JP4283159B2 - 回転型可変抵抗器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器等の各種コントロールに使用される回転型可変抵抗器の構造に係り、特にエンドレスで回転操作が可能な回転基板を備えた回転型可変抵抗器の構造に関する。
従来の回転型可変抵抗器の構造としては、円弧状の抵抗体パターンとこの抵抗体パターンの両端にそれぞれ接続された円弧状(円環状)の第1及び第2の電極パターンが形成された回転基板が回転して所望の信号を出力する構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、従来の回転型可変抵抗器の構造を図に基づいて説明する。
図8は従来の回転型可変抵抗器を示す断面図、図9は抵抗基板の平面図である。
図において、21は合成樹脂製の円形つまみで、その内側中心部には根元部22aが非円形で先端部22bが円形をした支柱22を有すると共に外周近くには細い円環部23を有している。
つまみ円環部23の内側には絶縁材料からなる円形の抵抗基板24が装着されており、その中心部非円形孔25をつまみの支柱根元非円形部22aにがたなくはめ込むことにより位置決めされている。そして、その表面には円形の一部が欠けた形状の抵抗印刷層26と、該抵抗印刷欠除部両終端27a、27bとそれぞれ導通した円形導電体印刷層28、29が抵抗印刷層26の内周および外周に中心孔25に対して同心円状に配されている。
30は絶縁製樹脂よりなる基体部で、基体部30の中心には円形つまみ21の支柱22を支持する段付孔31を有し、その小径部31bでつまみ21の支柱先端円形部22bを回転可能に嵌合支持し、その下方に突き出た先端部22cを熱かしめ等の工法により膨らませることによりつまみ21を保持している。また、段付孔大径部31a外周の鍔部32はつまみ21の支柱根元非円形部22aに嵌め込まれた抵抗基板24の抜け止めの役目をし、外周に設けられた突起(図示せず)がつまみ21外周の突部(図示せず)と当接してつまみ21の回転角度範囲を規制するストッパーの役目をするものとなっている。
また、基体部30の平板部には弾性金属板からなり、抵抗基板24面の抵抗印刷層26および円形導電体円刷層28、29に弾接する接点部を有する3個の独立した弾性接点体がその弾性脚37、38、39の根元部を絶縁樹脂内にインサート成形することにより固定されており、弾性脚37、38、39は更に外部まで延長折り曲げされて外部接続端子部40、41、42を形成している。
上記構成の回転型可変抵抗器の動作としては、つまみ21が回転操作されると、これに伴って抵抗基板24が回転し、抵抗印刷層26と、該抵抗印刷欠除部両終端27a、27bとそれぞれ導通した円形導電体印刷層28、29が、それぞれ対向して弾接して配設された、弾性接点体の弾性脚37、38、39の接点部とそれぞれ摺接することで所望の出力が得られるものとなっている。
特開昭62−143403号公報
上述した従来の回転型可変抵抗器においては、つまみと基体部とに突起部を形成し回転角度範囲を規制する構成となっており、市場の要求に合わせて回転角度を大きくするには限界があった。このため、昨今では回転角度範囲を大きくするためにストッパーを設けずにエンドレスで回転操作が可能な回転型可変抵抗器が開発されている。
このように、回転操作をエンドレスにした場合には、回転基板(抵抗基板)が回転することにより、3個の摺動子(弾性接点体)が相対的に、抵抗体パターン(抵抗印刷層)、第1、第2の電極パターン(円形導電体印刷層)上をそれぞれ摺動するので、抵抗体パターンの抵抗印刷欠除部両端間と、これに対応する第1、第2の電極パターン上に非導通領域であるレジスト層を形成する必要がある。
しかしながら、摺動子の取付け精度には限界があり、摺動子の接点部が非導通領域であるレジスト層に入るタイミングによっては、抵抗体パターン上を摺動する摺動子が抵抗体パターンの一端側(または他端側)に位置しているのもかかわらず、他端側(または一端側)に位置しているような誤った電圧が出力されて、誤検出を起こす場合があり、問題となっていた。
