JP2003061794A - ショーケース - Google Patents

ショーケース

Info

Publication number
JP2003061794A
JP2003061794A JP2001256249A JP2001256249A JP2003061794A JP 2003061794 A JP2003061794 A JP 2003061794A JP 2001256249 A JP2001256249 A JP 2001256249A JP 2001256249 A JP2001256249 A JP 2001256249A JP 2003061794 A JP2003061794 A JP 2003061794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
storage chamber
shelf
cool air
showcase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001256249A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Iritani
忠 入谷
Hiroyuki Miyabayashi
浩之 宮林
Masami Muto
正美 武藤
Yoshio Kagami
義雄 各務
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001256249A priority Critical patent/JP2003061794A/ja
Publication of JP2003061794A publication Critical patent/JP2003061794A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費者が取り易く、店員が商品を容易に陳列
することができる商品載置棚を備えたショーケースを提
供する。 【解決手段】 冷却器9により冷却された冷気を貯蔵室
7上方の冷気吐出口11から下方の冷気吸込口13に向
かって吐出し循環させることにより貯蔵室7を冷却して
成るショーケース1において、貯蔵室内に設けられる状
態と、前端が貯蔵室の外方であって前記状態よりも前方
かつ上方に位置する状態とを有する商品載置棚15を備
えた

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵室の前方に移
動可能な商品載置棚を備えたショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】セミ多段オープンショーケースで販売さ
れる弁当や唐揚げ、フライなどの惣菜は、昼食時間と夕
方とに売れる時間がそれぞれ略限られるため、できるだ
け多く商品を並べて短時間に売り上げる必要があり、少
しでも消費者にとって取り易い近い所に並べたいという
ユーザーからの要望が大きい。
【0003】このため、第1の従来例として、特開平8
−224147号公報に示される如く、セミ多段冷蔵オ
ープンショーケースの貯蔵室の前面には商品収容および
取り出し用開口が形成され、その開口の前方下方には鉄
板などの金属製の前面パネルが設けられ、この前面パネ
ルの上端部には、前方に向かって突き出しテーブルが設
けられている。この突き出しテーブルは、その奥側の端
部が蝶番などにより回動自在に取り付けられている。そ
して、商品を陳列しない場合には、略垂直な垂れ下がり
状態とし、消費者の通行を阻害しないようにしている。
一方、商品を陳列する場合には、突き出しテーブルを前
記蝶番により水平方向に回動した後図示しない棚支持ブ
ラケットを回動させて支持させ、略水平に前側に突出す
る水平状態とする。これにより、商品を陳列する面積を
増大させ、この突き出しテーブルにたとえば昼食時間に
は弁当等を、夕方には惣菜等を陳列し、少しでも消費者
にとって商品が取り易いようにしている。
【0004】また、第2の従来例として、特開平5−3
29039号公報に示される如く、貯蔵室内に設けた棚
支柱に上下方向に渡って複数の係合孔を形成し、スライ
ドレールにより引き出し自在とした可動棚を受けるブラ
ッケットを設ける。このブラケットの後端を前記係合孔
に着脱自在に係合することにより、店員が棚奥部に商品
を陳列する際にはこの可動棚を引き出して行えるように
構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例については、前面パネルの上端部に、前方に向か
って突き出しテーブルが設けられているので、前面パネ
ルより高い位置に突き出しテーブルを設けることはでき
ず、消費者は腰を屈めて商品を取らなければならず、ま
た、店員は腰を屈めて商品陳列作業を行わなければなら
なかった。
【0006】次に、第2の従来例については、棚は水平
