JP2005243687A - 回転型可変抵抗器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 抵抗体等の導電パターンが設けられた基盤等がリング状の中空状に形成されていても全抵抗値を小さくすることができる回転形可変抵抗器を提供する。
【解決手段】 ハウジング1と、ハウジング1に回転可能に設けられた回転部材6と、一面側に導電パターン4を有しハウジング1と回転部材6のいずれか一方に設けられた環状の基盤2と、ハウジング1と回転部材6のいずれか他方に設けられ、導電パターン4と相対的に摺動可能な摺動子7とを備え、導電パターン4は、カーボンを含有する高抵抗体部4bと、高抵抗体部4bよりも比抵抗の小さい低抵抗体部4cとからなり、導電パターン4と摺動子7が摺動する摺動方向に沿って高抵抗体部4bと低抵抗体部4cとを交互に繰り返して形成した。
【選択図】 図5

Description

本発明は、回転型可変抵抗器に係り、特に、車載用の電子機器等の各種コントロールに使用される回転型可変抵抗器の構造に関する。
従来の回転型可変抵抗器やエンコーダ等の回転型電気部品の構造としては、中空状の支持部を有し、基部に複数の接触片(摺動子)が埋設されたケースと、同じく中空状の軸部を有し、ケースに回転可能に保持されると共に、回転体に導電パターンが形成された軸部材(回転部材)と、ケースの上部を覆う取付板(カバー部材)とからなる構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、従来の回転型電気部品の構造を図に基づいて説明する。
図6は従来の回転型電気部品の断面図、図7は回転型電気部品の分解斜視図である。
図において、合成樹脂の成型品からなるケース21は、リング状の凹部21aを有する矩形状の基部21bと、基部21bの中央部から直立し、中心部に貫通孔21cを有する円筒状の支持部21dとを有し、このケース21の基部21bには、端子と一体となった複数個の接触片22が埋設されて取り付けられている。
合成樹脂の成型品からなる軸部材23は、中央部に貫通孔23aを有する軸部23bと、軸部23bの下端部に設けられたリング状の回転体23cとを有し、軸部23bと回転体23cとが成型によって一体に形成されると共に、軸部23bは、全体が略同径のストレートな円筒状で形成されている。そして、回転体23cの下面には、抵抗体やコードパターンからなる導電パターン24が形成され、導電パターン24を設けた軸部材23は、貫通孔23aに支持部21dを挿通し、回転体23cが凹部21a内に収納されて、ケース21に回転可能に取り付けられている。
金属板からなる取付板25は、孔25aを有する平板部25bと、平板部25bから直角に折り曲げられた一対の脚部25cと、平板部25bから直角に折り曲げられた複数個の取付部25dとを有し、この取付板25は、孔25aには前方先端部から軸部23bと支持部21dとを挿通して、平板部25bで回転体23cの一面を覆い、脚部25cの先端部をケース21の下面側に折り曲げして、ケース21と軸部材23とを取り付け、この取付板25が取付具と筺体の機能を備えたものとなっている。
このような構成によって回転型電気部品が構成され、軸部材23の軸部23bを回転すると、回転体23cと導電パターン24が回転すると共に、導電パターン24に接触片22が摺接して、出力信号を発生するようになっている。
また、このような回転型電気部品は、プリント基板(図示せず)に取り付けられ、図6に示すように、ケース21の貫通孔21c内に位置するプリント基板に押しボタンスイッチ26が配置されて使用されるようになっている。そして、ケース21の支持部21dと、軸部材23の軸部23bとを円筒状にすることによって、その中央の空間部に別の電気部品を配置可能としたスペースファクターの良い回転型電気部品が得られるものである。
特開平11−176287号公報
しかしながら、上述した従来の回転型電気部品においては、軸部材の下端部に設けられ、導電パターンが形成された回転体は、リング状に形成されており、中央部に大きな貫通孔を有する中空状に形成されているため、抵抗体のパターンを幅広状に太く形成することができず、細長い抵抗体パターンとなるので、電圧出力をCPUのA/Dで読み込むために、全抵抗値を例えば10kΩ程度と小さくすることが困難であった。また、全抵抗値を小さくするために、低抵抗インクを使用した場合には、インク中のカーボンの含有量が増加するため、抵抗体がもろくなってしまい、削れ等により摺動寿命性が悪くなるという問題があった。
