JP2005239940A - ポリエステル樹脂組成物およびフィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた溶融熱安定性、粒子分散性を示し、かつ透明性、滑り性、耐摩耗性のポリエステル樹脂組成物およびフィルム。
【解決手段】チタン化合物をチタン原子換算で0.5〜50ppm含有し、下記式(1)で示されるリン化合物をリン原子換算で0.1〜100ppm含有し、さらに、チタン原子とリン原子の比が下記式(2)を満足し、かつ平均粒子径が0.01〜10μmのシリカ系無機粒子を0.001〜20重量%含有してなるポリエステル樹脂組成物。
【化1】
Figure 2005239940

(R1,R2,R3は炭素数1以上の炭化水素基である。Xは、カルボニル基、エステル基のいずれかを示す。m、nは、0または1である。)
0.01≦Ti/P≦10 ・・・(2)
(Ti、Pは、各々ポリエステル中に含有されるチタン金属元素、リン金属元素の濃度(ppm))
【選択図】 なし

Description

本発明は、優れた溶融熱安定性、粒子分散性を示し、かつ透明性、滑り性、耐摩耗性を兼備した、磁気記録媒体用、コンデンサー用、食品包装用、一般工業用等に好適に使用することができ、特には食品包装用、一般工業用等の透明性の要求される分野に好適に使用することができるポリエステル樹脂組成物およびフィルムに関するものである。
ポリエステルはジカルボン酸成分とジオール成分の重合によって得られ、特に、テレフタル酸またはそのエステル形成性誘導体とエチレングリコールから製造されるポリエチレンテレフタレートは汎用性、実用性の点で優れており、ポリエステルフィルム等に好適に使用されている。
ポリエチレンテレフタレートをテレフタル酸またはそのエステル形成性誘導体とエチレングリコールから高分子量のポリマーとして製造する商業的なプロセスでは、重合触媒としてアンチモン化合物やゲルマニウム化合物が広く用いられている。
また、成形されたフィルムは、磁気記録媒体用、コンデンサー用、食品包装用、一般工業用等として使用されているが、これらの加工製品の取扱い性、品質特性向上のためにポリエステル中に無機粒子等の微粒子を含有させ、フィルム表面に適度の凹凸を形成せしめ、フィルムあるいは加工製品に透明性や滑り性、耐摩耗性を付与することが知られている。
無機粒子等の微粒子を含有したポリエステルに限定されないが、一般にアンチモン触媒を使用して得られたポリエステルはアンチモン金属を含む異物を含有しており、フィルム表面に粗大突起を形成するという問題があった。そのため、アンチモン含有量が少ないか、あるいは含有しないポリエステルが求められている。そこで、重合触媒の役割をアンチモン系化合物以外の化合物に求める場合、これまではゲルマニウム化合物が用いられることが多かったが、ゲルマニウム化合物は非常に高価であり汎用的に用いることは難しく、チタン系化合物が注目されている。
そこで、かかる問題に対して例えば、特開2001−48969号公報(特許文献1)では、チタン化合物および、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、リン化合物の量を規定し、スラリー化した特定の粒子を使用したポリエステルの製造方法が開示されている。さらに、特開2001−192476号公報(特許文献2)では、特定の不活性微粒子を使用し、チタンおよびリン化合物の含有量を規定したポリエステルフィルムが開示されている。
しかしながら、単にチタン化合物を含有したポリエステル中に、無機粒子等の微粒子を含有せしめ、フィルムの成形加工をしただけでは、フィルムあるいは加工製品の透明性、滑り性、耐摩耗性は必ずしも十分に同時に満足できるものではなかった。
特開2001−48969号公報 特開2001−192476号公報
本発明は、前記した従来技術の問題点を解決し、優れた溶融熱安定性、粒子分散性を示し、かつ透明性、滑り性、耐摩耗性を兼備したポリエステル樹脂組成物およびフィルムを提供することを目的としている。
本発明者らは、ポリエステルにチタン化合物、特定のリン化合物およびシリカ系無機粒子を含有し、かつチタン原子とリン原子の量比を規定したポリエステル樹脂組成物およびフィルムによって前記課題が解決できることを見出した。すなわち本発明は、チタン化合物をポリエステルに対してチタン原子換算で0.5〜50ppm含有し、下記式(1)で示されるリン化合物をポリエステルに対してリン原子換算で0.1〜100ppm含有し、さらに、チタン原子とリン原子の比が下記式(2)を満足し、かつ平均粒子径が0.01〜10μmのシリカ系無機粒子を0.001〜20重量%含有してなるポリエステル樹脂組成物。
