JP2005249180A - 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット - Google Patents

回転速度検出装置付転がり軸受ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】 カバー23の変形を防止して回転速度検出を正確に行なえる構造を、低コストで実現する。
【解決手段】 上記カバー23の底板部26に、挿入孔28と、貫通孔29を形成する。このうちの挿入孔28に、ホルダ30のうちで、その先端部にセンサを保持した挿入部31を挿入する。上記貫通孔29部分で上記底板部26に、上記ホルダ30に設けた取付フランジ部39の先端部の取付孔40を挿通したボルト41を螺合させる為のナット33を、上記底板部26の一部を塑性変形させる事により固定する。
【選択図】 図4

Description

この発明に係る回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する為に利用する。
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するのに、転がり軸受ユニットを使用する。又、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラクションコントロールシステム(TCS)を制御する為には、上記車輪の回転速度を検出する必要がある。この為に使用する回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとして、例えば特許文献1、2に記載されたものが、従来から知られている。このうちの特許文献1に記載された従来構造の場合には、静止輪である外輪の内端(軸方向に関して内とは、車両への組み付け状態で幅方向中央側を言う。反対に、車両への組み付け状態で幅方向外側を、軸方向に関して外と言う。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。)部に嵌合固定したカバーにセンサを、このカバーに溶接固定したボルトを利用して支持固定している。又、特許文献2に記載された従来構造の場合には、金属製のカバーの一部に設けた有底の凹部に内嵌固定したナット或はボルトを利用して、このカバーに対しセンサを支持固定している。
上述した様な従来構造のうち、特許文献1に記載された構造の場合には、カバーにボルトを溶接固定するのに伴って、このカバーが変形する可能性がある。そして、変形した場合には、センサとエンコーダとの位置関係を正確に規制する事が難しくなる等、回転速度検出を正確に行なう面から不利になる。又、特許文献2に記載された構造の場合には、金属製のカバーの一部に有底の凹部を形成し、この凹部内にナット或はボルトを内嵌固定する作業が面倒で、コストが嵩む原因となる。
実開平7−31539号公報 特許第3440800号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、カバーに有害な変形が生じるのを防止して回転速度検出を正確に行なえる構造を、低コストで実現すべく発明したものである。
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、静止輪と、回転輪と、複数個の転動体と、エンコーダと、カバーと、挿入孔と、センサとを備える。
このうちの静止輪は、静止側周面に静止側軌道を有し、使用時にも回転しない。
又、上記回転輪は、この静止側周面と対向する回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する。
又、上記各転動体は、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に、転動自在に設けられている。
又、上記エンコーダは、上記回転輪の一部にこの回転輪と同心に固定されたもので、軸方向片側面、又は内周面或は外周面等に設けた被検出面の特性を、円周方向に関して交互に(一般的には等間隔に)変化させている。
又、上記カバーは、上記エンコーダに対向する状態で、上記静止輪の一部に固定されている。
又、上記挿入孔は、上記カバーの一部で上記エンコーダと対向する部分に設けられている。
更に、上記センサは、上記挿入孔を挿通した状態で上記カバーの一部に支持固定され、上記エンコーダの回転に伴って出力を変化させる。
そして、上記センサはホルダに保持されており、このホルダは、上記センサを保持した状態で上記挿入孔に挿入する挿入部と、この挿入部の端部にその基端部を結合した取付フランジ部とを備えている。
特に、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いては、上記カバーのうち、上記挿入部を上記挿入孔に挿入した状態で上記取付フランジの先端部が対向する部分に、上記カバーの内外両周面を貫通する貫通孔が形成されている。
そして、この貫通孔部分で上記カバーに対し、上記取付フランジの先端部を上記カバーに支持固定する為の締結用部品が、このカバーのうちで上記貫通孔の内周面部分若しくはこの貫通孔の周囲部分を塑性変形させる事により固定されている。
上述の様に構成する本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、カバーに有害な変形が生じるのを防止して回転速度検出を正確に行なえる構造を、低コストで実現できる。
即ち、前述の特許文献1に記載された発明の様に、ナット或はボルト等の締結用部品を金属製のカバーに溶接しない為、このカバーが熱により歪む事がない。従って、特に面倒な調節作業を行なわなくても、エンコーダの被検出面とセンサの検出部との位置関係を、設計通り正確に規制する事ができて、コストを嵩まさせる事なく、回転輪の回転速度検出を正確に行なえる。
