JP2005253172A - ワイヤハーネス支持構造および支持方法 - Google Patents

ワイヤハーネス支持構造および支持方法 Download PDF

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邦彦 佐藤
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Abstract

【課題】例えば車両組み付けライン上でワイヤーハーネスを固定する際に、作業性を向上させることができると共に、部品点数の削減および設置スペースの低減が可能なワイヤーハーネス支持構造および支持方法を提供する。
【解決手段】多数の電線11を束ねたワイヤーハーネス12を取付面13に沿って支持するために、取付面13に対して略平行な腕部14と、ワイヤーハーネス12および腕部14に一括して挿通される熱収縮性を有するチューブ15とを備えている。そして、チューブ15を収縮させることによりワイヤーハーネス12を腕部14すなわち取付面13に固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワイヤーハーネス支持構造および支持方法に関する。
従来、ワイヤーハーネス(W/H)の集束には、結束バンドやテープ巻きなどを用いていた。図8は、従来のワイヤーハーネス集束用のバンドクランプ50を示す(例えば、特許文献1参照。)。
このバンドクランプ50は、バンド部50Aの表面より斜め上方に突出させてU字状に折り返し、更に先端を上方に折り返してその先端の手前部分をバンド部50Aの表面に当接させた弾性の板状薄片である支線保持部50Dを形成したものである。
このバンドクランプ50によれば、オプション用の支線電線群を幹線へ固定するために、特別な部材が不要になる。
また、図9(A),(B)は、従来のワイヤーハーネス固定装置60を示す(例えば、特許文献2参照。)。このワイヤーハーネス固定装置60は、ワイヤーハーネス1の固定部に包着する筒状のプロテクタ3と、このプロテクタ3が包着されたワイヤーハーネス1の固定部を、取付基板2に固定するクランプ4を有している。
このワイヤーハーネス固定装置60は、クランプ4をワイヤーハーネス1に包着したプロテクタ3に予め固定しておき、ワイヤーハーネス1の取り付け時に、受部41とバンド部42との係合を解除して、クランプ4をスライド移動させることで、クランプ位置を取付基板の取付孔位置に合わせることができる。
特開平11−150840号公報 特開平11−27837号公報 特開平7−336066号公報 特開2001−275237号公報 特開2001−97141号公報
しかしながら、従来のバンドクランプ50およびワイヤーハーネス固定装置60では、車両組付けライン上にて支線(サブワイヤーハーネス)を合体(集束)する際に、次のような問題があった。
すなわち、従来のバンドクランプ50およびワイヤーハーネス固定装置60は、車両組付けライン上で複数の支線を保持しながらバンド結束等をする必要があるため、作業性が非常に悪かった。
また、従来のバンドクランプ50は、ワイヤーハーネスを固定するために複数必要になると共に、ワイヤーハーネスの固定機能しかないため、ワイヤーハーネスの保護部材が別途必要になるという問題があった。
更に、従来のワイヤーハーネス固定装置60は、構成が複雑であると共に、プロテクタ3をワイヤーハーネス1の径に応じた大きさにするのが困難であった。そのため、プロテクタ63の角部の寸法をワイヤーハーネス1に合わせて設定すると、小径のワイヤーハーネス1に対しては大きすぎるため、余分な取付スペースが必要になるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、例えば車両組み付けライン上でワイヤーハーネスを固定する際に、作業性を向上させることができると共に、部品点数の削減および設置スペースの低減が可能であり、これにより、生産性を向上させることが可能なワイヤーハーネス支持構造および支持方法を提供するものである。
1)本発明は、多数の電線を束ねたワイヤーハーネスを取付面に沿って支持するために、前記取付面に対して略平行な腕部と、前記ワイヤーハーネスおよび前記腕部に一括して挿通される収束部材と備え、前記収束部材を縮径させることにより前記ワイヤーハーネスを前記腕部に固定することを特徴とする。
ここで、収束部材としては、例えば熱収縮性を有するチューブや、あるいはバンド等を例示できる。
本発明では、取付面に腕部を設け、この腕部に沿ってワイヤーハーネスを配置し、腕部とワイヤーハーネスを一括して収束部材で締め付けることにより、ワイヤーハーネスを取付面に簡単に固定できる。
2)また、前記収束部材が熱収縮性を有するチューブであることが望ましい。収束部材を加熱すれば熱収縮するため、確実に固定できる。
3)ここで、前記腕部に前記収束部材が脱落しないように保持する保持手段を設けるのが望ましい。これにより、収束部材が脱落するのを確実に防止できる。
4)また、前記保持手段は、前記腕部の先端に設けられた鍔部とすることができる。この場合は、チューブの脱落を確実に防止できると共に、腕部の構成を簡略化できる。
5)また、前記取付面に貫通孔を設けるとともに、前記腕部を前記貫通孔の縁部に支持することができる。この場合は、腕部を簡単に形成できる。
6)また、前記腕部の先端部が前記取付板に対して略平行に離間するように、前記腕部を折曲形成できる。この場合は、腕部に収束部材を挿通する際に、取付面が邪魔にならないので、作業が容易になる。
7)更に、本発明は、多数の電線を束ねたワイヤーハーネスを取付面に沿って支持するために、前記取付面に対して略平行な腕部を設けておき、収束部材を前記腕部に挿通させた後、前記ワイヤーハーネスを前記収束部材に挿通させ、次いで前記収束部材を縮径させることにより前記ワイヤーハーネスを前記腕部に固定することを特徴とする。
本発明では、収束部材を収縮させるだけでワイヤーハーネスを固定できるので、作業が容易になる。
本発明によれば、腕部に沿ってワイヤーハーネスを配置し、腕部とワイヤーハーネスに挿通した収束部材を収縮させるだけで、ワイヤーハーネスを取付面に固定できるので、作業が容易になる。
従って、車両組み付けライン上で取付面にワイヤーハーネスを固定する場合でも、作業性が向上するので、生産性が向上する。
また、本発明は、腕部と収束部材とだけで構成できるので、部品点数の削減が可能になる。更に、収束部材はワイヤーハーネスの径と略同一寸法まで縮径するので、大径のワイヤーハーネスおよび小径のワイヤーハーネスの両方を使用する場合、小径のワイヤーハーネスを固定する場所に余分な設置スペースを設ける必要がない。
さらに、本発明は、収束部材として熱収縮性を有するチューブを用いる場合、収束部材がワイヤーハーネスの保護部材としても機能する。