Figure 2005239940
(但し、式中、R1,R2,R3は炭素数1以上の炭化水素基である。Xは、カルボニル基、エステル基のいずれかを示す。m、nは、0または1である。)
0.01≦Ti/P≦10 ・・・(2)
(但し、式中のTi、Pは、各々ポリエステル中に含有されるチタン金属元素の濃度(ppm)、リン金属元素の濃度(ppm)を表している。)
であることを特徴とする。
本発明は、ポリエステルにチタン化合物、特定のリン化合物およびシリカ系無機粒子を配合してなるポリエステル樹脂組成物であって、粒子分散性が良好で、かつ該ポリエステル樹脂組成物から透明性に優れ、良好な滑り性、耐摩耗性を兼備したフィルムを得ることができる。さらに該フィルムは、磁気記録媒体用、コンデンサー用、食品包装用、一般工業用等に好適に使用することができ、特には食品包装用、一般工業用等の透明性の要求される分野に好適に使用することができる。
本発明におけるポリエステルは、ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体およびジオールまたはそのエステル形成性誘導体から合成されるポリマーであり、フィルム等の成型品として用いることができるものであれば特に限定しない。このようなポリエステルとして例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロへキサンジメチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレン−1,2−ビス(2−クロロフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレート等をあげることができ、特にポリエチレンテレフタレートが好ましい。
このようなポリエチレンテレフタレートとしてはジカルボン酸成分やグリコール成分に共重合成分を含有していてもよい。ジカルボン酸成分として例えば、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、5−ソジウムスルホイソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体等をあげることができ、グリコール成分としては例えば、プロパンジオール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物等またはそのエステル形成性誘導体が挙げられ、さらにはパラヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシカルボン酸およびそのエステル形成性誘導体を挙げることができる。上記したジカルボン酸成分、グリコール成分は、一種のみ用いてもよく、二種以上を併用してもよい。また、これらの共重合成分は、ポリエステルを製造する際に副生するものであってもよい。
本発明におけるチタン化合物は、チタン原子を含有している化合物であれば特に限定されない。例えば、チタン化合物の置換基がアルコキシ基、フェノキシ基、アシレート基、アミノ基および水酸基からなる群から選ばれる少なくとも1種であるチタン化合物が好ましく、またチタン酸化物も好ましい。
具体的なアルコキシ基には、テトラエトキシド、テトラプロポキシド、テトライソプロポキシド、テトラブトキシド、テトラ−2−エチルヘキソキシド等のチタンテトラアルコキシド、アセチルアセトン等のβ−ジケトン系官能基、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、サリチル酸、クエン酸等のヒドロキシ多価カルボン酸系官能基、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等のケトエステル系官能基が挙げられ、特に脂肪族アルコキシ基が好ましい。また、フェノキシ基には、フェノキシ、クレシレイト等が挙げられる。