイオ基材の活性化を更に促進させることができる。
さらに、前記送風手段に、前記バイオ基材または生ゴミの進入を防止する保護手段を設けることが好ましい。このようにすれば、攪拌手段の回転によりバイオ基材や生ゴミが隆起する等の要因で、これらバイオ基材や生ゴミが送風手段に付着することを防止できる。その結果、送風手段が進入物によってロックするという問題を防止できる。
具体的には、前記保護手段は、網状部材を備えている。
また、前記保護手段は、対向する側面に開口部を有する枠部材を備えている。この場合、前記攪拌手段は、垂直方向に延びる回転軸から複数の羽根部を突設した攪拌部材を備え、前記開口部は、前記攪拌部材の回転方向と異なる位置に設けることが好ましい。
本発明の生ゴミ処理機では、処理槽の空気層領域に拡散用の送風手段を設けているため、空気の対流により、バイオ基材の活性化が促進されるとともに、処理槽内の空気を確実に排気できる。また、投入口の近傍に設けた吸気口以外には何ら孔が設けられていないため、バイオ基材が処理槽の外部に漏出することを確実に防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る生ゴミ処理機を示す。この生ゴミ処理機は、内部の処理槽20に好気性の酵母菌からなるバイオ菌をおがくずなどの基材に担持させたバイオ基材を収容し、投入した生ゴミをバイオ基材と攪拌することによって処理を行うバイオ方式であり、大略、処理機本体10と、該処理機本体10の上部を開閉可能に閉塞する蓋体58とからなる。
前記処理機本体10は、その外装体11の内部に処理槽20を配設することにより、該処理槽20内の処理部と処理槽20外の部品配設部とに区画したものである。
前記外装体11は、略四角筒状をなす枠体12の底に底板13が配設されるとともに、上部に蓋枠14が配設されたものである。前記枠体12の後面(図1中右側)には、後述する処理槽20の排出口21から突出した筒部22を露出させる開口部12aが設けられている。そして、この枠体12の前面(図1中左側)と前記開口部12aが設けられた後面には、前カバー15と後カバー16とが着脱可能に配設されている。前記蓋枠14には、その前部に生ゴミの投入口14aが設けられ、その開口縁には下向きに突出するリブが設けられている。また、枠体12の内部には、処理槽20の上端に位置するように仕切板17が配設されている。この仕切板17は、処理槽20の上端前部に位置するように開口部17aが設けられ、該開口部17aと前記蓋枠14の投入口14aとの間にはダクト部材18が配設されている。前記投入口14aの近傍に位置するこのダクト部材18の後面側には吸気口19が設けられ、この吸気口19に後述する排気手段を構成する排気ダクト51が接続されている。なお、前記仕切板17と蓋枠14との間の空間は、蓋体58のロック手段および攪拌部材25の駆動手段であるモータ26、および、処理槽20内の空気を機外に排気する排気手段などを配設する配設部を構成する。
前記処理槽20は、図1に示すように、上側の開口に向けて徐々に広がる底面を閉塞した略逆台形筒状をなすものである。この処理槽20の上部前面20aは、前方に位置するダクト部材18の前面を覆うように前方に膨出した形状をなす。また、処理槽20の背面下部には、外部に連通する排出口21が設けられ、その開口縁には外向きに突出するとともに、前記枠体12の開口部12a内に配置される筒部22が突設されている。この筒部22の先端には、ネジ締めにより蓋23が着脱可能に取り付けられている。さらに、処理槽20の底面には、下向きに窪んだ受部24が設けられ、この受部24に攪拌手段を構成する攪拌部材25の下端が回転可能に取り付けられる。
前記攪拌部材25は金属製であり、その回転軸27の下端を前記受部24に配置するとともに、仕切板17を貫通させた上端にモータ26を接続した縦型のもので、前記処理槽20内において後面側に位置し、生ゴミを投入するためのダクト部材18からは上面視で殆ど見えないように構成されている。具体的には、この攪拌部材25は、図2に示すように、垂直方向に延びる回転軸27に、第1羽根部材28と、第2羽根部材34と、下端羽根部材40と、一対の弾性部材47A,47Bとを固着したものである。
前記第1羽根部材28は、回転軸27に対して後述する下端羽根部材40の上方に固着され、前記処理槽20において、バイオ基材および生ゴミを許容量一杯に収容した状態で中央下部に位置するものである。具体的には、この第1羽根部材28は、前記回転軸27に固着するための略正方形状をなす第1連結部29に対して、略180度の位置に一対の第1羽根部30A,30Bを対向配置したものである。
