JP2000180914A - シャッタ装置及び電子カメラ - Google Patents

シャッタ装置及び電子カメラ

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JP2000180914A
JP2000180914A JP10352555A JP35255598A JP2000180914A JP 2000180914 A JP2000180914 A JP 2000180914A JP 10352555 A JP10352555 A JP 10352555A JP 35255598 A JP35255598 A JP 35255598A JP 2000180914 A JP2000180914 A JP 2000180914A
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JP
Japan
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shutter
holder
base member
electronic camera
optical system
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Withdrawn
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JP10352555A
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English (en)
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Yasuo Asakura
康夫 朝倉
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタ開閉時のシャッタ自体の振動を抑え
ることができ、画質劣化を抑制する。 【解決手段】 投影光学系を有するレンズ鏡筒内に配置
されたシャッタユニットと、投影光学系を介して得られ
る光学像を撮像する撮像素子とを備えた電子カメラにお
いて、シャッタユニットは、レンズ鏡筒内に光軸方向に
移動可能に設けられたシャッタホルダ10と、このホル
ダ10に取り付けられ、投影光束を開閉するシャッタ羽
根15と、ホルダ10に取り付けられ、シャッタ羽根1
5の開閉を駆動する直進アクチュエータ20と、ホルダ
10の直進アクチュエータ20の近傍に設けられた質量
増加部材19とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ用の機械的
なシャッタ装置及びこれを用いた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラに用いられるシャッタユニットに
おいて、シャッタ羽根はシャッタ開口の開閉のために機
械的に駆動されるが、その反作用でユニット自体も振動
する。この振動が大きいと、手ぶれが発生して画質が劣
化するので、ユニットの振動を防止する必要がある。
【0003】このような防振機構として特開平6−18
957号公報では、シャッタ羽根等を含む主運動部材と
バランスを取るために、バランサ部材をシャッタ羽根に
一体に設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の装置にあっては次のような問題があった。即ち、特開
平6−18957号公報は、回転のアンバランスから生
じる振動を抑えるためにバランス部材を設けてアンバラ
ンスをキャンセルする発明であるが、振動源が駆動源で
ある場合、特に駆動源が直進アクチュエータには適用で
きない。
【0005】また、被写体像をCCD撮像素子等に撮像
し、撮像データをフラッシュメモリ等に記録する電子カ
メラは、銀塩フィルムカメラに比べて画素ピッチが小さ
いため、僅かな振動でも画質劣化が目立つ。このため、
電子カメラにおいては、より一層シャッタの振動を抑え
る必要がある。例えば、シャッタがレンズ鏡筒内に配置
されている場合は、移動可能なレンズ鏡枠が、シャッタ
の振動の影響で振動する等も抑える必要がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みて成されたもの
で、その目的とするところは、シャッタ開閉時のシャッ
タ自体の振動を抑えることができ、シャッタ駆動に伴う
画質劣化の低減をはかり得るシャッタ装置及びこれを用
いた電子カメラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(構成)上記課題を解決
するために本発明は次のような構成を採用している。
【0008】即ち本発明は、投影光学系を有するレンズ
鏡筒内に配置されるシャッタ装置であって、前記レンズ
鏡筒内に光軸方向に設けられたベース部材と、このベー
ス部材に取り付けられ、投影光束が通過するシャッタ開
口を開閉するシャッタ羽根と、前記ベース部材に取り付
けられ、前記シャッタ羽根を駆動する直進アクチュエー
タと、前記ベース部材の前記直進アクチュエータの取り
付け位置近傍に設けられた質量増加部材とを備えたこと
を特徴とする。
【0009】ここで、本発明の望ましい実施態様として
次のものがあげられる。 (1) ベース部材に、投影光学系の一部を構成するレンズ
を備えたこと。 (2) ベース部材を、光軸方向に移動可能に設けたこと。 (3) ベース部材はプラスチックからなり、質量増加部材