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、回転動作時に誤検出のないエンドレスの回転型可変抵抗器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では第1の解決手段として、複数の摺動子が設けられた固定部材と、前記摺動子と摺接する複数の導電パターンを有し、前記固定部材に対して回転可能に保持された回転基板とを備え、前記導電パターンは、第1の摺動子に摺接する円弧状に配設された第1の電極パターンと、第2の摺動子に摺接する円弧状に配設された第2の電極パターンと、第3の摺動子に摺接し両端が対向して円弧状に配設されて一端が前記第1の電極パターンに接続されると共に、他端が前記第2の電極パターンに接続された抵抗体パターンとからなり、前記抵抗体パターンの対向する両端間と、前記第1の電極パターンの前記第1の摺動子の摺動軌跡上の一部、及び前記第2の電極パターンの前記第2の摺動子の摺動軌跡上の一部に、それぞれ対応して摺接する前記第3、第1、第2の摺動子と導通しない非導通領域を形成し、前記第3の摺動子を前記抵抗体パターンの一端から前記抵抗体パターンと摺動させて他端側へ移動する方向に前記回転基板を回転させた時には、前記第1の摺動子が前記第2及び第3の摺動子よりも先に前記非導通領域に入り、前記第3の摺動子を前記抵抗体パターンの他端から前記抵抗体パターンと摺動させて一端側へ移動する方向に前記回転基板を回転させた時には、前記第2の摺動子が前記第1及び第3の摺動子よりも先に前記非導通領域に入るように形成した構成とした。
また、第2の解決手段として、前記抵抗体パターンの一端及び他端側には、それぞれ前記第1及び第2の電極パターンと導通する導電部を設け、前記第3の摺動子を前記抵抗体パターンの一端あるいは他端から前記抵抗体パターンと摺動させて他端あるいは一端側へ移動する方向に前記回転基板を回転させた時には、前記第3の摺動子と前記導電部とが摺接した後に、前記第1あるいは第2の摺動子が前記非導通領域に入るように形成した構成とした。
また、第3の解決手段として、前記非導通領域は、レジスト層により形成した構成とした。
また、第4の解決手段として、前記抵抗体パターンの非導通領域と、前記第1の電極パターン及び第2の電極パターンのぞれぞれの非導通領域は、前記レジスト層のパターン形状によりそれぞれの前記摺動子との摺動タイミングを異ならしめた構成とした。
また、第5の解決手段として、前記レジスト層のパターン形状を、階段状にずらした構成とした。
上述したように、本発明の回転型可変抵抗器は、複数の摺動子が設けられた固定部材と、摺動子と摺接する複数の導電パターンを有し、固定部材に対して回転可能に保持された回転基板とを備え、導電パターンは、第1の摺動子に摺接する円弧状に配設された第1の電極パターンと、第2の摺動子に摺接する円弧状に配設された第2の電極パターンと、第3の摺動子に摺接し両端が対向して円弧状に配設されて一端が第1の電極パターンに接続されると共に、他端が第2の電極パターンに接続された抵抗体パターンとからなり、抵抗体パターンの対向する両端間と、第1の電極パターンの第1の摺動子の摺動軌跡上の一部、及び第2の電極パターンの第2の摺動子の摺動軌跡上の一部に、それぞれ対応して摺接する第3、第1、第2の摺動子と導通しない非導通領域を形成し、第3の摺動子を抵抗体パターンの一端から抵抗体パターンと摺動させて他端側へ移動する方向に回転基板を回転させた時には、第1の摺動子が第2及び第3の摺動子よりも先に非導通領域に入り、第3の摺動子を抵抗体パターンの他端から抵抗体パターンと摺動させて一端側へ移動する方向に回転基板を回転させた時には、第2の摺動子が第1及び第3の摺動子よりも先に非導通領域に入るように形成したことから、回転基板が回転して、第3の摺動子が抵抗体パターンを摺動して一端から他端側へ、あるいは他端から一端側へ移動する際には、回転開始側で抵抗体パターンの端部と接続されている電極パターン(例えば第1の電極パターン)を摺動する摺動子(例えば第1の摺動子)が、ほぼ一回転して抵抗体パターンの端部と接続されている電極パターン(例えば第2の電極パターン)を摺動する摺動子(例えば第2の摺動子)よりも先に非導通領域に入ることにより、回転途上に他の摺動子(例えば第2の摺動子)が先にオフすることがないので、第1の摺動子と第2の摺動子間に電圧(直流電圧)を印加して、第3の摺動子から出力を検出する場合に、回転途上の出力電圧の変化が一定方向に維持され、第3の摺動子を介して得られる出力電圧が急に大きくなったり、又は小さくなったりするような誤検出の発生を防止することができる。
また、抵抗体パターンの一端及び他端側には、それぞれ第1及び第2の電極パターンと導通する導電部を設け、第3の摺動子を抵抗体パターンの一端あるいは他端から抵抗体パターンと摺動させて他端あるいは一端側へ移動する方向に回転基板を回転させた時には、第3の摺動子と導電部とが摺接した後に、第1あるいは第2の摺動子が非導通領域に入るように形成したことから、第3の摺動子を介して得られる出力電圧が最大あるいは最小に変化し終わった後に、抵抗体パターンの一端及び他端側にかかる電圧の印加をオフすることができるので、出力電圧を最小値から最大値に至るまで変化させることができる。
また、非導通領域は、レジスト層により形成したことから、容易に抵抗体及び電極パターン上に非導通領域を形成することができる。