又、特許文献2に記載された発明の様に、金属製のカバーの一部に有底の凹部を形成し、この凹部内にナット或はボルトを内嵌固定すると言った、面倒な作業が不要になり、この面からも、低コストで構成できる。
本発明を実施する場合に好ましくは、請求項2に記載した様に、締結用部品をナットとする。そして、取付フランジの先端部に形成された通孔を挿通されたボルトをこのナットに螺合し更に緊締する事により、ホルダをカバーに対し支持固定する。
この場合に、例えば請求項3に記載した様に、上記ナットの軸方向端面に突出形成され、外周面に(微小な)凹凸を設けた突出部を、貫通孔に内嵌する事で、このナットを上記カバーに対し固定する。
或は、請求項4に記載した様に、上記ナットの軸方向端面に突出形成された、先端側の外径が基端側の外径に比べて大きくなった突出部を貫通孔に内嵌すると共に、多角形とされたこのナットの本体部分の軸方向一部をカバーのうちで上記貫通孔の周囲部分に沈入させ、更に、この貫通孔の一部を上記突出部の基端部に食い込ませる事により、このナットを上記カバーに対し固定する。
或は、請求項5に記載した様に、上記ナットの軸方向一端面のうちの外径寄り部分を、上記カバーのうちで上記貫通孔の周囲部分に突き当てた状態で、この貫通孔の周囲部分に曲げ起こした複数の舌片により上記ナットの外周面の一部と軸方向他端面の一部とを抑え付ける事で、このナットを上記カバーに対し固定する。
この様に構成すれば、簡単な作業で、締結用部品である上記ナットを上記カバーに対し固定する事ができ、しかも、このナットを使用してセンサを保持したホルダをこのカバーに支持固定する作業も容易に行なえる。
又、本発明を実施する場合に好ましくは、請求項6、7に記載した様に、静止輪を外輪とする。又、カバーは、金属板製で、円筒部の軸方向内端部を底板部で塞いだ有底円筒状とする。又、この円筒部の軸方向中間部に、上記金属板の一部を径方向外方に座屈変形させると共に軸方向に重ね合わせた外向フランジ状の鍔部を形成する。
そして、請求項6に記載した様に、この鍔部よりも軸方向外寄り部分である上記円筒部の先端部を、上記外輪の軸方向内端部に内嵌固定する。更に、この円筒部の直径は、上記鍔部よりも軸方向外寄りで小さく、軸方向内寄りで大きくする。
この様に構成すれば、センサを保持したホルダの挿入部を挿通する為に上記底板部に設ける挿入孔の位置の、回転輪の回転中心軸からの径方向距離を大きくできる。この結果、上記センサの検出部が対向するエンコーダの被検出面の直径を大きくできて、回転検出に関する性能の向上を図れる。
或は、請求項7に記載した様に、上記鍔部よりも軸方向内寄り部分の外周面の直径方向反対側2個所位置に、互いに平行でそれぞれが上下方向に存在する1対の平坦部を形成する。そして、上記底板部の上端部に挿入孔を、同じく下端部に水抜き孔を、それぞれ形成する。
この様に構成すれば、カバー内に入り込んだ雨水等の異物を効果的に排出できる。従って、ナット等の締結用部品を支持固定する貫通孔部分をシールしなくても、上記カバー内に異物が溜る事がなくなり、特にシールの為にコストを要する事なく、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの信頼性及び耐久性の確保を図れる。
又、本発明を実施する場合に好ましくは、請求項8、9に記載した様に、静止輪を外輪とし、回転輪をこの外輪の内径側に配置されたハブとする。又、このハブを、ハブ本体の軸方向内端寄り部分に外嵌された内輪の軸方向内端面を、このハブ本体の軸方向内端部でこの軸方向内端面よりも軸方向内方に突出した部分を径方向外方に塑性変形する事で形成したかしめ部により抑え付けて成るものとする。
更に、請求項8に記載した様に、エンコーダは、上記内輪の軸方向内端部に外嵌固定された金属板製で円環状の芯金を備えているものとする。そして、この芯金にその外径寄り部分を支持された弾性材製のシールリップの内径寄り部分を、上記かしめ部の一部に全周に亙り当接させる。
或は、請求項9に記載した様に、エンコーダは、金属板製で円板状の芯金の軸方向外側面の外径寄り部分に形成した円筒部を上記内輪の軸方向内端部に外嵌する事で、上記ハブに対し固定する。そして、上記芯金により、上記かしめ部の全体を覆う。
この様に構成すれば、ナット等の締結用部品を支持固定する貫通孔部分をシールせず、上記カバー内に異物が入り込んだ場合でも、この異物が上記かしめ部に付着する事がなくなる。この結果、このかしめ部に、遅れ破壊に結び付く様な腐蝕が発生する事を防止できる。
図1〜4は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施例1を示している。本実施例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、使用時にも回転しない静止輪である外輪1の内径側に、使用時に回転する回転輪であるハブ2を回転自在に支持している。そして、このハブ2の軸方向内端部に固定したエンコーダ3の回転速度を、上記外輪1に支持したセンサ4により検出自在としている。静止側周面である上記外輪1の内周面には、それぞれが静止側軌道である複列の外輪軌道5、5を設けている。又、上記ハブ2は、ハブ本体6と内輪7とを組み合わせて成る。即ち、このハブ本体6の軸方向内端寄り部分に形成した小径段部8に上記内輪7を外嵌し、このハブ本体6の内端部に設けた円筒部9の先端部分を径方向外方に塑性変形する事で形成したかしめ部10により、上記内輪7の軸方向内端面を抑え付けている。この様に構成する上記ハブ2の外周面(回転側周面)で上記各外輪軌道5、5に対向する部分には、それぞれが回転側軌道である内輪軌道11、11を設けている。そして、これら各内輪軌道11、11と上記各外輪軌道5、5との間にそれぞれ複数個ずつの転動体12、12を、それぞれ保持器13、13により保持した状態で転動自在に設け、上記外輪1の内側に上記ハブ2を、回転自在に支持している。
