JP2005244168A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トレンチゲート型MISFETにおいて、ソース電極とソース領域との間に良好なオーミック接合を形成することにより、ソースコンタクトを低抵抗化する。
【解決手段】 トレンチゲート型MISFETにおいて、第1の高濃度P型ソース領域6を形成するための第1の注入により不純物を深くまで注入し、第2の高濃度P型ソース領域8を形成するための第2の注入により半導体領域14の上面付近の不純物濃度を高くする。これにより、ゲート電極5と第1の高濃度P型ソース領域6とを確実にオーバーラップさせることができ、ゲートソース間のオフセットを回避することができる。また、ソース電極膜12と電気的に接続されるシリサイド膜10と、第2の高濃度P型ソース領域8との間に良好なオーミック接合を形成することができるため、ソースコンタクトを低抵抗化することができる。この2つの相乗効果で従来よりも低抵抗な半導体装置を形成することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特にトレンチゲート構造を有するMIS型トランジスタ(以下、トレンチゲート型MISFETと称す)およびその製造方法に関する。
半導体基板中にトレンチを形成した後、そのトレンチ(溝)内にゲート電極を形成する、いわゆるトレンチゲート構造は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor )やMISFET等の半導体装置に応用され、特に電力用等の用途において有利な構造である(例えば、特許文献1参照)。
図12は、従来のトレンチゲート型MISFETを有する半導体装置を示す断面図である。図12に示すトレンチゲート型MISFETでは、N+ 型シリコン基板111上に、N型エピタキシャル層からなるN- 型ドレイン層112とP型ボディ領域113とが順次形成されている。さらに、P型ボディ領域113には、P型ボディ領域113を貫通し、底部がN- 型ドレイン層112まで達するトレンチ116が形成されている。そして、2つのトレンチ116に挟まれたP型ボディ領域113の上部には、各トレンチ116に接する一対のN+ 型ソース領域114が形成されていると共に、当該P型ボディ領域113の上部における当該一対のN+ 型ソース領域114に挟まれた部分にはP+ 型拡散領域115が形成されている。このN+ 型ソース領域114およびP+ 型拡散領域115は、N- 型ドレイン層112に達しないように形成されている。
そして、トレンチ116内には、ゲート絶縁膜117を介してポリシリコンからなるゲート電極118が充填されており、ゲート電極118上にはキャップ酸化膜119と、PSG(Phospho Silicate Glass)膜からなる絶縁膜120とが形成されている。そして、N+ 型ソース領域114、P+ 型拡散領域115および絶縁膜120の上には、ソース電極膜121が形成されている。
このような構造のパワーMISFETでは、ソース電極膜121とN- 型ドレイン層112との間に高電圧を印加した状態で、ゲート電極118とN+ 型ソース領域114との間に閾値電圧以上の電圧を印加すると、ゲート絶縁膜117とP型ボディ領域113との界面に反転層が形成され、その反転層を通ってN- 型ドレイン層112からN+ 型ソース領域114に電流が流れる。
特開2001−85685号公報
しかしながら、前記のような従来のパワーMISFETでは、以下のような不具合が生じていた。
図12に示すように、N+ 型ソース領域114の底面(下端)は、トレンチ116内に埋め込まれたゲート電極118の上面(上端)よりも下部になるように形成される。このようなN+ 型ソース領域114を形成するために、イオン注入を深くまで行った場合には、N+ 型ソース領域114のうちトレンチ116の上部側面でソース電極膜121と接触している部分の不純物濃度が低くなり、ソース電極膜121とN+ 型ソース領域114との間にオーミック接合を形成することが難しい。従って、十分に低抵抗なソースコンタクトを取ることが出来ない。
そこで、本発明は、ソース電極膜とソース領域との間に良好なオーミック接合を実現し、それによって十分に低抵抗なソースコンタクトをとることができるトレンチゲート型MISFETを備えた半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る第1の半導体装置は、半導体領域と、半導体領域の下部に設けられた第1導電型のドレイン領域と、半導体領域におけるドレイン領域上に設けられた第2導電型のボディ領域と、半導体領域におけるボディ領域上に設けられた第1導電型の第1のソース領域と、半導体領域における第1のソース領域上に設けられ、半導体領域の上面に達する第1導電型の第2のソース領域と、半導体領域に設けられ、ドレイン領域に達するトレンチと、トレンチ内の少なくとも側面上に設けられたゲート絶縁膜と、トレンチ内におけるゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と、トレンチ内においてゲート電極の上を覆う絶縁膜とを備えている。
第1の半導体装置によると、第1のソース領域を深く設けることができるため、第1のソース領域とゲート電極とがオーバーラップしやすくなり、ゲート−ソース間がオフセットすることを回避することができる。そして、第2のソース領域を、半導体領域の上面近辺の不純物濃度が高くなるように設けることにより、半導体領域の上面上にソース電極を形成した場合に、ソース電極と第2のソース領域との間に良好なオーミック接合を形成することができる。これら2つの相乗効果によって、半導体装置を従来よりも低抵抗化することができる。
第1の半導体装置において、ドレイン領域は、第1導電型の高濃度ドレイン領域と、高濃度ドレイン領域上に設けられた第1導電型の低濃度ドレイン領域とを有していてもよい。
第1の半導体装置において、第2のソース領域の上方に設けられたソース電極をさらに備えていてもよい。
この場合、ソース電極は、第2のソース領域の上方から、トレンチ内の側面のうち第2のソース領域が露出する部分の上方に亘って設けられ、第2のソース領域における不純物濃度のピーク位置は、トレンチ内の側面に設けられたソース電極の高さの範囲内にあることが好ましい。このようにすると、ソース電極と接する第2のソース領域の不純物濃度が高いため、両者の間の界面のオーミック接合がより良好な状態になる。
また、この場合、第2のソース領域とソース電極との間には、シリサイド膜が設けられていてもよい。このようにすると、シリサイド膜によって、ソース領域とソース電極との間がさらに低抵抗化される。
