JP2005245891A - オープンショーケース - Google Patents

オープンショーケース Download PDF

Info

Publication number
JP2005245891A
JP2005245891A JP2004063349A JP2004063349A JP2005245891A JP 2005245891 A JP2005245891 A JP 2005245891A JP 2004063349 A JP2004063349 A JP 2004063349A JP 2004063349 A JP2004063349 A JP 2004063349A JP 2005245891 A JP2005245891 A JP 2005245891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display chamber
open showcase
display
partition member
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004063349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4514480B2 (ja
Inventor
Atsushi Todoroki
篤 轟
Yoshio Kagami
義雄 各務
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PRODEX KK
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
PRODEX KK
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PRODEX KK, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical PRODEX KK
Priority to JP2004063349A priority Critical patent/JP4514480B2/ja
Publication of JP2005245891A publication Critical patent/JP2005245891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4514480B2 publication Critical patent/JP4514480B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】底壁が天壁より後退したオープンショーケースの陳列室内の雑菌による汚染を抑制する。
【解決手段】オープンショーケース1は、断熱壁2内に前方に開口する陳列室16を構成すると共に、断熱壁2の底壁6よりも天壁9が後退して成るものであって、陳列室16内を上下に仕切ると共に、断熱壁2の底壁6よりも後退した商品陳列用の仕切棚22と、この仕切棚22の前端より前方に延在するガード28を備える。ガード28を、透視可能な材料により構成する。ガード28は、仕切棚22の前端より前方に延在した状態と、仕切棚22内に押し込まれた状態とに進退自在とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、断熱壁内に前方に開口する陳列室を構成して成るオープンショーケースに関するものである。
従来よりスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗には、商品を冷蔵或いは冷凍しながら陳列するオープンショーケースが設置されている。この場合オープンショーケースは、断熱壁内に前方に開口する陳列室を構成しており、この陳列室内に架設した棚上に商品を陳列し、冷却しながら販売する方式が採られている(特許文献1参照)。
特開平11−241880号公報
ところで、一般的に惣菜等を陳列販売するオープンショーケースは、平面的に並べて陳列販売する傾向にある関係上、断熱壁の天壁は底壁より後退して構成され、それによって陳列室は前面と前部上面が開口したかたちとなる。そして、陳列室内に架設される棚等も断熱壁の底壁よりも後退して架設されるため、棚下側の陳列室内の前部は、前記公報のようなかたちのオープンショーケースよりも、上方に大きく開口したかたちとなる。
そのため、この棚下側の陳列室内前部に陳列される商品には空気中の雑菌や塵埃が落下し易くなる。また、商品を取り出そうとする顧客からも被覆の屑や唾が落下するため、不衛生となる問題があった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、底壁が天壁より後退したオープンショーケースの陳列室内の雑菌による汚染を抑制することを目的とする。