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、抵抗体等の導電パターンが設けられた基盤等がリング状の中空状に形成されていても全抵抗値を小さくすることができる回転形可変抵抗器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では第1の解決手段として、ハウジングと、このハウジングに回転可能に設けられた回転部材と、一面側に導電パターンを有し前記ハウジングと前記回転部材のいずれか一方に設けられた環状の基盤と、前記ハウジングと前記回転部材のいずれか他方に設けられ、前記導電パターンと相対的に摺動可能な摺動子とを備え、前記導電パターンは、カーボンを含有する高抵抗体部と、この高抵抗体部よりも比抵抗の小さい低抵抗体部とからなり、前記導電パターンと前記摺動子が摺動する摺動方向に沿って前記高抵抗体部と前記低抵抗体部とを交互に繰り返して形成した構成とした。
また、第2の解決手段として、前記高抵抗体部は、バインダ樹脂中にカーボンブラックとグラファイトが分散されたものである構成とした。
また、第3の解決手段として、前記低抵抗体部は、銀層とこの銀層を覆うカーボン層からなり、前記カーボン層と前記高抵抗体部とを同一材料で形成した構成とした。
また、第4の解決手段として、前記導電パターンは、円弧状に形成され、前記導電パターンは、前記高抵抗体部を合算した領域よりも前記低抵抗体部を合算した領域の方が大きくなるように形成した構成とした。
また、第5の解決手段として、前記回転部材を所定の位置に保持するクリック機構を備え、前記導電パターンの低抵抗体部に前記摺動子が接触している時に、前記回転部材が前記クリック機構により保持されて前記導電パターンと前記摺動子の位置関係を安定状態に保つようにした構成とした。
上述したように、本発明の回転型可変抵抗器は、ハウジングと、ハウジングに回転可能に設けられた回転部材と、一面側に導電パターンを有しハウジングと回転部材のいずれか一方に設けられた環状の基盤と、ハウジングと回転部材のいずれか他方に設けられ、導電パターンと相対的に摺動可能な摺動子とを備え、導電パターンは、カーボンを含有する高抵抗体部と、高抵抗体部よりも比抵抗の小さい低抵抗体部とからなり、導電パターンと摺動子が摺動する摺動方向に沿って高抵抗体部と低抵抗体部とを交互に繰り返して形成したことから、導電パターンの摺動方向にそって高抵抗体部の間に所定の間隔をおいて低抵抗体部を設けるようにしたので、導電パターンの全抵抗値を小さくすることができる。
また、高抵抗体部は、バインダ樹脂中にカーボンブラックとグラファイトが分散されたものであることから、グラファイトが含まれているので、より全抵抗値を抑えることができる。
また、低抵抗体部は、銀層と銀層を覆うカーボン層からなり、カーボン層と高抵抗体部とを同一材料で形成したことから、高抵抗体部の形成と、銀層を覆うカーボン層の形成を同一工程で行なうことができるので、生産性の向上が図れる。
また、導電パターンは、円弧状に形成され、導電パターンは、高抵抗体部を合算した領域よりも低抵抗体部を合算した領域の方が大きくなるように形成したことから、低抵抗体部の領域の方が、高抵抗体部の領域よりも大きいので、導電パターンの全抵抗値を、より抑えることができる。
また、回転部材を所定の位置に保持するクリック機構を備え、導電パターンの低抵抗体部に摺動子が接触している時に、回転部材がクリック機構により保持されて導電パターンと摺動子の位置関係を安定状態に保つようにしたことから、低抵抗体部に摺動子が接触している時には、クリック機構により、その状態が安定的に保たれるので、クリック位置では、大きな出力の変化がなく、安定した出力が得られる。
以下、本発明の回転型可変抵抗器の実施形態を図1乃至図5に示す。図1は本発明の回転型可変抵抗器の分解斜視図、図2は回転型可変抵抗器の平面図、図3は回転型可変抵抗器の正面図、図4は回転型可変抵抗器の側断面図、図5は基盤及び導電パターンを示す平面図である。