前記第1羽根部30A,30Bは、回転時にバイオ基材を押し上げながら外向きに押し出すように攪拌するもので、それぞれ第1連結板31A,31Bと、第1傾斜板32A,32Bと、第1側板33A,33Bとからなる。
前記第1連結板31A,31Bは、前記第1連結部29と後述する第1傾斜板32A,32Bおよび第1側板33A,33Bとを一体に連続するもので、前記第1連結部29に対するなす角が約30度となるように回転軸27から外側縁に向けてそれぞれ上下逆向きに傾斜するように屈曲されている。前記第1傾斜板32A,32Bは、前記第1連結板31A,31Bの突出により前記回転軸27から径方向外向きに突出するとともに、モータ26による回転方向前側に向けて下向きに傾斜するように、前記第1連結板31A,31Bに対して約135度の角度で屈曲されている。前記第1側板33A,33Bは、前記第1連結板31A,31Bに対して略90度屈曲させて設けることにより、前記各第1傾斜板32A,32Bにおいて回転方向後側の外側縁から上向きに突設するとともに、回転方向後側に向けて径方向外向きに傾斜するように形成されるものである。
前記第2羽根部材34は、回転軸27に対して前記第1羽根部材28の上方に固着され、前記処理槽20において、バイオ基材および生ゴミを許容量一杯に収容した状態で中央上部に位置するものである。具体的には、この第2羽根部材34は、前記第1羽根部材28と同様に、回転軸に固着するための略正方形状をなす第2連結部35に対して、略180度の位置に一対の第2羽根部36A,36Bを対向配置したものである。
前記第2羽根部36A,36Bは、回転時にバイオ基材を押し上げながら内向きに掻き込むように攪拌するもので、第1羽根部30A,30Bと同様に、それぞれ第2連結板37A,37Bと、第2傾斜板38A,38Bと、第2側板39A,39Bとからなる。
前記第2連結板37A,37Bは、前記第2連結部35と後述する第2傾斜板38A,38Bおよび第2側板39A,39Bとを一体に連続するもので、前記第2連結部35に対するなす角が約30度となるように回転軸27から外側縁に向けてそれぞれ上下逆向きに傾斜するように屈曲されている。前記第2傾斜板38A,38Bは、前記第2連結板37A,37Bの突出により前記回転軸27から径方向外向きに突出するとともに、モータ26による回転方向前側に向けて下向きに傾斜するように、前記第2連結板37A,37Bに対して約135度の角度で屈曲されている。前記第2側板39A,39Bは、前記第2連結板37A,37Bに対して略90度屈曲させて設けることにより、前記各第2傾斜板38A,38Bにおいて回転方向後側の外側縁から上向きに突設するとともに、回転方向後側に向けて径方向内向きに傾斜するように形成されるものである。
前記下端羽根部材40は、回転軸27に対して下端に固着され、前記処理槽20の底に位置するものである。この下端羽根部材40は、前記受部24の上端縁に載置される円板部41aと受部24内に回転可能に内嵌される突出部41bとを備え、回転軸27の下端に固着される装着部41に対して、略180度の位置に一対の第3羽根部42A,42Bを対向配置したものである。
前記第3羽根部42A,42Bは、回転時にバイオ基材を押し上げるように攪拌するもので、第3連結板43A,43Bと、第3傾斜板44A,44Bと、第3側板45A,45Bと、第4傾斜板46A,46Bとからなる。
前記第3連結板43A,43Bは、前記装着部41と連続するもので、本実施形態では該装着部41に対して面一に径方向外向きに突出するように構成されている。前記第3傾斜板44A,44Bは、前記第3連結板43A,43Bの突出により前記回転軸27から径方向外向きに突出するとともに、モータ26による回転方向前側に向けて下向きに傾斜するように、前記第3連結板43A,43Bに対して約135度の角度で屈曲されている。前記第3側板45A,45Bは、前記第3連結板43A,43Bに対して略90度屈曲させて設けることにより、前記各第3傾斜板44A,44Bにおいて回転方向後側の外側縁から上向きに突設するとともに、第3連結板43A,43Bの突出方向に対する回転軌跡との接線と略平行に傾斜するように形成されるものである。前記第4傾斜板46A,46Bは、モータ26による回転方向前側に向けて下向きに傾斜するように、前記第3連結板43A,43Bに対して約135度の角度で屈曲されている。具体的には、回転方向前側である第3連結板43A,43Bとの連結端を最上端位置とし、回転方向後側に向けて上向きに傾斜されている。そして、本実施形態では、一方の第3羽根部42Aを構成する第4傾斜板46Aは、第3連結板43Aの外側半分の領域からのみ突出され、他方の第3羽根部42Bを構成する第4傾斜板46Bは、第3連結板43Bの内側半分の領域からのみ突出されている。