本発明のオープンショーケースは、断熱壁に前方に開口する陳列室を構成すると共に、断熱壁の底壁の前端よりも天壁の前端が後退して成るものであって、陳列室内を上下に仕切ると共に、断熱壁の底壁の前端よりも前端が後退した商品陳列用の仕切部材と、この仕切部材の前端より前方に延在する菌落下防止部材とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明のオープンショーケースは、上記において菌落下防止部材を、透視可能な材料により構成したことを特徴とする。
請求項3の発明のオープンショーケースは、上記各発明において仕切部材は上下移動可能とされていることを特徴とする。
請求項4の発明のオープンショーケースは、上記各発明において菌落下防止部材は、仕切部材の前端より前方に延在した状態と、仕切部材側に押し込まれた状態とに進退自在とされていることを特徴とする。
請求項5の発明のオープンショーケースは、上記において菌落下防止部材が仕切部材の前端より前方に延在した状態と、仕切部材側に押し込まれた状態とを保持する保持手段を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明のオープンショーケースは、請求項1又は請求項2において菌落下防止部材は、仕切部材の前端と陳列室の開口下縁間を開閉自在に閉塞する扉であると共に、仕切部材の上下の陳列室内にそれぞれ冷気を吐出する冷気吐出口と、仕切部材の上下の陳列室内を経た冷気を吸い込む冷気吸込口を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明のオープンショーケースは、上記において仕切部材下側の陳列室内を経た冷気を吸い込む第1の冷気吸込口を、陳列室の開口下縁における扉の内側に形成すると共に、仕切部材上側の陳列室内を経た冷気を吸い込む第2の冷気吸込口を、陳列室の開口下縁における扉の外側に形成したことを特徴とする。
請求項8の発明のオープンショーケースは、上記において扉は仕切部材の前端から陳列室の開口下縁に渡る断面湾曲形状とされていることを特徴とする。
請求項9の発明のオープンショーケースは、上記において断熱壁の前壁に、陳列室の開口下縁前方に位置する外部商品陳列棚を設けたことを特徴とする。
請求項10の発明のオープンショーケースは、上記において外部商品陳列棚を折り畳み自在に前壁に取り付けたことを特徴とする。
本発明では、断熱壁に前方に開口する陳列室を構成すると共に、断熱壁の底壁の前端よりも天壁の前端が後退して成るオープンショーケースにおいて、陳列室内を上下に仕切ると共に、断熱壁の底壁の前端よりも前端が後退した商品陳列用の仕切部材と、この仕切部材の前端より前方に延在する菌落下防止部材とを備えているので、この菌落下防止部材により、仕切部材より前方に位置する当該仕切部材下側の陳列室内前部に陳列された商品への雑菌や塵埃の落下を効果的に防止若しくは抑制することができるようになる。これにより、オープンショーケースの陳列室内において商品を衛生的に陳列販売することができるようになるものである。
また、請求項2の如く菌落下防止部材を透視可能な材料により構成すれば、菌落下防止部材下方の商品の視認性も阻害しないものである。
また、請求項3の如く仕切部材を上下移動可能とすれば、陳列室内の有効利用が図れる。
また、請求項4の如く菌落下防止部材を、仕切部材の前端より前方に延在した状態と、仕切部材側に押し込まれた状態とに進退自在とすれば、仕切部材下側の陳列室内に商品を補充する際に、菌落下防止部材を仕切部材側に押し込んで作業することができるので、商品補充作業も容易となる。
また、請求項5の如く菌落下防止部材が仕切部材の前端より前方に延在した状態と、仕切部材側に押し込まれた状態とを保持する保持手段を設ければ、菌落下防止部材が不用意に移動してしまう不都合も防止されるものである。
また、請求項6の発明では、前述した菌落下防止部材を、仕切部材の前端と陳列室の開口下縁間を開閉自在に閉塞する扉で構成しているので、扉を閉じた状態では仕切部材下側の陳列室内への雑菌や塵埃の落下を確実に防止することができるようになる。その場合にも、仕切部材の上下の陳列室内にそれぞれ冷気を吐出する冷気吐出口と、仕切部材の上下の陳列室内を経た冷気を吸い込む冷気吸込口を備えているので、仕切部材上下の陳列室内の冷却は支障無く行える。また、請求項2の如く扉を透視可能な材料で構成すれば、扉内の商品の視認性も阻害しないものである。
また、請求項7の発明では、上記に加えて仕切部材下側の陳列室内を経た冷気を吸い込む第1の冷気吸込口を、陳列室の開口下縁における扉の内側に形成すると共に、仕切部材上側の陳列室内を経た冷気を吸い込む第2の冷気吸込口を、陳列室の開口下縁における扉の外側に形成したので、仕切部材上下の陳列室内に冷気を循環させるためのダクト構成が簡素化される。
また、仕切部材上側の陳列室内を経た冷気は扉の外面を伝って第2の冷気吸込口に至るかたちとなるので、扉外面の曇りも解消することが可能となる。更に、仕切部材下側の陳列室内の冷却が不足する場合には、扉を開放することにより、上側の陳列室内から第2の冷気吸込口に向かう冷気を下側の陳列室内に流入させることもできるようになる。
