JP2012119957A - 撮像装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学系の振動を抑制するために、補強部材を用いる方法ではコストがかかる。
【解決手段】撮像装置100は、被写体像を集光するレンズ1と、レンズ1で集光された被写体像を露光して画像データを得る撮像素子4と、撮像素子4の露光時間を制御する露光時間制御部(CPU7)と、撮像素子4の露光時間に応じて、撮像素子4で得られた画像データの解像を補正する際の補正度合いを決定する解像補正制御部(CPU7)と、決定した補正度合いに基づいて、画像データの解像を補正する解像補正部(画像処理部8)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置の露光中における物理的な振動により発生する画像の解像低下を抑制する技術に関する。
従来、レンズで集光された被写体像を撮像素子に露光して画像データを得る撮像装置が知られている。また、原稿からの反射光を読み取って光学的な処理を行い、電気信号や画像信号に変換する複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置も知られている。これらの撮像装置や画像形成装置では、光学系に振動が生じると、画質に悪影響が及ぶ。このため、特許文献1では、画像形成装置に補強部材を設けることによって、光学系に振動が生じるのを防ぐことが開示されている。
特開2008−122971号公報
しかしながら、光学系の振動を抑制するために補強部材を用いる方法では、補強部材を設けるためのコストがかかる。また、補強部材による物理的な振動抑制には限界がある。
本発明は、特別な補強部材を設けることなく、撮像時に生じる振動を考慮して、画像データの解像を補正する処理を行う技術を提供することを目的とする。
本発明のある態様に係る撮像装置は、被写体像を集光するレンズ部と、前記レンズ部で集光された被写体像を露光して画像データを得る撮像部と、前記撮像部の露光時間を制御する露光時間制御部と、前記撮像部の露光時間に応じて、前記撮像部で得られた画像データの解像を補正する際の補正度合いを決定する解像補正制御部と、前記解像補正制御部で決定された補正度合いに基づいて、前記画像データの解像を補正する解像補正部とを備える。
本発明の別の態様に係る画像処理方法は、レンズ部で集光された被写体像を露光することによって得られた画像データの画像処理方法であって、撮像時の露光時間を取得するステップと、前記取得した露光時間に応じて、前記画像データの解像を補正する際の補正度合いを決定するステップと、前記決定した補正度合いに基づいて、前記画像データの解像を補正するステップと、を備える。
本発明によれば、撮像時の露光時間に応じて、画像データの解像を補正する処理を行うので、特別な補強部材を設けることなく、撮像時に生じる振動を考慮して、画像の解像低下を効果的に抑制することができる。
第1の実施形態における撮像装置であるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における撮像装置において、CPUによって行われる処理内容を示すフローチャートである。 露光時間とエッジ強調補正係数とを対応付けたテーブルの一例を示す図である。 露光時間と、撮像時に生じた振動による位置ズレ量との関係の一例を示す図である。 露光時間が図4の[I]、[II]、[III]のそれぞれの場合における露光量を示す図である。 露光時間に応じたエッジ強調補正係数の特性を示す図である。 画像処理部の内部構成のうち、エッジ強調処理を行うための詳細な構成を示す図である。 第2の実施形態における撮像装置であるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における撮像装置において、CPUによって行われる処理内容を示すフローチャートである。
−第1の実施形態−
図1は、第1の実施形態における撮像装置であるデジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、レンズ1と、絞り2と、シャッター3と、撮像素子4と、アナログ増幅部5(以下、A―AMP5と呼ぶ)と、A/D変換部6(以下、ADC6と呼ぶ)と、CPU7と、画像処理部8と、ビデオエンコーダ9と、液晶表示部10(以下、LCD10と呼ぶ)と、操作部11と、DRAM12と、FLASHメモリ13と、バス14と、記録媒体15とを備える。