また、アシレート基には、ラクテート、ステアレート等のテトラアシレート基、フタル酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ヘミメリット酸、ピロメリット酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、シクロヘキサンジカルボン酸またはそれらの無水物等の多価カルボン酸系官能基、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三プロピオン酸、カルボキシイミノ二酢酸、カルボキシメチルイミノ二プロピオン酸、ジエチレントリアミノ五酢酸、トリエチレンテトラミノ六酢酸、イミノ二酢酸、イミノ二プロピオン酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二プロピオン酸、メトキシエチルイミノ二酢酸等の含窒素多価カルボン酸系官能基が挙げられ、特に脂肪族アシレート基が好ましい。また、アミノ基には、アニリン、フェニルアミン、ジフェニルアミン等が挙げられる。また、これらの置換基を2種含んでなるジイソプロポキシビスアセチルアセトンやトリエタノールアミネートイソプロポキシド等が挙げられる。
本発明ではこれらチタン化合物のうちでも、特にテトラアルコキシチタン化合物が、シリカ系無機粒子の凝集抑制、触媒起因の異物抑制の観点から好ましい。
本発明におけるチタン酸化物としては、主たる金属元素がチタンおよびケイ素からなる複合酸化物や超微粒子酸化チタンが挙げられる。製造方法は、特に限定されないが、例えば、チタンのアルコキシド化合物を原料として、加水分解反応により製造する方法において、この加水分解の速度を制御することによって得られる。具体的には、例えば主原料であるチタンアルコキシド化合物に対して、ケイ素やジルコニウム等の少量の他の金属アルコキシド化合物や多価アルコール化合物を共存させ、両者の共沈法、部分加水分解法、配位化学ゾル・ゲル法等によって合成することができる。ここで共沈法とは2種あるいはそれ以上の成分を含有する所定の組成の溶液を調製し、その組成のまま加水分解反応を進行させる方法である。また、部分加水分解法とは、一方の成分をあらかじめ加水分解した状態としておき、そこへもう一方の成分を加えさらに加水分解を進行させる方法である。また、配位化学ゾル・ゲル法とは、チタンアルコキシド原料とともに分子内に官能基を複数持つ多価アルコール化合物等を共存させ、両者の間であらかじめ反応物を形成させることによって、その後の加水分解反応の速度を制御しようとするものである。以上のような化合物の合成方法は、例えば、上野ら、「金属アルコキシドを用いる触媒調製」、アイピーシー(1993)等に記載されている。超微粒子酸化チタンを触媒として用いた場合、数平均分子量が100,000より小さいと触媒活性が高く、チタン異物抑制の点で好ましい。超微粒子酸化チタンの数平均分子量はより好ましくは500〜100,000、更に好ましくは1,000〜50,000、特に好ましくは1,500〜20,000である。
なお、本発明において触媒とは、ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体およびジオールまたはそのエステル形成性誘導体から合成されるポリマーにおいて、以下の(1)〜(3)の反応全てまたは一部の素反応の反応促進に実質的に寄与する化合物を指す。
(1)ジカルボン酸成分とジオール成分との反応であるエステル化反応
(2)ジカルボン酸のエステル形成性誘導体成分とジオール成分との反応であるエステル交換反応
(3)実質的にエステル反応またはエステル交換反応が終了し、得られたポリエチレンテレフタレート低重合体を脱ジオール反応にて高重合度化せしめる重合反応
従って、艶消し剤等に無機粒子として一般的に用いられている酸化チタン粒子は上記の反応に対して実質的に触媒作用を有しておらず、本発明において触媒として用いるチタン化合物とは異なる。
本発明における触媒としてのチタン化合物は重合反応活性、溶融熱安定性および色調の点から、ポリエステルに対してチタン原子重量換算で0.5〜50ppm含有させる必要がある。好ましくは1〜30ppm、より好ましくは3〜20ppmである。チタン原子重量換算で0.5ppm未満であると重合反応活性が不足し、溶融熱安定性が低下する。一方50ppmを超える場合にはチタン触媒起因の異物が発生しやすくなる。なお、上記チタン化合物中のチタン元素は得られる樹脂組成物およびフィルム中にそのまま保存される。
本発明のポリエステルは、ポリエステルの溶融熱安定性や色調、さらにシリカ系無機粒子の凝集抑制、触媒起因の異物抑制の観点からポリエステルに下記式(1)で示されるリン化合物をリン原子重量換算で0.1〜100ppm含有する必要がある。好ましいリン元素含有量は、1〜80ppmであり、より好ましくは3〜50ppmである。リン原子重量換算で0.1ppm未満ではシリカ系無機粒子の粗大凝集体、触媒起因の異物が形成され易くなり、また得られたポリエステルの色調や耐熱性が悪化する。一方、100ppmを超える場合にも、触媒起因の異物が形成され易く、また重合反応時間が遅延しポリエステル樹脂の生産性が低下する。