方向に移動するものであるため、店員は低い位置にある
棚の商品陳列作業を腰を屈めて行わなければならず、作
業は容易ではなかった。
【0007】本発明は、かかる従来の課題を解決するた
めに成されたもので、消費者が取り易く、店員が商品を
容易に陳列することができる商品載置棚を備えたショー
ケースを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のショ
ーケースは、前面に開口を有する断熱箱と、この断熱箱
の内側に所定の間隔を有して設けられた仕切板と、この
仕切板の内側に形成された貯蔵室と、前記断熱箱と前記
仕切板との間に形成された冷気通路と、この冷気通路内
に設けられた冷却器とを具備すると共に、この冷却器に
より冷却された冷気を前記貯蔵室上方の冷気吐出口から
下方の冷気吸込口に向かって吐出し循環させることによ
り前記貯蔵室を冷却して成るものであって、前記貯蔵室
内に設けられる状態と、前端が前記貯蔵室の外方であっ
て前記状態よりも前方かつ上方に位置する状態とを有す
る商品載置棚を備えたものである。
【0009】請求項1の発明によれば、前記貯蔵室内に
設けられる状態と、前端が前記貯蔵室の外方であって前
記状態よりも前方かつ上方に位置する状態とを有する商
品載置棚を備えたので、商品を陳列する位置が高くな
り、店員が商品を容易に陳列することができ、また、消
費者にとっても商品が取り易くなる。
【0010】請求項2の発明は、前面に開口を有する断
熱箱と、この断熱箱の内側に所定の間隔を有して設けら
れた仕切板と、この仕切板の内側に形成された貯蔵室
と、前記断熱箱と前記仕切板との間に形成された冷気通
路と、この冷気通路内に設けられた冷却器と、前方に移
動可能な商品載置棚とを具備すると共に、前記冷却器に
より冷却された冷気を前記貯蔵室上方の冷気吐出口から
下方の冷気吸込口に向かって吐出し循環させることによ
り前記貯蔵室を冷却して成るものであって、前記商品載
置棚は、前方に移動した状態で前方に移動する前よりも
上方に位置するものである。
【0011】請求項2の発明によれば、前記商品載置棚
は、前方に移動した状態で前方に移動する前よりも上方
に位置するので、商品を陳列する位置が高くなり、店員
が商品を容易に陳列することができ、また、消費者にと
っても商品が取り易くなる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2において、スライドレールにより前記商品載置棚を斜
め上方に引き出し可能としたものである。
【0013】請求項3の発明によれば、請求項1または
請求項2に加えて、スライドレールにより前記商品載置
棚を斜め上方に引き出し可能としたので、商品載置棚を
楽に移動することができる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
において、前記商品載置棚を前方へ移動した状態で、こ
の商品載置棚の載置面の高さは、床面から650mm以
上1200mm以下の範囲に設定されているものであ
る。
【0015】請求項4の発明によれば、請求項1乃至請
求項3に加えて、前記商品載置棚を前方へ移動した状態
で、この商品載置棚の載置面の高さは、床面から650
mm以上1200mm以下の範囲に設定されているの
で、人が立って手をだらんと下げたときの掌の位置の高
さから胸の高さに商品が載置されることになり、請求項
1乃至請求項3の発明よりさらに適切な商品載置棚の載
置面の高さとなり、店員が商品を容易に陳列することが
でき、また、消費者にとっても商品が取り易くなる。
【0016】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
において、前記商品載置棚の後部には、この商品載置棚
を前方へ移動したとき前記冷気通路と連通する第1の開
口部が形成されており、この第1の開口部は、前記商品
載置棚を前記貯蔵室内に収容したときに略閉塞されるも
のである。
【0017】請求項5の発明によれば、請求項1乃至請
求項4に加えて、前記商品載置棚の後部には、この商品
載置棚を前方へ移動したとき前記冷気通路と連通する第
1の開口部が形成されており、この第1の開口部は、前
記商品載置棚を前記貯蔵室内に収容したときに略閉塞さ
れるので、商品載置棚を前方に移動したときには、商品
載置棚の後部の第1の開口部を通過し下方の冷気吸込口
から冷気が吸い込まれる冷気循環路が新たに形成され、
冷気の流れが商品載置部により阻害されることは無く、
また、商品載置棚を貯蔵室内に収容したときには、第1
の開口部は略閉塞され、冷気吐出口から冷気吸込口に流
れる通常のエアカーテンが形成されるようになる。
【0018】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
において、前記仕切板には、前記貯蔵室と前記冷却器の
上流側の前記冷気通路内とが連通する第2の開口部が形
