JP2002045277A - ショーケース - Google Patents

ショーケース

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JP2002045277A JP2000235908A JP2000235908A JP2002045277A JP 2002045277 A JP2002045277 A JP 2002045277A JP 2000235908 A JP2000235908 A JP 2000235908A JP 2000235908 A JP2000235908 A JP 2000235908A JP 2002045277 A JP2002045277 A JP 2002045277A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陳列室内における商品陳列能力及びレイアウ
トの自由度を著しく改善することができるショーケース
を提供する。 【解決手段】 陳列室11内に架設された商品陳列用の
棚30を備え、この棚30には陳列室11内を照明する
ための照明灯44を取り付けて成るものであって、棚3
0は、陳列室11内に固定された固定棚部34と、該固
定棚部34に対して前後移動可能に設けられた可動棚部
33とから成り、該可動棚部33の停止位置により、棚
30の商品陳列面積を変更可能とされると共に、照明灯
44は可動棚部33の下面に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陳列室内に架設さ
れた商品陳列用の棚を備え、この棚に陳列室内を照明す
るための照明灯を取り付けて成るショーケースに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種のショーケースは、上方
に開放する断熱壁と、この断熱壁の両側に取り付けられ
た側板とにより陳列室が構成されており、断熱壁の上部
前端には冷気を吐出する吐出口が形成されていると共
に、断熱壁の下部前端には冷気を吸い込む吸込口が形成
されている。
【0003】また、断熱壁の下部には、陳列室内を冷却
するための冷却器及び送風機が取り付けられており、吐
出口及び吸込口に連通している。これにより、冷却装置
を運転すると断熱壁の前面開口にはエアーカーテンが形
成される。
【0004】一方、陳列室内には、支柱に支持された一
対のブラケット上に棚板を架設して成る棚装置が取り付
けられている。また、陳列室内の上部には、陳列室内を
照明するための照明灯が取り付けられている。そして、
棚板上又は、陳列室の下部に設けられたデックパン上に
商品を載置することにより、商品の陳列を行うと共に、
照明灯によって、商品の照明を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】他方、従来のショーケ
ースでは、日々の商品の陳列状況に対応するために面積
変更可能な棚装置が要求されている。しかしながら、係
る面積変更可能な棚装置は、陳列室の上部に形成された
照明によって、又は、移動不可能とされる棚装置に設け
られる照明装置によってのみ陳列室内の照明を行ってい
たため、棚装置の面積変更によって、例えばデックパン
上に陳列される商品を効果的に照明することができず、
商品陳列に支障を来していた。
【0006】そこで、本発明は従来の技術的課題を解決
するために成されたものであり、陳列室内における商品
陳列能力及びレイアウトの自由度を著しく改善すること
ができるショーケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のショーケース
は、陳列室内に架設された商品陳列用の棚を備え、この
棚には陳列室内を照明するための照明灯を取り付けて成
るものであって、棚は、陳列室内に固定された固定棚部
と、該固定棚部に対して前後移動可能に設けられた可動
棚部とから成り、該可動棚部の停止位置により、棚の商
品陳列面積を変更可能とされると共に、照明灯は可動棚
部の下面に取り付けられていることを特徴とする。
【0008】本発明によれば、陳列室内に架設された商
品陳列用の棚を備え、この棚には陳列室内を照明するた
めの照明灯を取り付けて成るショーケースにおいて、棚
を、陳列室内に固定された固定棚部と、該固定棚部に対
して前後移動可能に設けられた可動棚部とから構成し、
該可動棚部の停止位置により、棚の商品陳列面積を変更
可能としたので、商品の陳列量や商品自体の寸法などに
応じて、可動棚部を移動し、棚の商品陳列面積を最適な
広さに変更することができるようになる。これにより、