Figure 2005239940
(但し、式中、R1,R2,R3は炭素数1以上の炭化水素基である。Xは、カルボニル基、エステル基のいずれかを示す。m、nは、0または1である。)
本発明のポリエステルは、上記式(1)で示される化合物であれば特に限定されるものでなく、例えばトリメチルホスホノアセテート、メチルジエチルホスホノアセテート、エチルジメチルホスホノアセテート、トリエチルホスホノアセテート、トリエチル3−ホスホノプロピネート、トリエチル2−ホスホノプロピネート、トリエチル2−ホスホノブチレート、tert−ブチルジエチルホスホノアセテート、ジエチルホスホノ酢酸、トリメチル2−ホスホノアクリレート、トリエチル4−ホスホノクロトネート、アリールジエチルホスホノアセテート、ジメチル(3−オキソプロプル)ホスホネート、ジメチル(3−フェノキシアセトニル)ホスホネート、ジエチル(3−オキソプロプル)ホスホネート、ジエチル(2−オキソ−2−フェニルエチル)ホスホネート、ジエチル(ヒドロキシメチル)ホスホネート等を挙げることができる。上記したリン化合物は、一種のみ用いてもよく、二種以上を併用してもよい。これらのリン化合物のうちでも特に、シリカ系無機粒子の凝集抑制の観点からメチルジエチルホスホノアセテートが好ましい。
本発明におけるシリカ系無機粒子は、粒子の50%以上がSiO2で構成された無機粒子である。具体的には乾式法、湿式法等で得られたホワイトカーボン、シリカゾル、シリカ・アルミナ複合粒子等を挙げることができる。中でも得られるフィルムの透明性の点から、湿式法で得られたシリカ系無機粒子が好ましく、特にはSiO2含有量が95%以上の湿式法で得られたシリカ系無機粒子が好ましい。
本発明のシリカ系無機粒子の平均粒子径は、粒子の表面活性による凝集抑制、ポリエステルの高分子量化、さらにはフィルムに成形する際の工程安定性の点から0.01〜10μmであることが必要である。好ましくは0.1〜5μm、より好ましくは0.2〜3μmである。このような平均粒子径を含有するフィルムは、表面の粗大突起を抑制し、滑り性、耐摩耗性が良好となる。
本発明におけるシリカ系無機粒子の比表面積は、ポリエステル中の粒子分散性、フィルムの透明性、耐摩耗性の点から、30〜1000m2/gであることが好ましく、より好ましくは100〜700m2/gである。また、細孔容積は、フィルムの透明性、滑り性を同時に兼備せしめる点から、0.4ml/g以上が好ましく、より好ましくは0.7ml/g以上である。さらに、比表面積と細孔容積との関係は、フィルムの透明性、滑り性、耐摩耗性を同時に兼備せしめる点から、100≦(比表面積/細孔容積)≦1700であることが好ましく、より好ましくは、125≦(比表面積/細孔容積)≦1500である。
本発明のシリカ系無機粒子のポリエステルへの含有量は、フィルムの透明性、滑り性、耐摩耗性の点から、0.001〜20重量%であることが必要であり、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.2〜5重量%である。
本発明のポリエステルは、上記したシリカ系無機粒子の凝集防止、あるいは重合反応性、溶融熱安定性、色調の観点からチタン原子とリン原子が下記式(2)を満足することが必要である。リン原子に対するチタン原子の量比(Ti/P)が0.01〜10であるとポリエステルの溶融熱安定性や色調が良好となる上、粒子分散性が著しく向上し透明なフィルムが得られる。より好ましくは(Ti/P)は0.03〜8であり、さらに好ましくは0.05〜6である。(Ti/P)が0.01未満、あるいは10を超える場合、溶融熱安定性が低下し、また色調が不良となる。さらに、シリカ系無機粒子との相互作用が阻害され凝集体を形成し、粒子分散性が悪化する。
0.01≦Ti/P≦10 ・・・(2)
(但し、式中のTi、Pは、各々ポリエステル中に含有されるチタン金属元素の濃度(ppm)、リン金属元素の濃度(ppm)を表している。)
本発明は上述したように、チタン化合物をチタン元素として特定量含有せしめ、特定構造のリン化合物およびシリカ系無機粒子を特定量含有してなるポリエステルである。上記のチタン化合物および特定構造のリン化合物を使用することにより、ポリエステルの重合反応性、溶融熱安定性や色調、さらにはチタン化合物とリン化合物起因の粗大異物が抑制でき、かつシリカ系無機粒子と相互作用することにより、シリカ系無機粒子の凝集を抑制せしめることが可能となる。この際に、リン化合物として、ごく一般的なリン酸や、リン酸エステルあるいは、ホスホン酸等を用いた場合には、上記の効果は発現できない。
