JP2002346529A - 生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制御方法 - Google Patents

生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制御方法

Info

Publication number
JP2002346529A
JP2002346529A JP2001159301A JP2001159301A JP2002346529A JP 2002346529 A JP2002346529 A JP 2002346529A JP 2001159301 A JP2001159301 A JP 2001159301A JP 2001159301 A JP2001159301 A JP 2001159301A JP 2002346529 A JP2002346529 A JP 2002346529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring
garbage
container
heating
garbage disposal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001159301A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kitaguchi
篤 北口
Yoshihiko Takishita
芳彦 瀧下
Shinya Okumura
信也 奥村
Keihan Ishii
啓範 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2001159301A priority Critical patent/JP2002346529A/ja
Publication of JP2002346529A publication Critical patent/JP2002346529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】媒体の過熱を防止しつつ、十分な生ごみ処理能
力を確保できる生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制
御方法を提供する。 【解決手段】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
いて、生ごみを受け入れる処理槽10と、処理槽10内
に設けられ、通常モードにおいて停止及び攪拌動作を所
定の周期で繰り返す間欠運転を行う処理槽内攪拌手段1
3と、処理槽10を加熱する処理槽加熱ヒータ42と、
この処理槽加熱ヒータ42が加熱を行うとき、処理槽内
攪拌手段13を、周期が通常モードよりも短い間欠運転
を行う過熱防止モードに移行させる制御装置32の本体
攪拌制御部32Aaを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭、飲食店、食
品加工業者等で発生する生ごみを分解処理する生ごみ処
理機に関し、さらに詳しくは、媒体の過熱を防止しつ
つ、十分な生ごみ処理能力を確保できる生ごみ処理機及
び生ごみ処理機の攪拌制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば家庭、飲食店等で発生する
生ごみを減容処理するものとして、例えば、特開平8−
89930号公報に記載のようないわゆる生ごみ処理機
が提唱されている。この従来技術は、略箱状の処理機本
体(外箱)と、この処理機本体内に設けた生ごみ処理容
器(処理槽)と、この生ごみ処理容器内に設けた攪拌手
段(攪拌体)と、この攪拌手段を駆動する駆動手段(攪
拌モータ)と、生ごみ処理容器を加熱する加熱手段(加
熱装置、主ヒータ)と、前記加熱手段を前記駆動手段と
関連づけて制御する加熱制御手段(制御装置)とを備え
ており、生ごみ処理容器内に投入した生ごみ(厨芥)を
媒体(処理媒体)に混入した微生物の発酵作用によって
分解処理し減容(減量)するようになっている。
【0003】またこのとき、前記加熱制御手段は、前記
加熱手段を、前記攪拌手段が駆動手段で駆動されている
ときのみ加熱動作するように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、前
述のように生ごみ処理容器内の生ごみを微生物によって
分解処理するため、容器内の環境条件が微生物にとって
良好かどうかが生ごみ処理能力に大きく影響する。使用
する微生物としては好気性・嫌気性のものを含み種々の
ものが既に提唱されているが、例えば、媒体が過熱され
高温になりすぎたり、逆に温度が低すぎたりした場合に
は、その環境変化によって微生物の生息環境が悪化して
分解能力を十分に発揮できず処理効率が低下する可能性
がある。
【0005】ここで、上記従来技術では、前述のよう
に、加熱制御手段で、前記攪拌手段が駆動手段で駆動さ
れているときのみ前記加熱手段が加熱動作を行うように
し、これによって加熱手段に近接した部分の媒体が過熱
する(いわゆる焦げ付き、焼き付き)のを防止してい
る。
【0006】しかしながら、このような制御態様では、
新たに以下のような課題が生じる。すなわち、一般に、
この種の微生物を用いた生ごみ処理機においては、攪拌
過大による媒体の過度な乾燥、小粒化、あるいは生ごみ
の団粒化等を防止するために、微生物の活動が低下しな
い限りにおいてなるべく攪拌動作を少なくしたいという
要請がある。このため、生ごみ投入後の初期攪拌動作が
終了した後は、攪拌手段は、相対的に大きな割合(例え
ば数十分間)の停止と相対的に小さな割合(例えば数分
間)の攪拌動作とを交互に繰り返す(いわゆる間欠運
転)ように駆動されるのが通常である。
【0007】ここで、上記従来技術のように、前記攪拌
手段が駆動状態にあることを加熱手段の加熱の条件とす
ると、上記のように間欠運転のうち極めて小さい割合
(短い時間)でしか加熱を行うことができなくなる。こ
のため、例えば外気温の比較的低い時期や場所において
生ごみ処理機を使用した場合、処理容器内の媒体の温度
が低下して微生物が良好に活動できる温度に保持するの
が困難となり、この結果微生物の活動環境が悪化し生ご
み処理能力が低下する。
【0008】本発明は、上記の事柄に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、媒体の過熱を防止しつつ、十分
な生ごみ処理能力を確保できる生ごみ処理機及び生ごみ
処理機の攪拌制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、生ごみの減容処理を行う生ごみ処
理機において、前記生ごみを受け入れる生ごみ処理容器
と、この生ごみ処理容器内に設けられ、攪拌時間、攪拌
回転数、停止時間、及び間欠運転の有無のうち少なくと
も1つの状態要素が所定に設定された一の動作モードで
駆動される攪拌手段と、前記生ごみ処理容器を加熱する
加熱手段と、この加熱手段が加熱を行うとき、前記攪拌
手段を、前記状態要素が前記一の動作モードと異なる過
熱防止モードに移行させる攪拌制御手段とを備える。
【0010】本発明においては、加熱手段が加熱を行う
ときには、攪拌制御手段が攪拌手段を過熱防止モードに
移行させ、これによってそれまでの通常モードにおける
攪拌時間、攪拌回転数、停止時間、及び間欠運転の有無
等の状態要素を変化させる。これにより、例えば、それ
までよりも短い周期で停止及び攪拌動作を繰り返す間欠
運転としたり、そのとき停止中であった場合にそれまで
の間欠運転の攪拌回転数より小さな回転数で連続攪拌運
転したりあるいは停止の残余時間を省略又は短縮し攪拌
動作からそれまでの間欠運転を再開したりする。このよ
うに、加熱手段の加熱時にはそれまでより攪拌促進する
ような状態を実現する制御とすることにより、加熱手段
に近接した部分の媒体が過熱する焦げ付き等の発生を防
止することができる。
【0011】またこのとき、前述の従来構造のように加
熱手段側の動作を攪拌手段側の攪拌動作に追従させて制
御するのではなく、攪拌手段側の動作を加熱手段側の動
作に追従させて制御する上記のような制御態様としてい
る。これにより、加熱手段側を適宜制御することで、処
理容器内の温度環境を従来構造のように悪化させること
なく、良好に保持することが可能となる。したがって、
微生物の活動を活発に維持することができ、十分な生ご
み処理能力を確保することができる。
【0012】(2)上記目的を達成するために、また本
発明は、生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機におい
て、前記生ごみを受け入れる生ごみ処理容器と、前記生
ごみ処理容器内に設けられ、通常モードにおいて停止及
び攪拌動作を所定の周期で繰り返す間欠運転を行う攪拌
手段と、前記生ごみ処理容器を加熱する加熱手段と、こ
の加熱手段が加熱を行うとき、前記攪拌手段を、前記周
期が前記通常モードよりも短い間欠運転を行う過熱防止
モードに移行させる攪拌制御手段とを備える。
【0013】(3)上記(2)において、好ましくは、
前記攪拌制御手段は、前記攪拌手段が前記通常モードの
間欠運転のうち前記停止中であった場合で、前記加熱手
段が加熱を行うときには、前記攪拌手段に、前記停止の
残余時間を省略又は短縮し攪拌動作から前記過熱防止モ
ードを開始させる。
【0014】(4)上記(2)又は(3)において、ま
た好ましくは、前記攪拌制御手段は、前記過熱防止モー
ドにおける前記攪拌時間及び前記停止時間のうち少なく
とも一方を、前記通常モードよりも小さく設定する。
【0015】(5)上記目的を達成するために、また本
発明は、生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機におい
て、前記生ごみを受け入れる生ごみ処理容器と、前記生
ごみ処理容器内に設けられ、通常モードにおいて停止及
び攪拌動作を交互に繰り返す間欠運転を行う攪拌手段
と、前記生ごみ処理容器を加熱する加熱手段と、前記攪
拌手段が前記間欠運転のうち前記停止中であった場合
で、前記加熱手段が加熱を行うときには、前記攪拌手段
を、前記間欠運転の前記攪拌動作における回転数より小
さな回転数で連続運転する過熱防止モードに移行させる
攪拌制御手段とを備える。
【0016】(6)上記目的を達成するために、また本
発明は、生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機におい
て、前記生ごみを受け入れる生ごみ処理容器と、前記生
ごみ処理容器内に設けられ、通常モードにおいて停止及
び攪拌動作を交互に繰り返す間欠運転を行う攪拌手段
と、前記生ごみ処理容器を加熱する加熱手段と、前記攪
拌手段が前記間欠運転のうち前記停止中であった場合
で、前記加熱手段が加熱を行うときには、前記攪拌手段
を、停止の残余時間を省略又は短縮して攪拌動作から前
記間欠運転を再開する過熱防止モードに移行させる攪拌
制御手段とを備える。
【0017】(7)上記目的を達成するために、また本
発明は、生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機におい
て、前記生ごみを受け入れる生ごみ処理容器と、前記生
ごみ処理容器内に設けられ、通常モードにおいて停止又
は攪拌するように駆動される攪拌手段と、前記生ごみ処
理容器を加熱する加熱手段と、前記攪拌手段が前記停止
中であった場合で、前記加熱手段が加熱を行うときに
は、前記攪拌手段を、停止の残余時間を省略又は短縮し
て攪拌開始させる過熱防止モードに移行させる攪拌制御
手段とを備える。
【0018】(8)上記(1)乃至(7)において、ま
た好ましくは、前記生ごみ処理容器内に微生物を混入し
た媒体を受け入れ、前記微生物により前記生ごみの分解
処理を行う。
【0019】(9)上記目的を達成するために、本発明
の生ごみ処理機の攪拌制御方法は、生ごみ処理機の処理
容器内の攪拌手段を、攪拌時間、攪拌回転数、停止時
間、及び間欠運転の有無のうち少なくとも1つの状態要
素が所定に設定された一の動作モードで駆動し、前記処
理容器の加熱手段が加熱を行うときに、前記攪拌手段
を、前記状態要素が前記一の動作モードと異なる過熱防
止モードに移行させる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の生ごみ処理機の一
実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施の形態
は、家庭、飲食店、食品加工業者等で発生する生ごみを
分解処理する生ごみ処理機の実施の形態である。図1は
本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構造を表す
正面図、図2はその生ごみ処理機の上面図である。これ
ら図1及び図2において、1は投入された生ごみを微生
物により分解処理する生ごみ処理機本体、2は脱臭ユニ
ット(図2参照)である。この脱臭ユニット2は、生ご
み処理機本体1の背面側(図2中上側)に位置し、例え
ばフレキシブルホース等により構成された吸気ホース3
(図2参照)及び排気ホース4(図2参照)を介して生
ごみ処理機本体1と接続している。なお、これら吸気ホ
ース3及び排気ホース4の両端は、それぞれ生ごみ処理
機本体1及び脱臭ユニット2の上面に回動可能に設けた
継手3a,3b及び継手4a,4bに差し込まれてい
る。5はこれら吸気ホース3及び排気ホース4を保護す
るホースカバーである。
【0021】6は生ごみ処理機本体1の正面側(図2中
下側)に設けられ、投入口7(後述の図5参照)を開閉
する開閉蓋、9は操作盤(操作装置)である。なお、こ
の操作盤9の詳細については後述する。
【0022】8は前記開閉蓋6を開閉駆動する駆動装置
である。この駆動装置8は、例えば電動モータ等により
構成されている。このとき、生ごみの投入作業への配慮
として、生ごみを略バケツ状のリフト容器211(後述
の図21参照)に受け入れ、その容器211を設置面
(例えば地面)と前記投入口7との間を昇降させるとと
もに、上昇時(投入口7の高さまで容器を持ち上げたと
き)には、受け入れた生ごみを投入口7に投入するよう
にリフト容器を傾倒させる投入リフト装置210が別途