陳列室内における商品陳列能力及びレイアウトの自由度
を著しく改善することができるようになる。
【0009】特に、照明灯は可動棚部の下面に取り付け
られているので、可動棚部の移動に伴って照明灯も移動
することになる。これにより、固定棚部側に照明灯を取
り付ける場合に比べて、照明灯が可動棚部の移動に干渉
することも無くなると共に、常時可動棚部下方が照明さ
れることになるので、可動棚部を前方に移動した状態
で、奥側より手前側が暗くなるような不都合も解消され
るものである。
【0010】請求項2の発明のショーケースは、請求項
1の発明に加えて、固定棚部の下面に、一端部が当該固
定棚部に回動自在に枢支されたヒンジ部材を備え、照明
灯への給電線をヒンジ部材に沿って保持させ、該ヒンジ
部材の他端部から照明灯に向けて所定寸法引き出すと共
に、可動棚部の移動に伴い、ヒンジ部材が回動するよう
構成したことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明によれば、上記に加えて固
定棚部の下面に、一端部が当該固定棚部に回動自在に枢
支されたヒンジ部材を設け、照明灯への給電線をヒンジ
部材に沿って保持させ、該ヒンジ部材の他端部から照明
灯に向けて所定寸法引き出すと共に、可動棚部の移動に
伴い、ヒンジ部材が回動するよう構成したので、可動棚
部の移動に伴い、ヒンジ部材は照明灯の電源線を保持し
た状態で回動する。
【0012】これにより、可動棚部の移動を許容するた
めの電源線の余裕寸法の少なくとも一部をヒンジ部材に
て保持することができるようになり、照明灯の電源線が
棚下方に弛む不都合を抑制して棚下面の美観を向上させ
ることができるようになると共に、可動棚部の移動時に
電源線に加わる負荷も軽減することが可能となるもので
ある。
【0013】請求項3の発明のショーケースは、請求項
2の発明に加えて、ヒンジ部材と照明灯間の給電線周囲
を、筒体にて被覆したことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明によれば、上記に加えてヒ
ンジ部材と照明灯間の給電線周囲を、筒体にて被覆した
ので、ヒンジ部材と照明灯間の給電線の弛みも防止する
ことができるようになるものである。
【0015】請求項3の発明のショーケースは、請求項
2又は請求項3の発明に加えて、ヒンジ部材の一端部か
ら延在し、固定棚部下面に摺動自在に当接する当接部を
設けたことを特徴とする。
【0016】請求項4の発明によれば、請求項2又は請
求項3に加えてヒンジ部材の一端部から延在し、固定棚
部下面に摺動自在に当接する当接部を設けたので、ヒン
ジ部材の他端部側が低くなる傾きの発生を解消し、回動
を円滑化することが可能となるものである。
【0017】請求項5の発明のショーケースは、請求項
1の発明に加えて、固定棚部の下面に設けられ、一端部
が当該固定棚部に回動自在に枢支された第1のヒンジ部
材と、可動棚部の下面に設けられ、一端部が当該可動棚
部に回動自在に枢支された第2のヒンジ部材とを備え、
これら両ヒンジ部材の各他端部を相互に回動自在に連結
すると共に、照明灯への給電線を両ヒンジ部材に沿って
保持させ、可動棚部の移動に伴い、両ヒンジ部材が回動
するよう構成したことを特徴とする。
【0018】請求項5の発明によれば、請求項1に加え
て固定棚部の下面に一端部が当該固定棚部に回動自在に
枢支された第1のヒンジ部材を設け、可動棚部の下面に
は一端部が当該可動棚部に回動自在に枢支された第2の
ヒンジ部材を設け、これら両ヒンジ部材の各他端部を相
互に回動自在に連結すると共に、照明灯への給電線を両
ヒンジ部材に沿って保持させ、可動棚部の移動に伴い、
両ヒンジ部材が回動するよう構成したので、可動棚部の
移動に伴い、両ヒンジ部材は照明灯の電源線をそれぞれ
保持した状態で回動する。
【0019】これにより、可動棚部の移動を許容するた
めの電源線の余裕寸法の略全てをヒンジ部材にて保持す
ることができるようになり、照明灯の電源線が棚下方に
弛む不都合を解消して棚下面の美観を著しく向上させる
ことができるようになると共に、可動棚部の移動時に電
源線に加わる負荷も確実に軽減することが可能となるも
のである。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明のショーケース1の縦断
側面図を示している。本発明のショーケース1は、上方
に開口する断面略コ字状の断熱壁2と、この断熱壁2の
両側に取り付けられた側板3、3とから構成されてい
る。更に、断熱壁2の内側にはそれぞれ間隔を存して仕