また、請求項8の発明の如く扉を、仕切部材の前端から陳列室の開口下縁に渡る断面湾曲形状とすれば、扉内側の陳列容積を拡張できると共に、仕切部材上側の陳列室内を経た冷気も第2の冷気吸込口に円滑に案内することができるようになる。
一方、請求項9の如く断熱壁の前壁に陳列室の開口下縁前方に位置する外部商品陳列棚を設ければ、第2の冷気吸込口に吸い込まれずに前方に漏れた仕切部材上側の陳列室からの冷気によって、外部商品陳列棚上の商品も冷却することが可能となる。この場合、請求項10の如く外部商品陳列棚を折り畳み自在に前壁に取り付ければ、外部に商品を陳列する必要があるときに容易に外部商品陳列棚を設けることができるようになり、利便性が改善されるものである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施例のオープンショーケース1の正面図、図2はオープンショーケース1の縦断側面図をそれぞれ示している。実施例のオープンショーケース1は、スーパーマーケット等の店舗において惣菜等を冷蔵しながら陳列販売するものであり、前方及び両側が開口する断熱壁2とこの断熱壁2の両側に取り付けられた透明ガラス製の側板3、3とから本体4が構成されている。
この場合、断熱壁2は底壁6と、この底壁6の後端から立ち上がる後壁7と、底壁6の前端から後壁7よりも低い高さで立ち上がる前壁8と、後壁7の上端から前方に向かう天壁9とから構成され、天壁9の前端は底壁6の前端よりも大きく後退した形状とされている。断熱壁2の後壁7の前側には間隔を存して仕切板11が取り付けられると共に、底壁6上側には間隔を存してデッキパン(底部仕切板)12が取り付けられている。また、前壁8の後側にも間隔を存して仕切板13が取り付けられ、これら仕切板13、11の下端はデッキパン12の前後端に連設されている。
そして、これら仕切板13、デッキパン12及び仕切板11と、前壁8、底壁6及び後壁7の間に一連のダクト14が構成されると共に、これら仕切板13、デッキパン12及び仕切板11の内側に陳列室16が構成される。ダクト14の上端は天壁9の前端内側、即ち、断熱壁2の開口上縁で斜め前方に向けて開口した冷気吐出口17に連通すると共に、前端は前壁8の上端内側、即ち、断熱壁2の開口下縁で開口した冷気吸込口18に連通している。そして、デッキパン12の下側のダクト14内には冷却装置の冷媒回路を構成する冷却器19と送風機21が設置されている。
一方、陳列室16内には仕切部材としての商品陳列用の仕切棚22が着脱可能なブラケットBにより上下移動可能に架設されている。この仕切棚22は例えば鋼板から成り、仕切板11から断熱壁2の前後方向の中間部付近まで延在して陳列室16内を上下に仕切る。即ち、仕切棚22の前端は底壁6の前端よりも後退している。また、天壁9からは前方に突出して透明ガラス製の庇23が取り付けられており、この庇23前端は斜め下降に屈曲され、仕切棚22と同程度まで前方に延在している。尚、24は庇23の内側において天壁9の前方に取り付けられた照明である。また、25は仕切板11の上端部前側に位置して斜め前側に傾斜した状態で取り付けられた鏡である。
このような構成である関係上、仕切棚22の上側の陳列室16は前方に開口すると共に、仕切棚22の下側のデッキパン12上の陳列室16は前方の他、上方にも開口するかたちとなる。また、仕切棚22の上下に対応する位置の仕切板11には、ダクト14内と連通した冷気吐出口26、27がそれぞれ形成されている。
更に、仕切棚22内には本発明の菌落下防止部材としてのガード28が取り付けられている。このガード28は透明板ガラスから構成されており、仕切棚22内に設けられたスライドレール29により前後方向に移動して進退自在に支持されている。また、ガード28の後端には止め金具31が取り付けられ、仕切棚22内の前後方向の中央部及び後端部には永久磁石32、33が取り付けられている。
そして、ガード28が図3の如く仕切棚22の前端から前方に延在し、突出した状態で止め金具31は永久磁石32に当接し、それ以上引き出せなくなると共に、磁力によって吸着する。この状態でガード28は仕切棚22前端と陳列室16の開口下縁間の略中間付近まで延在する。それによって、できるだけ仕切棚22下側の商品の納出の邪魔にならないようにする。また、ガード28が図4の如く仕切棚22側に押し込まれ、仕切棚22内に格納された状態で、止め金具31は永久磁石33に当接し、磁力によって吸着する。
以上の構成で、デッキパン12上及び仕切棚22上の陳列室16内には商品(惣菜等)が陳列される。そして、断熱壁2の下側に構成された機械室34内に設けられた冷却装置の図示しない圧縮機が運転されると、冷却器19が冷却作用を発揮する。そして、送風機21が運転されると、冷却器19と熱交換した冷気はデッキパン12下側のダクト14内から仕切板11後側のダクト14内に入り、そこを上昇して冷気吐出口17から陳列室16内に吐出される。また、仕切板11後側のダクト14内を上昇する冷気の一部は冷気吐出口26、27からも前方に吐出され、仕切棚22の上下の陳列室16内に吐出される。
