JP2005243674A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 破壊耐量を向上させ、併せてチップサイズを縮小する。
【解決手段】 半導体基板主面に主接合を有する一の素子が形成され、前記主接合上に絶縁膜を介して他の素子が形成されている半導体装置において、前記他の素子と前記主接合とが絶縁膜を介して交差する部分に、前記主接合と複数のコンタクトを有する引き抜き電極を配置する。この構成によって、電流の集中を緩和し、破壊耐量を向上させることができる。また、破壊耐量を維持したままで、チップサイズの縮小が可能となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、複数の素子を同一チップに形成する半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
内燃機関の点火装置であるイグナイタ、或いは電力変換装置であるインバータには、スイッチング素子として絶縁ゲート型トランジスタ:IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が用いられている。
例えばイグナイタでは、点火信号によりスイッチング素子を通電・遮断すると、通電時に、点火コイルの一次側からスイッチング素子に一次電流が流れ、この一次電流の遮断によってスイッチング素子のコレクタには一次電圧が発生する。この一次電圧に誘起されて点火コイルの二次側には高電圧が発生し、この高電圧によって点火プラグが火花放電して点火が行なわれる。
イグナイタ用の高電圧スイッチとして用いられるIGBTには、コレクタ電圧の上限を制限してIGBT本体或いは付加となるイグナイタコイルを保護するために、コレクタ−ゲート間に保護素子としてツェナーダイオードを内蔵させている。
例えば、下記特許文献1には、IGBTを用いた1チップイグナイタについて記載されており、下記特許文献2には、スイッチング時に発生する過大なサージ電圧と過大な電圧変化から主スイッチング素子であるIGBTを保護する技術について記載されている。
特開平10−274142号公報 特開2002−135937号公報
例えば内燃機関に用いられるイグナイタでは、エンジンの高回転化に対応するためにIGBTの動作に高速化が求められている。IGBTを高速化するにはゲート駆動回路の出力抵抗を低減させる或いはゲート容量を低減させる必要がある。
IGBTの高速化のため、本発明者はゲート駆動回路の出力抵抗を低くしてIGBTの駆動を行ったが、ツェナーダイオードを内蔵させたIGBTでは、ツェナーダイオードを外付けしたIGBTに比較しコイル負荷耐量が低下した。チップサイズを拡大して耐量を確保することが考えられるが、チップサイズの増加によりゲートの面積が増加してゲート容量を増加させてしまうので、高速化を達成するためには望ましい方法ではない。
本発明の課題は、これらの問題点を解決し、破壊耐量を向上させ、併せてチップサイズを縮小することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
半導体基板主面に主接合を有する一の素子が形成され、前記主接合上に絶縁膜を介して他の素子が形成されている半導体装置において、前記他の素子と前記主接合とが絶縁膜を介して交差する部分に、前記主接合と複数のコンタクトを有する引き抜き電極を配置する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)本発明によれば、ツェナーダイオードとエミッタ主接合とが交差する部分に主接合と複数箇所でコンタクトする引き抜き電極によって、エミッタコンタクト角部での電流の集中を緩和することができるという効果がある。
(2)本発明によれば、上記効果(1)により、破壊耐量を向上させることができるという効果がある。
(3)本発明によれば、上記効果(2)により、チップサイズの縮小が可能となるという効果がある。
(4)本発明によれば、上記効果(3)により、IGBTの高速化が可能になるという効果がある。
(5)本発明によれば、上記効果(3)により、生産コストを低減させることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の一実施の形態の半導体装置であるツェナーダイオードを内蔵したIGBTを示すシンボル図であり、図2はその等価回路図である。図3に示すのは、ツェナーダイオードを内蔵したIGBTが形成された半導体チップの平面図であり、図4は図3中のa‐a線に沿った部分縦断面図であり、図5は図3中のb部を拡大して示す部分平面図である。
本実施の形態の半導体装置には縦型のIGBTが形成されており、n型ベースとなる低濃度のn型半導体層1をフィールド絶縁膜2によって規定した内側がIGBT形成領域となっており、ここにはp型エミッタとなるp型半導体領域3が部分的に複数形成され、p型半導体領域3の内側には選択的に高濃度のn型ソース層4が形成されている。p型半導体領域3は、PSG(Phospho Silicate Glass)等を用いた層間絶縁膜5を介して半導体基板主面上に形成された面状のエミッタ電極6に共通接続されている。
p型半導体領域3間に位置するn型半導体層1の表面には、酸化シリコン等のゲート絶縁膜に多結晶シリコン膜を積層した絶縁ゲート7が形成されており、この絶縁ゲート7はIGBT形成領域の周囲に環状に配置されたゲート電極8にフィールド絶縁膜2上にて接続されている。ゲート電極8には、図3に示すように、エミッタ電極6を部分的に矩形形状に後退させ、この部分に矩形のゲートパッド8aを形成する。
半導体チップの外周に沿って、コレクタ電極と等価な矩形環状のガードリング9が形成されており、このガードリング9は高不純物濃度のn+型半導体領域10を介してn型半導体層1に接続されている。エミッタ電極6、ゲート電極8及びガードリング9は、アルミニュウムを用いた金属配線層をパターニングして、形成されている。
保護素子となるツェナーダイオード11(図5中では斜線を付す)は、フィールド絶縁膜2上にp型多結晶半導体層およびn型多結晶半導体層を40段程度複数直列に接続し、極性を交互に変えて複数のダイオードが直列接続された構成となっており、ツェナーダイオード11の両端部はn型多結晶半導体層となっており、ツェナーダイオード11の一端はゲート電極8に接続され、ツェナーダイオード11の他端はガードリング9に接続されている。