切板4が取り付けられ、この仕切板4と断熱壁2間をダ
クト7としている。
【0021】仕切板4の底部には底板としてのデックパ
ン9が設けられており、これら仕切板4及びデックパン
9の内側を陳列室11としている。断熱壁2の底壁2A
とデックパン9との間には、前記ダクト7に連通される
冷却室13が形成されている。断熱壁2の底壁2A上に
はファンケース14が設置されており、このファンケー
ス14には図示しない送風機が取り付けられている。冷
却室13内には、冷却装置の冷却器15が設置されてい
る。
【0022】また、陳列室11内には、高さ及び取付角
度が変更可能であると共に、陳列室11内背部の図示し
ない支柱に取り付けられる一対のブラケット31が架設
されている。また、このブラケット31には、詳細は後
述する棚30が架設されている。更に、断熱壁2の上部
開口12の上縁には、前記棚30上に陳列される商品を
照明するための照明灯32が設けられている。
【0023】断熱壁2の背壁2Bの上部には、前記ダク
ト7と連通する吐出口16が形成されていると共に、こ
の吐出口16には前方下部に冷気を吐出するための風向
板17が形成されている。また、前記デックパン9の前
方には、冷却室13に連通する吸込口18が形成されて
いる。
【0024】以上の構成により、前記送風機が運転され
ると冷却器15と熱交換した冷気はダクト7内を上昇せ
られ、前記吐出口16より陳列室11内に吐出される。
そして、前記吸込口18から吸い込まれた冷気は再び送
風機によって加速され、陳列室11内に冷気が循環され
て陳列室11内は所定の温度に冷却される。
【0025】また、断熱壁2の底壁2Aの下方には、機
械室6が形成されており、この機械室6内には前記冷却
器15と所謂冷媒サイクルを形成する図示しない凝縮器
及び図示圧縮機等が設けられている。また、この凝縮器
の後方には、凝縮器用送風機が取り付けられており、機
械室6前面には、図示しないグリルが形成され、グリル
より吸気され、後方より廃熱が外部に排出される。
【0026】次に、図2乃至図12を参照して本発明の
ショーケース1の棚30について説明する。図2は本発
明のショーケース1の棚30の可動棚部33収納時の斜
視図、図3は図2の棚30の可動棚部33収納時の底面
図、図4は棚30の一部拡大縦断正面図、図5は図2の
棚30の可動棚部33収納時の側面図、図8は棚30の
可動棚部33使用時の斜視図、図9は図8の棚30の可
動棚部33使用時の底面図、図11は図9における可動
棚部33の裏面にシート50を貼付した状態の底面図、
図12は図8の棚30の可動棚部33使用時の側面図を
示している。本発明のショーケース1の棚30は、前記
ブラケット31に係合される固定棚部34と、この固定
棚部34に対して前後に移動可能に設けられる可動棚部
33とから構成される。
【0027】前記固定棚部34は、例えば鋼板性材料に
て構成される板状部材であり、図5に示す如く外縁部が
下方に向けて略垂直に折曲されると共に、更に下端部が
内方に向けて略垂直に折曲される係止部35が形成され
ている。また、固定棚部34の左右端部には、該固定棚
部34を前記ブラケット31に係合するためのレール取
付部37が係合されている。
【0028】このレール取付部37は、断面略クランク
状に形成される取付部材であり、上面に形成される図示
しない係合爪を前記固定棚部34の左右端部に形成され
る図示しない係合部に係合することにより取り付けられ
る。また、このレール取付部37の外側側面には、図4
に示す如く前後に摺動可能とされるレール部材38が取
り付けられる。更にレール取付部37の下面には、前記
ブラケット31と係合するための係合孔36が形成され
ている。この係合孔36は、ブラケット31の図示しな
い係合爪を係合することにより、レール取付部37は、
ブラケット31に係合される。
【0029】前記可動棚部33は同じく例えば鋼板性材
料にて構成される板状部材であり、図4に示す如く外縁
部が下方に向けて略垂直に折曲されると共に、更に下端
部が内方に向けて略垂直に折曲された後、更に上方に略
垂直に折曲される取付部40が形成されている。この可
動棚部33の左右に形成される取付部40の内方には、
前記レール部材38と共に前後に摺動可能とするレール
部材41が設けられている。
【0030】また、この可動棚部33の下面、即ち、前
記固定棚部34の上面と重合し、固定棚部34に対して
前後に移動する際に、互いに接触する面には、図11に
示す如く、例えば超高分子量ポリエチレン樹脂にて構成
される低摩擦係数を有するシート50が貼付されてい
る。