陳列室16内に吐出された冷気は内部を循環し、冷気吸込口18からダクト14内に帰還する循環を繰り返す。また、冷気吐出口17から吐出された冷気は陳列室16の前面開口に冷気エアーカーテンを構成する。これによって、デッキパン12上及び仕切棚22上の商品は所定の冷蔵温度に冷却される。
ここで、前記ガード28は常には図2、図3の如く仕切棚22の前端から前方に延在した状態で使用される。これによって、仕切棚22より前側に位置するデッキパン12上の特に奥部はガード28によって覆われることになる。従って、仕切棚22より前方に位置するデッキパン12上に陳列された商品への雑菌や塵埃の落下を効果的に防止若しくは抑制することができるようになり、陳列室22内において商品を衛生的に陳列販売することができるようになる。
また、ガード28は透視可能な透明板ガラス製であるので、ガード28下方のデッキパン12上の商品の視認性も阻害しない。また、ガード28は仕切棚22の前端より前方に延在した状態(図3)と、仕切棚22内に押し込まれた状態(図4)とに進退自在とされているので、デッキパン12上に商品を補充する際には、ガード28を図4の如く仕切棚22内に押し込む。これにより、商品補充作業が極めて容易となる。
この場合、ガード28が仕切棚22の前端より前方に延在した状態(図3)と、仕切棚22内に押し込まれた状態とが永久磁石32、33によって保持されるので、ガード28に顧客の手等が当たって不用意に移動してしまう不都合も防止される。
次に、図5は本発明のもう一つの実施例のオープンショーケース1の正面図、図6は図5のオープンショーケース1の縦断側面図をそれぞれ示している。尚、各図において図1乃至図4中と同一符号で示すものは同一若しくは同様の機能を奏するものとする。この場合の実施例のオープンショーケース1も、スーパーマーケット等の店舗において惣菜等を冷蔵しながら陳列販売するものであり、前方及び両側が開口する断熱壁2とこの断熱壁2の両側に取り付けられた透明ガラス製の側板3、3とから本体4が構成されている。
この場合も断熱壁2は底壁6と、この底壁6の後端から立ち上がる後壁7と、底壁6の前端から後壁7よりも低い高さで立ち上がる前壁8と、後壁7の上端から前方に向かう天壁9とから構成され、天壁9の前端は底壁6の前端よりも大きく後退した形状とされている。断熱壁2の後壁7の前側には間隔を存して仕切板11が取り付けられると共に、底壁6上側には間隔を存してデッキパン(底部仕切板)12が取り付けられている。また、前壁8の後側には前記実施例よりも大成る間隔を存して仕切板13が取り付けられ、これら仕切板13、11の下端はデッキパン12の前後端に連設されている。
そして、これら仕切板13、デッキパン12及び仕切板11と、前壁8、底壁6及び後壁7の間に一連のダクト14が構成されると共に、これら仕切板13、デッキパン12及び仕切板11の内側に陳列室16が構成される。ダクト14の上端は天壁9の前端内側、即ち、断熱壁2の開口上縁で斜め前方に向けて開口した冷気吐出口17に連通すると共に、前端は前壁8の上端内側、即ち、断熱壁2の開口下縁で開口した前後の冷気吸込口36、37に連通している。これら冷気吸込口36(第2の冷気吸込口)及び37(第1の冷気吸込口)はそれらの間に位置して左右に渡る下レール38で仕切られている。そして、デッキパン12の下側のダクト14内には冷却装置の冷媒回路を構成する冷却器19と送風機21が設置されている。
一方、陳列室16内には仕切部材としての商品陳列用の仕切棚22が着脱自在のブラケットBにより上下移動可能に架設されている。この仕切棚22は例えば鋼板から成り、仕切板11から断熱壁2の前後方向の中間部付近まで延在して陳列室16内を上下に仕切る。即ち、仕切棚22の前端は底壁6の前端よりも後退している。また、天壁9からは前方に突出して透明ガラス製の庇23が取り付けられており、この庇23前端は斜め下降に屈曲され、仕切棚22と同程度まで前方に延在している。尚、24は庇23の内側において天壁9の前方に取り付けられた照明である。また、25は仕切板11の上端部前側に位置して斜め前側に傾斜した状態で取り付けられた鏡である。
このような構成である関係上、この場合のショーケース1も仕切棚22の上側の陳列室16は前方に開口すると共に、仕切棚22の下側のデッキパン12上の陳列室16は前方の他、上方にも開口するかたちとなる。また、仕切棚22の上下に対応する位置の仕切板11には、ダクト14内と連通した冷気吐出口26、27がそれぞれ形成されている。