そして、本発明は、ワイヤーハーネスもクランプ等が取り付けられた状態で運搬する必要がなくなるため、運搬時等のクランプ破損の心配がなくなる。
以下、本発明に係るワイヤーハーネス支持構造および支持方法の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係るワイヤーハーネス支持構造10を示す。このワイヤーハーネス支持構造10は、多数の電線11を束ねたワイヤーハーネス12を、例えば車両の取付面13に沿って固定するものである。
このワイヤーハーネス支持構造10は、取付面13に対して略平行な腕部14と、ワイヤーハーネス12および上記腕部14に一括して挿通される熱収縮性を有するチューブ15とを備えている。
上記の腕部14は、取付面13に設けられた貫通孔16の縁部に支持されて、貫通孔16内に適宜な長さで突出している。また、腕部14の根本側が折曲形成され、腕部14と取付面13とが所定の間隔をあけて略平行に離間している。
そして、収束部材であるチューブ15を収縮させて縮径させることにより、ワイヤーハーネス12を腕部14に固定するように構成されている。
また、本例では、図2(A)に示すように、腕部14の先端に、チューブ15の脱落を防止するための保持手段として、腕部14より幅広のストッパリブ(鍔部)17が腕部14の側方に突出して設けられている。
このワイヤーハーネス支持構造10によりワイヤーハーネス12を固定する際には、まず、図2(A),(B)に示すように、取付面13の腕部14にチューブ15を挿通する。チューブ15は、ストッパリブ17の最大幅およびワイヤーハーネス12の径に比べて大径に形成されている。
次に、図2(C)に示すように、チューブ15内にワイヤーハーネス12を挿入し、チューブ15を加熱して熱収縮させる。これにより、ワイヤーハーネス12と腕部14とが、一括してチューブ15で締め付けられ、ワイヤーハーネス12が腕部14すなわち取付面13に沿って確実に固定される。
このように、本発明によれば、取付面13に設けられた腕部14に沿ってワイヤーハーネス12を配置し、腕部14とワイヤーハーネス12とを一括して熱収縮性のチューブ15で締め付けることにより、ワイヤーハーネス12を取付面13に固定できるので、従来に比べて作業性が向上すると共に、部品点数を削減できる。
また、ワイヤーハーネス12の径が異なる場合でも、同一径のチューブ15を使用できるので、部品の管理が容易になる。更に、チューブ15が熱収縮した後は、ワイヤーハーネス12の径に応じた大きさになるので、設置スペースを小さくできる。
また、チューブ15はワイヤーハーネス12の比較的長い範囲を包囲するので、保護部材としても機能する。従って、ワイヤーハーネス12の支持機能として必要な部品以外に、別の保護部材を設ける必要がないため、部品点数の削減が可能になる。
更に、腕部14が取付面13に対して所定の間隔をあけて離間しているので、チューブ15の挿通時およびワイヤーハーネス12の挿入時に、取付面13が邪魔になることがなく、これらの作業を容易に実施できる。これらのことから、本発明によれば、生産性が大幅に向上する。
なお、上記の実施例では、チューブ15を腕部14に挿通した後、チューブ15内にワイヤーハーネス12を挿入したが、チューブ15にワイヤーハーネスを挿入した後、チューブ15を腕部14に挿通してもよい。
また、前述した実施形態では、収束部材として熱収縮性を有するチューブを例示したが、本発明は収束部材としてバンドを用いてもよい。収束部材としてバンドを用いる場合には、あらかじめバンドを大径の輪にしておき、バンドの輪にワイヤーハーネスを挿通させた後、バンドを小径に縮径させればよい。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態の腕部20を示す。なお、以下の説明においては、上記と同一の部材には同一の符号を付けて詳細な説明を省略する。
この腕部20は、取付面13に対して所定の間隔をあけて略平行に延びると共に、その一端が接続部21を介して取付面13に接続されている。腕部20は、ストレートに形成されている。
この腕部20は、形状が単純なので加工が容易である。なお、本例では、取付面13に上記の貫通孔16が設けられていないが、貫通孔16を設けても良い。
(第3実施形態)
図4〜図6は、第3実施形態の腕部22〜24を示す。図4の腕部22は、その両側端縁に、チューブ15の保持手段として櫛歯状の凹凸部25が設けられている。この腕部22では、チューブ15が収縮したときに凹凸部25に食い込むので、チューブ15が脱落するのを確実に防止できる。
図5の腕部23は、その先端に保持手段である幅広部26が設けられている。また、腕部23の幅bは、その根本27側から先端の幅広部26にかけて徐々に大きくなるように形成されている。この腕部23は、チューブ15の脱落を確実に防止できる。
図6の腕部24は、その先端に保持手段である折り曲げ部28が設けられている。この腕部24も、先端を折り曲げるだけなので、加工が容易である。
(第4実施形態)
図7は、第4実施形態の腕部29を示す。この腕部29は、取付面13に設けられた貫通孔16内に突出している。また、腕部29は、取付面13と同一面に配置されている。この腕部29は、折り曲げ作業がないので、加工が容易になる。
本発明に係る第1実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る第1実施形態の作業方法を示す図であり、図2(A)は腕部にチューブを挿通する前の状態、図2(B)は挿通した後の状態、図2(C)は腕部とワイヤーハーネスを熱収縮したチューブで締め付けた状態を示す斜視図である。 本発明に係る第2実施形態の腕部を示す斜視図である。 本発明に係る第3実施形態の腕部を示す斜視図である。 本発明に係る第3実施形態の腕部を示す斜視図である。 本発明に係る第3実施形態の腕部を示す斜視図である。 本発明に係る第4実施形態の腕部を示す斜視図である。 従来例に係るバンドクランプを示す斜視図である。 従来に係るワイヤーハーネス固定装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 ワイヤーハーネス
2 取付基板
3 プロテクタ
4 クランプ
10 ワイヤーハーネス支持構造
11 電線
12 ワイヤーハーネス
13 取付面
14,20,22〜24,29 腕部
15 チューブ
16 貫通孔
17 ストッパリブ(鍔部、保持手段)
21 接続部
25 凹凸部(保持手段)
26 幅広部(保持手段)
27 根本
28 折り曲げ部(保持手段)
41 受部
42 バンド部
50 バンドクランプ
50a バンド部
50b 手前部分
50D 支線保持部
51 板状薄片
51a 先端
52 バンド表面
60 ワイヤーハーネス固定装置

