JP2002346526A - 生ごみ処理機及びその内容物の含水率検出方法並びにプログラム - Google Patents

生ごみ処理機及びその内容物の含水率検出方法並びにプログラム

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JP2002346526A
JP2002346526A JP2001159126A JP2001159126A JP2002346526A JP 2002346526 A JP2002346526 A JP 2002346526A JP 2001159126 A JP2001159126 A JP 2001159126A JP 2001159126 A JP2001159126 A JP 2001159126A JP 2002346526 A JP2002346526 A JP 2002346526A
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JP2001159126A
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Yoshihiko Takishita
芳彦 瀧下
Shinya Okumura
信也 奥村
Atsushi Kitaguchi
篤 北口
Keihan Ishii
啓範 石井
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】含水率の検出頻度を向上し処理能力を良好に維
持できる生ごみ処理機及びその内容物の含水率検出方法
並びにこれに用いるプログラムを提供する。 【解決手段】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
いて、生ごみを受け入れる処理槽と、この処理槽内の内
容物の含水率を検出する複数組の含水率センサと、これ
ら含水率センサに、時期をずらして検出指令信号を出力
する制御装置とを備え、含水率センサは、センサヒータ
及びサーミスタを備え、センサヒータの加熱によるサー
ミスタの抵抗値変化に応じた信号を出力する。例えば、
4組の含水率センサによる含水率検出挙動を横軸に時間
をとって模式的に示すと、第1組〜第4組センサは時間
td/4間隔で含水率計測(詳細にはセンサヒータによ
る加熱動作)を開始することとなるが、各組ごとに見る
と、検出間隔時間tdは確保され、サーミスタを十分に
冷却し安定した温度状態に戻すことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭、飲食店、食
品加工業者等で発生する生ごみを分解処理する生ごみ処
理機に関し、さらに詳しくは、含水率の検出頻度を向上
し、生ごみ処理能力を良好に維持できる生ごみ処理機及
びその内容物の含水率検出方法並びにこれに用いるプロ
グラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば家庭、飲食店等で発生する
生ごみを減容処理するものとして、例えば、特開200
0−237719号公報に記載のようないわゆる生ごみ
処理機が提唱されている。この生ごみ処理機では、容器
(発酵槽、処理槽)内に投入した生ごみを微生物の発酵
作用により分解処理し、これによって生ごみを減容(減
量)するようになっている。
【0003】このとき、この従来技術では、容器内にお
いて微生物による発酵に適した環境を維持するために、
容器内の水分を検出する含水率センサ(水分センサ)を
設け、この検出値に応じて容器を加熱するヒータや容器
内空気を排気する排気ファンの動作を調整するようにし
ている。また、前記含水率センサは、容器の広い範囲を
検出できるように複数個配設されており、これら複数の
含水率センサで同時に含水率検出を行い、それらの平均
値をとるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には、以下の課題が存在する。すなわち、上記従
来技術には特に明確な記載はないが、通常、この種の容
器内の内容物の含水率を検出する含水率センサとして
は、その耐久性や信頼性の観点から、加熱手段(ヒー
タ)及び加熱温度検出手段を備え、前記加熱手段の加熱
による温度上昇を前記加熱温度検出手段で検出すること
により含水率を検出する方式のものが用いられる。この
ような検出方式(以下適宜、加熱温度検出方式という)
の場合、まず加熱手段で加熱を行ってその温度上昇挙動
が安定化し加熱温度検出手段で検出できるまでに例えば
数分〜数十分程度を要し、さらに検出完了後に加熱前の
初期状態に自然冷却されるまでに例えば1時間以上を要
する場合がある。このような場合、上記従来技術では複
数の含水率センサで同時に含水率検出を行うようになっ
ていることから、それら含水率センサで一旦検出開始す
るとそれらが次に検出可能となるのは、例えば90分〜
120分程度経過した後となる。この結果、その間は容
器内の内容物の含水率を検出できない。すなわち、含水
率をこまめに検出できなくなるため、微生物の活動環境
を良好に維持するのが困難となり、処理能力が低下する
可能性がある。
【0005】本発明は、上記の事柄に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、含水率の検出頻度を向上し、生
ごみ処理能力を良好に維持できる生ごみ処理機及びその
内容物の含水率検出方法並びにこれに用いるプログラム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、生ごみの減容処理を行う生ごみ処
理機において、前記生ごみを受け入れる容器と、この容
器内の内容物の含水率を、検出時期をずらしてそれぞれ
検出する複数の含水率検出手段とを備える。
【0007】本発明においては、複数の含水率検出手段
を備えると共に、それら複数の含水率検出手段が検出時
期をずらして容器内内容物の含水率を検出する。これに
より、含水率検出手段が例えば加熱温度検出方式であっ
て一つの含水率検出手段が初期状態へ冷却中であり次回
検出が可能となるのが2時間後というような場合であっ
ても、代わりに他の含水率検出手段にて含水率検出を行
うことができる。したがって、複数の含水率センサで同
時に含水率検出を行う従来構造に比べ、含水率の検出頻
度を向上できる。この結果、例えば容器内の微生物の活
動環境を容易に良好に調整可能となるので、生ごみ処理
能力を良好に維持することができる。
【0008】(2)上記目的を達成するために、また本
発明は、生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機におい
て、前記生ごみを受け入れる容器と、この容器内の内容
物の含水率を検出する複数の含水率検出手段と、これら
複数の含水率検出手段に、時期をずらして検出指令信号
を出力する検出制御手段とを備える。
【0009】(3)上記目的を達成するために、また本
発明は、生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機におい
て、前記生ごみを受け入れる容器と、この容器内の内容
物の含水率を検出する複数の含水率検出手段と、これら
複数の含水率検出手段に、時期をずらして検出指令信号
を出力する検出制御手段とを備え、前記含水率検出手段
は、加熱手段及び加熱温度検出手段を備え、前記加熱手
段の加熱による温度上昇を前記加熱温度検出手段で検出
することにより含水率を検出する手段である。
【0010】(4)上記目的を達成するために、また本
発明は、生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機におい
て、前記生ごみを受け入れる容器と、この容器内の内容