レンズ1は、被写体の光学像を撮像素子4に集光させる。レンズ1は、単焦点レンズであってもよいし、ズームレンズであってもよい。
絞り2は、CPU7からの指令に基づいて、撮像素子4に到達する光束の通過範囲を規定する。シャッター3は、CPU7からの指令に基づいて、撮像素子4の露光時間を制御する。
撮像素子4は、各画素を構成するフォトダイオードの前面に、ベイヤー配列のカラーフィルタが配置された撮像素子である。この撮像素子4は、レンズ1により集光された光を、画素を構成するフォトダイオードで受光して光電変換することで、光の量を電荷量としてA−AMP5へ出力する。なお、撮像素子4は、CMOS方式のものでもCCD方式のものでも良い。
A−AMP5は、撮像素子4から出力された電気信号(アナログ画像信号)に対し、リセットノイズ等を低減した上で波形整形を行い、さらに目的の明るさとなるように、ゲインアップを行う。
ADC6は、A−AMP5から出力されたアナログの画像信号をデジタル画像信号(以後、画像データという)に変換する。
バス14は、デジタルカメラ内部で発生した各種データをデジタルカメラ内の各部に転送するための転送路である。バス14は、ADC6と、CPU7と、画像処理部8と、ビデオエンコーダ9と、DRAM12と、FLASHメモリ13と、記録媒体15に接続されている。
ADC6から出力される画像データは、バス14を介して一旦DRAM12に記憶される。DRAM12は、ADC6において得られた画像データや、画像処理部8等において処理された画像データ等の各種データが一時的に記憶される記憶部である。
画像処理部8は、DRAM12から読み出した画像データに対して、オプティカルブラック減算処理、ホワイトバランス補正処理、同時化処理、ガンマ補正処理、および、色再現処理などの様々な画像処理を施す。特に、画像処理部8は、露光時間に応じて設定した解像補正パラメータ(補正度合い)に基づいて、画像の解像度を補正する処理を行う。
CPU7は、撮像装置100内の各部を統合的に制御する。
ビデオエンコーダ9は、FLASHメモリ13に記憶されている画像データを読み出して、ビデオ信号等に変換し、LCD10に出力する。なお、変換したビデオ信号を、テレビなどの外部の表示装置に出力するようにしてもよい。
操作部11は、電源ボタン、レリーズボタン、各種入力キー等の操作部材である。ユーザによって、操作部11の何れかの操作部材が操作されることにより、CPU7は、ユーザの操作に応じた各種シーケンスを実行する。電源ボタンは、当該デジタルカメラの電源のオン/オフ指示を行うための操作部材である。電源ボタンが押されたときに、CPU7は、当該デジタルカメラの電源をオン又はオフする。レリーズボタンは、ファーストレリーズスイッチとセカンドレリーズスイッチの2段スイッチを有して構成されている。レリーズボタンが半押しされて、ファーストレリーズスイッチがオンされた場合に、CPU7は、AE処理やAF処理等の撮影準備シーケンスを行う。また、レリーズボタンが全押しされて、セカンドレリーズスイッチがオンされた場合に、CPU7は、撮影シーケンスを実行して撮影を行う。
FLASHメモリ13は、ホワイトバランスモードに応じたホワイトバランスゲインやローパスフィルタ係数等のデジタルカメラの動作に必要な各種パラメータ、露光時間に対応した解像補正パラメータ、および、デジタルスチルカメラを特定するための製造番号などを記憶している。また、FLASHメモリ13は、CPU7にて実行する各種プログラムも記憶している。CPU7は、FLASHメモリ13に記憶されているプログラムに従い、またFLASHメモリ13から各種シーケンスに必要なパラメータを読み込み、各処理を実行する。
記録媒体15には、撮影により得られた画像ファイルが記録される。この記録媒体15は、例えばデジタルカメラ100の本体に着脱可能なメモリカードからなる記録媒体であるが、これに限定されるものではない。
図2は、第1の実施形態における撮像装置において、CPU7によって行われる処理内容を示すフローチャートである。電源ボタンが押されて、デジタルカメラ100の電源がオンになると、CPU7は、ステップS10の処理を開始する。
ステップS10では、電源ボタンが押下されたか否かを判定する。ユーザによって電源ボタンが押されたと判定すると、デジタルカメラ100の電源をオフして、フローチャートの処理を終了する。一方、電源ボタンが押されていないと判定すると、ステップS20に進む。