本発明のポリエステル樹脂組成物の製造方法は、特に限定されるものではなく、次のいずれかのプロセスで製造される。すなわち、(1)テレフタル酸とエチレングリコールを原料とし、直接エステル化反応によって低重合体を得、さらにその後の重合反応によって高分子量ポリマーを得るプロセス、(2)ジメチルテレフタレートとエチレングリコールを原料とし、エステル交換反応によって低重合体を得、さらにその後の重合反応によって高分子量ポリマーを得るプロセスである。ここでエステル化反応は無触媒でも反応は進行するが、本発明のチタン化合物を触媒として添加してもよい。また、エステル交換反応においては、マンガン、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リチウム等の元素を含む化合物や本発明のチタン触媒を用いて進行させ、またエステル交換反応が実質的に完結した後に、リン化合物を添加してもよい。
本発明においては、(1)または(2)の一連の反応途中の、任意の段階、好ましくは(1)または(2)の一連の反応の前半で得られた低重合体に、重合触媒として上記したチタン化合物を添加し重合反応を行い、高分子量のポリエステルを得ることができる。また、上記の反応は回分式、半回分式あるいは連続式等の形式で実施されるが、本発明の製造方法はそのいずれの形式にも適応し得る。 本発明のポリエステルフィルムは、未延伸のシート状でもよいし、一軸または二軸に延伸された延伸フイルムであってもよい。また、製造方法は、特に限定されるものではなく。例えば、以下の製法をあげることができる。すなわち、ポリエステル樹脂組成物を乾燥後、溶融押出しして未延伸シートとし、続いて二軸延伸、熱処理しフイルムにする。二軸延伸は縦、横逐次延伸あるいは二軸同時延伸のいずれでもよく、延伸倍率は、通常、縦、横それぞれ2〜5倍が適当である。また、二軸延伸後、さらに縦、横方向のいずれかに再延伸してもよい。この際、本発明のポリエステル樹脂組成物と各種のポリエステルとを混合して、シリカ系無機粒子、リン化合物量あるいはリン元素量を目的の応じて適宜変更することができる。また、混合するポリエステルは本発明のポリエステル樹脂組成物のベースとなるポリエステルと同一であっても、異なってもよい。
上述した方法で、本発明のポリエステルフィルムを得ることができ、磁気記録媒体用、コンデンサー用、食品包装用、一般工業用等の各種用途に使用できる。なお、フィルム中のチタン元素量、リン元素量およびシリカ系無機粒子の含有量は、これらの用途に応じて、適宜、設計することができる。
本発明におけるポリエステルの固有粘度は、得られるフィルムの強度、耐摩耗性等の点で、0.40dl/g以上が好ましく、より好ましくは0.45〜1.0dl/gである。
また、本発明のポリエステルには、他の熱可塑性樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等、また各種の添加剤、例えばカルボジイミド、エポキシ化合物等の末端封鎖剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、界面活性剤、顔料、蛍光増白剤等、さらに本発明のシリカ系無機粒子以外の各種粒子、例えば炭酸カルシウム等の炭酸金属塩、ケイ酸アルミニウム等のケイ酸塩、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、リン酸カルシウム、二酸化チタン等の無機粒子、アクリル酸類、スチレン等を構成成分とする有機粒子等も必要に応じて適宜含有していてもよい。
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、実施例中の物性値は以下に述べる方法で測定した。
(1)ポリエステル樹脂組成物中のチタン元素、リン元素の含有量
蛍光X線元素分析装置(堀場製作所社製、MESA−500W型)で測定した。
(2)粒子の平均粒子径
粒子の平均粒子径はHORIBA製粒径分析装置(LA−700)で測定した。
(3)粒子の比表面積
粒子の比表面積は気体吸着法(BET法)により求めた。
(4)粒子の細孔容積
粒子の細孔容積は水銀注入法により測定した。
(5)ポリエステルの固有粘度
o−クロロフェノール溶媒を用い、25℃で測定した。
(6)ポリエステル樹脂組成物中の粒子分散性