また、この場合、仕切棚22の前端には上レール39が左右に渡って取り付けられており、この仕切棚22前端の上レール39と開口下縁の下レール38間に渡って、この場合の実施例における本発明の菌落下防止部材としての四枚の引き戸式扉41・・・が左右方向に移動自在に取り付けられている。この扉41は透明板ガラスから構成されており、仕切棚22の前端から開口下縁に渡る断面湾曲形状を呈し、仕切棚22の下側のデッキパン12上の陳列室16の開口、即ち、仕切棚22前端と陳列室16の開口下縁間の開口を開閉自在に閉塞する。
そして、前記冷気吸込口36は扉41・・・の前下端の外側に隣接すると共に、冷気吸込口37は扉41・・・の前下端の内側に隣接するかたちとなる。また、断熱壁2の前壁8前面には外部商品陳列棚42が取り付けられている。この外部商品陳列棚42は折り畳み自在とされており、図6の如く水平に架設された状態と、折り畳まれて前壁8前面に沿って格納された状態とに選択できる。そして、この外部商品陳列棚42上にはパック詰めの惣菜等を陳列することになる。
以上の構成で、デッキパン12上及び仕切棚22上の陳列室16内には商品(惣菜等)が陳列される。特に、この場合はデッキパン12上の陳列室16内は上方後部の仕切棚22と上方前部の扉41・・・によって閉塞されているので、蓋をしない容器などに盛られた惣菜も陳列可能である。そして、断熱壁2の下側に構成された機械室34内に設けられた冷却装置の図示しない圧縮機が運転されると、冷却器19が冷却作用を発揮する。そして、送風機21が運転されると、冷却器19と熱交換した冷気はデッキパン12下側のダクト14内から仕切板11後側のダクト14内に入り、そこを上昇して冷気吐出口17から仕切棚22上側の陳列室16内に吐出される。また、仕切板11後側のダクト14内を上昇する冷気の一部は冷気吐出口26から仕切棚22上に吐出される。更に、冷気吐出口27からは仕切棚22下側に吐出されるので、扉41・・・で閉塞された仕切棚22下側のデッキパン12上の商品も冷却される。
仕切棚22下側の陳列室16内に吐出された冷気は扉41・・・後方の陳列室16内を循環し、冷気吸込口37からダクト14内に帰還する循環を繰り返す。また、仕切棚22上側の陳列室16内に吐出された冷気は扉41・・・の外面に沿って流下し、冷気吸込口36からダクト14内に帰還する循環を繰り返す。この場合も冷気吐出口17から吐出された冷気は仕切棚22上側の陳列室16の前面開口に冷気エアーカーテンを構成する。このようにして、デッキパン12上及び仕切棚22上の商品は所定の冷蔵温度に冷却される。
このように、扉41・・・で仕切棚22下側の陳列室16を開閉自在に閉塞したことにより、仕切棚22より前方に位置するデッキパン12上に陳列された商品への雑菌や塵埃の落下を効果的に防止することができるようになり、陳列室22内において商品を衛生的に陳列販売することができるようになる。
また、扉41・・・は透視可能な透明板ガラス製であるので、仕切棚22下側のデッキパン12上の商品の視認性も阻害しない。特に、陳列室16の開口下縁の冷気吸込口36と37を扉41・・・の外側と内側にそれぞれ形成しているので、仕切板13と下レール38にて各冷気吸込口36、37を形成し、且つ、ダクト14に連通させることができるようになり、ダクト構成が簡素化される。
また、仕切棚22上側の陳列室16内を経た冷気は扉41・・・の外面を伝って冷気吸込口36に至るかたちとなるので、扉41・・・外面の曇りも解消することが可能となる。更に、仕切棚22下側の陳列室16内の冷却が不足する場合には、図7の如く扉41を開放することにより、上側の陳列室16内から冷気吸込口36に向かう冷気を下側の陳列室16内に流入させることもできるようになる。
また、扉41は仕切棚22の前端から陳列室16の開口下縁に渡る断面湾曲形状とされているので、扉41の内側の陳列容積を拡張できると共に、仕切棚22上側の陳列室16内を経た冷気も冷気吸込口36に円滑に案内することができるようになる。
更に、冷気吸込口36に吸い込まれずに前方に漏れた冷気は、その前方に位置する外部商品陳列棚42上に流れてその上の商品を冷却する。従って、係る漏洩冷気を利用して外部商品陳列棚42上の商品も効果的に冷蔵できるようになる。この場合、外部商品陳列棚42は折り畳み自在に前壁8に取り付けられているので、外部に商品を陳列する必要があるときに容易に外部商品陳列棚42を設けることができるようになり、利便性が改善される。
本発明の一実施例のオープンショーケースの正面図である。 図1のオープンショーケースの縦断側面図である。 図1のオープンショーケースの仕切棚22の縦断側面図である。 図1のオープンショーケースの仕切棚22のもう一つの縦断側面図である。 本発明の他の実施例のオープンショーケースの正面図である。 図5のオープンショーケースの縦断側面図である。 図5のオープンショーケースの扉を開いた状態の正面図である。
符号の説明
1 オープンショーケース
2 断熱壁
3 側板
4 本体
6 底壁
7 後壁
8 前壁
9 天壁
11、13 仕切板
12 デッキパン
14 ダクト
16 陳列室
17、26、27 冷気吐出口
18、36、37 冷気吸込口
19 冷却器
22 仕切棚
28 ガード
41 扉
42 外部商品陳列棚