物の含水率を検出する複数の含水率検出手段と、これら
複数の含水率検出手段に、時期をずらして検出指令信号
を出力する検出制御手段とを備え、前記含水率検出手段
は、加熱手段及び温度計測用抵抗回路を備え、前記加熱
手段の加熱による前記計測用抵抗回路の抵抗値変化に応
じた信号を出力する手段である。
【0011】(5)上記(2)乃至(4)において、好
ましくは、前記検出制御手段は、一つの前記含水率検出
手段への検出指令信号の出力時からの経過時間に応じ
て、他の前記含水率検出手段への検出指令信号を出力す
る。
【0012】(6)上記(3)又は(4)において、ま
た好ましくは、前記検出制御手段は、前記含水率検出手
段の前記加熱手段による加熱停止後の冷却状態に応じ
て、当該含水率検出手段への検出指令信号を出力する。
【0013】(7)上記(4)において、また好ましく
は、前記検出制御手段は、前記含水率検出手段の前記加
熱手段による加熱停止後の前記計測用抵抗回路の抵抗値
復帰状態に応じて、当該含水率検出手段への検出指令信
号を出力する。
【0014】(8)上記(1)乃至(7)において、ま
た好ましくは、前記容器内に微生物を混入した媒体を受
け入れ、前記微生物により前記生ごみの分解処理を行
う。
【0015】(9)上記目的を達成するために、本発明
の生ごみ処理機の内容物の含水率検出方法は、生ごみ処
理機の容器内に受け入れた内容物の含水率を、複数の含
水率検出手段を用いて検出時期をそれぞれずらして検出
する。
【0016】(10)上記目的を達成するために、また
本発明の生ごみ処理機の内容物の含水率検出方法は、生
ごみ処理機の容器内に受け入れた内容物の含水率を検出
する複数の含水率検出手段のそれぞれに対し、時期をず
らしつつ検出指令信号を出力し含水率の検出を行わせ
る。
【0017】(11)上記目的を達成するために、本発
明のプログラムは、コンピュータに、生ごみ処理機の容
器内に受け入れた内容物の含水率を検出する複数の含水
率検出手段のそれぞれに対し、時期をずらしつつ検出指
令信号を出力させる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の生ごみ処理機の一
実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明
の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構造を表す正面
図、図2はその上面図である。これら図1及び図2にお
いて、1は投入された生ごみを微生物により分解処理す
る生ごみ処理機本体、2はこの生ごみ処理機本体1から
の排気に含まれる臭気を除去する脱臭ユニット(図2参
照)である。この脱臭ユニット2は、生ごみ処理機本体
1の背面側(図2中上側)に位置し、例えばフレキシブ
ルホース等により構成された吸気ホース3(図2参照)
及び排気ホース4(図2参照)を介して生ごみ処理機本
体1と接続している。なお、これら吸気ホース3及び排
気ホース4の両端は、それぞれ生ごみ処理機本体1及び
脱臭ユニット2の上面に回動可能に設けた継手3a,3
b及び継手4a,4bに差し込まれている。5はこれら
吸気ホース3及び排気ホース4を保護するホースカバー
である。
【0019】6は生ごみ処理機本体1の正面側(図2中
下側)に設けられ、投入口7(後述の図5参照)を開閉
する開閉蓋、8はこの開閉蓋6を開閉駆動する駆動装置
である。この駆動装置8は、例えば電動モータ等により
構成され、、生ごみ処理機本体1内に生ごみや処理媒体
(例えばおがくず等の微生物を混入した媒体)を投入す
るときには、生ごみ処理機本体1正面に設けた操作盤9
からの指令信号により適宜開閉蓋6の開閉操作を行い、
前記投入口7を介して生ごみ処理機本体1内に投入する
ようになっている。なお、この生ごみの投入作業への配
慮として、生ごみを略バケツ状のリフト容器に受け入
れ、その容器を地面と前記投入口7との間を昇降させる
とともに、上昇時(投入口7の高さまで容器を持ち上げ
たとき)には、受け入れた生ごみを投入口7に投入する
ようにリフト容器を傾倒させる投入リフト装置が別途用
意される(後述の図16参照)。この投入リフト装置の
操作も上記操作盤9により行われ、投入リフト装置のリ
フト容器の上記昇降及び傾倒の動作と前記開閉蓋6の開
閉動作を連動させる操作と、これらの動作を別々に行う
操作の両方の操作ができるようになっている。
【0020】また、図2に示すように、独立に構成され
た前記脱臭ユニット2はその幅方向(図2中左右方向)
寸法を、生ごみ処理機本体1の奥行き方向(図2中上下
方向)寸法とほぼ等しく設定しており、上記した継手3
a,3b及び4a,4bを適宜回動させ、吸気ホース3
及び排気ホース4の配管経路を変更することにより、図
3に示したように、脱臭ユニット2を生ごみ処理機本体
1の幅方向一方側(図3中左側)に配置する等、生ごみ
処理機本体1及び脱臭ユニット2の配置を設置場所のレ
イアウトに応じて変更できるようになっている。
【0021】図4は図2中IV−IV断面による断面図、図
5はこの図4中V−V断面による断面図で、ともに生ご
み処理機本体1の内部構造を詳細に表す図である。これ
ら図4及び図5において、先の図1乃至図3と同様の部
分には同符号を付し説明を省略する。これら図4及び図
5において、10は生ごみを処理する処理槽である。こ
の処理槽10は、略U字状横断面形状を備える曲面部1
0aと、それら曲面部10aの長手方向(図4中左右方
向)両端側に設けた略半円形状の端面部10b,10b
とから構成されている。なお、10cはそれら曲面部1
0a及び端面部10bの外周側ほぼ全面(後述の排出口
28に対応する処理媒体排出口部分を除く)を覆う断熱
材である(但し、図示煩雑防止のため図5では図示省
略)。またこの処理槽10は、例えばその長手方向(図
4中左右方向)両側で生ごみ処理機本体1の底面として
の上プレート11上に支持部材12を介して支持されて
いる。
【0022】13は生ごみ及び処理媒体を適宜攪拌する
処理槽内攪拌手段で、この処理槽内攪拌手段13は処理
槽10内に設けられている。またこの処理槽内攪拌手段
13は、その両端が前記処理槽端面部10b,10b及
び外筒端面部10b2,10b2に軸受14,14を介し
て回転自在に支持され略水平に配設された回転軸15
と、この回転軸15に対し所定の間隔で配設された略円
盤状のプレート16と、このプレート16に対しボルト
17a及びナット17bにより放射状に取付けられ、そ
れぞれ先端にパドル18を設けた多数の攪拌翼19とで
構成されている。
【0023】20は処理槽内攪拌手段13の前記回転軸
15の一方側(図4中左側)に設けたスプロケット、2
1は前記上プレート11上の処理槽10の一方側(図4
中左側)に設けた例えば電動モータからなる駆動装置、
22はこの駆動装置21の出力軸21aの端部に設けた
スプロケット、23は前記スプロケット20,22間に
掛け回されたチェーン23である。駆動装置21の駆動
力はスプロケット20,20及びチェーン23によって
前記回転軸15に伝達され、前記処理槽内攪拌手段13
が図5中矢印の方向に適宜回転駆動するようになってい
る。なお、この駆動伝達構造に関しては、例えばスプロ
ケット20,22をともにプーリに置き換え、これらを
ベルトで連結する等、他の構造としても構わない。ま
た、前記パドル18は、図4に示すように横断面形状が
略V字状のプレートで構成されており、処理槽内攪拌手
段10が図5中矢印で示した回転方向に攪拌する際、攪
拌による処理媒体の細粒化を抑制しつつも生ごみと処理
媒体とが均一に混ざり合うように配慮されている。
【0024】24は前記吸気ホース3からの吸気(外
気)を処理槽10内に取り入れる吸気口で、処理槽10
の上部に設けられている。25は同様に処理槽10の上