【0031】これにより、商品の陳列量や商品自体の寸
法などに応じて、可動棚部33を移動し、棚の商品陳列
面積を最適な広さに変更する際に、可動棚部33の下面
には、前記シート50が貼付されているため、可動棚部
33の移動を極めて円滑に行うことができるようにな
る。
【0032】以上の構成により、棚30の組立手順につ
いて説明する。先ず、可動棚部33の左右に形成される
取付部40内に、前記固定棚部34の係支部35を前方
又は後方から挿入し、可動棚部33が固定棚部34を被
覆するように合致させる。その後、レール部材38が設
けられたレール取付部37の上面に形成される図示しな
い係合爪を固定棚部34に予め形成された図示しない係
合孔に挿入し、固定棚部34にレール取付部37を係合
する。これにより、固定棚部34に固定されるレール部
材38と、可動棚部33に固定されるレール部材41
は、前後に摺動可能とされる。そして、可動棚部33と
固定棚部34が一体とされた状態で、レール取付部37
をブラケット31に固定させる。
【0033】次に、図6及び図7を参照して、棚30に
設けられるストッパ45について説明する。図6はスト
ッパ45の透視平面図、図7はストッパ45の透視側面
図を示している。ストッパ45は、本体46と係止部材
47とから構成される。この本体46は、例えば鋼板性
材料を断面略コ字状に折曲し、更に、この後部及び両側
部の上端を外方に向けて略直角に折曲したフランジ部4
8が形成されている。また、この本体46のどちらか一
方の側面には係止部材47の係止部49を係止するため
の係止孔51が複数形成されている。
【0034】係止部材47の先端には、前記本体46の
係止孔51に向けて突出すると共に、先細り形状とされ
る鏃状を形成する係止部49が形成されており、この係
止部材47の係止孔51側とは反対側には、本体46の
係止孔51側とは反対側の側面に対して常に付勢してい
る例えば板状バネ部材などの弾性部材52が設けられて
いる。そして、この係止部材47の前端には、係る係止
部材47を前後に移動するためのレバー53が設けられ
ている。このレバー53によって、前記弾性部材52の
付勢を解除することができるものとする。
【0035】そして、ストッパ45の本体46は、図3
に示す如く固定棚部34の下面に取り付けると共に、本
体46に係止部材47を挿入した状態で、係止部材47
の前端に設けられるレバー53を可動棚部33の下面に
取り付ける。
【0036】以上の構成により、前記可動棚部33を前
方に引き出して使用する場合には、レバー53を持ち、
係止部材47の弾性部材52を上方に移動させ、本体4
6への付勢を解除する。これにより、係止部材47の先
端は、下方に移動され、係止部材47の前後移動が可能
な状態とされる。そして、この状態からレバー53を手
前側に移動させることにより、固定棚部34の上部に位
置していた可動棚部33が前方に移動される。
【0037】そして、可動棚部33を引き出せる最大の
位置、即ち、係止部材47の係止部49が、固定棚部3
4の前端に形成された係止部35に当接するまで移動す
る。その後、レバー53による弾性部材52の付勢状態
を元の状態とし、可動棚部33を前方から後方に向けて
押圧することにより、可動棚部33の位置を後方に移動
させる。そして、係止部材47の係止部49が本体46
に形成された係止孔51に係合するまで移動させる。
【0038】このとき、係止部材47の係止部49は、
先細り形状とされた鏃状を呈しているため、係る係止孔
51に位置することによって、係止孔51と係止部49
を契合させることができる。また更に、可動棚部33を
更に後方に移動させることにより、前記係止孔51より
も後方に形成される係止孔51に容易に移動することが
できる。
【0039】これにより、本体46に形成される係止孔
51にそれぞれ係止部材47の係止部49が係合される
ため、それぞれの係止孔51が形成される位置、即ち、
停止位置にて可動棚部33を保持することができるよう
になる。そのため、係止部材47の係合する係止孔51
の位置を移動させることにより、自在に商品陳列面積を
変化させることができ、商品の陳列量や商品自体の寸法
などに応じて、可動棚部33を移動し、棚の商品陳列面
積を最適な広さに変更することができるようになる。こ
れにより、陳列室11内における商品陳列能力及びレイ
アウトの自由度を著しく改善することができるようにな
る。
【0040】また、ストッパ46は、レバー53による
弾性部材52の解除操作を行うことにより、可動棚部3
3の前方への移動を許容することができるため、不用意