第1の半導体装置において、ゲート電極のうちのゲート絶縁膜に接している部分の上端は、第1のソース領域とボディ領域との境界よりも上に設けられていることが好ましい。このようにすると、ゲート電極のうちのゲート絶縁膜と接している部分と第1のソース領域とのオーバーラップ量が大きくなるため、より低抵抗化が可能となる。
第1の半導体装置において、絶縁膜の上端は、第2のソース領域の不純物濃度のピーク位置よりも下に設けられていることが好ましい。このようにすると、その後の製造工程でトレンチ側面に露出している半導体領域をシリサイド化した場合に、前記のピーク位置の高さまでシリサイド膜を確実に形成することが可能となる。
第1の半導体装置において、半導体領域のうち、第1のソース領域及び第2のソース領域のそれぞれの側方に位置する領域には、ボディ領域に接する第2導電型の不純物領域が設けられ、第1のソース領域及び第2のソース領域のそれぞれの側面は、トレンチ及び不純物領域によって囲まれていてもよい。
本発明に係る第2の半導体装置は、半導体領域と、半導体領域の下部に設けられた第1導電型のドレイン領域と、半導体領域におけるドレイン領域上に設けられた第2導電型のボディ領域と、半導体領域におけるボディ領域上に設けられ、半導体領域の上面に達する第1導電型のソース領域と、半導体領域に設けられ、ドレイン領域に達するトレンチと、トレンチ内の少なくとも側面上に設けられたゲート絶縁膜と、トレンチ内におけるゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と、トレンチ内においてゲート電極の上を覆う絶縁膜とを備え、絶縁膜の上端は、半導体領域の上面よりも下に設けられており、ソース領域のうち絶縁膜の上端から半導体領域の上面までの部分の不純物濃度は1×1020atoms/cm3 以上である。
すなわち、第2の半導体装置によると、ソース領域を、半導体領域の上面近辺の不純物濃度が高くなるように設けることにより、半導体領域の上面上にソース電極を形成した場合に、ソース電極とソース領域との間に良好なオーミック接合を形成することができる。従って、十分に低抵抗なソースコンタクトをとることができるトレンチゲート型MISFETを備えた半導体装置を提供することができる。
第2の半導体装置において、ドレイン領域は、第1導電型の高濃度ドレイン領域と、高濃度ドレイン領域上に設けられた第1導電型の低濃度ドレイン領域とを有していてもよい。
第2の半導体装置において、ソース領域の上方に設けられたソース電極をさらに備えていてもよい。
この場合、ソース電極は、ソース領域の上方から、トレンチ内の側面のうちソース領域が露出する部分の上方に亘って設けられ、ソース領域における不純物濃度のピーク位置は、トレンチ内の側面に設けられたソース電極の高さの範囲内にあることが好ましい。このようにすると、ソース電極と接するソース領域の不純物濃度が高いため、両者の間の界面のオーミック接合がより良好な状態になる。
また、この場合、ソース領域とソース電極との間には、シリサイド膜が設けられていてもよい。このようにすると、シリサイド膜によって、ソース領域とソース電極との間がさらに低抵抗化される。
第2の半導体装置において、ゲート電極のうちのゲート絶縁膜に接している部分の上端は、ソース領域とボディ領域との境界よりも上に設けられていることが好ましい。このようにすると、ゲート電極のうちのゲート絶縁膜と接している部分とソース領域とのオーバーラップ量が大きくなるため、より低抵抗化が可能となる。
第2の半導体装置において、絶縁膜の上端は、ソース領域の不純物濃度のピーク位置よりも下に設けられていることが好ましい。このようにすると、その後の製造工程でトレンチ側面に露出している半導体領域をシリサイド化した場合に、前記のピーク位置の高さまでシリサイド膜を確実に形成することが可能となる。
第2の半導体装置において、半導体領域のうち、ソース領域の側方に位置する領域には、ボディ領域に接する第2導電型の不純物領域が設けられ、ソース領域の側面は、トレンチ及び不純物領域によって囲まれていてもよい。
本発明に係る第1の半導体装置の製造方法は、ドレイン領域と、ドレイン領域の上に設けられた第2導電型のボディ領域とを有する半導体領域を準備する工程(a)と、半導体領域に、ドレイン領域に達するトレンチを形成する工程(b)と、工程(b)の後に、トレンチ内に露出する半導体領域の少なくとも側面上にゲート絶縁膜を形成する工程(c)と、工程(c)の後に、トレンチ内のゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程(d)と、工程(d)の後に、トレンチ内におけるゲート電極上に絶縁膜を形成する工程(e)と、工程(b)の後に、半導体領域に第1導電型の不純物をイオン注入することにより、ボディ領域の上に第1導電型の第1のソース領域を形成する工程(f)と、工程(b)の後に、半導体領域に第1導電型の不純物をイオン注入することにより、第1のソース領域の上に、半導体領域の上面に達する第1導電型の第2のソース領域を形成する工程(g)とを備えている。
第1の半導体装置の製造方法によると、第2のソース領域を第1のソース領域よりも浅く形成する。これにより、第1のソース領域によって半導体領域の上面から下方に離れた領域まで不純物を拡散させることができると共に、第2のソース領域によって半導体領域の上面近辺の不純物濃度を高くすることができる。従って、第1のソース領域とゲート電極とを確実にオーバーラップさせ、それによりゲート−ソース間にオフセットが生じることを防止できる。また、第2のソース領域の上に設けられるソース電極と第2のソース領域との間に良好なオーミック接合を持つ半導体装置を得ることができる。これら2つの相乗効果によって、より低抵抗な半導体装置を得ることができる。
第1の半導体装置の製造方法において、工程(e)、工程(f)及び工程(g)の後に、第2のソース領域の上方にソース電極を形成する工程(h)をさらに備えていてもよい。
この場合、工程(h)において、ソース電極を、トレンチ内の側面のうち第2のソース領域が露出する部分の上にも形成すると共に、第2のソース領域における不純物濃度のピーク位置を、トレンチ内の側面に設けられるソース電極の高さの範囲内に設定することが好ましい。このようにすると、ソース電極と接する第2のソース領域の不純物濃度を高くすることができるため、両者の間の界面のオーミック接合をより良好な状態にすることができる。
また、この場合、工程(e)、工程(f)及び工程(g)の後であって且つ工程(h)の前に、第2のソース領域上にシリサイド膜を形成する工程をさらに備え、工程(h)において、シリサイド膜上にソース電極を形成することが好ましい。このようにすると、シリサイド膜を設けることによって、ソース領域とソース電極との間をさらに低抵抗化することができる。