部に設けた排気口であり、処理槽10内で生ごみの発酵
分解時に発生する臭気を伴うガスや水蒸気等を排気とと
もに処理槽10外に排出し、前記排気ホース4に導く。
26はこの排気口25に設けられたフィルタで、処理槽
10内から例えば細粒化された処理媒体等の浮遊物が処
理槽10外に排出されるのを防止する。このフィルタ2
6には、例えば電動モータ等により構成された振動機2
7により適宜振動が与えられ、稼動時間の経過に伴いそ
の網目に堆積した浮遊物等を振るい落とす。これによ
り、フィルタ26の交換やメンテナンス等に対する負担
が軽減されるよう配慮されている。
【0025】28は前記処理槽曲面部10aの幅方向
(図4中左右方向)略中央下部に設けた処理媒体排出口
(図示せず)を開閉する開閉蓋で、定期的に(例えば半
年に1度)処理槽10内の処理媒体を交換する際には、
この開閉蓋28を開け(図5中2点鎖線で示した状
態)、処理媒体排出口を介して使用済みの処理媒体を処
理槽10外に排出するようになっている。このとき、処
理槽10外には、生ごみ処理機本体1のボディとしての
略箱体状の本体カバー29が存在するため、上記の処理
媒体排出の際には、図1に示す本体カバー29正面の扉
30を開けて処理槽10の開閉蓋28を開閉するように
なっている。なお、図1において、31は前述の処理槽
内攪拌手段13の駆動装置21等のメンテナンスを行う
ための点検扉である。
【0026】図4及び図5に戻り、32は本実施の形態
の生ごみ処理機の各機構の動作を制御する制御装置(詳
細は後述)で、この制御装置32は前記上プレート11
上の処理槽10の幅方向他方側(図4中右側)に架台3
3を介して支持されている。詳細は適宜後述するが、本
実施の形態の生ごみ処理機に備えられた各作動装置及び
センサ類等は、この制御装置32を介して前記操作盤9
と電気的に接続している。
【0027】34は上プレート11を重量検出手段とし
ての複数(この例では4つ)のロードセル35を介して
支持する下プレート、36はこの下プレート34を設置
面(例えば地面)から支持する複数(この例では4つ)
の脚で、この脚36は前記ロードセル35により生ごみ
処理機本体1の全体重量(厳密には下プレート34、脚
36及びこれらロードセル35自体の重量を除いた重
量)を適宜検出し、前述の制御装置32により、このロ
ードセル35から随時出力される検出結果を基に処理槽
10内の内容物(主として処理媒体、但し厳密には生ご
み投入後は処理媒体と生ごみとの混合物)の重量の変化
を算出するようになっている。
【0028】37は熱伝導式(加熱温度検出方式)の含
水率センサである。この含水率センサ37は、前記制御
装置32の検出指令信号に応じて処理槽10内の内容物
の含水率を検出し、その検出結果を前記制御装置32に
出力するようになっている。またこの含水率センサ37
は、図5に示すように、処理槽10の前記端面部10
b,10b内周面に、両端面部10b,10bの同一位
置に設置される2つを一組としたN組(この例ではN=
4)のセンサ37A,37A;センサ37B,37B;
センサ37C,37C;センサ37D,37Dが設けら
れている。このとき、各端面部10bにおいて、含水率
センサ37A,37B,37C,37Dは、前記処理槽
加熱ヒータ42(詳細は後述)からほぼ等しい距離Aと
なるようにほぼ等間隔に配設されている(言いかえれ
ば、処理槽10の処理槽内攪拌手段13の回転軸15方
向両側側面にその回転軸15を中心とする軸心円上にほ
ぼ等間隔に配設されている)。このとき、処理槽内攪拌
手段13は、攪拌時、図5中矢印方向に回転するため、
処理槽内攪拌手段13の回転軸15方向から見ると、処
理槽10内の内容物は全体的に処理槽内攪拌手段13の
回転方向に偏って分布する場合がある。したがって、各
含水率センサ37は、処理槽内容物の確実に存在する範
囲(例えば処理槽10の下方領域)内に設けることが望
ましい。
【0029】図6は、含水率センサ37A〜37Dの構
造を表す図4中矢印VI方向から見た図である。この図6
において、各含水率センサ37は、その温度により電気
抵抗値が変化する特性のサーミスタ37aと、このサー
ミスタ37aを加熱するセンサヒータ37bと、例えば
エポキシ樹脂などにより形成され、サーミスタ37a及
びセンサヒータ37bを固定する基盤37cとで構成さ
れている。このような構造の含水率センサ37は、セン
サヒータ37bによりサーミスタ37aを一定時間加熱
した際のサーミスタ37aの温度上昇度から、周囲の内
容物の含水率を検出するようになっている(後述)。
【0030】ここで、図7は、センサヒータ37bによ
る加熱時間とそのときのサーミスタ37aの温度上昇度
との相関関係を表す図である。この図7に示す3本の曲
線は、それぞれ含水率の異なる処理槽内容物が周囲に存
在する場合において、センサヒータ37bにより所定時
間t(例えば数分間〜数十分間程度)加熱したときのサ
ーミスタ37aの温度上昇度を表している。この図から
分かるように、含水率αAの処理槽内容物が周囲に存在
する場合よりも、含水率αB(>αA)の処理槽内容物が
周囲に存在する場合の方が、またそれよりも含水率αC
(>αB)の処理槽内容物が周囲に存在する場合の方が
温度上昇度が小さい。これは、周囲の処理槽内容物の含
水率αが高くなると、周囲に存在する水分が多く処理槽
内容物の熱伝導率がそれだけ高くなるため、サーミスタ
37aから周囲への放熱が大きくなり、サーミスタ37
aの温度が上昇しにくいためである。
【0031】すなわち、周囲の内容物の含水率によっ
て、サーミスタ37aの温度上昇度に差が生じ、これに
よりサーミスタ37aの電気抵抗値も周囲の内容物の含
水率によって変化することになる。この電気抵抗値は、
例えば、サーミスタ37aに所定の電流を通電し、これ
にかかる電圧値から検出することができ、制御装置32
は、このサーミスタ37aの加熱前後の電気抵抗値の変
化(すなわち温度上昇度)を基に、所定の換算式に従っ
て処理槽内容物の含水率を算出するようになっている。
【0032】図8は、上記したN組合計2N個(この例
ではN=4,2N=8)の含水率センサ37を用いて前
記の制御装置32が行う処理槽内容物の含水率検出手順
を表すフローチャートである。図8において、制御装置
32は、ステップ110にて、N組のうち第1組の含水
率センサ(上記の例では例えばセンサ37A,37A)
に検出指令信号を出力し、含水率検出を行わせる。
【0033】図9は、この検出指令信号に基づくステッ
プ110、及び後述のステップ130、…、ステップ1
50における検出の詳細手順を表す制御フローである。
この図9において、制御装置32はまず、ステップ1
で、十分に安定した温度状態における含水率センサ37
のサーミスタ37aの加熱前の電気抵抗値R1を測定
し、これら測定した電気抵抗値R1を基にサーミスタ3
7aの初期温度Tを算出する。このときの制御装置32
における演算処理は、繁雑防止のため特に図示しない
が、例えば内蔵したROM等に予め格納された所定の演
算式等により内蔵のCPU等で行われ、また、算出した
初期温度TはRAM等に記憶される。
【0034】その後、ステップ2で、センサヒータ37
bを所定時間thの間作動させる。この所定時間thは制
御装置32に内蔵のタイマ(図示せず)を用いてカウン
トする。
【0035】そして、ステップ3において、サーミスタ
37aの加熱後の電気抵抗値R2を測定し、ステップ4
へ移る。このステップ4では、例えば、サーミスタ37
aを一定の熱量で加熱しても、初期温度Tが著しく異な
る場合、実際にはほぼ同一の含水率であっても、サーミ
スタ37aの温度上昇度に差が生じるため、先に測定し
記憶しておいた初期温度Tを基に適切な換算式を選定す
る。なお、この換算式として、予め複数の式が例えばR
OM等に格納されており、CPU等により初期温度Tに