用意される(後述の図21参照)。なお、図示を省略し
ているが、開閉蓋6には、その開閉状態を検知する開閉
検知手段(例えばリミットスイッチ等、後述の図21参
照)6Aが設けられ、その検出結果を後述の制御装置3
2に出力するようになっている。
【0023】29は本体カバーであり、略箱体状の形状
を備え、生ごみ処理機本体1のボディとしての機能を果
たす。11は上プレート、35はロードセル、34は下
プレート、36は脚である。前記上プレート11は、そ
の上部に、生ごみ処理機本体1を搭載している。前記下
プレート34は、前記上プレート11を質量計測手段と
しての複数(この例では4つ)のロードセル35を介し
て支持する。また脚36は、複数(この例では4つ)設
けられており、前記下プレート34を設置面(例えば地
面)から支持する。このとき前記ロードセル35は、生
ごみ処理機本体1の全体質量(厳密には下プレート3
4、脚36及びこれらロードセル35自体の質量を除い
た質量)を随時検出してその質量検出信号を和算器35
A(後述の図21参照)を介し後述の制御装置32に出
力するようになっている。
【0024】30は、本体カバー29正面に設けた扉で
あり、後述の処理媒体排出の際にこの扉30を開けて処
理槽10の開閉蓋28を開閉する。
【0025】31は後述の処理槽内攪拌手段13の駆動
装置21等のメンテナンスを行うための点検扉である。
【0026】43は生ごみ処理機本体1及び脱臭ユニッ
ト2の上面に複数(この例ではそれぞれ4づつ)設けた
吊り具で、本実施の形態の生ごみ処理機の設置及び撤去
等の際、例えばクレーン等により生ごみ処理機本体1及
び脱臭ユニット2をそれぞれ吊り上げられるように配慮
したものである。
【0027】なお、独立に構成された前記脱臭ユニット
2はその幅方向(図2中左右方向)寸法を、生ごみ処理
機本体1の奥行き方向(図2中上下方向)寸法とほぼ等
しく設定している。このような設定により、例えば、上
記した継手3a,3b及び4a,4bを適宜回動させ、
吸気ホース3及び排気ホース4の配管経路を変更するこ
とにより、図3に示したように、脱臭ユニット2を生ご
み処理機本体1の幅方向一方側(図3中左側)に配置す
る等、生ごみ処理機本体1及び脱臭ユニット2の配置を
設置場所のレイアウトに応じて変更できるようになって
いる。
【0028】図4は図2中IV−IV断面による断面図、図
5はこの図4中V−V断面による断面図で、ともに生ご
み処理機本体1の内部構造を詳細に表す図である。これ
ら図4及び図5において、先の図1乃至図3と同様の部
分には同符号を付し説明を省略する。これら図4及び図
5において、10は生ごみを処理する処理槽である。こ
の処理槽10は、略U字状横断面形状を備える曲面部1
0aと、それら曲面部10aの長手方向(図4中左右方
向)両端側に設けた略半円形状の端面部10b,10b
とから構成されている。なお、10cはそれら曲面部1
0a及び端面部10bの外周側ほぼ全面(後述の排出口
28に対応する処理媒体排出口部分を除く)を覆う断熱
材である(但し、図示煩雑防止のため図5では図示省
略)。またこの処理槽10は、例えばその長手方向(図
4中左右方向)両側で生ごみ処理機本体1の底面として
の前記上プレート11上に支持部材12を介して支持さ
れている。
【0029】13は生ごみ及び処理媒体Wを適宜攪拌す
る処理槽内攪拌手段で、この処理槽内攪拌手段13は処
理槽10内に設けられている。またこの処理槽内攪拌手
段13は、その両端が前記処理槽端面部10b,10b
に軸受14,14を介して回転自在に支持され略水平に
配設された回転軸15と、この回転軸15に対し所定の
間隔で配設された略円盤状のプレート16と、このプレ
ート16に対しボルト17a及びナット17bにより放
射状に取付けられ、それぞれ先端にパドル18を設けた
多数の攪拌翼19とで構成されている。
【0030】20は処理槽内攪拌手段13の前記回転軸
15の一方側(図4中左側)に設けたスプロケット、2
1は前記上プレート11上の処理槽10の一方側(図4
中左側)に設けた例えば電動モータからなる駆動装置、
22はこの駆動装置21の出力軸21aの端部に設けた
スプロケット、23は前記スプロケット20,22間に
掛け回されたチェーン23である。そして、駆動装置2
1の駆動力はスプロケット20,20及びチェーン23
によって前記回転軸15に伝達され、前記処理槽内攪拌
手段13が図5中矢印アの方向(あるいはその逆方向)
に適宜回転駆動するようになっている。なお、この駆動
伝達構造に関しては、例えばスプロケット20,22を
ともにプーリに置き換え、これらをベルトで連結する
等、他の構造としても構わない。また、前記パドル18
は、図4に示すように横断面形状が略V字状のプレート
で構成されており、処理槽内攪拌手段13が図5中矢印
アで示した回転方向(=正転方向)に攪拌する際、攪拌
による処理媒体Wの細粒化を抑制しつつも生ごみと処理
媒体Wとが均一に混ざり合うように配慮されている。
【0031】24は前記吸気ホース3からの吸気(外
気)を処理槽10内に取り入れる吸気口で、処理槽10
の上部に設けられている。25は同様に処理槽10の上
部に設けた排気口であり、処理槽10内で生ごみの発酵
分解時に発生する臭気を伴うガスや水蒸気等を排気とと
もに処理槽10外に排出し、前記排気ホース4に導く。
26はこの排気口25に設けられたフィルタで、処理槽
10内から例えば細粒化された処理媒体W等の浮遊物が
処理槽10外に排出されるのを防止する。
【0032】27はこのフィルタ26を清掃するための
振動機27であり、例えば電動モータ等により構成され
ている。この振動機27によってフィルタ26に適宜振
動が与えられ、稼動時間の経過に伴いその網目に堆積し
た浮遊物等を振るい落とす。これにより、フィルタ26
の交換やメンテナンス等に対する負担が軽減されるよう
配慮されている。
【0033】28は前記処理槽曲面部10aの幅方向
(図4中左右方向)略中央下部に設けた処理媒体排出口
(図示せず)を開閉する開閉蓋で、定期的に(例えば半
年に1度)処理槽10内の処理媒体Wを交換する際に
は、この開閉蓋28を開け(図5中2点鎖線で示した状
態)、処理媒体排出口を介して使用済みの処理媒体Wを
処理槽10外に排出する。この処理媒体W排出の際に
は、前述した本体カバー29正面の扉30を開けて処理
槽10の開閉蓋28を開閉するようになっている。
【0034】32は本実施の形態の生ごみ処理機の各機
構の動作を制御する制御装置で、この制御装置32は前
記上プレート11上の処理槽10の幅方向他方側(図4
中右側)に架台33を介して支持されている。なお、こ
の制御装置32の詳細機能構成については後述する。
【0035】37は熱伝導式(加熱温度検出方式)の含
水率センサである。この含水率センサ37は、図5に示
すように、処理槽10の一方側の前記端面部10bに設
けられている(さらに他方側の前記端面部10bの内周
面に互いにほぼ同一位置となるように設けても良い)。
このとき、処理槽内攪拌手段13は、攪拌時、図5中矢
印ア方向に回転するため、処理槽内攪拌手段13の回転
軸15方向から見ると、処理槽10内の内容物(主とし
て処理媒体W、但し生ごみ投入後は厳密には処理媒体W
と生ごみとの混合物)は全体的に処理槽内攪拌手段13
の回転方向に偏って分布する場合がある。したがって、
含水率センサ37は、処理槽内容物の確実に存在する範
囲(例えば処理槽10の下方領域)内に設けることが望
ましい。
【0036】図6は、含水率センサ37の構造を表す図
4中矢印VI方向から見た図である。この図6において、
各含水率センサ37は、その温度により電気抵抗値が変
化する特性のサーミスタ37aと、このサーミスタ37
aを加熱するセンサヒータ37bと、例えばエポキシ樹
脂などにより形成され、サーミスタ37a及びセンサヒ
ータ37bを固定する基盤37cとで構成されている。
このような構造の含水率センサ37は、センサヒータ3
7bによりサーミスタ37aを一定時間加熱した際のサ
ーミスタ37aの温度上昇度から、周囲の処理槽内容物
の含水率を検出する。
【0037】すなわち、周囲の処理槽内容物の含水率に
よって、サーミスタ37aの温度上昇度に差が生じ、こ
れによりサーミスタ37aの電気抵抗値も周囲の処理槽
内容物の含水率によって変化することになる。この電気
抵抗値は、例えば、サーミスタ37aに所定の電流を通
電し、これにかかる電圧値から検出することができ、制
御装置32は、このサーミスタ37aの加熱前後の電気
抵抗値の変化(すなわち温度上昇度)を基に、所定の換
算式に従って処理槽内容物の含水率を算出するようにな
っている。なお、前述のように両側の処理槽端面部10
b,10bに2つのセンサ37,37を設ける場合は両
者の平均をとってもよい。以上のようにして検出した含
水率検出信号は、前記制御装置32に出力される。
【0038】図4及び図5に戻り、38は処理槽10内
の内容物に給水(散水)する給水装置(繁雑防止のため
図5にのみ図示)である。この給水装置38は、その先
端が処理槽10内に突出した散水用のノズル39と、こ
のノズル39に例えば水道等から水を導くホース40
と、このホース40の途中に設けた例えばソレノイド駆
動式の電磁弁88(後述の図21参照)とで構成されて
いる。この電磁弁88を開くことにより、水道水が処理
槽10内に適宜給水(散水)されるようになっている。
【0039】41Aは内容物温度センサであり、例えば
前記処理槽10の前記端面部10bを貫通して配設した
パイプ状部材中に配置されている。この内容物温度セン
サ41Aは、処理槽10内の内容物の温度を適宜検出
し、この検出結果を前記制御装置32に出力する。な
お、煩雑防止のため図示を省略するが、例えば処理槽1
0の上部にも、処理槽10内の雰囲気温度を検出するた
めの容器内温度センサ41Bが設けられ、検出結果を制
御装置32に出力するようになっている。
【0040】42は処理槽加熱ヒータであり、例えばプ
レート状の電熱ヒータ等により構成されている。この処
理槽加熱ヒータ42は、前記処理槽曲面部10aの外周
下部側に、前記処理槽曲面部10aの内周側に臨むよう
に複数個取り付けられている。また、煩雑防止のため図
示を省略するが、この処理槽加熱ヒータ42には、その
温度を検出するための加熱ヒータ温度センサ41Cが設
けられ、検出結果を制御装置32に出力するようになっ
ている。
【0041】図7は、前述の脱臭ユニット2の全体構造
を表す図2中矢印VII方向から見た正面図であり、図1
及び図2と同様の部分には同符号を付し説明を省略す
る。この図7において、44は脱臭ユニット2のボディ
としての本体カバーで、その前面(図7中紙面手前側、
図2で言えば上側)は、内蔵した各機構のメンテナンス
あるいは後述する脱臭媒体Dの交換等のために開閉可能
に構成された開閉扉45となっている。
【0042】図8は図2中VIII−VIII断面による断面
図、図9はこの図8中IX−IX断面による断面図である。
これら図8及び図9において、先の各図と同様の部分に
は同符号を付し説明を省略する。これら図8及び図9に
おいて、46は脱臭ユニット2の本体カバー44内の雰
囲気を外気として取り入れる取入口で、この取入口46
から取り入れられた外気は、熱交換器47及び吸気ダク
ト48(図9参照)を介し、さらに前記継手3b及び吸
気ホース3を介して生ごみ処理機本体1の処理槽10内
に導かれるようになっている(図5参照)。なお、煩雑
防止のため図示を省略するが、この取入口46には、外
気の温度及び湿度をそれぞれ検出する外気温度センサ8
1C及び湿度センサ77Bが設けられている(後述の図
21参照)。
【0043】49は排気ダクトであり、前記排気ホース
4(図2参照)及びこれに接続する前記継手4b(図2
参照)を介し生ごみ処理機本体1の処理槽10から導出
された前記排気を熱交換器47に導く。この熱交換器4
7は、比較的低温の外気と、処理槽10内の発酵熱によ
り比較的高温となった処理槽10(図5参照)からの排
気との間で熱交換を行わせるものである。またこの熱交
換器47は、この種のものとして公知のものであり、繁
雑防止のため特に図示しないが、例えば、ジグザグ状に
延設した配管中に前記外気を通じる一方、その外周側に
前記排気を通じることにより、前述のように水蒸気を含
み多量の水分を含んだ処理槽10からの排気を冷却し、
排気中に含まれる水分を適度に除去するようになってい
る。
【0044】50は前記熱交換器47の下流側に接続さ
れた加熱ダクトであり、51はその加熱ダクト50の内
部に設けた排気ヒータである。この排気ヒータ51は、
電熱器等で構成されており、前記熱交換器47により適
度に水分を除去された排気を加熱するようになってい
る。
【0045】なお、52は前記加熱ダクト50の一方側
(図9中左側)に設けた排水口で、上述したように熱交
換器47により除去された排気中の水分は、この排水口
52からホース53を介して容器54に導かれる。ま
た、特に図示しないが、この容器54に導かれた水分は
図示しない排水口を介して脱臭ユニット2外に排出され
るようにしてもよいし、適宜容器54を取り出して貯ま
った水分を抜き取るようにしてもよい。
【0046】55は内部にインペラ(図示せず)等を備
えたターボブロア等で構成された排気ファンである。こ
の排気ファン55は、前記インペラの回転により前記加
熱ダクト50からダクト56(図9参照)を介し導入さ
れた排気を強制的に下流側へ送り込む。57は例えば電
動モータ等により構成され、排気ファン55の図示しな
いインペラを回転駆動させる駆動装置である。このとき
この例では、後述の図21に示すようにインバータ57
Aを介して駆動装置57をインバータ制御する。また、
この排気ファン55により強制的に送り込まれた排気
は、ダクト58を介して脱臭槽導入ダクト59に導かれ
るようになっている。なお、繁雑防止のため特に図示し
ないが、排気ヒータ51の下流側に接続した前記ダクト
56には排気温度を検出する温度センサ81B(後述の
図21参照)が設けられている。
【0047】60は脱臭処理部であり、前記脱臭槽導入
ダクト59から導入された排気に含まれる臭気を除去す
るものである。62は複数(この例では3つ)の脚61
により設置面(例えば地面)に支持された脱臭ユニット
2のベースフレームである。63は前記ベースフレーム
62上に固定した概略箱型形状の脱臭容器である。脱臭
処理部60は、前記処理槽10内の処理媒体Wと同一媒