又、上記ハブ2の軸方向外端部外周面で上記外輪1の外端部から軸方向外方に突出した部分に、車輪を取り付ける為の回転側フランジ14を設けている。又、上記外輪1の軸方向中間部外周面に、この外輪1を懸架装置に取り付ける為の静止側フランジ15を設けている。又、上記外輪1の外端開口部と上記ハブ2の中間部外周面との間にシールリング16を設けて、上記各転動体12、12を設置した空間22の両端開口のうち、軸方向外端側の開口を塞いでいる。尚、重量の嵩む自動車用の転がり軸受ユニットの場合には、上記複数個の転動体12、12として、図示の様な玉に代えて、テーパころを使用する場合もある。
上述の様な転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込むべく、上記内輪7の軸方向内端部で上記内輪軌道11から外れた部分の外周面に、前記エンコーダ3を外嵌固定している。このエンコーダ3は、それぞれが円環状に造られた、芯金17と永久磁石18とから成る。このうちの芯金17は、軟鋼板等の磁性金属板に塑性加工を施す事により、断面略T字形としたもので、円筒部19と円輪部20とを備える。そして、このうちの円筒部19を上記内輪7の軸方向内端部に締まり嵌めで外嵌する事により、この内輪7の内端部に固定している。又、上記永久磁石18は、上記円輪部20の軸方向内側面に添着している。この永久磁石18は、軸方向に亙って着磁されており、着磁方向は、円周方向に関して交互に、且つ、等間隔で変化させている。従って、被検出面である、上記永久磁石18の軸方向内側面には、S極とN極とが、交互に、且つ、等間隔で配置されている。又、上記芯金17の(円筒部19の)軸方向中間部の円周方向複数個所に水抜き孔24、24を、この芯金17の(円筒部19の)内外両周面同士を連通する状態で設けている。又、上記内輪7の中間部外周面と、上記外輪1の中間部内端寄り部分の内周面との間に、シールリング21を設けて、上記空間22の両端開口のうち、軸方向内端側の開口を塞いでいる。
又、上記外輪1の内端開口部にカバー23を、上記エンコーダ3を構成する永久磁石18の軸方向内側面に対向する状態で嵌合固定している。上記カバー23は、SPCCの如き軟鋼板、或はアルミニウム合金板等の金属板(本実施例の場合にはSPCC材)に絞り加工等の塑性加工を施して成り、円筒部25の軸方向内端部を底板部26で塞いだ有底円筒状である。又、この円筒部25の軸方向中間部に、上記金属板の一部を径方向外方に座屈変形させると共に軸方向に重ね合わせた、外向フランジ状の鍔部27を形成している。この様なカバー23は、この鍔部27よりも軸方向外寄り部分である上記円筒部25の先端部を上記外輪1の軸方向内端部に締り嵌めで内嵌する事により、この外輪1の軸方向内端部に固定している。この状態で、上記鍔部27の軸方向外側面を、上記外輪1の軸方向内端面に突き当てて、上記カバー23の軸方向に関する位置決めを図っている。
又、上記底板部26の上部に、挿入孔28と貫通孔29とを設けている。このうちの挿入孔28は、前記エンコーダ3の回転速度を検出する為のセンサを保持したホルダ30の挿入部31を挿入する為のもので、上記底板部26の外径寄り部分(上端部分)で上記エンコーダ3と対向する部分に形成している。本実施例の場合、上記挿入孔28をバーリング加工により形成して、この挿入孔28の周縁部に小円筒部32を形成している。本実施例の場合、この小円筒部32の一部外周面と、上記円筒部25の一部内周面とを当接させている。即ち、上記挿入孔28を、できる限り外径寄り部分に位置させている。これに対して、上記貫通孔29は、上記底板部26のうちで上記挿入孔28よりも中心寄り部分に、プレスによる打ち抜き等により形成している。更に、上記底板部26及び上記円筒部25の下端部に、別の水抜き孔37を形成している。尚、上記挿入孔28を単なる打ち抜き孔とせず、小円筒部32を設けたバーリング孔とする理由は、打ち抜き孔のエッジで上記ホルダ30の表面を損傷する事を防止する為と、上記挿入部31の外周面と上記小円筒部32の内周面とが当接する部分の軸方向寸法を大きくして、この挿入部31の先端部に保持された上記センサの径方向に関する位置決めを安定させる為とである。
又、上記底板部26の軸方向外側面のうちで上記貫通孔29の周囲部分に、締結用部品であるナット33を固定している。本実施例の場合、このナット33の軸方向端面に、円環状の突出部34を突出形成している。この突出部34の先半部(軸方向内半部)35の外径は、基半部(軸方向外半部)36の外径よりも大きくしており、この先半部35の外周面は、先端縁に向かうに従って小さくなる方向に傾斜した、先細テーパ面としている。又、上記先半部35の外周面には、ローレット加工により、微小な凹凸を形成している。この様な先半部35の先端縁の自由状態での外径d35は、上記貫通孔29の自由状態での内径R29よりも小さく、基端縁の自由状態での外径D35は、このR29よりも大きい(d35<R29<D35)。この様な突出部34を備えた、上記ナット33は、図3の(A)に示す様に、この突出部34を上記貫通孔29の軸方向外端側開口に対向させた状態から、上記底板部26の軸方向外側面に、プレス加工機等により強く押し付ける。この押し付け作業の結果、上記突出部34が、この底板部26の一部で上記貫通孔29の内周面部分を塑性変形させながらこの貫通孔29内に、図3の(B)に示す様に、この底板部26の軸方向外側面と上記ナット33の本体部分の軸方向内端面とが当接するまで押し込む。この作業により、上記突出部34の先半部が上記貫通孔29の内周面部分に食い込み、上記ナット33が前記カバー23の底板部26の軸方向外側面で上記貫通孔29を囲む部分に支持固定される。本実施例の場合、上記突出部34の表面硬度はHv550程度で、SPCC材製で硬度がHv100〜130程度である上記カバー23よりも十分に硬い。従って、このカバー23の一部を塑性変形させて、上記突出部34が上記貫通孔29の内周面部分に食い込ませる事は、十分に可能である。又、本実施例の場合、上記底板部26の厚さは、0.8〜1.2mm程度であるが、この程度の厚さであっても、上記突出部34の軸方向寸法を適切に規制する事で、この突出部34を上記底板部26の軸方向内側面から出っ張らせる事なく、この底板部26に上記ナット33を固定できる。