成されており、この第2の開口部は、前記商品載置棚を
前記貯蔵室内に収容したときに前記商品載置棚により略
閉塞されるものである。
【0019】請求項6の発明によれば、請求項1乃至請
求項5に加えて、前記仕切板には、前記貯蔵室と前記冷
却器の上流側の前記冷気通路内とが連通する第2の開口
部が形成されており、この第2の開口部は、前記商品載
置棚を前記貯蔵室内に収容したときに前記商品載置棚に
より略閉塞されるものであるから、商品載置棚を引き出
したときには、商品載置棚の後方の第2の開口部を通過
し冷却器の上流側の冷気通路に冷気が流れるため、十分
な冷却を行うことができると共に、商品載置棚を貯蔵室
内に収容したときには、前記第2の開口部は商品載置棚
により略閉塞され、第2の開口部から冷気通路へ冷気が
流れないようにすることができるため、冷気吐出口から
冷気吸込口に流れる通常のエアカ−テンが形成される。
【0020】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
において、前記商品載置棚は、前方へ引き出して複数の
段階で固定可能であるものである。
【0021】請求項7の発明によれば、請求項1乃至請
求項6に加えて、前記商品載置棚は、前方へ引き出して
複数の段階で固定可能であるから、必要に応じて前方へ
の引き出し位置を変更することができると共に、複数の
段階で高さを変更することもでき、取り易い若しくは陳
列し易い位置または高さに商品載置棚を適宜変更するこ
とができる。
【0022】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7
において、前記商品載置棚の載置面には、前方に移動し
た状態で前記冷気吸込口の上方に位置する第3の開口部
が形成されているものである。
【0023】請求項8の発明によれば、請求項1乃至請
求項7に加えて、前記商品載置棚の載置面には、前方に
移動した状態で前記冷気吸込口の上方に位置する第3の
開口部が形成されているものであるから、商品載置棚を
前方に移動したときに、冷気は商品載置棚の載置面に形
成された第3の開口部を通過し下方の冷気吸込口から吸
い込まれる新たな冷気循環路が形成され、冷気の流れが
阻害されることは無い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
例を詳述する。
【0025】図1は本発明を適用するショーケースの斜
視図(左側の商品載置棚を前方に引き出した状態を示
す)、図2は図1のショーケースの商品載置棚が通常の
位置にある状態を示す縦断側面図、図3は商品載置棚を
前方に引き出した状態を示す縦断側面図、図4は商品載
置棚を前方に途中まで引き出した状態を示す縦断側面
図、図5は商品載置棚とデッキ棚等を示す斜視図であ
る。
【0026】ショーケース1はセミ多段ショーケースと
称される低温ショーケースであり、前面に開口2を有す
る箱状の断熱箱3の内部に間隔を存して後仕切板4やデ
ックパン5等の仕切板を設け、仕切板の内側を貯蔵室7
とすると共に、仕切板と断熱箱3との間を冷気通路8と
している。冷気通路8には、冷却器9及び送風機10等
の冷却装置が設けられている。これにより、通常は、冷
却器9により冷却された冷気は、送風機10により冷気
通路8を通り、貯蔵室7の上部に形成された冷気吐出口
11より貯蔵室7に吹き出され、貯蔵室7下部に形成さ
れた冷気吸込口13より吸い込まれて図2の矢印に示す
如く循環する。このとき、貯蔵室7の前面にエアーカー
テン12が形成されると共に、貯蔵室7内は所定の冷
蔵、若しくは冷凍温度に冷却される。
【0027】貯蔵室7内には商品Sを展示、販売するた
めの棚14が複数段架設されている。最下段の商品載置
棚15は、商品Sを載置するための水平な載置面15A
と、載置面15Aの後方にあって商品Sの転倒を防止す
るために載置面15Aの後端より上下方向に延在した第
1の垂直部15Bと、この第1の垂直部15Bの下方に
所定間隔を存して下方に延在した第2の垂直部15C
と、載置面15Aの左右両端から下方に延在する略三角
形の左右側面部15D、15Dと、載置面15Aの前端
から下方に延在する階段状の前面部15Eとが形成され
ている。第1の垂直部15Bと第2の垂直部15Cの間
には間隔となる第1の開口部15Fを形成しており、ま
た、この商品載置棚15の下面は開口している。尚、商
品載置棚15の載置面15Aには、奥行き方向の中央部
に左右に渡って商品Sよりも小さい複数の丸孔形状の第
3の開口部15Gが穿設されている最下段の商品載置棚
15の下方には、デッキ棚17が設けられている。この
デッキ棚17は、前上がりに傾斜した上面17Bと、こ
の上面17Bの左右両端より上方に延在した左右立ち上
がり部17A、17Aと、デッキ棚17の上面17Bの
左右両端から下方に延在する略三角形の左右側面部17
C、17Cとが形成されている。
【0028】スライドレール16、16の一方の摺動部