体である脱臭媒体Dを前記脱臭容器63内に内包し、こ
の脱臭媒体Dに排気を通過させることにより、脱臭媒体
Dに混入した微生物により排気に含まれる臭気成分を分
解し脱臭を行うものである。なお、脱臭容器63内にお
いて、脱臭媒体Dは脱臭容器63内に設けた網64上に
載置されている。この網64の下方には、脱臭媒体Dか
ら染み出た余分な水分や、脱臭媒体Dを介して臭気を取
り除かれた排気を導出する空間が確保されている。
【0048】63Aは、脱臭容器63の上部に設けた脱
臭媒体投入口(図示せず)にボルト(図示せず)等によ
り着脱可能に設けた上部蓋であり、63Bは、脱臭容器
63の下部に設けた脱臭媒体排出口(図示せず)にボル
ト(図示せず)等により着脱可能に設けた下部蓋であ
る。定期的に(例えば数ヶ月〜半年に1度)脱臭容器6
3内の脱臭媒体Dを交換する際には、前記下部蓋63B
を開けて前記脱臭媒体排出口を介し使用済みの脱臭媒体
Dを脱臭容器63外に排出し、また前記上部蓋63Aを
開けて前記脱臭媒体投入口を介し新しい脱臭媒体Dを脱
臭容器63内に投入する。なお、このようにして脱臭容
器63内の脱臭媒体Dを交換する際、使用済みの脱臭媒
体Dは、処理槽10内に補填し、処理媒体Wとして引き
続き使用することも可能である。
【0049】図10は図8中X−X断面による断面図、
図11は図8中XI−XI断面による断面図で、先の各図と
同様の部分には同符号を付し説明を省略する。これら図
10、図11及び先の図8において、65は前記脱臭容
器63内の脱臭媒体Dを適宜攪拌する複数(この例では
3つ)の脱臭容器内攪拌手段である。この脱臭容器内攪
拌手段65は、両端が軸受66,66により回転自在に
支持された回転軸67と、この回転軸67に放射状に設
けられ、それぞれ先端に概略プレート状のパドル68を
備えた複数の攪拌翼69とで構成されている。
【0050】70はこれら脱臭容器内攪拌手段65を駆
動させる駆動装置である。71は前記駆動装置70の出
力軸(図示せず)に設けたスプロケット(図10参照)
で、このスプロケット71は、脱臭容器内攪拌手段65
の回転軸67の一端にそれぞれ設けらたスプロケット7
2とチェーン73を介して接続している。このとき、図
10に示すように、このチェーン73は相隣接する脱臭
容器内攪拌手段65が互いに逆方向に回転するように、
隣接するスプロケット72間において襷掛けされてい
る。なお、この駆動伝達構造に関しては、例えばスプロ
ケット71,72をともにプーリに置き換え、これらを
ベルトで連結する等、他の構造としても構わない。ま
た、前述の回転軸67の軸受66は、脱臭容器63の外
壁に突出させた支持部材74上に、脱臭容器63幅方向
(図8中左右方向)両側に来るように立設した架台75
により支持されている。また、脱臭容器63幅方向一方
側(図8中右側)の架台75は、図10に示すように略
「h」字状に形成されており、前記駆動装置70は、こ
の「h」字状の架台75の上部に設けた支持プレート7
6により支持されている。
【0051】77Aは脱臭容器63側面に設けた含水率
センサ(図11参照)である。この含水率センサ77A
は、脱臭容器63内の内容物(主として脱臭媒体D、生
ごみ投入後は厳密には脱臭媒体Dと生ごみの混合物)の
含水率を適宜検出し、この検出結果を前記制御装置32
に出力するようになっている。なお、この含水率センサ
77Aは、前述の含水率センサ37と同様、熱伝導式と
してもよいし、例えばマイクロ波式、誘電率検出式等、
他の公知のセンサにより構成してもよい。
【0052】また、78は前述の給水装置38とほぼ同
様に構成され、脱臭容器63内の脱臭媒体Dに給水する
給水装置である。この給水装置78は、脱臭容器63内
に設けたノズル79と、このノズル79に例えば水道等
から水を導くホース80(図8参照)と、このホース8
0の途中に設けられた例えばソレノイド駆動式の電磁弁
89(後述の図21参照)とで構成されている。
【0053】81Aは脱臭容器63の側面に設けた内容
物温度センサである。この内容物温度センサ81Aは、
脱臭容器63内の脱臭媒体Dの温度を適宜検出し、この
検出結果を前記制御装置32に出力するようになってい
る。
【0054】82はその上流側が脱臭容器63下部に確
保された前述の空間に接続したダクトである(図8及び
図9も参照)。このダクト82は、脱臭処理部60で臭
気が取り除かれた排気を下流側に接続した紫外線殺菌ユ
ニット83に導くようになっている。84はこの紫外線
殺菌ユニット83内に複数設けた公知の殺菌灯であり、
例えば紫外線ランプ等により構成されている。85はこ
の紫外線殺菌ユニット83の上部に設けられ、先端が脱
臭ユニット2外に突出した排気筒である。この排気筒8
5は、上記のように脱臭処理部60で臭気が除去され紫
外線殺菌ユニット83を通過して殺菌処理した排気を最
終的に大気放出する。なお、紫外線殺菌ユニット83と
その上流側のダクト82との接続部分にはフィルタ86
が設けられており、例えば細粒化された脱臭媒体D等が
排気とともに大気放出されることを防止するようになっ
ている。87は前記脱臭容器63内において、前記網目
64よりもさらに目の細かい網目状の受け皿で、前記網
64の目から落下した一部の脱臭媒体Dを受け止めこの
受け皿87ごと抜き取ることができるようになってお
り、脱臭容器63内の清掃等のメンテナンス作業への配
慮がなされている。さらに、前述した給水装置38,7
8に水道水を導くホース40,80における電磁弁8
8,89の上流側には、公知の構造の流量計90(後述
の図21参照)が設けられており、電磁弁88,89に
導かれる水の流量を検出し、前記制御装置32に出力す
るようになっている。
【0055】ここで、以上説明した生ごみ処理機の各動
作機器は、前記操作盤9の操作信号に応じた前記制御装
置32からの指令信号によって制御される。またそのと
き、生ごみ処理機の各種状態量が上述した各センサ類に
よって検出され、その検出信号に応じた前記制御装置3
2からの表示制御信号によって操作盤9に検出結果に応
じた表示が行われる。以下、それらの詳細について順次
説明する。
【0056】図12は、本発明の生ごみ処理機の一実施
の形態を構成する前記制御装置32の機能的構成を表す
機能ブロック図である。この図12において、32aは
中央演算装置(CPU)、32bは制御プログラムを格
納したROM、32cは各種データを随時記憶・読み出
し可能なRAM、32dはA/D変換器、32eはD/
A変換器、32gはタイマである。
【0057】上記構成により、制御装置32は、生ごみ
処理機本体1や脱臭ユニット2に備えられた各機器やセ
ンサ類、すなわち、前述したロードセル35、含水率セ
ンサ37、含水率センサ77A,温度センサ77B、内
容物温度センサ41A、容器内温度センサ41B、加熱
ヒータ温度センサ41C、内容物温度センサ81A、排
気ヒータ温度センサ81B、外気温度センサ81C、流
量計90、開閉検知手段6A、風量計55A等からの検
出信号と、前記操作盤9からの操作信号とを入力して、
A/D変換器15dにてA/D変換する。
【0058】そして、CPU32aでそれらの入力情報
をもとに所定の演算を行った後、その演算結果に基づ
き、生ごみ処理機本体1や脱臭ユニット2に備えられた
各機器、すなわち、前述の開閉蓋駆動装置8、攪拌駆動
装置21、振動機27、処理槽加熱ヒータ42、排気ヒ
ータ51、排気ファン駆動装置57、攪拌駆動装置7
0、紫外線殺菌ユニット83、電磁弁88、電磁弁8
9、投入リフト装置駆動モータ210a等)の動作を制
御する制御信号を出力する。
【0059】また演算結果の少なくとも一部をD/A変
換器32eでD/A変換して操作盤9に表示制御信号と
して出力する(詳細は後述)。
【0060】図13は、本発明の生ごみ処理機の一実施
の形態を構成する前記操作盤9の全体構造を表す正面図
である。
【0061】この図13において、9Aは開閉扉であ
る。この開閉扉9Aの右側端部には後述の本体カバー2
9と回動可能に接続するヒンジ9B(図示省略、前述の
図1参照)が設けられている。9Cはこの開閉扉9Aの
左側に設けた把持可能な収納式の取手である。この取手
9Cを把持することにより、ヒンジ9Bを回動中心とし
て開閉扉9Aは図13及び図1中手前側に開くようにな
っている。
【0062】また前記の開閉扉9Aには開口部9Aaが
設けられている。この開口部9Aaには例えば透明ガラ
ス(あるいはプラスチック)製の窓9Abが設けられて
おり、後述の常用操作領域100Uの各ボタン、スイッ
チ等が窓9Ab越しに見えるようになっている。
【0063】図14は、本発明の生ごみ処理機の一実施
の形態を構成する前記操作盤9において前記開閉扉9A
を開いた状態を表す正面図である。
【0064】この図14において、100Uは主として
自動運転(詳細は後述)用の各操作手段を配設した常用
操作領域であり、図示のように操作盤9の上半分部分に
設けられている。一方、その下方には後述のメンテナン
ス用操作領域100Lを覆う防護カバー200が設けら
れている。
【0065】前記の常用操作領域100Uにおいて、1
01は前述の投入リフト装置210(後述の図21参
照)による自動投入用のリフト容器上昇ボタン、102
はリフト容器下降ボタン、103はリフト容器停止ボタ
ンである。投入リフト装置210は、そのリフト容器2
11(図21参照)の昇降及び傾倒の動作と前記開閉蓋
6の開閉動作を連動させる操作(連動投入動作)と、こ
れらの動作を別々に行う操作の両方の操作ができるよう
になっている(単動操作、詳細は後述)。通常、生ごみ
処理機本体1内に生ごみや処理媒体W(例えばおがくず
等の微生物を混入した媒体)を投入するときには、上記
連動投入動作を行う。上記ボタン101〜103はこの
ときに使用するボタンである。
【0066】すなわち、リフト容器上昇ボタン101を
押すと、その操作信号に基づき制御装置32より投入リ
フト装置210の駆動モータ210a(図21参照)に
指令信号が出力され、リフト容器211を載置する容器
台210bを上昇駆動かつリフト容器211の傾動動作
を行うとともに、前述の開閉駆動装置8にも指令信号が
出力されて開閉蓋6を開き、前記投入口7を介して生ご
み処理機本体1内に投入する。投入後は前記リフト容器
下降ボタン102を押すことにより、上記開閉蓋6を閉
じるとともにリフト容器容器台210bを下降駆動す
る。また前記リフト容器停止ボタン103を押すとそれ
らの動作が途中で停止するようになっている。なお動作
中のリフト容器211の高さ方向の位置検出が複数箇所
(図21の例では3箇所)に設けた位置センサ210c
により行われ、この検出結果に基づき制御が行われる。
【0067】104は上記投入リフト装置201以外の
各機器に所定の制御(詳細は後述)を自動的に行う自動
運転ボタン、105は自動運転時に停止させるための停
止ボタンである。
【0068】図15は、本発明の生ごみ処理機の一実施
の形態を構成する前記制御装置32のうち、その自動運
転に係わる機能を表す機能ブロック図である。
【0069】この図15において、32Aは自動運転に
係わる機能を備えた自動制御部であり、前述の自動運転
ボタン104が押されることによって機能を開始する。
この自動制御部32Aにおいて、32Aaは前記処理槽
内攪拌手段13を制御する本体攪拌制御部、32Abは
前記振動機27を制御する振動機制御部、32Acは前
記排気ファン55を制御する排気ファン制御部、32A
dは前記紫外線殺菌ユニット83を制御する殺菌灯制御
部、32Aeは前記処理槽加熱ヒータ42を制御する容
器ヒータ制御部、32Afは前記給水装置38の電磁弁
88を制御する本体散水制御部、32Agは前記排気ヒ
ータ51を制御する排気ヒータ制御部、32Ahは前記
脱臭容器内攪拌手段65を制御する脱臭攪拌制御部、3
2Aiは前記給水装置78の電磁弁89を制御する脱臭
散水制御部である。
【0070】前記の本体攪拌制御部32Aaは、制御装
置32に備えた前記タイマ32gからの時間制御信号、
後述の容器ヒータ制御部32Aeからの連動制御信号
(処理槽加熱ヒータ42がON(後述の弱モードを含め
てもよい)・OFFのどちらに切り換えられているかを示
す信号)、及び後述の本体散水制御部32Afからの連
動制御信号に応じて、前記処理槽内攪拌手段13の駆動
装置21に攪拌指令信号を出力する。駆動装置21はそ
の攪拌指令信号に応じて駆動し、これによって前記処理
槽内攪拌手段13が図5中矢印アの方向(正転方向)に
適宜回転駆動するようになっている。
【0071】図16は、本発明の生ごみ処理機の一実施
の形態を構成する制御装置32の前記本体攪拌制御部3
2Aaによる制御内容を表すフローチャートである。
【0072】この図16において、まず、ステップ10
0で、間欠運転(後述)における攪拌動作状態か動作停止
(攪拌停止)状態かを表すフラグF、通常間欠運転(後
述)における時間計算子TN、短周期間欠運転(後述)に
おける時間計算子THをそれぞれ0に初期化する。
【0073】その後、ステップ110で、フラグFが1
であるかどうかを判定する。最初はF=0であるから、
判定が満たされず、ステップ120に移る。ステップ1
20では、処理槽内攪拌手段13の駆動装置21に駆動
指令信号を出力し、攪拌動作を行わせる。このときの回
転数は、例えば1〜3rpm程度とする。
【0074】そして、ステップ130で、フラグF=2
であるかどうかを判定する。F=0である場合は判定が
満たされないため、ステップ140に移り前記時間計算
子TNに1を加えた後、ステップ150へと移る。
【0075】ステップ150では、TNが予め定められ
た所定の初期攪拌時間TNMo(例えば20〜30分程
度、固定値として設定記憶されているか、あるいは適宜
の外部設定手段により例えば生ごみ処理作業の都度固定
値として設定記憶させるか、その他作業に係わる他の因
子(作業モード等)を選択したときその選択にリンクし
て自動的に設定されるようにしてもよい)より大きいか
どうかを判定する。TN≦TNMoであれば判定が満たされ
ずステップ120へ戻って上記ステップ120〜150
を繰り返す。この繰り返している間にTN>TNMoとなっ
たら、ステップ150の判定が満たされて十分に初期攪
拌を行ったとみなされ、ステップ160へと移る。
【0076】ステップ160では前記時間計算子TN=
0にクリアし、さらにステップ170でフラグFを通常