図1乃至図4において、ハウジング1は合成樹脂等の絶縁材からなり、略円形の基台部1aと、この基台部1aの中央に突出した円筒軸1bとを有している。前記基台部1aは、前面(図4では上面)が開口された箱型に形成され、内部に凹状の収納部1cを有している。また、収納部1cで前記円筒軸1bと対向する内壁部の図1における上下位置には、後述する基盤2の突起部2b、2cと係合する一対の係合凹部1d、1eが設けられており、また、前記係合凹部1eの内底面の一端側には、基盤2の接続端子5をハウジング1の底面側へ導出させる端子穴1fが設けられている。
また、前記基台部1aの外側部には、外方へ突出した複数の脚部1gと、複数の凹溝部1hが設けられており、この凹溝部1hに後述するカバー部材8の係止片8bが係合されてハウジング1にカバー部材8が取り付けられるものとなっている。また、前記円筒軸1bは中空状に形成され、中央に大きな貫通孔1iを有している。この貫通孔1iの内壁には、図4における上下方向に複数のガイド溝1jが設けられており、このガイド溝1jに、図示しない電子機器などの操作つまみが昇降可能に取り付けられて、これも図示しない中空内のプリント基板上に実装された押釦スイッチ等を操作するものとなっている。
このように、前記ハウジング1の中央に大きな貫通孔1iを設け、円筒軸1bを中空状にすることによって、その中央の空間部に別の電気部品を配置可能としているので、プリント基板などに実装して使用される場合には、スペースファクターの良い回転型可変抵抗器が得られるものとなっている。
基盤2は、フェノール樹脂等の樹脂積層板からなり、中央に大きな開口部2aを有する円環状に形成されている。また、基盤2の図1における上下位置には、外方へ突出する一対の突起部2b、2cが設けられており、この突起部2b、2cが前記ハウジング1の収納部1c内に設けられた一対の前記係合凹部1d、1eと係合され、基盤2が収納部1c内に位置決めされるものとなっている。
また、前記基盤2の一面側(前面側)には、銀等の導電性の材料で円環状に形成された集電体としてのコモンパターン3と、カーボン等の導電性の材料でコモンパターン3の外周に沿って円弧状に形成された抵抗体としての導電パターン4が設けられている。また、前記突起部2cの中央には、前記コモンパターン3から導出する電極部3aが設けられており、この電極部3aを挟んで両側には、前記導電パターン4の両端部からそれぞれ導出する一対の電極部4a、4aが設けられている。
また、電極部3a、4a、4aには、接続端子5が固着されており、これらの接続端子5が、前記収納部1cの内底面の一端側に設けられた前記端子穴1fから外方へ導出されている。そして、これらの接続端子5が、図示しない電子機器のプリント基板上の配線パターンと接続されて電気信号が出力されるものとなる。
また、前記コモンパターン3は、銀層等の導電性の材料で円環状に連続して形成されている。また、前記導電パターン4は、図5に示すように、カーボンを含む高抵抗体部4b(ハッチング部)と、この高抵抗体部4bよりも比抵抗の小さい低抵抗体部4cとが交互に繰り返して形成されている。前記高抵抗体部4bは、バインダ樹脂中にカーボンブラックと、抵抗値を下げる効果があるグラファイトとを分散して形成されている。このグラファイトを含ませることで、より全抵抗値を抑えることができるものとなっている。
また、前記低抵抗体部4cは、銀層とこの銀層を覆うカーボン層から形成されている。尚、本実施例では、前記カーボン層は、前記高抵抗体部4bを構成している材料と同一材料で形成するようにしており、このため、前記高抵抗体部4bの形成と、前記低抵抗体部4cの銀層を覆うカーボン層の形成を同一工程で行なうことができるので、生産性の向上が図れるものとなっている。尚、コモンパターン3も前記低抵抗体部4cと同一材料にて同一構成、すなわち、銀層とこの銀層を覆うカーボン層の2層構造となっている。
また、前記導電パターン4は、円弧状に形成されており、この導電パターン4上を後述する回転部材6に固着された摺動子7が摺動するものとなっているが、前記導電パターン4は、前記高抵抗体部4bを合算した領域(合算角度)よりも、前記低抵抗体部4cを合算した領域(合算角度)の方が大きくなるように形成されている。この場合、前記電極部4a、4aに接続された両端部も前記導電パターン4の一部を構成しており、前記低抵抗体部4cの領域に含まれるものとなっている。尚、本実施例では、個々の高抵抗体部4bの周方向における長さよりも低抵抗体部4cの周方向における長さを長くしており、実際に摺動子7が導電パターン4と摺動する摺動領域も、前記高抵抗体部4bを合算した摺動領域よりも、前記低抵抗体部4cを合算した摺動領域の方が大きくなるように形成されている。