ステップS20では、レリーズボタンが押下されて、セカンドレリーズスイッチがオンされたか否かを判定する。レリーズボタンが押下されて、セカンドレリーズスイッチがオンされたと判定するとステップS30に進み、セカンドレリーズスイッチがオンされていないと判定すると、ステップS10に戻る。
ステップS30では、既知の方法によって、露光時間を設定する。例えば、被写体輝度を求め、求めた被写体輝度とともに、絞りおよびISO感度を考慮して、露光時間を設定する。
ステップS40では、撮像素子4の露光を開始する。
ステップS50では、シャッター3を開放する。
ステップS60では、撮像素子4の露光を開始してから、ステップS30で設定した露光時間を経過したか否かを判定する。設定した露光時間を経過していないと判定するとステップS60で待機し、経過したと判定すると、ステップS70に進む。
ステップS70では、シャッター3を遮蔽する。
ステップS80では、撮像素子4の露光を停止する。この後、撮像素子4は、露光により得られた電気信号(アナログ画像信号)をA−AMP5に出力する。A−AMP5は、撮像素子4から出力された電気信号に対してゲインアップを行う。ADC6は、A−AMP5から出力されたアナログの画像信号をデジタル画像信号(画像データ)に変換する。
ステップS90では、ADC6によって生成された画像データをDRAM12に転送し、記憶させる。
ステップS100では、FLASHメモリ13から、ステップS30で設定した露光時間に対応した解像補正パラメータを読み出す。本実施形態では、エッジ強調処理で用いるエッジ強調補正係数と露光時間とを対応付けたテーブルがFLASHメモリ13に格納されており、このテーブルを参照することにより、解像補正パラメータであるエッジ強調補正係数を読み出す。
図3は、FLASHメモリ13に格納されている、露光時間とエッジ強調補正係数とを対応付けたテーブルの一例を示す図である。このテーブルデータは、デジタルカメラ毎、または、デジタルカメラの機種毎に予め求められて、FLASHメモリ13に格納されている。露光時間に応じたエッジ強調補正係数の定め方について、図4〜図6を用いて説明する。
図4は、露光時間と、撮像時に生じた振動による位置ズレ量との関係の一例を示す図である。位置ズレとは、レンズ1と撮像素子4との間の位置ズレであり、振動が生じていない状態を基準としている。図4では、露光開始時に振動が生じ、時間の経過に応じて振動の振幅が減少していく例を示している。
図5は、露光時間が図4の[I]、[II]、[III]のそれぞれの場合における露光量を示す図である。図5に示す基準位置とは、レンズ1と撮像素子4との間の位置ズレが生じていない位置である。
露光時間が図4の[I]の場合、振動が始まってすぐに露光を終了したため、露光範囲は狭い。すなわち、画像の像ブレは少ない。
露光時間が図4の[II]の場合、振動の振幅が大きい状態のときに露光を終了したため、露光範囲が広くなっている。このため、画像の像ブレは大きい。
露光時間が図4の[III]の場合、振動が収まってから、ある程度時間が経過した後に露光を終了したため、基準位置での露光量が多くなる。すなわち、画像の像ブレは小さい。
図6は、露光時間に応じたエッジ強調補正係数の特性を示す図である。エッジ強調補正係数は、振動が生じていない場合の値を1.0とし、値が大きくなるほど、エッジ強調処理時にエッジの強調度合いを大きくして、像ブレを低減させることができる。図6に示すように、露光時間が0の状態から長くなるに従って、エッジ強調補正係数を1.0から少しずつ大きくしていき、露光時間が[II]のときに、エッジ強調補正係数を最も大きくしている。これにより、画像の像ブレが大きい場合に、エッジ強調度の大きいエッジ強調処理を行うことができる。その後、露光時間が長くなるにつれて、エッジ強調補正係数を少しずつ小さくしている。
すなわち、露光時間に応じたエッジ強調補正係数は、撮像装置が具備している可動部位の動作振動によるレンズ1と撮像素子4との位置関係の変動に起因する解像低下を補正するような値を設定している。可動部位とは、例えば、シャッター3である。露光時間の長さに応じたエッジ強調補正係数を、図6に示すような特性とすることにより、露光時間の長さに関わらず、一定の画質の画像を得ることができる。図3に示す、露光時間とエッジ強調補正係数とを対応付けたテーブルは、図6に示す関係に基づいて設定したものである。