Claims (10)

  1. 断熱壁に前方に開口する陳列室を構成すると共に、前記断熱壁の底壁の前端よりも天壁の前端が後退して成るオープンショーケースにおいて、
    前記陳列室内を上下に仕切ると共に、前記断熱壁の底壁の前端よりも前端が後退した商品陳列用の仕切部材と、
    該仕切部材の前端より前方に延在する菌落下防止部材とを備えたことを特徴とするオープンショーケース。
  2. 前記菌落下防止部材を、透視可能な材料により構成したことを特徴とする請求項1のオープンショーケース。
  3. 前記仕切部材は上下移動可能とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2のオープンショーケース。
  4. 前記菌落下防止部材は、前記仕切部材の前端より前方に延在した状態と、前記仕切部材側に押し込まれた状態とに進退自在とされていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3のオープンショーケース。
  5. 前記菌落下防止部材が前記仕切部材の前端より前方に延在した状態と、前記仕切部材側に押し込まれた状態とを保持する保持手段を備えたことを特徴とする請求項4のオープンショーケース。
  6. 前記菌落下防止部材は、前記仕切部材の前端と前記陳列室の開口下縁間を開閉自在に閉塞する扉であると共に、前記仕切部材の上下の前記陳列室内にそれぞれ冷気を吐出する冷気吐出口と、前記仕切部材の上下の前記陳列室内を経た冷気を吸い込む冷気吸込口を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2のオープンショーケース。
  7. 前記仕切部材下側の前記陳列室内を経た冷気を吸い込む第1の冷気吸込口を、前記陳列室の開口下縁における前記扉の内側に形成すると共に、前記仕切部材上側の前記陳列室内を経た冷気を吸い込む第2の冷気吸込口を、前記陳列室の開口下縁における前記扉の外側に形成したことを特徴とする請求項6のオープンショーケース。
  8. 前記扉は、前記仕切部材の前端から前記陳列室の開口下縁に渡る断面湾曲形状とされていることを特徴とする請求項6又は請求項7のオープンショーケース。
  9. 前記断熱壁の前壁に、前記陳列室の開口下縁前方に位置する外部商品陳列棚を設けたことを特徴とする請求項8のオープンショーケース。
  10. 前記外部商品陳列棚を折り畳み自在に前記前壁に取り付けたことを特徴とする請求項9のオープンショーケース。
JP2004063349A 2004-03-08 2004-03-08 オープンショーケース Expired - Fee Related JP4514480B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004063349A JP4514480B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 オープンショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004063349A JP4514480B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 オープンショーケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005245891A true JP2005245891A (ja) 2005-09-15
JP4514480B2 JP4514480B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=35026933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004063349A Expired - Fee Related JP4514480B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 オープンショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4514480B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009186049A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Nakano Refrigerators Co Ltd 冷蔵クローズドショーケース
JP2013210121A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Panasonic Corp オープンショーケース
JP2017170010A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 株式会社岡村製作所 物品陳列什器
JP2018033613A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 株式会社保坂製作所 オープン型のショーケース