第1の半導体装置の製造方法において、工程(a)では、ドレイン領域として、半導体領域の下部に設けられた第1導電型の高濃度ドレイン領域と、高濃度ドレイン領域上に設けられた第1導電型の低濃度ドレイン領域とを準備してもよい。
第1の半導体装置の製造方法において、工程(f)では、第1のソース領域とボディ領域との境界が、ゲート電極のうちゲート絶縁膜に接している部分の上端よりも低くなるように、イオン注入を行うことが好ましい。このようにすると、ゲート電極のうちゲート絶縁膜と接している部分と第1のソース領域とのオーバーラップ量を大きくすることができる。
第1の半導体装置の製造方法において、工程(g)では、第2のソース領域の不純物濃度のピーク位置が、絶縁膜の上端よりも高くなるように、イオン注入を行うことが好ましい。これは以下の理由による。すなわち、シリサイド膜は、絶縁膜よりも上のトレンチ側面(半導体領域が露出)に形成される。このとき、絶縁膜の上端よりも上に前記ピーク濃度が位置している場合には、そのピーク濃度の位置する高さまで確実にシリサイド膜を形成することができるためである。
第1の半導体装置の製造方法において、工程(a)の後に、半導体領域のうち、第1のソース領域及び第2のソース領域のそれぞれの側方に位置する領域に、半導体領域の上面からボディ領域に達する第2導電型の不純物領域を形成する工程(i)をさらに備え、第1のソース領域及び第2のソース領域のそれぞれの側面は、トレンチ及び不純物領域によって囲まれていてもよい。
本発明に係る第2の半導体装置の製造方法は、ドレイン領域と、ドレイン領域の上に設けられた第2導電型のボディ領域とを有する半導体領域を準備する工程(a)と、半導体領域に、ドレイン領域に達するトレンチを形成する工程(b)と、工程(b)の後に、トレンチ内に露出する半導体領域の少なくとも側面上にゲート絶縁膜を形成する工程(c)と、工程(c)の後に、トレンチ内のゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程(d)と、工程(d)の後に、トレンチ内におけるゲート電極上に絶縁膜を形成する工程(e)と、工程(b)の後に、半導体領域に第1導電型の不純物を少なくとも3回以上に分けてイオン注入することにより、ボディ領域の上に第1導電型のソース領域を形成する工程(j)とを備え、絶縁膜の上端は、半導体領域の上面よりも下に設けられており、ソース領域のうち絶縁膜の上端から半導体領域の上面までの部分の不純物濃度は1×1020atoms/cm3 以上である。
第2の半導体装置の製造方法によると、3回以上のイオン注入によりソース領域を形成するため、半導体領域の上面から下方に離れた領域まで不純物を拡散させることができると共に、半導体領域の上面近辺の不純物濃度を高くすることができる。従って、ソース領域とゲート電極とを確実にオーバーラップさせ、それによりゲート−ソース間にオフセットが生じることを防止できる。また、ソース領域の上に設けられるソース電極とソース領域との間に良好なオーミック接合を持つ半導体装置を得ることができる。これら2つの相乗効果によって、より低抵抗な半導体装置を得ることができる。
第2の半導体装置の製造方法において、工程(e)及び前記工程(j)の後に、前記ソース領域の上方にソース電極を形成する工程(k)をさらに備えていてもよい。
この場合、工程(k)において、ソース電極を、トレンチ内の側面のうちソース領域が露出する部分の上にも形成すると共に、ソース領域における不純物濃度のピーク位置を、トレンチ内の側面に設けられるソース電極の高さの範囲内に設定することが好ましい。このようにすると、ソース電極と接するソース領域の不純物濃度を高くすることができるため、両者の間の界面のオーミック接合をより良好な状態にすることができる。
また、この場合、工程(e)及び工程(j)の後であって且つ工程(k)の前に、ソース領域上にシリサイド膜を形成する工程をさらに備え、工程(k)において、シリサイド膜上にソース電極を形成することが好ましい。このようにすると、シリサイド膜を設けることによって、ソース領域とソース電極との間をさらに低抵抗化することができる。
第2の半導体装置の製造方法において、工程(a)では、ドレイン領域として、半導体領域の下部に設けられた第1導電型の高濃度ドレイン領域と、高濃度ドレイン領域上に設けられた第1導電型の低濃度ドレイン領域とを準備してもよい。
第2の半導体装置の製造方法において、工程(j)では、ソース領域とボディ領域との境界が、ゲート電極のうちのゲート絶縁膜に接している部分の上端よりも低くなるように、イオン注入を行うことが好ましい。このようにすると、ゲート電極のうちゲート絶縁膜と接している部分とソース領域とのオーバーラップ量を大きくすることができる。
第2の半導体装置の製造方法において、工程(j)では、ソース領域の不純物濃度のピーク位置が、絶縁膜の上端よりも高くなるように、イオン注入を行うことが好ましい。これは以下の理由による。すなわち、シリサイド膜は、絶縁膜よりも上のトレンチ側面(半導体領域が露出)に形成される。このとき、絶縁膜の上端よりも上に前記ピーク濃度が位置している場合には、そのピーク濃度の位置する高さまで確実にシリサイド膜を形成することができるためである。
第2の半導体装置の製造方法において、工程(a)の後に、半導体領域のうち、ソース領域の側方に位置する領域に、半導体領域の上面からボディ領域に達する第2導電型の不純物領域を形成する工程(l)をさらに備え、ソース領域の側面は、トレンチ及び不純物領域によって囲まれていてもよい。
本発明の半導体装置およびその製造方法によれば、ゲート−ソース間のオフセットを回避しつつ、ソース領域と、ソース電極の一部となるシリサイド膜とを良好にオーミック接合させることが可能となり、それによって低抵抗なトレンチゲート型MISFETを得ることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、図面を参照しながら説明する。
まず、本実施形態に係るトレンチゲート型MISFETについて説明する。図1(a)は、本実施形態に係る半導体装置を示す模式的な平面図である。また、図1(b)は、図1(a)のA−A' 線における断面をB−B' 方向に見た模式的斜視図である。なお、図1(a)は、わかりやすくするために図1(b)における半導体領域14の表面上のシリサイド膜10およびソース電極膜12を省略して図示している。
本実施形態の半導体装置では、図1(a)に示すように、半導体領域14上のB−B’方向に平行な方向に沿って、ある一定間隔を保って複数のトレンチ13が設けられている。各トレンチ13の上部には、ソース電極膜12が充填されており、図1(a)に示す平面において、ソース電極膜12と半導体領域14(高濃度N型拡散領域9、第2の高濃度P型ソース領域8)との間にはシリサイド膜10が形成されている。さらに、第2の高濃度P型ソース領域8の両側には、高濃度N型拡散領域9が形成されている。つまり、第2の高濃度P型ソース領域8は、その2辺が、互いに対向して設けられた2つのトレンチ13にそれぞれ接し、他の2辺が、互いに対向して設けられた2つの高濃度N型拡散領域9にそれぞれ接する構成となる。ここで、図1(a)に示す構成がA−A' 方向及び/又はB−B' 方向に繰り返し設けられていてもよい。