また、抵抗体パターンの非導通領域と、第1の電極パターン及び第2の電極パターンのぞれぞれの非導通領域は、レジスト層のパターン形状によりそれぞれの摺動子との摺動タイミングを異ならしめたことから、それぞれの摺動子の取付け位置精度が緩和されて容易となり、また、レジスト層のパターン形状を変えることにより様々なシーケンスの要求に対応できる。
また、レジスト層のパターン形状を、階段状にずらしたことから、非導通領域を精度良く形成することができ、より確実に所望のシーケンスを得ることができる。
以下、本発明の回転型可変抵抗器の実施形態を図1乃至図7に示す。図1は本発明の回転型可変抵抗器の分解斜視図、図2は本発明の回転型可変抵抗器の断面図、図3は本発明の回転型可変抵抗器のハウジングの平面図、図4は本発明の回転型可変抵抗器の回転基板の平面図、図5は回転基板の要部詳細図、図6は抵抗体パターン及び電極パターンと摺動子の接続状態を示す回路図、図7(a)〜(i)は図5のそれぞれの位置に対応した接続状態を示す回路図である。
図において、ハウジング1は、合成樹脂等の絶縁材からなり、中央に大きな空洞部を有する筒状軸1aが突出して設けられており、この筒状軸1aの基部外周には、一端側が開放された円弧状の底面部を有する収納部1bが設けられている。また、この収納部1bの開放された一端側には、同じく合成樹脂等の絶縁材からなり、収容凹部2aを有するウエハー2が係合されてハウジング1と一体化されている。この収容凹部2a及び前記収納部1bに後述する回転基板7が回転可能に配設されるものとなっている。尚、ハウジング1とウエハー2とで固定部材が構成されている。
また、ハウジング1の外側面には、上下方向に沿って複数の係合溝1cが設けられており、この係合溝1cに後述する取付板17の係合脚片17bが係合されて取付けられるものとなっている。また、前記筒状軸1aには、図示しない外装つまみを挿入ガイドする複数のガイド溝1d及び係止片1eが設けられている。
ウエハー2は、前記ハウジング1の収納部1bの開放部に係合され、収容凹部2aと収納部1bとが連結して一体の収容部を形成している。また、収容凹部2a中央には、弾性を有する導電性の薄板金属板からなり、その一端側を上方へ曲げ起こされた複数の摺動子が形成されている。この摺動子は、前記筒状軸1aに一番近い軸心側に形成された第1の摺動子3、及び一番遠い側に形成された第2の摺動子4と、この第1及び第2の摺動子3、4の中間に形成された一対の第3の摺動子5とを有している。この第1の摺動子3が後述する回転基板7の第1の電極パターン8と摺接し、第2の摺動子4が第2の電極パターン9と摺接し、第3の摺動子5が抵抗体パターン10とそれぞれ摺接するものとなっている。
また、第1、第2、第3の摺動子3、4、5の他端側は、前記ウエハー2の対向する両側面から外方へ導出され下側に屈曲されて複数の接続端子6を形成しており、この複数の接続端子6が電子機器などの図示しない回路基板の配線パターンと接続されるものとなっている。この第1、第2、第3の摺動子3、4、5及び接続端子6はインサート成形などの方法で前記ウエハー2に一体に埋葬されて形成されている。
回転基板7は、フェノール樹脂等の積層板からなり、中央に大きな開口部を有する略円形の平板状に形成されており、円環状の基板部7aとこの基板部7aの開口部周縁に設けられた複数の係合凹部7bとを有している。円環状の基板部7aの一面側である上面側には、開口部に沿って円弧状に配設された第1の電極パターン8と外周部に沿って円弧状に配設された第2の電極パターン9、及び第1と第2の電極パターン8、9の間に等間隔に円弧状に配設された抵抗体パターン10が形成されている(図4参照)。この電極パターン8、9は、印刷形成した銀パターンの上をカーボンパターンで被覆した良導電性(導電抵抗の小さい)の材料で設けられており、また抵抗体パターン10はカーボンなどを印刷することにより形成されている。
また、前記第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗体パターン10は、円弧状の一端と他端とが一定の間隔で対向して配設されており、抵抗体パターン10の一端が、前記第1の電極パターン8の円弧状の一端と導電部8aにより接続され電気的に導通されている。また、抵抗体パターン10の他端が、前記第2の電極パターン9の円弧状の他端と導電部9aにより接続され電気的に導通されている。この導電部8a、9aは、抵抗体パターン10の周方向に沿って一定の幅を有して形成されている。また、導電部8a、9aの表面はカーボンパターンとなっているが、その下地層として、銀パターンが形成されているため、この導電層8a、9aの導電抵抗(抵抗率)は抵抗体パターン10よりも極めて低いものとなっている。