間欠運転の攪拌停止状態を表すF=1とした後、ステッ
プ110へ戻る。
【0077】ステップ110では再びフラグF=1かど
うかを判定するが、上記ステップ170にてF=1とな
っていることから今度は判定が満たされて、ステップ1
80に移る。
【0078】ステップ180では、処理槽内攪拌手段1
3の駆動装置21に停止指令信号を出力し、攪拌動作を
停止させる。
【0079】そして、ステップ190で、前記容器ヒー
タ制御部32Aeからの連動制御信号に基づき、処理槽
加熱ヒータ42がONされたかどうかを判定する。処理
槽加熱ヒータ42がONのときにはステップ300に移
って後述のような短周期の間欠運転を行うが、処理槽加
熱ヒータ42がOFFの場合には判定が満たされず、ス
テップ200に移り前記時間計算子TNに1を加えた
後、ステップ210へと移る。
【0080】ステップ210では、TNが予め定められ
た所定の間欠停止時間TNS(例えば20〜40分程度、
固定値として設定記憶されているか、あるいは適宜の外
部設定手段により例えば生ごみ処理作業の都度固定値と
して設定記憶させるか、その他作業に係わる他の因子
(作業モード等)を選択したときその選択にリンクして
自動的に設定されるようにしてもよい)より大きいかど
うかを判定する。TN≦TNSであれば判定が満たされず
ステップ180へ戻って上記ステップ180〜ステップ
210を繰り返す。この繰り返している間にTN>TNS
となったら、ステップ210の判定が満たされて十分な
時間停止したとみなされ、ステップ220へと移る。
【0081】ステップ220では前記時間計算子TN=
0にクリアし、さらにステップ230でフラグFを通常
間欠運転の攪拌動作状態を表すF=2とした後、再びス
テップ110へ戻る。
【0082】ステップ110ではさらに再びフラグF=
1かどうかを判定するが、上記ステップ230にてF=
2となっていることから判定が満たされず、再びステッ
プ120に移って処理槽内攪拌手段13を攪拌動作させ
る。その後、ステップ130で再びフラグF=2かどう
かを判定するが、今度は判定が満たされることからステ
ップ240へと移る。
【0083】ステップ240では、TNが予め定められ
た所定の間欠攪拌時間TNM(例えば5〜10分程度、固
定値として設定記憶されているか、あるいは適宜の外部
設定手段により例えば生ごみ処理作業の都度固定値とし
て設定記憶させるか、その他作業に係わる他の因子(作
業モード等)を選択したときその選択にリンクして自動
的に設定されるようにしてもよい)より大きいかどうか
を判定する。TN≦TNMであれば判定が満たされずステ
ップ120へ戻って上記ステップ120、ステップ13
0、ステップ240、ステップ250を繰り返す。この
繰り返している間にTN>TNMとなったら、ステップ2
50の判定が満たされて十分な時間攪拌したとみなさ
れ、ステップ160へと移り、前述したように時間計算
子TN=0にクリアし、にステップ170でフラグF=
1とした後、再びステップ110へ戻る。
【0084】そして今度はフラグF=1であるからステ
ップ110からステップ180へと移り、これ以降、処
理槽加熱ヒータ42がONになるまで、フラグF=1の
ときのステップ180〜ステップ230と、フラグF=
2のときのステップ120、ステップ130、ステップ
240、ステップ250、ステップ160、及びステッ
プ170とを交互に繰り返す。すなわち、前記時間TNS
の動作停止状態と前記時間TNMの攪拌動作状態とを交互
に繰り返す間欠運転(通常間欠運転)を行う。
【0085】上記通常間欠運転の動作停止状態において
処理槽加熱ヒータ42がONになったら、ステップ19
0からステップ300に移り、動作停止すべき時間TNS
の残余があったとしてもそれを省略して、より短い周期
の攪拌動作→停止→攪拌動作…という間欠運転に移行す
る。以下、その制御手順の詳細を説明する。
【0086】図17は、本発明の生ごみ処理機の一実施
の形態を構成する制御装置32の前記本体攪拌制御部3
2Aaの上記ステップ300の詳細制御内容を表すフロ
ーチャートである。
【0087】この図17において、まず、ステップ30
1で、フラグFが短周期間欠運転における動作停止状態
を表すF=3かどうかを判定する。ステップ190から
移行時には前述のようにF=2であることから、判定が
満たされず、ステップ302に移る。ステップ302で
は、処理槽内攪拌手段13の駆動装置21に駆動指令信
号を出力し、攪拌動作を行わせる。そして、ステップ3
03に移り時間計算子THに1を加えた後、ステップ3
04へと移る。
【0088】ステップ304では、THが予め定められ
た所定の攪拌時間THM(<TNM、例えば1,2分程度。
固定値として設定記憶されているか、あるいは適宜の外
部設定手段により例えば生ごみ処理作業の都度固定値と
して設定記憶させるか、その他作業に係わる他の因子
(作業モード等)を選択したときその選択にリンクして
自動的に設定されるようにしてもよい)より大きいかど
うかを判定する。TH≦THMであれば判定が満たされず
ステップ305へ移る。
【0089】ステップ305では、前記容器ヒータ制御
部32Aeからの連動制御信号に基づき、処理槽加熱ヒ
ータ42がOFFになったかどうかを判定する。処理槽
加熱ヒータ42がONのままの場合には判定が満たされ
ず、ステップ302へ戻って上記ステップ302〜ステ
ップ305を繰り返す。この繰り返している間にTH>
THMとなったら、ステップ304の判定が満たされてス
テップ306へと移る。
【0090】ステップ306では前記時間計算子TH=
0にクリアし、さらにステップ307でフラグFを短時
間間欠運転の攪拌停止状態を表すF=3とした後、ステ
ップ301へ戻る。
【0091】ステップ301では再びフラグF=3かど
うかを判定するが、上記ステップ307にてF=3とな
っていることから今度は判定が満たされて、ステップ3
08に移る。
【0092】ステップ308では、処理槽内攪拌手段1
3の駆動装置21に停止指令信号を出力し、攪拌動作を
停止させる。その後、ステップ309に移って前記時間
計算子THに1を加えた後、ステップ310へと移る。
【0093】ステップ310では、THが予め定められ
た所定の短周期間欠停止時間THS(<TNS、例えば3〜
5分程度、固定値として設定記憶されているか、あるい
は適宜の外部設定手段により例えば生ごみ処理作業の都
度固定値として設定記憶させるか、その他作業に係わる
他の因子(作業モード等)を選択したときその選択にリ
ンクして自動的に設定されるようにしてもよい)より大
きいかどうかを判定する。TH≦THSであれば判定が満
たされずステップ311へ移る。
【0094】ステップ311では、前記容器ヒータ制御
部32Aeからの連動制御信号に基づき、処理槽加熱ヒ
ータ42がOFFになったかどうかを判定する。処理槽
加熱ヒータ42がONのままの場合には判定が満たされ
ず、ステップ308へ戻って上記ステップ308〜ステ
ップ311を繰り返す。この繰り返している間にTH>
THSとなったら、ステップ310の判定が満たされてス
テップ312へと移る。
【0095】ステップ312では前記時間計算子TH=
0にクリアし、さらにステップ313でフラグFを短周
期間欠運転の攪拌動作状態を表すF=4とした後、再び
ステップ301に戻る。
【0096】そして今度はフラグF=4であるからステ
ップ301からステップ302へと移り、これ以降、処
理槽加熱ヒータ42がOFFになるまで、フラグF=4
のときのステップ302〜ステップ307と、フラグF
=3のときのステップ308〜ステップ313とを交互
に繰り返す。すなわち、前記時間THMの攪拌動作状態と
前記時間THSの動作停止状態とを交互に繰り返す間欠運
転(短周期間欠運転)を行う。
【0097】上記短周期間欠運転を行っているときにお
いて処理槽加熱ヒータ42がOFFになったら、前述の
ステップ305又はステップ311の判定が満たされ、
ステップ314でフラグFを通常間欠運転の攪拌停止状
態を表すF=1とした後、図16のステップ110に戻
る。
【0098】なお、上記以外にも、後述の給水装置38
により処理槽10内に水道水の供給が行われているとき
においても、処理槽内攪拌手段13に攪拌動作を行わせ
るようにしてもよい。また、以上におけるすべての攪拌
動作時において、適宜逆転方向(図5中矢印アと逆方
向)に回転駆動させるようにしてもよい。
【0099】図15に戻り、前記の振動機制御部32A
bは、上記本体攪拌制御部32Aaからの連動制御信号
に応じ、例えば、上記処理槽内攪拌手段13の間欠運転
(通常間欠運転及び短周期間欠運転)の停止状態になっ
たときに前記振動機27に振動指令信号を出力する。こ
れによって、フィルタ26に振動機27によって適宜振
動が与えられ、網目に堆積した浮遊物等を振るい落と
す。
【0100】前記の排気ファン制御部32Acは、前記
内容物温度センサ41A及び前記含水率センサ37でそ
れぞれ検出した処理槽10内の内容物の温度及び湿度に
応じて、前記排気ファン駆動装置57にファン指令信号
を出力する。例えば、処理槽10の内容物の温度や含水
率が所定の目標範囲を超えた場合に、排気ファン55を
回転駆動させて処理槽内容物を導入した外気によって冷
却しあるいはその水分を適宜蒸発させ、処理槽内容物の
温度や含水率を適正範囲に制御するようになっている。
【0101】前記の殺菌灯制御部32Adは、上記排気
ファン制御部32Acからの連動制御信号に応じ、例え
ば、上記排気ファン55が回転駆動しているときに前記
紫外線殺菌ユニット83に点灯指令信号を出力する。こ
れによって、排気ファン55による外部へ排気される空
気に対し殺菌を行う。
【0102】前記の容器ヒータ制御部32Aeは、前記
内容物温度センサ41A、前記含水率センサ37、及び
前記加熱ヒータ温度センサ41Cでそれぞれ検出した処
理槽10内の内容物の温度・湿度及び処理槽加熱ヒータ
42の温度に応じて、前記処理槽加熱ヒータ42に加熱
指令信号を出力する。例えば、処理槽10の内容物の温
度が所定の目標範囲より小さくなったり、内容物の含水
率が所定の目標範囲を超えた場合に、処理槽加熱ヒータ
42をONにして処理槽内容物に対し加熱を行いその温
度を上昇させあるいはその水分を適宜蒸発させ、これに
よって処理槽内容物の温度や含水率を適正範囲に制御す
る。このとき、処理槽10内の内容物の温度・湿度に応
じて処理槽加熱ヒータ42のON/OFFを切り換える
のみならず、その目標範囲からずれた偏差に応じて、例
えば全部をONにして伝熱量を大きくする「強」モード
としたり、一部をONにし一部をOFFにして伝熱量を
小さくする「弱」モードとするようになっている。
【0103】そして、処理槽加熱ヒータ42の過熱を防
止し耐久性低下防止及び安全性向上を図るために、前記
加熱ヒータ温度センサ41Cの検出温度が所定の値を超
えた場合には、処理槽加熱ヒータ42の加熱量を低下し
たり、加熱停止させるようになっている。
【0104】なお、処理槽加熱ヒータ42に前記加熱指
令信号を出力してONにする(後述の弱モードを含めて
もよい)際には、前述したように前記本体攪拌制御部3
2Aaに連動制御信号を出力し、前記本体攪拌制御部3
2Aaがこれに応じて前述した制御を行うことにより、
処理槽10の内容物の過熱防止を図るようになってい
る。
【0105】前記の本体散水制御部32Afは、前記含
水率センサ37で検出した処理槽10内の内容物の水分
量に応じて、前記給水装置38の電磁弁88に散水指令
信号(開閉信号)を出力する。例えば、処理槽10の内
容物の含水率が所定の目標範囲より小さくなった場合
に、電磁弁88を開いて処理槽内容物に対し散水を行い
水分を補給し、これによって処理槽内容物の含水率を適
正範囲に制御する。
【0106】なお、電磁弁88に散水指令信号を出力す
る際には、前記本体攪拌制御部32Aaに前述の連動制
御信号を出力し処理槽内攪拌手段13を動作させること
により、給水時における処理槽内容物の含水率の均一化
を図る(偏分布を防止する)ようになっている。
【0107】前記の排気ヒータ制御部32Agは、前記
内容物温度センサ81A、前記含水率センサ77A、及
び前記排気ヒータ温度センサ81Bでそれぞれ検出した
脱臭容器63内の内容物の温度・湿度及び排気ヒータ5
1の温度に応じて、前記排気ヒータ51に加熱指令信号
を出力する。例えば、脱臭容器63の内容物の温度が所
定の目標範囲より小さくなったり、内容物の含水率が所
定の目標範囲を超えた場合に、排気ヒータ51をONに
して脱臭容器内容物に対し加熱を行いその温度を上昇さ
せあるいはその水分を適宜蒸発させ、これによって脱臭
容器内容物の温度や含水率を適正範囲に制御する。
【0108】但しこのとき、排気ヒータ51の過熱を防
止し耐久性低下防止及び安全性向上を図るために、前記
排気ヒータ温度センサ81Bの検出温度が所定の値を超
えた場合には、排気ヒータ51を加熱停止させるように
なっている。
【0109】前記の脱臭攪拌制御部32Ahは、制御装
置32に備えた前記タイマ32gからの時間制御信号及
び後述の脱臭散水制御部32Afからの連動制御信号に
応じて、前記脱臭容器内攪拌手段65の駆動装置70に
攪拌指令信号を出力する。駆動装置70はその攪拌指令
信号に応じて駆動し、これによって前記脱臭容器内攪拌
手段65が図11中矢印イの方向(正転方向)に適宜回
転駆動するようになっている。なお、後述の図21に示
すインバータ57Aを介し駆動装置70をインバータ制
御することにより、脱臭容器内攪拌手段65の回転速度
を可変に制御できるようにしてもよい。
【0110】具体的には、例えば1時間〜数時間程度の
停止状態と数分の攪拌とを交互に繰り返す間欠運転を行
う。また例えば、後述の給水装置78により脱臭容器6
3内に水道水の供給が行われているときにも、攪拌を行
う。なお、上記回転駆動時には適宜逆転方向(図11中
矢印イと逆方向)に回転駆動させるようにしてもよい。
【0111】前記の脱臭散水制御部32Aiは、前記含
水率センサ77Aで検出した脱臭容器63内の内容物の
水分量に応じて、前記給水装置78の電磁弁89に散水
指令信号(開閉信号)を出力する。例えば、脱臭容器6
3の内容物の含水率が所定の目標範囲より小さくなった
場合に、電磁弁89を開いて脱臭容器内容物に対し散水
を行い水分を補給し、これによって脱臭容器内容物の含
水率を適正範囲に制御する。