プレーナ構造の素子の場合には、素子の外周は耐圧保持部となることから基本的には外周の全域にわたって均一な構造とすることが、耐圧を確保する上では望ましい。しかし、前述のごとくゲート電極8とガードリング9との間にツェナーダイオード11を配置した場合には、ガードリング9から内側のゲート電極8に向かって、耐圧保持部とエミッタ主接合15の上に位置するフィールド絶縁膜2上にツェナーダイオード11が配置されることになる。
この場合にはツェナーダイオード11が配置された部分が、耐圧保持部となるn型半導体層1とフィールド絶縁膜2との界面にツェナーダイオード11の電位に応じた電界が加わるため、他の部分よりも耐圧が低下することになり、コイル負荷の電流遮断時には遮断電流がツェナーダイオード11の下を流れて最短距離にあるエミッタコンタクトに集中することになる。このため、前述したエミッタ電極6を部分的に後退させた矩形形状の角部にて電流が集中・発熱し近傍のIGBT素子の寄生サイリスタがラッチアップして破壊が発生し破壊耐量が低下していた。
このため、本実施の形態の半導体装置では、ツェナーダイオード11とエミッタ主接合15とが交差する部分にエミッタ主接合15を有するp型半導体領域3と複数箇所でコンタクト(図5中では破線にて示す)する引き抜き電極12を配置する。この引き抜き電極12は、図3に示すようにゲート電極8の外側に矩形環状に配置して、図3中の右端にてエミッタ電極6と接続する。コンタクトとしては、例えば20箇所〜30箇所程度と多数の点で接続し、電流を均等化することが望ましい。
この引き抜き電極12によって、ツェナーダイオード11の下を流れる遮断電流が複数箇所から均等に引き抜き電極12に流れるため、前記エミッタコンタクト角部での電流の集中を緩和して、破壊耐量を向上させることができる。このため、本実施の形態の半導体装置では、従来の半導体装置と比較した場合に、面積比にして25%程度チップサイズを縮小しても同等の破壊耐量を確保することができた。
比較のために、図6に従来の半導体装置の平面図を、図7に図6中のa‐a線に沿った縦断面図を、図8に図6中のb‐b線に沿った縦断面図を示すが、引き抜き電極12を配置していない従来の半導体装置では図6中に示す角部cにて発熱ラッチアップして破壊が発生していた。本実施の形態の半導体装置では、引き抜き電極12を設けることにより、電流の集中を防止することができる。
図9は、本発明の一実施の形態の変形例となる半導体装置を示す平面図である。本例ではIGBTに加えて、電流制限回路或いは過熱遮断回路等の付属回路13が同一チップに形成されており、この付属回路13のために多結晶シリコンを用いた抵抗素子14がフィールド絶縁膜上に形成されている。
ここで抵抗素子14は、外周部電圧をモニタするためにゲート電極8とガードリング9との間に配置され、抵抗素子14の一端はゲート電極9に接続され、抵抗素子14の他端はガードリング9に接続されている。
この場合には、前述した場合と同様にガードリング9から内側のゲート電極8に向かって耐圧保持部とエミッタ主接合15の上に位置するフィールド絶縁膜に抵抗素子14が配置されることになる。
この場合には抵抗素子14が配置された部分は、他の部分よりも耐圧が低下することになり、コイル負荷の電流遮断時には遮断電流が抵抗素子14の下を流れて最短距離にあるエミッタコンタクトに集中することになる。このため、エミッタ電極6を部分的に後退させた矩形形状の角部にてラッチ破壊が発生し破壊耐量が低下する。
このため、本変形例の半導体装置では、抵抗素子14とエミッタ主接合15とが交差する部分に主接合と複数箇所でコンタクトする引き抜き電極12を配置して、この引き抜き電極12を図9中の右端にてエミッタ電極6と接続している。
この引き抜き電極12によって、抵抗素子14の下を流れる遮断電流が複数箇所から均等に引き抜き電極12に流れるため、前記エミッタコンタクト角部での電流の集中を緩和して、破壊耐量を向上させることができる。
以上、本発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。例えば、本発明はIGBTに限定されず絶縁ゲートを有するMOSFET等の他の半導体装置にも適用が可能である。
本発明の一実施の形態の半導体装置であるツェナーダイオードを内蔵したIGBTを示すシンボル図である。 本発明の一実施の形態の半導体装置であるツェナーダイオードを内蔵したIGBTを示す等価回路図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置を示す平面図である。 図3中のa‐a線に沿った部分縦断面図である。 図3中のb部を拡大して示す部分平面図である。 従来の半導体装置を示す平面図である。 図6中のa‐a線に沿った部分縦断面図である。 図6中のb‐b線に沿った部分縦断面図である。 本発明の一実施の形態の変形例である半導体装置を示す平面図である。
符号の説明
1…n型半導体層、2…フィールド絶縁膜、3…p型半導体領域、4…n型ソース層、5…層間絶縁膜、6…エミッタ電極、7…絶縁ゲート、8…ゲート電極、8a…ゲートパッド、9…ガードリング、10…n+型半導体領域、11…ツェナーダイオード、12…引き抜き電極、13…付属回路、14…抵抗素子、15…エミッタ主接合。

Claims (4)

  1. 半導体基板主面に主接合を有する一の素子が形成され、前記主接合上に絶縁膜を介して他の素子が形成されている半導体装置において、前記他の素子と前記主接合とが絶縁膜を介して交差する部分に、前記主接合と複数のコンタクトを有する引き抜き電極を配置することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記他の素子の一端には前記接合内に設けられたゲート電極を接続し、前記他の素子の他端には外周部のガードリングを接続することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記他の素子がツェナーダイオードであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記他の素子が付属回路に接続した抵抗素子であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
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