また、前記第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗体パターン10の、対向する円弧状の一端と他端との間には、エポキシ樹脂などの絶縁材からなるレジスト層11が被覆されることにより非導通領域が形成されている。この非導通領域は、レジスト層11により形成するようにしており、容易に第1、第2の電極パターン8、9及び抵抗体パターン10上に非導通領域を形成することができるものとなっている。
また、このレジスト層11のパターン形状は、図4及び図5に示すように、第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗体パターン10との被覆部が段階的に形成幅が異なる階段状に印刷形成されている。前記第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗体パターン10の対向する円弧状の一端と他端との間に前記レジスト層11を形成することにより、前記第1、第2、第3の摺動子3、4、5が摺動する際、摺動軌跡上の一部に、それぞれ対応して摺接する前記第1、第2、第3の摺動子3、4、5と導通しない非導通領域が形成されるものとなる。
また、前記第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗体パターン10との被覆部が、図5に示すように、段階的に形成幅が異なる階段状に形成されており、このため、前記第3の摺動子5を前記抵抗体パターン10の一端(図5のAで示す位置)から前記抵抗体パターン10と摺動させて他端(図5のIで示す位置)側へ移動する方向に前記回転基板7を回転させた時には、前記第1の摺動子3が前記第2及び第3の摺動子4、5よりも先に前記レジスト層11(非導通領域)に入るようになっており、また、これとは反対に、前記第3の摺動子5を前記抵抗体パターン10の他端(図5のIで示す位置)から前記抵抗体パターン10と摺動させて一端(図5のAで示す位置)側へ移動する方向に前記回転基板7を回転させた時には、前記第2の摺動子4が前記第1及び第3の摺動子3、5よりも先に前記レジスト層11(非導通領域)に入るように形成されている。
このように、抵抗体パターン10の非導通領域と、第1の電極パターン8及び第2の電極パターン9のぞれぞれの非導通領域は、レジスト層11のパターン形状により第1、第2、第3の摺動子3、4、5との摺動タイミングを異ならせたことから、それぞれの摺動子の取付け位置をほぼ径方向にずらすだけでよく、その精度もそれほど要求されず、組立ても容易となり、また、レジスト層11の形状を変えることにより様々なシーケンスの要求に対応できるものとなっている。さらに、レジスト層11を、階段状にずらして形成したので、非導通領域を精度良く形成することができ、より確実に所望のシーケンスを得ることができるものとなっている。
また、前記抵抗体パターン10の対向する円弧状の一端及び他端側には、それぞれ前記第1及び第2の電極パターン8、9と導通する導電抵抗の低い前記導電部8a、9aを設けてあるので、前記第3の摺動子5を前記抵抗体パターン10の一端あるいは他端から前記抵抗体パターン10と摺動させて、他端あるいは一端側へ移動する方向に前記回転基板7を回転させた時には、前記第3の摺動子5と前記導電部8a、9aとが、必ず摺接した後に、前記第1あるいは第2の摺動子3、4が前記レジスト層11(非導通領域)に入るように形成されている。
前記抵抗体パターン10に前記第3の摺動子5が摺動することによる抵抗体パターン10の端部からの抵抗値の変化に伴って、前記第1、第2の摺動子3、4を介して第1、第2の電極パターン8、9間に印加された所定の電圧の分圧電圧を検出して第3の摺動子5を介して出力するものとなっている。
前記回路基板7は、後述する回転軸15の係合腕部15bにより回転体12の下面側に対向して挟持された状態で前記ハウジング1の収納部1bに回転可能に収容されるものとなっている。また、前記ハウジング1の収納部1b内に収容される際には、前記第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗パターン10が、ウエハー2の第1、第2、第3の摺動子3、4、5と当接して配設されるものとなっている。
回転体12は、合成樹脂等の絶縁材からなり、中央に大きな開口部を有する円環状の筒状部12aを有しており、この筒状部12aの外側面には板ばね13に付勢されたクリック用カム14と摺動して回転時のクリック感触を起生させる連続した凹凸状のクリックカム12bが形成されている。また、前記筒状部12aの内周面には、複数の凹溝部12cが設けられ、これらの凹溝部12cに後述する回転軸15の係合腕部15bが挿入されて共回り可能に係合されている。
回転軸15は、合成樹脂等の絶縁材からなり、中央に大きな空洞部を有する筒状に形成されている。この回転軸15には、前記ハウジング1の筒状軸1aに回転可能に軸支される円筒状の回転部15aを有しており、この回転部15aの下面側には、前記ハウジング1の収納部1bに収容される前記回転基板7の係合凹部7b、及び回転体12の凹溝部12cと係合する係合腕部15bが設けられている。また、回転部15aの上面側には、電子機器等の図示しない外装つまみが装着されるつまみ係合部15cが設けられている。