対応した換算式を選定する。
【0036】その後、ステップ5に移り、選定した換算
式に加熱後の電気抵抗値R2を代入して含水率センサ3
7により検出された含水率αを算出する。この場合も演
算処理はCPUにより行われる。
【0037】以上説明したような手順で、含水率センサ
37により処理槽内容物の含水率を検出するようになっ
ている。
【0038】上記のようにしてステップ110が終わる
と、図8に戻ってステップ120に移り、前記タイマを
用いて上記第1組の含水率検出開始から時間td/N
(この例ではtd/4)が経過したかどうかを判定す
る。ここで、tdは、1つの含水率センサ37に必要な
検出間隔時間であり、例えば90分〜120分程度であ
る。すなわち、tdは、上記のようにセンサヒータ37
bによる加熱に基づくサーミスタ37aの抵抗値変化に
よって含水率検出を行った後、サーミスタ37aが十分
に冷却され安定した温度状態に戻った(言い換えれば抵
抗値がほぼもとの値に復帰した)と見なせる時間であ
り、予め例えば前記ROM等に格納されているか、適宜
外部から入力手段により設定入力しRAMに記憶させて
おく。
【0039】上記ステップ120の判定が満たされた
ら、ステップ130に移り、ステップ110と同様に図
9のフローによって第2組の含水率センサ(上記の例で
は例えばセンサ37B,37B)に検出指令信号を出力
し、含水率検出を行わせる。その後ステップ140にて
この第2組の含水率検出開始から、時間td/Nが経過
したかどうかを判定する。
【0040】以降、同様にして時間td/Nが経過する
ごとに次の組の含水率センサに検出指令信号を順次出力
して含水率検出を行わせる。そして、ステップ150に
て最後の第N組(この例では第4組の例えばセンサ37
D,37D)の含水率検出後、時間td/Nが経過して
ステップ160の判定が満たされたら、ステップ110
に戻って再び第1組(上記の例ではセンサ37A,37
A)から同様の手順を繰り返す。
【0041】図10(a)は、N=4の場合の上記4組
の含水率センサ37A〜37Dによる含水率検出挙動を
横軸に時間をとって模式的に示したものである。上記図
8に示したステップ110〜160を実行することによ
り、第1組センサ37A,37A、第2組センサ37
B,37B、第3組センサ37C,37C、第4組セン
サ37D,37Dは時間td/4間隔で含水率計測(詳
細にはセンサヒータ37bによる加熱動作)を開始する
こととなる。しかしながら、各組ごとに見ると、検出間
隔時間tdは確保され、サーミスタ37aを十分に冷却
し安定した温度状態に戻すことが可能となっている。
【0042】なお、以上の例では2つの含水率センサ3
7を1組として計測を行わせたが、これに限られず、1
つ1つ別々に計測を行わせてもよい。この場合、上記の
例では、N=8となることは言うまでもない。
【0043】図4及び図5に戻り、38は処理槽10内
の内容物に給水する給水装置(繁雑防止のため図5にの
み図示)である。この給水装置38は、その先端が処理
槽10内に突出したノズル39と、このノズル39に例
えば水道等から水を導くホース40と、このホース40
の途中に設けた例えばソレノイド駆動式の電磁弁88
(後述の図16参照)とで構成されている。前記した制
御装置32は、前述のように算出した処理槽10内の内
容物の含水率が所定の値を下回ったとき、指令信号を出
力して上記した給水装置38の電磁弁88を開き、処理
槽内容物の含水率が適正な範囲となるように処理槽10
内に適宜給水するようになっている。このとき、制御装
置32は、給水装置38に指令信号を出力する際、前記
処理槽内攪拌手段13の駆動装置21にも指令信号を出
力し、給水により場所によって処理槽内容物の含水率が
偏ることを防止するようにするとよい。なお、必ずしも
以上のような含水率低下に応じた自動制御による給水と
しなくてもよい。すなわち、前述のように算出した処理
槽10内の処理槽内容物の含水率を前記操作盤9の所定
の表示領域に表示し、その表示を操作者が確認した後、
操作盤9に設けた適宜の操作手段を手動操作することに
より電磁弁88の開度を調整し、処理槽10内に適宜給
水を行ってもよい。
【0044】41は温度センサ(図5参照)であり、例
えば前記処理槽10の前記端面部10bを貫通して配設
したパイプ状部材中に配置されている。この温度センサ
41は、処理槽10内の内容物の温度を適宜検出し、こ
の検出結果を前記制御装置32に出力するようになって
いる。
【0045】42は処理槽加熱ヒータであり、例えばプ
レート状の電熱ヒータ等により構成されている。この処
理槽加熱ヒータ42は、前記処理槽曲面部10aの外周
下部側に、前記処理槽曲面部10aの内周側に臨むよう
に複数個取り付けられている。このとき、制御装置32
は、前記温度センサ41からの検出結果により処理槽1
0内の内容物の温度を算出し、この算出結果に応じて、
指令信号を出力して上記複数個の処理槽加熱ヒータ42
のON/OFFを切り換える(例えば一部をONにし、
一部をOFFにする等)ことにより、処理槽10への伝
熱量を制御する。なお、制御装置32は、含水率センサ
37の検出結果に基づき前述のように算出した処理槽内
容物の含水率が所定の値を超えた場合にも、指令信号を
出力して上記処理槽加熱ヒータ42の少なくとも一部を
作動させて処理槽内容物の水分を適宜蒸発させ、処理槽
内容物の含水率が適正な範囲となるように制御するよう
になっている(但し給水に関して上述したのと同様、操
作盤9の表示に基づく操作者による手動操作でもよいこ
とは言うまでもない)。
【0046】図1及び図2に戻り、43は生ごみ処理機
本体1及び脱臭ユニット2の上面に複数(この例ではそ
れぞれ4づつ)設けた吊り具で、本実施の形態の生ごみ
処理機の設置及び撤去等の際、例えばクレーン等により
生ごみ処理機本体1及び脱臭ユニット2をそれぞれ吊り
上げられるように配慮したものである。
【0047】図11は、前述の脱臭ユニット2の全体構
造を表す図2中矢印XI方向から見た正面図で、図1及び
図2と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。こ
の図11において、44は脱臭ユニット2のボディとし
ての本体カバーで、その前面(図11中紙面手前側、図
2で言えば上側)は、内蔵した各機構のメンテナンス等
のために開閉可能に構成された開閉扉45となってい
る。
【0048】図12は図2中XII−XII断面による断面
図、図13はこの図12中XIII−XIII断面による断面図
である。これら図12及び図13において、先の各図と
同様の部分には同符号を付し説明を省略する。これら図
12及び図13において、46は脱臭ユニット2の本体
カバー44内の雰囲気を外気として取り入れる取入口
で、この取入口46から取り入れられた外気は、熱交換
器47及び吸気ダクト48(図13参照)を介し、さら
に前記継手3b及び吸気ホース3を介して生ごみ処理機
本体1の処理槽10内に導かれるようになっている(図
4参照)。
【0049】49は排気ダクトであり、前記排気ホース
4(図2参照)及びこれに接続する前記継手4b(図2
参照)を介し生ごみ処理機本体1の処理槽10から導出
された前記排気を熱交換器47に導く。この熱交換器4
7は、比較的低温の外気と、処理槽10内の発酵熱によ
り比較的高温となった処理槽10(図4参照)からの排
気との間で熱交換を行わせるものである。またこの熱交
換器47は、この種のものとして公知のものであり、繁
雑防止のため特に図示しないが、例えば、ジグザグ状に
延設した配管中に前記外気を通じる一方、その外周側に
前記排気を通じることにより、前述のように水蒸気を含
み多量の水分を含んだ処理槽10からの排気を冷却し、