そして、上記カバー23の上部にホルダ30を、上記挿入孔28と上記貫通孔29並びに上記ナット33とを利用して、支持固定している。上記ホルダ30は、合成樹脂を射出成形して成るもので、挿入部31と取付フランジ部39とを備える。このうちの挿入部31は、前記挿入孔28の周縁部に形成した小円筒部32内にがたつきなく挿入自在な略円柱状である。この様な挿入部31の先端部には、前記永久磁石18の被検出面に対向し、この被検出面の特性変化に対応して出力を変化させるセンサ(センサ本体)を保持(包埋支持)している。又、上記取付フランジ部39は、上記挿入部31の基端部(軸方向内端部)にその基端部を結合したもので、その先端部には取付孔40を形成している。この取付孔40の中心と上記挿入部31の中心とのピッチは、上記挿入孔28の中心と上記貫通孔29の中心とのピッチに等しくしている。
この様なホルダ30を上記カバー23に支持固定する際には、上記挿入部31を上記挿入孔28に挿入すると共に、上記取付孔40を上記貫通孔29に整合させる。そして、この取付孔40及び上記貫通孔29を、軸方向内側から外側に向けて挿通したボルト41を、上記ナット33に螺合し更に緊締する。この状態で上記ホルダ30が上記カバー23に支持固定され、上記挿入部31の先端部に保持された上記センサが、上記永久磁石18の被検出面に、適正隙間を介して近接対向する。尚、本実施例の場合には、上記ボルト41として、M6で強度区分が12.9のものを使用している。この場合に於ける、このボルト41の適正締付けトルクは、約13N・mとなる。
上述の様な本実施例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの使用時には、前記外輪1の外周面に固設した前記静止側フランジ15を懸架装置に対して、図示しないボルトにより結合固定すると共に、前記ハブ2の外周面に固設した回転側フランジ14に車輪を、この回転側フランジ14に設けた複数本のスタッド42により固定する事で、上記懸架装置に対して上記車輪を回転自在に支持する。この状態で車輪が回転すると、上記挿入部31の先端部に保持されたセンサの近傍を、上記永久磁石18の被検出面に存在するS極とN極とが交互に通過する。この結果、上記センサを構成する、ホールIC、磁気抵抗素子等の磁気検出素子の特性が変化し、このセンサの出力が変化する。この様にしてセンサの出力が変化する周波数は、上記車輪の回転数に比例する。従って、このセンサの出力を図示しない制御器に送れば、ABSやTCSを適切に制御できる。
尚、本実施例の場合、前述の様に、前記小円筒部32の一部外周面と、前記円筒部25の一部内周面とを当接させて、上記挿入孔28を、できる限り外径寄り部分に位置させている。この為、上記永久磁石18の被検出面のうちで上記センサが対向する部分の直径を大きくできる。この部分の直径が大きくなる事は、磁極が変化する回数を同じとした場合には、着磁領域の幅寸法(着磁面積)の増大による、磁気強化により、上記センサの検出性能の向上に寄与できる。又、上記幅寸法を同じとした場合には、磁極が変化する回数を多くして、回転速度検出に関する精度向上に寄与できる。
上述の様に構成し作用する本実施例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、上記カバー23の変形を防止して回転速度検出を正確に行なえる構造を、低コストで実現できる。即ち、前述の特許文献1に記載された発明の様に、ナット或はボルト等の締結用部品を金属製のカバー23に溶接しない。又、上記ナット33を前記底板部26に固定する作業は、この底板部26を受板等の平面上に置いた状態で、上記ナット33をこの底板部26に押し付ける事で行なう為、この底板部26に有害な歪みが生じる事はない。従って、特に面倒な調節作業を行なわなくても、エンコーダを構成する上記永久磁石18の被検出面と、上記センサの検出部との位置関係を、設計通り正確に規制する事ができて、コストを嵩まさせる事なく、回転輪であるハブ2の回転速度検出を正確に行なえる。又、やはり前述した特許文献2に記載された発明の様に、金属製のカバーの一部に有底の凹部を形成し、この凹部内にナット或はボルトを内嵌固定すると言った、面倒な作業が不要になり、この面からも、低コストで構成できる。
尚、本実施例の場合、低コスト化の為に、上記カバー23に対し前記ホルダ30を組み付けた部分に特にシール構造を設けていない。従って、雨天走行時や洗車時に、上記カバー23内に雨水等の異物が入り込む可能性がある。この様な、このカバー23内に入り込んだ異物は、前記各水抜き孔24、37を通じて外部に排出される。従って、上記カバー23内に異物が溜る事はない。又、このカバー23には、全面(表裏両面)に亙って、カチオン塗装等の防錆処理を施している。従って、このカバー23は、外面からだけでなく、内面からも錆が進行する事はない。尚、本実施例の場合には、上記カチオン塗装は、上記カバー23及びナット33の防錆の為に、このナット33をこのカバー23に固定した後に行なっている。カチオン塗装の膜厚は15〜25μm程度と薄く、カチオン塗装を施す事での寸法変化は僅かである。従って、このカチオン塗装処理は、雌ねじを設けた上記ナット33の内周面と、前記挿入孔28と、前記貫通孔29とに、マスキングを施す事なく行なえる。