この係合腕部15bが、前記ハウジング1の収納部1bに収容される前記回転基板7及び回転体12に設けられた係合凹部7b及び凹溝部12cと係合することにより、回転軸15の回転に伴って回転基板7及び回転体12が共回り可能となっている。
カバー16は、合成樹脂等の絶縁材からなり、中央に大きな開口部を有する略円環状に形成されている。また、カバー16の上面側には、複数の係止凹部16aが設けられている。このカバー16は、前記ハウジング1の収納部1b、及びウエハー2の収容凹部2aの上面側に嵌着されるものとなっており、中央の開口部から、前記ハウジング1の筒状軸1a、及び回転軸15の回転部15aが突出されて回転可能に配設されるものとなる。また、カバー16の内方の一端側には前記板ばね13及びクリック用カム14が収容されている。
取付板17は、金属板を打ち抜き、折り曲げて形成されており、円環状の平板部17aと、この平板部17aから直角方向に曲げ起こされた複数の係合脚片17bと、一対の枠足17cとを有している。この取付板17は、前記ハウジング1の下面側に配置され、ハウジング1の係合溝1cに前記係合脚片17bが係合されると共に、前記係合脚片17bが、前記ハウジング1の収納部1b、及びウエハー2の収容凹部2aの上面側に嵌着された前記カバー16の上側面に形成された記前係止凹部16aに沿って折り曲げられて係止されることにより、前記回転体12及び回転軸15からなる回転部材をハウジング1に回転可能に収容して取付けるものとなっている。
次に、上記実施例の回転型可変抵抗器の動作について説明すると、前記回転軸15の回転部15aが回転操作されると、回転軸15の下面側に係合された前記回転体12が共に回転し、この回転時に回転体12の外側面に設けられた凹凸状のクリックカム12bが、前記カバー16に収容された板ばね13に付勢されたクリック用カム14と摺動して回転する際のクリック感触を起生する。
この時、前記回転体12の下面側に係合された前記回転基板7の第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗体パターン10が、ウエハー2に設けられた前記第1、第2、第3の摺動子3、4、5と摺接することにより、回転角度に則した所望の出力値(抵抗変化値に対応する分圧電圧)が得られるものとなり、接続端子6を介して外部の電子機器等の検出回路へ出力されるものとなる。
次に、図5乃至図7を用いて回転基板7がエンドレスで回転動作された時の誤検出防止の構成及び作用について説明する。
まず、図6に示すように、本発明の回転型可変抵抗器は、通常使用状態では第1の摺動子3と第2の摺動子4を介して第1の電極パターン8と第2の電極パターン9との間に5ボルトの電圧が印加されている。すなわち、抵抗体パターン10の一端側と他端側の両端間に5ボルトの電圧が印加されている。この場合、例えば、出力側の第3の摺動子5は抵抗体パターン10の略中央に配置されており、出力電圧は約2.5ボルトとなっている。
次に、図5に示すように、例えば、回転基板7を図示時計方向に略半回転させて(この時、可変抵抗器は出力電圧がMAX側からMIN側へ回転するものとする)第1、第2、第3の摺動子3、4、5がAの位置まできたとする。この場合には、図7(a)に示すように、各摺動子3、4、5は各電極パターン8、9及び抵抗体パターン10の一端側と導通しており、第3の摺動子5から出力される出力電圧はMIN側となっている。次に少し回転してBの位置までくると、図7(b)に示すように、第3の摺動子5が抵抗体パターン10から外れて第1の電極パターン8の導電部8aと導通して、出力電圧は抵抗成分を含まないMIN値となる。
次に、少し回転してCの位置までくると、図7(c)に示すように、第1、第3の摺動子3、5は第1の電極パターン8の導電部8aと導通しているが、第2の摺動子4が非導通領域であるレジスト層11に入って、第2の電極パターン9から外れてオープンとなるが、出力電圧は同様にMIN値を示している。
次に少し回転してDの位置までくると、図7(d)に示すように、第1の摺動子3が第1の電極パターン8の導電部8aと導通している状態で、第3の摺動子5が非導通領域であるレジスト層11に入って、第1の電極パターン8の導電部8aから外れてオープンとなる。この場合には、出力電圧は不定となる。
次に、更に回転してEの位置までくると、図7(e)に示すように、第1、第2、第3の摺動子3、4、5が全て非導通領域であるレジスト層11に入って、全ての電極パターン8、9及び抵抗体パターン10から外れてオープンとなる。この場合にも、出力電圧は不定となる。このEの位置が、非導通領域であるレジスト層11の中央位置、すなわち、回転基板7に形成された円弧状の抵抗体パターン10の一端と他端との間の中央位置となっている。