排気中に含まれる水分を適度に除去するようになってい
る。
【0050】50は前記熱交換器47の下流側に接続さ
れた加熱ダクトであり、51はその加熱ダクト50の内
部に設けた排気ヒータである。この排気ヒータ51は、
電熱器等で構成されており、前記熱交換器47により適
度に水分を除去された排気を加熱するようになってい
る。
【0051】なお、52は前記加熱ダクト50の一方側
(図13中左側)に設けた排水口で、上述したように熱
交換器47により除去された排気中の水分は、この排水
口52からホース53を介して容器54に導かれる。ま
た、特に図示しないが、この容器54に導かれた水分は
図示しない排水口を介して脱臭ユニット2外に排出され
るようにしてもよいし、適宜容器54を取り出して貯ま
った水分を抜き取るようにしてもよい。
【0052】55は内部にインペラ(図示せず)等を備
えたターボブロア等で構成された排気ファンである。こ
の排気ファン55は、前記インペラの回転により前記加
熱ダクト50からダクト56(図13参照)を介し導入
された排気を強制的に下流側へ送り込む。57は例えば
電動モータ等により構成され、排気ファン55の図示し
ないインペラを回転駆動させる駆動装置である。また、
この排気ファン55により強制的に送り込まれた排気
は、ダクト58を介して脱臭槽導入ダクト59に導かれ
るようになっている。
【0053】なお、繁雑防止のため特に図示しないが、
排気ヒータ51の下流側に接続した前記ダクト56には
排気温度を検出する温度センサが設けられており、その
検出結果が所定の値を超えた場合、前述の制御装置32
(図4参照)により排気ヒータ51の熱量、あるいはO
N/OFFを制御するようになっている。これにより、
排気温度が過剰に高温になることを防止し安全面に配慮
がなされている。
【0054】図14は図12中XIV−XIV断面による断面
図、図15は図12中XV−XV断面による断面図で、先の
各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
【0055】これら図14、図15及び先の図12にお
いて、60は前記脱臭槽導入ダクト59から導入された
排気に含まれる臭気を除去する脱臭装置であり、62は
複数(この例では3つ)の脚61により地面に支持され
た脱臭ユニット2のベースフレーム62であり、63は
このベースフレーム62上に固定した概略箱型形状の媒
体容器である。脱臭装置60は、前記処理槽10内の処
理媒体と同一媒体である脱臭媒体を前記媒体容器63内
に内包し、この脱臭媒体に排気を通過させることによ
り、脱臭媒体に混入した微生物により排気に含まれる臭
気成分を分解し脱臭を行うものである。このとき、媒体
容器63内において、脱臭媒体は媒体容器63内に設け
た網64上に載置されている。なお、この網64の下方
には、脱臭媒体から染み出た余分な水分や、脱臭媒体を
介して臭気を取り除かれた排気を導出する空間が確保さ
れている。
【0056】65は前記媒体容器63内の脱臭媒体を適
宜攪拌する複数(この例では3つ)の脱臭媒体攪拌手段
である。この脱臭媒体攪拌手段65は、両端が軸受6
6,66により回転自在に支持された回転軸67と、こ
の回転軸67に放射状に設けられ、それぞれ先端に概略
プレート状のパドル68を備えた複数の攪拌翼69とで
構成されている。
【0057】70はこれら脱臭媒体攪拌手段65を駆動
させる駆動装置、71はその出力軸(図示せず)に設け
たスプロケット(図14参照)で、このスプロケット7
1は、脱臭媒体攪拌手段65の回転軸67の一端にそれ
ぞれ設けらたスプロケット72とチェーン73を介して
接続している。このとき、図14に示すように、このチ
ェーン73は相隣接する脱臭媒体攪拌手段65が互いに
逆方向に回転するように、隣接するスプロケット72間
において襷掛けされている。なお、この駆動伝達構造に
関しては、例えばスプロケット71,72をともにプー
リに置き換え、これらをベルトで連結する等、他の構造
としても構わない。また、前述の回転軸67の軸受66
は、媒体容器63の外壁に突出させた支持部材74上
に、媒体容器63幅方向(図12中左右方向)両側に来
るように立設した架台75により支持されている。ま
た、媒体容器63幅方向一方側(図12中右側)の架台
75は、図14に示すように略「h」字状に形成されて
おり、前記駆動装置70は、この「h」字状の架台75
の上部に設けた支持プレート76により支持されてい
る。
【0058】77は媒体容器63側面に設けた含水率セ
ンサ(図15参照)である。この含水率センサ77は、
媒体容器63内の内容物(脱臭媒体)の含水率を適宜検
出し、この検出結果を前記制御装置32(図4参照)に
出力するようになっている。なお、この含水率センサ7
7は、前述の含水率センサ37と同様、熱伝導式として
もよいし、例えばマイクロ波式、誘電率検出式等、他の
公知のセンサにより構成してもよい。
【0059】また、78は前述の給水装置38とほぼ同
様に構成され、媒体容器63内の脱臭媒体に給水する給
水装置である。この給水装置78は、媒体容器63内に
設けたノズル79と、このノズル79に例えば水道等か
ら水を導くホース80(図12参照)と、このホース8
0の途中に設けられた例えばソレノイド駆動式の電磁弁
89(後述の図16参照)とで構成されている。
【0060】ここで、上記した制御装置32は、上記含
水率センサ77からの検出結果により媒体容器63内の
脱臭媒体の含水率を算出し、この算出結果に応じて、指
令信号を出力して上記した給水装置78の電磁弁89の
開度を調整し、脱臭媒体の含水率が適正な範囲となるよ
うに媒体容器63内に適宜給水するようになっている。
なお、制御装置32は、給水装置78に前記指令信号を
出力する際、前記脱臭媒体攪拌手段65の駆動装置70
にも指令信号を出力し、給水により場所によって脱臭媒
体の含水率が偏ることを防止するのが好ましい。なお、
前述した処理槽10内の給水制御と同様、媒体容器63
内についても、必ずしも以上のような含水率低下に応じ
た自動制御による給水としなくてもよい。すなわち、前
述のように検出した媒体容器63内の脱臭媒体の含水率
を前記操作盤9の所定の表示領域に表示し、その表示を
操作者が確認した後、操作盤9に設けた適宜の操作手段
を手動操作することにより電磁弁89を開閉し、媒体容
器63内に適宜給水を行ってもよい。
【0061】81は媒体容器63の側面に設けた温度セ
ンサ(図15参照)である。この温度センサ81は、媒
体容器63内の脱臭媒体の温度を適宜検出し、この検出
結果を前記制御装置32に出力するようになっている。
このとき、上記制御装置32は、この温度センサ81か
らの検出結果により媒体容器63内の脱臭媒体の温度を
算出し、この算出結果に応じて、媒体容器63内の脱臭
媒体温度が適正な範囲に保たれるよう、指令信号を出力
して上記排気ヒータ51(図13参照)の熱量あるいは
ON/OFFを制御するようになっている。なお、前記
媒体容器63内の脱臭媒体を交換する際には、使用済み
の脱臭媒体は、処理槽10内に補填し、処理媒体として
引き続き使用することができる。
【0062】82はその上流側が媒体容器63下部に確
保された前述の空間に接続したダクトである。このダク
ト82は、脱臭装置60で臭気が取り除かれた排気を下
流側に接続した紫外線殺菌ユニット83に導くようにな
っている。84はこの紫外線殺菌ユニット83内に複数
設けた公知の殺菌灯であり、例えば紫外線ランプ等によ
り構成されている。85はこの紫外線殺菌ユニット83
の上部に設けられ、先端が脱臭ユニット2外に突出した
排気筒である。この排気筒85は、上記のように脱臭装
置60で臭気が除去され紫外線殺菌ユニット83を通過
して殺菌処理した排気を最終的に大気放出する。なお、
紫外線殺菌ユニット83とその上流側のダクト82との