粒子分散性はポリエステル樹脂組成物を走査型電子顕微鏡で観察し、以下の方法により判定した。
○:粒子同士の凝集による粗大粒子は観察されない。
△:粒子同士の凝集による粗大粒子がわずかに観察される。
×:粒子同士の凝集による粗大粒子が多く観察される。
(7)フィルムの透明性
JIS K―7105に準じて、フィルムヘイズを測定し、この値でフィルムの透明性を判定した。数値が小さいほど透明性が良好である。
(8)フィルムの滑り性
ポリエステルフィルムをASTM−D−1894B法に従って測定した。フィルムの滑り性の目安として動摩擦係数(μd)を用いた。数値が小さいほど滑り性が良好である。
(9)フィルムの耐摩耗性
ポリエステルフィルムを1.27×10-2m幅にスリットしたものを、テープ走行性試験機を使用してガイドピン(表面粗度Ra100nm)上を走行させる(走行速度300m/分、走行回数1回、巻き付け角度60°、走行張力60g)。この時フィルムに入った2.5μm以上の傷を顕微鏡で観察し、テープ幅当たりの本数で耐摩耗性を判定した。測定は10回行い、平均値を物性値とした。
なお、以下に触媒の合成方法を記す。
参考例1(クエン酸キレートチタン化合物の合成方法)
撹拌機、凝縮器および温度計を備えた3Lのフラスコ中に温水(371g)を仕込み、これにクエン酸・一水和物(532g、2.52モル)を溶解させた。この撹拌されている溶液に滴下漏斗からチタンテトライソプロポキシド(288g、1.00モル)をゆっくり加えた。この混合物を1時間加熱、還流させて曇った溶液を生成させ、その後イソプロパノール/水混合物を減圧下で蒸留した。その生成物を70℃より低い温度まで冷却し、そしてその撹拌されている溶液にNaOH(380g、3.04モル)の32重量/重量%水溶液を滴下漏斗によりゆっくり加えた。得られた生成物をろ過し、次いでエチレングリコール(504g、80モル)と混合し、そして減圧下で加熱してイソプロパノール/水を除去し、わずかに曇った淡黄色の生成物(Ti含有量3.85重量%)を得た。これをエチレングリコールで希釈し、チタン化合物1重量%のエチレングリコール溶液を得た。これを触媒Aとした。
参考例2(乳酸キレートチタン化合物の合成方法)
撹拌機、凝縮器および温度計を備えた1Lのフラスコ中に撹拌されているチタンテトライソプロポキシド(285g、1.00モル)に滴下漏斗からエチレングリコール(218g、3.51モル)を加えた。添加速度は、反応熱がフラスコ内容物を約50℃に加温するように調節した。その反応混合物を15分間撹拌し、その反応フラスコに乳酸アンモニウム(252g、2.00モル)の85重量/重量%水溶液を加え、透明な淡黄色の生成物(Ti含有量6.54重量%)を得た。これをエチレングリコールで希釈し、チタン化合物1重量%のエチレングリコール溶液を得た。これを触媒Bとした。
参考例3(チタンアルコキシド化合物の合成方法)
撹拌機、凝縮器および温度計を備えた2Lのフラスコ中に撹拌されているチタンテトライソプロポキシド(285g、1.00モル)に滴下漏斗からエチレングリコール(496g、8.00モル)を加えた。添加速度は、反応熱がフラスコ内容物を約50℃に加温するように調節した。その反応フラスコに、NaOH(125g、1.00モル)の32重量/重量%水溶液を滴下漏斗によりゆっくり加えて透明な黄色の液体を得た(Ti含有量4.44重量%)。これをエチレングリコールで希釈し、チタン化合物1重量%のエチレングリコール溶液を得た。これを触媒Cとした。
実施例1
(ポリエステル樹脂組成物の製造)
テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコール70重量部とを酢酸カルシウム・1水和物0.09重量部を触媒として140〜230℃でメタノールを留出させながらエステル交換反応を行った。エステル交換反応終了後、参考例3の触媒Cをチタン元素として5ppmとなるように添加し、リン化合物としてエチルジエチルホノアセテートをリン元素として10ppmとなるように添加し、次いでシリカ系無機粒子としてSiO2が95%以上の湿式法から得られたシリカ粒子[平均粒子径2.0μm、比表面積300m2/g、細孔容積1.6ml/g(粒子の比表面積/細孔容積=188)]のエチレングリコールスラリーをシリカ粒子が2重量%となるように添加した。引き続いて、反応系を100Paまで徐々に下げ、290℃に昇温し、重合反応を終了した。ポリエステル樹脂組成物の特性を表3に示した。固有粘度0.620dl/gであり、シリカ粒子同士の凝集による粗大粒子は観察されず、粒子分散性は良好であった。