次に、回転基板7が図示時計方向へ回転されると、第1、第2、第3の摺動子3、4、5はレジスト層11上を摺動し、Fの位置にくる。この位置では、図7(f)に示すように、第2の摺動子4は第2の電極パターン9の導電部9aと導通しているが、第1、第3の摺動子3、5は非導通領域であるレジスト層11に残って、第1の電極パターン8及び抵抗体パターン10から外れてオープンとなっており、出力電圧は不定にままである。
次に、少し回転してGの位置までくると、図7(g)に示すように、第3の摺動子5が第2の電極パターン9の導電部9aと導通することにより、第1の摺動子3が第1の電極パターン8から外れてオープンとなっていても、第2の電極パターン9の導電部9aを介して第3の摺動子5からの出力電圧はMAX値となる。
次に、少し回転してHの位置までくると、図7(h)に示すように、第1の摺動子3が第1の電極パターン8と導通して、第1、第2、第3の摺動子3、4、5が全て、第1、第2の電極パターン8、9及び導電部9aと導通状態となる。この場合にも、出力電圧は同様にMAX値を示している。
次に、更に回転してIの位置までくると、図7(i)に示すように、第3の摺動子5が第2の電極パターン9の導電部9aから外れて抵抗体パターン10の他端側と導通して、第3の摺動子5からの出力電圧は抵抗成分を含むMAX側となる。
この状態から、更に回転基板7を時計方向へ回転させることにより、第1、第2、第3の摺動子3、4、5が、第1、第2の電極パターン8、9及び抵抗体パターン10上を摺動して回転角度に対する抵抗値の変化に対応した所望の出力電圧(MAX側からMIN側)が得られるものとなる。
尚、D、E、Fの位置において、出力電圧は不定となっているが、この不定の出力となる場合には、第3の摺動子5の出力電圧を検出する図示しない電子機器等の検出回路によって適切な信号修理がなされるようになっている。
正常の回転動作では、上述したように各第1、第2、第3の摺動子3、4、5が回転基板7の各第1、第2の電極パターン8、9及び抵抗体パターン10と、図5に示すA〜Iに示す各位置を摺動して出力電圧の検出が行なわれるものとなっており、一回転された後、エンドレスで次の回転に移動する際には、各摺動子が非導通領域であるレジスト層11上を摺動して移動されるものとなっている。
この時、各第1、第2、第3の摺動子3、4、5が、図5に示すA側からI側へ摺動する場合、階段状に形成されたレジスト層11によって、各第1、第2の電極パターン8、9及び抵抗体パターン10と、導通及び非導通となるタイミングがシーケンスされているので、Aの位置からDの位置までは出力電圧は抵抗成分を含むMIN側から抵抗成分を含まないMIN値に順次移行するものとなり、GからI側へ摺動する場合には、出力電圧は抵抗成分を含まないMAX値から抵抗成分を含むMAX側へ順次移行するものとなっている。
すなわち、第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗体パターン10との被覆部であるレジスト層11が、図5に示すように、段階的に形成幅が異なる階段状に形成されており、このため、第3の摺動子5を抵抗体パターン10の一端(図5のAで示す位置)から抵抗体パターン10と摺動させて他端(図5のIで示す位置)側へ移動する方向に回転基板7を回転させた時には、第1の摺動子3が第2及び第3の摺動子4、5よりも先にレジスト層11(非導通領域)に入るようになっており、また、これとは反対に、第3の摺動子5を抵抗体パターン10の他端(図5のIで示す位置)から抵抗体パターン10と摺動させて一端(図5のAで示す位置)側へ移動する方向に回転基板7を回転させた時には、第2の摺動子4が第1及び第3の摺動子3、5よりも先にレジスト層11(非導通領域)に入るように形成されている。
また、抵抗体パターン10の対向する円弧状の一端及び他端側には、それぞれ第1及び第2の電極パターン8、9と導通する導電部8a、9aを設けてあるので、第3の摺動子5を抵抗体パターン10の一端あるいは他端から抵抗体パターン10と摺動させて、他端あるいは一端側へ移動する方向に回転基板7を回転させた時には、第3の摺動子5と導電部9aあるいは8aとが、必ず摺接した後に、第1あるいは第2の摺動子3、4がレジスト層11(非導通領域)に入るように形成されている。
この場合に、例えば、第3の摺動子5を図5のAで示す位置から摺動させて図5のIで示す位置側へ移動するように回転基板7を図示時計方向へ回転させた時に、Bの位置からCの位置に摺動する際に、仮に第1の摺動子3が第2及び第3の摺動子4、5よりも先にレジスト層11(非導通領域)に入った場合には、図7(c)に示す状態とは逆に第2の摺動子4が第2の電極パターン9から外れる前に、第1の摺動子3が第1の電極パターン8から外れるため、第3の摺動子5から出力される出力電圧はMAX値を示すものとなる。