に可動棚部33が前方に移動し、顧客の手指などが損傷
を蒙る不都合を防止することができる。また、可動棚部
33を後方に移動させる際には、レバー53による解除
操作なしに可動棚部33の移動を許容するので、棚面積
を縮小させる際の操作性も向上される。
【0041】一方、前記可動棚部33の前端には、左右
に渡って棚30に載置される商品のプライス等を表示す
る表示部材を掲示するためのプライスレール42が設け
られている。また、可動棚部33の前端上部には、左右
に渡って棚30に載置される商品を係止するための透明
板43が設けられている。
【0042】また、可動棚部33の前端下面には、デッ
クパン9上に陳列された商品を照明するための照明灯4
4を保持するための保持具55が本実施例では2つ設け
られており、この保持具55に照明灯44が保持されて
いる。
【0043】これにより、可動棚部33の移動に伴っ
て、照明灯44も移動するため、固定棚部34側に照明
灯44を取り付ける場合に比べて、照明灯44が可動棚
部33の移動に干渉することもなくなると共に、常時可
動棚部33下方が照明されることになるので、可動棚部
33を前方に移動した状態で、奥側より手前側が暗くな
るような不都合も解消される。
【0044】ここで、照明灯44への給電線57は、固
定棚部34の下面に例えば保持具58によって固定され
ると共に、この給電線57は、予めある程度の寸法、即
ち、後述するヒンジ部材56が十分に回動される寸法分
だけ引き出されると共に、一端が固定棚部34に回動自
在に枢支されたヒンジ部材56に沿って係るヒンジ部材
56に保持される。
【0045】一般的に、平板状のヒンジ部材100によ
って固定棚部34の下面にネジ101によって固定する
と、図16に示す如く、ヒンジ部材100の端部が下方
に低く傾いてしまうため、係るヒンジ部材100に沿っ
て給電線57を保持すると、給電線57及びヒンジ部材
100が棚30の正面から露出するため、外観上好まし
くない問題がある。
【0046】そこで、本発明の棚30のヒンジ部材56
は、図10に示す如く例えば鋼板性の板状部材によって
構成され、側端には、上方に向けて少許突出した当接部
60が形成されている。そして、この当接部60の中央
側に近接して図示しない孔が形成されており、ヒンジ部
材56は、この孔によって固定棚部34の下面に回動自
在に取り付けられている。
【0047】これにより、ヒンジ部材56の回動自在に
取り付けられていない他端側が低くなる傾きの発生を解
消し、回動を円滑化することができるようになる。
【0048】更に、このヒンジ部材56の他端には、可
動棚部33の下面において照明灯44の左右に設けられ
たソケット58から引き出された給電線57周囲を被覆
して保持するための筒体59が設けられている。
【0049】以上の構成により、可動棚部33が固定棚
部34上に収納されている状態では、ヒンジ部材56
は、側方に回動され、給電線57はヒンジ部材56及び
筒体59に沿って収納される。
【0050】また、可動棚部33が手前に引き出された
状態では、ヒンジ部材56は、側方から前方に向けて回
動され、給電線57は、ヒンジ部材56及び筒体59に
沿って前方に引き出される。
【0051】これにより、可動棚部33の移動に伴い、
ヒンジ部材56が回動されるため、ヒンジ部材56は、
照明灯44の給電線57を保持した状態で回動される。
そのため、可動棚部33の移動を許容するための給電線
57の余裕寸法を少なくとも一部をヒンジ部材56にて
保持することができるようになり、照明灯44の給電線
57が棚30下方に弛む不都合を抑制して棚30下面の
美観を向上させることができるようになる。また、可動
棚部33の移動時に給電線57に加わる負荷を軽減する
ことができるようになる。
【0052】また更に、ヒンジ部材56と照明灯44と
の間の給電線57は、筒体59によって被覆されるた
め、係るヒンジ部材56と照明灯44との間の給電線5
7のゆるみを防止することができるようになる。
【0053】次に、図13乃至図15を参照して、前記
ヒンジ部材56の他の実施例を説明する。図13は他の
実施例としてのヒンジ部材61を備えた棚30の底面
図、図14はヒンジ部材61の平面図、図15はヒンジ
部材61の回動部の拡大図を示している。本実施例にお
ける照明灯44への給電線57は、固定棚部34の下面
に保持具58によって固定されると共に、この給電線5
7は、予めある程度の寸法、即ち、後述するヒンジ部材
61に回動される寸法分だけ引き出される。
【0054】本実施例におけるヒンジ部材61は、図1
4に示す如く第1のヒンジ部材としての板状部材62及