【0112】なお、電磁弁89に散水指令信号を出力す
る際には、前記脱臭攪拌制御部32Ahに前述の連動制
御信号を出力し脱臭容器内攪拌手段65を動作させるこ
とにより、給水時における脱臭容器内容物の含水率の均
一化を図る(偏分布を防止する)ようになっている。
【0113】図14に戻り、108は前述の外気温度セ
ンサ81C及び湿度センサ77Bで検出した外気温度・
湿度を表示する外気温度・湿度表示領域であり、106
はこの外気温度・湿度表示領域108にいずれを表示さ
せるか切換選択する選択スイッチである。
【0114】109は前記ロードセル35で検出した生
ごみ処理機本体1の質量(総量)及びその増減量を表示
する質量・増減量表示領域であり、107はこの質量・
増減量表示領域にいずれを表示させるか切換選択する選
択スイッチである。また110は前記選択スイッチ10
7で増減量表示を選択したときに増減の基準となる値を
設定するための増減量リセットボタンである。
【0115】図18は、本発明の生ごみ処理機の一実施
の形態を構成する前記制御装置32のうち、上記外気温
度・湿度表示領域108及び上記質量・増減量表示領域
109に対する表示制御機能を表す機能ブロック図であ
る。
【0116】この図18において、32Bは表示制御に
係わる機能を備えた表示制御部であり、自動運転・手動
運転に係わらず電源が入るとともに機能を開始する。こ
の表示制御部32Bにおいて、32Baは前記操作盤9
の総量・増減量表示領域109の表示制御を行う質量表
示制御部、32Bbは外気温度・湿度表示領域108及
び各部温度・含水率表示領域145の表示制御を行う制
御部である。
【0117】前記の質量表示制御部32Baは、前記ロ
ードセル35で検出した生ごみ処理機本体1の質量、操
作盤9の前記選択スイッチ107での選択、及び操作盤
9の前記増減量リセットボタン110の操作の有無に応
じて、前記操作盤9の総量・増減量表示領域109の表
示制御を行う。
【0118】図19は、本発明の生ごみ処理機の一実施
の形態を構成する前記制御装置32の質量表示制御部3
2Baによる前述の操作盤9の質量・増減量表示領域1
09に対する表示制御内容を表すフローチャートであ
る。
【0119】この図19において、まず、ステップ10
で、前記ロードセル35からの質量検出信号を入力した
後、ステップ11にて、前記操作盤9の前記選択スイッ
チ107の選択信号を入力する。
【0120】そして、ステップ12で、上記ステップ1
1で入力した選択信号に基づき、選択スイッチ107で
「増減量」が選ばれていたかどうかを判定する。選択ス
イッチ107で「総量」が選ばれていた場合には判定が
満たされず、ステップ13に移り、上記前記ロードセル
35からの質量検出信号そのままの値(図14の例では
2325kg)を前記質量・増減量表示領域109に表
示する表示制御信号を操作盤9に出力する。
【0121】選択スイッチ107で「増減量」が選ばれ
ていた場合には判定が満たされ、ステップ14に移る。
このステップ14では、制御装置32の前記RAM32
cに、前回検出時の質量相対値表示の基準値Moが設定
記憶されているかどうかを判定する。例えば操作盤9の
前記電源ボタン123をONにした直後等では上記基準
値Moは記憶されていないため、判定が満たされず、ス
テップ15に移ってMo=0とした後、ステップ16に
移る。ステップ16では、そのときにおける質量検出結
果(直前のステップ10で入力したもの)と上記読み出
した基準値Moとの差(質量増減量、相対質量)ΔMを
求める。この場合、Mo=0であるから、△Mは上記検
出値そのものとなる。そして、ステップ17に移り、上
記ステップ16で求めた質量増減量ΔM(この場合検出
値そのもの)を前記質量・増減量表示領域109に表示
する表示制御信号を操作盤9に出力する。その後、ステ
ップ18に移り、前記操作盤9の前記増減量リセットボ
タン110の操作信号を入力する。そして、ステップ1
9で、上記ステップ18で入力した選択信号に基づき、
前記増減量リセットボタン110が押されたかどうかを
判定する。押されていない場合には判定が満たされず、
ステップ10に戻ってステップ10〜ステップ19を繰
り返す。この間に選択スイッチ107で「総量」が選ば
れたら、ステップ12からステップ13に移って前記質
量・増減量表示領域109に上記前記ロードセル35か
らの質量検出信号そのままの値を表示させる。
【0122】増減量リセットボタン110が押された場
合には、ステップ19の判定が満たされ、ステップ20
に移る。ステップ20ではステップ10で入力した質量
検出結果を質量相対値表示の基準値Moとして設定す
る。その後、ステップ21に移ってその基準値Moを前
記RAM32cに記憶格納した後、ステップ14に戻
る。
【0123】これ以降は、RAM32cに基準値Moが
記憶されるためステップ14の判定が満たされ、ステッ
プ14からステップ22に移る。ステップ22ではRA
M32cに格納されている最新の基準値Moを読み出
す。
【0124】その後、ステップ16に移り、そのときに
おける質量検出結果(直前のステップ10で入力したも
の)と上記読み出した基準値Moとの差(質量増減量、
相対質量)ΔMを求める。その後、ステップ17に移
り、上記ステップ16で求めた質量増減量ΔMを前記質
量・増減量表示領域109に表示する表示制御信号を操
作盤9に出力し、ステップ10に戻る。
【0125】これ以降、選択スイッチ107で「増減
量」を選択すると、そのときRAM32cに記憶してい
る質量基準値Moを基準とした質量増減量ΔMが前記質
量・増減量表示領域109に表示され、選択スイッチ1
07で「総量」を選択するとそのときの質量絶対値が前
記質量・増減量表示領域109に表示される。また選択
スイッチ107で「増減量」を選択した状態で増減量リ
セットボタン110を押すたびに質量基準値Moが更新
され、これを基準とした質量増減量ΔMが前記質量・増
減量表示領域109に新たに表示される。
【0126】図18に戻り、前記の温湿度表示制御部3
2Bbは、前記外気温度センサ81Cで検出した外気の
温度、前記湿度センサ77Bで検出した外気の湿度、及
び操作盤9の前記選択スイッチ106での選択に応じ
て、前記操作盤9の外気温度・湿度表示領域108の表
示制御を行う。選択スイッチ106で「温度」を選択す
ると、外気温度・湿度表示領域108に前記外気温度セ
ンサ81Cで検出したそのときの外気の温度が表示さ
れ、選択スイッチ106で「湿度」を選択すると、外気
温度・湿度表示領域108に前記湿度センサ77Bで検
出したそのときの外気の湿度が表示される。
【0127】なお、温湿度表示制御部32Bbの各部温
度・含水率表示領域145に対する表示制御について
は、後述する。
【0128】図14に戻り、111〜120はいずれも
LED表示による動作表示灯である。すなわち、111
は自動運転モードにある場合(後述の運転モード選択ス
イッチ130で自動運転が選択されている場合)にのみ
点灯する自動運転モード表示灯、112は後述の手動運
転モードにある場合(後述の運転モード選択スイッチ1
30で手動運転が選択されている場合)にのみ点灯する
手動運転モード表示灯である。また113は自動運転モ
ード選択時において運転状態にある場合(前記自動運転
ボタン104が押され停止ボタン105が押されていな
い状態)にのみ点灯する自動運転表示灯、114は自動
運転モード選択時において停止状態にある場合(自動運
転モード選択状態でかつ停止ボタン105が押された状
態)にのみ点灯する自動停止表示灯である。また、11
5は前記開閉蓋開閉用駆動装置8により前記開閉蓋6が
開き状態にあるときのみ点灯する蓋開き表示灯であり、
116は前記処理槽内攪拌手段13が攪拌動作状態にあ
る間だけ点灯する攪拌表示灯である。117は前記処理
槽加熱ヒータ42が伝熱量の大きい「強」状態にある場
合にのみ点灯する容器ヒータ強表示灯であり、118は
処理槽加熱ヒータ42が伝熱量の小さい「弱」状態にあ
る場合にのみ点灯する容器ヒータ弱表示灯である。11
9は前記排気ヒータ51がON状態にある場合にのみ点
灯する排気ヒータ表示灯であり、120は前記紫外線殺
菌ユニット83が動作している場合にのみ点灯する殺菌
灯動作表示灯である。
【0129】121はすべての機器等の動作・機能を停
止できる非常停止ボタンであり、123は電源をON・
OFFする電源ボタンである。また122は前記処理槽
攪拌手段用駆動装置21、前記脱臭容器内攪拌手段用駆
動装置70、及び前記排気ファン用駆動装置57に用い
る前記インバータ21A,57Aに異常(インバータエ
ラー)が発生したときにのみ点灯する異常表示灯であ
る。
【0130】201は、前記の防護カバー200の右側
端部に設けたヒンジであり、202は前記防護カバーの
左側に設けた把持可能な取手である。この取手202を
把持することにより、ヒンジ201を回動中心として防
護カバー200は図14中手前側に開くようになってい
る。
【0131】図20は、本発明の生ごみ処理機の一実施
の形態を構成する前記操作盤9において前記開閉扉9A
を開きさらに前記防護カバー200を開いた状態を表す
正面図である。
【0132】この図20において、100Lは主として
メンテナンス時において手動運転を行うための各操作手
段を配設したメンテナンス用操作領域(メンテナンス用
領域)である。このメンテナンス用操作領域100L
は、前記常用領域100Uと明確に分離する形で前記操
作盤9の下半分部分に設けられている。
【0133】このメンテナンス用操作領域100Lにお
いて、130は既に述べた自動運転モードあるいは手動
運転モードを選択するための運転モード選択スイッチで
ある。なお、この運転モード選択スイッチ130で「手
動」を選択したときには、この選択が優先されて、前述
の常用操作領域100Uのリフト容器上昇ボタン10
1、リフト容器下降ボタン102、リフト容器停止ボタ
ン103、自動運転ボタン104、及び停止ボタン10
5の機能は無効化される。すなわち、各機器は、以下に
説明する各操作手段(ボタン、スイッチ、ダイヤル等)
の操作のみによっていわゆるマニュアル制御される。以
下、その手動操作用の各ボタン等について順を追って説
明する。
【0134】125は処理槽内攪拌操作ボタン、131
は正逆切換スイッチ、132は速度切換スイッチであ
り、これらの操作信号に応じて制御装置32が前記処理
槽内攪拌手段13の駆動装置21に攪拌指令信号を出力
する。攪拌操作ボタン125を押すことにより処理槽内
攪拌手段13が攪拌動作を開始し、そのときの攪拌方向
を正転方向(図5中矢印ア方向)とするか逆転方向(図
5中矢印アと逆方向)とするかが正逆切換スイッチ13
1で決定され、さらにそのときの回転駆動速度を「低
速」「中速」「高速」のどれに設定するかが速度切換ス
イッチ132で決定される。
【0135】128はリフト容器上昇ボタン、129は
リフト容器下降ボタンである。これらの操作信号に応じ
て制御装置32が前記投入リフト装置駆動モータ210
aに昇降指令信号を出力する。リフト容器上昇ボタン1
25を押すことによりリフト容器211が上昇し、リフ
ト容器下降ボタン125を押すことによりリフト容器2
11が下降する。
【0136】126は蓋開きボタン、127は蓋閉じボ
タンである。これらの操作信号に応じて制御装置32が
前記蓋開閉用駆動装置8に開閉指令信号を出力する。蓋
開きボタン126を押すことにより開閉蓋6が開き、蓋
閉じボタン127を押すことにより開閉蓋6が閉じる。
【0137】134は排気ファン操作ボタン、133は
回転数切換スイッチであり、これらの操作信号に応じて
制御装置32が前記排気ファン駆動装置57にファン指
令信号を出力する。排気ファン操作ボタン134を押す
ことにより排気ファン55が回転駆動を開始し、そのと
きの回転数を「低速」「中速」「高速」のどれに設定す
るかが回転数切換スイッチ133で決定される。
【0138】139は脱臭容器内攪拌操作ボタン、13
8は正逆切換スイッチであり、これらの操作信号に応じ
て制御装置32が前記脱臭容器内攪拌手段65の駆動装
置70に攪拌指令信号を出力する。攪拌操作ボタン13
9を押すことにより脱臭容器内攪拌手段65が攪拌動作
を開始し、そのときの攪拌方向を正転方向(例えば図1
1中矢印イ方向)とするか逆転方向(図11中矢印イと
逆方向)とするかが正逆切換スイッチ138で決定され
る。
【0139】144は処理槽加熱ヒータ操作ボタン、1
43は強弱切換スイッチであり、これらの操作信号に応
じて制御装置32が前記処理槽加熱ヒータ42に加熱指
令信号を出力する。ヒータ操作ボタン144を押すこと
により処理槽加熱ヒータ42がONになって加熱動作を
開始し、その動作時に伝熱量の大きい「強」状態とする
か伝熱量の小さい「弱」状態とするかが強弱切換スイッ
チで決定される。
【0140】136は処理槽内散水ボタンであり、14
0は脱臭容器内散水ボタンであり、これらの操作信号に
応じて制御装置32が前記電磁弁88又は89に散水指
令信号(開閉信号)を出力する。処理槽内散水ボタン1
36を押すことにより電磁弁88を開いて処理槽10内
に給水(散水)を行い、脱臭容器内散水ボタン140を
押すことにより電磁弁89を開いて脱臭容器63内に給
水(散水)を行う。
【0141】137は振動機操作ボタンであり、141
は紫外線殺菌灯操作ボタンであり、142は排気ヒータ
操作ボタンであり、これらの操作信号に応じて制御装置
32が前記振動機27、紫外線殺菌ユニット83、排気
ヒータ51に振動指令信号、点灯指令信号、加熱指令信
号を出力する。振動機操作ボタン137を押すことによ
り振動機27を駆動してフィルタ26の清掃を行い、紫
外線殺菌灯操作ボタン141を押すことにより紫外線殺
菌ユニット83を点灯して排気の殺菌処理を行い、排気
ヒータ操作ボタン142を押すことにより排気ヒータ5
1をONにして処理槽10からの排気を加熱する。
【0142】145は、前述した内容物温度センサ41
A、容器内温度センサ41B、加熱ヒータ温度センサ4
1C、内容物温度センサ81A、排気ヒータ温度センサ
81B、及び含水率センサ37、含水率センサ77Aで
検出した各部の温度・湿度(含水率)を表示する各部温
度・湿度表示領域であり、146〜152はこの各部温
度・含水率表示領域145にいずれを表示させるか選択
する選択ボタンである。
【0143】先に説明した図18及び前記図20におい