なお、図3に示すテーブルデータを参照して、エッジ強調補正係数を求める際に、撮像時の露光時間に対応する値がテーブルデータに無い場合には、線形補間などの補間方法を利用して、エッジ強調補正係数を求める。また、補間方法を利用せずに、図3に示すテーブルデータのうち、実際の露光時間に最も近い露光時間を選択し、選択した露光時間に対応するエッジ強調補正係数を求めるようにしてもよい。
また、FLASHメモリ13には、露光時間とエッジ強調補正係数との関係を定めたテーブルを格納するものとしたが、露光時間とエッジ強調補正係数との関係を定めた関数の数式を格納しておくこともできる。この場合、関数の数式から、エッジ強調補正係数を算出することができる。
図2に示すフローチャートに戻って説明を続ける。ステップS100において、FLASHメモリ13に格納されているテーブル(図3参照)を参照して、ステップS30で設定した露光時間に対応した解像補正パラメータ(エッジ強調補正係数)を読み出すと、ステップS110に進む。
ステップS110では、ステップS100で読み出した解像補正パラメータ(エッジ強調補正係数)を画像処理部8に設定する。
ステップS120では、画像処理部8に画像処理の指示を出す。この指示を受けた画像処理部8は、DRAM12から画像データを読み出して、オプティカルブラック減算処理、ホワイトバランス補正処理、同時化処理、ガンマ補正処理、色再現処理、および、解像補正処理などの様々な画像処理を施す。上述したように、ここでは、解像補正パラメータとして、エッジ強調補正係数を設定している。従って、画像処理部8は、解像補正処理として、設定されたエッジ強調補正係数に基づいたエッジ強調処理を行う。
ここで、画像処理部8の内部で行われるエッジ強調処理の方法について、図7を用いて説明する。図7は、画像処理部8の内部構成のうち、エッジ強調処理を行うための詳細な構成を示す図である。画像処理部8は、ローパスフィルタ81(以下、LPF81と呼ぶ)と、水平ハイパスフィルタ82(以下、水平HPF82と呼ぶ)と、垂直ハイパスフィルタ83(以下、垂直HPF83と呼ぶ)と、乗算器84と、乗算器85と、乗算器86と、合成部87とを備える。
LPF81は、画像データにローパスフィルタをかけて、画像の低周波数成分を抽出する。水平HPF82は、画像データに水平ハイパスフィルタをかけて、画像の水平方向における高周波数成分、例えば、画像の垂直方向におけるエッジ成分を抽出する。垂直HPF83は、画像データに垂直ハイパスフィルタをかけて、画像の垂直方向における高周波数成分、例えば、画像の水平方向におけるエッジ成分を抽出する。
乗算器84は、予め定められている通常エッジ強調度に、ステップS110で設定されたエッジ強調補正係数を乗算し、乗算結果を乗算器85に出力する。
乗算器85は、垂直HPF83で抽出された画像の垂直方向における高周波数成分に対して、乗算器84の乗算結果を乗算する。
乗算器86は、水平HPF82で抽出された画像の水平方向における高周波数成分に対して、通常エッジ強調度を乗算する。
合成部87は、LPF81で抽出された画像の低周波数成分、乗算器86から出力される、画像の水平方向における高周波数成分、および、乗算器85から出力される、画像の垂直方向における高周波数成分を合成することによって、エッジ強調処理後の画像を生成する。
すなわち、撮像時の振動は基本的に垂直方向の振動であるため、エッジ強調補正係数は、水平方向のエッジ成分に対して乗算し、垂直方向のエッジ成分には乗算しない。これにより、振動の方向を考慮した効果的なエッジ強調処理を行うことができる。
なお、エッジ強調処理を行うための構成が図7に示す構成に限定されることはない。
ステップS130では、画像処理部8によって画像処理が施された画像データを記録媒体15に記録させる。
以上、第1の実施形態における撮像装置によれば、撮像時の露光時間に応じて、画像データの解像を補正する際の補正度合いを決定し、決定した補正度合いに基づいて、画像データの解像を補正する。これにより、撮像時に生じる振動を考慮して、画像の解像低下を効果的に抑制することができる。また、画像処理によって画像の解像低下を抑制するので、撮像時に生じる振動を防ぐための特別な補強部材を設ける必要もない。
特に、第1の実施形態における撮像装置では、撮像装置が具備している可動部位の動作振動によるレンズ1と撮像素子4との位置関係の変動に起因する解像低下を補正するように、補正度合いを決定する。これにより、撮像時に生じる振動を考慮して、画像の解像低下をより確実に抑制することができる。
また、解像補正処理として、画像中のエッジを強調するエッジ強調処理を行うので、撮像時に生じる像ブレを効果的に抑制することができる。