前記弾性部材47A,47Bは、図1および図2に示すように、前記第2羽根部材34の上方と、バイオ基材内に埋没する位置である第2羽根部材34と第1羽根部材28の間において、前記回転軸27に対して径方向外向きに突出するように固着されるものである。そして、上側の弾性部材47Aは、前記処理槽20において、バイオ基材および生ゴミを許容量一杯に収容した状態でバイオ基材の上面を均す役割をなし、下側の弾性部材47Bは、断面四角形状をなす処理槽20のコーナー部分をも確実に攪拌する役割をなす。具体的には、これら弾性部材47A,47Bは、前記回転軸28に固着したバネ47aと、該バネ47aの先端に取り付けたゴム製の当接部材47bとからなる。そのうち、当接部材47bは先端が略球状に面取りされるとともに、基部にバネ47aの内周部に内嵌固定するための円柱状取付部が設けられている。また、この当接部材47bは、横断面が四角形状をなす処理槽20の取付高さに対応する略全内面に当接(摺接)するもので、その取付部位の処理槽20の内面までの距離の違いにより各弾性部材47A,47Bで軸方向の長さを相違させている点でのみ相違している。
前記部材28,34,40,47A,47Bからなる攪拌部材25は、回転軸27の一番下側である一段目には前記下端羽根部材40が配設される。二段目に配設される第1羽根部材28は、下端羽根部材40の第3羽根部42A,42Bに対して、第1羽根部30A,30Bが略90度の間隔で周方向に回転した位置に配置されるように固着される。また、三段目に配設される第2羽根部材34は、二段目の第1羽根部材28の第1羽根部30A,30Bに対して、第2羽根部36A,36Bが90度の間隔で周方向に回転した位置に配置されるように固着される。しかも、二段目の第1羽根部材28の第1羽根部30Aの回転方向後側に、三段目の第2羽根部材34の第2羽根部36Aが位置するように固着される。さらに、一番上側に配設される第1弾性部材47Aは、三段目の第2羽根部材34の下向きに傾斜した第2羽根部36Aと平行で同一方向に突出するように固着される。そして、第1羽根部材28と第2羽根部材34との間に配設される第2弾性部材47Bは、三段目の第2羽根部材34の上向きに傾斜した第2羽根部36Bと平行で同一方向に突出するように固着される。
図1に示すように、前記処理槽20の下部外周面には、処理槽20内のバイオ基材を所定温度範囲内に維持するための加熱手段としてヒータ48が配設されている。また、外装体11を構成する枠体12の前面と処理槽20との間には、蓋体58を自動開放するために人体の有無を検出する測距センサ49と、該測距センサ49を床面から所定高さに配置するためのケース50とが配設されるとともに、後述する制御基板75が配設されている。なお、測距センサ49は、ケーシングの内部に発光素子と、該発光素子から投射した光の反射光を受光する受光素子とを配設したものである。
前記ダクト部材18に接続する排気手段は、前記攪拌部材25のモータ26を迂回するように配設した排気ダクト51と、該排気ダクト51の内部に配設した第1送風手段である第1送風ファン52とを備え、本実施形態では、前記処理槽20内に第2送風手段である第2送風ファン53を更に設けたものである。また、本実施形態では、前記排気ダクト51の内部には、排気する空気に含まれた臭分を分解除去する脱臭手段54が更に配設されている。
具体的には、前記排気ダクト51は、図1および図3に示すように、前記ダクト部材18において一側(図3中上側)設けた吸気口19に接続されるもので、後述する加熱源を備えた脱臭手段54を配設するために、排気する空気の冷却区間を設けるために略L字形状に構成されている。なお、前記排気ダクト51には、機内に開口した吸気口19の近傍および機外に開口した排気部51aに集塵用のフィルタ(図示せず)が配設されている。
前記第1送風ファン52は、前記排気ダクト51内において、機外に開口する排気部51aの近傍に位置するように配設したプロペラ形状の羽根を備えた周知のものである。