接続部分にはフィルタ86が設けられており、例えば細
粒化された脱臭媒体等が排気とともに大気放出されるこ
とを防止するようになっている。87は前記媒体容器6
3内において、前記網目64よりもさらに目の細かい網
目状の受け皿で、前記網64の目から落下した一部の脱
臭媒体を受け止めこの受け皿87ごと抜き取ることがで
きるようになっており、媒体容器63内の清掃等のメン
テナンス作業への配慮がなされている。さらに、前述し
た給水装置38,78に水道水を導くホース40,80
における電磁弁88,89の上流側には、公知の構造の
流量計90(後述の図16参照)が設けられており、電
磁弁88,89に導かれる水の流量を検出し、前記制御
装置32に出力するようになっている。
【0063】以上において、処理槽10が、特許請求の
範囲各項記載の、生ごみを受け入れる容器を構成し、含
水率センサ37A〜Dが含水率検出手段を構成し、制御
装置32が、複数の含水率検出手段に、時期をずらして
検出指令信号を出力する検出制御手段を構成する。
【0064】また、前記含水率センサ37を構成する前
記センサヒータ37bが加熱手段を構成し、前記サーミ
スタ37aが温度計測用抵抗回路を構成するとともに加
熱手段による温度上昇を検出する加熱温度検出手段をも
構成する。
【0065】次に、上述した生ごみ処理機の一実施の形
態の動作を説明する。ここで、図16は、本実施の形態
の生ごみ処理機の全体構成を表すブロック図であり、先
の各図と同様の部分に相当する部分には同符号を付し説
明を省略するとともに、必要に応じて先の各図を参照す
る。この図16において、生ごみの分解処理を行う場合
には、まず操作盤9の所定のスイッチを操作し、投入蓋
6を開け発酵分解処理対象となる生ごみを、投入口7
(図5参照)を介して処理媒体を収容した処理槽10内
に投入する。このとき、前述したように、作業者は投入
する生ごみを投入リフト装置のリフト容器に入れ、上記
操作盤9により所定の操作を行うと、この操作に応じて
制御装置32が、投入リフト装置のリフト容器の昇降及
び傾倒、そして開閉蓋6の開閉の動作を指令する指令信
号を投入リフト装置のモータ及び開閉蓋6の駆動装置8
に出力する。
【0066】次に、操作盤9の所定のスイッチを操作し
て生ごみ処理機の運転を開始すると、制御装置32は、
処理槽内攪拌手段13を適宜回転駆動させ、投入された
生ごみを処理媒体とともに適宜攪拌することによって、
処理媒体に混入された微生物と生ごみとの接触頻度を確
保し、生ごみを分解処理する。このとき、制御装置32
は、格納したプログラムに基づき、例えば1〜3rpm
程度の所定回転数で毎時1〜2分間程度(あるいは操作
盤9の操作に応じ、適宜)処理槽内攪拌手段13の駆動
装置21に指令信号を出力する。また、生ごみの投入を
検知(具体的には、例えばリミットスイッチによる投入
蓋6の開閉検知や、前記ロードセル35による処理槽1
0の重量変化の検知等)して、その際に所定回転数で上
述したような駆動条件で駆動制御するようにしてもよ
い。なお、図16に示したようにインバータを介して駆
動装置21をインバータ制御するようにしてもよい。
【0067】またこのとき、処理槽10内の微生物の好
適な活動環境を確保するために、処理槽内容物の温度及
び含水率をそれぞれ温度センサ41及び含水率センサ3
7A〜37Dにより検出する。これら検出結果に応じ
て、制御装置32は、処理槽加熱ヒータ42及び給水装
置38(図5参照)の電磁弁88に指令信号を出力し、
これにより処理槽加熱ヒータ42及び給水装置38が適
宜処理槽内容物に加熱及び加湿を行う。
【0068】一方、この処理槽10内の処理媒体に混入
された微生物に新鮮な酸素を供給するために、取入口4
6から取り入れた外気を、前記の熱交換器47、吸気ダ
クト48、及び吸気ホース3等を介して処理槽10内に
導入し、また生ごみの分解処理に伴い処理槽10内で発
生するガス等を排気として排気口25(図4参照)から
処理槽10外に導出し、処理槽10内の換気を行う。こ
のとき、上記攪拌により細粒化された処理媒体等の処理
槽10内の浮遊物はフィルタ26(図4参照)により捕
集され、フィルタ26に堆積した浮遊物は適宜振動機2
7によりフィルタ26が加振されることで振るい落とさ
れる。なお、この振動機27の駆動制御は、排気風量を
検出する風力計や、含水率センサ37A〜37D、温度
センサ41(あるいは処理槽10内の雰囲気温度を検出
する別の温度センサ)等の検出結果を基に判断される状
態量の変化に応じ、制御装置32によりフィルタ26に
目詰まりが発生していると推測される場合に振動機27
を駆動するようにしてもよいし、操作盤9により適宜操
作するようにしてもよい。
【0069】処理槽10外に導出された排気は、排気ホ
ース4を介して脱臭ユニット2内に導かれ、その後、排
気ダクト49を介して熱交換器47に流入し、相対的に
低温の外気と熱交換することにより冷却され、含有する
水分を取り除かれる。この凝結した水分は、前述したよ
うに排水口52(図13参照)、ホース53(図13参
照)を介して容器54(図13参照)に排水される。
【0070】熱交換器47を通過して水分を除去された
排気は、加熱ダクト50を通過する際、排気ヒータ51
により加熱された後、排気ファン55により脱臭装置導
入ダクト59を介して積極的に脱臭装置60に送り込ま
れ、脱臭装置60内の脱臭媒体に混入された微生物によ
り含有する臭気を分解除去される。このとき、制御装置
32は、脱臭媒体攪拌手段65を適宜回転駆動させ、脱
臭媒体を適宜攪拌することによって、脱臭媒体の含水率
を均一にするとともに、脱臭媒体の通気性を確保するこ
とにより、脱臭媒体に混入された微生物の活動環境を良
好にするとともに、排気の圧力損失を低減する。その
際、制御装置32は、格納したプログラムに基づき、例
えば1〜3rpm程度の所定回転数で半日に1度の間隔
で1〜2分間程度(あるいは操作盤9の操作に応じ、適
宜)脱臭媒体攪拌手段65を駆動させる指令信号を駆動
装置70に出力する。またこのとき、脱臭媒体内の微生
物の好適な活動環境を確保するために、制御装置32
は、それぞれ温度センサ81及び含水率センサ77によ
り検出された脱臭媒体の温度及び湿度に応じ、排気ヒー
タ51及び給水装置78(図12参照)の電磁弁89に
指令信号を出力し、これにより排気ヒータ51及び給水
装置78によって適宜脱臭媒体に加熱及び加湿を行う。
【0071】そして、脱臭装置60を通過して臭気を除
去された排気は、ダクト82を介して紫外線殺菌ユニッ
ト83に流入し、殺菌処理されて最終的に排気筒85を
介して大気放出される。 なおその際、上記攪拌により
細粒化された脱臭媒体等の脱臭装置60内の浮遊物はフ
ィルタ86(図12参照)により捕集され生ごみ処理機
外への飛散が防止される。
【0072】以上のような構成及び動作である上記本発
明の生ごみ処理機の一実施の形態によれば、以下のよう
な効果を得る。
【0073】すなわち、前述したように、通常、この種
の容器内の内容物の含水率を検出する含水率センサとし
ては、その耐久性や信頼性の観点から、上記含水率セン
サ37A〜37Dのような加熱温度検出方式のものが用
いられる場合が多い。
【0074】この場合、まず加熱手段(上記本発明の一
実施の形態ではセンサヒータ37b)で加熱を行ってそ
の温度上昇挙動が安定化し加熱温度検出手段(上記本発
明の一実施の形態ではサーミスタ37a)で検出できる
までに例えば数分〜数十分程度を要し、さらに検出完了
後に加熱前の初期状態に自然冷却されるまでに比較的長
時間(例えば1時間以上)を要することがある。この場
合、図10(b)に模式的に示すように、そのままで
は、含水率センサで一旦検出開始するとそれらが次に検
出可能となるのは、例えばtd=90分〜120分程度