図5は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施例2を示している。本実施例の場合には、転動体を設置した空間22の軸方向内端側の開口を塞ぐ為に、内輪7の中間部外周面と外輪1の中間部内端寄り部分の内周面との間に設けるシールリング21aを、組み合わせシールリングではない、単一構造のシールリングとして、より低コスト化を図っている。その他の部分の構造及び作用は、上述した実施例1と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図6〜7は、請求項1、2、4に対応する、本発明の実施例3を示している。本実施例の場合には、ナット33aの軸方向内端面に突出形成された突出部34aの外周面形状を、先端縁(軸方向内端縁)に向かう程外径が大きくなる方向に傾斜したテーパ面としている。この様な突出部34aの自由状態での外径d34a は、貫通孔29の自由状態での内径R29と同じか、この内径R29よりも僅かに小さい(d34a ≦R29)。この様な突出部34aを設けた上記ナット33aをカバー23の底板部26の軸方向外側面に固定する際には、先ず、図7の(A)に示す様に、上記突出部34aを上記貫通孔29内に挿入する。次いで、上記ナット33aを上記底板部26に向け、プレス加工機等により強く押し付ける。この押し付け作業により、図7の(B)に示す様に、多角形の一種である正六角形とされた上記ナット33aの本体部分の軸方向内端部が、上記底板部26のうちで上記貫通孔29の周囲部分に沈入する。同時に、この貫通孔29の周縁部の肉が径方向内側に変位し、上記突出部34の基端部に食い込む。この結果、上記ナット33aが上記底板部26に対し、ボルト41(図4参照)の緊締の際にも(上記正六角形部分が上記底板部26に食い込んでいる為に)回転する事なく、不離に結合固定される。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例1と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図8は、請求項1、2、5に対応する、本発明の実施例4を示している。本実施例の場合には、ナット33bとして、突出部等を持たない、一般的なものを使用している。その代わりに、カバー23の底板部26に形成した貫通孔29aの周囲部分に、複数の(図示の例では3個の)舌片43、43を曲げ起こし形成している。これら各舌片43、43は、上記貫通孔29aの周縁部に、この貫通孔29aの周縁部から径方向外方に延びた状態で2本ずつ1組、合計で3組6本のスリット44、44の間部分を、軸方向外側に向け直角に折り曲げて成るものである。上記ナット33bは、軸方向内端面のうちの外径寄り部分を、上記底板部26の軸方向外側面のうちで上記貫通孔29aの周囲部分に突き当てた状態で、上記各舌片43、43により外周面と軸方向外端面とを抑え付ける事により、上記底板部26に対し不離に結合固定している。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例1〜3の何れかと同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図9は、請求項1、2、8に対応する、本発明の実施例5を示している。本実施例の場合には、エンコーダ3aを構成するゴム磁石製の永久磁石18aの内周縁から径方向内方に向けて延びたシールリップ45を、全周に亙って形成している。そして、このシールリップ45の内径寄り部分(先端寄り部分)を、内輪7の軸方向内端面を抑え付けているかしめ部10の軸方向内端面に、全周に亙り当接させている。エンコーダ3aの芯金17には、水抜き孔は設けない。
上述の様に構成する本実施例の場合には、ナット33を支持固定する貫通孔29部分をシールせず、カバー23内に異物が入り込んだ場合でも、この異物が上記かしめ部10の外径寄り部分に付着する事がなくなる。このかしめ部10の外径寄り部分、及び、このかしめ部10の近傍に位置する上記内輪7の外径寄り部分には、加工時に加える力により引っ張り応力が残留し易く、これら各外径寄り部分が錆びた場合には遅れ破壊が発生する可能性がある。本実施例の場合、上記シールリップ45により、引っ張り応力が残留し易い上記かしめ部10並びに上記内輪7の外径寄り部分に、錆に結び付く様な、雨水等の異物の付着を防止している為、これらかしめ部10並びに内輪7に、遅れ破壊に結び付く様な腐蝕が発生する事を防止できる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例1〜4の何れかと同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図10は、請求項1、2、9に対応する、本発明の実施例6を示している。本実施例の場合には、エンコーダ3bを構成する芯金17aを、金属板製で円板状としている。そして、この芯金17aの軸方向外側面の外径寄り部分に形成した円筒部19aを、内輪7の軸方向内端部に外嵌する事で、ハブ2に対し固定している。そして、上記芯金17aにより、上記内輪7、並びに、この内輪7の軸方向内端面を抑え付けたかしめ部10の全体を覆っている。