び第2のヒンジ部材としての63とから構成されてお
り、この板状部材62及び63は、それぞれ両端部に孔
64、65が形成されている。そして、板状部材62、
63のそれぞれの端部に形成された孔64、65を合致
させ、ネジ66によって回動自在に取り付けることによ
り、ヒンジ部材61が構成されている。
【0055】そして、このヒンジ部材61の一端を固定
棚部34に回動自在取り付けると共に、他端を回動棚部
33に回動自在に取り付けることによりヒンジ部材61
が棚30に保持される。更に、このヒンジ部材61の板
状部材62及び63に沿って前記給電線57を取り付け
ることにより、給電線57は棚30に保持される。
【0056】以上の構成により、可動棚部33の移動に
伴い、両板状部材62、63によって構成されるヒンジ
部材61は照明灯44の給電線57をそれぞれ保持した
状態で回動することができる。
【0057】これにより、可動棚部33の移動を許容す
るための給電線57の余裕寸法の略全てをヒンジ部材6
1にて保持することができるようになり、照明灯44の
給電線57が棚30下方に弛む不都合を解消して棚30
下面の美観を著しく向上させることができるようになる
と共に、可動棚部33の移動時に給電線57に加わる負
荷も確実に軽減することができるようになる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、陳列
室内に架設された商品陳列用の棚を備え、この棚には陳
列室内を照明するための照明灯を取り付けて成るショー
ケースにおいて、棚を、陳列室内に固定された固定棚部
と、該固定棚部に対して前後移動可能に設けられた可動
棚部とから構成し、該可動棚部の停止位置により、棚の
商品陳列面積を変更可能としたので、商品の陳列量や商
品自体の寸法などに応じて、可動棚部を移動し、棚の商
品陳列面積を最適な広さに変更することができるように
なる。これにより、陳列室内における商品陳列能力及び
レイアウトの自由度を著しく改善することができるよう
になる。
【0059】特に、照明灯は可動棚部の下面に取り付け
られているので、可動棚部の移動に伴って照明灯も移動
することになる。これにより、固定棚部側に照明灯を取
り付ける場合に比べて、照明灯が可動棚部の移動に干渉
することも無くなると共に、常時可動棚部下方が照明さ
れることになるので、可動棚部を前方に移動した状態
で、奥側より手前側が暗くなるような不都合も解消され
るものである。
【0060】請求項2の発明によれば、上記に加えて固
定棚部の下面に、一端部が当該固定棚部に回動自在に枢
支されたヒンジ部材を設け、照明灯への給電線をヒンジ
部材に沿って保持させ、該ヒンジ部材の他端部から照明
灯に向けて所定寸法引き出すと共に、可動棚部の移動に
伴い、ヒンジ部材が回動するよう構成したので、可動棚
部の移動に伴い、ヒンジ部材は照明灯の電源線を保持し
た状態で回動する。
【0061】これにより、可動棚部の移動を許容するた
めの電源線の余裕寸法の少なくとも一部をヒンジ部材に
て保持することができるようになり、照明灯の電源線が
棚下方に弛む不都合を抑制して棚下面の美観を向上させ
ることができるようになると共に、可動棚部の移動時に
電源線に加わる負荷も軽減することが可能となるもので
ある。
【0062】請求項3の発明によれば、上記に加えてヒ
ンジ部材と照明灯間の給電線周囲を、筒体にて被覆した
ので、ヒンジ部材と照明灯間の給電線の弛みも防止する
ことができるようになるものである。
【0063】請求項4の発明によれば、請求項2又は請
求項3に加えてヒンジ部材の一端部から延在し、固定棚
部下面に摺動自在に当接する当接部を設けたので、ヒン
ジ部材の他端部側が低くなる傾きの発生を解消し、回動
を円滑化することが可能となるものである。
【0064】請求項5の発明によれば、請求項1に加え
て固定棚部の下面に一端部が当該固定棚部に回動自在に
枢支された第1のヒンジ部材を設け、可動棚部の下面に
は一端部が当該可動棚部に回動自在に枢支された第2の
ヒンジ部材を設け、これら両ヒンジ部材の各他端部を相
互に回動自在に連結すると共に、照明灯への給電線を両
ヒンジ部材に沿って保持させ、可動棚部の移動に伴い、
両ヒンジ部材が回動するよう構成したので、可動棚部の
移動に伴い、両ヒンジ部材は照明灯の電源線をそれぞれ
保持した状態で回動する。
【0065】これにより、可動棚部の移動を許容するた
めの電源線の余裕寸法の略全てをヒンジ部材にて保持す
ることができるようになり、照明灯の電源線が棚下方に
弛む不都合を解消して棚下面の美観を著しく向上させる
ことができるようになると共に、可動棚部の移動時に電