16A、16Aは、商品載置棚15の左右側面部15
D、15Dの内側にそれぞれ螺子止めされ固定され、他
方の摺動部16B、16Bは、デッキ棚17の左右立ち
上がり部17A、17Aの外側にそれぞれ螺子止めされ
固定されている。
【0029】以上の構成で、デッキ棚17は貯蔵室7の
底部の略水平なデックパン5上に図示しない螺子により
固定されている。ここで、デッキ棚17の左右側面部1
7C、17Cの下辺17D、17Dと商品載置棚15の
載置面15Aとは、略平行となるように構成されている
ので、これにより、商品載置棚15の載置面15Aは、
略水平となる。また、スライドレール16、16は、前
上がりに傾斜した左右立ち上がり部17A、17Aに取
り付けられているので、商品載置棚15を前方に引き出
すと、貯蔵室7から前上がりに引き出され、逆に、商品
載置棚17を後方に押し込むと奥に行くに従って徐々に
下がりながら貯蔵室7の下部に収容される。このとき、
商品載置棚15の載置面15Aは常に略水平状態を維持
している。
【0030】尚、後仕切板4の下部には、冷却器9下方
の前方となる位置に第2の開口部4Aが形成されてお
り、商品載置棚15を貯蔵室7に収容すると、第1の垂
直部15Bと第2の垂直部15Cとが後仕切板4に当接
すると共に、第1の開口部15Fと第2の開口部4Aと
が相互に臨む形となる。
【0031】ところで、店を訪れる消費者は、ショーケ
ース1に載置されている商品Sを買う場合、陳列された
商品Sを手に取って確認、検討し、購買行動を決定した
後に、買物かごの中に入れるかまたは購入しない場合は
ショーケース1に戻す。そのため、商品Sが取り難く、
また戻し難い所に置かれている場合にはそれだけで販売
チャンスが減少する。逆に、商品Sが取り易く、また戻
し易い所に置かれている場合には売り上げの向上が期待
できる。ここで、人が立って手をだらんと下げたときの
掌の位置の高さから胸の高さまでに商品Sが置いてあれ
ば取り易く、また店員にとっても陳列作業がし易いこと
が経験的に知られている。
【0032】そこで、本実施の形態においては、消費者
としての主婦が手に取ったり、店員が陳列し易い高さと
して、商品載置棚15を前方へ引き出した状態で、商品
載置棚15の載置面15Aの高さは、床面から650m
m以上1200mm以下の範囲に設定した。これによ
り、商品Sは人が立って手をだらんと下げたときの掌の
位置の高さから胸の高さに載置されることになり、消費
者にとっても商品Sが取り易く、店員も商品陳列作業を
容易に行うことができる。
【0033】次に、商品載置棚15の後部には第1の開
口部15Fが形成されているので、図3に示す如く、商
品載置棚15を前方に引き出した状態では、貯蔵室7の
上部に形成された冷気吐出口11より貯蔵室7に吹き出
された冷気は、この第1の開口部15Fを通過し、貯蔵
室7下部に形成された冷気吸込口13より吸い込まれ
る。このように、商品載置棚15を引き出しても新たな
冷気循環路が形成される。また、後仕切板4に設けられ
た第2の開口部4Aからも冷気通路8へと冷気が流れる
ため、十分な冷却を行うことができ、貯蔵室7内は所定
の冷蔵、若しくは冷凍温度に冷却されることになる。
尚、商品載置棚15に載置された商品Sは、あまり冷却
の必要のないものまたは短時間に販売されるものであ
り、貯蔵室7外に多少漏れる冷気により冷却を行う。
【0034】一方、商品載置棚15が貯蔵室7の下部に
収容されている通常の状態では、後仕切板4の第2の開
口部4Aにより、商品載置棚15の後部の第1の開口部
15Fは冷気通路8と連通はしているものの、商品載置
棚15とデッキ棚17とにより略閉塞されているため、
貯蔵室7から第2の開口部4Aを通って冷気通路8へと
冷気が流れることはほとんどない。すなわち、貯蔵室7
の上部に形成された冷気吐出口11より貯蔵室7に吹き
出された冷気は商品載置棚15の前方を通過し、貯蔵室
7下部に形成された冷気吸込口13より円滑に吸い込ま
れる通常の冷気の流れとなるため、貯蔵室7内は所定の
冷蔵、若しくは冷凍温度に冷却されることになる。ま
た、商品載置棚15に食品等が付着しても、冷却されて
いる貯蔵室7では一定期間は細菌の繁殖を抑制すること
ができる。
【0035】次に、商品載置棚15を前方へ引き出して
図示しないストッパー等により複数の位置で固定可能で
ある場合には、必要に応じて前方への引き出し位置を変
更することができる上、複数の段階で商品載置棚15の
高さを変更することもでき、取り易い若しくは陳列し易
い位置または高さに商品載置棚15を適宜変更すること
ができる。
【0036】また、商品載置棚15の載置面15Aに
は、奥行き方向の中央部に左右に渡って第3の開口部1
5Gが穿設されており、商品載置棚15を前方に多少引
き出した状態では、この第3の開口部15Gは冷気吸込
口の上方に位置するように構成されている。このとき、
貯蔵室7の上部の冷気吐出口11より貯蔵室7に吹き出