この様な本実施例の場合には、これら内輪7並びにかしめ部10全体に、雨水等の異物が付着する事を防止して、これら内輪7並びにかしめ部10に遅れ破壊が発生する事を、上述の実施例5よりもより確実に防止できる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例1〜5の何れかと同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図11は、請求項1、2、8、10に対応する、本発明の実施例7を示している。本実施例の場合にも、前述した実施例5の場合と同様に、エンコーダ3aを構成するゴム磁石製の永久磁石18aの内周縁から径方向内方に向けて延びたシールリップ45を、全周に亙り形成している。そして、このシールリップ45の内径寄り部分(先端寄り部分)を、内輪7の軸方向内端面を抑え付けているかしめ部10の軸方向内端面に、全周に亙り当接させている。但し、本実施例の場合には、上記実施例5の場合とは異なり、上記エンコーダ3aを構成する芯金17のうち、内輪7の軸方向内端部に締り嵌めにより外嵌固定する円筒部19のうちで、この内輪7の軸方向内端面よりも軸方向内方に外れた部分の一部に、この円筒部19を貫通する水抜き孔24を設けている。尚、この水抜き孔24は、円周方向複数個所に設けている。
本実施例の場合には、この様な構成を採用する事により、上記シールリップ45によるシール性が不十分になった場合にも、上記かしめ部10の外径寄り部分及び上記内輪7の軸方向内端寄り部分が湿ったままになる事を防止して、これらかしめ部10並びに内輪7に、遅れ破壊に結び付く様な腐蝕が発生する事を防止する様にしている。本実施例の場合に、上記実施例5とは逆に、この腐蝕を防止すべく、上記水抜き孔24を設けた理由は、次の通りである。
上記シールリップ45は、ゴム磁石製の永久磁石18aと一体のものである。ゴム磁石となる、磁性材製の粉末を混入した材料は、ゴム材料としては硬度が高く、シール性確保の面からは不利である。従って、十分にシール性を確保すべく、上記シールリップ45部分の硬度を低く抑える為には、互いに異なる2種類の材料を一度に射出成形する、所謂2色成形を行なう必要がある。この様な2色成形を行ない、しかも、各部に要求される性状を適正にする為には、加工コストが高くなる事が避けられない。これに対して、上記シールリップ45を、上記永久磁石18aと同じ材質(ゴム磁石)により造った場合、コストを抑えられる代わりにこのシールリップ45の硬度が高くなり、必ずしも十分なシール性を得られない可能性がある。但し、洗車時や雨天走行時に上記かしめ部10の外径寄り部分及び上記内輪7の軸方向内端寄り部分に多量の水分が付着するのを防止する為には、上記シールリップ45を設ける事が好ましい。
この様な事情を考慮した場合、上記シールリップ45を設ける事により、上記原因による多量の水分の付着を防止する一方、このシールリップ45の先端部と上記かしめ部10との当接部から染み込んだ水分により上記かしめ部10の外径寄り部分及び上記内輪7の軸方向内端寄り部分が湿ったままになる事を防止する事が好ましい。この為に本実施例の場合には、上記シールリップ45によって、上記原因による多量の水分の付着を防止すると共に、上記水抜き孔24により、上記染み込んだ水分を外部に排出して、上記各部分が湿ったままになる事を防止している。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例5と同様であるから、同等部分に関する説明は省略する。
図12は、請求項1、2に対応する、本発明の実施例8を示している。本実施例の場合には、エンコーダ3を構成する芯金17のうちで、円輪部20の内径寄り部分の軸方向外側面を、内輪7の軸方向内端面に当接させている。本実施例は、この様な構造により、上記エンコーダ3の軸方向に関する位置決め精度の向上並びに軸方向寸法の短縮を図っている。この様な構造にすれば、前述の図1に示した実施例1の構造の場合と異なり、内輪7の軸方向内端面とエンコーダ3との間に、異物が堆積する空間が形成されない。この為、このエンコーダ3を構成する芯金17に水抜き孔を加工する必要がなくなり、このエンコーダ3の製造コストを低減できる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例1〜4の何れかと同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図13は、請求項1、2、6に対応する、本発明の実施例9を示している。本実施例の場合には、カバー23aを構成する円筒部25aの直径(内径r25a 、R25a )が、この円筒部25aの軸方向中間部に形成した鍔部27よりも軸方向外寄り(r25a )で小さく、軸方向内寄り(R25a )で大きくなっている(R25a >r25a )。この様な本実施例の場合、底板部26aの直径を大きくし、この底板部26aの径方向外端部に設ける挿入孔28の径方向位置を、先に述べた各実施例の場合に比べて外寄りにできる。この結果、永久磁石18のうちでセンサが対向する部分の直径を大きくして、回転速度を表す信号を大きくしたり、回転速度検出の精度向上を図れる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例1〜8の何れかと同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図14は、請求項1、2に対応する、本発明の実施例10を示している。本実施例の場合には、カバー23bを構成する円筒部25bの軸方向外端寄り部分の断面形状をクランク形にしている。そして、この円筒部25bの軸方向外端部を、外輪1の軸方向内端部に外嵌している。