また、図1(b)に示すように、半導体領域14は、高濃度P型ドレイン領域1と、高濃度P型ドレイン領域1上に設けられ且つエピタキシャル層からなる低濃度P型ドレイン領域2と、低濃度P型ドレイン領域2上に設けられたN型ボディ領域3と、N型ボディ領域3上のうちソース形成領域に設けられた第1の高濃度P型ソース領域6と、第1の高濃度P型ソース領域6上に設けられた第2の高濃度P型ソース領域8と、N型ボディ領域3上のうちボディコンタクト形成領域に設けられた高濃度N型拡散領域9とを有している。なお、第2の高濃度P型ソース領域8は、第1の高濃度P型ソース領域6の上面全体に接するように形成されている。ここで、半導体領域14は、例えばシリコン基板であってもよいし又はシリコン基板とその上に形成されたエピタキシャル層とから構成されていてもよい。また、本願において、高濃度P型ドレイン領域とは不純物濃度が1×1019atoms/cm3 程度以上である領域を意味し、低濃度P型ドレイン領域とは不純物濃度が5×1016atoms/cm3 程度以下である領域を意味するものとする。
そして、トレンチ13が、半導体領域14のうち第2の高濃度P型ソース領域8、第1の高濃度P型ソース領域6およびN型ボディ領域3を貫通し、低濃度P型ドレイン領域2のうち所定の深さまで到達するように設けられている。このトレンチ13は、B−B’線方向に延びており、ボディコンタクト形成領域においては、高濃度N型拡散領域9およびN型ボディ領域3を貫通し、低濃度P型ドレイン領域2のうち所定の深さまで到達するように設けられている。トレンチ13は、一定間隔をもって設けられ、2つのトレンチ13の間に挟まれる領域には、少なくともN型ボディ領域3、第1の高濃度P型ソース領域6、第2の高濃度P型ソース領域8および高濃度N型拡散領域9が形成されている。
トレンチ13内には、ゲート絶縁膜4を介してポリシリコンからなるゲート電極5が設けられている。このゲート電極5は、トレンチ13内のN型ボディ領域3の側面上から、その上下に位置する低濃度P型ドレイン領域2の一部および第1の高濃度P型ソース領域6の一部に跨るように設けられている。
そして、トレンチ13内のうちゲート電極5の上部には、ゲート電極5に蓋をするように埋め込み絶縁膜7が設けられている。この埋め込み絶縁膜7の底面のうちの端部、つまりゲート絶縁膜4に接する部分は、第1の高濃度P型ソース領域6とN型ボディ領域3との界面よりも上側に設けられている。
そして、半導体領域14のうち、第2の高濃度P型ソース領域8および高濃度N型拡散領域9の上面上と、トレンチ13の側面のうち埋め込み絶縁膜7よりも上に位置する部分の上に、シリサイド膜10が設けられている。そして、シリサイド膜10の上には、トレンチ13内のうち埋め込み絶縁膜7の上を充填するようにソース電極膜12が形成されている。
この構造において、第1の高濃度P型ソース領域6と第2の高濃度P型ソース領域8とは、異なる深さに濃度ピーク位置を有する。具体的には、第1の高濃度P型ソース領域6の下端(底面)はゲート電極5の上端よりも下側に位置する。また、第2の高濃度P型ソース領域8は、ゲート電極5上に形成されている埋め込み絶縁膜7の上端(上面)よりも上側に不純物濃度のピークが位置するように設けられている。
本実施形態の半導体装置によれば、第1の高濃度P型ソース領域6を深く設けることによって、第1の高濃度P型ソース領域6とゲート電極5とがオーバーラップしやすくなり、ソース−ゲート間がオフセットになることを回避することができる。そして、第2の高濃度P型ソース領域8によって、半導体領域14のうちの上面付近の不純物濃度を高めることにより、シリサイド膜10と電気的に接続されるソース電極膜12と第2の高濃度P型ソース領域8との間に良好なオーミック接合を形成することができる。この2つの相乗効果で従来よりも低抵抗な半導体装置を形成することができる。
図2(a)は、図1(b)に示すm−m’線に沿った不純物分布を示す図であり、図2(b)は、図1(b)に示すm−m’線近傍の構造を拡大して示す断面図である。尚、図2において、Chemical conc.(実線)は実際に注入されたP型不純物(ボロン)の濃度であり、Active conc.(太破線)は注入不純物のうちアニールにより活性化される不純物濃度であり、Phos(一点鎖線)はボロン注入の前に注入されていたN型不純物(リン)の濃度である。
図2(a)に示すように、本実施形態では、ゲート−ソース間がオフセットになって高抵抗になってしまうのを避けるために、第1の高濃度P型ソース領域6を形成するための第1の注入条件によって第1の高濃度P型ソース領域6とN型ボディ領域3との間の接合位置を制御すると共に、第2の高濃度P型ソース領域8を形成するための第2の注入条件によってトレンチ13の内側面のうちシリサイド膜10が形成される深さに濃度ピークが位置するように不純物分布を制御している。これにより、低抵抗なソースコンタクトを形成することができる。なお、この第1の注入と第2の注入とは順序が逆転しても効果に影響はない。また、本実施形態では、配線電極膜であるソース電極膜12と半導体領域14との間にシリサイド膜10を設けているが、本発明ではシリサイド膜を省略しても構わない。
また、第2の高濃度P型ソース領域8を含む半導体領域14の表面部の不純物濃度を1×1020atoms/cm3 程度以上に設定することが好ましい。このようにすると、ソース電極膜12とソース領域との間に良好なオーミック接合を実現できる。
次に、本実施形態の半導体装置の製造方法について説明する。図3(a)〜(c)および図4(a)〜(c)は、本実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図3(a)に示す工程で、半導体基板(図示せず)に高濃度P型ドレイン領域1を形成した後、高濃度P型ドレイン領域1上にエピタキシャル成長によって厚さ5μmのP型エピタキシャル層(図示せず)を形成する。その後、P型エピタキシャル層にN型不純物であるPを注入エネルギー500KeV、ドーズ量1×1013ions/cm2 の条件でイオン注入することにより、P型エピタキシャル層の上部に、拡散深さ(ドレイン−ボディ間接合位置)1.1μmのN型ボディ領域3を形成する。これにより、高濃度P型ドレイン領域1とN型ボディ領域3との間に、P型エピタキシャル層からなる低濃度P型ドレイン領域2が形成された半導体領域14が形成される。その後、フォトリソグラフィおよびドライエッチングを用いて、基板上に、トレンチ形成領域に開口を有するマスク材11を形成する。このマスク材11としては、酸化膜、下層の酸化膜と上層の窒化膜からなる積層膜、あるいは、下層の酸化膜と中層のシリコン膜と上層の窒化膜からなる積層膜などを用いればよい。その後、マスク材11をマスクにしてドライエッチングを行うことにより、N型ボディ領域3を貫通し、低濃度P型ドレイン領域2の所定の深さまで到達する深さ1.3〜1.5nmのトレンチ13を形成する。このとき、トレンチ13の底面は、低濃度P型ドレイン領域2の上面と下面との間に位置し、高濃度P型ドレイン領域1の上面に達しないように形成する。