(ポリエステルフィルムの製造)
上述と同様の方法で、シリカ粒子を添加していないポリエステルを製造し、次いで、得られたシリカ粒子含有ポリエステル樹脂組成物とシリカ粒子を含有しないポリエステルとをシリカ粒子が0.015重量%となるように混合した後、減圧乾燥機にて乾燥し、押出機に供給した。ポリエチレンテレフタレート樹脂は押出機にて280℃で溶融状態とし、ギヤポンプおよびフィルタを介した後、Tダイに供給しシート状に成形した後、ワイヤー状電極にて静電印加しながら、表面温度20℃に保たれたキャスティングドラム上で急冷固化した。得られたキャストフィルムは、90℃に設定したロール群で加熱し、縦方向に3.0倍延伸後、テンターに導き、100℃の熱風で予熱後、横方向に3.3倍延伸した。延伸したフィルムは、そのまま、テンター内で200℃の熱風にて熱処理を行い、室温まで徐冷後、巻き取った。得られたフィルムの厚みは、50μmであった。ポリエステルフイルムの特性を表3に示した。フイルムの透明性、滑り性、耐摩耗性ともに良好であった。
実施例2〜11
チタン触媒、リン化合物の種類や量、シリカ系無機粒子の組成を変更した以外は実施例1と同様の方法で、ポリエステル樹脂組成物およびフィルムを得た。特性結果を表3に示す。いずれも本発明の範囲内で、得られたポリエステル樹脂組成物は粒子分散性に優れ、またポリエステルフイルムは透明性、滑り性、耐摩耗性ともに良好であった。
比較例1〜8
チタン触媒、リン化合物の種類や量、粒子の組成を変更した以外は実施例1と同様の方法で、ポリエステル樹脂およびフィルムを得た。なお、比較例5は、重合用触媒として三酸化アンチモンを、アンチモン元素として250ppmとなるように添加した。以上の特性結果を表3に示す。得られたポリエステル樹脂組成物は、いずれも粒子分散性に劣るものであった。また、ポリエステルフィルムは、透明性、滑り性、耐磨耗性を兼備するものはなく、いずれも品質特性に劣るものであった。
Figure 2005239940

Claims (9)

  1. チタン化合物をポリエステルに対してチタン原子換算で0.5〜50ppm含有し、下記式(1)で示されるリン化合物をポリエステルに対してリン原子換算で0.1〜100ppm含有し、さらに、チタン原子とリン原子の比が下記式(2)を満足し、かつ平均粒子径が0.01〜10μmのシリカ系無機粒子を0.001〜20重量%含有してなるポリエステル樹脂組成物。
    Figure 2005239940
    (但し、式(1)中、R1,R2,R3は炭素数1以上の炭化水素基である。Xは、カルボニル基、エステル基のいずれかを示す。m、nは、0または1である。)
    0.01≦Ti/P≦10 ・・・(2)
    (但し、式中のTi、Pは、各々ポリエステル中に含有されるチタン金属元素の濃度(ppm)、リン金属元素の濃度(ppm)を表している。)
  2. チタン化合物が重合触媒として用いたものである請求項1記載のポリエステル樹脂組成物。
  3. チタン酸化物を含んでいるものである、請求項1または2に記載のポリエステル樹脂組成物。
  4. アルコキシ基、フェノキシ基、アシレート基、アミノ基および水酸基からなる群から選ばれる少なくとも1種の置換基を有しているチタン化合物を含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリエステル樹脂組成物。
  5. チタン化合物のアルコキシ基がβ−ジケトン系官能基、ヒドロキシカルボン酸系官能基およびケトエステル系官能基からなる群から選ばれる少なくとも1種の官能基である、請求項4に記載のポリエステル樹脂組成物。
  6. チタン化合物のアシレート基が多価カルボン酸系官能基または含窒素多価カルボン酸系官能基である、請求項4に記載のポリエステル樹脂組成物。
  7. チタン化合物が脂肪族アルコキシ基または脂肪族アシレート基を有している、請求項4〜6のいずれか1項に記載のポリエステル樹脂組成物。
  8. シリカ系無機粒子の比表面積が30〜1000m2/g、細孔容積が0.4ml/g以上、比表面積/細孔容積が100〜1700である請求項1〜7のいずれか1項に記載のポリエステル樹脂組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のポリエステル樹脂組成物からなるフィルム。
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