された冷気は、この第3の開口部15Gを通過し、貯蔵
室7下部に形成された冷気吸込口13より吸い込まれる
新たな冷気循環路が形成されるので、貯蔵室7内は所定
の冷蔵、若しくは冷凍温度に冷却されることになる。そ
して、第3の開口部15Gより後方に載置された商品S
はエアカーテン12の内側に位置するので、冷蔵、若し
くは冷凍温度に冷却されることになる。尚、第3の開口
部15Gより前方に載置された商品Sは、あまり冷却の
必要のないものまたは短時間に販売されるものであり、
貯蔵室7外に多少漏れる冷気により冷却を行う。
【0037】以上の実施例では、スライドレール16に
より引き出し自在とした商品載置棚15について示した
が、例えば図示しないリンク機構等により前方へ移動可
能とした商品載置棚であっても商品を陳列する位置が高
くなり、消費者が取り易く、店員が商品を容易に陳列す
ることができる。
【0038】また、前面の開口部に扉を有するクローズ
ドタイプのショーケースに本発明を適用し、上記と同様
の効果を奏するようにすることも可能である。すなわ
ち、扉を一時的に開放し、商品載置棚を前方かつ上方へ
移動することにより、消費者が取り易く、店員が商品を
容易に陳列することができるショーケースを提供するこ
とができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、前記貯蔵室内に設けられる状態と、前端が前記貯
蔵室の外方であって前記状態よりも前方かつ上方に位置
する状態とを有する商品載置棚を備えたので、商品を陳
列する位置が高くなり、店員が商品を容易に陳列するこ
とができ、また、消費者にとっても商品が取り易くな
る。
【0040】請求項2の発明によれば、前記商品載置棚
は、前方に移動した状態で前方に移動する前よりも上方
に位置するので、商品を陳列する位置が高くなり、店員
が商品を容易に陳列することができ、また、消費者にと
っても商品が取り易くなる。
【0041】請求項3の発明によれば、請求項1または
請求項2に加えて、スライドレールにより前記商品載置
棚を斜め上方に引き出し可能としたので、商品載置棚を
楽に移動することができる。
【0042】請求項4の発明によれば、請求項1乃至請
求項3に加えて、前記商品載置棚を前方へ移動した状態
で、この商品載置棚の載置面の高さは、床面から650
mm以上1200mm以下の範囲に設定されているの
で、人が立って手をだらんと下げたときの掌の位置の高
さから胸の高さに商品が載置されることになり、請求項
1乃至請求項3の発明よりさらに適切な商品載置棚の載
置面の高さとなり、店員が商品を容易に陳列することが
でき、また、消費者にとっても商品が取り易くなる。
【0043】請求項5の発明によれば、請求項1乃至請
求項4に加えて、前記商品載置棚の後部には、この商品
載置棚を前方へ移動したとき前記冷気通路と連通する第
1の開口部が形成されており、この第1の開口部は、前
記商品載置棚を前記貯蔵室内に収容したときに略閉塞さ
れるので、商品載置棚を前方に移動したときには、商品
載置棚の後部の第1の開口部を通過し下方の冷気吸込口
から冷気が吸い込まれる冷気循環路が新たに形成され、
冷気の流れが商品載置部により阻害されることは無く、
また、商品載置棚を貯蔵室内に収容したときには、第1
の開口部は略閉塞され、冷気吐出口から冷気吸込口に流
れる通常のエアカーテンが形成されるようになる。
【0044】請求項6の発明によれば、請求項1乃至請
求項5に加えて、前記仕切板には、前記貯蔵室と前記冷
却器の上流側の前記冷気通路内とが連通する第2の開口
部が形成されており、この第2の開口部は、前記商品載
置棚を前記貯蔵室内に収容したときに前記商品載置棚に
より略閉塞されるものであるから、商品載置棚を引き出
したときには、商品載置棚の後方の第2の開口部を通過
し冷却器の上流側の冷気通路に冷気が流れるため、十分
な冷却を行うことができると共に、商品載置棚を貯蔵室
内に収容したときには、前記第2の開口部は商品載置棚
により略閉塞され、第2の開口部から冷気通路へ冷気が
流れないようにすることができるため、冷気吐出口から
冷気吸込口に流れる通常のエアカ−テンが形成される。
【0045】請求項7の発明によれば、請求項1乃至請
求項6に加えて、前記商品載置棚は、前方へ引き出して
複数の段階で固定可能であるから、必要に応じて前方へ
の引き出し位置を変更することができると共に、複数の
段階で高さを変更することもでき、取り易い若しくは陳
列し易い位置または高さに商品載置棚を適宜変更するこ
とができる。
【0046】請求項8の発明によれば、請求項1乃至請
求項7に加えて、前記商品載置棚の載置面には、前方に
移動した状態で前記冷気吸込口の上方に位置する第3の
開口部が形成されているものであるから、商品載置棚を
前方に移動したときに、冷気は商品載置棚の載置面に形
成された第3の開口部を通過し下方の冷気吸込口から吸