次に、図3(b)に示す工程で、トレンチ13内の表面に、例えばシリコン酸化膜からなる厚さ20〜30nmのゲート絶縁膜4を形成する。なお、ゲート絶縁膜4を形成する前に、トレンチ13内の表面荒れを除去する為に犠牲酸化膜を形成した後、ウェットエッチで犠牲酸化膜を除去してもよい。
次に、図3(c)に示す工程で、トレンチ13内を充填するように、基板上にゲート電極となる厚さ400nmのポリシリコン膜(図示せず)を堆積する。このとき、ポリシリコン膜の低抵抗化を図るために、あらかじめドープドポリシリコン膜を堆積するか、あるいは、ノンドープドポリシリコン膜を堆積した後に不純物を拡散させる。その後、ポリシリコン膜に対してエッチバックを行うことにより、ポリシリコン膜のうち半導体領域14の上面上に位置する部分と、トレンチ13内に位置する部分のうちの上部を除去することにより、トレンチ13内にゲート電極5を形成する。このとき、半導体領域14表面からのゲート電極5の上面までの後退量は、約200〜500nm程度であることが望ましい。
次に、図4(a)に示す工程で、基板上の全面に、例えばCVD(chemical vapor deposition )法により不純物を含まないシリコン酸化膜(NSG(Non Silicate Glass)膜/図示せず)を500nm程度の厚さで形成する。その後、シリコン酸化膜に対して所定の時間だけエッチングを行なうことにより、トレンチ13内にシリコン酸化膜からなる埋め込み絶縁膜7を形成する。このとき、半導体領域14の上面から埋め込み絶縁膜7の上面までの後退量は、約0〜120nm程度であることが望ましい。なお、このエッチングにおいて、ゲート絶縁膜4のうちトレンチ13の上部に露出していた部分も除去されるため、ゲート絶縁膜4の上端は埋め込み絶縁膜7の上面と同じ高さとなる。また、半導体領域14の上面に残存していたマスク材11(図3(c)に示す)も除去される。この結果、N型ボディ領域3は、その上面上とトレンチ13の上部における側面において露出する。なお、マスク材11は、シリコン酸化膜およびゲート絶縁膜4を除去した後に、選択的に除去してもよい。
次に、図4(b)に示す工程で、基板上にソース形成領域に開口を有するレジスト(図示せず)を形成した後、N型ボディ領域3にP型不純物であるBを注入エネルギー80KeV、ドーズ量4×1015ions/cm2 の条件でイオン注入して、例えば拡散深さ1.1μmの第1の高濃度P型ソース領域6を形成する。続けて、P型不純物であるBを注入エネルギー60KeV、ドーズ量4×1015ions/cm2 の条件でイオン注入して、例えば拡散深さ150nmの第2の高濃度P型ソース領域8を形成する。このとき、第2の高濃度P型ソース領域8の不純物濃度のピーク位置が、埋め込み絶縁膜7の上面よりも上になるように第2の高濃度P型ソース領域8の形成を行なう。なお、第1の高濃度P型ソース領域6と第2の高濃度P型ソース領域8とは、どちらを先に形成してもよい。この後、図4(b)には示していないが、基板上に、ボディコンタクト形成領域上に開口を有するレジストを形成した後、N型不純物であるPを注入エネルギー120KeV、ドーズ量5×1015ions/cm2 の条件でイオン注入して、図1に示すような高濃度N型拡散領域9を形成する。
次に、図4(c)に示す工程で、サリサイド技術を用いて、半導体領域14のうち露出している全表面(トレンチ13内の側面に露出している部分を含む)にシリサイド膜10を選択的に形成する。これにより、第2の高濃度P型ソース領域8および高濃度N型拡散領域9上にシリサイド膜10が形成される(図1参照)。その後、基板上に金属膜(図示せず)を形成した後、金属膜をパターニングして、シリサイド膜10および埋め込み絶縁膜7上にソース電極膜12を形成する。
以上の構成に依れば、ソース領域が2種類の加速電圧を用いて設けられている。具体的には、第1の高濃度P型ソース領域6を形成するための第1の注入によって、ソース領域−ボディ領域間の接合深さを制御し、それによりソース−ゲート間がオフセットになることを回避することできる。また、第2の高濃度P型ソース領域8を形成するための第2の注入によって、半導体領域14の上面付近の不純物濃度を高め、それによりシリサイド膜10と第2の高濃度P型ソース領域8との間に良好なオーミック接合を実現することができる。この2つの相乗効果で、従来よりも低抵抗な半導体装置を形成することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態が第1の実施形態と異なっている点は、ソース領域の不純物分布及びその形成方法である。すなわち、本実施形態の半導体装置の平面構成及び断面構成はそれぞれ図1(a)及び(b)に示す第1の実施形態と基本的に同じである。
図5(a)は、図1(b)に示すm−m’線に沿った、本実施形態の不純物分布を示す図であり、図5(b)は、図1(b)に示すm−m’線近傍の構造を拡大して示す断面図である。尚、第1の実施形態においては、第1の高濃度P型ソース領域6と第2の高濃度P型ソース領域8とは、2回のイオン注入によって形成される不純物分布のそれぞれと対応するものであったが、本実施形態においては、第1の高濃度P型ソース領域6と第2の高濃度P型ソース領域8との区別は特定の不純物分布に対応するものではない。具体的には、本実施形態では、ソース領域は3回以上のイオン注入よって形成され、該形成されたソース領域のうち埋め込み絶縁膜7の上端(上面)よりも下側に位置する部分を第1の高濃度P型ソース領域6とし、該形成されたソース領域のうち埋め込み絶縁膜7の上端(上面)よりも上側に位置する部分を第2の高濃度P型ソース領域8とする。また、本実施形態においても、埋め込み絶縁膜7の底面のうちの端部、つまりゲート絶縁膜4に接する部分は、第1の高濃度P型ソース領域6とN型ボディ領域3との界面よりも上側に設けられる。
本実施形態の特徴は、図5(a)に示すように、第2の高濃度P型ソース領域8の不純物濃度、つまり埋め込み絶縁膜7の上端から半導体領域14の上面に達するまでの範囲に位置するソース領域の不純物濃度が1×1020atoms/cm3 以上であることである。ここで、第1の高濃度P型ソース領域6と第2の高濃度P型ソース領域8とからなるソース領域における不純物濃度のピーク位置は、埋め込み絶縁膜7の上端よりも上側、つまりトレンチ13内の側面に設けられるソース電極膜12の高さの範囲内にある。