本実施例の場合、この様な構成により、底板部26aの直径を大きくし、この底板部26aの径方向外端部に設ける挿入孔28の径方向位置を外寄りにしている。尚、本実施例の場合、上記外輪1の内径r1 は、この外輪1の中心軸αを中心として上記挿入孔28の内周面に内接する円の直径Rよりも小さくなる(r1 <R)。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施例9と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図15は、請求項1、2、7に対応する、本発明の実施例11を示している。本実施例の場合、カバー23cの形状を工夫する事により、このカバー23cを外輪1(例えば図1参照)の内端部に嵌合固定した状態で、挿入孔28が上端部に、水抜き孔37が下端部に、それぞれ位置する様に、上記カバー23cの位置決めを容易に行なえる様にしている。即ち、本実施例の場合には、このカバー23cを構成する円筒部25cの内端部の直径方向反対側2個所位置に、互いに平行でそれぞれが上下方向に存在する1対の平坦部46、46を形成している。上記カバー23cを上記外輪1の内端部に嵌着する際には、これら両平坦面46、46と、圧入治具に設けた別の平坦部とを係合させて、上記カバー23cの位置決めを図った状態で、上記嵌着作業を行なう。上下位置は、上記圧入治具に設けた凸部と上記挿入孔28との係合により図る。この様な構成を採用する事により、上記カバー23cを上記外輪1の内端部に組み付けた状態で、底板部26bの上端部に上記挿入孔28を、同じく下端部に上記水抜き孔37を、それぞれ確実に位置させる事ができる。 その他の部分の構成及び作用は、先に述べた何れかの実施例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図16は、請求項1、2に対応する、本発明の実施例12を示している。本実施例の場合には、カバー23dを構成する円筒部25dの先端縁の複数個所に位置決めの為の切り欠き47を形成している。回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの組立工場で上記カバー23dを搬送する際には、搬送装置に設置したレールと上記各切り欠き47とを係合させる事で、上記カバー23dの位相を規制する。そして、位相を規制したカバー23dをロボットのアームで掴み、外輪1(例えば図1参照)の軸方向内端部に嵌着する事により、底板部26cの上端部に挿入孔28を、同じく下端部に水抜き孔37を、それぞれ位置させた状態で、上記カバー23dを上記外輪1に対し組み付ける。
その他の部分の構成及び作用は、先に述べた何れかの実施例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
本発明の実施例1を、センサを省略した状態で示す断面図。 同じくカバーに支持固定するナットを示す斜視図。 同じくこのナットをカバーに支持固定する状態を工程順に示す、図1のA部に相当する拡大断面図。 同じく上記カバーにセンサを組み付けた状態を示す、図1の右上部に相当する断面図。 本発明の実施例2を示す、図4と同様の断面図。 同実施例3を示す、ナットの斜視図。 同じくこのナットをカバーに支持固定する状態を工程順に示す、図3と同様の拡大断面図。 本発明の実施例4を示す、カバーにナットを支持固定した部分を軸方向外側から見た斜視図。 同実施例5を示す、図4と同様の図。 同実施例6を示す、図4と同様の図。 同実施例7を示す、図4と同様の図。 同実施例8を示す、図4と同様の図。 同実施例9を、センサを保持したホルダを省略した状態で示す、図4と同様の図。 同実施例10を示す、図13と同様の図。 同実施例11を示す、カバーを軸方向内側から見た斜視図。 同実施例12を示す、カバーを軸方向内側で図15の上方から見た斜視図。
符号の説明
1 外輪
2 ハブ
3、3a、3b エンコーダ
4 センサ
5 外輪軌道
6 ハブ本体
7 内輪
8 小径段部
9 円筒部
10 かしめ部
11 内輪軌道
12 転動体
13 保持器
14 回転側フランジ
15 静止側フランジ
16 シールリング
17、17a 芯金
18、18a 永久磁石
19、19a 円筒部
20 円輪部
21、21a シールリング
22 空間
23、23a、23b、23c、23d カバー
24 水抜き孔
25、25a、25b、25c、25d 円筒部
26、26a、26b、26c 底板部
27 鍔部
28 挿入孔
29、29a 貫通孔
30 ホルダ
31 挿入部
32 小円筒部
33、33a、33b ナット
34、34a 突出部
35 先半部
36 基半部
37 水抜き孔
39 取付フランジ部
40 取付孔
41 ボルト
42 スタッド
43 舌片
44 スリット
45 シールリップ
46 平坦部
47 切り欠き

Claims (10)

  1. 静止側周面に静止側軌道を有し、使用時にも回転しない静止輪と、この静止側周面と対向する回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する回転輪と、この回転側軌道と上記静止側軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、上記回転輪の一部にこの回転輪と同心に固定された、その被検出面の特性を、円周方向に関して交互に変化させたエンコーダと、このエンコーダに対向する状態で上記静止輪の一部に固定されたカバーと、このカバーの一部で上記エンコーダと対向する部分に設けられた挿入孔と、この挿入孔を挿通した状態で上記カバーの一部に支持固定され、上記エンコーダの回転に伴って出力を変化させるセンサとを備え、上記センサはホルダに保持されており、このホルダは、