このように、前記低抵抗体部4cの合算領域の方が、前記高抵抗体部4bの合算領域よりも大きくなるように形成されているので、前記導電パターン4の全抵抗値を、より小さく抑えることが可能となっている。
回転部材6は、合成樹脂などの絶縁材で形成されており、円環状の回転板6aと、この回転板6aの中央に円筒状に突出された回転軸6bとを有している。前記回転板6aの下面側には、前記基盤2のコモンパターン3及び導電パターン4と弾性を持って当接すると共に、回転部材6の回転に伴ってコモンパターン3及び導電パターン4上を摺動する導電性の金属板からなる摺動子7が固着されている。また、前記回転板6aの上面側には、円環状に連続した凹凸部からなるクリックカム部6cが設けられている。
また、前記回転軸6bは、中空状に形成され、中央に大きな係合孔6dが設けられている。また、前記回転軸6bには、外側部の上面側に外方へ突出する複数の爪部6eが設けられており、また、中央から下面側の上下方向に沿って外方へ突出するガイド突部6fが設けられている。
前記回転部材6は、前記ハウジング1の円筒軸1bに前記回転軸6bの係合孔6dが係合されて、前記回転板6aが前記収納部1c内に回転可能に収納されるものとなっている。この時、前記回転板6aの下面側に固着された前記摺動子7が、前記収納部1c内に位置決めされた前記基盤2のコモンパターン3及び導電パターン4と当接して摺動されるものとなる。そして、前記回転軸6bの爪部6e及びガイド突部6fに、図示しない電子機器等の操作つまみが係合されて、この操作つまみの回転操作に伴って、前記回転部材6が回転操作されるものとなっている。
カバー部材8は、薄板の金属板を打ち抜き折り曲げて形成されており、円環状の蓋部8aと、この蓋部8aから下方へ垂下された複数の係止片8bと、一対の対向して設けられたスナップ片8cと、これとは異なる方向に対向して設けられた一対のガイド片8dとを有している。また、前記蓋部8aには後述するクリック板9を固着する突状の固着部8eが設けられている。
前記カバー部材8は、前記ハウジング1の外側部に設けられた複数の前記凹溝部1hに、複数の前記係止片8bが係合されてその先端がかしめられることにより、前記収納部1cの開口部を覆うように前記ハウジング1に取り付けられるものとなっている。また、一対の前記ガイド片8dは前記基盤2の突起部2b、2cを押えた状態で前記収納部1cの係合凹部1d、1e内に係合されて、確実に基盤2を挟持すると共に、位置決めされるものとなっている。
尚、一対の前記スナップ片8cは、ハウジング1の外側面から底面の下方へ延出されて、図示しない電子機器等のプリント基板の取り付け穴とスナップ係合されるものとなっている。この時、必要に応じて、前記ハウジング1の複数の前記脚部1gを、ネジなどで固定するようにすれば確実に固定できるものとなる。
クリック板9は、弾性を有する薄板の金属板などで弓状に形成されており、両端側には、前記カバー部材8の固着部8eに係合する係合孔9aが設けられ、その中央には、下方へ突出する突部9bが設けられている。前記回転部材6が回転操作された際には、この突部9bが、前記回転部材6の回転板6a上面に形成された凹凸状のクリックカム部6cと摺接してクリック感が得られるものとなっている。
この場合、前記突部9bが、前記クリックカム部6cの凹部に位置した時、前記回転部材6はその位置で安定状態が保たれており、この安定状態の時に、前記摺動子7が前記導電パターン4の低抵抗体部4cと接触された状態となっている。
このように、前記低抵抗体部4cに前記摺動子7が接触している時に、前記クリック板9と前記クリックカム部6cとからなるクリック機構によって、その状態が安定的に保たれるので、安定状態であるクリックの停止位置(凹部位置)では、大きな出力の変化が無く、安定した出力が得られるものとなっている。
尚、上記実施例においては、前記ハウジング1の収納部1cに、前記導電パターン4が設けられた前記基盤2を収納して位置決めし、前記回転部材6に導電パターン4と摺動する前記摺動子7を固着した構成としたが、本発明はこれに限らず、前記ハウジング1の収納部1cに、摺動子7を固着し、導電パターン4が設けられた基盤2を前記回転部材6に固着するようにしても良い。