そして、この後、Cの位置からD及びEの位置に摺動した時には、第2、第3の摺動子4、5がレジスト層11(非導通領域)に入ることから、第3の摺動子5から得られる出力電圧は不定となる。
また、これとは反対に、第3の摺動子5を図5のIで示す位置から摺動させて図5のAで示す位置側へ移動するように回転基板7を図示反時計方向へ回転させた時に、Hの位置からGの位置に摺動する際に、仮に第2の摺動子4が第1及び第3の摺動子3、5よりも先にレジスト層11(非導通領域)に入った場合には、図7(g)に示す状態とは逆に第1の摺動子3が第1の電極パターン8から外れる前に、第2の摺動子4が第2の電極パターン9から外れるため、第3の摺動子5から出力される出力電圧はMIN値を示すものとなる。
このように、回転基板7の回転時に、第1、第2、第3の摺動子3、4、5がレジスト層11に入るタイミングの違いによって、瞬時に、第3の摺動子5から出力される出力電圧がMAXとMINとに逆転するものとなり、第3の摺動子5の抵抗体パターン10上の正確な摺接位置を検出できず、回転基板7の回転に飛びが発生したような誤検出が生じるものとなる。
このため、上記実施例の構成においては、第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗体パターン10との被覆部であるレジスト層11が、図5に示すように、段階的に形成幅が異なる階段状に形成されており、第3の摺動子5が抵抗体パターン10の他端側である導電部9a上に位置して、出力電圧がMAX値を示すべき領域にある時には、出力電圧がMIN値となることはない。同様に、第3の摺動子5が抵抗体パターン10の一端側である導電部8a上に位置して、出力電圧がMIN値を示すべき領域にある時には、出力電圧がMAX値となることはない。よって、回転基板7の位置を正確に検出することができ、回転基板7の回転に飛びが発生したような誤検出が生じないものとなっている。
尚、上記実施例においては、非導通領域を形成するレジスト層11は、前記第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗体パターン10の、対向する円弧状の一端と他端との間を被覆するように連続して形成するようにしたが、これに限らず、第1、第2の電極パターン8、9を連続した円環状に形成して、前記抵抗体パターン10の対向する両端間と、第1の電極パターン8の第1の摺動子3の摺動軌跡上の一部、及び第2の電極パターン9の第2の摺動子4の摺動軌跡上の一部に、それぞれ別々に形成するようにしても良い。
また、レジスト層11のパターン形状は、図4及び図5に示すように、第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗体パターン10との被覆部が段階的に形成幅が異なる階段状に形成するようにしたが、レジスト層11を階段状に形成する代わりに、第1、第2の電極パターン8、9、及び抵抗体パターン10と摺接する第1、第2、第3の摺動子3、4、5の取付け位置を変えることにより、第1、第2の電極パターン8、9及び抵抗体パターン10と、導通及び非導通となるタイミングをシーケンスするようにしても良い。
上記した本発明の実施例によれば、抵抗体パターン10の対向する両端間と、第1の電極パターン8の第1の摺動子3の摺動軌跡上の一部、及び第2の電極パターン9の第2の摺動子4の摺動軌跡上の一部に、それぞれ対応して摺接する第1、第2、第3の摺動子3、4、5と導通しない非導通領域であるレジスト層11を形成し、第3の摺動子5を抵抗体パターン10の一端から抵抗体パターン10と摺動させて他端側へ移動する方向に回転基板7を回転させた時には、第1の摺動子3が第2及び第3の摺動子4、5よりも先に非導通領域(レジスト層11)に入り、第3の摺動子5を抵抗体パターン10の他端から抵抗体パターン10と摺動させて一端側へ移動する方向に回転基板7を回転させた時には、第2の摺動子4が第1及び第3の摺動子3、5よりも先に非導通領域(レジスト層11)に入るように形成したことから、回転基板7が回転して、第3の摺動子5が抵抗体パターン10を摺動して一端から他端側へ、あるいは他端から一端側へ移動する際には、回転開始側で抵抗体パターン10の端部と接続されている電極パターン(例えば第1の電極パターン8)を摺動する摺動子(例えば第1の摺動子3)が、ほぼ一回転して抵抗体パターン10の端部と接続されている電極パターン(例えば第2の電極パターン9)を摺動する摺動子(例えば第2の摺動子4)よりも先に非導通領域(レジスト層11)に入ることにより、回転途上に他の摺動子(例えば第2の摺動子4)が先にオフすることがないので、回転途上の出力電圧の変化が連続的なものとなり、第3の摺動子5を介して得られる出力電圧が急に大きくなったり、又は小さくなったりするような誤検出の発生を防止することができるものとなっている。