い込まれる新たな冷気循環路が形成され、冷気の流れが
阻害されることは無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するショーケースの斜視図(左側
の商品載置棚を前方に引き出した状態を示す)である。
【図2】図1のショーケースの商品載置棚が通常の位置
にある状態を示す縦断側面図である。
【図3】商品載置棚を前方に引き出した状態を示す縦断
側面図である。
【図4】商品載置棚を前方に途中まで引き出した状態を
示す縦断側面図である。
【図5】商品載置棚とデッキ棚等を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 4 後仕切板 4A 第2の開口部 7 貯蔵室 8 冷気通路 11 冷気吐出口 13 冷気吸込口 15 商品載置棚 15A 載置面 15F 第1の開口部 15G 第3の開口部 16 スライドレール 17 デッキ棚 17B 上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武藤 正美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 各務 義雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B110 AA12 BA05 CA10 FA02 JA09 JA11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口を有する断熱箱と、この断熱
    箱の内側に所定の間隔を有して設けられた仕切板と、こ
    の仕切板の内側に形成された貯蔵室と、前記断熱箱と前
    記仕切板との間に形成された冷気通路と、この冷気通路
    内に設けられた冷却器とを具備すると共に、この冷却器
    により冷却された冷気を前記貯蔵室上方の冷気吐出口か
    ら下方の冷気吸込口に向かって吐出し循環させることに
    より前記貯蔵室を冷却して成るショーケースにおいて、
    前記貯蔵室内に設けられる状態と、前端が前記貯蔵室の
    外方であって前記状態よりも前方かつ上方に位置する状
    態とを有する商品載置棚を備えたことを特徴とするショ
    ーケース。
  2. 【請求項2】 前面に開口を有する断熱箱と、この断熱
    箱の内側に所定の間隔を有して設けられた仕切板と、こ
    の仕切板の内側に形成された貯蔵室と、前記断熱箱と前
    記仕切板との間に形成された冷気通路と、この冷気通路
    内に設けられた冷却器と、前方に移動可能な商品載置棚
    とを具備すると共に、前記冷却器により冷却された冷気
    を前記貯蔵室上方の冷気吐出口から下方の冷気吸込口に
    向かって吐出し循環させることにより前記貯蔵室を冷却
    して成るショーケースにおいて、前記商品載置棚は、前
    方に移動した状態で前方に移動する前よりも上方に位置
    することを特徴とするショーケース。
  3. 【請求項3】 スライドレールにより前記商品載置棚を
    斜め上方に引き出し可能としたことを特徴とする請求項
    1または請求項2のショーケース。
  4. 【請求項4】 前記商品載置棚を前方へ移動した状態
    で、この商品載置棚の載置面の高さは、床面から650
    mm以上1200mm以下の範囲に設定されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のショーケース。
  5. 【請求項5】 前記商品載置棚の後部には、この商品載
    置棚を前方へ移動したとき前記冷気通路と連通する第1
    の開口部が形成されており、この第1の開口部は、前記
    商品載置棚を前記貯蔵室内に収容したときに略閉塞され
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のショーケー
    ス。
  6. 【請求項6】 前記仕切板には、前記貯蔵室と前記冷却
    器の上流側の前記冷気通路内とが連通する第2の開口部
    が形成されており、この第2の開口部は、前記商品載置
    棚を前記貯蔵室内に収容したときに前記商品載置棚によ
    り略閉塞されることを特徴とする請求項1乃至請求項5
    のショーケース。
  7. 【請求項7】 前記商品載置棚は、前方へ引き出して複
    数の段階で固定可能であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項6のショーケース。
  8. 【請求項8】 前記商品載置棚の載置面には、前方に移
    動した状態で前記冷気吸込口の上方に位置する第3の開
    口部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項7のショーケース。