経過した後となる。この結果、その間は処理槽内の内容
物の含水率を検出できない。すなわち、含水率をこまめ
に検出できなくなるため、処理槽内の微生物の活動環境
を良好に維持するのが困難となり、処理能力が低下する
可能性がある。
【0075】これに対し、上記本発明の生ごみ処理機の
一実施の形態によれば、複数の含水率センサ(詳細には
2つ1組で合計4組の)37A,37A;37B,37
B;37C,37C;37D,37Dを備えると共に、
上述の図10(a)に示すように、それらが制御装置3
2の検出指令信号に基づき各組ごとに検出時期をtd/
4ずつずらして処理槽10内の内容物の含水率を検出す
る。これにより、1組の含水率センサ37,37でみれ
ばtd=90分〜120分という検出間隔は同じであっ
ても、全体としてみれば検出間隔を1/4とすることが
でき、含水率の検出頻度を向上できる。この結果、処理
槽10内の微生物の活動環境を容易に良好に調整可能と
なるので、生ごみ処理能力を良好に維持することができ
る。
【0076】なおこのとき、上記本発明の一実施の形態
においては、処理槽10内部の内容物を適宜加熱するた
めに、処理槽10の外周側に前記処理槽加熱ヒータ42
が設けられている。このため、仮に、含水率センサ37
A〜37Dによる含水率検出時にこの処理槽加熱ヒータ
42を停止させたとしても、処理槽加熱ヒータ42によ
る余熱等が含水率センサ37A〜37Dの検出環境に影
響を与える可能性がある。
【0077】そこで、本実施の形態においては、先の図
5に示したように、各含水率センサ37を処理槽内筒1
0aの前記端面部10a2,10a2内周面に、処理槽
加熱ヒータ42からほぼ等しい距離Aとなるように設け
ている。これにより、処理槽内容物の含水率を検出する
際、処理槽加熱ヒータ42による熱影響の差が少なくな
る。この結果、含水率検出を確実に精度良く行うことが
できる。なお、このとき、処理槽内筒10aの各端面部
10a2にて各含水率センサ37を等間隔に配置する構
成としたが、各含水率センサ37間の間隔は不揃いでも
構わず、要は処理槽加熱ヒータ42からの距離がほぼ等
しく配置されていればよい。
【0078】なお、上記本発明の一実施の形態において
は、制御装置32が、ある組の含水率センサ37への検
出指令信号の出力時からの経過時間に応じ他の組の含水
率センサへの検出指令信号を出力する(具体的には時間
td/4が経過するごとに次の組への検出指令信号を出
力する)ことにより、4組の含水率センサ37A〜37
Dの検出時期をずらしたが、これに限られない。例え
ば、一番最初の検出開始時のみ手動操作にて(あるいは
上記した時間差検出指令出力によってもよい)各組の検
出時期をずらしておき、その後は、各含水率センサ37
の加熱停止後の冷却状態に応じて、加熱前の状態に冷却
されたものから順次以降の検出動作を行うようにしても
よい。
【0079】この場合、例えば、制御装置32が加熱終
了後の前記サーミスタ37aの抵抗値を測定監視し、そ
の抵抗値の復帰状態に応じて含水率検出指令信号を出力
する。具体的には、加熱前の抵抗値と同じかそれにに近
いあるしきい値を設定しておき、このしきい値と現在の
抵抗値との大小により冷却状態を判定すればよい。この
しきい値は、固定値でも良いし、外部より可変に入力設
定可能としてもよい。また、抵抗値どうしの比較のみな
らず、冷却期間中の抵抗値の増減率によって判断を行っ
ても良い。さらに、別途含水率センサ37の冷却状態を
検知するための温度検出手段を設け、その検出信号に応
じて制御装置32が含水率検出指令信号を出力するよう
にしてもよい。これらの場合も、上記本発明の一実施の
形態と同様の効果を得る。
【0080】なお、以上においては、本発明を、処理槽
10が内筒10a及び外筒10b(略U字状横断面形状
を備える曲面部10a1,10b1と略半円形状の端面部
10a2,10b2)からなる容器でその中に1つの処理
槽内攪拌手段13を設けた生ごみ処理機に適用した場合
を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、
処理槽内攪拌手段を複数有し、その処理槽としてこれら
複数の処理槽内攪拌手段の回転軌跡に沿うように形成さ
れたトラフ容器を有する生ごみ処理機に適用してもよ
い。また、処理槽内攪拌手段13の回転軸15を略水平
に配設した構成にも限られず、略垂直の回転軸を有する
処理槽内攪拌手段を備えた生ごみ処理機に本発明を適用
してもよい。要するに、含水率センサを複数組(各組は
1つのセンサで構成されていても良い)設け、少なくと
も各組の含水率検出時期をずらすようにすれば、上記本
発明の一実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0081】また、以上は、処理槽10内の内容物の含
水率を検出する含水率センサ37を例にとって説明した
が、脱臭装置60の脱臭媒体の含水率を検出する含水率
センサ77にも同様の技術思想を適用することができ
る。すなわち、例えば脱臭装置60の容量が大きくなる
場合には複数個の含水率センサを設けることが可能とな
るので、脱臭装置60の媒体容器63に複数組(各組は
1つのセンサで構成されていても良い)の含水率センサ
77を設け、少なくとも各組の含水率検出時期をずらす
ようにすれば、上記同様、脱臭媒体の含水率検出頻度向
上により、媒体容器63内の微生物の活動環境を容易に
良好に調整可能となり、脱臭能力を良好に維持すること
ができる。この場合、処理槽10側の含水率センサ37
側が1つであっても、媒体容器63側に複数組設けて検
出時期をずらせば、脱臭能力向上効果を得ることができ
る。さらにこの場合、上記のように生ごみ処理機の脱臭
装置への適用にも限られない。すなわち、例えば家畜・
鶏・ラット等の動物糞尿処理を伴う飼育場・工場等、汚
水・下水・廃水・し尿処理場、レンダリングプラント等
を含む飼料・肥料製造工場、フィッシュミールプラント
等を含む食品加工工場、アミノ酸製造工場等を含む化学
工場、その他製造工程上悪臭を発生する各種工場(鋳鋼
工場等)・作業場からの排気の悪臭を脱臭する脱臭装置
に適用してもよい。これらの場合も、同様の効果を得
る。
【0082】さらに、以上において、生ごみを生ごみ処
理機本体1に投入する際、開閉蓋6を開閉駆動させる構
成としたが、これに限られる必要もなく、例えば人力で
開閉する構成としても構わない。さらに、排気の脱臭を
行う脱臭ユニット2を生ごみ処理機本体1と独立して構
成する構造としたが、これにも限られず、脱臭ユニット
2と生ごみ処理機本体1を一体的に構成しても構わな
い。これらの場合も同様の効果を得る。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、複数の含水率検出手段
を備えると共に、それら複数の含水率検出手段が検出時
期をずらして容器内内容物の含水率を検出するので、含
水率の検出頻度を向上できる。この結果、例えば容器内
の微生物の活動環境を容易に良好に調整可能となるの
で、生ごみ処理能力を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構
造を表す正面図である。
【図2】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構
造を表す上面図である。
【図3】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態における
脱臭ユニットを生ごみ処理機本体の幅方向一方側に配置
した変形例の全体構造を表す上面図である。
【図4】図2中IV−IV断面による断面図である。
【図5】図4中V−V断面による断面図である。
【図6】図4中矢印VI方向から見た矢視図である。