また、抗体体パターン10の一端及び他端側には、それぞれ第1及び第2の電極パターン8、9と導通する導電部8a、9aを設け、第3の摺動子5を抵抗体パターン10の一端あるいは他端から抵抗体パターン10と摺動させて他端あるいは一端側へ移動する方向に回転基板7を回転させた時には、第3の摺動子5と導電部9aあるいは8aとが摺接した後に、第1あるいは第2の摺動子3、4が非導通領域(レジスト層11)に入るように形成したことから、第3の摺動子5を介して得られる出力電圧が最大あるいは最小に変化し終わった後に、抵抗体パターン10の一端及び他端側にかかる電圧の印加をオフすることができるので、出力電圧を最小値から最大値に至るまで連続的に変化させることができるものとなっている。
本発明の回転型可変抵抗器を示す分解斜視図である。 本発明の回転型可変抵抗器を示す断面図である。 本発明の回転型可変抵抗器のハウジングを示す平面図である。 本発明の回転型可変抵抗器の回転基板を示す平面図である。 本発明の回転基板を示す要部詳細図である。 本発明の抵抗体パターン及び電極パターンと摺動子の接続状態を示す回路図である。 本発明の図5のそれぞれの位置に対応した接続状態を示す回路図である。 従来の回転型可変抵抗器を示す断面図である。 従来の抵抗基板を示す平面図である。
符号の説明
1:ハウジング(固定部材)
1a:筒状軸
1b:収納部
1c:係合溝
1d:ガイド溝
1e:係止片
2:ウエハー(固定部材)
2a:収容凹部
3:第1の摺動子
4:第2の摺動子
5:第3の摺動子
6:接続端子
7:回転基板
7a:基板部
7b:係合凹部
8:第1の電極パターン
8a:導電部
9:第2の電極パターン
9a:導電部
10:抵抗体パターン
11:レジスト層(非導通領域)
12:回転体
12a:筒状部
12b:クリックカム
12c:凹溝部
13:板ばね
14:クリック用カム
15:回転軸
15a:回転部
15b:係合腕部
15c:つまみ係合部
16:カバー
16a:係止凹部
17:取付板
17a:平板部
17b:係合脚片
17c:枠足

Claims (5)

  1. 複数の摺動子が設けられた固定部材と、前記摺動子と摺接する複数の導電パターンを有し、前記固定部材に対して回転可能に保持された回転基板とを備え、前記導電パターンは、第1の摺動子に摺接する円弧状に配設された第1の電極パターンと、第2の摺動子に摺接する円弧状に配設された第2の電極パターンと、第3の摺動子に摺接し両端が対向して円弧状に配設されて一端が前記第1の電極パターンに接続されると共に、他端が前記第2の電極パターンに接続された抵抗体パターンとからなり、前記抵抗体パターンの対向する両端間と、前記第1の電極パターンの前記第1の摺動子の摺動軌跡上の一部、及び前記第2の電極パターンの前記第2の摺動子の摺動軌跡上の一部に、それぞれ対応して摺接する前記第3、第1、第2の摺動子と導通しない非導通領域を形成し、前記第3の摺動子を前記抵抗体パターンの一端から前記抵抗体パターンと摺動させて他端側へ移動する方向に前記回転基板を回転させた時には、前記第1の摺動子が前記第2及び第3の摺動子よりも先に前記非導通領域に入り、前記第3の摺動子を前記抵抗体パターンの他端から前記抵抗体パターンと摺動させて一端側へ移動する方向に前記回転基板を回転させた時には、前記第2の摺動子が前記第1及び第3の摺動子よりも先に前記非導通領域に入るように形成したことを特徴とする回転型可変抵抗器。
  2. 前記抵抗体パターンの一端及び他端側には、それぞれ前記第1及び第2の電極パターンと導通する導電部を設け、前記第3の摺動子を前記抵抗体パターンの一端あるいは他端から前記抵抗体パターンと摺動させて他端あるいは一端側へ移動する方向に前記回転基板を回転させた時には、前記第3の摺動子と前記導電部とが摺接した後に、前記第1あるいは第2の摺動子が前記非導通領域に入るように形成したことを特徴とする請求項1記載の回転型可変抵抗器。
  3. 前記非導通領域は、レジスト層により形成したことを特徴とする請求項1、又は2記載の回転型可変抵抗器。
  4. 前記抵抗体パターンの非導通領域と、前記第1の電極パターン及び第2の電極パターンのぞれぞれの非導通領域は、前記レジスト層のパターン形状によりそれぞれの前記摺動子との摺動タイミングを異ならしめたことを特徴とする請求項3記載の回転型可変抵抗器。
  5. 前記レジスト層のパターン形状を、階段状にずらしたことを特徴とする請求項4記載の回転型可変抵抗器。
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