上記センサを保持した状態で上記挿入孔に挿入する挿入部と、この挿入部の端部にその基端部を結合した取付フランジ部とを備えている回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いて、上記カバーのうち、上記挿入部を上記挿入孔に挿入した状態で上記取付フランジの先端部が対向する部分に、上記カバーの内外両周面を貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔部分でこのカバーに対し、上記取付フランジの先端部を上記カバーに支持固定する為の締結用部品が、このカバーのうちで上記貫通孔の内周面部分若しくはこの貫通孔の周囲部分を塑性変形させる事により固定されている事を特徴とする回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  2. 締結用部品がナットであり、取付フランジの先端部に形成された通孔を挿通されたボルトをこのナットに螺合し更に緊締する事により、ホルダをカバーに対し支持固定している、請求項1に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  3. ナットの軸方向端面に突出形成され、外周面に凹凸を設けた突出部を、貫通孔に内嵌する事で、このナットをカバーに対し固定している、請求項2に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  4. ナットの軸方向端面に突出形成された、先端側の外径が基端側の外径に比べて大きくなった突出部を貫通孔に内嵌すると共に、多角形とされたこのナットの本体部分の軸方向一部をカバーのうちで上記貫通孔の周囲部分に沈入させ、更に、この貫通孔の一部を上記突出部の基端部に食い込ませる事により、このナットをカバーに対し固定している、請求項2に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  5. ナットの軸方向一端面のうちの外径寄り部分を、カバーのうちで貫通孔の周囲部分に突き当てた状態で、この貫通孔の周囲部分に曲げ起こした複数の舌片により上記ナットの外周面の一部と軸方向他端面の一部とを抑え付ける事で、このナットをカバーに対し固定している、請求項2に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  6. 静止輪が外輪であり、カバーは、金属板製で、円筒部の軸方向内端部を底板部で塞いだ有底円筒状であり、この円筒部の軸方向中間部に、上記金属板の一部を径方向外方に座屈変形させると共に軸方向に重ね合わせた外向フランジ状の鍔部を形成しており、この鍔部よりも軸方向外寄り部分である上記円筒部の先端部が、上記外輪の軸方向内端部に内嵌固定されており、この円筒部の直径は、上記鍔部よりも軸方向外寄りで小さく、軸方向内寄りで大きくなっている、請求項1〜5の何れかに記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  7. 静止輪が外輪であり、カバーは、金属板製で、円筒部の軸方向内端部を底板部で塞いだ有底円筒状であり、この円筒部の軸方向中間部に、上記金属板の一部を径方向外方に座屈変形させると共に軸方向に重ね合わせた外向フランジ状の鍔部を形成しており、この鍔部よりも軸方向内寄り部分の外周面の直径方向反対側2個所位置に、互いに平行でそれぞれが上下方向に存在する1対の平坦部を形成しており、上記底板部の上端部に挿入孔を、同じく下端部に水抜き孔を、それぞれ形成している、請求項1〜6の何れかに記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  8. 静止輪が外輪であり、回転輪がこの外輪の内径側に配置されたハブであり、このハブは、ハブ本体の軸方向内端寄り部分に外嵌された内輪の軸方向内端面を、このハブ本体の軸方向内端部でこの軸方向内端面よりも軸方向内方に突出した部分を径方向外方に塑性変形する事で形成したかしめ部により抑え付けて成るものであり、エンコーダは、この内輪の軸方向内端部に外嵌固定された金属板製で円環状の芯金を備えているものであり、この芯金にその外径寄り部分を支持された弾性材製のシールリップの内径寄り部分を、上記かしめ部の一部に全周に亙り当接させている、請求項1〜7の何れかに記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  9. 静止輪が外輪であり、回転輪がこの外輪の内径側に配置されたハブであり、このハブは、ハブ本体の軸方向内端寄り部分に外嵌された内輪の軸方向内端面を、このハブ本体の軸方向内端部でこの軸方向内端面よりも軸方向内方に突出した部分を径方向外方に塑性変形する事で形成したかしめ部により抑え付けて成るものであり、エンコーダは、金属板製で円板状の芯金の軸方向外側面の外径寄り部分に形成した円筒部を上記内輪の軸方向内端部に外嵌する事で、上記ハブに対し固定されているものであり、上記芯金により、上記かしめ部の全体を覆っている、請求項1〜7の何れかに記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  10. エンコーダの芯金は、内輪の軸方向内端部に締り嵌めで外嵌固定される円筒部を備えており、この円筒部のうちでこの内輪の軸方向内端面よりも軸方向内方に外れた部分の一部に、この円筒部を貫通する水抜き孔を設けている、請求項8に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
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