前記第2送風ファン53は、前記吸気口19の下方である処理槽20内のバイオ基材の上方の空気層領域の空気を拡散するプロペラ形状の羽根を備えた周知のものである。この第2送風ファン53は、送出する風がバイオ基材に向かうように、前記仕切板17の下面に所定間隔をもって配設されている。
前記脱臭手段54は、前記排気ダクト51内において第1送風ファン52の上流側である吸気口19の近傍に配設されている。具体的には、この脱臭手段54は、機内側から機外側に向けて順次配設した加熱ヒータ55と、加熱温度の検出手段であるサーミスタ56と、触媒57とを備え、前記排気手段のファン52,53と連動させて動作されるものである。
前記加熱ヒータ55は、触媒57が220℃から280℃の温度になるように加熱するもので、サーミスタ56の検出値に基づいて後述するマイコン76がオン、オフ制御する。前記サーミスタ56は、前記触媒57の温度を検出し、その検出温度に基づいたデータをマイコン76に出力するものである。前記触媒57は、Fe-Cr-Alステンレス構造体からなるハニカム状の基材に白金を担持させ、イオウ系やアンモニア系などの臭分を化学的に反応させてCOやHOに変化させるものである。
前記蓋体58は、前記処理機本体10を構成する蓋枠14の上面に回動可能に取り付けられるとともに、付勢手段であるヒンジスプリング59により開放方向に付勢されたものである。なお、このヒンジ接続部分の近傍には、下向きに円弧状に突出する押圧部材60が設けられ、該押圧部材60によりスイッチ61をオン、オフすることにより、蓋体58の開放および閉塞状態を検出できるように構成している。また、この蓋体58の前部には、図4に示すように、下向きに突出した係止受部62が設けられ、この係止受部62がロック手段によってロックおよびアンロックされる。
前記ロック手段は、前記蓋枠14に回動可能に取り付けられ、前記係止受部62に係止する爪部65aを設けたロック部材63からなる。具体的には、このロック部材63は、蓋体58に軸着する軸受部64より上方に突出するように先端に爪部65aを設けた係止部65が設けられている。また、軸受部64には、略L字形状に突出して下向きに延びる作用部66が設けられている。この作用部66は、スプリング67によって常にロック部材63によりロック位置である上向きに付勢されている。また、この作用部66には、前記測距センサ49による人体の検出により蓋体58を自動開放させる蓋体開放手段を構成するソレノイド68のロッド68aがリンク部材69を介して連結されている。さらに、作用部66の前部に位置するように蓋枠14には、手動式のロック解除操作部70がスプリングによって外向きに付勢された状態で配設されている。なお、符号71は、蓋体58を自動および手動のいずれでも開放不可能とする強制ロック部材である。
このように構成された生ゴミ処理機には、図5に示すように、前記処理槽20内に収容されたバイオ基材によって生ゴミを分解する処理機能の状態を検出するための基材状態検出手段として、処理槽20内の温度、バイオ基材の温度、および、外気の温度を検出する3個の温度センサ72〜74が配設されている。処理槽用温度センサ72は、処理槽20内におけるバイオ基材の上部の空間に位置するように配設されている。基材用温度センサ73は、処理槽20内における底に配設されている。外気用温度センサ74は、処理機本体10の外装体11に配設されている。
そして、制御基板75に実装された制御手段であるマイコン76は、予め設定されたプログラムに従って動作される。具体的には、このマイコン76は、商用電源からの電力が電源回路部77により直流電圧に変換され、この直流電圧が印加されることにより動作する。そして、蓋体開放手段の役割をなし、前記測距センサ49により人体を含む物体が検出可能な範囲内に近づいたことを検出すると、前記ソレノイド68を動作させ、係止部65による係止受部62の係止を解除することにより、ヒンジスプリング59の付勢力によって蓋体58を自動開放させる。また、スイッチ61により蓋体58が閉塞されたことを検出すると、その閉塞時を制御の開始点として前記送風ファン52,53および脱臭手段54を動作させる。同時に、時間計時タイマ78により時間の計測を開始し、前記ヒータ48のオン、オフ、および、攪拌部材25の回転の制御を開始する。さらに、所定時間毎に基材状態検出手段である前記温度センサ72〜74による検出値に基づいてバイオ基材の処理機能の状態を判断する基材状態判断手段の役割をなし、判断結果に基づいて前記ヒータ48のオン、オフ、および、攪拌部材25の回転数を制御するとともに、操作パネル79の表示部にバイオ基材の処理機能の状態を表示する。