図5(a)に示すような不純物分布を形成するために、本実施形態においては、第1の実施形態の図4(b)に示す工程で、例えば以下のようにイオン注入を行なう。すなわち、まず、P型不純物であるBを注入エネルギー4KeV、ドーズ量4×1015ions/cm2 の条件でイオン注入(注入(A))した後、同じくBを注入エネルギー20KeV、ドーズ量4×1015ions/cm2 の条件でイオン注入(注入(B))し、その後、同じくBを注入エネルギー60KeV、ドーズ量4×1015ions/cm2 の条件でイオン注入(注入(C))する。尚、本実施形態の半導体装置の製造方法は、前記の図4(b)に示す工程つまりソース領域形成工程を除いて第1の実施形態と同じである。また、図5(a)に示す不純物濃度は、注入不純物のうちアニールにより活性化される不純物濃度である。また、図5(a)において、Phos(一点鎖線)はボロン注入の前に注入されていたN型不純物(リン)の濃度である。また、本実施形態において、注入(A)〜(C)の実施順は特に限定されるものではない。また、注入(C)によって図5(a)に示す接合が形成される。
以下、図6及び図7を参照しながら本実施形態の効果について説明する。図6は、ソース領域に生じる抵抗Rsの詳細を模式的に示している。また、図7は、前述のイオン注入(A)〜(C)のドレイン電流に対する影響を、ソース電極膜とソース領域との間に完全なオーミック接合が形成されている場合を基準として示している。
図7に示すように、3回の注入(A)〜(C)によってソース領域形成を行なうことによってオーミック接合と同等の優れた特性が得られる。それに対して、注入回数が減るに従って特性が劣化している。これは、注入(B)によって図6に示すトレンチ側壁部接触抵抗が低減され、注入(A)によって図6に示すSi表面接触抵抗が低減されるためと考えられる。
すなわち、本実施形態によると、3回以上のイオン注入によりソース領域を形成するため、半導体領域14の上面から下方に離れた領域まで不純物を拡散させることができると共に、半導体領域14の上面近辺の不純物濃度を高くすることができる。従って、ソース領域とゲート電極5とを確実にオーバーラップさせ、それによりゲート−ソース間にオフセットが生じることを防止できる。また、ソース領域の上に設けられるソース電極膜12とソース領域との間に良好なオーミック接合を持つ半導体装置を得ることができる。これら2つの相乗効果によって、より低抵抗な半導体装置を得ることができる。
なお、第1及び第2の実施形態において、一例としてPチャネル型MISトランジスタを用いて説明したが、本発明は、Nチャネル型MISトランジスタにも適用することができ、その場合にも同様な効果を得ることができる。
また、第1及び第2の実施形態において、ドレイン領域は、高濃度P型ドレイン領域1と、高濃度P型ドレイン領域1上に設けられた低濃度P型ドレイン領域2とを有していた。しかし、これに代えて、例えば図8に示すように、低濃度P型ドレイン領域2を設けなくてもよい。
また、第1及び第2の実施形態において、トレンチ13が、半導体領域14のうち第2の高濃度P型ソース領域8、第1の高濃度P型ソース領域6およびN型ボディ領域3を貫通し、低濃度P型ドレイン領域2のうち所定の深さまで到達するように設けられていた。しかし、これに代えて、例えば図9に示すように、トレンチ13が、半導体領域14のうち第2の高濃度P型ソース領域8、第1の高濃度P型ソース領域6、N型ボディ領域3および低濃度P型ドレイン領域2を貫通し、高濃度P型ドレイン領域1のうち所定の深さまで到達するように設けられていてもよい。この場合にも、例えば図10に示すように、低濃度P型ドレイン領域2を設けなくてもよい。
図11(a)及び(b)は、図9及び図10に示す構成によって得られる効果を説明するための図である。すなわち、図11(a)及び(b)に示すように、トレンチ13を深く形成し、それによってゲート電極とドレイン領域とのオーバーラップ量Lovを増大させると、オン電流IONも増大する。逆に、トレンチ13が浅く形成されており、ゲート電極とドレイン領域とのオーバーラップ量Lovが少ない場合又はゲート電極とドレイン領域との間にオフセット(オフセット量:Loff)が生じている場合、オン電流IONが減少する。
以上に説明したように、本発明は半導体装置およびその製造方法に関し、トレンチゲート型MISFETに適用した場合には、ゲート−ソース間のオフセットを回避しつつソース領域とソース電極の一部となるシリサイド膜とを良好にオーミック接合することが可能になるという効果が得られ、非常に有用である。
(a)は、本発明の第1及び第2の実施形態に係る半導体装置を示す模式的な平面図であり、(b)は、図1(a)のA−A' 線における断面をB−B' 方向に見た模式的斜視図である。 (a)は、図1(b)に示すm−m’方向における不純物分布(第1の実施形態)を示す図であり、(b)は、図1(b)に示すm−m’箇所近傍の構造を拡大して示す断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 (a)は、図1(b)に示すm−m’方向における不純物分布(第2の実施形態)を示す図であり、(b)は、図1(b)に示すm−m’箇所近傍の構造を拡大して示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置によって得られる効果を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置によって得られる効果を説明するための図である。 本発明の第1及び第2の実施形態に係る半導体装置のバリエーションを示す模式的な斜視図である。 本発明の第1及び第2の実施形態に係る半導体装置のバリエーションを示す模式的な斜視図である。 本発明の第1及び第2の実施形態に係る半導体装置のバリエーションを示す模式的な斜視図である。 (a)及び(b)は、図9及び図10に示す構成によって得られる効果を説明するための図である。 従来のトレンチゲート型MISFETを有する半導体装置を示す断面図である。
符号の説明
1 高濃度P型ドレイン領域
2 低濃度P型ドレイン領域
3 N型ボディ領域
4 ゲート絶縁膜
5 ゲート電極
6 第1の高濃度P型ソース領域
7 埋め込み絶縁膜
8 第2の高濃度P型ソース領域
9 高濃度N型拡散領域
10 シリサイド膜
11 マスク材
12 ソース電極膜
13 トレンチ
14 半導体領域

Claims (32)

  1. 半導体領域と、
    前記半導体領域の下部に設けられた第1導電型のドレイン領域と、