て、前記の温湿度表示制御部32Bbは、上記温度セン
サ41A〜41C,81A,81B及び含水率センサ3
7,77Aで検出した各部の温度・含水率、及び操作盤
9の前記選択ボタン146〜152での選択に応じて、
前記操作盤9の各部温度・含水率表示領域145の表示
制御を行う。すなわち、容器内温度選択ボタン146を
押すと、前記容器内温度センサ41B(後述の図21参
照)で検出した処理槽10内の温度が各部温度・含水率
表示領域145に表示され、加熱ヒータ温度選択ボタン
147を押すと、前記加熱ヒータ温度センサ41C(後
述の図21参照)で検出した加熱ヒータ42の温度が各
部温度・含水率表示領域145に表示され、処理槽内容
物温度選択ボタン150を押すと、前記内容物温度セン
サ41A(後述の図21参照)で検出した処理槽10の
内容物の温度が各部温度・含水率表示領域145に表示
され、脱臭容器内容物温度選択ボタン149を押すと、
前記内容物温度センサ81A(後述の図21参照)で検
出した脱臭装置脱臭容器63の内容物の温度が各部温度
・含水率表示領域145に表示され、排気ヒータ温度選
択ボタン151を押すと、前記排気ヒータ温度センサ8
1B(後述の図21参照)で検出した排気ヒータ51の
温度が各部温度・含水率表示領域145に表示される。
また、処理槽含水率選択ボタン148を押すと、前記含
水率センサ37で検出した処理槽10の内容物の含水率
が各部温度・含水率表示領域145に表示され、脱臭容
器含水率選択ボタン152を押すと、前記含水率センサ
77Aで検出した脱臭装置脱臭容器63の内容物の含水
率が各部温度・含水率表示領域145に表示される。
【0144】なお、図20において、153は、前述の
異常表示灯122と同等のものであり、前述の攪拌手段
用駆動装置21、排気ファン用駆動装置57、脱臭容器
内攪拌手段用駆動装置70に用いる前記インバータ21
A,57Aに異常(インバータエラー)が発生したとき
にのみ点灯する異常表示灯である。
【0145】また、以上のメンテナンス用操作領域10
0Lの各ボタン125〜129,134,136,13
7,139,140〜142,144,146〜153
は、いずれも押すごとにON、OFF、ONと切り替わ
っていくようになっており、ON状態の時にのみLED
が点灯するLED兼用ボタンとなっている。ここで13
5は手動リセットボタンであり、これを押すことによっ
て上記ボタン125〜129,134,136,13
7,139,140〜142,144,146〜153
を一斉にOFF状態に切り換え、すべてのLED表示を
消灯させることができる。
【0146】なお、図21は、以上説明した、本発明の
生ごみ処理機の一実施の形態を構成する各機器の機能を
概念的に表した機能ブロック図であり、前述の投入リフ
ト装置210についても併せて図示している。
【0147】以上において、処理槽10が、各請求項記
載の生ごみを受け入れる生ごみ処理容器を構成し、処理
槽内攪拌手段13が生ごみ処理容器内に設けられた攪拌
手段を構成し、処理槽加熱ヒータ42が、生ごみ処理容
器を加熱する加熱手段を構成する。また処理媒体Wが、
生ごみ処理容器内に受け入れた媒体を構成する。
【0148】このとき、前述の通常間欠運転(初期攪拌
動作も含む)が、少なくとも1つの状態要素が所定に設
定された一の動作モード(停止及び攪拌動作を所定の周
期で繰り返す通常モード)に相当し、短周期間欠運転
が、状態要素が一の動作モードと異なる(周期が通常モ
ードよりも短い間欠運転を行う)過熱防止モードに相当
する。そして、制御装置32の本体攪拌制御部32Aa
が、加熱手段が加熱を行うとき、攪拌手段を、過熱防止
モードに移行させる攪拌制御手段を構成する。
【0149】次に、上述した本発明の生ごみ処理機の一
実施の形態の動作及び作用を説明する。
【0150】(1)生ごみ処理時 通常の状態では、操作盤9の前記防護カバー200は閉
じた状態にある(すなわち前記メンテナンス用領域10
0Lは防護カバー200に覆われている)。生ごみの分
解処理を行う場合には、この状態で、作業者が操作盤9
の上記常用領域100Uの前記電源ボタン123をON
にした後、投入する生ごみを投入リフト装置210のリ
フト容器211に入れ、リフト容器上昇ボタン101を
操作し、開閉蓋6を開け発酵分解処理対象となる生ごみ
を、投入口7(図6参照)を介して処理媒体Wを収容し
た処理槽10内に投入する。
【0151】その後、前記常用領域100Uの前記自動
運転ボタン104を押すことにより、生ごみ処理機の自
動運転が開始される。すなわち、制御装置32の前記自
動制御部32Aの制御に基づき、処理槽内攪拌手段13
が適宜回転駆動し投入された生ごみを処理媒体Wととも
に適宜攪拌し、処理媒体Wに混入された微生物と生ごみ
との接触頻度を確保し、生ごみを分解処理する。このと
き、処理槽10内の微生物の好適な活動環境を確保する
ために、内容物温度センサ41A及び含水率センサ37
の検出結果に応じて、制御装置32の前記自動制御部3
2Aの制御に基づき、処理槽加熱ヒータ42及び給水装
置38が適宜処理槽内容物に加熱及び加湿を行う。
【0152】このとき特に、処理槽内攪拌手段13が停
止した状態において処理槽加熱ヒータ42がONとなっ
た場合には、処理槽加熱ヒータ42に近接した部分の内
容物(特に処理媒体W)が過熱(いわゆる焦げ付き、焼
き付き)され高温になりすぎ、微生物の生息環境が悪化
して分解能力を十分に発揮できず処理効率が低下する可
能性が懸念される。そこで本実施の形態においては、前
述したように、制御装置32の本体攪拌制御部32Aa
が処理槽内攪拌手段13を過熱防止モードに相当する短
周期間欠運転に移行させ、それまでの通常間欠運転より
も短い周期で停止及び攪拌動作を繰り返し攪拌促進を行
う。これにより、処理槽加熱ヒータ42に近接した部分
の内容物が過熱する焦げ付き等の発生を防止することが
できる。
【0153】一方、この処理槽10内の処理媒体Wに混
入された微生物に新鮮な酸素を供給するために、制御装
置32の前記自動制御部32Aの制御に基づき排気ファ
ン55が駆動されて、取入口46から取り入れた外気
を、前記の熱交換器47、吸気ダクト48、及び吸気ホ
ース3等を介して処理槽10内に導入するとともに、ま
た生ごみの分解処理に伴い処理槽10内で発生するガス
等を排気として排気口25(図4参照)から処理槽10
外に導出し、処理槽10内の換気を行う。このとき、上
記攪拌により細粒化された処理媒体W等の処理槽10内
の浮遊物はフィルタ26(図4参照)により捕集され、
フィルタ26に堆積した浮遊物は、制御装置32の前記
自動制御部32Aの制御に基づき適宜振動機27により
フィルタ26が加振されることで振るい落とされる。
【0154】処理槽10外に導出された排気は、排気ホ
ース4を介して脱臭ユニット2内に導かれ、その後、排
気ダクト49を介して熱交換器47に流入し、相対的に
低温の外気と熱交換することにより冷却され、含有する
水分を取り除かれる。この凝結した水分は、前述したよ
うに排水口52(図9参照)、ホース53(図9参照)
を介して容器54(図9参照)に排水される。
【0155】熱交換器47を通過して水分を除去された
排気は、加熱ダクト50を通過する際、制御装置32の
前記自動制御部32Aの制御に基づき排気ヒータ51に
より加熱された後、排気ファン55により脱臭装置導入
ダクト59を介して積極的に脱臭処理部60に送り込ま
れる。脱臭処理部60では、脱臭容器83内の脱臭媒体
Dに混入された微生物により含有する臭気を分解除去す
る。
【0156】また、脱臭容器内攪拌手段65が制御装置
32の前記自動制御部32Aの制御に基づき適宜回転駆
動し、脱臭媒体Dを適宜攪拌することによって、脱臭媒
体Dの含水率を均一にするとともに、脱臭媒体Dの通気
性を確保することにより、脱臭媒体Dに混入された微生
物の活動環境を良好にするとともに、排気の圧力損失を
低減する。このとき、脱臭媒体D内の微生物の好適な活
動環境を確保するために、内容物温度センサ81A及び
含水率センサ77Aの検出結果に応じて、制御装置32
の前記自動制御部32Aの制御に基づき、排気ヒータ5
1及び給水装置78によって適宜脱臭媒体Dに加熱及び
加湿を行う。
【0157】そして、脱臭処理部60を通過して臭気を
除去された排気は、ダクト82を介して紫外線殺菌ユニ
ット83に流入し、制御装置32の前記自動制御部32
Aの制御に基づき点灯する紫外線殺菌ユニット83で殺
菌処理されて最終的に排気筒85を介して大気放出され
る。なおその際、上記攪拌により細粒化された脱臭媒体
D等の脱臭処理部60内の浮遊物はフィルタ86(図8
参照)により捕集され生ごみ処理機外への飛散が防止さ
れる。
【0158】一方、以上のように各機器が動作している
間、常用領域100Uの前記質量・増減量表示領域10
9には、制御装置32の前記表示制御部32Bの制御に
基づき、前記選択スイッチ107の「総量」又は「増減
量」の選択に応じてロードセル35による生ごみ処理機
本体1の質量検出値そのもの又は前記質量基準値Moか
らの質量増減量△Mが選択表示される。また「増減量」
を選択して増減量リセットボタン110を押せば、その
ときの質量検出値を質量基準値Moとしてこれ以降の生
ごみ処理機本体1の検出質量をその基準値Moからの増
減量で表示する。
【0159】また常用領域100Uの前記外気温度・湿
度表示領域109には、制御装置32の前記表示制御部
32Bの制御に基づき、前記選択スイッチ106の「温
度」又は「湿度」の選択に応じて前記外気温度センサ8
1C又は前記湿度センサ77Bで検出した外気温度又は
外気湿度が選択表示される。
【0160】また、常用領域100Uの各動作表示灯1
11〜120によって、各機器の動作状態等が点灯表示
される。
【0161】(2)メンテナンス時 上記(1)のようにして生ごみ処理機を動作させて生ご
みの減容(分解)処理を行っていくと、処理の進展につ
れて、何らかの理由(機械的な理由、制御上の理由等)
により、生ごみ処理機の各機器・部品のどこかに動作不
能あるいは動作不良等の故障やトラブルが発生する可能
性がある。また、順調に動作していたとしても、長期間
の使用とともに各種構成部材・部品が劣化する可能性が
ある。このような場合には、ユーザからの通報・連絡に
より、メーカ側のメンテナンス作業員(サービスマン)
がユーザ側へ赴き、当該箇所の部品交換等のメンテナン
スを行う。
【0162】その後、操作盤9の前記防護カバー200
を開き、前記メンテナンス用操作領域100Lの前記運
転モード選択スイッチ130を「手動」にし、メンテナ
ンス用操作領域100Lの各ボタン125〜129,1
34,136,137,139,140〜142,14
4,146〜152及びスイッチ131〜133,13
8,143のうち必要なものを適宜操作し、例えば特に
上記メンテナンスを行った箇所を中心として生ごみ処理
機を手動操作で試運転する。
【0163】このときメンテナンス用操作領域100L
の前記各部温度・含水率表示領域145には、制御装置
32の前記表示制御部32Bの制御に基づき、前記選択
ボタン146〜152の操作に応じて、容器内温度セン
サ41Bで検出した処理槽10内の温度、加熱ヒータ温
度センサ41Cで検出した加熱ヒータ42の温度、内容
物温度センサ41Aで検出した処理槽10の内容物の温
度、脱臭容器内容物温度選択ボタン149を押すと、内
容物温度センサ81Aで検出した脱臭容器63の内容物
の温度、前記排気ヒータ温度センサ81Bで検出した排
気ヒータ51の温度、含水率センサ37で検出した処理
槽10の内容物の含水率、及び含水率センサ77Aで検
出した脱臭容器63の内容物の含水率、のうちいずれか
1つが選択表示される。
【0164】メンテナンス作業員は、以上のようにして
試運転を行い、故障等が解消し正常動作に復帰したこと
(例えば出荷時の初期仕様を満足すること)を確認す
る。確認が終わったら、防護カバー200を閉じる。適
宜のロック装置でロックするようにしてもよい。
【0165】以上説明したように、上述した本発明の生
ごみ処理機の一実施の形態によれば、処理槽内攪拌手段
13が停止した状態において処理槽加熱ヒータ42がO
Nとなった場合には、処理槽内攪拌手段13が過熱防止
モードに相当する短周期間欠運転に移行し、それまでの
通常間欠運転よりも短い周期で停止及び攪拌動作を繰り
返し攪拌促進を行う。これにより、処理槽加熱ヒータ4
2に近接した部分の内容物(特に処理媒体W)が過熱す
る焦げ付き等の発生を防止することができる。
【0166】また、加熱手段側の動作を攪拌手段側の攪
拌動作に追従させて制御する従来構造では、間欠運転の
うち極めて小さい割合(短い時間)でしか加熱を行うこ
とができなくなり、例えば外気温の比較的低い時期や場
所において生ごみ処理機を使用した場合、処理容器内の
媒体の温度が低下して微生物が良好に活動できる温度に
保持するのが困難となり、この結果微生物の活動環境が
悪化し生ごみ処理能力が低下するという問題があった。
これに対して、本実施の形態の生ごみ処理機によれば、
上記のように、攪拌手段(処理槽内攪拌手段13)側の
動作を加熱手段(処理槽加熱ヒータ42)側の動作に追
従させて制御する制御態様としている。この結果、上述
したように容器ヒータ制御部32Aeで処理槽加熱ヒー
タ42を適宜制御し処理槽内容物の温度を適正範囲に制
御することで、上記従来構造のように処理槽10内の温
度環境を悪化させることなく良好に保持することが可能
となる。したがって、微生物の活動を活発に維持するこ
とができ、十分な生ごみ処理能力を確保することができ
る。
【0167】なお、本発明は、上記一実施の形態に限ら
れるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しな
い範囲内で、種々の変形が可能である。以下、そのよう
な変形例を順を追って説明する。 (1) 短周期間欠運転の攪拌動作と動作停止との順番
を逆にした場合 図22は、上記本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に
おいて、短周期間欠運転における攪拌動作と動作停止と
の順番を逆にした変形例における制御装置32の前記本
体攪拌制御部32Aaの上記ステップ300の詳細制御
内容を表すフローチャートであり、前述の図17に相当
する図である。
【0168】この図22では、前述の図17のステップ