さらに、第1の実施形態における撮像装置によれば、水平エッジの強調度および垂直エッジの強調度をそれぞれ別々に決定し、決定した強調度に応じて、水平エッジおよび垂直エッジをそれぞれ別々に強調する。これにより、振動の方向を考慮した効果的なエッジ強調処理を行うことができる。
−第2の実施形態−
図8は、第2の実施形態における撮像装置であるデジタルカメラ100Aの構成を示すブロック図である。第2の実施形態における撮像装置であるデジタルカメラ100Aは、図1に示す第1の実施形態におけるデジタルカメラ100の構成に対して、さらに、反射ミラー16およびファインダー17を備える。このデジタルカメラ100Aは、例えば、デジタル一眼レフレックスカメラである。
反射ミラー16は、被写体像をファインダー17に導くために、レンズ1の光軸に対して45度傾いた位置と、被写体像を撮像素子4に導くために、撮影光路から退避した位置とに回動可能となっている。
反射ミラー16を備えた撮像装置では、撮影時に生じる振動の要因として、シャッター3の開放動作とともに、反射ミラー16の駆動動作も含まれる。従って、露光時間に応じたエッジ強調補正係数は、反射ミラー16に起因する振動も考慮した値を求めておいて、FLASHメモリ13に格納しておく。
図9は、第2の実施形態における撮像装置において、CPU7によって行われる処理内容を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートの処理と同一の処理を行うステップについては、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
ステップS30に続くステップS200では、反射ミラー16をアップさせて、撮影光路から退避した位置に移動させる。
ステップS70に続くステップS210では、反射ミラー16をダウンさせて、レンズ1の光軸に対して45度傾いた位置に移動させる。ステップS210より後の処理は、図2に示すフローチャートと同じである。
なお、ステップS120において、画像処理部8は、解像補正処理として、設定されたエッジ強調補正係数に基づいたエッジ強調処理を行うが、これは、第1の実施形態と同じである。
以上、第2の実施形態における撮像装置によれば、反射ミラー16を備えた撮像装置において、撮像時の反射ミラー16の駆動に起因する振動も考慮した解像補正処理を行うことによって、画像の解像低下を効果的に抑制することができる。
なお、上述した第1〜第2の実施形態の説明では、撮像装置が行う処理としてハードウェアによる処理を前提としていたが、このような構成に限定される必要はない。例えば、コンピュータでソフトウェア処理を行う構成も可能である。この場合、コンピュータは、CPU、RAM等の主記憶装置、上記処理の全て或いは一部を実現させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えている。ここでは、このプログラムを画像処理プログラムと呼ぶ。そして、CPUが上記記憶媒体に記憶されている画像処理プログラムを読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、上述の撮像装置と同様の処理を実現させる。
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、この画像処理プログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該画像処理プログラムを実行するようにしても良い。
本発明は、上述した第1〜第2の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、上述した実施形態では、露光時間とエッジ強調補正係数とを対応付けたテーブルを予めFLASHメモリ13に格納しておき、このテーブルを参照することによって、露光時間に応じたエッジ強調補正係数を求めるようにした。しかし、振動を測定するセンサを撮像装置に設けて撮像時の振動を測定し、測定した振動に応じたエッジ強調補正係数(解像補正パラメータ)を設定するようにしてもよい。
撮像時におけるレンズ1と撮像素子4との位置関係の変動の要因として、撮像装置が具備している可動部位であるシャッター3や反射ミラー16の動作振動を例に挙げたが、可動部位がシャッター3や反射ミラー16に限定されることはない。また、可動部位の動作振動以外の振動も、レンズ1と撮像素子4との位置関係の変動の要因となり得る。