は金属からなること。 (4) 質量増加部材を、直進アクチュエータに対しその駆
動方向近傍位置に設けること。
【0010】(5) シャッタ羽根,直進アクチュエータ,
ベース部材,質量増加部材等からなるシャッタ装置を、
投影光学系を介して得られる光学像を撮像素子により撮
像する電子カメラに用いること。 (6) 電子カメラの撮像素子として、インターライン型C
CD撮像素子を用いること。
【0011】(作用)本発明によれば、ベース部材の直
進アクチュエータの近傍に質量増加部材を設けることに
より、直進アクチュエータの駆動に伴うベース部材振動
を効果的に抑制することができる。従って、シャッタ開
閉時のシャッタ自体の振動を抑えることが可能となり、
シャッタ開閉に伴う画質劣化を抑制することができる。
【0012】特に、ベース部材が光軸方向に移動可能に
設けられている場合、ベース部材は完全固定ではなくア
クチュエータの駆動に伴う振動の影響を受けやすいた
め、上記の効果は特に有効である。また、ベース部材に
レンズを備えた構成の場合、シャッタ開閉に伴うレンズ
の振動を抑制することができる。さらに、このような効
果は、イメージエリアの小さい電子カメラにおいて特に
有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施形態に係わる
シャッタユニットの概略構成を示す平面図である。図中
の10は円板状に形成されたプラスチック製のシャッタ
ホルダ(ベース部材)であり、このホルダ10は中心部
に開口11を有し、周辺部の対応する2箇所に外側に突
出したフランジ部12を有している。フランジ部12に
は後述するガイド用シャフト42がそれぞれ挿入され、
これによりシャッタホルダ10は光軸方向に移動可能と
なっている。また、シャッタホルダ10のフランジ部1
2の一方には外側に突出するピン13が設けられてお
り、このピンは後述する回転枠43のカム44に結合さ
れるものとなっている。
【0015】シャッタホルダ10の開口11の周辺部に
2つのシャッタ羽根15がそれぞれピン16により回転
自在に取り付けられており、これらのシャッタ羽根15
の回動により開口11が開閉されるようになっている。
また、シャッタホルダ10には、鉄心21,圧縮バネ2
2,ソレノイド23,及びヨーク24からなる直進アク
チュエータ20が取り付けられている。この直進アクチ
ュエータ20の鉄心21に、直進運動を回転運動に変換
するシャッタ駆動レバー17の一端が結合され、シャッ
タ駆動レバー17の他端はシャッタ羽根15に結合され
ている。そして、直進アクチュエータ20の駆動によ
り、シャッタ羽根15が回動し開口11を開閉するもの
となっている。
【0016】また、直進アクチュエータ20の駆動方向
に対する近傍位置で、シャッタユニット10に質量増加
部材19が取り付けられている。この質量増加部材19
は、シャッタユニット10を構成するプラスチックより
も比重の大きいものであればよく、金属材料を用いれば
よい。
【0017】図2は、図1のシャッタユニットを使用し
た電子カメラの一部であり、投影光学系を有するレンズ
鏡筒の構成を示している。
【0018】光軸方向に第1のレンズ31,第2のレン
ズ32,第3のレンズ33,CCD撮像素子34が配置
され、各レンズ31〜33はホルダに固定され、CCD
撮像素子34は固定鏡枠41に固定されている。固定鏡
枠41は中心に開口を有する円板状に形成され、固定鏡
枠41に対して円筒状の回転枠43が回転自在に結合さ
れている。
【0019】各ホルダには光軸と平行な2本のガイド用
シャフト42が貫通され、これらのシャフト42は固定
鏡枠41に固定されている。これにより、ホルダはその
移動方向が光軸方向に規制されている。また、各ホルダ
の周辺部にはピンが設けられており、各々のピンは回転
枠43に設けられたカム44に結合されている。そし
て、回転枠43の回動により、各ホルダは光軸方向に移
動可能となっている。ここで、第2のレンズ22が固定
されたホルダが、前記図1に示すシャッタホルダ10で
ある。
【0020】なお、CCD撮像素子34は、図3に示す
ように、奇数フィールドと偶数フィールドを交互に読み
出すインタレース型(フレーム読み出し・フレーム蓄
積)である。露光終了をメカニカルシャッタで決定し、
奇数フィールド転送時に無用な露光が生じないようにし
ている。
【0021】図4は、本実施形態の動作を説明するため
のタイミング図である。
【0022】ソレノイド電圧がOFFでシャッタ開口は
開いており、CCD電気シャッタがON(開)のとき、
CCD撮像素子34の信号蓄積部に信号電荷が蓄積さ
れ、CCD撮像素子34が露光される。ソレノイド電圧
がONとなるとシャッタ開口が閉じるが、シャッタ開口
が完全に閉じるまでCCD撮像素子34の露光は続く。
このとき、ソレノイドの振動によりシャッタホルダ10
に振動が生じる。なお、図中のハッチング部が総露光量
を示している。
【0023】従来構成では、シャッタ開閉に伴うシャッ
タホルダ10の振動が大きく、CCD撮像素子34の露
光に影響を与える。特に電子カメラは、銀塩カメラに比
べて一般的にイメージエリアのサイズが小さいので、撮
影レンズに同レベルの振動が伝達されても、撮影解像力
の劣化に及ぼす影響が大きい。これに対し本実施形態で
は、質量増加部材19を設けたことにより、シャッタホ
ルダ10の振動を小さくすることができ、これにより画
質劣化を抑制することができる。
【0024】ここで、直進アクチュエータ20から発生