301で前記フラグFが短周期間欠運転における動作停
止状態を表すF=3かどうかを判定したのに代えて、ス
テップ301´を設け、フラグFが短周期間欠運転にお
ける攪拌動作状態を表すF=4かどうかを判定する。そ
して、判定が満たされたら前記ステップ302に移って
処理槽内攪拌手段13に攪拌動作を行わせ、判定が満た
されない場合に前記ステップ308に移って処理槽内攪
拌手段13を動作停止させるようになっている。
【0169】これにより、前述の図16における判定が
満たされて短周期間欠運転に移行するとき、上記本発明
の一実施の形態とは逆に、まず前記時間THSの動作停止
状態となり、その後前記時間THMの攪拌動作状態とな
り、以降これらを交互に繰り返す運転を行う。
【0170】この変形例によっても、上記本発明の一実
施の形態と同様の効果を得る。
【0171】(2)周期を変えずに残余停止時間をスキ
ップする場合 図23は、上記本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に
おいて、周期を変えずに残余の動作停止時間をスキップ
する変形例における制御装置32の前記本体攪拌制御部
32Aaの制御内容を表すフローチャートであり、前述
の図16に相当する図である。
【0172】この図23において、本変形例において
は、前述した間欠運転における攪拌動作状態か動作停止
(攪拌停止)状態かを表すフラグFに加え、処理槽加熱
ヒータ42がONであるかOFFであるかを表すフラグ
FHを用い、ステップ100′で前記F、前記TN、前記
THに加え、このフラグFHも0に初期化する。
【0173】そして、通常間欠運転の動作停止(攪拌停
止)状態において処理槽加熱ヒータ42がONになり前
述のステップ190の判定が満たされたら、ステップ1
95に移る。このステップ195では、上記フラグFH
が0であるかどうかを判定する。ステップ190からス
テップ195に移ってきた最初は、前述のようにFH=0
であることから判定が満たされ、ステップ205に移っ
てFH=1とする。その後、前記ステップ220に移って
時間計算子TN=0とし、前記ステップ230でフラグ
F=2とした後、ステップ232に移る。ステップ23
2では、前記フラグFHが0であるかどうかを判定し、
このときフラグFH=1であることから、ステップ23
2からステップ234に移って処理槽加熱ヒータ42が
ONであるかどうかが判定され、ONの間はこの判定が
満たされずにステップ110に戻る。ステップ110で
はフラグF=2であることから判定が満たされずステッ
プ120〜ステップ170による前述した攪拌動作を行
う。すなわち、ステップ190で判定が満たされた場
合、ステップ195→ステップ205→ステップ220
→ステップ230→ステップ232を経て直ちにステッ
プ110に戻るようにして、前述の図16におけるステ
ップ200及びステップ210を行わないようにするこ
とにより、通常間欠運転の動作停止状態における残余の
動作停止時間をスキップし、ただちに通常間欠運転の攪
拌動作状態に移行することとなる。
【0174】ステップ110からステップ120〜ステ
ップ170において上記攪拌動作を行った後再びステッ
プ110に戻り、フラグF=1であることからステップ
180を経て再びステップ190で処理槽加熱ヒータ4
2がONであるかどうかを判定する。処理槽加熱ヒータ
42がONである間はステップ190からステップ19
5に移行するが、この時点で前記フラグFH=1である
ことからステップ195の判定が満たされないため、前
述のステップ200を経てステップ210へ移る。そし
てTN≦TNSである間はステップ210からステップ1
80へ戻ってステップ180→ステップ190→ステッ
プ195→ステップ200→ステップ210を繰り返
す。すなわち、処理槽加熱ヒータ42ON直後の1回の
み攪拌動作停止時間の残余分をスキップし、それ以降は
スキップせず、上記本発明の一実施の形態と同様の通常
攪拌運転の動作停止(ステップ180〜ステップ23
0)と攪拌動作(ステップ120〜ステップ170)と
を繰り返す。ただしこのとき、前記フラグFH=1であ
ることから、ステップ232からステップ234に移っ
て処理槽加熱ヒータ42がOFFであるかどうかが判定
され、この判定が満たされずにステップ110に戻る形
となる。
【0175】一方、上記のようにステップ180〜ステ
ップ230における動作停止状態とステップ120〜ス
テップ170における攪拌動作状態を繰り返している間
に前記処理槽加熱ヒータ42がOFFになったら、前記
ステップ234における判定が満たされ、ステップ23
6に移って上記フラグFH=0にクリアした後、ステッ
プ110に戻る。これにより、処理槽加熱ヒータ42が
ONになる前の初期状態に完全に戻り、この状態で新た
に制御が再開されることとなる。
【0176】本変形例においては、処理槽内攪拌手段1
3が停止した状態において処理槽加熱ヒータ42がON
となった場合には、処理槽内攪拌手段13が間欠運転に
おける残余停止時間をスキップして(これが過熱防止モ
ードに相当)直ちに攪拌動作に移行し、攪拌を促進す
る。これにより、処理槽加熱ヒータ42に近接した部分
の内容物(特に処理媒体W)が過熱する焦げ付き等の発
生を防止することができる。
【0177】(3)超低速攪拌運転に移行する場合 図24は、上記本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に
おいて、ヒータON時に超低速攪拌運転に移行する変形
例における制御装置32の前記本体攪拌制御部32Aa
の制御内容を表すフローチャートであり、前述の図16
に相当する図である。
【0178】この図24において、本変形例において
は、通常間欠運転の動作停止(攪拌停止)状態において
処理槽加熱ヒータ42がONになり前述のステップ19
0の判定が満たされたら、ステップ196に移る。
【0179】このステップ196では、処理槽内攪拌手
段13の駆動装置21に駆動指令信号を出力し、超低速
攪拌動作を行う。具体的には、ステップ120にて出力
した駆動指令信号のときよりも小さい、例えば0.1〜
0.5rpm程度で回転させる。
【0180】その後、ステップ197に移り、処理槽加
熱ヒータ42がOFFされたかどうかを判定する。処理
槽加熱ヒータ42がまだONのときにはステップ196
「に移って上記超低速攪拌動作を行うが、処理槽加熱ヒ
ータ42がOFFになると判定が満たされ、ステップ1
98で前記時間計算子TN=0にクリアし、さらにステ
ップ199でフラグFを通常間欠運転の攪拌停止状態を
表すF=1とした後、再びステップ110へ戻る。
【0181】これにより、以降は、フラグF=1のとき
のステップ180〜ステップ230による動作停止と、
フラグF=2のときのステップ120、ステップ13
0、ステップ240、ステップ250、ステップ16
0、及びステップ170による攪拌動作とを交互に繰り
返す通常間欠運転に復帰する。
【0182】本変形例においては、処理槽内攪拌手段1
3が停止した状態において処理槽加熱ヒータ42がON
となった場合には、処理槽内攪拌手段13が過熱防止モ
ードに相当する超低速攪拌動作に移行し、処理槽加熱ヒ
ータ42がOFFになるまで攪拌を促進する。これによ
り、処理槽加熱ヒータ42に近接した部分の内容物(特
に処理媒体W)が過熱する焦げ付き等の発生を防止する
ことができる。
【0183】(4)攪拌動作中のヒータON時にも対応
させた場合 図25は、上記本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に
おいて、攪拌停止中のみならず攪拌動作中にも処理槽ヒ
ータON時には短周期間欠運転に移行する変形例におけ
る制御装置32の前記本体攪拌制御部32Aaの制御内
容を表すフローチャートであり、前述の図16に相当す
る図である。
【0184】図25において、本変形例においては、フ
ラグF=2のときのステップ120、ステップ130、
ステップ240、ステップ250、ステップ160、及
びステップ170による攪拌動作手順において、ステッ
プ120とステップ130の間にステップ125を新た
に設け、前記処理槽加熱ヒータ42がONであるかどう
かを判定するようにしている。そして、処理槽加熱ヒー
タ42がONであった場合には、前述のステップ300
に移行して短周期間欠運転を行わせるようにしたもので
ある。
【0185】本変形例においては、処理槽加熱ヒータ4
2がONとなった場合には、処理槽内攪拌手段13が動
作停止した状態のみならず攪拌動作中であった場合に
も、処理槽内攪拌手段13が過熱防止モードに相当する
短周期間欠運転に移行し、処理槽加熱ヒータ42がOF
Fになるまで攪拌を促進する(図17参照)。これによ
り、内容物(特に処理媒体W)の過熱による焦げ付き防
止にさらに万全を期すことができる。
【0186】なお、上記本発明の一実施の形態、(1)
の変形例、及び(4)の変形例においては、過熱防止モ
ードに移行した後には、周期を短くした短周期間欠運転
とし、攪拌動作時間及び動作停止時間ともに短くした
が、これに限られず、いずれか一方のみを短くしてもよ
い。また攪拌動作・動作停止時間や周期を変化させるの
みにも限られず、攪拌動作時の回転数を併せて変化(例
えば増大)させてもよい。また逆に、それら攪拌動作・
動作停止時間や周期を変えることなく、攪拌動作時の回
転数のみを増大させてもよい。
【0187】また、以上においては、処理槽内攪拌手段
13が動作停止した状態又は攪拌動作中の状態において
処理槽加熱ヒータ42がONとなった場合には、通常モ
ードにおける残余の制御時間(残余停止時間又は残余動
作時間)を省略してただちに通常モードから過熱防止モ
ードに移行したが、これに限られない。すなわち、完全
に省略することなく、通常モードにおける残余の時間を
変化させ(停止時間の短縮あるいは動作時間の延長)た
り、あるいは回転数を増加したりする等の制御を行う過
渡的モード(中間モード)を設け、通常モードから過熱
防止モードへ移行するまでのつなぎの制御を行うように
してもよい。いずれにしても、通常モードに比べて処理
槽10内の内容物の攪拌が促進されるように、攪拌時
間、攪拌回転数、停止時間、間欠運転の有無(上記
(3)の変形例を参照)等の状態要素を制御すれば足
り、これによって上記本発明の一実施の形態と同様の効
果を得る。
【0188】さらに、以上においては、生ごみを生ごみ
処理機本体1に投入する際、開閉蓋6を開閉駆動させる
構成としたが、これに限られる必要もなく、例えば人力
で開閉する構成としても構わない。さらに、排気の脱臭
を行う脱臭ユニット2を生ごみ処理機本体1と独立して
構成する構造としたが、これにも限られず、脱臭ユニッ
ト2と生ごみ処理機本体1を一体的に構成しても構わな
い。これらの場合も同様の効果を得る。
【0189】また、以上においては、本発明を、処理槽
10が略U字状横断面形状を備える曲面部10aと略半
円形状の端面部10bからなる容器でその中に1つの処
理槽内攪拌手段13を設けた生ごみ処理機に適用した場
合を例にとって説明したが、これに限られない。例え
ば、処理槽内攪拌手段を複数有し、その処理槽としてこ
れら複数の処理槽内攪拌手段の回転軌跡に沿うように形
成されたトラフ容器を有する生ごみ処理機に適用しても
よい。また、処理槽内攪拌手段13の回転軸15を略水
平に配設した構成にも限られず、略垂直の回転軸を有す
る処理槽内攪拌手段を備えた生ごみ処理機に本発明を適
用してもよい。さらに、生ごみ処理機本体1及び脱臭ユ
ニット2からなる生ごみ処理機にも限られず、脱臭ユニ
ット2を備えていない生ごみ処理機でもよいし、微生物
を用いて分解処理する生ごみ処理機にも限られず、他の
方法で生ごみを減容処理するものにも適用可能であるこ
とは言うまでもない。これらの場合も、同様の効果を得
る。
【0190】
【発明の効果】本発明によれば、加熱手段が加熱を行う
ときには、攪拌制御手段が攪拌手段を過熱防止モードに
移行させ、これによってそれまでの通常モードにおける
攪拌時間、攪拌回転数、停止時間、及び間欠運転の有無
等の状態要素を変化させるので、加熱手段の加熱時には
それまでより攪拌促進するような状態を実現する制御と
することで、加熱手段に近接した部分の媒体が過熱する
焦げ付き等の発生を防止することができる。
【0191】またこのとき、攪拌手段側の動作を加熱手
段側の動作に追従させて制御する上記のような制御態様
としているので、処理容器内の温度環境を従来構造のよ
うに悪化させることなく、良好に保持することが可能と
なる。したがって、微生物の活動を活発に維持すること
ができ、十分な生ごみ処理能力を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構
造を表す正面図である。
【図2】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構
造を表す上面図である。
【図3】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態において
脱臭ユニットを生ごみ処理機本体の幅方向一方側に配置
した変形例の全体構造を表す上面図である。
【図4】図2中IV−IV断面による断面図である。
【図5】図4中V−V断面による断面図である。
【図6】図4中矢印VI方向から見た矢視図である。
【図7】図2中矢印VII方向から見た正面図である。
【図8】図2中VIII−VIII断面による断面図である。
【図9】図8中IX−IX断面による断面図である。
【図10】図8中X−X断面による断面図である。
【図11】図8中XI−XI断面による断面図である。
【図12】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置の機能的構成を表す機能ブロック図であ
る。
【図13】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する操作盤の全体構造を表す正面図である。
【図14】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する操作盤において開閉扉を開いた状態を表す正面図で
ある。
【図15】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置のうち、その自動運転に係わる機能を表す