源線に加わる負荷も確実に軽減することが可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケースの縦断側面図である。
【図2】本発明のショーケースの棚の可動棚部収納時の
斜視図である。
【図3】図2の棚の可動棚部収納時の底面図である。
【図4】棚の一部拡大縦断正面図である。
【図5】図2の棚の可動棚部収納時の側面図である。
【図6】ストッパの透視平面図である。
【図7】ストッパの透視側面図である。
【図8】棚の可動棚部使用時の斜視図である。
【図9】図8の棚の可動棚部使用時の底面図である。
【図10】ヒンジ部材の側面図である。
【図11】図9における可動棚部の裏面にシートを貼付
した状態の底面図である。
【図12】図8の棚の可動棚部使用時の側面図である。
【図13】他の実施例としてのヒンジ部材を備えた棚の
底面図である。
【図14】他の実施例としてのヒンジ部材の平面図であ
る。
【図15】他の実施例としてのヒンジ部材の回動部の拡
大図である。
【図16】従来のヒンジ部材の側面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 2 断熱壁 11 陳列室 30 棚 31 ブラケット 32 照明灯 33 可動棚部 34 固定棚部 35 係止部 36 係合孔 37 レール取付部 38 レール部材 40 取付部 41 レール部材 42 プライスレール 43 透明板 44 照明灯 45 ストッパ 46 本体 47 係止部材 48 フランジ部 49 係止部 50 シート 51 係止孔 52 弾性部材 53 レバー 55 保持具 56、61 ヒンジ部材 57 給電線 58 保持具 59 筒体 60 当接部 62、63 板状部材 64、65 孔 66 ネジ
フロントページの続き (72)発明者 長竹 正彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B110 FA02 GA24 HA17 JA09 JA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陳列室内に架設された商品陳列用の棚を
    備え、この棚には前記陳列室内を照明するための照明灯
    を取り付けて成るショーケースにおいて、 前記棚は、前記陳列室内に固定された固定棚部と、該固
    定棚部に対して前後移動可能に設けられた可動棚部とか
    ら成り、該可動棚部の停止位置により、前記棚の商品陳
    列面積を変更可能とされると共に、前記照明灯は前記可
    動棚部の下面に取り付けられていることを特徴とするシ
    ョーケース。
  2. 【請求項2】 前記固定棚部の下面に、一端部が当該固
    定棚部に回動自在に枢支されたヒンジ部材を備え、前記
    照明灯への給電線を前記ヒンジ部材に沿って保持させ、
    該ヒンジ部材の他端部から前記照明灯に向けて所定寸法
    引き出すと共に、前記可動棚部の移動に伴い、前記ヒン
    ジ部材が回動するよう構成したことを特徴とする請求項
    1のショーケース。
  3. 【請求項3】 前記ヒンジ部材と前記照明灯間の前記給
    電線周囲を、筒体にて被覆したことを特徴とする請求項
    2のショーケース。
  4. 【請求項4】 前記ヒンジ部材の一端部から延在し、前
    記固定棚部下面に摺動自在に当接する当接部を設けたこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3のショーケース。
  5. 【請求項5】 前記固定棚部の下面に設けられ、一端部
    が当該固定棚部に回動自在に枢支された第1のヒンジ部
    材と、前記可動棚部の下面に設けられ、一端部が当該可
    動棚部に回動自在に枢支された第2のヒンジ部材とを備
    え、これら両ヒンジ部材の各他端部を相互に回動自在に
    連結すると共に、前記照明灯への給電線を前記両ヒンジ
    部材に沿って保持させ、前記可動棚部の移動に伴い、前
    記両ヒンジ部材が回動するよう構成したことを特徴とす
    る請求項1のショーケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017170010A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 株式会社岡村製作所 物品陳列什器

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