する力をF、シャッタホルダ10の質量をm、シャッタ
ホルダ10の加速度をα1 、質量増加部材19の質量を
M、質量増加部材19を付けた場合のホルダ10の加速
度をα2 とすると、 F=mα1 =(m+M)α2 であることから、 α2 =m/(m+M)α1 となり、シャッタホルダ10と同質量の質量増加部材1
9を付ければ、加速度は1/2となる。加速度が遅くな
るということは、アクチュエータ20からの力に対して
シャツタホルダ10が動きにくいということであり、シ
ャッタホルダ10の振動が小さくなることを意味する。
【0025】このように本実施形態によれば、プラスチ
ック等からなる比較的軽いシャッタホルダ10の直進ア
クチュエータ20の近傍に、金属等からなる比較的重い
質量増加部材19を設けることにより、シャッタ開閉に
伴うシャッタ自体の振動を抑えることができる。このた
め、シャッタ開閉に伴うぶれを抑制し、画質劣化を抑え
ることができる。
【0026】また、シャッタホルダ全体の重量を大きく
するのではなく、一部に質量増加部材を設けるので、全
体としての重量増加を少なくして振動抑制を効果的に行
うことができる。
【0027】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態では、シャッタ羽根は2枚
にしたが、シャッタ羽根の数はこれに何ら限定されるも
のではない。また、シャッタホルダの材料はプラスチッ
クに限定されるものではなく、比較的重量が軽く成形が
容易な材料であればよい。同様に、質量増加部材は必ず
しも金属に限るものではなく、シャッタホルダに対して
比重が大きいものであればよい。
【0028】また、実施形態ではシャッタユニットは光
軸方向に移動可能としたが、必ずしもこれに限らず、シ
ャッタユニットがレンズ鏡筒に固定された場合にも本発
明は適用可能である。その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で、種々変形して実施することができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ベ
ース部材の直進アクチュエータの近傍に質量増加部材を
設けることにより、アクチュエータの駆動によるシャッ
タ開閉時のシャッタ自体の振動を抑制することができ、
画質劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるシャッタ装置の構
成を示す平面図。
【図2】シャッタ装置を組み込んだ光学鏡筒を示す断面
図。
【図3】インタレース型CCD撮像素子の読み出し動作
を示すタイミング図。
【図4】同実施形態の動作を説明するためのタイミング
図。
【符号の説明】
10…シャッタホルダ(ベース部材) 11…開口 12…フランジ部 13…ピン 15…シャッタ羽根 17…シャッタ駆動レバー 19…質量増加部材 20…直進アクチュエータ 21…鉄心 22…圧縮バネ 23…ソレノイド 24…ヨーク 31〜33…レンズ 34…CCD撮像素子 41…固定鏡枠 42…シャフト 43…回転枠 44…カム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投影光学系を有するレンズ鏡筒内に配置さ
    れるシャッタ装置であって、 前記レンズ鏡筒内に設けられたベース部材と、このベー
    ス部材に取り付けられ、投影光束が通過するシャッタ開
    口を開閉するシャッタ羽根と、前記ベース部材に取り付
    けられ、前記シャッタ羽根を駆動する直進アクチュエー
    タと、前記ベース部材の前記直進アクチュエータの取り
    付け位置近傍に設けられた質量増加部材とを備えたこと
    を特徴とするシャッタ装置。
  2. 【請求項2】前記ベース部材に、前記投影光学系の一部
    を構成するレンズを備えたことを特徴とする請求項1記
    載のシャッタ装置。
  3. 【請求項3】前記ベース部材は、光軸方向に移動可能に
    設けられたことを特徴とする請求項1記載のシャッタ装
    置。
  4. 【請求項4】投影光学系を有するレンズ鏡筒内に配置さ
    れた請求項1又は2に記載のシャッタ装置と、前記投影
    光学系を介して得られる光学像を撮像する撮像素子とを
    備えたことを特徴とする電子カメラ。
  5. 【請求項5】前記撮像素子は、インタレース型のCCD
    撮像素子であることを特徴とする請求項3記載の電子カ
    メラ。
JP10352555A 1998-12-11 1998-12-11 シャッタ装置及び電子カメラ Withdrawn JP2000180914A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005249810A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Nikon Corp レンズ鏡筒
KR100550406B1 (ko) * 2002-05-23 2006-02-09 가시오게산키 가부시키가이샤 촬상장치 및 촬상렌즈
JP2012119957A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Olympus Imaging Corp 撮像装置および画像処理方法

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Effective date: 20060307