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5176098A (ja) * 1974-12-26 1976-07-01 Tokyo Shibaura Electric Co Oopunshookeesu
JPH04183414A (ja) * 1990-11-20 1992-06-30 Fuji Electric Co Ltd オープンショーケース
JPH11241880A (ja) * 1998-02-24 1999-09-07 Sanyo Electric Co Ltd オープンショーケース
JP2000051019A (ja) * 1998-08-06 2000-02-22 Toshiba Corp ショーケース
JP2002045277A (ja) * 2000-08-03 2002-02-12 Sanyo Electric Co Ltd ショーケース
JP2002267322A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Sanyo Electric Co Ltd ショーケース
JP2004008686A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Nakano Refrigerators Co Ltd ショーケース

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5176098A (ja) * 1974-12-26 1976-07-01 Tokyo Shibaura Electric Co Oopunshookeesu
JPH04183414A (ja) * 1990-11-20 1992-06-30 Fuji Electric Co Ltd オープンショーケース
JPH11241880A (ja) * 1998-02-24 1999-09-07 Sanyo Electric Co Ltd オープンショーケース
JP2000051019A (ja) * 1998-08-06 2000-02-22 Toshiba Corp ショーケース
JP2002045277A (ja) * 2000-08-03 2002-02-12 Sanyo Electric Co Ltd ショーケース
JP2002267322A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Sanyo Electric Co Ltd ショーケース
JP2004008686A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Nakano Refrigerators Co Ltd ショーケース

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009186049A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Nakano Refrigerators Co Ltd 冷蔵クローズドショーケース
JP2013210121A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Panasonic Corp オープンショーケース
JP2017170010A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 株式会社岡村製作所 物品陳列什器
JP2018033613A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 株式会社保坂製作所 オープン型のショーケース

Also Published As

Publication number Publication date
JP4514480B2 (ja) 2010-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4636505B2 (ja) 冷蔵用ショーケース
JP5556208B2 (ja) ショーケース
JP2004271118A (ja) ショーケース
JP2006242449A (ja) ショーケース
JP6476108B2 (ja) ショーケース
JP4514480B2 (ja) オープンショーケース
JP2718469B2 (ja) ショーケース
JP2004506172A5 (ja)
JP2005114178A (ja) ショーケース
JP2009186049A (ja) 冷蔵クローズドショーケース
JP4865134B2 (ja) 冷凍・冷蔵ショーケース
JP6150430B2 (ja) リーチインショーケース
JP2000028255A (ja) オープンショーケース
JPH11241880A (ja) オープンショーケース
JPH1151533A (ja) 冷蔵ショーケース
JP2010042169A (ja) パッケージ化された食品を展示販売するための装置
JP2004337229A (ja) オープンショーケース
KR101888689B1 (ko) 냉기 토출장치
JP2007075439A (ja) カウンタユニット
JP2003061794A (ja) ショーケース
JP2002345607A (ja) オープンショーケース
JP5869857B2 (ja) 冷蔵ショーケース
JP2004190918A (ja) オープンショーケース
JP2002267322A (ja) ショーケース
JPH067232A (ja) オープンショーケース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100511

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4514480

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140521

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees