JP2005249810A - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブレ補正レンズ3と、ブレ補正レンズ3を保持して移動するレンズ枠6と、ケーシング部材8に設けられ、レンズ枠6を所定の位置でロックするロック機構(30,31,35など)と、ケーシング部材8に延在する平面部に取り付けられ、前記ロック機構を駆動するラッチソレノイド33とを含むブレ補正機構を備えたレンズ鏡筒であって、前記平面部に形成され、ラッチソレノイド33の駆動方向に発生する振動の伝達を防止する切欠き部8m,8nを備える。
【選択図】図2
Description
このレンズ鏡筒は、ブレ補正駆動の終了時に、ブレ補正レンズ3を略中心位置に駆動し、レンズ枠(摺動ステージ)6に設けられたロック穴6fに、ケーシング部材8の取付孔8iにビスで直接止められたアクチュエータ33により駆動されたロックピン30を差し込み、ブレ補正レンズ3の想定以上のシフトを規制するロック機構を備えていた。
請求項1の発明は、ブレ補正光学系(3)と、前記ブレ補正光学系を保持して移動する移動部材(6)と、固定部材に設けられ、前記移動部材を所定の位置でロックするロック機構(30,31,35など)と、前記固定部材に延在する平面部に取り付けられ、前記ロック機構を駆動するアクチュエータ(33)と、を含むブレ補正機構を備えたレンズ鏡筒であって、前記平面部に形成され、前記アクチュエータの駆動方向に発生する振動の伝達を防止する切欠き部(8m,8n)を備えること、を特徴とするブレ補正機構を備えたレンズ鏡筒である。
なお、図1,図3に示す断面図は、説明のために模式的に示した概念図であり、理解を容易にするために、同様な形態,機能を有する部品の符号を併記して示している。
ブレ補正レンズ3は、レンズ枠6に固定されている。レンズ枠6は、ヴォイスコイルモータ(VCM)40、41によって図2,4におけるByの方向及びBxの方向に駆動される。このレンズ枠6には、2つのコイル12、16が固定されている。
よって、コイル12に電流を流すことにより、コイル12は、図2,4におけるBxの方向に力を受けて、ブレ補正レンズ3を駆動する。
よって、コイル16に電流を流すことにより、コイル16は、図2,4におけるByの方向に力を受けて、ブレ補正レンズ3を駆動する。
したがって、ブレ補正レンズ3の移動した位置により、PSD21,23に達する光の位置が移動し、PSD21,23の出力信号が変化する。この信号によりブレ補正レンズ3のBy,Bx方向の位置を検出することができる。
したがって、レンズ枠6は、ガイド軸9により光軸I回りの回転が規制されているが、ガイド軸9の長手方向に移動可能であり、しかも、ガイド軸9がその長手方向と略直角方向に変位可能であるので、By方向とBx方向の両方向に、移動可能である。
このように、ブレ補正レンズ3,レンズ枠6,コイル12,16,LED20,22等により可動ユニットが形成されている。
ケーシング部材8がベース部材7に対して係合した状態で、ブレ補正レンズ3及び前述したブレ補正レンズ3を駆動する駆動機構は、ベース部材7及びケーシング部材8によりケーシングされた状態となる。
本実施例では、ベース部材7とケーシング部材8との2つの部材に分かれている例を示しているが、これらの部材は、いずれも請求項における固定部材を形成する部材である。
ベース部材7,ケーシング部材8等により、固定ユニットが形成されている。
なお、図示していないが、ベース部材7は、非ブレ補正レンズ5を固定支持している。また、非ブレ補正レンズ4は、ケーシング部材8に固定されている。
摺動受け材101〜103は、ブレ補正レンズ3の周りのベース部材7に固定されている。
摺動コマ201〜203は、レンズ枠6の摺動受け材101〜103それぞれに相対する位置に固定されている。摺動受け材101〜103及び摺動コマ201〜203は、それぞれ接触し、摺動部を構成している。
したがって、レンズ枠6は、低負荷でしかもなめらかに移動可能な状態で、光軸I方向に浮くことなく、ベース部材7に保持されている。
図5は、図2におけるラッチソレノイド33を矢印A方向から見た図である。
ブレ補正レンズ3を特定の位置でロックするためのロック機構は、ロックピン30,ロックバネ31,三角ロックレバー35及びラッチソレノイド33を備えている。
ラッチソレノイド33は、光軸Iに直交する面上において、光軸Iを中心とする円の接線方向に長手方向が向くように、ケーシング部材8に固定されており、内側(光軸I側)は、ブレ補正レンズ3の有効光路を蹴らない位置であり、外側は、ケーシング部材8の外周形状から突出しない範囲で最大限外側に配置されている。ラッチソレノイド33を上述のように配置することにより、限られた配置スペースを有効に利用することができる。