機能ブロック図である。
【図16】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置の本体攪拌制御部による制御内容を表すフ
ローチャートである。
【図17】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置の本体攪拌制御部の詳細制御内容を表すフ
ローチャートである。
【図18】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置のうち、外気温度・湿度表示領域及び上記
質量・増減量表示領域に対する表示制御機能を表す機能
ブロック図である。
【図19】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する制御装置の質量表示制御部による操作盤の質量・増
減量表示領域に対する表示制御内容を表すフローチャー
トである。
【図20】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態を構成
する操作盤において開閉扉を開きさらに防護カバーを開
いた状態を表す正面図である。
【図21】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の概念
的全体構成を表すブロック図である。
【図22】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態におい
て、短周期間欠運転における攪拌動作と動作停止との順
番を逆にした変形例における制御装置の本体攪拌制御部
のの詳細制御内容を表すフローチャートである。
【図23】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態におい
て、周期を変えずに残余の動作停止時間をスキップする
変形例における制御装置の本体攪拌制御部の制御内容を
表すフローチャートである。
【図24】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態におい
て、ヒータON時に超低速攪拌運転に移行する変形例に
おける制御装置の本体攪拌制御部の制御内容を表すフロ
ーチャートである。
【図25】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態におい
て、攪拌停止中のみならず攪拌動作中にも処理槽ヒータ
ON時には短周期間欠運転に移行する変形例における制
御装置の本体攪拌制御部の制御内容を表すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 処理槽(生ごみ処理容器) 13 処理槽内攪拌手段(攪拌手段) 32 制御装置 32Ae 本体攪拌制御部(攪拌制御手段) 42 処理槽加熱ヒータ(加熱手段) W 処理媒体(媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 信也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 石井 啓範 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 4D004 AA03 CA15 CA19 CA22 CA48 CB04 CB28 CB32 CB42 CC08 DA01 DA02 DA06 DA09 DA11 DA12 DA13 DA16 4G037 CA11 EA03 4G078 AA23 AB20 BA01 CA20 DA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
    いて、 前記生ごみを受け入れる生ごみ処理容器と、 この生ごみ処理容器内に設けられ、攪拌時間、攪拌回転
    数、停止時間、及び間欠運転の有無のうち少なくとも1
    つの状態要素が所定に設定された一の動作モードで駆動
    される攪拌手段と、 前記生ごみ処理容器を加熱する加熱手段と、 この加熱手段が加熱を行うとき、前記攪拌手段を、前記
    状態要素が前記一の動作モードと異なる過熱防止モード
    に移行させる攪拌制御手段とを備えることを特徴とする
    生ごみ処理機。
  2. 【請求項2】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
    いて、 前記生ごみを受け入れる生ごみ処理容器と、 前記生ごみ処理容器内に設けられ、通常モードにおいて
    停止及び攪拌動作を所定の周期で繰り返す間欠運転を行
    う攪拌手段と、 前記生ごみ処理容器を加熱する加熱手段と、 この加熱手段が加熱を行うとき、前記攪拌手段を、前記
    周期が前記通常モードよりも短い間欠運転を行う過熱防
    止モードに移行させる攪拌制御手段とを備えることを特
    徴とする生ごみ処理機。
  3. 【請求項3】請求項2記載の生ごみ処理機において、前
    記攪拌制御手段は、前記攪拌手段が前記通常モードの間
    欠運転のうち前記停止中であった場合で、前記加熱手段
    が加熱を行うときには、前記攪拌手段に、前記停止の残
    余時間を省略又は短縮し攪拌動作から前記過熱防止モー
    ドを開始させることを特徴とする生ごみ処理機。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の生ごみ処理機におい
    て、前記攪拌制御手段は、前記過熱防止モードにおける
    前記攪拌時間及び前記停止時間のうち少なくとも一方
    を、前記通常モードよりも小さく設定することを特徴と
    する生ごみ処理機。
  5. 【請求項5】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
    いて、 前記生ごみを受け入れる生ごみ処理容器と、 前記生ごみ処理容器内に設けられ、通常モードにおいて
    停止及び攪拌動作を交互に繰り返す間欠運転を行う攪拌
    手段と、 前記生ごみ処理容器を加熱する加熱手段と、 前記攪拌手段が前記間欠運転のうち前記停止中であった
    場合で、前記加熱手段が加熱を行うときには、前記攪拌
    手段を、前記間欠運転の前記攪拌動作における回転数よ
    り小さな回転数で連続運転する過熱防止モードに移行さ
    せる攪拌制御手段とを備えることを特徴とする生ごみ処
    理機。
  6. 【請求項6】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
    いて、 前記生ごみを受け入れる生ごみ処理容器と、 前記生ごみ処理容器内に設けられ、通常モードにおいて
    停止及び攪拌動作を交互に繰り返す間欠運転を行う攪拌
    手段と、 前記生ごみ処理容器を加熱する加熱手段と、 前記攪拌手段が前記間欠運転のうち前記停止中であった
    場合で、前記加熱手段が加熱を行うときには、前記攪拌
    手段を、停止の残余時間を省略又は短縮して攪拌動作か
    ら前記間欠運転を再開する過熱防止モードに移行させる
    攪拌制御手段とを備えることを特徴とする生ごみ処理
    機。
  7. 【請求項7】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
    いて、 前記生ごみを受け入れる生ごみ処理容器と、 前記生ごみ処理容器内に設けられ、通常モードにおいて
    停止又は攪拌するように駆動される攪拌手段と、 前記生ごみ処理容器を加熱する加熱手段と、 前記攪拌手段が前記停止中であった場合で、前記加熱手
    段が加熱を行うときには、前記攪拌手段を、停止の残余
    時間を省略又は短縮して攪拌開始させる過熱防止モード
    に移行させる攪拌制御手段とを備えることを特徴とする
    生ごみ処理機。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7記載の生ごみ処理機におい
    て、前記生ごみ処理容器内に微生物を混入した媒体を受
    け入れ、前記微生物により前記生ごみの分解処理を行う
    ことを特徴とする生ごみ処理機。
  9. 【請求項9】生ごみ処理機の処理容器内の攪拌手段を、
    攪拌時間、攪拌回転数、停止時間、及び間欠運転の有無
    のうち少なくとも1つの状態要素が所定に設定された一
    の動作モードで駆動し、前記処理容器の加熱手段が加熱
    を行うときに、前記攪拌手段を、前記状態要素が前記一
    の動作モードと異なる過熱防止モードに移行させること
    を特徴とする生ごみ処理機の攪拌制御方法。
JP2001159301A 2001-05-28 2001-05-28 生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制御方法 Pending JP2002346529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001159301A JP2002346529A (ja) 2001-05-28 2001-05-28 生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001159301A JP2002346529A (ja) 2001-05-28 2001-05-28 生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002346529A true JP2002346529A (ja) 2002-12-03

Family

ID=19002911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001159301A Pending JP2002346529A (ja) 2001-05-28 2001-05-28 生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002346529A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006015187A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Dainichi Co Ltd 生ごみ処理機
WO2011162507A2 (en) * 2010-06-22 2011-12-29 Woongjin Coway Co., Ltd Method of preventing exhaust gas from leaking out of food waste disposer
KR102483409B1 (ko) * 2022-06-13 2022-12-30 한국스마트환경 주식회사 바이오촉매를 이용한 고함수유기성폐기물 스마트분해소멸감량장치

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006015187A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Dainichi Co Ltd 生ごみ処理機
JP4559135B2 (ja) * 2004-06-30 2010-10-06 ダイニチ工業株式会社 生ごみ処理機
WO2011162507A2 (en) * 2010-06-22 2011-12-29 Woongjin Coway Co., Ltd Method of preventing exhaust gas from leaking out of food waste disposer
WO2011162507A3 (en) * 2010-06-22 2012-04-26 Woongjin Coway Co., Ltd Method of preventing exhaust gas from leaking out of food waste disposer
CN103119365A (zh) * 2010-06-22 2013-05-22 豪威株式会社 防止废气从食物残渣处理器中泄漏的方法
KR102483409B1 (ko) * 2022-06-13 2022-12-30 한국스마트환경 주식회사 바이오촉매를 이용한 고함수유기성폐기물 스마트분해소멸감량장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002346529A (ja) 生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制御方法
JP2002346531A (ja) 生ごみ処理機
JP2002346530A (ja) 生ごみ処理機
JP2002346518A (ja) 生ごみ処理機
JP2002159939A (ja) 生ごみ処理装置
JP3598135B2 (ja) 厨芥処理装置
JP3772473B2 (ja) 生ゴミ発酵処理装置
JP2002350221A (ja) 生ごみ処理機用質量計測ユニット及び生ごみ処理機
JP2002346526A (ja) 生ごみ処理機及びその内容物の含水率検出方法並びにプログラム
JP2002346337A (ja) 脱臭装置及び生ごみ処理機
JP3599916B2 (ja) 厨芥処理装置
JP2000308873A (ja) 生ゴミ処理装置
JP2002346534A (ja) 生ごみ処理機及び生ごみ処理機の含水率制御方法並びにプログラム
JP2003320351A (ja) 生ごみ処理機
JP3691409B2 (ja) 生ごみ処理機
JP2003320354A (ja) 生ごみ処理機
JP2001239237A (ja) 有機物処理装置
JP2001239236A (ja) 有機物処理装置
KR200276769Y1 (ko) 잔반처리기
KR100495135B1 (ko) 잔반처리기
JP2002346522A (ja) 生ごみ処理機
JP2005046745A (ja) 生ごみ処理機及びその制御装置
JP2002346507A (ja) 生ごみ処理機
JP2003320347A (ja) 生ごみ処理機及び生ごみ処理機の運転方法
KR19980045914A (ko) 음식물 쓰레기 처리기