次に、前記排気手段および脱臭手段54による作用について説明する。
前記マイコン76は、蓋体58の開放を検出すると、排気手段の送風ファン52,53および脱臭手段54の加熱ヒータ55を停止させ、後に蓋体58の閉塞を検出すると、これらを再び連動させて動作させる。
ここで、本実施形態の生ゴミ処理機は、処理槽20から投入口14aまでの間にダクト部材18を介設しているが、排気手段を構成する吸気口19を除くと他には何ら吸気用の孔は設けられていない。そのため、第1送風ファン52によって処理槽20内の空気を排気するには、処理槽20とダクト部材18とのクリアランスからのみ空気を吸引することにより行われる。この場合、処理槽20の上部の空気層領域では、空気が滞留して上部の吸気口19から排気できない領域が生じる。
しかし、本発明では、この空気層領域に拡散用の第2送風ファン53を配設しているため、空気の対流が可能になる。そのため、処理槽20内の空気を確実に排気できる。また、バイオ基材には、第2送風ファン53から送風された空気が与えられるため、活性化を促進させて処理能力を向上させることができる。しかも、本実施形態の生ゴミ処理機は、投入口の近傍に設けた吸気口19以外には何ら孔が設けられていないため、バイオ基材が処理槽20の外部に漏出することを確実に防止できる。
また、本実施形態では、排気手段を構成する排気ダクト51の内部には、脱臭手段54を更に設けているため、処理槽20内で発生する不快な臭気が外部に排気されることを抑制できる。その結果、臭気が外部に放出され、周囲を通るユーザに対して不快感を与えることを防止できる。
図6および図7は第2実施形態の生ゴミ処理機を示す。この第2実施形態では、処理槽20内上方の空気層領域の空気を拡散する送風手段である第2送風ファン53に、バイオ基材または生ゴミの進入を防止する保護手段を設けた点でのみ、第1実施形態と相違している。本実施形態の保護手段は、図7(A),(B)に示すように、樹脂(PET)製の網状部材80および枠部材85からなる。
前記網状部材80は、同心円からなる複数の円環部81と、これら円環部81を連結する径方向外向きに延びた連結部82とを備えている。この連結部82の先端には、第2送風ファン53のネジ穴53aに対応するネジ止め部83が垂直方向に延びる腕部84を介して設けられている。この腕部84は、第2送風ファン53の送風抵抗を防止するために、該第2送風ファン53との間に所定の隙間を設けるためのものである。
前記枠部材85は、上面と対向する一対の側面を開口した略U字形状のものである。具体的には、この枠部材85は、長方形状をなす下端閉塞面86と、該下端閉塞面86の長辺縁から立設した側面87,87を備え、その両端を開口部88,88としたものである。なお、下端閉塞面86の短辺の寸法は、平面視正方形法をなす第2送風ファン53の辺寸法と同一に設定され、その長辺の端部が第2送風ファン53より突出するように構成されている。この枠部材85には、網状部材80と同様に、第2送風ファン53のネジ穴53aと対応する挿通穴90を形成するための膨出部89が設けられている。この枠部材85の対向する一対の側面87,87の上端と前記膨出部89の上端との間には、前記ネジ止め部83の肉厚分の段差が設けられている。
これら網状部材80および枠部材85を第2送風ファン53に組み付ける場合、第2送風ファン53の下側に網状部材80を配置した後、その下から枠部材85を配置する。この際、枠部材85は、一対の側面87,87が、攪拌部材25の回転方向に対して交差する位置とする。言い換えれば、処理槽20における中央後側に配置された第2送風ファン53に対して、枠部材85の開口部88,88が攪拌部材25の側と処理槽20の後面の側とに位置するように配置することにより、開口部88,88が回転方向に沿うことのない回転方向と異なる位置に配置する。その後、ネジを挿通穴90、ネジ止め部83およびネジ穴53aを貫通させて締め付ける。
この第2実施形態の生ゴミ処理機では、第1実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。しかも、攪拌部材25の回転中は、バイオ基材や生ゴミが隆起する等の要因で、これらバイオ基材や生ゴミが第2送風ファン53に付着し、最悪の場合にはファンをロックさせることがある。しかし、本実施形態では、第2送風ファン53には網状部材80および枠部材85を配設しているため、このような問題が生じることを確実に防止できる。