撮像時の振動に起因する画像の解像低下を補正するための解像補正処理として、エッジ強調処理を一例に挙げたが、エッジ強調処理に限定されることはなく、画像の解像低下を補正することができる処理であればよい。
上述した実施形態では、撮像時の振動は基本的に垂直方向の振動であるため、エッジ強調補正係数は、水平方向のエッジ成分に対して乗算し、垂直方向のエッジ成分には乗算しないものとした。しかし、水平方向のエッジ成分だけでなく、垂直方向のエッジ成分にも、エッジ強調補正係数を乗算するようにしてもよい。また、振動の方向および強さを考慮して、水平方向のエッジ強調補正係数と、垂直方向のエッジ強調補正係数とをそれぞれ別々に設定するようにしてもよい。
1…レンズ(レンズ部)
3…シャッター
4…撮像素子(撮像部)
7…CPU(解像補正制御部)
8…画像処理部(解像補正部)
13…FLASHメモリ(記憶部)
16…反射ミラー
17…ファインダー
100、100A…撮像装置

Claims (9)

  1. 被写体像を集光するレンズ部と、
    前記レンズ部で集光された被写体像を露光して画像データを得る撮像部と、
    前記撮像部の露光時間を制御する露光時間制御部と、
    前記撮像部の露光時間に応じて、前記撮像部で得られた画像データの解像を補正する際の補正度合いを決定する解像補正制御部と、
    前記解像補正制御部で決定された補正度合いに基づいて、前記画像データの解像を補正する解像補正部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記解像補正制御部は、前記撮像装置が具備している可動部位の動作振動による前記レンズ部と前記撮像部との位置関係の変動に起因する解像低下を補正するように、前記補正度合いを決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記可動部位は、前記撮像部への被写体像を遮光するシャッター部であり、
    前記露光時間制御部は、前記シャッター部の開閉によって露光時間を制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記可動部位は、前記レンズ部によって集光された被写体像を可動反射ミラーによって前記撮像部または光学ファインダーへ選択的に導く反射ミラー部である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記可動部位は、前記シャッター部、および、前記レンズ部によって集光された被写体像を可動反射ミラーによって前記撮像部または光学ファインダーへ選択的に導く反射ミラー部である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記解像補正部は、画像中の被写体のエッジを強調するエッジ強調処理部であり、
    前記解像補正制御部は、前記補正度合いとして、前記エッジ強調処理のエッジ強調度を決定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記解像補正部としてのエッジ強調処理部は、水平エッジおよび垂直エッジをそれぞれ別々に強調することができ、
    前記解像補正制御部は、前記水平エッジの強調度および前記垂直エッジの強調度をそれぞれ別々に決定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 露光時間と、前記撮像部で得られた画像データの解像を補正する際の補正度合いとの関係を定めたデータを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記解像補正制御部は、前記記憶部に記憶されているデータに基づいて、前記撮像部の露光時間に応じた補正度合いを決定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の撮像装置。
  9. レンズ部で集光された被写体像を露光することによって得られた画像データの画像処理方法であって、
    撮像時の露光時間を取得するステップと、
    前記取得した露光時間に応じて、前記画像データの解像を補正する際の補正度合いを決定するステップと、
    前記決定した補正度合いに基づいて、前記画像データの解像を補正するステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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