【図7】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えら
れた含水率センサのセンサヒータによる加熱時間とサー
ミスタの温度上昇度との相関関係を表す図である。
【図8】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えら
れた制御装置による処理槽内容物の含水率算出の手順を
表すフローチャートである。
【図9】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えら
れた制御装置による処理槽内容物の含水率算出の詳細手
順を表すフローチャートである。
【図10】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備え
られた複数の含水率センサによる含水率検出挙動、及び
含水率センサが1つである比較例における含水率検出挙
動をそれぞれ模式的に示した図である。
【図11】図2中矢印XI方向から見た正面図である。
【図12】図2中XII−XII断面による断面図である。
【図13】図12中XIII−XIII断面による断面図であ
る。
【図14】図12中XIV−XIV断面による断面図である。
【図15】図12中XV−XV断面による断面図である。
【図16】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体
構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
10 処理槽(容器) 32 制御装置(検出制御手段) 37A〜D 含水率センサ(含水率検出手段) 37a サーミスタ(温度計測用抵抗回路、加
熱温度検出手段) 37b センサヒータ(加熱手段)
フロントページの続き (72)発明者 北口 篤 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 石井 啓範 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2G040 AB08 BA02 BA29 BB04 CA02 CB02 DA02 DA12 DA15 EA02 EB02 EC03 FA02 FA07 GA07 GC01 4D004 AA03 BA04 CA18 CA22 CA32 CB01 CB31 CB50 DA01 DA02 DA04 DA06 DA09 DA20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
    いて、 前記生ごみを受け入れる容器と、 この容器内の内容物の含水率を、検出時期をずらしてそ
    れぞれ検出する複数の含水率検出手段とを備えることを
    特徴とする生ごみ処理機。
  2. 【請求項2】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
    いて、 前記生ごみを受け入れる容器と、 この容器内の内容物の含水率を検出する複数の含水率検
    出手段と、 これら複数の含水率検出手段に、時期をずらして検出指
    令信号を出力する検出制御手段とを備えることを特徴と
    する生ごみ処理機。
  3. 【請求項3】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
    いて、 前記生ごみを受け入れる容器と、 この容器内の内容物の含水率を検出する複数の含水率検
    出手段と、 これら複数の含水率検出手段に、時期をずらして検出指
    令信号を出力する検出制御手段とを備え、 前記含水率検出手段は、加熱手段及び加熱温度検出手段
    を備え、前記加熱手段の加熱による温度上昇を前記加熱
    温度検出手段で検出することにより含水率を検出する手
    段であることを特徴とする生ごみ処理機。
  4. 【請求項4】生ごみの減容処理を行う生ごみ処理機にお
    いて、 前記生ごみを受け入れる容器と、 この容器内の内容物の含水率を検出する複数の含水率検
    出手段と、 これら複数の含水率検出手段に、時期をずらして検出指
    令信号を出力する検出制御手段とを備え、 前記含水率検出手段は、加熱手段及び温度計測用抵抗回
    路を備え、前記加熱手段の加熱による前記計測用抵抗回
    路の抵抗値変化に応じた信号を出力する手段であること
    を特徴とする生ごみ処理機。
  5. 【請求項5】請求項2乃至4記載の生ごみ処理機におい
    て、前記検出制御手段は、一つの前記含水率検出手段へ
    の検出指令信号の出力時からの経過時間に応じて、他の
    前記含水率検出手段への検出指令信号を出力することを
    特徴とする生ごみ処理機。
  6. 【請求項6】請求項3又は4記載の生ごみ処理機におい
    て、前記検出制御手段は、前記含水率検出手段の前記加
    熱手段による加熱停止後の冷却状態に応じて、当該含水
    率検出手段への検出指令信号を出力することを特徴とす
    る生ごみ処理機。
  7. 【請求項7】請求項4記載の生ごみ処理機において、前
    記検出制御手段は、前記含水率検出手段の前記加熱手段
    による加熱停止後の前記計測用抵抗回路の抵抗値復帰状
    態に応じて、当該含水率検出手段への検出指令信号を出
    力することを特徴とする生ごみ処理機。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7記載の生ごみ処理機におい
    て、前記容器内に微生物を混入した媒体を受け入れ、前
    記微生物により前記生ごみの分解処理を行うことを特徴
    とする生ごみ処理機。
  9. 【請求項9】生ごみ処理機の容器内に受け入れた内容物
    の含水率を、複数の含水率検出手段を用いて検出時期を
    それぞれずらして検出することを特徴とする生ごみ処理
    機の内容物の含水率検出方法。
  10. 【請求項10】生ごみ処理機の容器内に受け入れた内容
    物の含水率を検出する複数の含水率検出手段のそれぞれ
    に対し、時期をずらしつつ検出指令信号を出力し含水率
    の検出を行わせることを特徴とする生ごみ処理機の内容
    物の含水率検出方法。
  11. 【請求項11】コンピュータに、生ごみ処理機の容器内
    に受け入れた内容物の含水率を検出する複数の含水率検
    出手段のそれぞれに対し、時期をずらしつつ検出指令信
    号を出力させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7313946B2 (en) 2004-07-15 2008-01-01 Matsuo Electric Co., Ltd. Moisture detector
CN113883885A (zh) * 2021-10-19 2022-01-04 上海隆誉微波设备有限公司 一种立式长方体连续式微波高温烧结冶炼装置及工艺方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7313946B2 (en) 2004-07-15 2008-01-01 Matsuo Electric Co., Ltd. Moisture detector
CN113883885A (zh) * 2021-10-19 2022-01-04 上海隆誉微波设备有限公司 一种立式长方体连续式微波高温烧结冶炼装置及工艺方法
CN113883885B (zh) * 2021-10-19 2023-10-20 上海隆誉微波设备有限公司 一种立式长方体连续式微波高温烧结冶炼装置及工艺方法

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