Claims (7)

  1. 多数の電線を束ねたワイヤーハーネスを取付面に沿って支持するために、前記取付面に対して略平行な腕部と、前記ワイヤーハーネスおよび前記腕部に一括して挿通される収束部材と備え、
    前記収束部材を縮径させることにより前記ワイヤーハーネスを前記腕部に固定することを特徴とするワイヤーハーネス支持構造。
  2. 前記収束部材が熱収縮性を有するチューブであることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス支持構造。
  3. 前記腕部に前記収束部材が脱落しないように保持する保持手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス支持構造。
  4. 前記保持手段が、前記腕部の先端に設けられた鍔部であることを特徴とする請求項3に記載のワイヤーハーネス支持構造。
  5. 前記取付面に貫通孔が設けられているとともに、前記腕部が前記貫通孔の縁部に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス支持構造。
  6. 前記腕部の先端部が前記取付板に対して略平行に離間するように、前記腕部が折曲形成されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネスの支持構造。
  7. 多数の電線を束ねたワイヤーハーネスを取付面に沿って支持するために、前記取付面に対して略平行な腕部を設けておき、収束部材を前記腕部に挿通させた後、前記ワイヤーハーネスを前記収束部材に挿通させ、次いで前記収束部材を縮径させることにより前記ワイヤーハーネスを前記腕部に固定することを特徴とするワイヤーハーネスの支持方法。
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