なお、本発明の生ゴミ処理機は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、処理槽20の内部に送風手段である第2送風ファン53を配設したが、仕切板17に開口を設け、該仕切板17の上方に配設してもよく、処理槽20内上方の空気を拡散できる構成とすればよい。
また、第2実施形態では、枠部材85を樹脂により形成したが、図8(A)に示すように、ステンレスや鉄などの金属板により形成してもよい。この場合、下端閉塞面86には、ネジ締めするための切欠部91を設けるとともに、側面87の上端にネジ止め部83と第2送風ファン53との間に介在させる取付片92を設けることが好ましい。また、枠部材85の下端閉塞面86は、長方形状ではなく、図8(B)に示すように、第2送風ファン53と同一の正方形状に形成してもよい。
さらに、保護手段は網状部材80と枠部材85との組み合わせのみに限られず、図9(A)に示すように、ワイヤなどの細い線材を編んでなるメッシュ状の網状部材80のみにより構成してもよい。この場合、図9(B)に示すように、第2送風ファン53との隙間を確保するために、ファンと対応する部分を外向きに膨出する形状としてもよい。または、図10に示すように、四方を囲繞する側面87を備え、その下端開口に所定角度で傾斜させたルーバー93を設けた枠部材85のみにより構成してもよい。また、枠部材85の稜部は、エッヂにならないように所定の端面処理を施すことが好ましい。
本発明の第1実施形態に係る生ゴミ処理機の断面図である。 攪拌部材を示す斜視図である。 排気手段の構成を示す平面図である。 図1の要部拡大断面図である。 生ゴミ処理機の構成を示すブロック図である。 第2実施形態の生ゴミ処理機を示す断面図である。 送風手段に取り付ける保護手段を示し、(A)は分解斜視図、(B)は組付状態の斜視図である。 (A),(B)は保護手段の変形例を示す斜視図である。 (A),(B)は他の保護手段の変形例を示す分解斜視図である。 は保護手段の更に他の変形例を示す分解斜視図である。
符号の説明
10…処理機本体
14a…投入口
18…ダクト部材
19…吸気口
20…処理槽
25…攪拌部材(攪拌手段)
48…ヒータ(加熱手段)
51…排気ダクト
52…第1送風ファン(排気手段)
53…第2送風ファン(送風手段)
54…脱臭手段
58…蓋体
76…マイコン(制御手段)
80…網状部材(保護手段)
85…枠部材(保護手段)
88…開口部

Claims (8)

  1. バイオ基材を収容する処理槽を有する処理機本体と、前記処理槽の内部に収容した生ゴミとバイオ基材とを攪拌する攪拌手段とを備えた生ゴミ処理機において、
    前記処理槽内に、該処理槽内のバイオ基材の上方の空気層領域の空気を拡散する送風手段を設けたことを特徴とする生ゴミ処理機。
  2. 前記処理機本体に開閉可能に取り付けられ前記処理槽の投入口を閉塞する蓋体と、前記投入口の近傍に吸気口を配置して処理槽内の空気を機外に排気する排気手段とを備え、前記送風手段を、前記吸気口の下方に設けたことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理機。
  3. 前記送風手段を、送出する風がバイオ基材に向かうように配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生ゴミ処理機。
  4. 前記排気手段と送風手段とを連動させて動作させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の生ゴミ処理機。
  5. 前記送風手段に、前記バイオ基材または生ゴミの進入を防止する保護手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の生ゴミ処理機。
  6. 前記保護手段は、網状部材を備えていることを特徴とする請求項5に記載の生ゴミ処理機。
  7. 前記保護手段は、対向する側面に開口部を有する枠部材を備えていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の生ゴミ処理機。
  8. 前記攪拌手段は、垂直方向に延びる回転軸から複数の羽根部を突設した攪拌部材を備え、前記開口部は、前記攪拌部材の回転方向と異なる位置に設けていることを特徴とする請求項7に記載の生ゴミ処理機。
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