また、前記基盤2は、フェノール樹脂等の樹脂積層板で形成するようにしたが、FPCや合成樹脂等の絶縁材で円環状に形成するようにして、これにコモンパターン3及び導電パターン4を形成するようにしても良い。更に、ハウジング1と、基盤2とを一体に形成して、基盤2の機能を備えたハウジングに導電パターンが設けられているものとしても良い。
また、上記実施例では、ハウジング1として、収納部1cを有する一部材で構成したもので説明したが、ハウジングを板状部材と枠状部材の二部材で構成するようにしても良く、この場合には、板状部材に基盤2の機能を持たせて、板状部材に導電パターンを形成することもできる。
上記した本発明の実施例によれば、一面側に導電パターン4を有する環状の基盤2と、この導電パターン4と相対的に摺動可能な摺動子7とを備え、前記導電パターン4は、カーボンを含有する高抵抗体部4bと、この高抵抗体部4bよりも比抵抗の小さい低抵抗体部4cとから形成して、前記導電パターン4と前記摺動子7が摺動する摺動方向に沿って、この高抵抗体部4bと低抵抗体部4cとを交互に繰り返して形成するようにしたことから、前記導電パターン4の摺動方向にそって、前記高抵抗体部4bの間に所定の間隔をおいて、前記低抵抗体部4cを設けるようにしたので、前記導電パターン4の全抵抗値を小さくすることができるものとなっている。
したがって、上記実施例のような中央に大きな開口部2aを有するリング状(円環状)の前記基盤2であって、前記導電体パターン4(抵抗体)の幅を太くすることができない場合においても、導電パターン4(抵抗体)の全抵抗値を、例えば、10kΩ程度に小さくすることが可能となっている。
本発明の回転型可変抵抗器を示す分解斜視図である。 本発明の回転型可変抵抗器を示す平面図である。 本発明の回転型可変抵抗器を示す正面図である。 本発明の回転型可変抵抗器を示す側断面図である。 本発明の基盤及び導電パターンを示す平面図である。 従来の回転型電気部品を示す断面図である。 従来の回転型電気部品を示す分解斜視図である。
符号の説明
1:ハウジング
1a:基台部
1b:円筒軸
1c:収納部
1d:係合凹部
1e:係合凹部
1f:端子穴
1g:脚部
1h:凹溝部
1i:貫通孔
1j:ガイド溝
2:基盤
2a:開口部
2b:突起部
2c:突起部
3:コモンパターン
3a:電極部
4:導電パターン
4a:電極部
4b:高抵抗体部
4c:低抵抗体部
5:接続端子
6:回転部材
6a:回転板
6b:回転軸
6c:クリックカム部
6d:係合孔
6e:爪部
6f:ガイド突部
7:摺動子
8:カバー部材
8a:蓋部
8b:係止片
8c:スナップ片
8d:ガイド片
8e:固着部
9:クリック板
9a:係合孔
9b:突部

Claims (5)

  1. ハウジングと、このハウジングに回転可能に設けられた回転部材と、一面側に導電パターンを有し前記ハウジングと前記回転部材のいずれか一方に設けられた環状の基盤と、前記ハウジングと前記回転部材のいずれか他方に設けられ、前記導電パターンと相対的に摺動可能な摺動子とを備え、前記導電パターンは、カーボンを含有する高抵抗体部と、この高抵抗体部よりも比抵抗の小さい低抵抗体部とからなり、前記導電パターンと前記摺動子が摺動する摺動方向に沿って前記高抵抗体部と前記低抵抗体部とを交互に繰り返して形成したことを特徴とする回転型可変抵抗器。
  2. 前記高抵抗体部は、バインダ樹脂中にカーボンブラックとグラファイトが分散されたものであることを特徴とする請求項1記載の回転型可変抵抗器。
  3. 前記低抵抗体部は、銀層とこの銀層を覆うカーボン層からなり、前記カーボン層と前記高抵抗体部とを同一材料で形成したことを特徴とする請求項1、又は2記載の回転型可変抵抗器。
  4. 前記導電パターンは、円弧状に形成され、前記導電パターンは、前記高抵抗体部を合算した領域よりも前記低抵抗体部を合算した領域の方が大きくなるように形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の回転型可変抵抗器。
  5. 前記回転部材を所定の位置に保持するクリック機構を備え、前記導電パターンの低抵抗体部に前記摺動子が接触している時に、前記回転部材が前記クリック機構により保持されて前記導電パターンと前記摺動子の位置関係を安定状態に保つようにしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の回転型可変抵抗器。
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