    前記半導体領域における前記ドレイン領域上に設けられた第2導電型のボディ領域と、
    前記半導体領域における前記ボディ領域上に設けられた第1導電型の第1のソース領域と、
    前記半導体領域における前記第1のソース領域上に設けられ、前記半導体領域の上面に達する第1導電型の第2のソース領域と、
    前記半導体領域に設けられ、前記ドレイン領域に達するトレンチと、
    前記トレンチ内の少なくとも側面上に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記トレンチ内における前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と、
    前記トレンチ内において前記ゲート電極の上を覆う絶縁膜とを備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記ドレイン領域は、第1導電型の高濃度ドレイン領域と、前記高濃度ドレイン領域上に設けられた第1導電型の低濃度ドレイン領域とを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2のソース領域の上方に設けられたソース電極をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記ソース電極は、前記第2のソース領域の上方から、前記トレンチ内の側面のうち前記第2のソース領域が露出する部分の上方に亘って設けられ、
    前記第2のソース領域における不純物濃度のピーク位置は、前記トレンチ内の側面に設けられる前記ソース電極の高さの範囲内にあることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第2のソース領域と前記ソース電極との間に、シリサイド膜が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体装置。
  6. 前記ゲート電極のうちの前記ゲート絶縁膜に接している部分の上端は、前記第1のソース領域と前記ボディ領域との境界よりも上に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記絶縁膜の上端は、前記第2のソース領域の不純物濃度のピーク位置よりも下に設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記半導体領域のうち、前記第1のソース領域及び前記第2のソース領域のそれぞれの側方に位置する領域には、前記ボディ領域に接する第2導電型の不純物領域が設けられ、
    前記第1のソース領域及び前記第2のソース領域のそれぞれの側面は、前記トレンチ及び前記不純物領域によって囲まれていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 半導体領域と、
    前記半導体領域の下部に設けられた第1導電型のドレイン領域と、
    前記半導体領域における前記ドレイン領域上に設けられた第2導電型のボディ領域と、
    前記半導体領域における前記ボディ領域上に設けられ、前記半導体領域の上面に達する第1導電型のソース領域と、
    前記半導体領域に設けられ、前記ドレイン領域に達するトレンチと、
    前記トレンチ内の少なくとも側面上に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記トレンチ内における前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と、
    前記トレンチ内において前記ゲート電極の上を覆う絶縁膜とを備え、
    前記絶縁膜の上端は、前記半導体領域の上面よりも下に設けられており、
    前記ソース領域のうち前記絶縁膜の上端から前記半導体領域の上面までの部分の不純物濃度は1×1020atoms/cm3 以上であることを特徴とする半導体装置。
  10. 前記ドレイン領域は、第1導電型の高濃度ドレイン領域と、前記高濃度ドレイン領域上に設けられた第1導電型の低濃度ドレイン領域とを有することを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記ソース領域の上方に設けられたソース電極をさらに備えていることを特徴とする請求項9又は10に記載の半導体装置。
  12. 前記ソース電極は、前記ソース領域の上方から、前記トレンチ内の側面のうち前記ソース領域が露出する部分の上方に亘って設けられ、
    前記ソース領域における不純物濃度のピーク位置は、前記トレンチ内の側面に設けられる前記ソース電極の高さの範囲内にあることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記ソース領域と前記ソース電極との間に、シリサイド膜が設けられていることを特徴とする請求項11又は12に記載の半導体装置。
  14. 前記ゲート電極のうちの前記ゲート絶縁膜に接している部分の上端は、前記ソース領域と前記ボディ領域との境界よりも上に設けられていることを特徴とする請求項9〜13のいずれか1項に記載の半導体装置。
  15. 前記絶縁膜の上端は、前記ソース領域の不純物濃度のピーク位置よりも下に設けられていることを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載の半導体装置。
  16. 前記半導体領域のうち、前記ソース領域の側方に位置する領域には、前記ボディ領域に接する第2導電型の不純物領域が設けられ、
    前記ソース領域の側面は、前記トレンチ及び前記不純物領域によって囲まれていることを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の半導体装置。
  17. ドレイン領域と、前記ドレイン領域の上に設けられた第2導電型のボディ領域とを有する半導体領域を準備する工程(a)と、
    前記半導体領域に、前記ドレイン領域に達するトレンチを形成する工程(b)と、
    前記工程(b)の後に、前記トレンチ内に露出する前記半導体領域の少なくとも側面上にゲート絶縁膜を形成する工程(c)と、
    前記工程(c)の後に、前記トレンチ内の前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程(d)と、
    前記工程(d)の後に、前記トレンチ内における前記ゲート電極上に絶縁膜を形成する工程(e)と、
    前記工程(b)の後に、前記半導体領域に第1導電型の不純物をイオン注入することにより、前記ボディ領域の上に第1導電型の第1のソース領域を形成する工程(f)と、