ロック解除動作時は、ソレノイド33にロック動作時とは逆に通電することにより、プランジャー33aがY1の方向に引き込まれる力が弱められ、ロックバネ31がロックピン30をX2の方向に移動させて、ブレ補正レンズ3のロックを解除する。
ラッチソレノイド33は、ケーシング部材(固定部材)8に延在する平面部に取り付けられている。このラッチソレノイド33は、ケーシング部材8の平面部に形成された切欠き部8mと切欠き部8nの上に取り付けられている。この切り欠き部8m,8nは、ラッチソレノイド33の駆動方向に発生する振動の伝達を防止することができ、その駆動方向に並んで配置されている。
また、梁部8pには、2つのラッチソレノイド33の取付部8qが設けられているが、3本以上であってもよい。
次に、具体的な実験例をあげて、さらに説明する。
本実施例で説明したブレ補正ユニットを、マイクロホンの先端部から80mmの高さにセッティングして、衝突音の測定を3回行い、その平均値を求めた。比較例として、以下のものを作製して、同様な測定を行い、測定結果を表1に示した。
比較例2:図6の構造において、ラッチソレノイド33の下に制振材の座板を貼付すると共に、ラッチソレノイド33に制振材の巻きシートを巻いたもの。
比較例3:図6の構造において、ラッチソレノイド33の下に制振材の座板を貼付したもの。
比較例4:図6の構造において、ラッチソレノイド33の下に制振材の座板を貼付すると共に、ラッチソレノイド33の後ろに制振塗料を塗布したもの。
実験例:図1〜図5の構造(制振材の座又は巻きシート、制振塗料なし)
なお、制振材、制振塗料ともに、ゴム状のダイポルギー(商品名)を用いた。
本実施例、各比較例では、ベース部材7及びケーシング部材8は、軽量で強度が出せる上、安価であるので、ポリカーボネイト(ガラス繊維を入れたもの)が使用されている。このベース部材7及びケーシング部材8が太鼓のような作用をして共鳴するが、軽いものが共鳴するので、制振材や制振塗料では、振動が取りにくいと考えられる。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)固定部材は、ブレ補正ユニットのカバー部材であるケーシング部材8の例で説明したが、ベース部材7とすることもできる。
(2)アクチュエータは、ラッチソレノイドの例で説明が、ヴォイスコイルモータなどであってもよい。
(3)切欠き部は、図2に示したものに限らず、取付位置によっては、ラッチソレノイド33の駆動方向と傾斜していてもよいし、取付部の形状が異なっていてもよい。
6 レンズ枠
6a〜6c バネ掛け部
6d,6e フック部
7 ベース部材
7a〜7c バネ掛け部
7h 係合部
8 ケーシング部材
8h 係合部
8m,8n 切欠き部
8p 梁部
8q 取付部
9 ガイド軸
10 ガイドアーム
11 ベース軸
12,16 コイル
13,15,17,19 ヨーク
14,18 永久磁石
20,22 LED
21,23 PSD
24,25 スリット部材
30 ロックピン
30a ロックピンつば
31 ロックバネ
33 ラッチソレノイド
33a ラッチソレノイドつば
35 三角ロックレバー
35a,b 三角レバー突起
40,41 ヴォイスコイルモータ(VCM)
101〜103 摺動受け材
201〜203 摺動コマ
301〜303 バネ
Claims (4)
- ブレ補正光学系と、
前記ブレ補正光学系を保持して移動する移動部材と、
固定部材に設けられ、前記移動部材を所定の位置でロックするロック機構と、
前記固定部材に延在する平面部に取り付けられ、前記ロック機構を駆動するアクチュエータと、
を含むブレ補正機構を備えたレンズ鏡筒であって、
前記平面部に形成され、前記アクチュエータの駆動方向に発生する振動の伝達を防止する切欠き部を備えること、
を特徴とするブレ補正機構を備えたレンズ鏡筒。 - 請求項1に記載のブレ補正機構を備えたレンズ鏡筒において、
前記固定部材の前記平面部に、前記切欠き部に挟まれるように一体的に形成され、前記アクチュエータを支持する梁部を備えること、
を特徴とするブレ補正機構を備えたレンズ鏡筒。 - 請求項2に記載のブレ補正機構を備えたレンズ鏡筒において、
前記アクチュエータは、前記梁部との接触面を除き、前記切欠き部上に配置されること、
を特徴とするブレ補正機構を備えたレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のブレ補正機構を備えたレンズ鏡筒において、
前記固定部材は、前記ブレ補正光学系を駆動する駆動機構が設けられるブレ補正ユニットのベース部材又はカバー部材であること、
を特徴とするブレ補正機構を備えたレンズ鏡筒。
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