JP2001256249A 2001-08-27 2001-08-27 ショーケース Withdrawn JP2003061794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001256249A JP2003061794A (ja) 2001-08-27 2001-08-27 ショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001256249A JP2003061794A (ja) 2001-08-27 2001-08-27 ショーケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003061794A true JP2003061794A (ja) 2003-03-04

Family

ID=19084088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001256249A Withdrawn JP2003061794A (ja) 2001-08-27 2001-08-27 ショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003061794A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6886359B2 (en) * 2003-03-11 2005-05-03 Sanden Corporation Showcase
JP2009112670A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Okamura Corp 冷凍・冷蔵ショーケース
WO2015118842A1 (ja) * 2014-02-05 2015-08-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 低温ショーケース

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6886359B2 (en) * 2003-03-11 2005-05-03 Sanden Corporation Showcase
JP2009112670A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Okamura Corp 冷凍・冷蔵ショーケース
WO2015118842A1 (ja) * 2014-02-05 2015-08-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 低温ショーケース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009519044A (ja) 冷蔵小売りユニット
US3021691A (en) Air curtain reach-in display cooler
US3006707A (en) Dispensing and display cabinet
JP2003061794A (ja) ショーケース
JP3048855B2 (ja) プレハブ冷却貯蔵庫付きオープンショーケース
JP2003250675A (ja) ショーケースの商品棚
JP2718469B2 (ja) ショーケース
JP4172557B2 (ja) 冷凍・冷蔵ショーケース
JP4865134B2 (ja) 冷凍・冷蔵ショーケース
JP3920092B2 (ja) ショーケース
JP4514480B2 (ja) オープンショーケース
JPH0965957A (ja) ショーケース
JPH0684864B2 (ja) オープンショーケース
JP4139206B2 (ja) オープンショーケース
KR200380903Y1 (ko) 오픈형 워크 인 쿨러
JP2003061793A (ja) ショーケース
JP7109282B2 (ja) ショーケース
JPH05220032A (ja) 冷凍冷蔵ショーケース
KR200300290Y1 (ko) 조립식 냉장고
JP2009061116A (ja) ショーケース装置
JP3232798B2 (ja) ショーケース
JPH0942829A (ja) 冷却貯蔵庫
JPH08112171A (ja) リーチイン形ショーケース
JP6812121B2 (ja) 物品陳列什器
JP2000253964A (ja) ショーケース

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051226

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080624

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20091209