    前記工程(b)の後に、前記半導体領域に第1導電型の不純物をイオン注入することにより、前記第1のソース領域の上に、前記半導体領域の上面に達する第1導電型の第2のソース領域を形成する工程(g)とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 前記工程(e)、前記工程(f)及び前記工程(g)の後に、前記第2のソース領域の上方にソース電極を形成する工程(h)をさらに備えていることを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記工程(h)において、前記ソース電極を、前記トレンチ内の側面のうち前記第2のソース領域が露出する部分の上にも形成すると共に、前記第2のソース領域における不純物濃度のピーク位置を、前記トレンチ内の側面に設けられる前記ソース電極の高さの範囲内に設定することを特徴とする請求項18に記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記工程(e)、前記工程(f)及び前記工程(g)の後であって且つ前記工程(h)の前に、前記第2のソース領域上にシリサイド膜を形成する工程をさらに備え、
    前記工程(h)において、前記シリサイド膜上に前記ソース電極を形成することを特徴とする請求項18又は19に記載の半導体装置の製造方法。
  21. 前記工程(a)において、前記ドレイン領域として、前記半導体領域の下部に設けられた第1導電型の高濃度ドレイン領域と、前記高濃度ドレイン領域上に設けられた第1導電型の低濃度ドレイン領域とを準備することを特徴とする請求項17〜20のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  22. 前記工程(f)において、前記第1のソース領域と前記ボディ領域との境界が、前記ゲート電極のうちの前記ゲート絶縁膜に接している部分の上端よりも低くなるように、前記イオン注入を行うことを特徴とする請求項17〜21のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  23. 前記工程(g)において、前記第2のソース領域の不純物濃度のピーク位置が、前記絶縁膜の上端よりも高くなるように、前記イオン注入を行うことを特徴とする請求項17〜22のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  24. 前記工程(a)の後に、前記半導体領域のうち、前記第1のソース領域及び前記第2のソース領域のそれぞれの側方に位置する領域に、前記半導体領域の上面から前記ボディ領域に達する第2導電型の不純物領域を形成する工程(i)をさらに備え、
    前記第1のソース領域及び前記第2のソース領域のそれぞれの側面は、前記トレンチ及び前記不純物領域によって囲まれることを特徴とする請求項17〜23のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  25. ドレイン領域と、前記ドレイン領域の上に設けられた第2導電型のボディ領域とを有する半導体領域を準備する工程(a)と、
    前記半導体領域に、前記ドレイン領域に達するトレンチを形成する工程(b)と、
    前記工程(b)の後に、前記トレンチ内に露出する前記半導体領域の少なくとも側面上にゲート絶縁膜を形成する工程(c)と、
    前記工程(c)の後に、前記トレンチ内の前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程(d)と、
    前記工程(d)の後に、前記トレンチ内における前記ゲート電極上に絶縁膜を形成する工程(e)と、
    前記工程(b)の後に、前記半導体領域に第1導電型の不純物を少なくとも3回以上に分けてイオン注入することにより、前記ボディ領域の上に第1導電型のソース領域を形成する工程(j)とを備え、
    前記絶縁膜の上端は、前記半導体領域の上面よりも下に設けられており、
    前記ソース領域のうち前記絶縁膜の上端から前記半導体領域の上面までの部分の不純物濃度は1×1020atoms/cm3 以上であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  26. 前記工程(e)及び前記工程(j)の後に、前記ソース領域の上方にソース電極を形成する工程(k)をさらに備えていることを特徴とする請求項25に記載の半導体装置の製造方法。
  27. 前記工程(k)において、前記ソース電極を、前記トレンチ内の側面のうち前記ソース領域が露出する部分の上にも形成すると共に、前記ソース領域における不純物濃度のピーク位置を、前記トレンチ内の側面に設けられる前記ソース電極の高さの範囲内に設定することを特徴とする請求項26に記載の半導体装置の製造方法。
  28. 前記工程(e)及び前記工程(j)の後であって且つ前記工程(k)の前に、前記ソース領域上にシリサイド膜を形成する工程をさらに備え、
    前記工程(k)において、前記シリサイド膜上に前記ソース電極を形成することを特徴とする請求項26又は27に記載の半導体装置の製造方法。
  29. 前記工程(a)において、前記ドレイン領域として、前記半導体領域の下部に設けられた第1導電型の高濃度ドレイン領域と、前記高濃度ドレイン領域上に設けられた第1導電型の低濃度ドレイン領域とを準備することを特徴とする請求項25〜28のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  30. 前記工程(j)において、前記ソース領域と前記ボディ領域との境界が、前記ゲート電極のうちの前記ゲート絶縁膜に接している部分の上端よりも低くなるように、前記イオン注入を行うことを特徴とする請求項25〜29のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  31. 前記工程(j)において、前記ソース領域の不純物濃度のピーク位置が、前記絶縁膜の上端よりも高くなるように、前記イオン注入を行うことを特徴とする請求項25〜30のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  32. 前記工程(a)の後に、前記半導体領域のうち、前記ソース領域の側方に位置する領域に、前記半導体領域の上面から前記ボディ領域に達する第2導電型の不純物領域を形成する工程(l)をさらに備え、
    前記ソース領域の側面は、前記トレンチ及び前記不純物領域によって囲まれることを特徴とする請求項25〜31のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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